JP2010018225A - スマートスタートシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的高い負荷で駆動するアクチュエータを備えた車両において、駆動に伴うノイズ発生下においても高い精度でキー照合可能なスマートスタートシステムを提供する。
【解決手段】 スマートスタートシステム1において、エンジン停止状態であっても車室内の開閉スイッチ201への所定操作に基づいて電動開閉式メタルトップ部11,12を駆動する複数のアクチュエータ202が作動中であるか否かを検知する駆動検出回路204を設け、それらアクチュエータ202が作動中であると判定された場合に照合ECU100が、照合処理によって照合一致とされたときに当該照合一致を保持する期間を、電動アクチュエータ202が作動中であると判定されていない時の通常保持期間よりも長く設定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スマートスタートシステムに関する。
特開2007−146501号公報
今日、自動車にいわゆるスマートキーシステムを装備することが普及してきている。このスマートキーシステムには、車室内に形成される照合エリア内に携帯機がある場合に、その携帯機と通信機器との間で照合が行われ、照合結果が肯定的ならばエンジン始動用のスイッチを押すことでエンジンを始動できるスマートスタートシステムがある。具体的にいえば、車室内の携帯機に対し車両の通信機器がIDコードの送信を要求する信号を送信し、これを受信した携帯機が自身の記憶するIDコードを返信する。そして、車両側では、このIDコードを受信して、マスターコードとの照合を行い、照合OKであればエンジン始動許可が与えられ、所定のエンジン始動操作に基づくエンジン始動が可能となる。
一方で、近年の車両の中には、車両天井部がない状態、即ち車両上方を外部に開放したまま走行することができる車両(オープンカー)が存在する。最近では、金属製の車両天井部を電動開閉する機構が搭載されたものもある。また、近年の車両の中には、車両の車高を複数段階に切り替える電動駆動機能を備えた車両が存在する。これらの場合、車両全体や、場合によっては車両後部のみの車高を用途に応じて切り替えることが可能となっている。そして、最近では、こうした車両にもスマートスタートシステムを搭載する技術が開発されている。
ところが、上記のような高負荷の電動駆動機能を備える車両にスマートスタートシステムを搭載する場合に、駆動時に発生するノイズが照合を妨げるケースが確認されている。このため、駆動完了を待ってからでいと、ユーザーはエンジン始動ができないという問題が生じる可能性がある。
この問題に対し例えば各種通信信号の送信出力レベルを上げることでより確実な無線通信を行いIDコード検出を行うようにすることが考えられるが、この場合、車内だけではなく車外にも受信エリアが形成され、キーが車外にあるにもかかわらずエンジン始動がされてしまう問題が生じる。また、高負荷の電動駆動機能の駆動レベルを抑えて使用することで、ノイズの混信を防ぐことも考えられるが、この場合、今度は正しく駆動しなかったり、駆動時間が長くなる等の駆動側の問題が生じてしまう。
本発明の課題は、比較的高い負荷で駆動するアクチュエータを備えた車両において、駆動に伴うノイズ発生下においても高い精度でキー照合可能なスマートスタートシステムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を達成するために、本発明のスマートスタートシステムは、
エンジン停止状態であっても車室内に設けられた駆動操作部への所定操作に基づいて同時駆動する複数のアクチュエータにより、少なくとも金属製の車両天井部もしくは該車両天井部よりも高荷重の車載高荷重体を位置移動させる駆動機能を備える車両に搭載されたスマートスタートシステムであって、車室内の対応する携帯機に対し車両固有のIDコードの送信を要求するためのリクエスト信号を無線送信するIDコード要求手段と、要求したIDコードを無線受信するIDコード受信手段と、受信したIDコードと所定記憶部に記憶されたマスターコードとを照合する照合手段と、IDコードの照合一致に基づいてエンジン始動を許可するエンジン始動許可手段とを備え、さらに、
アクチュエータが作動中であるか否かを検知する作動検知手段と、
アクチュエータが作動中であると判定された場合には、照合手段によるIDコードの照合一致状態が保持される照合一致保持期間を、アクチュエータが作動中であると判定されていない時の通常保持期間よりも長く設定する照合一致保持期間変更手段と、
を備えることを特徴とする。
通常のスマートスタートシステムにおいては、キー照合が一度一致すれば所定期間の間継続してその照合一致状態が保持される。この間にエンジン始動操作がなされると、照合一致状態とみなされて、直ちにエンジン始動が許可される。上記本発明の構成によれば、高負荷が加わるアクチュエータが作動中であると判定された場合には、その照合一致状態の保持期間が長く定められているから、キー照合が一度一致すれば、ノイズが多くなったとしても、エンジンを始動することができる。アクチュエータの駆動レベルを抑える必要もない。また、アクチュエータの駆動は、車室内操作部への操作によりなされるから、確実に車内に人がいる状態においてエンジンが始動される。車内に人が不在の状態でエンジンが始動することはない。
