JP2004025210A - 鋳型 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は油圧シリンダの切欠付シリンダヘッドの鋳造のための鋳型に関し、込数の増加を図りうると共に鋳造後の鋳バリの切除作業を容易にすることを目的とする。
【解決手段】生砂による上型及び下型と、前記下型10と上型12との間に板状中子17を配置し、板状中子17を貫通して上下共用の棒状中子16を設ける。下型10と棒状中子16と板状中子17との間、上型12と棒状中子16と板状中子17との間にそれぞれシリンダヘッド形状に応じたキャビティ18, 18’を構成する。板状中子17の外周は上下に筒状に突出した外周壁17−2を構成し、外周壁の内周の上下に半径内方への突起17−3が円周方向に離間して複数形成され、この突起17−3により鋳造後のシリンダヘッドフランジにおける切欠を造型する。
【選択図】 図1
【解決手段】生砂による上型及び下型と、前記下型10と上型12との間に板状中子17を配置し、板状中子17を貫通して上下共用の棒状中子16を設ける。下型10と棒状中子16と板状中子17との間、上型12と棒状中子16と板状中子17との間にそれぞれシリンダヘッド形状に応じたキャビティ18, 18’を構成する。板状中子17の外周は上下に筒状に突出した外周壁17−2を構成し、外周壁の内周の上下に半径内方への突起17−3が円周方向に離間して複数形成され、この突起17−3により鋳造後のシリンダヘッドフランジにおける切欠を造型する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、この発明は大型作業機に使用される油圧シリンダのシリンダヘッドのような外周にフランジ部を有した筒状物品の鋳造のための鋳型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧シリンダ装置においてはシリンダヘッドのようなフランジ付の筒状部品が使用されている。シリンダヘッドを鋳造する場合ための従来の鋳型の構造ではキャビティは横向きであった。この場合、型抜きを可能とするため上下の鋳型のパーティングラインは筒状物品の直径上の対向した母線を通過していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の横向きキャビティ配置では一つの部品の鋳造に上下の割型が関与しており、そのため一つの鋳型により形成しうる製品の数(鋳型への込め数)に限界があり、鋳造作業の効率が良くなかった。また、型抜きの製品の直径対立した母線に沿って、即ち、上下の割型のパーティングラインに沿って鋳バリができるが、鋳バリは製品を旋盤によって仕上げ切削することによって切除されるが、この場合切削工具は回転方向において断続的な切削となるため、切削工具に対し衝撃的な負荷がかかり易い問題点がある。
【0004】
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、込数の増加を図りうると共に鋳造後の鋳バリの切除作業を容易にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される中子とを備え、前記中子と第1の型との間及び前記中子と第2の型との間に、それぞれ、製品のためのキャビティが前記中子により実質的に仕切られて別個に形成されたことを特徴とする鋳型が提供される。
【0006】
請求項1の発明の作用・効果を説明すると、第1の型と第2の型との間に中子を配置し、中子と第1の型、中子と第2の型との間にそれぞれ製品のためのキャビティを中子により実質的に仕切られて別個に形成したため、中子の両側のそれぞれに製品を造型することができ、鋳造効率を高めることができる。また、鋳バリは中子と第1及び第2の型との接触面にできるが、この部分は製品の端面に相当し、円周方向であるため後工程として必ず行う仕上機械加工により自然に切削除去されてしまうという好都合がある。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、フランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される中子とを備え、前記中子と第1の型との間及び前記中子と第2の型との間に、それぞれ、筒状物品のためのキャビティが前記中子により実質的に仕切られて別個に形成され、前記中子に隣接したキャビティの部分は製品のフランジに造型されることを特徴とする鋳型が提供される。
【0008】
