JP4566557B2 - 取引装置及び非接触icデータキャリアホルダ - Google Patents

取引装置及び非接触icデータキャリアホルダ Download PDF

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Description

本発明は、非接触ICカードやICチップを内蔵した携帯端末装置等の非接触ICデータキャリアを介して取引処理を行う取引装置、及びその取引処理の際に非接触ICデータキャリアを取引装置にホールドする非接触ICデータキャリアホルダに関する。
近年のキャッシュレス化の進展等に伴い、商品やサービスの提供に伴う取引処理を、非接触ICカード等の非接触ICデータキャリアを介して行うシステムが普及している。
このようなシステムにおいては、入金情報が記録された非接触ICデータキャリアを取引装置のデータ通信部にかざすことにより無線通信による取引処理が自動的に行われる。このため、その非接触ICデータキャリアは、カード形状である必要はなく、アンテナを送受信部とするICチップを内蔵した時計,キーホルダ,携帯電話等の携帯端末装置等として構成されたりもしている。
尚、本発明は公知・公用の技術に基づいて発明されたものであるため、先行技術文献については開示しない。
ところで、例えばガソリンの給油や複写機の利用など、取引前に清算額が確定しない後清算の取引においては、取引装置は、データ読取部にて取引開始時に非接触ICデータキャリアに十分な残高があることを検知して、これを主制御部に通知し、それにより取引が可能であることを認識して取引を開始する。そして、取引終了時にその取引金額の減算処理を行うようにしていた。
しかしながら、取引終了時において取引開始時に認識した非接触ICデータキャリアが認識できなければ、取引金額の減算処理を実行することができない。このため、この特性を利用して取引金額の減算処理の直前に非接触ICデータキャリアを取り去れば、取引金額を減算されることなく、商品やサービスの提供を受けることが可能となってしまうといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、非接触ICデータキャリアを介して取引処理を行う取引装置において、その取引処理の精算の際に減算処理を免れる等の不正行為を防止できるようにするとともに、利用者が残金情報をあえて認識しないでも取引処理を遂行してその便宜を図ることができるようにすることを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、非接触ICデータキャリアを使用した後精算により商品又はサービスの取引処理を実行する取引装置であって、カード形状に限らない前記非接触ICデータキャリアを載置する載置部を底面とする箱状であって、パネルに形成された開口部を裏面側で覆うようにして前記非接触ICデータキャリアを収容する収容部と、前記収容部に設置され、前記非接触ICデータキャリアを載置してその残金情報の読み取り及び書き込みを実行するリードライト部と、前記開口部を前記収容部の前面側で開閉可能であって、前記開口部を開口する方向に付勢され、前記開口部を閉じた状態でロック可能な扉と、前記扉が前記開口部を閉じた扉閉状態を検出する扉閉状態検出手段と、前記リードライト部が有効な前記非接触ICデータキャリアを検出した後、前記扉をロックしていない前記扉閉状態において、前記扉閉状態検出手段が検出する前記扉閉状態で前記扉をロックするロック手段と、前記扉をロックした前記扉閉状態において、前記リードライト部が読み取った残金情報の範囲内で前記商品又はサービスの取引を実行制御する制御手段と、前記制御手段による前記商品又はサービスの取引が終了した後に、その商品又はサービスの後精算をし、前記残金情報からその精算額を減算して新たな残金情報を演算する演算手段と、前記リードライト部による前記新たな残金情報の書き込みが完了したときに、前記扉のロック状態を解除するロック解除手段と、を備えたことを特徴とする取引装置が提供される。