例えば、この照合一致保持期間は、アクチュエータによって車載高荷重体を位置移動する際に要する最大継続駆動時間以上に定めることができる。これによると、キー照合が一度一致すれば、アクチュエータが駆動完了するまでの間確実にエンジンを始動することができる。
本発明の照合一致保持期間変更手段は、作動検知手段によりアクチュエータが作動状態から非作動状態に切り替わったことが検知されるに伴い照合一致保持期間を通常保持期間に復帰させるものとできる。この構成によると、ノイズが多い状況が過ぎると通常のキー認証モードに直ちに復帰できる。
また、本発明においては、照合一致保持期間内に作動検知手段によりアクチュエータが作動状態から非作動状態に切り替わったことが検知されるに伴い、保持されている照合一致状態から照合不一致状態に切り替える照合状態切替手段を備えるとともに、当該照合不一致状態への切り替えに伴いIDコード要求手段は、照合一致保持期間から復帰した通常保持期間の初回のリクエスト信号を無線送信するように構成できる。照合一致保持期間が長い分、その間に携帯機が車外に出てしまう可能性は高くなる。上記構成においては、照合一致保持期間から通常保持期間に復帰した後、直ちに初回の照合を行うようになっているので、いち早く携帯機を確認することができる。
ところで、本発明において、作動検知手段によりアクチュエータが作動中であると判定された場合には、IDコード要求手段により所定周期で無線送信されるリクエスト信号の送信周期を、アクチュエータが作動中であると判定されていない時の通常周期よりも短い周期に変更するIDコード要求周期設定手段を設けることができる。この構成によれば、高負荷が加わるアクチュエータが作動中であると判定された場合には、照合のためのリクエスト信号の送信がそれまでよりも多くなされるので、照合の回数が増え、照合一致となる可能性が高まる。その上、その照合一致状態の保持期間が長く定められているから、キー照合が一度一致すれば、ノイズが多くなったとしても、エンジンを始動することができる。
また、このIDコード要求周期変更手段は、作動検知手段によりアクチュエータが作動状態から非作動状態に切り替わったことが検知されるに伴い送信要求周期を通常周期に復帰させるように構成できる。この構成によると、ノイズが多い状況が過ぎると通常のキー認証モードに直ちに復帰できる。
本発明におけるアクチュエータは、駆動操作部に対する接触状態を前提とした所定の操作状態が継続する間のみ連続的に駆動し、当該操作状態が解除されるに伴い駆動を停止するものとできる。この構成によれば、アクチュエータの駆動中には、必ず車内に人がいる状況を作り出すことができるから、キーだけが車内に取り残される状況となることを防ぐことができる。
また、本発明においては、作動検知手段によりアクチュエータが作動中であると判定されているときに照合手段によるIDコードの照合が不一致とされた場合には、当該アクチュエータの作動に起因して照合不一致となっている旨を報知する報知手段を設けることができる。これにより、キー照合の不一致を車両の故障と誤解されることがなくなる。なお、報知手段は、報知内容を画面表示する表示手段とすることができる。これにより、視覚情報として確実に認識できる形で報知できる。表示手段としては、運転席より視認可能なメーター表示装置を利用すれば、視認性にも優れるし、別途専用の表示装置を設ける必要もない。表示手段に代わって、もしくは表示手段とともに報知手段として音声報知手段が設けられていてもよい。
本発明のアクチュエータは、その駆動対象として車両天井部を含むことができる。この場合、少なくとも車両天井部は当該車両天井部は車両後部の収容部に収容される全開状態から車両上部を被う全閉状態にかけて電動開閉駆動が可能とすることができる。また、本発明のアクチュエータは、車両の全体もしくは車両の前後いずれかの端部の車高を調整するために駆動するものであってもよい。いずれも高負荷のかかるアクチュエータを要するため、スマートスタートシステムにおける照合処理を妨げる可能性があるから、本発明への適用に好適である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明のスマートスタートシステム1を含むスマートキーシステムを適用した車両10の側面図を示している。図1の車両10は、アルミ等の金属製の車両天井部11を有するとともに、その車両天井部11の全体が、車両後部に収容された全開状態(図1(a)の状態)と、車室内を密閉可能とできる所定の全閉状態(図1の(c)の状態)との間で電動開閉移動が可能に設けられた電動開閉式のメタルトップ部として構成されている。
図2は本発明のスマートスタートシステム1のブロック図を示す。スマートスタートシステム1は、車両10に搭載される照合ECU100と、スマートキー(いわゆる無線携帯キーや電子キーと称されるものであって、本発明の携帯機に相当する)20とを含んで構成されている。
照合ECU100は、CPU,ROM,RAM,メモリ,入出力部(I/O)等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品としている。また、照合ECU100には、外部の記憶装置101、車室外発信機111、車室内発信機112及び受信機120が接続されている。
