JP4571460B2 - 電子部品の実装方法及び実装装置 - Google Patents

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Description

この発明は電子部品をリードフレームやテープ状フィルムなどの被実装部材に実装する電子部品の実装方法及び実装装置に関する。
実装装置には、半導体ウエハから切り出された電子部品としてのチップをリードフレームやテープ状フィルムなどの被実装部材に実装するフリップチップボンダがあることが知られている。フリップチップボンダはピックアップツールと実装ツールとを備えている。ピックアップツールは部品供給部であるウエハステージに設けられたチップを吸着して取り出した後、上下方向が逆向きになるよう180度回転してピックアップツールの先端の吸着面に吸着された上記チップの上下面を反転させる。
ピックアップツールによって反転されたチップは、X、Y及びθ方向に駆動される上記実装ツールによって受け取られる。チップを受け取った実装ツールは、上記被実装部材の上方に移動してX、Y方向に位置決めされた後、下降して上記被実装部材の所定の部位に予め塗布された接着剤としての電気絶縁性のペーストを介して上記チップを実装するようになっている。
通常、上記チップを吸着保持する上記実装ヘッドの吸着部は、上記チップの大きさよりもわずかに小さく形成されている。それによって、チップが上記吸着部に位置ずれなく吸着されていれば、吸着面がチップから露出しないようになっている。
チップから吸着面が露出していなければ、実装ツールが下降してチップを被実装部材に実装する際、この被実装部材に塗布されたペーストがチップからはみだしても、上記実装ヘッドの吸着面に付着するのが防止される。それによって、上記吸着面がペーストによって汚されたり、吸着面にペーストが付着してチップを確実に吸着できなくなるなどのことが防止される。
ところで、上記ピックアップツールに保持されたチップを上記実装ツールによって受け取る際、上記チップは正規の状態に対して回転角度がずれるということがある。回転角度がずれていると、実装ツールの吸着面がチップから露出するから、実装時にペーストが上記吸着面に付着するということがある。
そこで、従来はゲージを用いて上記実装ツールやこの実装ツールに吸着されたチップの回転角度を補正するということが行なわれていた。すなわち、上記ゲージは上記チップを上記被実装部材に実装する実装位置の近くに固定的に配置されている。このゲージには、X辺とY辺とからなる直角の凹部が形成されている。
そして、上記ゲージのX辺とY辺とに対して、上記実装ツールの吸着面の互いに直交する一辺と他辺とが平行となるよう、上記ゲージの取り付け角度、若しくは実装ツールの回転角度を微調整する。
調整後、上記実装ツールが上記ピックアップツールから電子部品を受け取ったならば、この電子部品を上記ゲージのX辺とY辺とに突き当てる。それによって、実装ツールの吸着面と、この吸着部に保持された電子部品の回転角度を一致させることができるから、実装時に上記吸着部にペーストが付着するのを防止できることになる。
しかしながら、実装ツールをゲージに突き当ててこの実装ツールの設置角度、若しくは実装ツールの回転角度を微調整する場合、作業者が上記ゲージの取り付け状態、或いは実装ツールの回転角度を目視しながら手作業で微調整しなければならなかった。そのため、その調整作業に多くの手間が掛かるばかりか、調整精度にばらつきが生じるなどのことがあり、改善が望まれていた。
この発明は、実装ツールの回転角度がゲージに対応するよう、容易かつ確実に補正することができるようにした電子部品の実装方法及び実装装置を提供することにある。
この発明は、実装ツールに吸着保持された電子部品を被実装部材に実装する電子部品の実装方法であって、
上記電子部品をピックアップツールによって取り出してから反転させる工程と、
上記ピックアップツールによって反転させた上記電子部品を上記実装ツールの吸着面によって受け取る工程と、
上記実装ツールの吸着面によって受け取った上記電子部品をゲージに当てて位置補正する工程と、
ゲージによって位置補正された上記電子部品を上記被実装部材に実装する工程と
からなる実装工程を具備し、