請求項2の発明の作用・効果を説明すると、中子の両側に個別にフランジ付筒状物品が得られる、生産効率を高めることができる。また、請求項1と同様に相込数の増大が実現し、鋳バリの除去をフランジ面の仕上げ時に効率的に行われる。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、中心孔を備えたフランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される板状中子と、棒芯中子とを備え、前記棒芯中子は第1の型から第2の型まで延びており、前記第1の型と板状中子と棒芯中子との間及び前記第2の型と板状中子と棒芯中子との間に、それぞれ、中心孔を備えたフランジ付筒状物品のためのキャビティが前記板状中子により実質的に仕切られて別個に形成されたことを特徴とする鋳型が提供される。
【0010】
請求項3の発明の作用効果を説明すると、請求項1及び2と同様な作用・効果が得られる上、板状中子を挟み第1の型と第2の型との間を中子軸線方向に延びる一本の棒芯中子により中心孔を備えたフランジ付筒状物品を板状中子の両側に個別に造型することができ、鋳造効率を高めることができる。中子の共通化により型込め作業が効率化する。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、中心孔を備えた外周に円周方向に離間する切欠を有したフランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される板状中子と、棒芯中子とを備え、前記棒芯中子は第1の型から第2の型まで延びており、前記第1の型と板状中子と棒芯中子との間及び前記第2の型と板状中子と棒芯中子との間に、それぞれ、中心孔を備えたフランジ付筒状物品のためのキャビティが前記板状中子により実質的に仕切られて別個に形成され、かつ板状中子の外周は中子軸線方向に筒状に突出した外周壁を構成し、前記外周壁の内周に半径内方への突起が円周方向に離間して複数形成され、前記突起が鋳造後のフランジ付筒状物品の外周における前記切欠となることを特徴とする鋳型が提供される。
【0012】
請求項4の発明の作用・効果を説明すると、請求項1及び2と同様な作用・効果に加え、板状中子を挟んで第1の型と第2の型との間を延びる一本の棒芯中子を設け、かつ板状中子の外周には中子軸線方向に筒状に突出した外周壁を設け、この外周壁の内周に半径方向突起を設けることで、フランジ外周に切欠を有した筒状物品を板状中子の両側に鋳造でき、鋳造効率を高めることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明によれば、請求項3若しくは4に記載の発明において、前記板状中子と棒芯中子とは相互に一体であることを特徴とする鋳型が提供される。
【0014】
請求項5の発明の作用・効果を説明すると、棒状中子と板状中子との一体化により型組み作業を効率化することができる。また、棒芯中子は板状中子に支持されるため幅木は必ずしも設置しなくてよく中子造型のための素材(砂型の場合は砂)の消費量が削減されるため、その分鋳造コストの低減を図ることができる。
【0015】
請求項6に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明において、前記板状中子の前記外周壁は堰を備えたことを特徴とする鋳型が提供される。
【0016】
請求項6の発明の作用・効果を説明すると、板状中子の外周壁に堰を設けているため砂型に堰を設置する必要がなくなり、鋳型の構造をそのコンパクトとし、コスト低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1及び図2において、10は下型(この発明の第1の型)、12は上型(この発明の第2の型)であり、ここに説明の実施形態ではいずれも生砂により構成されているがこの発明は生砂を使用した鋳型でなくても実施しうる。下型10に上下方向の筒状凹部14が形成され、筒状凹部14は上端が拡開しており、上型12に対称に筒状凹部14´が形成され、筒状凹部14´は下端が拡開している。上下の筒状凹部14, 14’は芯合配置されており、上下の筒状凹部14, 14’間を棒芯中子16が上下に延びている。棒芯中子16の下端及び上端はそれぞれ幅木16−1, 16−2を構成し、棒芯中子下端の幅木16−1は下型10の凹部10Aに支持され、棒芯中子上端の幅木16−2は上型の凹部12Aに支持される。
【0018】