記憶装置101には、車両10に固有の照合用のマスターコード(マスターID)101aと、車室内にスマートキー20が存在するか否かを判定する判定処理(車室内キー有無判定処理:照合処理)の結果情報(以下、車室内キー有りフラグという)101bと、当該判定処理により車室内にスマートキー20が存在すると判定された場合にその判定状態を保持する保持期間(照合一致保持期間:以下、車室内キー有りフラグタイムアウト値という)101cと、当該判定処理を定期的に実行するための周期(照合周期)101dとが設けられている。また、上記ROMあるいは記憶装置101等の所定記憶部には、スマートキーシステムを実現するための各種プログラム(ここでは記憶装置101に記憶された各種プログラム101e)が記憶されている。
車室外発信機111は、車両の運転席、助手席及びトランク開閉用ドアに設けられている。車室外発信機111は、例えば各ドアのハンドル部に内蔵されており、その周囲に定期的に問い合わせ信号(リクエスト信号:例えばLF(長波)帯域の電磁波)を送信する。この問い合わせ信号は、各ドアから70cm〜1m程度の予め定められたキー応答エリア(車外検知エリア)SA内にのみ届くよう出力調整されている。これにより、キー応答エリアSA内に存在するスマートキー20だけがこの問い合わせ信号を受信することができ、照合処理の対象となる。そして、照合が一致した場合にはドアロックの開閉操作が有効化(許可)される。
車室内発信機112は、車室内に設けられるものであり、車種によっては、フロントとリアとにそれぞれ設けられている。また、車両後部のトランク内にも設けられている。車室内発信機112は、車室内に定期的に問い合わせ信号(リクエスト信号:例えばLF(長波)帯域の電磁波)を送信する。この問い合わせ信号は、車室内にて予め定められたキー応答エリア(車内検知エリア)TA内にのみ届くようその出力が調整されている。これにより、キー応答エリアTA内に存在するスマートキー20だけがこの問い合わせ信号を受信することができ、照合処理の対象となる。そして、照合が一致した場合にはエンジン始動操作が有効化(許可)される。
受信機120は、キー応答エリアSA,TA内のスマートキー20からの応答信号(レスポンス信号:例えばRF(高周波)帯域の電磁波)を受信し、照合ECU100に送る。なお、スマートキー20からの応答信号には、スマートキー20がキー応答エリアSA,TAの何れに存在するかを識別可能なデータが含まれている。
さらに、本発明のスマートスタートシステム1は、照合ECU100と通信接続されるメタルトップECU200やエンジンECU400、図示しないドアロックECU等と連携する形で実現されている。
メタルトップECU200は、金属製のルーフ(メタルトップ)11の電動開閉制御を司る制御主体であり、CPU,ROM,RAM,メモリ,入出力部(I/O)等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品としている。このメタルトップECU200には、ルーフ11を開閉操作するための開閉スイッチ201(開閉操作手段)と、ルーフ11を全開状態から全閉状態へ、又は全閉状態から全開状態へと開閉に伴い駆動する複数のモータ202(車載アクチュエータ)の駆動回路203と、さらに、それら複数のモータ202が駆動状態にあるか否かを検知する周知の駆動検出回路(作動検知手段)204が接続されている。そして、車室内に設けられた開閉スイッチ(駆動操作部)201の操作に基づいて、そのスイッチ信号(オン・オフ信号)が、メタルトップECU200から車内LAN50を経由して照合ECU100に送信されるようになっている。
なお、本実施形態のモータ202には、ルーフ11を位置移動させるために駆動する複数のモータの他にも、車両後部のルーフ収納蓋部(本実施形態においては車両10のトランク開閉用ドア)12を、全閉状態(図1(a))からルーフ11を収納可能な全開状態(前方開放状態:図1(b))としてルーフ11を収納し、その上で再び全閉状態(図1(c))とするように、当該収納蓋部12を移動させるために駆動する複数のモータが含まれている。本実施形態では、駆動体をなすルーフ11だけではなく、同じく駆動体をなすルーフ収納蓋部12を含めて電動開閉式メタルトップ部と称するものとする。
また、本実施形態におけるモータ202は、エンジン停止状態(例えばエンジン停止状態でイグニッションスイッチ401が非操作状態の場合や、ばエンジン停止状態でアクセサリーONあるいはイグニッションONの状態等)であっても電動開閉駆動が可能とされている。当然、エンジン駆動状態であっても電動開閉駆動は可能である。
さらに、本実施形態におけるモータ202は電子制御式であり、開閉スイッチ201に対する接触状態を前提とした所定の操作状態が継続していれば、その間は連続的に駆動するようになっている。一方、当該操作状態(接触状態)が解除されると直ちにその駆動が停止する。このため、当該モータ202が駆動中であれば、必ず車内に操作者(人)がいることになる。よって、例えばスマートキー20だけが車内に取り残された状態でルーフ11及びルーフ収納蓋部12が駆動する状況は生じない。ただし、スイッチの操作入力方式については、上記に限られなくともよい。
