JP2004025209A - 鋳型 - Google Patents

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JP2004025209A JP2002182345A JP2002182345A JP2004025209A JP 2004025209 A JP2004025209 A JP 2004025209A JP 2002182345 A JP2002182345 A JP 2002182345A JP 2002182345 A JP2002182345 A JP 2002182345A JP 2004025209 A JP2004025209 A JP 2004025209A
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cavity
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cavities
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Hisaaki Matsumoto
松本 寿明
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Asahi Tec Corp
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Asahi Tec Corp
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Abstract

【課題】本発明は外周にフランジ部を有した筒状物品の鋳造のための鋳型に関し、鋳造後の鋳バリの切除作業が容易でありかつ砂型に対する込数を増加しうるようにすることを目的とする。
【解決手段】シリンダヘッドの形状に準じたキャビティ18は4個が縦配置であり、かつ上下の砂型10, 12のパーティングラインPLはシリンダヘッドのフランジ面に一致している。そして、4個のキャビティ18の中央部に共通の1個の押し湯20が設けられ、押し湯20はそれぞれの堰21を介して対応のキャビティ18に接続されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は油圧シリンダのシリンダヘッドのような外周にフランジ部を有した筒状物品の鋳造のための鋳型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧シリンダ装置においてはシリンダヘッドのようなフランジ付の筒状部品が使用されている。シリンダヘッドを鋳造するための従来の鋳型の構造では図3〜図5に示すようにキャビティ118は横向きであった。この場合、型抜きを可能とするため上下の鋳型のパーティングラインPLは筒状物品の直径上の対向した母線を通過していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の横向きキャビティ配置ではパーティングラインに沿って型抜き後に必ず生ずる鋳バリは筒状製品の直径対立した母線に沿っていた。鋳バリは製品を旋盤によって仕上げ切削することによって切除されるが、この場合切削工具は回転方向において断続的な切削となるため、切削工具に対し衝撃的な負荷がかかり易い問題点があった。また、キャビティ118が横向きであるため込数としては図5のように2個取りが限界であり、鋳造作業の効率が良くなかった。
【0004】
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、鋳造後の鋳バリの切除作業が容易でありかつ込数を増加しうるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、フランジ付筒状物品の鋳型であって、縦配置にて筒状物品の鋳造が行われるべく鋳型内のキャビティが構成されると共に前記キャビティにおける鋳造製品のフランジ端面となる面は上型と下型との間のパーティングラインと一致していることを特徴とする鋳型が提供される。
【0006】
請求項1の発明の作用・効果を説明すると、キャビティを縦配置とすることにより相込数を相対的に大きくとることができ、鋳造効率を高めることができる。また、パーティングライン(上下の型割面)をフランジ付筒状物品のフランジ端面と一致させることにより鋳バリはフランジ端面において円周方向に出現するため仕上げ時の切削加工同時にバリの除去を行うことができる。また、キャビティに注入された湯はキャビティ底面から順次固まってゆくため製品の円周方向に均一な組織の鋳物が得やすい利点がある。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、フランジ付筒状物品の鋳型であって、縦配置にて筒状物品の鋳造が行われるべく鋳型内のキャビティが構成され、前記キャビティは複数設けられ、1個の共通の押し湯が各キャビティに対して実質的中央位置に配置されていることを特徴とする鋳型が提供される。
【0008】
キャビティを縦配置とし、共通の押し湯を各キャビティに対して実質的に中央位置に設けたためキャビティ配置が効率的になり、相対的に小型の鋳型であるにも関わらず相込数の一層の増大を得ることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、フランジ付筒状物品の鋳型であって、縦配置にて筒状物品の鋳造が行われるべく鋳型内のキャビティが構成され、前記キャビティは複数設けられ、各キャビティにおける鋳造製品のフランジ端面となる面は上型と下型との間のパーティングラインと一致しており、かつ1個の共通の押し湯が各キャビティに対して実質的に中央位置に配置されていることを特徴とする鋳型フランジ付筒状物品の鋳型が提供される。
【0010】