上下の筒状凹部14, 14’間における下型10と上型12とパーティングラインPLに沿って板状中子17が配置されている。板状中子17の下方における筒状凹部14と棒芯中子16との間にリング状のキャビティ18が形成され、板状中子17の上方における筒状凹部14´と棒芯中子16との間にリング状のキャビティ18´が形成される。キャビティ18, 18’はパーティングラインPLを挟んで対称となっている。キャビティ18, 18’はフランジ付中空筒状物品の形態をなしており、このようなフランジ付中空筒状物品の例としては大型作業機に使用される油圧シリンダ機構におけるシリンダヘッドなどを挙げることができる。図3は図1及び2の鋳型で鋳造すべきシリンダヘッドを概略的に示しており、筒状部100の一端に一体のフランジ102を備え、フランジ102はその外周面に等間隔にスパナなどの工具の係合用の3個の切欠104を備え、他方、筒状部100の外周はねじが切られており、切欠104にスパナを掛け、シリンダヘッドを回すことによりシリンダヘッドを図示しないシリンダのねじ孔に螺合することができるようになっている。
【0019】
板状中子17はシリンダヘッドにおけるフランジ102の造型を分担するものであり、円板部17−1と、円板部17−1の外周から中子軸線方向に上下に直立する外周壁17−2と、外周壁17−2の内周より半径方向に突出し、円周方向に離間して上面側に3個設けられた突起17−3とから構成される。円板部17−1からの外周壁17−2の高さがシリンダヘッドのフランジ102の厚みに相当し、突起17−3がフランジ102における切欠104の形成に関与することになる。また、板状中子17の外周壁17−2に中間で狭く両端が開いた切欠17−4を備えており、この切欠17−4は後述のように鋳造時における堰として機能することになる。板状中子17は円板部17−1を挟んで上下が対称であり、図4には示されないが突起17−3が反対側にも形成され、切欠17−4についても同様であるが、この反対側に形成される切欠1については図1に17−4’として表されている。
【0020】
この発明の実施形態における鋳型においてはフランジを形成する部分を対向させて同芯配置されたキャビティ18, 18’の上下の対称配置は図2に示すように4組が点対称に配置され、都合4×2=8個のキャビティ18, 18’が鋳型に設けられていることになる。この点対称配置の中心において鋳型は押し湯20を備えている。押し湯20はこの実施形態では下型10における上向き凹部10−1と上型12における下向き凹部12−1とにより構成される。押し湯20は上下の8個のキャビティ18, 18’で共通であり、押し湯20はそれぞれの堰を介して各キャビティ18, 18’に接続される。そして、各キャビティ18, 18’への堰は板状中子17の外周壁17−2に形成される切欠17−4, 17−4’が機能する。即ち、押し湯20の下端を構成する下型10の凹部10−1は下側の各キャビティ18に堰として機能するそれぞれの切欠17−4を介して接続され、同様に、押し湯20の上端を構成する上側の凹部12−1は各キャビティ18´に堰として機能するそれぞれの切欠17−4’を介して接続される。
【0021】
押し湯20への湯の供給は通常と同一であり、下型10と上型12との間の海面に形成される水平の湯道25及び上型12内の垂直の湯道26を介して上型12の上面に形成される湯受け口28に至る。
【0022】
鋳造工程時、湯受け口28に湯が導入され、湯道26を介して押し湯20に導入され、押し湯20から各中子に形成される堰を構成する切欠17−4, 17−4’を介して各キャビティ18, 18’に湯が分配され、かつ押し湯20に湯が充填される。キャビティ18での湯の凝固による収縮はキャビティ18, 18’に空洞を生じせしめようとするが、その際の負圧吸引効果によって押し湯20から補充分の湯の供給が自然に行われ、これにより欠陥のない鋳造を行うことができる。また、鋳バリに関しては図1のPで示す板状中子17と砂型の当接面に生成されるが、これはシリンダヘッドのフランジ面に相当するが、この部分は鋳造後工程としての機械切削仕上げが必ず行われる部位であり、鋳バリの方向としては円周方向であるため、バイトによる仕上げ機械加工と同時に切除されてしまい極めて好都合である。
【0023】
図2の鋳型においてはキャビティ18, 18’は縦配置の組を構成し、しかもこの上下のキャビティ18, 18’により構成される組が押し湯20を中心に4個設けられているため、一個の押し湯20に対して都合8個のキャビティ18, 18’を形成すること(相込数=8)が可能となった。そのため、鋳造効率の著しい増大を得ることができる。
【0024】