エンジンECU400は、車両10のエンジン制御を司る制御主体であり、CPU,ROM,RAM,メモリ,入出力部(I/O)等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品としている。このエンジンECU400には、イグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと称する)401が接続されている。そして、車室内に設けられたIGスイッチ401への操作に基づいて、そのスイッチ信号(オン・オフ信号)が、エンジンECU400から車内LAN50を経由して照合ECU100に送信されるようになっている。
また、照合ECU100は、エンジンECU300に対して、メカニカルキーによらない所定のスイッチ操作に応じてエンジンの始動を許可する旨の制御信号を送信する。これを受けて、エンジンECU400は、エンジンを始動させる(スマート機能の一機能としてのスマートイグニッション機能(スマートスタート機能))。
ドアロックECU(図示なし)は、車両ドア(トランクのドアを含む)のロック又はアンロック制御を司る制御主体であり、CPU,ROM,RAM,メモリ,入出力部(I/O)等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品としている。このドアロックECU300には、車両ドアのロック機構(図示省略)をロック状態又はアンロック状態に切り換えるドア用モータの駆動回路や、ドアロックスイッチ、ドアの開閉状態を検知するセンサ等が接続されている。
照合ECU100は、車内LAN50を経由してドアロックECU300及びエンジンECU400に制御信号を送信するように構成されている。具体的には、照合ECU100は、ドアロックECU300に対して、ロック機構をロック状態又はアンロック状態とする旨の制御信号を送信する。これを受けて、ドアロックECU300は、駆動回路302を介してドア用モータ301を回転駆動する(スマート機能の一機能としてのスマートロック機能)。
スマートキー20(携帯機)は、照合ECU100との間でデータを送受信可能な携帯型無線装置としての機能を果たすものであり、本実施形態においては、主制御回路部21、及び周知の変調・復調回路部を有する無線通信回路部22、及び各種のスイッチ(図示なし)を備えている。主制御回路部21は、車両に固有のIDコードを記憶するためのメモリ(図示省略)を有する。この主制御回路部21は、車室外発信機111又は車室内発信機112からの問い合わせ信号(リクエスト信号)によって起動し、メモリに記憶されているIDコードを含む応答信号(レスポンス信号)を、無線通信回路部22を介して車両10側の受信機120に送信する。
ところで、本実施形態の車両10は、上記したようなスマートイグニッション機能(スマートスタート機能)を備える一方で、エンジン停止時であっても金属製のルーフ(車両天井部)11及びルーフ収納蓋部12を位置移動可能なモータ202を備えている。ところが、こうした金属製のルーフやルーフ収納蓋部12のような高荷重の車載高荷重体を位置移動させるモータ202を備えた車両のうち、特にエンジン停止状態であっても該モータ202を駆動可能な車両において、IGスイッチ401に対するエンジン始動操作を行った時が該モータ202の駆動中であった場合には、その駆動に伴い生ずるノイズにより、車室内にスマートキー20が存在していてもそれが認識されず、エンジン始動が許可されないケースが想定される。つまり、上記のような高荷重の車載高荷重体を位置移動させるモータ等のアクチュエータが駆動している場合には、図4(a)に示すように、スマートキー20が車室内のキー応答エリア(車内検知エリア)TA内にあったとしても、無線取得するIDコードがノイズの影響を受けて、そのIDコードがマスターコード101aと照合一致するはずのコードであったとしても、照合不一致と判定される可能性があった。
このため、本実施形態のスマートイグニッション機能(スマートスタート機能)においては、高荷重の車載高荷重体を位置移動させるためのモータ202が駆動中である場合に、照合一致判定が得やすくなるように、照合モードが通常照合モードから高負荷時照合モードに変更されることを特徴としている。
図5は、その照合モードを設定する処理(照合モード設定処理)を示すフローチャートである。この処理は、図2に示す各種プログラム101eのうち所定のプログラムを、照合ECU100のCPUが実行する形でなされる。また、この処理は、車両のドアの開状態が検出されるに伴い実行されるとともに、所定期間の間継続してスマートキー20が検出されなかった時点で強制的に終了する。
この照合モード設定処理が開始されると、まずS1において、照合ECU100が初期設定として、車室内にスマートキー20が存在すると判定された場合にその存在するとの判定を継続する期間、即ち車室内キー有りフラグ101bをセット状態(ON)としてからそれが継続保持される期間(車室内キー有りフラグタイムアウト値)101cを、通常値である第一値(例えば5sec)に設定する。さらに、車両のドアの開状態が検出されると、車室内発信機112は、車室内のキー応答エリア(車内検知エリア)TA内への上記問い合わせ信号(リクエスト信号)の無線送信を開始するが、この無線送信は定期的に行われるものであるから、その送信周期(以下、照合周期という)101dとして通常周期である第一周期(例えば750msec)を設定する。ここで設定された車室内キー有りフラグタイムアウト値101cは、記憶装置101の所定記憶領域に上書きされ、同じくここで設定された照合周期101dは、同じく記憶装置101の所定記憶領域に上書きされる。
