JP4567784B2 - 鋳型および金属溶湯を鋳造する装置および方法 - Google Patents

鋳型および金属溶湯を鋳造する装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、金属溶湯、例えば軽金属の金属溶湯、特にアルミニウムの金属溶湯から鋳造品を製造するための鋳型に関する。更に、本発明は、上記の鋳型を用いて上記の金属溶湯を鋳造する装置および方法に関する。
上記タイプの鋳型を用いて鋳造品を製造する方法として考えられる1つの方法は「接触鋳造(contact casting)」として知られているものである。この鋳造方法では、溶湯を充填する複数の鋳型を、金属溶湯を収容している溶湯容器の下方を徐々に移動させる。溶湯容器の底部に形成された流出口が供給流路に結合し、供給流路の自由端に個々の鋳型の流入口がドッキングしている。溶湯容器の出湯流は従来はストッパによって調節されていて、ストッパは完全に降下した位置では流出口を閉鎖し、そこから移動して上昇位置に達すると流出口が解放され、溶湯が供給路を通って鋳型へ流れる。
もう1つの鋳造方法は、実際に成功している方法であり、「低圧鋳造」として知られているものである。この方法では、溶湯は、鋳型底部にドッキングしている溶湯容器から、鋳型底部に配置された流入口を通り、重力に逆らって鋳型キャビティ内に搬送される。そのために、溶湯容器に収容されている溶湯に圧力を負荷し、それにより溶湯を押し湯パイプを通して鋳型キャビティに流入させる。ここで押し湯パイプは供給路として作用している。
鋳型の充填方法にかかわらず、鋳型が完全に充填された際に「ジャミング」として知られている現象が起きるという問題がある。このジャミングが起きると、鋳型壁に作用している静圧が突然上昇することで分かる。その原因は、溶湯が流入しているときの運動エネルギーが、鋳型が完全に充填した際に静的エネルギーに変換することであり、また同時に、個々の供給路に集積した溶湯から鋳型内に既に存在している溶湯に圧力が作用することである。この圧力急上昇によって、鋳型の各鋳型部材間に不可避的に存在する間隙内へ溶湯が押し込まれるばかりでなく、鋳型キャビティを取り囲む鋳型壁への浸透も増大する。これが特に問題になるのは、溶湯の凝固後に鋳造品を取り出すために、多孔質の鋳型材料で作られた鋳型を壊す型ばらしのときである。このタイプの「消耗式」鋳型の場合は特に、ジャミングが発生すると、得られる鋳造品が荒れ肌になるし、凝固後に鋳型の鋳型材料から鋳造品を取り出す手間が増大する。
鋳型材料として鋳型砂を用いた鋳型への溶湯の浸透を減らすために、ドイツ公開公報DE19623720A1で知られている接触鋳造用の装置の場合、鋳型内の鋳型キャビティへの充填レベルをモニターしつつ溶湯の出湯を行ない、所定の充填高さに達したら、充填プロセスを早期に停止することで、鋳型が完全に充填されたときに負荷される過剰の溶湯量を最小限にして、ジャミング発生の危険性を減らす。この目的のために、上記公知の装置で用いている鋳型は、蓋から鋳型キャビティまで真っ直ぐ延びた検査穴を通してレーザビームを鋳型内の溶湯表面に当てる。溶湯からの反射ビームをセンサで捕らえ、センサからの測定信号を制御・判定手段に送り、この手段は伝達され受信したレーザビームに基づいて、測定時点における鋳型の充填レベルを求め、臨界の充填高さに到達したら、溶湯容器の流出口を閉鎖する制御信号を発する。この臨界充填高さは、溶湯が供給路を流れ続けていても、望ましくないジャミングを回避するように調節する。
実操業の鋳造における粗い条件下では、ドイツ公開公報DE19623720A1に記載された方法をモデルとした充填レベルのモニターと溶湯流の早期停止では、鋳型内壁への浸透を所要の確実さで防止できないことが分かった。