また、棒芯中子16は板状中子17と一体化することができる。この場合、板状中子17により棒芯中子16が支持されるため上下の幅木16−1, 16−2を省略することができ、中子の造型のため消費される砂の使用量が削減され、コスト低減に寄与させることができる。
【0025】
図5及び図6は鋳造品としてのシリンダヘッドがそのフランジ外周に切欠を備えない場合における鋳型の構成を示す。この場合、棒芯中子116は第1の実施形態と同様であるが、板状中子117は外周に至るまで平坦円板上で、図4の17−2で示すごとき外周壁を外周に有さず、平坦円板のまま下型110、上型112間に挟まれている。従って、第1の実施形態と異なり、堰を板状中子117に設置することはできず、この実施形態では上下の砂型の型合わせ面に切欠110A, 112Aを設け、これが堰を構成することになる。この実施形態においては、湯受け口128からの湯は、湯道126, 125を介し押し湯120へ導入され、押し湯120から砂型内の各切欠110A, 112Aにより構成される堰を介して対応のキャビティ118, 118’に導かれ、外周に切欠を有さないシリンダヘッドの鋳造が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の鋳型の縦断面図である。
【図2】図2は図1の概略II−II線に沿って表される図である。
【図3】図3は図1の鋳型により鋳造すべき油圧シリンダ機構用のシリンダヘッドの概略的斜視図図である。
【図4】図4は図1及び図2の鋳型で使用する板状中子の斜視図である。
【図5】図5はこの発明の第2の実施形態の鋳型の縦断面図である。
【図6】図6は図5の概略VI−VI線に沿って表される図である。
【符号の説明】
10…下型
12…上型
16…棒芯中子
17…板状中子
17−4, 17−4’…堰として機能する中子の切欠
18, 18’…キャビティ
25, 26…湯道
28…湯受け口
【発明の属する技術分野】
この発明は、この発明は大型作業機に使用される油圧シリンダのシリンダヘッドのような外周にフランジ部を有した筒状物品の鋳造のための鋳型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧シリンダ装置においてはシリンダヘッドのようなフランジ付の筒状部品が使用されている。シリンダヘッドを鋳造する場合ための従来の鋳型の構造ではキャビティは横向きであった。この場合、型抜きを可能とするため上下の鋳型のパーティングラインは筒状物品の直径上の対向した母線を通過していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の横向きキャビティ配置では一つの部品の鋳造に上下の割型が関与しており、そのため一つの鋳型により形成しうる製品の数(鋳型への込め数)に限界があり、鋳造作業の効率が良くなかった。また、型抜きの製品の直径対立した母線に沿って、即ち、上下の割型のパーティングラインに沿って鋳バリができるが、鋳バリは製品を旋盤によって仕上げ切削することによって切除されるが、この場合切削工具は回転方向において断続的な切削となるため、切削工具に対し衝撃的な負荷がかかり易い問題点がある。
【0004】
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、込数の増加を図りうると共に鋳造後の鋳バリの切除作業を容易にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される中子とを備え、前記中子と第1の型との間及び前記中子と第2の型との間に、それぞれ、製品のためのキャビティが前記中子により実質的に仕切られて別個に形成されたことを特徴とする鋳型が提供される。
【0006】
請求項1の発明の作用・効果を説明すると、第1の型と第2の型との間に中子を配置し、中子と第1の型、中子と第2の型との間にそれぞれ製品のためのキャビティを中子により実質的に仕切られて別個に形成したため、中子の両側のそれぞれに製品を造型することができ、鋳造効率を高めることができる。また、鋳バリは中子と第1及び第2の型との接触面にできるが、この部分は製品の端面に相当し、円周方向であるため後工程として必ず行う仕上機械加工により自然に切削除去されてしまうという好都合がある。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、フランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される中子とを備え、前記中子と第1の型との間及び前記中子と第2の型との間に、それぞれ、筒状物品のためのキャビティが前記中子により実質的に仕切られて別個に形成され、前記中子に隣接したキャビティの部分は製品のフランジに造型されることを特徴とする鋳型が提供される。