また、非接触ICデータキャリアを使用した後精算により商品又はサービスの取引処理を実行する取引装置であって、カード形状に限らない前記非接触ICデータキャリアを載置する載置部を底面とする箱状であって、パネルに形成された開口部を裏面側で覆うようにして前記非接触ICデータキャリアを収容する収容部と、前記収容部に設置され、前記非接触ICデータキャリアを載置してその残金情報の読み取り及び書き込みを実行するリードライト部と、前記開口部を前記収容部の前面側で開閉可能であって、前記開口部を開口する方向に付勢され、前記開口部を閉じた状態でロック可能な扉と、前記扉が前記開口部を閉じた扉閉状態を検出する扉閉状態検出手段と、前記リードライト部が残高のある前記非接触ICデータキャリアを検出した後、前記扉をロックしていない前記扉閉状態において、前記扉閉状態検出手段が検出する前記扉閉状態で前記扉をロックするロック手段と、前記扉をロックした前記扉閉状態において、前記リードライト部が読み取った残金情報の範囲内で前記商品又はサービスの取引を実行制御する制御手段と、前記制御手段による前記商品又はサービスの取引が終了した後に、その商品又はサービスの後精算をし、前記残金情報からその精算額を減算して新たな残金情報を演算する演算手段と、前記リードライト部による前記新たな残金情報の書き込みが完了したときに、前記扉のロック状態を解除するロック解除手段と、を備えたことを特徴とする取引装置が提供される。
ここで、「非接触ICデータキャリア」とは、非接触ICカードや携帯電話等の携帯端末など、キャッシュレスサービスを利用するために入金・残金情報が記録され、取引装置側との通信により精算処理が可能な媒体を意味する。また、「残金情報」には、残金額自体そのもののほか、例えば残金と等価なポイント数など、商品又はサービスの対価となり得る情報を含み得る。
このような取引装置によれば、商品又はサービスの取引に伴う精算がその取引後に行われるが、その取引処理の間は非接触ICデータキャリアは扉の中に収容されてロックされ、その精算が完了した後に扉のロックが解除される。このため、利用者は、残金情報からその精算額が減算されるまで非接触ICデータキャリアを収容部から取り出すことはできない。
また、リードライト部が読み取った残金情報の範囲内で商品又はサービスの取引が実行制御されるため、取引装置の利用者がその残金情報を上回る取引を設定したとしても、その残金情報の範囲内でしか商品又はサービスの提供は行われない。
本発明の取引装置によれば、非接触ICデータキャリアの残金情報から取引の精算額が減算されるまでその非接触ICデータキャリアを収容部から取り出すことができないため、利用者が取引処理の後精算の際に非接触ICデータキャリアを取り去って減算処理を免れる等の不正行為を防止することができる。
また、その残金情報の範囲内で自動的に商品又はサービスの提供が行われるため、非接触ICデータキャリアに記録された残金が少ない場合でも、その残金以上の商品又はサービスを提供することが防止される。また、利用者がその残金情報を上回る取引を設定したとしても、取引が直ちに停止されるわけではなく、残金情報の範囲内で行われるため、利用者の便宜を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態は、本発明の取引装置をコンビニエンスストア等に設置される複写機として構成したものであり、図1は当該取引装置の外観を表す斜視図であり、図2はその取引装置の一部を構成し、非接触ICカード(以下、単に「ICカード」という)を収容する非接触ICデータキャリアホルダ(以下、単に「ホルダ」という)の構造を表す説明図である。同図(A)はそのホルダの斜視図であり、同図(B)は同図(A)のA−A断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の取引装置1は、複写機能を有する装置本体2と、その装置本体2に装着され、その複写動作に基づいて複写サービスに対する課金処理(精算)を行うためのホルダ10とから構成されている。
図2に示すように、ホルダ10は、取引装置1の前面に配置されるパネル11を備えた筐体と、パネル11に形成された開口部11aをその裏面側で覆うように設けられた箱状の収容部12と、開口部11aを収容部12の前面側で開閉する扉13とを備えている。
収容部12の底面には、後述するICカード20(非接触ICデータキャリア)を載置してその残金情報の読み取り及び書き込みを実行するリードライト部14が配設されている。このリードライト部14には、ICカード20と通信を行うためのアンテナ15が設けられている。
扉13は、透過性の樹脂材から構成され、その前面をなす1/4円弧状の湾曲面の両端が側壁により閉じられたような蓋形状をなし、パネル11の後方に設けられた図示しない回動軸を中心に回動可能に構成されている。扉13の前面側先端縁の中央には所定幅で延出した係止凸部13aが設けられ、一方、パネル11の開口部11aの下端縁中央には、その係止凸部13aに嵌合してこれを係止する係止凹部11bが形成されている。