上記電子部品を上記被実装部材に実装する実装工程に先立って、上記電子部品を受け取る前の上記実装ツールの吸着面の回転角度を検出するとともに、実装ツールの吸着面に受け渡されて上記ゲージで位置補正された上記電子部品の回転角度を検出するティーチング工程を有し、
上記実装工程では、上記実装ツールが上記吸着面で上記電子部品を上記ピックアップツールから受け取るときに、上記ティーチング工程で求めた上記実装ツールの吸着面の回転角度を、上記ゲージで位置補正された上記電子部品の回転角度に一致させた後、上記実装ツールの吸着面が受けた上記電子部品を上記ゲージに当ててこの電子部品と上記吸着面との座標を一致させることを特徴とする実装方法にある。
上記ティーチング工程では、上記実装ツールと、この実装ツールに受け渡された上記電子部品との中心座標のずれ量を求め、
上記実装工程では、上記実装ツールが上記ピックアップツールから上記電子部品を受け取るときに、上記ティーチング工程で求めた上記実装ツールの中心座標を、上記ティーチング工程で求めた上記電子部品の中心座標に合わせることが好ましい。
この発明は、電子部品を被実装部材に実装する電子部品の実装装置であって、
上記電子部品を部品供給部から取り出して反転させるピックアップツールと、
X、Y方向及び回転方向に駆動可能に設けられ上記ピックアップツールによって反転された上記電子部品を吸着面で受け取る実装ツールと、
この実装ツールの吸着面によって受け取った上記電子部品を突き当てることでこの電子部品の位置を補正するゲージと、
上記実装ツール及びこの実装ツールの吸着面で受け取った上記電子部品を撮像する撮像手段と、
この撮像手段からの撮像信号に基いて上記電子部品を上記被実装部材に実装させる制御手段を備え、
上記電子部品を上記被実装部材に実装する実装工程の前に、上記撮像手段は、上記実装ツールを撮像するとともに、上記実装ツールの吸着面で受け取って上記ゲージで位置補正された上記電子部品を撮像し、上記制御手段は、上記撮像手段からの撮像信号に基づいて上記実装ツールと上記電子部品との回転角度を算出するティーチング工程を有し、
上記制御手段は、上記電子部品を上記被実装部材に実装する実装工程において、上記実装ツールが上記電子部品を上記ピックアップツールから受け取るときに、予め求めた上記実装ツールの吸着面の回転角度を、上記ゲージで位置補正された上記電子部品の回転角度に一致させた後、上記実装ツールの吸着面が受けた上記電子部品を上記ゲージに当ててこの電子部品と上記吸着面との座標を一致させることを特徴とする実装装置にある。
上記実装工程と上記ティーチング工程とでは同じ撮像手段が用いられていることが好ましい。
上記制御手段は、上記ティーチング工程で上記実装ツールと、この実装ツールが受け取った上記電子部品との中心座標のずれ量を求め、上記実装工程では、上記実装ツールが上記ピックアップツールから上記電子部品を受け取るときに、上記ティーチング工程で求めた上記実装ツールの中心座標を、上記ティーチング工程で求めた上記電子部品の中心座標に合わせることが好ましい。
この発明によれば、ティーチング工程で、実装ツールとこの実装ツールに保持されゲージによって位置補正された電子部品との回転角度を求め、実装工程では実装ツールの回転角度を、ティーチング工程で求めた電子部品の回転角度に合わせてから電子部品をピックアップツールから受け取るようにした。
ゲージによって位置補正された電子部品の回転角度に実装ツールの回転角度を一致させれば、実装ツールの回転角度はゲージによって間接的に補正されたことになるから、実装工程時にこの実装ツールに保持された電子部品のX、Y座標をゲージによって補正すれば、実装ツールと電子部品との回転角度を精密に一致させることができる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係る実装装置を示す。この実装装置は部品供給部としてのウエハステージ1を備えている。このウエハステージ1は、ベース2上に順次設けられたXテーブル3、Yテーブル4及びθテーブル5を有し、θテーブル5上には電子部品としての多数の矩形状のチップ6に分割された半導体ウエハ7が載置されるウエハホルダ8が設けられている。
上記チップ6はピックアップツール11によって取り出される。このピックアップツール11はL字状をなし、支軸12を支点として図1に鎖線で示す位置と実線で示す位置との180度の範囲で回転駆動させることができるとともに、先端部にはチップ6を真空吸着するノズル13が設けられている。さらに、ピックアップツール11はZ方向に駆動可能となっている。