S2では、照合ECU100がモータ202の駆動判定を行う。これは、駆動検出回路204の検出結果に基づいて、モータ202が駆動中であるか否かを判定する。駆動中と判定されればS3及びS4に進んで通常照合モードが設定され、他方、駆動中と判定されなければS5及びS6に進んで高負荷時照合モードが設定される。
S3では、上記の車室内キー有りフラグタイムアウト値101cを、S1と同様、通常値である第一値(例えば5sec)に設定する。さらに、S4にて、照合周期101dを、これもS1と同様、通常周期である第一周期(例えば750msec)に設定する。そして、再びS2に戻る。なお、ここでの通常周期は、照合処理ないしは照合処理による照合一致(照合OK)が無い状態が継続すると、日にち経過により当該通常期間が所定期間長く設定されるようにしてもよい。長期間にわたって車に乗らない場合には上記のように通常周期を伸ばしていくことでバッテリー低下を図ることができる。
S5では、上記の車室内キー有りフラグタイムアウト値101cを、通常値よりも大となる第二値(例えば30sec)に設定する。さらに、S6にて、照合周期101dを、これもS1と同様、通常周期よりも短くなる第二周期(例えば700msec)に設定する。そして、再びS2に戻る。
S3,S5にて設定された車室内キー有りフラグタイムアウト値101cは、記憶装置101の所定記憶領域に上書きされ、S4,S6にて設定された照合周期101dは、同じく記憶装置101の所定記憶領域に上書きされる。なお、本処理は、所定期間の間継続してスマートキー20が検出されなかった時点まで継続する。
なお、車室内キー有りフラグタイムアウト値101cの第二値は、本実施形態においては、ルーフ11及びルーフ収納蓋部12を連続駆動させた場合に、全閉状態から全開状態までにかかる時間と、全開状態から全閉状態までにかかる時間との双方以上に設定されている。
次に図6は、車室内キー有無判定処理を示すフローチャートである。この処理も、図2に示す各種プログラム101eのうち所定のプログラムを、照合ECU100のCPUが実行する形でなされる。また、この処理も、車両のドアの開状態が検出されるに伴い実行されるとともに、所定期間の間継続してスマートキー20が検出されなかった時点で強制的に終了する。
この車室内キー有無判定処理が開始されると、まずS11において、照合ECU100が初期設定として、車室内キー有りフラグ101bを初期値としてOFFにセットする。
S12では、照合ECU100がモータ202の駆動判定を行う。これは、駆動検出回路204の検出結果に基づいて、モータ202が駆動中であるか否かを判定する。駆動中と判定されればS13に進み、駆動中と判定されなければS21に進む。
S13では、現在の車室内キー有りフラグ101bにONがセットされてから、この状態を保持する保持期間(第一値又は第二値)が経過したか否かを判定する。経過している場合には、S14に進んで101bにOFFをセットし、S15にて次の照合処理を開始する。他方、経過していない場合にはS20に進む。S20では、S12で駆動中であったメタルトップが継続して駆動しているか、停止したかを判定する。これは、駆動検出回路204の検出結果に基づいて判定する。停止したと判定された場合はS14に進み、次の照合処理を開始する。停止したと判定されなければS21に進む。
S21では、定期的に実行される照合処理の照合タイミング(照合周期101d)が到来したか否かを判定する。照合タイミングが到来している場合にはS15に進み、照合タイミングが到来していない場合にはS13に戻る。
S15では、照合処理を実行する。この照合処理は、まずは、照合ECU100が、車室内発信機112に上記問い合わせ信号(リクエスト信号)を車室内のキー応答エリアTAに無線送信し、次に、これを無線受信したスマートキー20からの応答信号(レスポンス信号)を受信機120が無線受信する待機状態となり、無線受信した場合には、その応答信号に含まれるIDコードと記憶装置101に記憶されているマスターID(マスターコード)101aと比較し、照合一致すれば車室内にキーがあると判定し、照合一致しなければ車室内にキーがないと判定する。また、上記問い合わせ信号を送信した後、スマートキー20からの応答信号が所定期間受信できない場合も、車室内にキーがないと判定する。つまり、照合ECU100は、S15の照合処理を実行することにより、IDコード要求手段、IDコード受信手段、照合手段として機能する。
S16では、S15の結果から、車室内にスマートキー20があるか否かを判定し、スマートキー20があると判定した場合にはS18に進んで車室内キー有りフラグ101bをONにセットし、スマートキー20がないと判定した場合には、S22に進んで車室内キー有りフラグ101bをOFFにセットする。
S17から続くS18では、記憶装置101の記憶領域101cに記憶されている車室内キー有りタイムアウト値を読み出して、これを新たな車室内キー有りタイムアウト値に設定する。読み出される車室内キー有りタイムアウト値は、図5の処理により決定されるものであり、ルーフ11及びルーフ収納蓋部12が駆動中でなければ第一値が、駆動中であれば第二値が読み出される。