そこで本発明の目的は、厳しい実装業条件下においても更に最適な鋳造結果を確保できる鋳型を提供することである。鋳造時のジャミングを低減できる装置および方法も開示する。
上記の目的は、鋳型については、本発明によれば、鋳造品を生成する鋳型キャビティと、該鋳型キャビティに金属溶湯を注入するための流入口とを備えた、金属溶湯を鋳造して鋳造品を製造するための鋳型において、少なくとも1つの補償チャンバが流路を介して鋳型キャビティと連結しており、かつ、該補償チャンバの少なくとも一部分が、金属溶湯の凝固中における鋳型の最高充填レベルより上方に配置されていることを特徴とする鋳型によって達成される。
上記の目的は、鋳造装置については、本発明によれば、請求項1から9までのいずれか1項記載の鋳型(1)内で鋳造品を形成する金属溶湯の鋳造装置であって、
◆ 金属溶湯用流出口を有する溶湯容器、
◆ 流出口に接続した供給路、
◆ ドッキング時に鋳型の流入口が供給路に接続するように、鋳型を溶湯容器にドッキングする手段、
◆ 鋳型内に導入された溶湯の量を検知するための測定手段、
◆ 溶湯容器から鋳型への溶湯の流れを調節するための調節手段、および
◆ 測定手段によって検知された溶湯の量を判定し、鋳型内で所定の充填レベルに達したときに溶湯容器の流出口を封止するための制御信号を発する制御手段を備えた鋳造装置において、
まだ供給路内にある金属溶湯の量が、鋳型キャビティを完全に充填するのに十分または更に補償キャビティの一部分をも充填するのに十分であるときの限界値に、鋳型内へ注入された溶湯の量が達したときに、制御手段が制御信号を発することを特徴とする鋳造装置によって達成される。
上記の目的は、鋳造方法については、本発明によれば、鋳型内で鋳造品を形成する金属溶湯の鋳造方法であって、金属溶湯を制御下で溶湯容器から供給路を介して鋳型まで案内し、鋳型キャビティ内に導入された金属溶湯が所定量に達したときに、供給路への金属溶湯の流入を停止する鋳造方法において、
鋳型として請求項1から9までのいずれか1項記載の鋳型を用い、まだ供給路内にある金属溶湯の量が鋳型キャビティを完全に充填するのに十分または更に補償キャビティの一部分をも充填するのに十分であるときの充填高さに、鋳型キャビティ内の金属溶湯が達したときに、供給路への金属溶湯の流入を停止することを特徴とする鋳造方法によって達成される。
ジャミングによって生ずる鋳型の浸透をできる限り回避するために、本発明によれば、鋳型に補償キャビティを形成してバッファとして用い、溶湯容器を閉鎖した後でも鋳型への溶湯注入用の供給路内に不可避的に残留しているが鋳型の完全充填には不要な過剰量の溶湯を吸収させる。それによって、供給炉内の残留溶湯の静水圧が、鋳型内に存在する溶湯に作用するのを防止する。
同時に、鋳型内の圧力ピークについては、補償キャビティがダンパーとして作用し、例えば従来特に鋳造品の表面品質や加工性に大きく影響していたジャミングを効果的に防止する。鋳型キャビティに進入する溶湯を補償キャビティへ逃がすことができるため、従来、鋳型が完全充填した状態に達したときに、充填中の溶湯が持つ運動エネルギーが静的なエネルギーに変換する結果として生じていた鋳型内圧力の急上昇を防止できる。
本発明の方法および装置については、本発明の鋳型の適用により、鋳型が充填されたら直ちに供給路への溶湯の流入を停止し、この停止動作の許容範囲は補償キャビティのバッファ作用によって拡大される。したがって、実操業現場の粗い条件下であっても、個々の場合に溶湯の流れをタイミング良く停止することで、補償キャビティの効果と組み合わさって、鋳型内での圧力ピークの発生を確実に防止できる。
流路を介して補償キャビティを連結した第一の目的は、凝固後に補償キャビティの領域に残留する鋳造物を鋳造品から容易に分離可能とすることである。しがたって、凝固後に流路部分に残留するウェブが薄くて容易に分離可能となるように流路を形成することが望ましい。補償キャビティ(補償チャンバ)への溶湯通路の表面積はできるだけ大きく選定し、結合用の流路をできるだけ薄く幅広くすることが望ましい。
