JP4568690B2 - 黒レベルフィードバック装置、画像読取装置および黒レベルフィードバック制御方法 - Google Patents

黒レベルフィードバック装置、画像読取装置および黒レベルフィードバック制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光電変換素子の黒レベル期間の出力を任意の値に制御する黒レベルフィードバック装置、イメージスキャナ、デジタル複写機、ファクシミリ等の画像読取装置および黒レベルフィードバック制御方法に関する。
イメージスキャナ、デジタル複写機、ファクシミリ等の各種画像読取装置では、量子化を行なう場合に、光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Devices)の無入射光部の画像データをサンプルし、この濃度レベルを黒基準レベルとしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の画像読取装置においては、画像をCCDで読み取ってからデジタル画像信号にするまで、図21に示すような黒レベル補正処理を含む信号処理を行っているものがある。図21に示すように、原稿の画像を読み取ったCCD201は、信号処理IC202に対してアナログ画像信号を出力する。信号処理IC202は、サンプルホールド回路203、プログラマブルゲインアンプ204、ADコンバータ205、黒レベル補正回路206〜209から構成されている。CCD201からのアナログ画像信号は、サンプルホールド回路203でサンプルパルスによりサンプリングされてレベル保持されることで連続的なアナログ画像信号にされた後、プログラマブルゲインアンプ204で所定の増幅率に増幅され、ADコンバータ205でデジタルデータに変換される。このようにしてADコンバータ205で変換されたデジタルデータは、後段の処理に供されるとともに、黒レベル補正回路206〜209にフィードバックされる。
黒レベル補正回路におけるフィードバック処理について説明する。黒平均化処理部206では、1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われる(以後、平均化処理後の結果を黒検出レベルと記載する)。次いで、予め決められた黒レベル目標値207と黒検出レベルの差分(以後、黒差分と記載)が算出され、DAC設定値演算部208に予め設定された割合だけ黒差分値をDAコンバータコードに変換して黒補正DAC209に反映する。このような処理を1ライン毎に実行することで、黒検出レベルを黒レベル目標値207に収束させる。上述した一連の黒補正回路動作を以後、黒レベルフィードバック制御と記載する。
図22は、CCDからの出力画像データの画像フォーマットを示す模式図である。XLSYNCは、1ラインの周期信号である。XLSYNC=“L”後に、CCD201からは空送り画像、OPB画像(オプティカルブラック)有効画像の順番で画像データが出力される。空送り画像、OPB画像は共にCCD201の黒レベルの画像データである。BLKCLPは、CCD201の黒レベル期間でアクテイブになり、“H”の期間に黒平均化処理部206で平均化が行われ黒検出レベルが確定する。
ところで、上述したような従来技術例においては、画素密度が高くなるほど、また、画像の読取スピードが速くなるほど、画像を読み取るCCD201などの光電変換素子やその後段で光電変換素子が出力する画像信号に各種信号処理を施す信号処理IC202を駆動するクロック周波数が高くなってしまい、それに伴って電磁波の不要輻射が多くなるという不具合がある。
そこで、このような不具合を防止するため、クロック周波数を生成するのに用いる発振器の内部もしくは後段に、周波数拡散器であるSSCG(Spread Spectrum Clock Generator:スペクトラム拡散クロックジェネレータ)を設けて、周波数のピーク部分の不要輻射強度を軽減することが行なわれている。すなわち、図23に示すように、スペクトル特性S1のクロック周波数をSSCGにより周波数拡散させることで、スペクトル特性S2となり、不要輻射強度を周波数拡散前のスペクトル特性S1に比べて小さくすることができる。
特開平6−14188号公報
しかしながら、アナログ系の駆動クロックに対してSSCGを使用するような場合においては、CCD201の出力波形の変動及び信号処理IC202のサンプルタイミングのバラツキが原因で、同一濃度のレベルを読み取った場合でも画像信号のレベルが1ライン中で周期的に変動し、画像レベルの高低が発生するという問題がある。
この問題点について、図24を参照して説明する。CCD駆動信号としては発振精度が50PPM、100PPMといった高精度基準クロックから生成することが一般的であるが、不要輻射対策で周波数拡散を行った場合には、図24の下部に示すように横軸を時間、縦軸を周波数とした場合、時間経過と共に周波数が変化することになる。すなわち、基準周波数を中心として、±0.5%、±1.0%といった所定の幅で滑らかに周波数が推移するように構成されている。通常は、規則正しい周波数拡散周期を有しており(変調周期)、図24の下部に示すように基準周波数に対してクロック周期が短くなる方向(高周波側:+側)へ所定の変調幅分変化した後は、同じ特性カーブに沿ってクロック周期が長くなる方向(低周波側:−側)へ所定の変調幅分変化するといった変調サイクルを繰り返し、基本周波数に戻る。これにより、変調周期の1/2毎に基準周波数と位相があうタイミングが発生することになる。図24の上部は、変調周期に対する画像レベル変動を表している。横軸を時間、縦軸を画像レベルとした場合、変調周期に同期して画像レベルが変動していることがわかる。なお、変調周期がランダム又は特定の規則に従って変化する方式もある。
そして、上述したような画像レベルの変動が何ラインも繰り返されると、結果としてレベルの高低がスジとして読取画像に細かく表われ、人間の目には横スジ状になって見えてくるという不具合が生じることになる。すなわち、主走査の画像レベル変動によって副走査の画像レベル変動が発生することになる。
ここで、図25を参照して副走査の画像レベル変動が発生するプロセスを説明する。図25は、6ライン分の主走査の黒レベル変動を現している。SSCGの変調周期は装置の1ライン周期と同期していないため、図25に示すように、黒レベル変動はライン毎に位相が異なる。図25では5ライン単位で黒レベル変動の位相が一致する例となっている。前述したように、BLKCLP=“H”期間の黒レベルを平均化して黒レベル目標値にするために黒レベルフィードバック制御が行われる。ところが、図25ではライン毎に検出した黒レベル平均値が異なっており、この異なった黒検出レベルを黒レベル目標値になるように黒レベルフィードバック制御が行われるため、ライン毎に黒レベルのオフセットが変動することになる。これにより、5ライン毎に同じパターンの副走査オフセット変動が発生することになる。このような副走査オフセット変動が、変動ライン周期単位の太い横スジとして見えることになる。人間の目には一定の幅をもった画像ムラが最も目立ちやすい傾向にあり、主走査の変動による横スジ画像より副走査の変動による横スジ画像が問題になる。
つまり、SSCGによる画像レベル変動は中心レベルが変わらないため(図25に示す黒レベル中心)、本来は黒レベルフィードバック動作により補正してはいけない画像レベル変動である。黒レベルフィードバック動作により補正しなくてはならない変動とは、画像レベル変動の中心レベルが変わってしまうような画像レベル変動である。例えば、原稿の白領域と黒領域を読みとっている場合で白領域の黒レベルが浮いてしまうスミアという現象があるが、この場合は画像レベル変動の中心レベルが変化するため黒レベルフィードバック動作により補正が必要である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、黒レベルフィードバックによる副走査のオフセット変動をなくすことを目的とする。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像が周期変動する場合であっても黒レベルフィードバックによる副走査のオフセット変動をなくすことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック装置において、前記黒レベルフィードバック制御における前記黒レベル目標値への追従を早くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第1の設定値演算手段と、この第1の設定値演算手段と比較して、前記黒レベル目標値への追従を遅くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第2の設定値演算手段と、前記第1の設定値演算手段または第2の設定値演算手段の何れかの出力を選択する選択手段と、前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択手段の出力を制御し、前記第1の設定値演算手段からの出力または前記第2の設定値演算手段からの出力を選択する追従速度判断手段と、を備え、前記追従速度判断手段は、前記画像データに対する増幅率に応じてスレッシュレベルを制御することにより、前記選択手段の出力を制御する