この扉13は、収容部12の上端縁とパネル11の開口部11aの上端縁との間に形成された隙間31を介してパネル11の前後に進退可能に構成されており、図示しないバネ部材によって後方(開口部11aの開口方向)に付勢されている。さらに、この扉13の裏面(凹面側)には、金属メッシュが扉13の透過性を大きく妨げない程度に適度に配設され、電磁波を遮断する電磁シールドを構成している。
また、パネル11の係止凹部11bの近傍には、係止凸部13aが嵌合して扉13が閉じられたことを検知する扉センサ21が設けられている。一方、パネル11の裏側には、上記隙間31に対して進退し、扉13が閉じたときにその後端縁を係止して、その扉13を閉じた状態でロックすることが可能なストッパ22が配設されている。このストッパ22は、パネル11の裏側に配置された後述するソレノイド23によって進退駆動される。このストッパ22により扉13がロックされているか否かは、隙間31の近傍に設けられた後述するロック検知センサ25によって検知される。
また、パネル11の前面には、取引の情報を表示するための表示部18と、利用者が取引の継続をキャンセルするためのキャンセル信号を出力するためのキャンセルボタン19が設けられている。以上に説明したリードライト部14による読み取り及び書き込み処理,ソレノイド23の駆動,表示部18への表示処理,キャンセルボタン19の操作による取引の中止処理等は、パネル11の裏側に配設された後述するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)30によって実行される。
図3は取引装置1の制御部周辺の構成を表すブロック図である。尚、同図において、図1及び図2と同様の構成部分については同一の符号を付している。
図3に示すように、取引装置1においては、複写サービスの課金処理を実行するホルダ10に内蔵されたマイコン30と、複写動作の制御を行う装置本体2のマイコン40(主制御部)とが、それぞれの通信制御部35,45を介して互いに通信可能に構成されている。ICカード20とホルダ10との通信は、リードライト部14に設けられたアンテナ15を介して行われ、そのアンテナ15を介して受信したICカード20のカード情報は、高周波(RF)回路33を経由してマイコン30に入力される。マイコン30は、このRF回路33を介して得たICカード20の残金情報,及び扉センサ21やロック検知センサ25からの出力信号に基づいて装置本体2と通信をし、複写サービスに対する精算処理を実行する。
次に、ホルダ10の動作について図4に基づいて説明する。
同図(A)に示すように、取引装置1の利用者は、自身のICカード20を収容部12内のリードライト部14に載置する。そして、同図(B)に示すように、係止凸部13aを掴んで手前に引っ張るようにして手動により扉13を閉める。このとき、係止凸部13aが係止凹部11bに嵌合して係止され、扉センサ21により扉13が閉められたことが検知される。マイコン30は、この扉センサ21の検知信号を受け取ってソレノイド23への通電を行う。すると、同図(C)に示すように、ストッパ22が動作して隙間31に嵌入され、扉13の後端縁を係止してロックする。このロック状態は、ロック検知センサ25により検知される。
そして、このように扉13がロックされた状態で、リードライト部14による後述する読取処理が開始される。このとき、上述のように扉13が透過性材料から形成されているため、利用者は収容部12内のICカード20を外部から視認することができる。そして、取引処理が終了してICカード20の減額処理が終了すると、ソレノイド23への通電が停止されることにより、扉13のロックが解除される。このとき、上記バネ部材の付勢力によって扉13が押し上げられて収容部12が開放されるため、利用者はICカード20を取り出すことができる。
次に、取引装置1により実行される取引処理の流れについて、図5のフローチャートに基づいて説明する。尚、同図においては、ホルダ10側のマイコン30と装置本体2側のマイコン40のそれぞれが実行する処理が示されている。
まず、ホルダ10において、ICカード20が収容部12内に載置されたと判断すると(S110:YES)、リードライト部14によってICカード20に記録されたカード情報の読み取りを行う(S120)。このとき、ICカード20が取扱える種類のものでないなど無効である場合には(S130:NO)、その旨を表示部18に表示させてそのまま処理を終了する(S260)。
一方、S130にてICカード20が有効であると判断した場合には(S130:YES)、続いて、残金情報により残高が有るか否かを判断し、残高が無い場合には(S140:NO)、その旨を表示部18に表示させてそのまま処理を終了する(S260)。