上記ベース2には、上記ウエハステージ1と対向する位置に支持体15が設けられている。この支持体15の上面には、一端部を支持体15に固定し、他端部を上記ウエハステージ1の方向に突出させた第1の基盤16が水平に設けられている。この第1の基盤16の他端部の上面にはステージテーブル17が設けられている。
このステージテーブル17はYテーブル18と、このYテーブル18上に設けられ上記ウエハステージ1に対して接離するX方向に駆動されるXテーブル19及びこのXテーブル19上に設けられ上記X、Y方向に駆動されるボンディングステージ20を有する。このボンディングステージ20は、図示せぬ駆動源によって上記X、Y方向がなす平面に対して直交するZ方向に駆動可能となっている。
上記ボンディングステージ20の上方には搬送ガイド21が設けられている。この搬送ガイド21には、上記ピックアップツール11によってウエハホルダ8から取り出されたチップ6が後述するごとくボンディングされるリードフレームなどの被実装部材22が所定方向にピッチ送りされるようになっている。
上記第1の基盤16の一端部には第1のスペーサ24を介して第2の基盤25が一端部を固定して水平に設けられている。この第2の基盤25は上記第1の基盤16よりの長さ寸法が短く、他端部は上記ウエハステージ1側に突出している。
上記第2の基盤25の他端部の上面にはカメラテーブル26が設けられている。このカメラテーブル26はYテーブル27を有する。このYテーブル27上にはX方向に駆動されるXテーブル28が設けられている。このXテーブル28上には上記X、Y方向に駆動される取り付け部材29が設けられている。
上記取り付け部材29にはカメラユニット31が設けられている。このカメラユニット31は、図2に示すように中空箱形状に形成されたケース31aを有し、このケース31a内には上記搬送ガイド21に沿って搬送される被実装部材22を撮像する第1のカメラ32と、上記ピックアップツール11から後述する実装ツール49に受け渡されたチップ6を撮像する第2のカメラ33とが設けられている。各カメラ32,33はCCDからなる。
上記カメラユニット31の先端部の下面と上面とにはそれぞれ撮像窓36が形成されている。カメラユニット31の先端部内には上記撮像窓36に対して45度の角度で傾斜した2つの反射面37を有するミラー38が収容されている。下側の撮像窓36から入射して一方の反射面37で反射した光は上記第1のカメラ32に入射し、上側の撮像窓36から入射して他方の反射面37で反射した光は第2のカメラ33に入射する。
図2に示すように、各カメラ32,33からの撮像信号は制御装置39に設けられた画像処理部(図示せず)に入力し、ここで処理されてデジタル信号に変換されるようになっている。
図1に示すように、上記第2の基盤25の一端部の上面には第2のスペーサ41が設けられている。この第2のスペーサ41には第3の基盤42が一端部を固定して水平に設けられている。第3の基盤42の他端部の上面にはヘッドテーブル43が設けられている。このヘッドテーブル43はYテーブル44を有する。このYテーブル44の上面にはX方向に駆動されるXテーブル45が設けられている。このXテーブル45の上面にはX、Y方向に駆動される取り付け体46が設けられている。
この取り付け体46の前端面にはZテーブル47が設けられ、このZテーブル47には上記X方向とY方向とがなす平面に対して直交するZ方向に駆動される実装ヘッド48が設けられている。上記実装ヘッド48の先端には断面形状が矩形状の上記実装ツール49がθテーブル50によって水平方向の回転角度の調整可能に設けられている。なお、実装ツール49は交換可能であって、実装する上記チップ6の大きさよりもわずかに小さな矩形状のものが用いられる。
上記ピックアップツール11が上記ウエハホルダ8からチップ6を取り出すと、このピックアップツール11は支軸12を中心にして図1に矢印で示す方向に約180度回転し、チップ6を保持したノズル13を上方に向ける。つまり、チップ6を上下面が逆になるよう反転させる。
その状態で、上記ヘッドテーブル43が作動して実装ツール49がピックアップツール11のノズル13の上方に位置決めされる。ついで、ピックアップツール11が上昇することで、この実装ツール49は上記ノズル13に吸着保持されたチップ6を受け取る。