また、請求項にかかる発明は、請求項記載の黒レベルフィードバック装置において、前記追従速度判断手段は、SSCG(Spread Spectrum Clock Generator:スペクトラム拡散クロックジェネレータ)による画像レベル変動に対しては前記第2の設定値演算手段により追従を遅くさせ、スミアによる画像レベル変動に対しては前記第1の設定値演算手段により追従を早くさせるように、前記選択手段の出力を制御する。
また、請求項にかかる発明は、請求項1または2記載の黒レベルフィードバック装置において、前記追従速度判断手段は、前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択手段の出力を制御し、前記第1の設定値演算手段からの出力または前記第2の設定値演算手段からの出力を選択する際に、前記黒差分値が一定値内では黒レベルフィードバックを停止する。
また、請求項にかかる発明は、請求項記載の黒レベルフィードバック装置において、前記一定値内とは、前記黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲とみなすスレッシュレベル内である。
また、請求項にかかる発明は、請求項1ないしのいずれか一記載の黒レベルフィードバック装置において、前記スレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせる。
また、請求項にかかる発明は、光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック装置において、前記黒レベルフィードバック制御を、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で実行するライン間隔指定手段を備える。
また、請求項にかかる発明は、請求項記載の黒レベルフィードバック装置において、前記ライン間隔指定手段は、前記黒レベルフィードバック制御の実行ライン間隔指定を外部制御信号で行う。
また、請求項にかかる発明は、請求項記載の黒レベルフィードバック装置において、前記黒レベルフィードバック制御における黒レベル検出を、黒レベル変動位相が一致するライン間における平均値から算出する。
また、請求項にかかる発明は、請求項記載の黒レベルフィードバック装置において、前記黒差分値とスレッシュレベルとを比較する差分値比較手段を更に備え、前記差分値比較手段により前記黒差分値が前記スレッシュレベルを越えていると判断した場合には、前記ライン間隔指定手段による実行ライン間隔指定にかかわらず、毎ライン毎に前記黒レベルフィードバック制御を実行する。
また、請求項10にかかる発明は、光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック装置において、前記黒レベル検出を行う期間を黒レベルの変動周期とした。
また、請求項11にかかる発明は、画像を光電変換素子で読み取ってデジタル画像信号として出力する際に、前記光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する画像読取装置において、前記黒レベルフィードバック制御における前記黒レベル目標値への追従を早くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第1の設定値演算手段と、この第1の設定値演算手段と比較して、前記黒レベル目標値への追従を遅くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第2の設定値演算手段と、前記第1の設定値演算手段または第2の設定値演算手段の何れかの出力を選択する選択手段と、前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択手段の出力を制御し、前記第1の設定値演算手段からの出力または前記第2の設定値演算手段からの出力を選択する追従速度判断手段と、を備え、前記追従速度判断手段は、前記画像データに対する増幅率に応じてスレッシュレベルを制御することにより、前記選択手段の出力を制御する
また、請求項12にかかる発明は、請求項11記載の画像読取装置において、前記追従速度判断手段は、SSCG(Spread Spectrum Clock Generator:スペクトラム拡散クロックジェネレータ)による画像レベル変動に対しては前記第2の設定値演算手段により追従を遅くさせ、スミアによる画像レベル変動に対しては前記第1の設定値演算手段により追従を早くさせるように、前記選択手段の出力を制御する。
また、請求項13にかかる発明は、請求項11または12記載の画像読取装置において、前記追従速度判断手段は、前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択手段の出力を制御し、前記第1の設定値演算手段からの出力または前記第2の設定値演算手段からの出力を選択する際に、前記黒差分値が一定値内では黒レベルフィードバックを停止する。
また、請求項14にかかる発明は、請求項13記載の画像読取装置において、前記一定値内とは、前記黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲とみなすスレッシュレベル内である。
また、請求項15にかかる発明は、請求項11ないし14のいずれか一記載の画像読取装置において、前記スレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせる。
また、請求項16にかかる発明は、画像を光電変換素子で読み取ってデジタル画像信号として出力する際に、前記光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する画像読取装置において、前記黒レベルフィードバック制御を、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で実行するライン間隔指定手段を備える。
また、請求項17にかかる発明は、請求項16記載の画像読取装置において、前記ライン間隔指定手段は、前記黒レベルフィードバック制御の実行ライン間隔指定を外部制御信号で行う。
また、請求項18にかかる発明は、請求項16記載の画像読取装置において、前記黒レベルフィードバック制御における黒レベル検出を、黒レベル変動位相が一致するライン間における平均値から算出する。
また、請求項19にかかる発明は、請求項16記載の画像読取装置において、前記黒差分値とスレッシュレベルとを比較する差分値比較手段を更に備え、前記差分値比較手段により前記黒差分値が前記スレッシュレベルを越えていると判断した場合には、前記ライン間隔指定手段による実行ライン間隔指定にかかわらず、毎ライン毎に前記黒レベルフィードバック制御を実行する。
また、請求項20にかかる発明は、画像を光電変換素子で読み取ってデジタル画像信号として出力する際に、前記光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する画像読取装置において、前記黒レベル検出を行う期間を黒レベルの変動周期とした。