S140にて残高が有ると判断した場合には(S140:YES)、音声又は表示部18への表示により、利用者に対して扉13を閉じるように指示する(S150)。
そして、扉センサ21の出力により扉13が閉じられたと判断すると(S160:YES)、ソレノイド23を駆動して扉13をロックし(S170)、同時に、装置本体2側に残金情報に基づく利用可能金額情報を送信する(S180)。
装置本体2側では、この利用可能金額情報を受信すると(S310:YES)、その残高が最低取引額以上であるか否かを判断する。つまり、利用者が指定する複写一枚分の残高があるか否かを判断し、残高が足らないと判断した場合には(S320:NO)、その取引情報を記憶する取引終了処理を行い(S370)、その取引が遂行できない旨を表す取引情報をホルダ10側に通知する(S380)。
一方、S320において、残高が最低取引額以上であると判断した場合には(S320:YES)、取引処理を開始して残金情報及び利用者による複写枚数の設定情報に基づいた複写処理を実行制御する(S330)。このとき、複写処理の進行に伴ってその使用料金(取引額)を逐次累積して現在の取引額を演算し、複写処理毎に残金情報の残高が現在の取引額よりも多いか否かを判断する。また、利用者によるキャンセルボタン19の操作により複写処理が途中でキャンセルされたか否かについても判断する。このとき、設定枚数に至るまでに残高が足らなくなったり(S340:NO)、途中で処理がキャンセルされた場合には(S350:YES)、その取引情報を記憶する取引終了処理を行い(S370)、その旨を表す取引情報をホルダ10側に通知する(S380)。
取引処理が正常に行われ、設定取引額が現在の取引額、つまり残高が不足することなく複写枚数が設定枚数に達すると(S360:YES)、その取引情報を記憶する取引終了処理を行い(S370)、その取引が正常に終了した旨を表す取引情報をホルダ10側に通知する(S380)。
以上のようにして装置本体2によって取引情報が通知され、ホルダ10側でこれを受信すると(S190:YES)、ホルダ10は、その取引情報から取引が正常に終了したか否かを判断する(S200)。このとき、残高が足らず取引がなされなかった場合には、取引が正常に終了しなかったと判断し(S200:NO)、扉13のロックを解除した後(S250)、その旨を表示部18に表示させて一連の処理を終了する(S260)。
一方、S200にて取引が正常に終了したと判断した場合には(S200:YES)、残金情報から取引額(精算額)を減額して得た新たな残金情報をICカード20に書き込む(S210)。つまり、設定取引額で取引を終了したときはその取引額を、設定取引額に至らずに取引を終了したときはそれまでの取引額を、さらに、途中で取引がキャンセルされた場合にはその途中までの取引額を、それぞれ精算額として減額する。
そして、利用者による取引継続の意思を外部入力により確認し(S220)、その継続の有無を装置本体2側に通知する(S230)。尚、利用者は、装置本体2側の図示しない設定ボタンを操作することによって新たな複写枚数を設定して取引を継続させたり、ホルダ10に設けられた上記キャンセルボタン19を押すことにより、この取引の継続をキャンセルすることが可能である。
装置本体2側では、この継続の有無を表す情報を受信して、継続すると判断した場合には(S390:YES)、S320に戻って上述した処理を繰り返す。
一方、S230においてホルダ10側で取引を継続しない旨の通知がされ、S390にて装置本体2側で取引の継続が行われないと判断した場合には(S390:NO)、装置本体2側は扉13のロック解除指令を通知して一連の処理を終了する(S400)。
ホルダ10は、このロック解除指令を受信すると(S240)、扉13のロックを解除した後(S250)、それまでの取引の結果を表示部18に表示させて一連の処理を終了する(S260)。
以上に説明したように、本実施の形態の取引装置1は、複写サービスの取引に伴う精算がその取引後に行われるが、その精算が完了した後に扉13のロックが解除される。このため、残金情報からその精算額が減算されるまでICカード20を収容部から取り出すことができない。このため、利用者が取引処理の際に減算処理を免れる等の不正行為を防止することができる。
また、リードライト部14が読み取った残金情報の範囲内で複写サービスの取引が実行制御されるため、ICカード20に記録された残金が少ない場合でも、その残金以上の複写サービスを提供することが防止される。また、利用者がその残金情報を上回る取引を設定したとしても、取引が直ちに停止されるわけではなく、残金情報の範囲内で行われるため、利用者の便宜を図ることができる。