上記ピックアップツール11の近くにはゲージ51が固定的に配置されている。図3に示すように、このゲージ51の一端部には、直角に交差するX辺51aとY辺51bとを有する凹部52が形成されている。
上記ピックアップツール11からチップ6を受けた実装ツール49は、そのチップ6の一辺を上記ゲージ51のX辺51aに押し当てた後、その一辺と直交する他辺をY辺51bに押し当てる。それによって、実装ツール49に保持されたチップ6の回転角度を、ゲージ51のX辺51aとY辺51bとによって調整することができるようになっている。
なお、上記ウエハステージ1、ボンディングステージ20が設けられたステージテーブル17、カメラユニット31が設けられたカメラテーブル26、及び実装ツール49が設けられたヘッドテーブル43は、上記制御装置39によって駆動が制御されるようになっている。
つぎに、上記構成の実装装置によって被実装部材22にチップ6を実装する場合の作用を、図4及び図5と図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
チップ6を被実装部材22に実装する実装工程の前に、実装ツール49の回転角度を補正するために必要なデータを得るためのティーチング工程がある。図5に示すように、ティーチング工程のステップ1(以下、ステップはSとする)では、実装ツール49を実装位置に移動させ、その位置でカメラユニット31の第2のカメラ33によって撮像する。この撮像信号は制御装置39に入力されて画像処理される。
つまり、制御装置39は、図4(a)に示すように上記実装ツール49の下面の吸着面49aの四隅T〜TのX,Y座標を検出し、これらの座標から第2のカメラ33の基準座標に対する実装ツール49の吸着面49aの回転角度Tθ と、この実装ツール49の中心座標Tを算出し、そのデータを格納する。
S2では、ピックアップツール11によってウエハホルダ8からチップ6を取り出し、S3ではピックアップツール11によって上記チップ6の上下面を反転させた後、実装ツール49がそのチップ6の上方に移動する。S4では、反転したチップ6を上記実装ツール49によって受け取る。
S5では実装ツール49をX、Y方向に駆動して吸着面49aに吸着したチップ6の互いに直交する2つの辺を、ゲージ51のX辺51aとY辺51bとに突き当ててチップ6を回転させる。それによって、チップ6の回転角度はゲージ51のX辺51aとY辺51bとによって決定される角度、つまりゲージ角度に合わされる。また、X、Y座標も補正される。
S6では、実装ツール49を実装位置に移動させるとともに、カメラユニット31を上記実装ツール49の撮像が可能な位置に移動させる。S7では、カメラユニット31の第2のカメラ33によって実装ツール49の吸着面49aに保持されたチップを撮像する。この撮像信号は制御装置39に入力される。制御装置39は、図4(b)に示すようにその撮像信号によって実装ツール49に保持されたチップ6の四隅C〜CのX,Y座標を検出し、これらの座標から第2のカメラ33の基準座標に対するチップ6の回転角度Cθ と、このチップ6の中心座標Cを算出し、そのデータを格納する。
S8では、上記制御装置39によって実装ツール49とチップ6との中心T、CのX、Y座標及び回転角度Tθ 、Cθ のずれ量がそれぞれの四隅部のX、Y座標から算出され、これらの値が格納される。以上のステップによってティーチング工程が終了する。
つぎに、被実装部材22にチップ6を実装する実装工程について図6を参照しながら説明する。実装工程では、まず、S21でピックアップツール11によってウエハホルダ8からチップ6を取り出し、S22ではピックアップツール11によって上記チップ6の上下面を反転させ、実装ツール49を反転させたチップ6の上方へ移動する。
S23では、反転したチップ6を上記実装ツール49によって受け取る。このとき、実装ツール49の吸着面49aの回転角度を補正する。つまり、ティーチング工程のS1で求めた実装ツール49の回転角度Tθ と、S7で求めたチップ6の回転角度Cθ との差に応じて上記実装ツール49を回転させ、この実装ツール49の回転角度Tθ をチップ6の回転角度Cθ に一致させる。
それによって、実装ツール49の吸着面49aの回転角度は、ゲージ51によって回転角度が補正されたチップ6の回転角度に一致する。つまり、実装ツール49の回転角度をゲージ51によって補正しなくとも、チップ6を介して間接的にゲージ51によって補正することができる。