【0008】
請求項2の発明の作用・効果を説明すると、中子の両側に個別にフランジ付筒状物品が得られる、生産効率を高めることができる。また、請求項1と同様に相込数の増大が実現し、鋳バリの除去をフランジ面の仕上げ時に効率的に行われる。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、中心孔を備えたフランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される板状中子と、棒芯中子とを備え、前記棒芯中子は第1の型から第2の型まで延びており、前記第1の型と板状中子と棒芯中子との間及び前記第2の型と板状中子と棒芯中子との間に、それぞれ、中心孔を備えたフランジ付筒状物品のためのキャビティが前記板状中子により実質的に仕切られて別個に形成されたことを特徴とする鋳型が提供される。
【0010】
請求項3の発明の作用効果を説明すると、請求項1及び2と同様な作用・効果が得られる上、板状中子を挟み第1の型と第2の型との間を中子軸線方向に延びる一本の棒芯中子により中心孔を備えたフランジ付筒状物品を板状中子の両側に個別に造型することができ、鋳造効率を高めることができる。中子の共通化により型込め作業が効率化する。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、中心孔を備えた外周に円周方向に離間する切欠を有したフランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される板状中子と、棒芯中子とを備え、前記棒芯中子は第1の型から第2の型まで延びており、前記第1の型と板状中子と棒芯中子との間及び前記第2の型と板状中子と棒芯中子との間に、それぞれ、中心孔を備えたフランジ付筒状物品のためのキャビティが前記板状中子により実質的に仕切られて別個に形成され、かつ板状中子の外周は中子軸線方向に筒状に突出した外周壁を構成し、前記外周壁の内周に半径内方への突起が円周方向に離間して複数形成され、前記突起が鋳造後のフランジ付筒状物品の外周における前記切欠となることを特徴とする鋳型が提供される。
【0012】
請求項4の発明の作用・効果を説明すると、請求項1及び2と同様な作用・効果に加え、板状中子を挟んで第1の型と第2の型との間を延びる一本の棒芯中子を設け、かつ板状中子の外周には中子軸線方向に筒状に突出した外周壁を設け、この外周壁の内周に半径方向突起を設けることで、フランジ外周に切欠を有した筒状物品を板状中子の両側に鋳造でき、鋳造効率を高めることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明によれば、請求項3若しくは4に記載の発明において、前記板状中子と棒芯中子とは相互に一体であることを特徴とする鋳型が提供される。
【0014】
請求項5の発明の作用・効果を説明すると、棒状中子と板状中子との一体化により型組み作業を効率化することができる。また、棒芯中子は板状中子に支持されるため幅木は必ずしも設置しなくてよく中子造型のための素材(砂型の場合は砂)の消費量が削減されるため、その分鋳造コストの低減を図ることができる。
【0015】
請求項6に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明において、前記板状中子の前記外周壁は堰を備えたことを特徴とする鋳型が提供される。
【0016】
請求項6の発明の作用・効果を説明すると、板状中子の外周壁に堰を設けているため砂型に堰を設置する必要がなくなり、鋳型の構造をそのコンパクトとし、コスト低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1及び図2において、10は下型(この発明の第1の型)、12は上型(この発明の第2の型)であり、ここに説明の実施形態ではいずれも生砂により構成されているがこの発明は生砂を使用した鋳型でなくても実施しうる。下型10に上下方向の筒状凹部14が形成され、筒状凹部14は上端が拡開しており、上型12に対称に筒状凹部14´が形成され、筒状凹部14´は下端が拡開している。上下の筒状凹部14, 14’は芯合配置されており、上下の筒状凹部14, 14’間を棒芯中子16が上下に延びている。棒芯中子16の下端及び上端はそれぞれ幅木16−1, 16−2を構成し、棒芯中子下端の幅木16−1は下型10の凹部10Aに支持され、棒芯中子上端の幅木16−2は上型の凹部12Aに支持される。