また、続くS19では、記憶装置101の所定記憶領域に記憶されている照合周期101dを読み出して、これを新たな照合周期101dとして設定して、次の照合周期101dの到来を検出すべく新たに時間カウントを開始し、S12に戻る。なお、S21の照合周期101dの到来判定は、ここで開始された時間カウントのカウント値に基づいて、設定された照合周期の一周期が経過したか否かを判定する。
図6の処理は、所定期間の間継続してスマートキー20が検出されなかった時点まで継続する。
また、図6の処理は、ルーフ11及びルーフ収納蓋部12が駆動中でなければS12において必ずNoが選択され、S13、S14、S20を実行しない処理が繰り返される。
また、図6の処理は、S12で動作中と判定されたルーフ11及びルーフ収納蓋部12がS20にて動作停止したと判定されると直ちに、S14にて車室内キー有りフラグ101bがOFFに切り替えられる。即ち、車室内キー有りフラグ101bがON(照合一致状態)にセットされている場合であっても強制的にOFF(照合不一致状態)に切り替えられる。そして、続くS15の処理にて直ちに次の照合処理が開始され、上記問い合わせ信号(リクエスト信号)の無線装置を開始する。そして、このとき同時に、図5の処理において、車室内キー有りタイムアウト値を第二値から第一値に復帰(照合一致保持期間を通常保持期間に復帰)されているから、この問い合わせ信号に対する応答信号(レスポンス信号)による照合により照合一致となっても、次回の照合一致保持期間はそれまでの第二値よりも短い第一値となっている。このように、ノイズが多い状況が過ぎると直ちにスマートキー20の存在確認がなされるようになっている。
また、図6の処理において、S12で動作中と判定されたルーフ11及びルーフ収納蓋部12がS20にて動作停止したと判定されると直ちに、図5の処理において、照合周期が第二周期から第一周期に復帰されている。つまり、上記問い合わせ信号(リクエスト信号)を定期送信する周期である送信要求周期がそれまでよりも短い通常周期に復帰する。
なお、図5及び図6において、照合周期が実際の照合処理にかかる限界の時間に近い値で設定されるような場合は、必ずしも照合周期を変更しなくとも、モータ202の駆動時に車室内キー有りフラグタイムアウト値101cを長く設定する処理となっていれば、照合一致の確率を高める効果が得られる。また、逆に、モータ202の駆動時に照合周期を上記のような第二周期のように短く設定する処理が含まれている場合は、車室内キー有りフラグタイムアウト値101cを長く設定する処理を省略しても、照合回数が増えるという点で、照合一致の確率がより高くなるという一定の効果が見込める。
照合ECU100は、図5及び図6の処理を実行することにより、本発明の照合一致保持期間変更手段として機能する。
図7は、エンジン始動処理を示すフローチャートである。この処理も、図2に示す各種プログラム101eのうちの所定のプログラムを、照合ECU100のCPUが実行する形でなされる。また、この処理は、IGスイッチ401になされたエンジン始動操作信号(エンジン始動操作に伴うスイッチ信号)を、車内LAN50を経由してエンジンECU400から照合ECU100が受信するに伴い実行される。
S101では、照合ECU100が、車室内キー有りフラグ101bがONにセットされているか否かを判定する。ONにセットされている場合は、S102に進み、照合ECU100がエンジンECU400に対し車内LAN50を経由してエンジン始動許可信号を送信する。エンジンECU400は、これを受信するに伴いエンジン始動処理を開始する。一方、車室内キー有りフラグ101bがOFFにセットされている場合は、エンジンECU400にエンジン始動許可を与えることなく、そのまま本処理を終了する。この場合当然、エンジンECU400はエンジン始動処理を実行しない。つまり、照合ECU100は、本処理を実行することによりエンジン始動許可手段として機能する。
なお、上記実施形態における、車室内キー有りフラグタイムアウト値101cの第二値は、モータ202によってルーフ11及びルーフ収納蓋部12を連続駆動した場合に、所定の全閉状態から所定の全開状態に至るまで、あるいは全開状態から全閉状態に至るまでに要する時間以上に設定されている。即ち、この第二値は、モータ202によって車載高荷重体を位置移動する際に要する最大継続駆動時間以上に定められているのである。このため、ルーフ11及びルーフ収納蓋部12の駆動中に、S17において車室内キー有りフラグ101bがONにセットされると、これは、ルーフ11及びルーフ収納蓋部12の駆動終了まで継続する。つまり、ルーフ11及びルーフ収納蓋部12の駆動中に、一度でも車室内キー有りフラグ101bがONにセットされれば、それ以降にどのようなノイズが生じようとも、エンジン始動は許可される。
図8は、報知処理を示すフローチャートである。この処理も、図2に示す各種プログラム101eのうちの所定のプログラムを、照合ECU100のCPUが実行する形でなされる。また、この処理は、図6のS15の照合処理において、照合NG(照合不一致)の判定がなされるに伴い実行される処理である。この処理が実行されることにより、照合ECU100は、本発明の報知手段として機能する。