また、請求項21にかかる発明は、光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック制御方法であって、前記黒レベルフィードバック制御における前記黒レベル目標値への追従を早くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第1の設定値演算工程と、この第1の設定値演算工程と比較して、前記黒レベル目標値への追従を遅くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第2の設定値演算工程と、前記第1の設定値演算工程または第2の設定値演算工程の何れかの出力を選択する選択工程と、前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択工程の出力を制御し、前記第1の設定値演算工程からの出力または前記第2の設定値演算工程からの出力を選択する追従速度判断工程と、を含み、前記追従速度判断工程は、前記画像データに対する増幅率に応じてスレッシュレベルを制御することにより、前記選択手段の出力を制御する
また、請求項22にかかる発明は、光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック制御方法であって、前記黒レベルフィードバック制御を、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で実行するライン間隔指定工程を含む。
また、請求項23にかかる発明は、光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック制御方法であって、前記黒レベル検出を行う期間を黒レベルの変動周期とした。
請求項1,11,21にかかる発明によれば、増幅率及び黒差分値によって黒レベルフィードバックの追従速度を制御することにより、黒レベルフィードバックによる副走査のオフセット変動を低減することができるとともに、黒差分レベルのスレッシュレベルを変更することができるという効果を奏する。
また、請求項2,12にかかる発明によれば、画像レベル変動の中心レベルが変わらないSSCGによる画像レベル変動に対しては追従を遅くさせ、画像レベル変動の中心レベルが変わるスミアによる画像レベル変動に対しては追従を早くさせるようにすることで、SSCGによる画像レベル変動によって副走査オフセットレベルが変動することを低減することができるという効果を奏する。
また、請求項3,13にかかる発明によれば、増幅率及び黒差分値によって黒レベルフィードバックの追従速度を制御する際に、黒差分値が一定値内で黒レベルフィードバックを停止するようにしたことにより、副走査のオフセット変動をなくすことができるという効果を奏する。
また、請求項4,14にかかる発明によれば、増幅率及び黒差分値によって黒レベルフィードバックの追従速度を制御する際に、黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲とみなすスレッシュレベル内で黒レベルフィードバックを停止するようにしたことにより、このスレッシュレベルを越えない限り黒レベルフィードバック動作は停止しているので、黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲ではSSCGによる画像レベル変動に追従させないことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項5,15にかかる発明によれば、黒差分値を比較するスレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせることで、ノイズによる追従を低減することができるという効果を奏する。
また、請求項6,16,22にかかる発明によれば、黒レベルフィードバック制御を、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で実行する、すなわち黒レベル変動位相が一致するライン間隔で黒レベル検出を行なうことで、画像が周期変動する場合であっても黒レベルフィードバックによる副走査のオフセット変動をなくすことができるという効果を奏する。例えば、5ライン単位で黒レベル変動の位相が一致する場合には、黒レベル検出を5ライン間隔で行えば、他の変動要因がない限り常に同じ黒レベルを検出することが可能である。
また、請求項7,17にかかる発明によれば、黒レベルフィードバック制御の実行ライン間隔指定を外部制御信号で行うことにより、黒レベルフィードバック動作のライン間隔を外部から指定することができるという効果を奏する。
また、請求項8,18にかかる発明によれば、黒レベルフィードバック制御における黒レベル検出を、黒レベル変動位相が一致するライン間における平均値から算出することにより、黒レベル変動の中心値を検出することが可能となり、黒レベル変動の中心値を黒レベル目標値にすることができ、副走査のオフセット変動をなくすことができるという効果を奏する。
また、請求項9,19にかかる発明によれば、黒差分値とスレッシュレベルとを比較する差分値比較手段により黒差分値がスレッシュレベルを越えていると判断した場合には、実行ライン間隔指定にかかわらず、毎ライン毎に黒レベルフィードバック制御を実行することにより、SSCGの周期変動以外で黒レベルが変化した場合に高速に追従でき、副走査のオフセット変動をなくすことができるという効果を奏する。
また、請求項10,20,23にかかる発明によれば、黒レベル検出を行う期間を黒レベルの変動周期としたことにより、常に黒レベル変動の中心値を検出することが可能となり黒レベル変動の中心値を黒レベル目標値にすることができ副走査のオフセット変動をなくすことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる黒レベルフィードバック装置、画像読取装置および黒レベルフィードバック制御方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態は画像読取装置としてイメージスキャナを適用した例である。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるイメージスキャナ100の構成を示す模式図である。図1に示すように、イメージスキャナ100は、コンタクトガラス101下部に配置された照明光学系を構成する第1の走行体103の光源107により原稿102が照明される。原稿102で反射された照明光は、第1の走行体103のミラー103aにより反射偏向され、第2の走行体104の第1ミラー104a及び第2ミラー104bで順次反射偏向された後、結像レンズ105によって光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Devices)106の入射面上に縮小結合される。
このような構成により、原稿読み取り時には、第1の走行体103が速度Vで位置103’まで移動すると同時に、連動して第2の走行体104が第1の走行体103の半分の速度、すなわち1/2Vで第2の走行体104が位置104’まで移動することにより、原稿102の長手方向全体を読み取ることができる。
また、イメージスキャナ100は、シェーデイングデータ生成のための基準白板107を有している。基準白板107は、イメージスキャナ100の白レベルの基準であり、基準白板107を読取った場合の出力レベルが予め決められている(以後、白レベル目標値と記載する)。すなわち、基準白板107の読み取りレベルが白レベル目標値になるようにプログラマブルゲインアンプ(PGA)のゲインを調整することでシェーデイング補正が行われる。
図2は、イメージスキャナ100に内蔵される信号処理IC1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、原稿の画像を読み取ったCCD106は、信号処理IC1に対してアナログ画像信号を出力する。信号処理IC1は、黒レベルフィードバック装置として機能するものであって、サンプルホールド回路(SH)11、プログラマブルゲインアンプ(PGA)12、ADコンバータ(ADC)13、黒レベル補正回路14〜17から構成されている。CCD106からのアナログ画像信号は、サンプルホールド回路11でサンプルパルスによりサンプリングされてレベル保持されることで連続的なアナログ画像信号にされた後、プログラマブルゲインアンプ12で所定の増幅率(ゲイン)に増幅され、ADコンバータ13でデジタルデータに変換される。このようにしてADコンバータ13で変換されたデジタルデータは、後段の処理に供されるとともに、黒レベル補正回路14〜17にフィードバックされる。