【0018】
上下の筒状凹部14, 14’間における下型10と上型12とパーティングラインPLに沿って板状中子17が配置されている。板状中子17の下方における筒状凹部14と棒芯中子16との間にリング状のキャビティ18が形成され、板状中子17の上方における筒状凹部14´と棒芯中子16との間にリング状のキャビティ18´が形成される。キャビティ18, 18’はパーティングラインPLを挟んで対称となっている。キャビティ18, 18’はフランジ付中空筒状物品の形態をなしており、このようなフランジ付中空筒状物品の例としては大型作業機に使用される油圧シリンダ機構におけるシリンダヘッドなどを挙げることができる。図3は図1及び2の鋳型で鋳造すべきシリンダヘッドを概略的に示しており、筒状部100の一端に一体のフランジ102を備え、フランジ102はその外周面に等間隔にスパナなどの工具の係合用の3個の切欠104を備え、他方、筒状部100の外周はねじが切られており、切欠104にスパナを掛け、シリンダヘッドを回すことによりシリンダヘッドを図示しないシリンダのねじ孔に螺合することができるようになっている。
【0019】
板状中子17はシリンダヘッドにおけるフランジ102の造型を分担するものであり、円板部17−1と、円板部17−1の外周から中子軸線方向に上下に直立する外周壁17−2と、外周壁17−2の内周より半径方向に突出し、円周方向に離間して上面側に3個設けられた突起17−3とから構成される。円板部17−1からの外周壁17−2の高さがシリンダヘッドのフランジ102の厚みに相当し、突起17−3がフランジ102における切欠104の形成に関与することになる。また、板状中子17の外周壁17−2に中間で狭く両端が開いた切欠17−4を備えており、この切欠17−4は後述のように鋳造時における堰として機能することになる。板状中子17は円板部17−1を挟んで上下が対称であり、図4には示されないが突起17−3が反対側にも形成され、切欠17−4についても同様であるが、この反対側に形成される切欠1については図1に17−4’として表されている。
【0020】
この発明の実施形態における鋳型においてはフランジを形成する部分を対向させて同芯配置されたキャビティ18, 18’の上下の対称配置は図2に示すように4組が点対称に配置され、都合4×2=8個のキャビティ18, 18’が鋳型に設けられていることになる。この点対称配置の中心において鋳型は押し湯20を備えている。押し湯20はこの実施形態では下型10における上向き凹部10−1と上型12における下向き凹部12−1とにより構成される。押し湯20は上下の8個のキャビティ18, 18’で共通であり、押し湯20はそれぞれの堰を介して各キャビティ18, 18’に接続される。そして、各キャビティ18, 18’への堰は板状中子17の外周壁17−2に形成される切欠17−4, 17−4’が機能する。即ち、押し湯20の下端を構成する下型10の凹部10−1は下側の各キャビティ18に堰として機能するそれぞれの切欠17−4を介して接続され、同様に、押し湯20の上端を構成する上側の凹部12−1は各キャビティ18´に堰として機能するそれぞれの切欠17−4’を介して接続される。
【0021】
押し湯20への湯の供給は通常と同一であり、下型10と上型12との間の海面に形成される水平の湯道25及び上型12内の垂直の湯道26を介して上型12の上面に形成される湯受け口28に至る。
【0022】
鋳造工程時、湯受け口28に湯が導入され、湯道26を介して押し湯20に導入され、押し湯20から各中子に形成される堰を構成する切欠17−4, 17−4’を介して各キャビティ18, 18’に湯が分配され、かつ押し湯20に湯が充填される。キャビティ18での湯の凝固による収縮はキャビティ18, 18’に空洞を生じせしめようとするが、その際の負圧吸引効果によって押し湯20から補充分の湯の供給が自然に行われ、これにより欠陥のない鋳造を行うことができる。また、鋳バリに関しては図1のPで示す板状中子17と砂型の当接面に生成されるが、これはシリンダヘッドのフランジ面に相当するが、この部分は鋳造後工程としての機械切削仕上げが必ず行われる部位であり、鋳バリの方向としては円周方向であるため、バイトによる仕上げ機械加工と同時に切除されてしまい極めて好都合である。
【0023】