このようにして実装ツール49の回転角度を補正したならば、S24では実装ツール49に吸着されたチップ6のX、Y座標をゲージ51によって補正する。それによって、チップ6のX、Y座標は実装ツール49の吸着面49aのX、Y座標に精密に一致するから、図4(c)に示すように実装ツール49の吸着面49aはチップ6によって覆われて露出することがない状態となる。
なお、実装ツール49によってチップ6をピックアップツール11から受け取る際、実装ツール49はその吸着面49aの中心TのX、Y座標を基準にして位置決めされる。それによって、実装ツール49の吸着面49aの中心Tと、チップ6の中心Cをほぼ一致させることができる。
図4(c)は吸着面49aに対してチップ6が確実に位置決めされた状態を示している。つまり、チップ6は吸着面49aを露出させることなく覆うことができる。
一方、上記実装ツール49によってピックアップツール11からチップ6を受け取る際、実装ツール49の回転角度を補正するだけでなく、ティーチング時に求めた実装ツール49の中心Tをチップ6の中心Cに一致するよう、実装ツール49のX,Y座標を補正してもよい。
ティーチング時に求めたチップ6の中心は、このチップ6が実装ツール49の吸着面49aに吸着された状態である。しかしながら、ピックアップツール11に保持された状態と、このピックアップツール11から受け取って実装ツール49の吸着面49aに吸着した状態とでチップ6の中心Cがずれることはほとんどない。
したがって、ティーチング時に求めた実装ツール49の中心Tを、チップ6の中心Cに一致させてこのチップ6をピックアップツール11から受け取れば、実装ツール49とチップ6との中心をより一層、高い精度で一致させることが可能となる。それによって、実装ツール49の吸着面49aに対する、チップ6の位置決め精度をさらに向上させることができる。
なお、上記実施の形態では実装ツール49の中心Tをチップ6の中心Cに一致するように実装ツール49のX、Y座標を補正したが、実装ツール49の中心Tをチップ6の中心に対し、わずかにゲージ51のX辺51a、Y辺51bに対して遠くなる方向にずらせば、ゲージ51にてX、Y座標を補正する際、チップ6をピックアップツール11から受け取るときに多少ずれても、チップ6のX、Y座標を確実に補正することができる。
S25では、実装ツール49が実装位置に移動し、カメラユニット31が前進する。S26ではカメラユニット31の第1のカメラ32が被実装部材22に設けられた実装用の位置決めマークを認識し、第2のカメラ33がチップ6に設けられた位置決め用のマークを認識する。
そして、S27では、上記被実装部材22とチップ6との位置認識に基いて上記実装ツール49のX、Y方向の位置が補正され、ついで実装ツール49が下降方向に駆動されてチップ6を被実装部材22に実装することになる。
このとき、チップ6は実装ツール49の吸着面49aにずれなく吸着保持されているから、上記被実装部材22に予め塗布されたペースト(図示せず)がチップ6からはみ出してきても、そのペーストが実装ツール49の吸着面49aに付着することがない。
このように、この発明によれば、実装ツール49の吸着面49aの回転角度を、ゲージ51を用いず、このゲージ51によって回転角度が補正されたチップ6の回転角度から間接的に、上記ゲージ51を用いて設定したときと同じ角度に設定することができる。
そのため、実装ツール49をゲージ51に突き当ててこの実装ツール49の回転角度がゲージ51に合うよう微調整する従来に比べ、上記実装ツール49の回転角度の補正を容易かつ精密に行なうことが可能となる。
また、被実装部材22に対してチップ6を位置合わせして実装するためのカメラユニット31を、実装ツール49の吸着面49aの回転角度を補正するため兼用するようにした。そのため、実装ツール49の吸着面49aの回転角度を補正するための専用のカメラを必要としないから、装置の複雑化やコスト上昇を招くこともない。
この発明の一実施の形態を示す実装装置の概略的構成図。 実装装置に用いられたカメラユニットの構成図。 チップの回転角度を補正するゲージの平面図。 (a),(b)は実装ツールとチップとの回転角度及び中心座標を求めるときの説明図、(c)はチップが吸着面に精密に位置決めされた状態の説明図。 ティーチング工程を順次示したフローチャート。 実装工程を順次示したフローチャート。