黒レベル補正回路におけるフィードバック処理について説明する。黒平均化処理部14では、1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われる(以後、平均化処理後の結果を黒検出レベルと記載する)。次いで、予め決められた黒レベル目標値15と黒検出レベルの差分(以後、黒差分と記載)が算出され、設定値演算部16において予め設定された割合だけ黒差分値をDAコンバータコードに変換して黒補正DAC17に反映する。このような処理を1ライン毎に実行することで、黒検出レベルを黒レベル目標値15に収束させる。上述した一連の黒補正回路動作を以後、黒レベルフィードバック制御と記載する。
ここで、本実施の形態の特徴である設定値演算部16について詳述する。図3は、設定値演算部16の構成を示すブロック図である。図3に示すように、設定値演算部16は、黒差分の黒補正DAC17への反映量を制御する回路である第1のDAC設定値演算部(第1の設定値演算手段)161および第2のDAC設定値演算部(第2の設定値演算手段)162、追従速度判断手段である追従速度判断部163、第1のDAC設定値演算部161または第2のDAC設定値演算部162の何れかの出力を選択する選択手段であるSEL164を備えている。
第1のDAC設定値演算部161は、hsp_chg信号により反映量を変更することが可能である。第2のDAC設定値演算部162、lsp_chg信号により反映量を変更することが可能である。
追従速度判断部163は、黒差分値によってSEL164の出力を制御し、第1のDAC設定値演算部161からの出力、または第2のDAC設定値演算部162からの出力を選択して黒補正DAC17へ設定する。追従速度判断部163は内部にスレッシュレベルを有しており、スレッシュレベルと黒差分を比較してsp_sel信号を制御する。なお、追従速度判断部163においては、TH_chg信号により黒差分レベルのスレッシュレベルを変更することが可能である。
すなわち、設定値演算部16によれば、追従速度判断部163の判断のスレッシュレベルを装置毎の最適な値に設定し、第1のDAC設定値演算部161の反映量を大きくし、第2のDAC設定値演算部162の反映量を小さくし、黒差分が追従速度判断部163のスレッシュレベル以上であれば第1のDAC設定値演算部161、スレッシュレベル以下であれば第2のDAC設定値演算部162を選択するようにすることができる。
ところで、SSCG(Spread Spectrum Clock Generator:スペクトラム拡散クロックジェネレータ)による画像レベル変動は、中心レベルが変わらないため、本来は黒レベルフィードバック制御により補正してはいけない画像レベル変動である。黒レベルフィードバック制御により補正しなくてはならない変動とは、画像レベル変動の中心レベルが変わってしまうような画像レベル変動である。例えば、原稿の白領域と黒領域を読みとっている場合で白領域の黒レベルが浮いてしまうスミア(smear)という現象があるが、この場合は画像レベル変動の中心レベルが変化するため黒レベルフィードバック制御により補正が必要である。
すなわち、SSCGによる画像レベル変動は、ノイズ(ゴースト)による映像であるスミア(smear)のような変動と比較して変動量が小さいことが評価結果から確認されている。
したがって、SSCGによる画像レベル変動には第2のDAC設定値演算部162を選択して追従を遅くし、スミアによる画像レベル変動には第1のDAC設定値演算部161を選択して追従を早くすることで、SSCGによる画像レベル変動によって副走査オフセットレベルが変動することを低減することが可能となる。この点について、以下において詳述する。
ここで、図4は追従速度判断部163のスレッシュレベルを示すグラフである。図4に示すグラフでは、縦軸に黒差分、横軸にライン数を示し、追従速度判断部163のスレッシュレベルであるTH(プラス)、TH(マイナス)に対する黒差分が0へ追従動作している。図4に示すように、黒差分=0が、黒レベル目標値と黒検出レベルが一致したことを表している。ここで、図4中、高速FB(FeedBack)とは黒差分反映量設定「大」を、低速FB(FeedBack)とは黒差分反映量設定「小」を意味する。
前述したようなSSCGによる画像レベル変動やスミアによる画像レベル変動は、PGA12の増幅率(ゲイン)に比例する特性がある。したがって、PGA12の増幅率(ゲイン)による追従速度判断部163に対するTH_chg信号の制御によってスレッシュレベルを制御することで、常に安定した黒フィードバック制御が可能となることがわかる。
図5は、黒レベルフィードバック制御の動作例である黒レベル補正処理を示すフローチャートである。図5に示すように、黒レベル補正処理は、まず、PGA12の増幅率(ゲイン)設定値から設定値演算部16の追従速度判断部163のスレッシュレベルTHを算出する(ステップS1)。
次いで、第1のDAC設定値演算部161の反映量(高速FB係数)をhsp_chg信号により設定し(ステップS2)、第2のDAC設定値演算部162の反映量(低速FB係数)をlsp_chg信号により設定する(ステップS3)。本実施の形態においては、第1のDAC設定値演算部161の反映量設定「大」で高速FBが設定されており、第2のDAC設定値演算部162の反映量設定「小」で低速FBが設定されているとして説明する。
そして、追従速度判断部163は、まず、第2のDAC設定値演算部162の低速FB出力を選択し(ステップS4)、黒レベル検出を行う(ステップS5)。ステップS5の黒レベル検出は、第2のDAC設定値演算部162のスレッシュレベルより黒差分値が大きいと判断されるまで(ステップS6のYes)、ライン単位で繰り返し実行される。
第2のDAC設定値演算部162のスレッシュレベルより黒差分値が大きいと判断されると(ステップS6のYes)、追従速度判断部163は、第1のDAC設定値演算部161の高速FB出力を選択し(ステップS7)、黒レベル検出を行う(ステップS8)。ステップS8の黒レベル検出は、第1のDAC設定値演算部161のスレッシュレベルより黒差分値が大きくないと判断されるまで(ステップS9のYes)、ライン単位で繰り返し実行される。
第1のDAC設定値演算部161のスレッシュレベルより黒差分値が大きくないと判断された場合には(ステップS9のYes)、第2のDAC設定値演算部162の低速FB出力を再度選択し(ステップS10)、ステップS5に戻って処理を繰り返す。
このように本実施の形態によれば、プログラマブルゲインアンプ(PGA)12の増幅率(ゲイン)及び黒差分値によって黒レベルフィードバックの追従速度を制御することにより、黒レベルフィードバックによる副走査のオフセット変動を低減することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を図6ないし図8に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
本実施の形態のイメージスキャナ100は、第1の実施の形態とは、設定値演算部16の構成が異なるものである。
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる設定値演算部16の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本実施の形態にかかる設定値演算部16は、第1の実施の形態で説明した構成に加えて、DAC設定値保持部165が付加されるとともに、追従速度判断部163にchg_stop信号制御が付加された構成になっている。
追従速度判断部163は、黒差分値によってSEL164の出力を制御し、第1のDAC設定値演算部161からの出力、または第2のDAC設定値演算部162からの出力を選択して黒補正DAC17へ設定するとともに、DAC設定値保持部165が保持するDAC設定値の更新制御を行う。なお、追従速度判断部163は内部にスレッシュレベルを2種類有しており、第1のスレッシュレベルと黒差分を比較してsp_sel信号を制御し、第2のスレッシュレベル(黒目標公差)と黒差分を比較してchg_stop信号を制御する。したがって、DAC設定値保持部165は、chg_stop信号=“H”の場合、SEL164からの設定値を内部で更新して保持し、chg_stop信号=“L”の場合、更新を停止する。