本発明の鋳型を適用したことによる大きな利点として、補償キャビティが鋳型自体の内部に形成されているので、鋳型全体が閉鎖した状態に維持されることである。それによって、例えば鋳造品を意図的に方向性凝固させるために、鋳型を傾斜させることが容易にできる。
鋳造品に必要な溶湯の総量に比べて、補償キャビティ内に未使用で残留する溶湯の量は無視できる。鋳型キャビティと補償キャビティとを連結する流路の形態を適切に精細化することにより、鋳型キャビティ内に残留する鋳造材料を鋳造品から容易に破断分離できる。本発明を実装業に適用した際の大きな利点として、本発明の鋳型は既存の鋳造装置に容易に挿入できるし、既存の鋳造装置を改装して本発明の装置とすること、あるいは、本発明に従って作動させることも容易である。
本発明により得られる鋳造品は公知技術によって製造されるものよりも鋳肌が遥かに滑らかである。特に鋳造品の精細な部品の分野、例えばエンジンユニットのオイルチャネルなどの場合、表面粗さは大幅に低下され、それに応じて液体が流れる際の流れ抵抗が低下する。本発明により得られる鋳造品は、型ばらし後に付着している鋳型材料がほとんど無いので、清浄化が非常に容易である。したがって、鋳造品の清浄化に要する作業量が大幅に低減する。最後に、鋳型キャビティ内壁への溶湯の浸透圧力が低下するので、鋳造材料の品質に対する要求水準が低くなる。したがって、鋳肌品質を低下させることなく、廉価な粗粒の鋳造材料を用いることができる。
このように本発明の鋳型、鋳造装置および鋳造方法によれば、実装業の粗い条件下でも、鋳肌を最適化できるばかりでなく、凝固後の鋳造品を鋳型から取り外すことも容易になる。
本発明の鋳型の一実施形態として、鋳型が凝固済の溶湯で充填されたら直ちに封止されるように流路の断面を限定する。そのために、流路内にある溶湯の凝固が非常に速く完了するように、流路の横断面方向を鋳型の流路部分を介した放熱に適合させる。これによって、鋳型の充填後に補償キャビティから鋳造金属が流出して鋳型キャビティに流入するのを容易に防止できる。このことは特に、意図的に鋳造品を方向性凝固させるために、充填後の鋳型を長手軸または横断軸の回りに回転させる方式の鋳造法の場合に有用である。
原理的に、本発明の利点は、鋳型を形成している鋳型材料によらず、どのような鋳型および鋳造方法にも適用可能である。ただし、本発明は、良好な型ばらし性が得られるため、鋳物砂とバインダを含めた鋳型材料とから通常形成される消耗鋳型に特に適している。
本発明の鋳型構造により特に均一な効果が得られるのは、複数の補償キャビティを設け、個々の鋳造操業において圧力ピークの作用が大きい鋳型キャビティの各領域に接続した場合である。ただし、これに限定する必要ななく、大きな補償キャビティを、適切な形状の接続流路を介しまたは複数の流路を介して、上記圧力ピークの作用が大きい鋳型キャビティの各領域に接続してもよい。
本発明の鋳型は、原理的に、どのような公知の鋳造方法にも適用可能である。例えば接触鋳造法あるいは押し湯パイプ内上昇鋳造法がある。本発明の鋳型は、自動車分野、特にシリンダブロックなどのエンジン部品としての鋳造品の製造に適している。
本発明の鋳型の構造的に単純な実施形態として、金属溶湯が注入されている際に鋳型キャビティの頂部となる部分に、補償キャビティが連結している。複数の鋳型部品で鋳型を構成した場合には、上記の観点で、注湯中に頂部に配置される鋳型蓋の内部に補償キャビティを設けることができる。
