JP2002118153A - 電子部品の製造方法及び実装装置 - Google Patents

電子部品の製造方法及び実装装置

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JP2002118153A
JP2002118153A JP2000311123A JP2000311123A JP2002118153A JP 2002118153 A JP2002118153 A JP 2002118153A JP 2000311123 A JP2000311123 A JP 2000311123A JP 2000311123 A JP2000311123 A JP 2000311123A JP 2002118153 A JP2002118153 A JP 2002118153A
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tool
chip
bonding
center
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Daisuke Kobayashi
大介 小林
Yukihiro Iketani
之宏 池谷
Motojiro Shibata
元二郎 芝田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は複数のチップを狭い間隔でボンデ
ィングする際、先にボンディングされたチップにボンデ
ィングツールが干渉するのを防止した製造方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 チップ4を基板25に実装する製造方法
において、ウエハステージ1からチップをピックアップ
反転ツール7によって吸着して反転させる工程と、上記
ピックアップ反転ツールに反転状態で保持されたチップ
を受け渡し認識カメラ15で撮像する工程と、上記受け
渡し認識カメラの撮像結果に基いて上記チップを上記基
板に実装するボンディングツール17の中心が上記チッ
プの中心になるよう位置補正して上記チップを上記ピッ
クアップ反転ツールから受取る工程とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体チップなど
の電子部品を基板に実装する工程を有する製造方法及び
実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品としての半導体チップを基板に
実装する実装装置としてフリップチップボンダが知られ
ている。フリップチップボンダは、ウエハステージ上の
チップをウエハ認識カメラで撮像し、その撮像結果から
ウエハ上のチップの位置ずれを検出し、ピックアップ位
置を補正してチップをピックアップ反転ツールによって
ピックアップする。
【0003】ピックアップ反転ツールによるピックアッ
プ時のばらつきは200〜300μmあるが、そのまま
ピックアップ反転ツールによってチップを反転し、ボン
ディングヘッドのボンディングツールに受け渡す。そし
て、チップ認識カメラでチップを撮像し、その撮像結果
からチップの位置ずれを検出する。
【0004】ボンディングステージ上の基板は基板認識
カメラで撮像し、その撮像結果から基板の位置ずれを求
める。基板及びチップの位置ずれの結果からボンディン
グ位置の補正量を求め、ボンディング位置を補正した後
にチップを基板にボンディングするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のボンディング方法においては、ピックアップ時のば
らつきによってボンディングツールに受け渡されたチッ
プがボンディグツールの中心からずれることになる。
【0006】ピックアップ時のばらつきが200〜30
0μmある場合、図8に示すように、1枚の基板aに複
数のチップbをボンディングするマルチチップボンディ
ングを行う場合、ボンディングするチップbの間隔gが
たとえば100μm程度と小さいと、チップbからずれ
たボンディングツールcが隣のチップbに干渉し、その
チップbを割ったり、直接干渉に至らない場合でも、接
合状態や製品の性能に悪影響を及ぼすことがある。
【0007】この発明は、ボンディングツールの中心に
対して電子部品の中心を一致させて受け渡すことができ
るようにした電子部品の製造方法及び実装装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電子