ここで、図7は追従速度判断部163のスレッシュレベルを示すグラフである。図7に示すグラフでは、縦軸に黒差分、横軸にライン数を示し、追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルであるTH(プラス)およびTH(マイナス)と、第2のスレッシュレベルである黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲である黒目標公差(プラス)および黒目標公差(マイナス)とに対して黒差分が黒目標公差内に追従動作している。図7中、高速FBとは黒差分反映量設定「大」を、低速FBとは黒差分反映量設定「小」を、FB停止はFB(FeedBack)動作の停止を意味する。
図7に示すグラフによれば、追従速度判断部163の第2のスレッシュレベルを越えないかぎり黒レベルフィードバック動作は停止しているので、黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲では、SSCGによる画像レベル変動には追従しないことになる。また、黒検出レベルの平均化精度によるバラツキがあるため、黒差分が小さい場合は低速FBとすることができる。
図8は、黒レベルフィードバック制御の動作例である黒レベル補正処理を示すフローチャートである。図8に示すように、黒レベル補正処理は、まず、PGA12のゲイン設定値から設定値演算部16の追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルおよび第2のスレッシュレベルを算出する(ステップS11)。
次いで、第1のDAC設定値演算部161の反映量(高速FB係数)をhsp_chg信号により設定し(ステップS12)、第2のDAC設定値演算部162の反映量(低速FB係数)をlsp_chg信号により設定する(ステップS13)。本実施の形態においては、第1のDAC設定値演算部161の反映量設定「大」で高速FB、第2のDAC設定値演算部162の反映量設定「小」で低速FBが設定されているとして説明する。
そして、追従速度判断部163は、Chg_stop信号=“L”としてDAC設定値保持部165の値更新を停止し(ステップS14)、黒レベル検出を行う(ステップS15)。ステップS15の黒レベル検出は、追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルより黒差分値が大きいと判断されるまで(ステップS16のYes)、ライン単位で繰り返し実行される。
追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルより黒差分値が大きいと判断されると(ステップS16のYes)、追従速度判断部163は、第1のDAC設定値演算部161の高速FB出力を選択し(ステップS17)、黒レベル検出を行う(ステップS18)。
ステップS18の黒レベル検出は、追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルより黒差分値が大きくないと判断されるまで(ステップS19のYes)、ライン単位で繰り返し実行される。
追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルより黒差分値が大きくないと判断された場合には(ステップS19のYes)、第2のDAC設定値演算部162の低速FB出力を選択し(ステップS20)、黒レベル検出を行う(ステップS21)。
ここで、黒差分値を追従速度判断部163の第2のスレッシュレベル(黒目標公差)と比較してスレッシュレベルより黒差分値が大きく(ステップS22のNo)、追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルと比較してスレッシュレベルより黒差分値が大きくなければ(ステップS23のYes)、ステップS21に戻って次ラインの黒レベル検出が行われるのを待つ。一方、追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルと比較してスレッシュレベルより黒差分値が大きければ(ステップS23のNo)、ステップS18に戻って次ラインの黒レベル検出が行われるのを待つ。
また、黒差分値を追従速度判断部163の第2のスレッシュレベル(黒目標公差)と比較してスレッシュレベルより黒差分値が小さい場合には(ステップS22のYes)、ステップS14に戻ってDAC設定値保持部165の値更新を停止し、以後の処理を繰り返す。
このように本実施の形態によれば、プログラマブルゲインアンプ(PGA)12の増幅率及び黒差分値によって黒レベルフィードバックの追従速度を制御する際に、黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲である黒目標公差内で黒レベルフィードバックを停止するようにしたことにより、副走査のオフセット変動をなくすことができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を図9に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、黒差分値を比較するスレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせるようにしたものである。
ここで、図9は本発明の第3の実施の形態にかかる追従速度判断部163のスレッシュレベルを示すグラフである。図9に示すグラフでは、縦軸に黒差分、横軸にライン数を示し、追従速度判断部163のスレッシュレベルであるTH(プラス)、TH(マイナス)に関してヒステリシス特性を付加するためにTH(プラス)に関しては、TH(プラス)+、TH(プラス)−のスレッシュレベルを有している。また、TH(マイナス)に関しては、TH(マイナス)+、TH(マイナス)−のスレッシュレベルを有している。
したがって、図9に示すグラフによれば、黒差分値がTH(プラス)+外から追従する場合は、黒差分がTH(プラス)−内になった場合に低速FB動作となる。その後、TH(プラス)+外になるまでは低速FB動作を続ける。これにより、黒検出レベルの平均化精度によるノイズ等で高速FBになることを防止できる。
このように本実施の形態によれば、黒差分値を比較するスレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせることで、ノイズによる追従を低減することができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を図10および図11に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態または第3の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
本実施の形態のイメージスキャナ100は、第1の実施の形態とは、設定値演算部16の構成が異なるとともに、黒差分値を比較するスレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせるようにしたものである。
図10は、本発明の第4の実施の形態にかかる設定値演算部16の構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施の形態にかかる設定値演算部16は、DAC設定値演算部171、追従速度判断部172、DAC設定値保持部173を備えている。
DAC設定値演算部171は、黒差分の黒補正DAC17への反映量を制御する回路であって、sp_chg信号により反映量を変更することが可能である。
追従速度判断部172は、黒差分レベルによってDAC設定値保持部173のDAC設定値の更新制御を行う。また、追従速度判断部172は、内部にヒステリシス特性を有したスレッシュレベルを有しており、スレッシュレベル(黒目標公差)と黒差分を比較してchg_stop信号を制御する。
DAC設定値保持部173は、chg_stop信号=“H”の場合、DAC設定値演算部171からの設定値を内部で更新して保持し、chg_stop信号=“L”の場合、更新を停止する。
図11は、追従速度判断部172のスレッシュレベルを示すグラフである。図11に示すグラフでは、縦軸に黒差分、横軸にライン数を示し、追従速度判断部172のスレッシュレベルであるTH(プラス)、TH(マイナス)に関してヒステリシス特性を付加するために、TH(プラス)に関しては、TH(プラス)+、TH(プラス)−のスレッシュレベルを有している。また、TH(マイナス)に関しては、TH(マイナス)+、TH(マイナス)−のスレッシュレベルを有している。