符号の説明
1…ウエハステージ(部品供給部)、6…チップ(電子部品)、11…ピックアップツール、20…ボンディングステージ、22…被実装部材、32…第1のカメラ、33…第2のカメラ、39…制御装置、49…実装ツール、49a…吸着面。

Claims (5)

  1. 実装ツールに吸着保持された電子部品を被実装部材に実装する電子部品の実装方法であって、
    上記電子部品をピックアップツールによって取り出してから反転させる工程と、
    上記ピックアップツールによって反転させた上記電子部品を上記実装ツールの吸着面によって受け取る工程と、
    上記実装ツールの吸着面によって受け取った上記電子部品をゲージに当てて位置補正する工程と、
    ゲージによって位置補正された上記電子部品を上記被実装部材に実装する工程と
    からなる実装工程を具備し、
    上記電子部品を上記被実装部材に実装する実装工程に先立って、上記電子部品を受け取る前の上記実装ツールの吸着面の回転角度を検出するとともに、実装ツールの吸着面に受け渡されて上記ゲージで位置補正された上記電子部品の回転角度を検出するティーチング工程を有し、
    上記実装工程では、上記実装ツールが上記吸着面で上記電子部品を上記ピックアップツールから受け取るときに、上記ティーチング工程で求めた上記実装ツールの吸着面の回転角度を、上記ゲージで位置補正された上記電子部品の回転角度に一致させた後、上記実装ツールの吸着面が受けた上記電子部品を上記ゲージに当ててこの電子部品と上記吸着面との座標を一致させることを特徴とする実装方法。
  2. 上記ティーチング工程では、上記実装ツールと、この実装ツールに受け渡された上記電子部品との中心座標のずれ量を求め、
    上記実装工程では、上記実装ツールが上記ピックアップツールから上記電子部品を受け取るときに、上記ティーチング工程で求めた上記実装ツールの中心座標を、上記ティーチング工程で求めた上記電子部品の中心座標に合わせることを特徴とする請求項1記載の実装方法。
  3. 電子部品を被実装部材に実装する電子部品の実装装置であって、
    上記電子部品を部品供給部から取り出して反転させるピックアップツールと、
    X、Y方向及び回転方向に駆動可能に設けられ上記ピックアップツールによって反転された上記電子部品を吸着面で受け取る実装ツールと、
    この実装ツールの吸着面によって受け取った上記電子部品を突き当てることでこの電子部品の位置を補正するゲージと、
    上記実装ツール及びこの実装ツールの吸着面で受け取った上記電子部品を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段からの撮像信号に基いて上記電子部品を上記被実装部材に実装させる制御手段を備え、
    上記電子部品を上記被実装部材に実装する実装工程の前に、上記撮像手段は、上記実装ツールを撮像するとともに、上記実装ツールの吸着面で受け取って上記ゲージで位置補正された上記電子部品を撮像し、上記制御手段は、上記撮像手段からの撮像信号に基づいて上記実装ツールと上記電子部品との回転角度を算出するティーチング工程を有し、
    上記制御手段は、上記電子部品を上記被実装部材に実装する実装工程において、上記実装ツールが上記電子部品を上記ピックアップツールから受け取るときに、予め求めた上記実装ツールの吸着面の回転角度を、上記ゲージで位置補正された上記電子部品の回転角度に一致させた後、上記実装ツールの吸着面が受けた上記電子部品を上記ゲージに当ててこの電子部品と上記吸着面との座標を一致させることを特徴とする実装装置。
  4. 上記実装工程と上記ティーチング工程とでは同じ撮像手段が用いられていることを特徴とする請求項3記載の実装装置。
  5. 上記制御手段は、上記ティーチング工程で上記実装ツールと、この実装ツールが受け取った上記電子部品との中心座標のずれ量を求め、上記実装工程では、上記実装ツールが上記ピックアップツールから上記電子部品を受け取るときに、上記ティーチング工程で求めた上記実装ツールの中心座標を、上記ティーチング工程で求めた上記電子部品の中心座標に合わせることを特徴とする請求項4記載の実装装置。
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