図2の鋳型においてはキャビティ18, 18’は縦配置の組を構成し、しかもこの上下のキャビティ18, 18’により構成される組が押し湯20を中心に4個設けられているため、一個の押し湯20に対して都合8個のキャビティ18, 18’を形成すること(相込数=8)が可能となった。そのため、鋳造効率の著しい増大を得ることができる。
【0024】
また、棒芯中子16は板状中子17と一体化することができる。この場合、板状中子17により棒芯中子16が支持されるため上下の幅木16−1, 16−2を省略することができ、中子の造型のため消費される砂の使用量が削減され、コスト低減に寄与させることができる。
【0025】
図5及び図6は鋳造品としてのシリンダヘッドがそのフランジ外周に切欠を備えない場合における鋳型の構成を示す。この場合、棒芯中子116は第1の実施形態と同様であるが、板状中子117は外周に至るまで平坦円板上で、図4の17−2で示すごとき外周壁を外周に有さず、平坦円板のまま下型110、上型112間に挟まれている。従って、第1の実施形態と異なり、堰を板状中子117に設置することはできず、この実施形態では上下の砂型の型合わせ面に切欠110A, 112Aを設け、これが堰を構成することになる。この実施形態においては、湯受け口128からの湯は、湯道126, 125を介し押し湯120へ導入され、押し湯120から砂型内の各切欠110A, 112Aにより構成される堰を介して対応のキャビティ118, 118’に導かれ、外周に切欠を有さないシリンダヘッドの鋳造が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の鋳型の縦断面図である。
【図2】図2は図1の概略II−II線に沿って表される図である。
【図3】図3は図1の鋳型により鋳造すべき油圧シリンダ機構用のシリンダヘッドの概略的斜視図図である。
【図4】図4は図1及び図2の鋳型で使用する板状中子の斜視図である。
【図5】図5はこの発明の第2の実施形態の鋳型の縦断面図である。
【図6】図6は図5の概略VI−VI線に沿って表される図である。
【符号の説明】
10…下型
12…上型
16…棒芯中子
17…板状中子
17−4, 17−4’…堰として機能する中子の切欠
18, 18’…キャビティ
25, 26…湯道
28…湯受け口
Claims (6)
- 第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される中子とを備え、前記中子と第1の型との間及び前記中子と第2の型との間に、それぞれ、製品のためのキャビティが前記中子により実質的に仕切られて別個に形成されたことを特徴とする鋳型。
- フランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される中子とを備え、前記中子と第1の型との間及び前記中子と第2の型との間に、それぞれ、筒状物品のためのキャビティが前記中子により実質的に仕切られて別個に形成され、前記中子に隣接したキャビティの部分は製品のフランジに造型されることを特徴とする鋳型。
- 中心孔を備えたフランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される板状中子と、棒芯中子とを備え、前記棒芯中子は第1の型から第2の型まで延びており、前記第1の型と板状中子と棒芯中子との間及び前記第2の型と板状中子と棒芯中子との間に、それぞれ、中心孔を備えたフランジ付筒状物品のためのキャビティが前記板状中子により実質的に仕切られて別個に形成されたことを特徴とする鋳型。
- 中心孔を備えた外周に円周方向に離間する切欠を有したフランジ付筒状物品を鋳造するための鋳型であって、第1の型及び第2の型と、前記第1の型と第2の型との間に配置される板状中子と、棒芯中子とを備え、前記棒芯中子は第1の型から第2の型まで延びており、前記第1の型と板状中子と棒芯中子との間及び前記第2の型と板状中子と棒芯中子との間に、それぞれ、中心孔を備えたフランジ付筒状物品のためのキャビティが前記板状中子により実質的に仕切られて別個に形成され、かつ板状中子の外周は中子軸線方向に筒状に突出した外周壁を構成し、前記外周壁の内周に半径内方への突起が円周方向に離間して複数形成され、この突起が鋳造後のフランジ付筒状物品の外周における前記切欠となることを特徴とする鋳型。
- 請求項3若しくは4に記載の発明において、前記板状中子と棒芯中子とは相互に一体であることを特徴とする鋳型。
- 請求項4に記載の発明において、前記板状中子の前記外周壁は堰を備えたことを特徴とする鋳型。
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