したがって、図11に示すグラフによれば、黒差分値がTH(プラス)+外から追従する場合は、黒差分がTH(プラス)−内になった場合にFB停止状態となる。その後、TH(プラス)+外になるまではFB停止状態を続ける。これにより、黒検出レベルの平均化精度によるノイズ等で黒レベルフィードバックが開始されることを防止できる。
このように本実施の形態によれば、黒差分値を比較するスレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせることで、ノイズによる追従を低減することができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態を図12に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、図6に示した追従速度判断部163が有している2種類のスレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせるようにしたものである。
ここで、図12は本発明の第5の実施の形態にかかる追従速度判断部163のスレッシュレベルを示すグラフである。図12に示すグラフでは、縦軸に黒差分、横軸にライン数を示し、追従速度判断部163の第1のスレッシュレベルであるTH(プラス)およびTH(マイナス)に関してヒステリシス特性を付加するために、TH(プラス)に関しては、TH(プラス)+、TH(プラス)−のスレッシュレベルを有している。また、TH(マイナス)に関しては、TH(マイナス)+、TH(マイナス)−のスレッシュレベルを有している。加えて、第2のスレッシュレベルである黒目標公差(プラス)および黒目標公差(マイナス)に関してヒステリシス特性を付加するために、黒目標公差(プラス)に関しては、黒目標公差(プラス)+、黒目標公差(プラス)−のスレッシュレベルを有している。また、黒目標公差(マイナス)に関しては、黒目標公差(マイナス)+、黒目標公差(マイナス)−のスレッシュレベルを有している。図12中、高速FBとは黒差分反映量設定「大」を、低速FBとは黒差分反映量設定「小」を、FB停止はFB(FeedBack)動作の停止を意味する。
したがって、図12に示すグラフによれば、黒差分がTH(プラス)+外から追従する場合は、黒差分がTH(プラス)−内になった場合に低速FB動作となる。その後、黒差分が黒目標公差(プラス)−内になった場合にFB動作を停止する。FB動作の開始は、黒差分が黒目標公差(プラス)+を越えた場合、低速FB動作、TH(プラス)+を越えた場合、高速FB動作となる。
このように本実施の形態によれば、黒差分値を比較するスレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせることで、ノイズによる追従を低減することができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態を図13および図14に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、前述した第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なり、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で黒レベルを検出することで副走査のオフセット変動をなくすようにしたものである。
図13は、本発明の第6の実施の形態にかかる設定値演算部16の構成を示すブロック図である。図13に示すように、本実施の形態にかかる設定値演算部16は、DAC設定値演算制御部181、DAC設定値演算部182を備えている。DAC設定値演算制御部181は、DAC設定値演算部182の設定値の更新タイミングを制御する。図13に示すXSLSYNCは1ラインの周期信号であり、line_sel信号は黒レベルフィードバックを実行するライン間隔設定信号である。DAC設定値演算制御部181は、XSLSYNC信号とline_sel信号からDAC_opcnt信号を生成する。
図14は、XSLSYNC信号とDAC_opcnt信号のタイミングを示すタイミングチャートである。なお、図14はline_sel信号が5ライン設定の場合である。この場合、DAC_opcnt信号は5ラインおきに“H”となり、この“H”期間のラインのみDAC設定値演算部182の設定値が更新される。これにより、line_sel信号で指定したライン間隔での黒レベルフィードバック動作が可能となる。
このように本実施の形態によれば、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で黒レベルを検出することで、副走査のオフセット変動をなくすことができる。例えば、5ライン単位で黒レベル変動の位相が一致する場合には、黒レベル検出を5ライン間隔で行えば、他の変動要因がない限り常に同じ黒レベルを検出することが可能である。
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の実施の形態を図15および図16に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、BLKCLP信号のタイミングによって指定したライン間隔での黒レベルフィードバック動作を実行するようにしたものである。
図15は、本発明の第7の実施の形態にかかるイメージスキャナ100に内蔵される信号処理IC1の構成を示すブロック図である。図15に示すように、本実施の形態においては、BLKCLP信号によって黒平均化処理部14および設定値演算部16を制御する。通常、黒フィードバック動作は毎ライン実行されるため、BLKCLP信号は毎ラインCCDの黒レベル期間を“H”とし、この期間の黒平均化処理部14において処理される黒レベル平均値を黒検出レベルとして設定値演算部16で黒差分値からDAC設定コードが更新される。
図16は、XSLSYNC信号とBLKCLP信号のタイミングを示すタイミングチャートである。なお、図16はline_sel信号が5ライン設定の場合である。図16に示すように、BLKCLP信号は5ラインおきに“H”とすることにより、BLKCLP信号を指定のラインのみアクテイブにすることができ、指定したライン間隔での黒レベルフィードバック動作が可能となる。
このように本実施の形態によれば、黒レベルフィードバック制御の実行ライン間隔指定を外部制御信号で行うことにより、黒レベルフィードバック動作のライン間隔を外部から指定することができ、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で黒レベルを検出することで、副走査のオフセット変動をなくすことができる。
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を図17および図18に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
図17は、本発明の第8の実施の形態にかかるイメージスキャナ100に内蔵される信号処理IC1の構成を示すブロック図である。図17に示すように、本実施の形態の信号処理IC1は、第1の実施の形態の図2で示した信号処理IC1の構成に対して、黒FB演算制御部20が付加された構成になっている。黒FB演算制御部20は、Line_sel信号で指定したライン間隔でave_clr信号を生成する回路である。
図18は、XSLSYNC信号とDAC_opcnt信号とave_clr信号のタイミングを示すタイミングチャートである。なお、図18はline_sel信号が5ライン設定の場合である。図18に示すように、ave_clr信号は5ラインおきに“H”となり、黒平均化処理部14の黒検出レベルがクリアされる。クリア後、BLKCLP信号の毎ライン“H”期間に平均化処理が行われ、5ライン分のBLKCLP信号=“H”期間の平均値が黒検出レベルとしてDAC_opcnt信号=“H”となるラインで生成されている。これにより、5ライン分のBLKCLP信号“H”期間の黒検出レベルで5ライン間隔で黒レベルフィードバック動作が行われる。