さらに、扉13が透過性材料から構成され、収容部12に収容されたICカード20を外部から視認できるため、利用者に安心感を与えることができる。また、扉13に電磁シールドが施されているため、リードライト部14が収容部12に収容されたICカード20以外のICカードと通信するなどの誤作動を防止することができる。それにより、例えば悪質な利用者がICカード20を収容部12に入れずにリードライト部14にかざした状態で扉13を閉じて取引処理を開始させ、取引終了間際にICカード20を取り去って減算処理を免れる等の不正行為を防止することができる。
尚、本実施の形態において、扉センサ21が検出手段に該当し、マイコン30,ストッパ22及びソレノイド23がロック手段及びロック解除手段に該当する。また、マイコン40が制御手段に該当し、マイコン30及びマイコン40が演算手段に該当する。さらに、通信制御部35が送受信手段に該当し、マイコン30が算出手段に該当する。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神の範囲内での変化変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態では、図5に示したように、取引額がリードライト部14が読み取った残金情報と同一となったときに取引を中止する例を示したが、残金情報が商品又はサービスの最低取引額(単価等)の倍数額とは必ずしも一致しない場合があるため、取引額と残金情報との差額が商品又はサービスの最低取引額よりも小さくなったときに、取引を中止するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、本発明の取引装置を複写サービスを提供する複写機として構成した例を示したが、例えばガソリンスタンドの給油装置として構成するなど、商品又はサービスの提供を後精算するシステムの他の装置としても構成することができる。
また、上記実施の形態では、非接触ICデータキャリアとしてICカードを使用した例を示したが、例えば携帯電話等の携帯端末や腕時計など、入金・残金情報が記録可能な媒体であれば同様に使用することが可能である。
実施の形態の取引装置の外観を表す斜視図である。 取引装置の一部を構成するホルダの構造を表す説明図である。 取引装置の制御部周辺の構成を表すブロック図である。 ホルダの動作方法を表す説明図である。 取引装置により実行される取引処理の流れを表すフローチャートである。
符号の説明
1 取引装置
2 装置本体
10 ホルダ
12 収容部
13 扉
14 リードライト部
18 表示部
20 ICカード
21 扉センサ
22 ストッパ
25 ロック検知センサ
30,40 マイコン
35,45 通信制御部



Claims (8)

  1. 非接触ICデータキャリアを使用した後精算により商品又はサービスの取引処理を実行する取引装置であって、
    カード形状に限らない前記非接触ICデータキャリアを載置する載置部を底面とする箱状であって、パネルに形成された開口部を裏面側で覆うようにして前記非接触ICデータキャリアを収容する収容部と、
    前記収容部に設置され、前記非接触ICデータキャリアを載置してその残金情報の読み取り及び書き込みを実行するリードライト部と、
    前記開口部を前記収容部の前面側で開閉可能であって、前記開口部を開口する方向に付勢され、前記開口部を閉じた状態でロック可能な扉と、
    前記扉が前記開口部を閉じた扉閉状態を検出する扉閉状態検出手段と、
    前記リードライト部が有効な前記非接触ICデータキャリアを検出した後、前記扉をロックしていない前記扉閉状態において、前記扉閉状態検出手段が検出する前記扉閉状態で前記扉をロックするロック手段と、
    前記扉をロックした前記扉閉状態において、前記リードライト部が読み取った残金情報の範囲内で前記商品又はサービスの取引を実行制御する制御手段と、
    前記制御手段による前記商品又はサービスの取引が終了した後に、その商品又はサービスの後精算をし、前記残金情報からその精算額を減算して新たな残金情報を演算する演算手段と、
    前記リードライト部による前記新たな残金情報の書き込みが完了したときに、前記扉のロック状態を解除するロック解除手段と、
    を備えたことを特徴とする取引装置。
  2. 非接触ICデータキャリアを使用した後精算により商品又はサービスの取引処理を実行する取引装置であって、
    カード形状に限らない前記非接触ICデータキャリアを載置する載置部を底面とする箱状であって、パネルに形成された開口部を裏面側で覆うようにして前記非接触ICデータキャリアを収容する収容部と、