鋳型内に導入される溶湯の量は、原理的に、重量測定などの公知の方法により検知できる。すなわち、溶湯の量の検知は、実際の条件に合わせた特定の信頼できる方法で行ない、測定手段により鋳型なおの充填レベルをモニターし、まだ供給路内に存在する金属溶湯の体積が鋳型キャビティを完全に充填するのに十分または更に補償キャビティの一部分をも充填するのに十分であるときの充填高さに、鋳型キャビティ内の金属溶湯が達したら、判定手段により制御信号を発する。この目的で、ドイツ公開特許公報DE19623720A1により公知の鋳型充填レベルの特に正確で実用的な測定方法を利用可能とするために、有利な形態として、鋳型キャビティに達する検査穴を設け、鋳型キャビティ内の金属溶湯の充填レベルを検査する。その際、補償キャビティおよび検査穴の向きは、鋳型キャビティへ向いた検査穴と補償キャビティとが共通の水平面に交差するようにすることが望ましい。これにより、個々の場合において、検査穴を介して補償キャビティの充填レベルを測定できる。
上記のような検査穴を鋳型に設けた場合、本発明の測定手段は、ドイツ公開特許公報DE19623720A1により公知の形態として、鋳型内に導入された溶湯の表面に検査穴を通してレーザビームを照射するレーザと、溶湯の表面から反射してくるレーザビームを検知するセンサとを備えている。
圧力の急上昇発生の虞を更に低減するために、鋳型充填プロセスの終点に向けて、溶湯容器の流出口を通る流量を低下させることによって、充填速度を低下させることができる。この目的で、本発明の装置の場合は、制御手段が、溶湯容器の流出口を封止するためのストッパと、該ストッパを封止位置から上昇させおよび封止位置まで降下させるための調節手段とを備えており、望ましくは、特にストッパが流出口に近づいたら、制御手段によってストッパの調節動作を制御する。
以下に、図面を参照して実施例により本発明を更に詳細に説明する。
鋳型1は、複数の側部鋳型部品2、3と、基部部品と、蓋部鋳型部品4とでコアパケットとして構成され、蓋部鋳型部品4は、図示した鋳型充填位置においては頂部に配置されていて、鋳型部品2、3、4で取り囲まれた鋳型キャビティ5の頂部を覆っている。鋳型部品2、3、4は、鋳物砂とバインダとを混合した鋳型材料で作られており、鋳型キャビティ内に形成された鋳造品Gを取り出す型ばらしの際には取り壊される。鋳造品Gは、例えば内燃機関のシリンダブロックである。
鋳型1の蓋部鋳型部品4の内部には、漏斗状の流入口6が鋳型キャビティ5まで延在しており、円筒状の検査穴7が蓋部鋳型部品4の頂部から鋳型キャビティ5まで直線的に延びている。
蓋部鋳型部品4は、周縁部分4aが蓋部鋳型部品4の底部側が内側部分4bより厚くなっている。内側部分4bは周縁部分4aに取り囲まれた部分である。蓋部鋳型部品4の周縁部分4aは側部鋳型部品2、3上に乗っており、内側部分4bの底部は鋳型1が溶湯で完全に充填された状態で鋳造品の頂面すなわち高さを規定する。
蓋部鋳型部品4の周縁部分4aの内部には、容積の小さい多数の補償キャビティ8、9が側部部品2、3に沿って列状に配置されている。複数の補償キャビティ8の1列は図示の例では1つの側部鋳型部品2に対応していて、複数の補償キャビティ9の1列は側部鋳型部品3の上方に位置している。それぞれの列内において、各補償キャビティ8、9は、それぞれ圧力ピークの作用が特に重大な領域に対応するように、相互に離間して配設されている。別の形態として、複数の補償キャビティ8、9をそれぞれの列において均等な間隔で配設すれば、鋳型の全長に亘って均一に作用を分布させることができる。
補償キャビティ8、9は、鋳型キャビティ5に比べてほとんどスペースを取らない。補償キャビティ8、9の総容積は鋳型キャビティ5の容積の2%〜3%程度である。
補償キャビティ8、9の底面8aは、それぞれ蓋部鋳型部品4の内側部分4bの底面で規定される鋳型1の最高充填レベルFmaxより下方に位置し、補償キャビティ8、9の頂面8bは蓋部鋳型部品4の頂面に向いていて、それぞれ内側部分4bの底面よりも大幅に上方に位置する。したがって補償キャビティ8、9の上部8c、9cはそれぞれ、鋳型1の最高充填レベルFmaxの上方に位置している。