S201では、照合ECU100がモータ202の駆動判定を行う。これは、駆動検出回路204の検出結果に基づいて、モータ202が駆動中であるか否かを判定する。駆動中と判定されればS202に進み、駆動中と判定されなければ本処理は終了となる。
S202では、照合不一致が、モータ202の作動に起因するものである旨を報知する指示信号を、所定の報知装置の制御部に出力する。ここでは、当該指示信号をメーターECU500に送信する。これを受けたメーターECU500は、メーター表示装置501の画面上に、「メタルトップ作動中のためキーが見つかりません」という文章を表示させる。メーター表示装置501の画面は、スマートキー20を所持する可能性の高い運転者から視認し易い位置にあるから、報知に好適である。なお、例えばナビゲーション装置の画面に表示してもよいし、音声報知を行ってもよい。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、電動開閉式メタルトップ部の駆動部であるモータ202が駆動する場合に、照合一致保持期間を通常値よりも長くなるように設定し、照合周期を通常周期よりも短くなるように設定しているが、モータ202でなくとも、それ以上に高荷重の車載高荷重体を位置移動させるアクチュエータであれば、本発明を適用することができる。
図9及び図10は、その一例である。これらは電動開閉式メタルトップ部ではなく、電子制御式の車高調整機構(車高調整機能)を備えた車両10’に、本発明を適用した実施形態である。図9に示す車両10’は、(b)がノーマルモード(通常状態)の車両状態であり、(a)がノーマルモードよりも車高が所定値h1だけ低くなったローモード(低め)の車両状態であり、(c)がノーマルモードよりも車高が所定値h2だけ高くなったハイモード(高め)の車両状態を示している。
図10は、この実施形態のブロック図である。車高制御装置は、主に、車室内に設けられた車高調整スイッチ301と、車両10’の各車輪に設けられて該車両10’の車高を調整するべく駆動する複数のアクチュエータ302と、それらアクチュエータ302の駆動回路303と、車高を検出する車高センサ(図示なし)と、その車高センサの検出結果に基づいてアクチュエータ302を駆動制御する車高調整ECU300と、さらには、アクチュエータ302の駆動状態を検出する駆動検出回路204と、を有して構成されている。
アクチュエータ302は、例えば、車高の上昇に必要な圧縮空気を生成するコンプレッサ、ショックアブソーバと一体的に設けられエアスプリングとして機能するチャンバー、及びコンプレッサが生成した圧縮空気をチャンバーに供給したり、チャンバー内の空気を排出したりするバルブとから構成される。これらアクチュエータ302に支持される形で昇降する対象(ここでは車輪やサスペンション機構等の車両の一部を除く車体全体)が本実施形態における車載高荷重体である。なお、アクチュエータとしては、圧縮空気を用いて車高を調節する他に、例えば油圧を用いて車高を調節するものであってもよい。
車高調整スイッチ301は電子制御式であり、上記の開閉スイッチ201と同様、スイッチ301に対する接触状態を前提とした所定の操作状態が継続していれば、その間はアクチュエータ302が連続的に駆動するようになっている一方で、当該操作状態が解除されると直ちにアクチュエータ302の駆動が停止するようになっている。ただし、必ずしもこのスイッチ形態に限られずともよい。
車高調整ECU300は、上述したように、照合ECU100からの車高制御信号に応じて車高を変化させることに加え、公知のように、乗員数や積載量に係わらず車高を一定に保つオートレベリング制御や、高速走行時に車高を低下させて、空気抵抗や揚力の増加を抑えて、走行安定性を向上させる高速感応制御を実施する。
また、車高調整ECU300は、既に述べた実施形態と同様、複数のアクチュエータ302を駆動する場合に、照合一致保持期間を通常値よりも長くなるように設定し、照合周期を通常周期よりも短くなるように設定する処理がなされる。具体的にいえば、図5〜図8に示した処理において、モータ202をアクチュエータ302に置き換え、駆動回路203を駆動回路303に置き換え、駆動検出回路204を駆動検出回路304に置き換え、開閉スイッチ201を車高調整スイッチ301に置き換えた処理とすればよい。
なお、車高調整は、車両10’の全体の車高ではなく、車両前端側あるいは車両後端側の車高のみを調整するものであってもよいし、上記のような三段階ではなく、二段階の調整であってもよいし、それ以上の複数段階に切り替える調整であっても、任意の高際に切り替える調整であってもよい。
本発明のスマートスタートシステムを適用可能な車両の第一例を示す車両側面図。 本発明の第一実施形態に係るスマートスタートシステム全体の電気的構成を示すブロック図。 図2のスマートキーシステムの無線通信エリアを示す模式図。 エンジン始動とのノイズの関係を説明する図。 照合モード設定処理の流れを示すフローチャート。 車室内キー有無判定処理の流れを示すフローチャート。 エンジン始動制御の流れを示すフローチャート。 報知処理の流れを示すフローチャート。 本発明のスマートスタートシステムを適用可能な車両の第一例を示す車両側面図。 本発明の第二実施形態に係るスマートスタートシステム全体の電気的構成を示すブロック図。
符号の説明
1 スマートスタートシステム
10,10’ 車両
11 ルーフ