部品を基板に実装する工程と有する電部品の製造方法に
おいて、電子部品の供給部からピックアップ反転ツール
によって電子部品を吸着して反転させる工程と、上記ピ
ックアップ反転ツールに反転状態で保持された電子部品
を受け渡し認識カメラで撮像する工程と、上記受け渡し
認識カメラの撮像結果に基いて上記電子部品を上記基板
に実装するボンディングツールの中心が上記電子部品の
中心になるよう位置補正して上記電子部品を上記ピック
アップ反転ツールから受取る工程とを具備したことを特
徴とする電子部品の製造方法にある。
【0009】請求項2の発明は、上記ボンディングツー
ルの位置補正は、上記受け渡し認識カメラによって求め
られた電子部品の位置ずれ量を、予めティーチングされ
た上記受け渡し認識カメラの画像の中心に対する電子部
品の中心のずれ量と、部品認識カメラの画像中心にボン
ディングツールの中心を一致させた状態において部品認
識カメラの画像中心に対する電子部品の中心のずれ量と
で補正することを特徴とする請求項2に記載の電子部品
の製造方法にある。
【0010】請求項3の発明は、上記ピックアップ反転
ツールからボンディングツールへの電子部品の受け渡し
は、上記ピックアップ反転ツールによる電子部品の吸着
力よりも上記ボンディングツールによる電子部品の吸着
力が大きくなってから上記ピックアップ反転ツールの吸
着力を消失させて行うことを特徴とする請求項1記載の
電子部品の製造方法にある。
【0011】請求項4の発明は、電子部品を基板に実装
する実装装置において、電子部品の供給部と、この供給
部から電子部品を吸着して反転させるピックアップ反転
ツールと、このピックアップ反転ツールに反転状態で保
持された電子部品を撮像する受け渡し認識カメラと、こ
の受け渡し認識カメラの撮像結果に基いて上記電子部品
を中心で上記ピックアップ反転ツールから受取るよう受
取り位置が補正されるボンディングツールとを具備した
ことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
【0012】請求項5の発明は、電子部品を基板に実装
するボンディングヘッドを有する実装装置において、上
記ボンディングヘッドは、電子部品を吸着保持するボン
ディングツールと、このボンディングツールを上記基板
に上記電子部品を実装する実装方向に駆動する駆動手段
と、上記電子部品が上記基板に接触したことを検出しそ
の検出信号によって上記駆動手段による上記ボンディン
グツールの実装方向への駆動を停止する接触検出手段
と、上記ボンディングツールを上記実装方向に加圧する
加圧手段と、この加圧手段による加圧力を検出する加圧
力検出手段と、この加圧力検出手段による検出に基いて
上記加圧手段による上記ボンディングツールへの加圧力
を一定に維持する制御手段とを具備したことを特徴とす
る電子部品の実装装置にある。
【0013】この発明によれば、ピックアップ反転ツー
ルに保持された電子部品を受け渡し認識カメラで撮像
し、その撮像結果に基いてボンディングツールの中心が
電子部品の中心になるよう位置補正するため、複数の電
子部品をわずかな間隔で実装する場合、ボンディングツ
ールが先に実装された他の電子部品に干渉するのを防止
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の一実施の形態を説明する。
【0015】図1はこの発明の一実施の形態に係る実装
装置を示し、この実装装置は電子部品の供給部としての
ウエハステージ1を備えている。このウエハステージ1
はベース2a上に順次設けられたXYテーブル2及びθ
テーブル3を有し、θテーブル3上には電子部品として
の多数のチップ4に分割された半導体ウエハ5が載置さ
れる。
【0016】上記チップ4はピックアップ反転ユニット
7によって取り出される。このピックアップ反転ユニッ
ト7はL字状のピックアップ反転ツール8を有する。こ
のピックアップ反転ツール8は、先端部にチップ4を真
空吸着するノズル9を有し、基端部はZテーブル11に
設けられた取付け部12に同図に実線で示す状態から鎖
線で示す状態、つまり水平方向に180度の範囲で回転
駆動されるよう取付けられている。上記Zテーブル11
はZガイド13に沿ってZ方向に駆動されるようになっ
ている。
【0017】上記半導体ウエハ5はウエハステージ1の
上方に配置されたウエハ認識カメラ14によって撮像さ
れる。このウエハ認識カメラ14の撮像信号に基いて上