補償キャビティ8、9の部分8dは、鋳型1の最高充填レベルFmaxの上方に位置していて、それぞれ蓋コア4内の水平延長流路10、11を介して鋳型1の鋳型キャビティ5に接続している。鋳型キャビティ5への流路10、11の開口部はそれぞれ鋳型キャビティ5に面した周縁部分の内側に位置している。
流路10、11は高さも幅も小さく設定されていて、流路10、11の開口部は補償キャビティ8、9への溶湯の流入を妨げないように十分大きく確保するように、同時に、鋳型キャビティ5が充填されたら直ちに、流路10、11の周囲の蓋部鋳型部品4の体積中への放熱により流路8、9内の溶湯が凝固するように配慮されている。
鋳造品Gを鋳造するに際しては、鋳型1を搬送持ち上げ装置12によって供給路13の下方に配置し、これにより鋳型1の流入口16を供給路13の開口部に密着させてドッキングさせる。この位置においては、鋳型1の検査穴7がレーザ14の下方に位置していて、レーザ14からのレーザビームが検査穴7を通り鋳型1の鋳型キャビティ5内へ照射される。
供給路13はコネクタ15内に形成され、コネクタ15は溶湯容器16の底部に形成されていて溶湯容器16の流出口17に接続しており、流出口17はストッパ18を用いて開閉できる。そのために、ストッパ18は、閉鎖位置では太い端部で流出口17を閉鎖し、調節手段19により開放位置に上昇すると流出口17が開放され、溶湯容器16に収容されているAl−Siの溶湯Sが供給路13内へ流入する。同様にストッパ18を調節手段19で降下させれば流出口17を閉鎖できる。ここで上昇操作および降下操作はいずれも調節手段19によって制御下で行ない、ストッパ18を任意の位置で停止させて流出口17からの溶湯Sの流出量を制御できる。
調節手段19は、制御手段20から、ストッパ18を昇降させる信号を受信する。制御手段20は測定判定手段21と、そしてレーザ14と組み合わされ、レーザビームLは鋳型キャビティ5に入って溶湯Sの表面で反射され、センサ22によって検知される。
鋳型1への溶湯Sの充填中(ストッパ18は最大限に上昇)に、測定判定手段21は、レーザ14から出てセンサ22で検知されたレーザビームLに基づいて、鋳型キャビティ5内の充填レベルFを算出し、対応する測定結果を制御手段20に送信する。充填レベルFが充填高さFkrit1に達したら、制御手段20から調節手段19に対して第1の制御信号が発信され、この信号に応じて調節手段はストッパ18を降下させる。この降下位置では溶湯容器12の流出口17はまだ開放状態であるが、溶湯Sの流れが遅くなる。充填高さFkrit1は鋳型1の最高充填レベルFmaxから十分に離れていて、鋳型の充填は充填プロセスの終点に向けて遅くなっていく。
充填レベルFが第2の臨界充填高さFkrit2に達したら、制御手段20から調節手段19に対して第2の制御信号が発信され、この信号に応じて調節手段はストッパ18を流出口17に完全に押し込み、以降は溶湯Sを供給路13に流入させない。充填高さFkrit2の設定は、この例の場合、まだ供給路13内に存在している溶湯Szの量が鋳型キャビティ5を完全に充填するのに十分で、更には最大限で補償キャビティ8、9の下部8b、9bまでを充填するのに十分となるように設定する。鋳型1の形態によっては、充填高さFkrit2は最高充填レベルFmaxと一致してよい。
他の実施形態として、制御手段から調節手段19に対して1つの信号のみを発信し、臨界充填高さに達したらストッパ18を完全に閉鎖するようにしてもよい。鋳型の充填に要する時間が実質的に一定である場合には、ストッパを時間制御方式で予め部分的に降下させ、充填プロセスの終点に向けて鋳型の充填を遅くしていくこともできる。