このように本実施の形態によれば、黒レベルフィードバック制御における黒レベル検出を、黒レベル変動位相が一致するライン間における平均値から算出することにより、黒レベル変動の中心値を検出することが可能となり、黒レベル変動の中心値を黒レベル目標値にすることができ、副走査のオフセット変動をなくすことができる。
[第9の実施の形態]
次に、本発明の第9の実施の形態を図19に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
図19は、本発明の第9の実施の形態にかかる設定値演算部16の構成を示すブロック図である。図19に示すように、本実施の形態にかかる設定値演算部16は、第6の実施の形態の図13の設定値演算部16の構成に対して、TH判断部183が付加された構成になっている。
TH判断部183は、黒差分値によってDAC設定値演算制御部181を制御するものである。TH判断部183は、図19に示すように、TH_chg信号により黒差分レベルのスレッシュレベルを変更することが可能である。
TH判断部183は、スレッシュレベルを黒差分値が越えている場合、TH_high信号を“H”とする。これにより、DAC設定値演算制御部481は、DAC_opcnt信号を“H”固定とすることで毎ライン黒レベルフィードバックが実行される。また、黒差分値がスレッシュレベル以下になった場合には、TH判断部183は、TH_chg信号を“L”にする。これにより、DAC_opcnt信号は、line_sel信号設定のライン間隔で“H”アクテイブになる。なお、DAC設定値演算制御部181は、DAC_opcnt信号を“H”固定としている場合でも内部でline_sel信号設定のライン間隔のDAC_opcnt信号を生成しているので、上記切りかわり時にライン間隔の同期がずれることは無い。
このように本実施の形態によれば、黒差分値とスレッシュレベルとを比較するスレッシュレベル回路により黒差分値がスレッシュレベルを越えていると判断した場合には、実行ライン間隔指定にかかわらず、毎ライン毎に黒レベルフィードバック制御を実行することにより、SSCGの周期変動以外で黒レベルが変化した場合に高速に追従でき、副走査のオフセット変動をなくすことができる。
[第10の実施の形態]
次に、本発明の第10の実施の形態を図20に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
第1の実施の形態においては、BLKCLP信号のタイミングによって指定したライン間隔での黒レベルフィードバック動作を実行するようにしたが、本実施の形態においては、BLKCLP信号の“H”期間を黒レベルの変動の周期としたものである。
図20は、本発明の第10の実施の形態にかかるBLKCLP信号の“H”期間を示す模式図である。図20に示すように、BLKCLP信号の“H”期間である期間A、又は期間B、それ以外の位相で“H”となった場合でも、黒検出レベルは黒平均値となる。
このように本実施の形態によれば、常に黒レベル変動の中心値を検出することが可能となり黒レベル変動の中心値を黒レベル目標値にすることができ副走査のオフセット変動をなくすことができる。
本発明の第1の実施の形態にかかるイメージスキャナの構成を示す模式図である。 イメージスキャナに内蔵される信号処理ICの構成を示すブロック図である。 設定値演算部の構成を示すブロック図である。 追従速度判断部のスレッシュレベルを示すグラフである。 黒レベルフィードバック制御の動作例である黒レベル補正処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかる設定値演算部の構成を示すブロック図である。 追従速度判断部のスレッシュレベルを示すグラフである。 黒レベルフィードバック制御の動作例である黒レベル補正処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかる追従速度判断部のスレッシュレベルを示すグラフである。 本発明の第4の実施の形態にかかる設定値演算部の構成を示すブロック図である。 追従速度判断部のスレッシュレベルを示すグラフである。 本発明の第5の実施の形態にかかる追従速度判断部のスレッシュレベルを示すグラフである。 本発明の第6の実施の形態にかかる設定値演算部の構成を示すブロック図である。 XSLSYNC信号とDAC_opcnt信号のタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第7の実施の形態にかかるイメージスキャナに内蔵される信号処理ICの構成を示すブロック図である。 XSLSYNC信号とBLKCLP信号のタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第8の実施の形態にかかるイメージスキャナに内蔵される信号処理ICの構成を示すブロック図である。 XSLSYNC信号とDAC_opcnt信号とave_clr信号のタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第9の実施の形態にかかる設定値演算部の構成を示すブロック図である。 本発明の第10の実施の形態にかかるBLKCLP信号の“H”期間を示す模式図である。 従来の画像読取装置に内蔵される信号処理ICの構成を示すブロック図である。 CCDからの出力画像データの画像フォーマットを示す模式図である。 SSCGによる周波数拡散を示すグラフである。 SSCGにより画像レベルの高低が発生する様子を示すグラフである。 副走査の画像レベル変動が発生するプロセスを示す模式図である。
符号の説明
1 黒レベルフィードバック装置
100 画像読取装置
106 光電変換素子
161 第1の設定値演算手段
162 第2の設定値演算手段
163 追従速度判断手段
164 選択手段

Claims (23)

  1. 光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック装置において、
    前記黒レベルフィードバック制御における前記黒レベル目標値への追従を早くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第1の設定値演算手段と、
    この第1の設定値演算手段と比較して、前記黒レベル目標値への追従を遅くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第2の設定値演算手段と、
    前記第1の設定値演算手段または第2の設定値演算手段の何れかの出力を選択する選択手段と、
    前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択手段の出力を制御し、前記第1の設定値演算手段からの出力または前記第2の設定値演算手段からの出力を選択する追従速度判断手段と、
    を備え
    前記追従速度判断手段は、前記画像データに対する増幅率に応じてスレッシュレベルを制御することにより、前記選択手段の出力を制御する、
    ことを特徴とする黒レベルフィードバック装置。
  2. 前記追従速度判断手段は、SSCG(Spread Spectrum Clock Generator:スペクトラム拡散クロックジェネレータ)による画像レベル変動に対しては前記第2の設定値演算手段により追従を遅くさせ、スミアによる画像レベル変動に対しては前記第1の設定値演算手段により追従を早くさせるように、前記選択手段の出力を制御する、
    ことを特徴とする請求項記載の黒レベルフィードバック装置。
  3. 前記追従速度判断手段は、前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択手段の出力を制御し、前記第1の設定値演算手段からの出力または前記第2の設定値演算手段からの出力を選択する際に、前記黒差分値が一定値内では黒レベルフィードバックを停止する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の黒レベルフィードバック装置。
  4. 前記一定値内とは、前記黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲とみなすスレッシュレベル内である、
    ことを特徴とする請求項記載の黒レベルフィードバック装置。