記ピックアップ反転ツール8によってピックアップされ
るチップ4の位置、つまりθテーブル3のX、Y及びθ
方向の位置決めが行われるようになっている。
【0018】θテーブル3からチップ4を吸着して図1
に実線で示す状態に反転したピックアップ反転ツール8
は受け渡し認識カメラ15によって撮像される。この受
け渡し認識カメラ15によって撮像されたチップ4は、
受け渡し認識カメラ15の撮像結果に基いてボンディン
グヘッド16のボンディングツール17に受け渡され
る。
【0019】なお、図7に示すように上記ボンディング
ツール17の外径寸法は、ボンディングツール17によ
りチップ4を安定した状態で吸着保持できるよう、上記
チップ4の外径寸法と同等あるいはわずかに大きく設定
されている。この実施の形態ではわずかに大きく設定さ
れている。
【0020】上記ボンディングヘッド16はベース18
を有する。このベース18上には図1に矢印で示すよう
にXテーブル19がX方向に沿って駆動可能に設けられ
ている。このXテーブル19にはYテーブル21がY方
向に沿って駆動可能に設けられている。このYテーブル
21にはZテーブル22がZ方向に駆動可能に設けられ
ている。このZテーブル22にはθテーブル23が設け
られ、このθテーブル23には上記ボンディングツール
17が設けられている。
【0021】したがって、上記ボンディングツール17
がX、Y、Z及びθ方向に駆動可能になっている。
【0022】ボンディングツール17に受け渡されたチ
ップ4は部品認識カメラ24によって撮像される。さら
に、上記ボンディングツール17に吸着されたチップ4
が実装される基板25は基板認識カメラ26によって撮
像される。
【0023】上記基板25はX方向に駆動可能なボンデ
ィングステージ27上に載置されている。上記基板認識
カメラ26は、ガイド28にY方向に沿って設けられた
Yテーブル29に、Z方向に沿って駆動可能に設けられ
ている。したがって、上記基板認識カメラ26は、ボン
ディングステージ27上の基板25に対して相対的に
X、Y、Z方向に駆動可能になっている。
【0024】図2はボンディングツール17をZ方向に
高速に駆動させるための機構を示している。同図中22
は上述したZテーブルである。このZテーブル22には
ナット体31が設けられ、このナット体31には駆動源
32によって回転駆動される送りねじ33が螺合されて
いる。したがって、送りねじ33が回転駆動されること
で、上記Zテーブル22がナット体31を介してZ方向
に駆動されるようになっている。
【0025】上記Zテーブル22は側面形状がコ字状を
なしていて、その上辺22aと下辺22bとの間にはツ
ール本体34がLMガイド35によってZ方向に沿って
可動に設けられている。ツール本体34の下端面には上
記θテーブル23を介して上記ボンディングツール17
が設けられている。
【0026】上記ツール本体34は上記Zテーブル22
に設けられたばね36と連結されて吊持されている。こ
のばね36はツール本体34がZテーブル22に当接す
るかしないかという程度、つまりツール本体34及びこ
のツール本体34に設けられたθテーブル23とボンデ
ィングツール17との重量をキャンセルする程度のばね
定数に設定されて折、荷重制御の際にこれらの重量の影
響を無視できるようにしている。
【0027】上記Zテーブル22の上辺22aには加圧
手段としてのソレノイド37が設けられている。このソ
レノイド37は円筒状のコイル38及びこのコイル38
に挿通されたプランジャ39を有する。
【0028】上記プランジャ39の上端には磁性盤41
が設けられ、下端部は上記上辺22aを貫通して上記ツ
ール本体34の上面に設けられた加圧力検出手段として
のロードセル42に当接している。
【0029】上記ソレノイド37のコイル38に通電す
ると、同図に矢印で示す方向の磁界が発生するから、そ
の磁界によって上記プランジャ37が上記ツール本体3
4をロードセル42を介してZ方向下方へ所定の荷重で
押圧する。
【0030】押圧されたツール本体34は、Zテーブル
22に押し付けられて固定される。これにより、駆動源
32による昇降動作の際に、チップ4の位置の揺らぎを
低減できる。
【0031】上記ツール本体34がソレノイド37によ
ってZ方向下方へ押圧されたまま駆動源32によってZ
テーブル22を下降させ、ボンディングツール17に吸
着されたチップ4が基板25のボンディング位置に当接
すると、Zテーブル22とツール本体34とが離間して