流路10、11へ流入する溶湯は、量が少ないので、鋳型1が溶湯Sで充填される充填プロセスの終点のほぼ直後に凝固し、それによって、補償キャビティ8、9と鋳型1の鋳型キャビティ5との接続を閉鎖する。その後、次の処理を行うために鋳型1を例えば長手軸の回りに180°回転させ、意図的に導入方向に対向する配向で鋳造品Gを方向性凝固させることも、容易にできる。
図1は、内燃機関の鋳造部品を鋳造するための鋳型を模式的に示す断面図である。 図2は、Al−Siの溶湯を鋳造するための装置の模式的な断面図であり、第1の操作位置にある場合を示している。 図3は、図2に示した装置が第2の操作位置にある場合を示す。
符号の説明
1 鋳型
2、3 側部鋳型部品
4 蓋部鋳型部品
5 鋳型キャビティ
G 鋳造品
6 流入口
7 検査穴
4a 蓋部鋳型部品4の周縁部分
4b 蓋部鋳型部品4の内側部分
8、9 補償キャビティ(補償チャンバ)
8a 補償キャビティ8、9の底面
8b 補償キャビティ8、9の頂面
8c、9c 補償キャビティ8、9の上部
8d 補償キャビティ8、9の下部
10、11 流路
12 搬送持ち上げ装置
13 供給路
14 レーザ
15 コネクタ
16 溶湯容器
17 溶湯容器16の流出口
18 ストッパ
19 調節手段
20 制御手段
21 測定判定手段
22 センサ
Fmax 鋳型1の最高充填レベル
F 鋳型1の充填レベル
Fkrit1 第1の臨界充填高さ
Fkrit2 第2の臨界充填高さ
L レーザビーム
S Al−Siの溶湯
Sz 流出口17の閉鎖後にまだ供給路13内に存在している溶湯

Claims (16)

  1. 鋳造品を生成する鋳型キャビティ(5)と該鋳型キャビティ(5)に金属溶湯(M)を注入するための流入口とを備え、該流入口が該鋳型キャビティに直結している、金属溶湯(S)から鋳造品を製造するための鋳型において、少なくとも1つの補償キャビティ(8、9)が流路(10、11)を介して鋳型キャビティ(5)と連結しており、かつ、該補償キャビティの少なくとも一部分(8c、9c)が、金属溶湯(S)の凝固中における鋳型(1)の最高充填レベル(Fmax)より上方に配置されていることを特徴とする鋳型。
  2. 請求項1において、鋳型充填プロセスの完了後直ちに凝固済の金属溶湯(S)で封止されるように上記流路(10、11)の断面を設定したことを特徴とする鋳型。
  3. 請求項1または2において、鋳物砂と、バインダを含む鋳型材料とで作られていることを特徴とする鋳型。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項において、金属溶湯(S)が注入されている際に鋳型キャビティ(5)の頂部となる部分に、補償キャビティ(8、9)が連結していることを特徴とする鋳型。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項において、鋳型キャビティ(5)内の金属溶湯(S)の充填レベル(F)を検査するために、鋳型キャビティ(5)に達する検査穴(7)を備えたことを特徴とする鋳型。
  6. 請求項5において、鋳型キャビティ(5)に達する検査穴(7)および補償キャビティ(8、9)が、共通の水平面と交差することを特徴とする鋳型。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項において、複数の鋳型部材(2、3、4)で構成されていることを特徴とする鋳型。
  8. 請求項7において、補償キャビティ(8、9)が蓋用鋳型部材(4)内にあることを特徴とする鋳型。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項において、複数の補償キャビティ(8、9)を備えていることを特徴とする鋳型。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項記載の鋳型(1)内で鋳造品(G)を形成する金属溶湯(S)の鋳造装置であって、