  5. 前記スレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせる、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の黒レベルフィードバック装置。
  6. 光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック装置において、
    前記黒レベルフィードバック制御を、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で実行するライン間隔指定手段を備えることを特徴とする黒レベルフィードバック装置。
  7. 前記ライン間隔指定手段は、前記黒レベルフィードバック制御の実行ライン間隔指定を外部制御信号で行う、
    ことを特徴とする請求項6記載の黒レベルフィードバック装置。
  8. 前記黒レベルフィードバック制御における黒レベル検出を、黒レベル変動位相が一致するライン間における平均値から算出する、
    ことを特徴とする請求項記載の黒レベルフィードバック装置。
  9. 前記黒差分値とスレッシュレベルとを比較する差分値比較手段を更に備え、
    前記差分値比較手段により前記黒差分値が前記スレッシュレベルを越えていると判断した場合には、前記ライン間隔指定手段による実行ライン間隔指定にかかわらず、毎ライン毎に前記黒レベルフィードバック制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項記載の黒レベルフィードバック装置。
  10. 光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック装置において、
    前記黒レベル検出を行う期間を黒レベルの変動周期とした、
    ことを特徴とする黒レベルフィードバック装置。
  11. 画像を光電変換素子で読み取ってデジタル画像信号として出力する際に、前記光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する画像読取装置において、
    前記黒レベルフィードバック制御における前記黒レベル目標値への追従を早くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第1の設定値演算手段と、
    この第1の設定値演算手段と比較して、前記黒レベル目標値への追従を遅くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第2の設定値演算手段と、
    前記第1の設定値演算手段または第2の設定値演算手段の何れかの出力を選択する選択手段と、
    前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択手段の出力を制御し、前記第1の設定値演算手段からの出力または前記第2の設定値演算手段からの出力を選択する追従速度判断手段と、
    を備え、
    前記追従速度判断手段は、前記画像データに対する増幅率に応じてスレッシュレベルを制御することにより、前記選択手段の出力を制御する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  12. 前記追従速度判断手段は、SSCG(Spread Spectrum Clock Generator:スペクトラム拡散クロックジェネレータ)による画像レベル変動に対しては前記第2の設定値演算手段により追従を遅くさせ、スミアによる画像レベル変動に対しては前記第1の設定値演算手段により追従を早くさせるように、前記選択手段の出力を制御する、
    ことを特徴とする請求項11記載の画像読取装置。
  13. 前記追従速度判断手段は、前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択手段の出力を制御し、前記第1の設定値演算手段からの出力または前記第2の設定値演算手段からの出力を選択する際に、前記黒差分値が一定値内では黒レベルフィードバックを停止する、
    ことを特徴とする請求項11または12記載の画像読取装置。
  14. 前記一定値内とは、前記黒差分値が黒レベル変動として許容することができる範囲とみなすスレッシュレベル内である、
    ことを特徴とする請求項13記載の画像読取装置。
  15. 前記スレッシュレベルにヒステリシス特性を持たせる、
    ことを特徴とする請求項11ないし14のいずれか一記載の画像読取装置。
  16. 画像を光電変換素子で読み取ってデジタル画像信号として出力する際に、前記光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する画像読取装置において、
    前記黒レベルフィードバック制御を、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で実行するライン間隔指定手段を備えることを特徴とする画像読取装置。
  17. 前記ライン間隔指定手段は、前記黒レベルフィードバック制御の実行ライン間隔指定を外部制御信号で行う、
    ことを特徴とする請求項16記載の画像読取装置。
  18. 前記黒レベルフィードバック制御における黒レベル検出を、黒レベル変動位相が一致するライン間における平均値から算出する、
    ことを特徴とする請求項16記載の画像読取装置。
  19. 前記黒差分値とスレッシュレベルとを比較する差分値比較手段を更に備え、
    前記差分値比較手段により前記黒差分値が前記スレッシュレベルを越えていると判断した場合には、前記ライン間隔指定手段による実行ライン間隔指定にかかわらず、毎ライン毎に前記黒レベルフィードバック制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項16記載の画像読取装置。
  20. 画像を光電変換素子で読み取ってデジタル画像信号として出力する際に、前記光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する画像読取装置において、
    前記黒レベル検出を行う期間を黒レベルの変動周期とした、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  21. 光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック制御方法であって、
    前記黒レベルフィードバック制御における前記黒レベル目標値への追従を早くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第1の設定値演算工程と、
    この第1の設定値演算工程と比較して、前記黒レベル目標値への追従を遅くする反映量に基づいて黒レベルフィードバックの設定値を算出する第2の設定値演算工程と、
    前記第1の設定値演算工程または第2の設定値演算工程の何れかの出力を選択する選択工程と、
    前記黒差分値と前記画像データに対する増幅率とに応じて前記選択工程の出力を制御し、前記第1の設定値演算工程からの出力または前記第2の設定値演算工程からの出力を選択する追従速度判断工程と、
    を含み、
    前記追従速度判断工程は、前記画像データに対する増幅率に応じてスレッシュレベルを制御することにより、前記選択手段の出力を制御する、
    ことを特徴とする黒レベルフィードバック制御方法。
  22. 光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック制御方法であって、
    前記黒レベルフィードバック制御を、黒レベル変動位相が一致するライン間隔で実行するライン間隔指定工程を含むことを特徴とする黒レベルフィードバック制御方法。
  23. 光電変換素子から出力された1ライン中の画像データの黒レベル期間又は黒レベル相当期間の指定画素の平均化処理が行われた黒検出レベルと予め決められた黒レベル目標値との黒差分値に基づいて前記黒検出レベルを前記黒レベル目標値に収束させる黒レベルフィードバック制御を実行する黒レベルフィードバック制御方法であって、
    前記黒レベル検出を行う期間を黒レベルの変動周期とした、
    ことを特徴とする黒レベルフィードバック制御方法。
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