固定状態が解除され、そのことが接触検出手段を構成す
るセンサ43によって検出される。
【0032】上記ロードセル42及びセンサ43による
検出信号は制御装置44に入力される。この制御装置4
4はセンサ43からの検出信号に基いてチップ4が被ボ
ンディング部材に当接したことを検知し、ロードセル4
2が検出する加圧力が一定になるよう、上記コイル38
に供給される電流値を制御する。つまり、コイル38と
磁性盤41とのギャップが一定になるよう制御する。そ
れによって、チップ4を基板25へ実装する時のボンデ
ィング荷重を高精度に制御することができ、実装品質を
低下させることなく、高速にボンディングを行うことが
可能になる。
【0033】つぎに、上記構成の実装装置によってチッ
プ4を基板25に実装する時の手順を図3乃至図5のフ
ローチャーチを参照しながら説明する。
【0034】図3のフロ−チャートに示すように、ウエ
ハ認識カメラ14によって撮像したθテーブル3上の半
導体ウエハ5を撮像し、その画像信号に基いてピックア
ップ反転ツール8によってピックアップされるチップ4
が所定の位置になるよう、XYテーブル2及びθテーブ
ル3によって半導体ウエハ3を位置決めする。
【0035】半導体ウエハ3を位置決めすると、ピック
アップ反転ツール8が図1に鎖線で示す状態に駆動され
たのち、Zテーブル11によってZ方向下方へ駆動され
る。それによって、ピックアップ反転ツール8の先端に
設けられたノズル9が所定のチップ4に当接し、そのチ
ップ4を真空吸着する。ついで、ピックアップ反転ツー
ル8を上昇させるとともに図1に鎖線で示す状態から実
線で示すように180度回転させる。
【0036】つぎに、図4のフローチャートに示すよう
に、チップ4を吸着して上方を向いたノズル9に吸着さ
れているチップ4を受け渡し認識カメラ15によって撮
像する。受け渡し認識カメラ15の撮像結果に基いて上
記ピックアップ反転ツール8による位置ずれ量P、つ
まり受け渡し認識カメラ15の画像中心に対するチップ
4の中心のずれ量(Wx,Wy,Wθ)を求め、その値
と、予め行うティーチング工程(後述する)で登録した
ピックアップ基準ずれ量P,Pとから受け渡し位置
補正量Pを求める。
【0037】そして、その受け渡し位置補正量Pに基
いてボンディングヘッド16のボンディングツール8を
位置決めし、上記ノズル9を上昇させてボンディングツ
ール8に接触させ、チップ4を受け渡す。つまり、ボン
ディングツール8は、その中心にチップ4の中心が一致
するよう位置決めされて上記ノズル9からチップ4を吸
着する。
【0038】ボンディングツール17がノズル9からチ
ップ4を受取るとき、ピックアップ反転ツール8をZ方
向上方に駆動し、このピックアップ反転ツール8のノズ
ル9に吸着されたチップ4をボンディングツール17に
接触させたならば、ボンディングツール17に吸引力を
発生させる。
【0039】ボンディングツール17に発生する吸引力
でこのボンディングツール17がチップを吸着したこと
を、たとえばボンディングツール17に内蔵された圧力
センサ(図示せず)によって確認したならば、ピックア
ップ反転ツール8のノズル9の吸引力をオフにした後、
このピックアップ反転ツール8をZ方向下方へ駆動す
る。それによって、ピックアップ反転ツール8からボン
ディングツール17へチップ4を受け渡す際、チップ4
が位置ずれするのを確実に防止することができる。
【0040】ボンディングツール17がチップ4を受取
ると、ボンディングツール17は部品認識カメラ24上
に移動し、チップ4が撮像される。また、ボンディング
ステージ27上の基板25はチップ4をピックアップ反
転ツール8からボンディングツール17に受け渡してい
る間に基板認識カメラ26によって撮像される。
【0041】そして、上記チップ4と基板25とのティ
ーチング位置に対する位置ずれ量を検出し、これらの位
置ずれ量からボンディング位置の補正量を求め、チップ
4をボンディング位置に位置決めして基板25へボンデ
ィングする。以後、上述した動作を繰り返すことで、基
板25に複数のチップ4をボンディングするマルチチッ
プボンディングを行うことができる。
【0042】ピックアップ反転ツール8によるピックア
ップ時に発生する位置ずれ量を補正するためのティーチ
ングは図5に示すフローチャートに基いて行われる。
【0043】すなわち、ウエハステージ1のθテーブル
3からチップ4をピックアップ反転ツール8によって吸
着して反転させたならば、チップ4の裏面を受け渡し認