    ◆ 金属溶湯(S)用流出口(17)を有する溶湯容器(16)、
    ◆ 流出口(17)に接続した供給路(13)、
    ◆ ドッキング時に鋳型(1)の流入口(6)が供給路(13)に接続するように、鋳型(1)を溶湯容器(16)にドッキングする手段、
    ◆ 鋳型(1)内に導入された溶湯の量を検知するための測定手段(21)、
    ◆ 溶湯容器(16)から鋳型(1)への溶湯の流れを調節するための調節手段(20)、および
    ◆ 測定手段(21)によって検知された溶湯の量を判定し、鋳型(1)内で所定の充填レベルに達したときに溶湯容器(16)の流出口(17)を封止するための制御信号を発する制御手段(20)を備えた鋳造装置において、
    まだ供給路(13)内にある金属溶湯(Sz)の量が鋳型キャビティ(1)を完全に充填するのに十分または更に補償キャビティ(8、9)の一部分をも充填するのに十分であるときの限界値(Fkrit2)に、鋳型(1)へ注入された溶湯の量が達したときに、制御手段(20)が制御信号を発するように構成されていることを特徴とする鋳造装置。
  11. 請求項10において、測定手段(21)が鋳型(1)内の充填レベルをモニターし、まだ供給路(13)内にある金属溶湯(Sz)の量が、鋳型キャビティ(1)を完全に充填するのに十分または更に補償キャビティ(8、9)の一部分をも充填するのに十分であるときの充填高さ(Fkrit2)に、鋳型(1)内の金属溶湯が達したときに、制御手段(20)が制御信号を発することを特徴とする鋳造装置。
  12. 請求項11において、鋳型(1)が請求項5から9までのいずれか1項記載の鋳型であって、測定手段(21)の具備するレーザ(14)から発したレーザビーム(L)を検査穴(7)を通して、鋳型(1)内へ導入された溶湯(S)の表面に照射し、かつ、センサ(22)が溶湯(S)の表面で反射したレーザビーム(L)を検知することを特徴とする鋳造装置。
  13. 請求項10から12までのいずれか1項において、制御手段(20)が、溶湯容器(16)の流出口(17)を封止するためのストッパ(18)と、該ストッパ(19)を封止位置から上昇させおよび封止位置まで降下させるための調節手段(19)とを備えていることを特徴とする鋳造装置。
  14. 請求項13において、制御手段(20)によってストッパ(18)の調節動作を制御することを特徴とする鋳造装置。
  15. 鋳型(1)内で鋳造品(G)を形成する金属溶湯(S)の鋳造方法であって、金属溶湯を制御下で溶湯容器(16)から供給路(13)を介して鋳型(1)まで案内し、鋳型キャビティ(1)内に導入された金属溶湯が所定量に達したときに、供給路(13)への金属溶湯(S)の流入を停止する鋳造方法において、
    鋳型(1)として請求項1から9までのいずれか1項記載の鋳型(1)を用い、まだ供給路(13)内にある金属溶湯(Sz)の量が鋳型キャビティ(1)を完全に充填するのに十分または更に補償キャビティ(8、9)の一部分をも充填するのに十分であるときの充填高さ(Fkrit2)に、鋳型キャビティ(5)内の金属溶湯(S)が達したときに、供給路(13)への金属溶湯(S)の流入を停止することを特徴とする鋳造方法。
  16. 請求項15において、鋳型(1)内の充填レベル(F)をモニターし、まだ供給路(13)内にある金属溶湯(Sz)の量が鋳型キャビティ(1)を完全に充填するのに十分または更に補償キャビティ(8、9)の一部分をも充填するのに十分であるときの充填高さ(Fkrit2)に、該充填レベル(F)が達したときに、供給路(13)への金属溶湯(S)の流入を停止することを特徴とする鋳造方法。
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