12 ルーフ収納蓋部(トランク開閉用ドア)
20 スマートキー(携帯機)
100 照合ECU
101 記憶装置
111 車室外発信機
112 車室内発信機
120 受信機
200 メタルトップECU
201 開閉スイッチ(駆動操作部)
202 アクチュエータ
204 駆動検出回路(作動検知手段)
300 車高調整ECU
301 車高調整スイッチ(駆動操作部)
302 アクチュエータ
304 駆動検出回路(作動検知手段)
400 エンジンECU
500 メーターECU
501 メーター表示装置

Claims (12)

  1. エンジン停止状態であっても車室内に設けられた駆動操作部への所定操作に基づいて同時駆動する複数のアクチュエータにより、少なくとも金属製の車両天井部もしくは該車両天井部よりも高荷重の車載高荷重体を位置移動させる駆動機能を備える車両に搭載されたスマートスタートシステムであって、車室内の対応する携帯機に対し車両固有のIDコードの送信を要求するためのリクエスト信号を無線送信するIDコード要求手段と、要求した前記IDコードを無線受信するIDコード受信手段と、受信した前記IDコードと所定記憶部に記憶されたマスターコードとを照合する照合手段と、前記IDコードの照合一致に基づいてエンジン始動を許可するエンジン始動許可手段とを備え、さらに、
    前記アクチュエータが作動中であるか否かを検知する作動検知手段と、
    前記アクチュエータが作動中であると判定された場合には、前記照合手段による前記IDコードの照合一致状態が保持される照合一致保持期間を、前記アクチュエータが作動中であると判定されていない時の通常保持期間よりも長く設定する照合一致保持期間変更手段と、
    を備えることを特徴とするスマートスタートシステム。
  2. 前記照合一致保持期間は、前記アクチュエータによって前記車載高荷重体を位置移動する際に要する最大継続駆動時間以上に定められている請求項1記載のスマートスタートシステム。
  3. 前記照合一致保持期間変更手段は、前記作動検知手段により前記アクチュエータが作動状態から非作動状態に切り替わったことが検知されるに伴い前記照合一致保持期間を前記通常保持期間に復帰させるものである請求項1又は請求項2に記載のスマートスタートシステム。
  4. 前記照合一致保持期間内において前記作動検知手段により前記アクチュエータが作動状態から非作動状態に切り替わったことが検知されるに伴い、保持されている前記照合一致状態から照合不一致状態に切り替える照合状態切替手段を備えるとともに、当該照合不一致状態への切り替えに伴い前記IDコード要求手段は、前記照合一致保持期間から復帰した前記通常保持期間の初回の前記リクエスト信号を無線送信するものである請求項3記載のスマートスタートシステム。
  5. 前記作動検知手段により前記アクチュエータが作動中であると判定された場合には、前記IDコード要求手段により所定周期で無線送信される前記リクエスト信号の送信周期を、前記アクチュエータが作動中であると判定されていない時の通常周期よりも短い周期に変更するIDコード要求周期設定手段を備える請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスマートスタートシステム。
  6. 前記IDコード要求周期変更手段は、前記作動検知手段により前記アクチュエータが作動状態から非作動状態に切り替わったことが検知されるに伴い前記送信要求周期を前記通常周期に復帰させる請求項5記載のスマートスタートシステム。
  7. 前記アクチュエータは、前記駆動操作部に対する接触状態を前提とした所定の操作状態が継続する間のみ連続的に駆動し、当該操作状態が解除されるに伴い駆動を停止するものである請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のスマートスタートシステム。
  8. 前記作動検知手段により前記アクチュエータが作動中であると判定されているときに前記照合手段による前記IDコードの照合が不一致とされた場合には、当該アクチュエータの作動に起因して照合不一致となっている旨を報知する報知手段を備える請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のスマートスタートシステム。
  9. 前記報知手段は、報知内容を画面表示する表示手段である請求項8記載のスマートスタートシステム。
  10. 前記表示手段は、運転席より視認可能なメーター表示装置である請求項9記載のスマートスタートシステム。
  11. 前記アクチュエータによる駆動対象として前記車両天井部を有し、少なくとも当該車両天井部は車両後部の収容部に収容される全開状態から車両上部を被う全閉状態にかけて電動開閉駆動が可能とされている請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のスマートスタートシステム。
  12. 前記アクチュエータは、前記車両の全体もしくは前記車両の前後いずれかの端部の車高を調整するために駆動するものである請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のスマートスタートシステム。
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