識カメラ15によって撮像する。そして、その画像G
からチップ4の中心座標を求め、受け渡し認識カメラ1
5の画像G中心に対するチップ4の中心の相対位置を
算出し、その差をピックアップ基準ずれ量P
(XP1,YP1)として制御装置44のプログラム
の保存エリアに保存する。
【0044】つぎに、ボンディングヘッド16のボンデ
ィングツール17を受け渡しの基準位置に位置決めし、
チップ4をピックアップ反転ツール8のノズル9からボ
ンディングツール17に受け渡す。受け渡し後、部品認
識カメラ24の画像中心とボンディングツール17の中
心とが一致する位置にボンディングツール17をX、Y
及びθ方向に駆動して位置決めし、チップ4を部品認識
カメラ24で撮像する。
【0045】そして、この部品認識カメラ24の画像G
からチップ4の中心座標を求め、部品認識カメラ24
の画像G中心に対するチップ4の相対位置を算出し、
ピックアップ基準ずれ量P(XP2,YP2)として
プログラムの保存エリアに保存し、ティーチングが終了
する。
【0046】このように、ピックアップ基準ずれ量P
(XP2,YP2)からボンディングツール17を受け
渡し基準位置に位置決めしたときの、受け渡し認識カメ
ラ15の画像中のボンディングツール17の中心座標が
算出できる。
【0047】そのため、受け渡し位置の補正量P(X
,Y)は、部品認識カメラ24でチップ4を撮像し
て求められた、受け渡し認識カメラ15の画像中心に対
するずれ量(ピックアップ反転ツール8によるピックア
ップ時のずれ量)P(X ,YP0)からピックア
ップ基準ずれ量P(XP1,YP1)を引き、さらに
ピックアップ基準ずれ量P(XP2,YP2)を加算
した値になる。
【0048】つまり、受け渡し位置の補正量P
(X,Y)は、 P=P−P+P …(1)式 となる。
【0049】たとえば、図6(a)に示すように、ピッ
クアップ基準ずれ量Pが(2,3)、図6(b)に示
すようにピックアップ基準ずれ量P(−1,1)とテ
ィーチングされている場合、ボンディングツール17の
中心Pを受け渡し基準位置に位置決めした場合の、受
け渡し認識カメラ15の画像中のボンディングツール1
7の中心座標Pは図6(c)に示すように(3,2)
となる。
【0050】さらに、図6(c)に示すように、受け渡
し認識カメラ15で撮像した画像から、ピックアップず
れ量Pが(−2,2)と検出されたとき、受け渡し位
置補正量Pは、上記(1)式より、 P=(−2,2)−(2,3)+(−1,1)=(−
5,0) となる。
【0051】したがって、ボンディングツール17を受
け渡し基準位置となる(−5,0)の位置に位置決め
し、チップ4の受け渡しを行えば、チップ4の中心にボ
ンディングツール17の中心Pを一致させることがで
きる。
【0052】つまり、図7に示すように、チップ4の中
心に対するボンディングツール17の位置を制御でき、
相対的な位置関係が把握されるので、ボンディングツー
ル17に対する駆動制御がチップ4の位置と厳密に関連
づけられる。そのため、基板25に対して複数のチップ
4を100μm程度の狭い間隔gで実装する場合、ボン
ディングツール17が先に実装されたチップ4に干渉し
てそのチップ4を損傷したり、ボンディング状態の不良
を招くなどのことをなくすことができる。
【0053】以上のように上記実施の形態によれば,ピ
ックアップ反転ツールに保持された電子部品を受け渡し
認識カメラで撮像し、その撮像結果に基いてボンディン
グツールの中心が電子部品の中心になるよう位置補正す
るため、複数の電子部品をわずかな間隔で実装する場
合、ボンディングツールが先に実装された他の電子部品
に干渉するのを防止することを可能とする。
【0054】
【発明の効果】この発明の電子部品の製造方法及び実装
装置によれば、実装品質の良好な電子部品の提供を可能
とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すボンディング装
置の概略的構成図。
【図2】ボンディングツールによるボンディング荷重を
一定に維持するための構造を示したZテーブルの構成
図。
【図3】チップをウエハステージからピックアップする
ときのフローチャート。
【図4】チップをピックアップ反転ツールからボンディ
ングヘッドに受け渡すときのフローチャート。
【図5】ピックアップによるピックアップ時のずれ量を
ティーチングするためのフロ−チャート。
【図6】(a)〜(c)は受け渡し位置の補正量を算出
するための説明図。