請求項3の発明の作用・効果を説明すると、同様キャビティを縦配置とすることにより相込数を相対的に大きくとることができ、鋳造効率を高めることができる上、キャビティに対する押し湯の中央配置により相込数を増大させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2において、10は上型、12は下型であり、いずれも生砂により構成されている。下型12に上下方向の筒状凹部14が形成され、凹部14の中心位置を棒芯中子16が上下に延びており、棒芯中子16の回りにおける凹部14によりリング状のキャビティ18が形成される。このキャビティはフランジ付中空筒状物品の形態をなしており、このようなフランジ付中空筒状物品の例としては大型作業機に使用される油圧シリンダにおけるシリンダヘッドなどを挙げることができる。リング状キャビティ18の上端部分は拡径されており、この部分が中空筒状物品のフランジとなる。そして、図1において上下の割型10, 12のパーティングラインはPLにて表されるが、このパーティングラインPLは鋳造すべき筒状製品のフランジ端面と一致するようにされている。
【0012】
図2に示すように下型12には筒状凹部14及びその中央の棒芯中子16及びキャビティが4組点対称配置され、この点対称配置の中心に押し湯20が配置される。図1に示すように押し湯20は上型10における筒状凹部22と下型12における筒状凹部23とから構成される。押し湯20は下型12内に形成される夫々の堰21を介して対応のキャビティ18に連通される。また、図2に示すように押し湯は下型12上面の水平湯道24及び上型10内の垂直湯道26を介して上型10の上面に形成される湯受け口28に至る。
【0013】
鋳造工程時、湯受け口28に湯が導入され、湯道26, 24を介して押し湯20に導入され、押し湯20から各堰21を介して各キャビティ18に湯が分配され、かつ押し湯20に湯が充填される。キャビティ18での湯の凝固による収縮はキャビティ18に空洞を生じせしめようとするが、そのとき生ずる負圧吸引効果によって押し湯20内の湯がキャビティ18に充填され、これにより欠陥のない鋳造を行うことができる。
【0014】
図2の鋳型においてキャビティ18は縦配置であるため砂型の空間利用効率が高まり相込数を図の実施形態のように一個の押し湯20に対して4個のキャビティ18を形成すること(相込数=4)がこの発明により可能となった。これ以上の相込数をとるようにすることも鋳造製品の径によっては可能である。図3から図5は従来における同様な筒状物品の鋳型を示すが、この場合はキャビティ118は横配置であり、1つの押し湯120に対しキャビティは2個であり、相込数を大きくとれなない問題点があったが、本発明はこの問題点を解決するものである。
【0015】
また、図1及び図2のこの発明においては上下の砂型10, 12のパーティングラインPLが筒状製品のフランジ端面と一致している。パーティングラインPLの部分において鋳造筒状製品には鋳バリが生成される(図1のPの部位において製品のフランジ面に沿って円周方向に形成される)が、フランジ面は製品としての仕上げ切削加工は必ず行う部位であり、しかも鋳バリは円周方向であるため、旋盤などの機械加工時に工具に無理な負担をかけることなく自然に除去されるという好都合がある。これに対し、従来の場合は上下の砂型110, 112間に棒芯中子116がまたがっており、上下の砂型110, 112の分離面は筒状製品の直径上の母線方向であり、製品の鋳バリは長手方向であるため、鋳バリを除去する際の切削が断続切削であるため切削工具に過重な負荷がかかる点で好ましくなかった。
【0016】
さらに、この発明における縦込め配置では、キャビティ18に導入された湯は底面から上がって行くため凝固も順次下から進行するため、円周方向においては凝固に時間差がなく、円周方向に均等な組織が得られる点でシリンダヘッドなどの筒状製品の鋳造用途には好適といいうる。これに対して、従来技術ではキャビティ118は横配置であるため、円周方向において凝固に時間差があり、円周方向の組織の均等性は本発明との比較においては劣っていた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の鋳型の縦断面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿って表される鋳型の横断面図である。
【図3】図3は従来の鋳型の部分的縦断面図である。
【図4】図4は図3のIV−IV線に沿って表される部分的断面図である。
【図5】図5は図3のV−V線に沿って表される部分的断面図である。この発明の鋳型の縦断面図である。
【符号の説明】
10…上型
12…下型
18…キャビティ
PL…パーティングライン
16…棒芯中子
20…押し湯
24, 26…湯道
28…湯受け口

Claims (3)

  1. フランジ付筒状物品の鋳型であって、縦配置にて筒状物品の鋳造が行われるべく鋳型内のキャビティが構成されると共に前記キャビティにおける鋳造製品のフランジ端面となる面は上型と下型との間のパーティングラインと一致していることを特徴とする鋳型。
  2. フランジ付筒状物品の鋳型であって、縦配置にて筒状物品の鋳造が行われるべく鋳型内のキャビティが構成され、前記キャビティは複数設けられ、1個の共通の押し湯が各キャビティに対して実質的中央位置に配置されていることを特徴とする鋳型。
  3. フランジ付筒状物品の鋳型であって、縦配置にて筒状物品の鋳造が行われるべく鋳型内のキャビティが構成され、前記キャビティは複数設けられ、各キャビティにおける鋳造製品のフランジ端面となる面は上型と下型との間のパーティングラインと一致しており、かつ1個の共通の押し湯が各キャビティに対して実質的に中央位置に配置されていることを特徴とする鋳型フランジ付筒状物品の鋳型。
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