【図7】マルチチップボンディングにより、先にボンデ
ィングされたチップにボンディングツールが干渉せずに
ボンディングされる状態の説明図。
【図8】従来のマルチチップボンディングを示し、先に
ボンディングされたチップがボンディングツールによっ
て干渉を受ける状態の説明図。
【符号の説明】
4…チップ(電子部品) 8…ピックアップ反転ツール 15…受け渡し認識カメラ 17…ボンディングツール 24…部品認識カメラ 25…基板 26…基板認識カメラ 37…ソレノイド(加圧手段) 42…ロードセル(加圧力検出手段) 43…センサ(接触検出手段) 44…制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝田 元二郎 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術センター内 Fターム(参考) 5F044 LL00 PP16 PP17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を基板に実装する工程を有する
    電子部品の製造方法において、 電子部品の供給部からピックアップ反転ツールによって
    電子部品を吸着して反転させる工程と、 上記ピックアップ反転ツールに反転状態で保持された電
    子部品を受け渡し認識カメラで撮像する工程と、 上記受け渡し認識カメラの撮像結果に基いて上記電子部
    品を上記基板に実装するボンディングツールの中心が上
    記電子部品の中心になるよう位置補正して上記電子部品
    を上記ピックアップ反転ツールから受取る工程とを具備
    したことを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記ボンディングツールの位置補正は、
    上記受け渡し認識カメラによって求められた電子部品の
    位置ずれ量を、予めティーチングされた上記受け渡し認
    識カメラの画像の中心に対する電子部品の中心のずれ量
    と、部品認識カメラの画像中心にボンディングツールの
    中心を一致させた状態において部品認識カメラの画像中
    心に対する電子部品の中心のずれ量とで補正することを
    特徴とする請求項2に記載の電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記ピックアップ反転ツールからボンデ
    ィングツールへの電子部品の受け渡しは、上記ピックア
    ップ反転ツールによる電子部品の吸着力よりも上記ボン
    ディングツールによる電子部品の吸着力が大きくなって
    から上記ピックアップ反転ツールの吸着力を消失させて
    行うことを特徴とする請求項1記載の電子部品の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 電子部品を基板に実装する実装装置にお
    いて、 電子部品の供給部と、 この供給部から電子部品を吸着して反転させるピックア
    ップ反転ツールと、 このピックアップ反転ツールに反転状態で保持された電
    子部品を撮像する受け渡し認識カメラと、 この受け渡し認識カメラの撮像結果に基いて上記電子部
    品の中心に吸着中心を一致させて上記ピックアップ反転
    ツールから上記電子部品を受取るよう受取り位置が補正
    されるボンディングツールとを具備したことを特徴とす
    る電子部品の実装装置。
  5. 【請求項5】 電子部品を基板に実装するボンディング
    ヘッドを有する実装装置において、 上記ボンディングヘッドは、 電子部品を吸着保持するボンディングツールと、 このボンディングツールを上記基板に上記電子部品を実
    装する実装方向に駆動する駆動手段と、 上記電子部品が上記基板に接触したことを検出しその検
    出信号によって上記駆動手段による上記ボンディングツ
    ールの実装方向への駆動を停止する接触検出手段と、 上記ボンディングツールを上記実装方向に加圧する加圧
    手段と、 この加圧手段による加圧力を検出する加圧力検出手段
    と、 この加圧力検出手段による検出に基いて上記加圧手段に
    よる上記ボンディングツールへの加圧力を一定に維持す
    る制御手段とを具備したことを特徴とする電子部品の実
    装装置。
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