    前記収容部に設置され、前記非接触ICデータキャリアを載置してその残金情報の読み取り及び書き込みを実行するリードライト部と、
    前記開口部を前記収容部の前面側で開閉可能であって、前記開口部を開口する方向に付勢され、前記開口部を閉じた状態でロック可能な扉と、
    前記扉が前記開口部を閉じた扉閉状態を検出する扉閉状態検出手段と、
    前記リードライト部が残高のある前記非接触ICデータキャリアを検出した後、前記扉をロックしていない前記扉閉状態において、前記扉閉状態検出手段が検出する前記扉閉状態で前記扉をロックするロック手段と、
    前記扉をロックした前記扉閉状態において、前記リードライト部が読み取った残金情報の範囲内で前記商品又はサービスの取引を実行制御する制御手段と、
    前記制御手段による前記商品又はサービスの取引が終了した後に、その商品又はサービスの後精算をし、前記残金情報からその精算額を減算して新たな残金情報を演算する演算手段と、
    前記リードライト部による前記新たな残金情報の書き込みが完了したときに、前記扉のロック状態を解除するロック解除手段と、
    を備えたことを特徴とする取引装置。
  3. 記パネルは、前記取引装置の前面側から前記載置部にある前記非接触ICデータキャリアを視認可能に、前記載置部が傾斜した状態で前記取引装置の前面に配置されること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の取引装置。
  4. 前記リードライト部は、前記非接触ICデータキャリアと通信を行うためのアンテナを、前記載置部の下側に偏らせて設けることを特徴とする請求項3に記載の取引装置。
  5. 非接触ICデータキャリアを使用した後精算により商品又はサービスの取引処理を実行する取引装置に装着され、その精算処理の際に前記非接触ICデータキャリアを前記取引装置に対してホールドする非接触ICデータキャリアホルダであって、
    カード形状に限らない前記非接触ICデータキャリアを載置する載置部を底面とする箱状であって、パネルに形成された開口部を裏面側で覆うようにして前記非接触ICデータキャリアを収容する収容部と、
    前記収容部に設置され、前記非接触ICデータキャリアを載置してその残金情報の読み取り及び書き込みを実行するリードライト部と、
    前記開口部を前記収容部の前面側で開閉可能であって、前記開口部を開口する方向に付勢され、前記開口部を閉じた状態でロック可能な扉と、
    前記扉が前記開口部を閉じた扉閉状態を検出する扉閉状態検出手段と、
    前記リードライト部が有効な前記非接触ICデータキャリアを検出した後、前記扉をロックしていない前記扉閉状態において、前記扉をロックするロック手段と、
    前記扉をロックした前記扉閉状態において、前記取引装置において前記取引処理を実行する主制御部に前記リードライト部が読み取った残金情報を送信し、その後、前記主制御部から前記取引処理に伴う精算額が送信されてくると、これを受信する送受信手段と、
    前記残金情報から前記送受信手段が受信した精算額を減算して新たな残金情報を算出する算出手段と、
    前記リードライト部による前記新たな残金情報の書き込みが完了した後、前記扉のロック状態を解除するロック解除手段と、
    を備えたことを特徴とする非接触ICデータキャリアホルダ。
  6. 非接触ICデータキャリアを使用した後精算により商品又はサービスの取引処理を実行する取引装置に装着され、その精算処理の際に前記非接触ICデータキャリアを前記取引装置に対してホールドする非接触ICデータキャリアホルダであって、
    カード形状に限らない前記非接触ICデータキャリアを載置する載置部を底面とする箱状であって、パネルに形成された開口部を裏面側で覆うようにして前記非接触ICデータキャリアを収容する収容部と、
    前記収容部に設置され、前記非接触ICデータキャリアを載置してその残金情報の読み取り及び書き込みを実行するリードライト部と、
    前記開口部を前記収容部の前面側で開閉可能であって、前記開口部を開口する方向に付勢され、前記開口部を閉じた状態でロック可能な扉と、
    前記扉が前記開口部を閉じた扉閉状態を検出する扉閉状態検出手段と、
    前記リードライト部が残高のある前記非接触ICデータキャリアを検出した後、前記扉をロックしていない前記扉閉状態において、前記扉をロックするロック手段と、
    前記扉をロックした前記扉閉状態において、前記取引装置において前記取引処理を実行する主制御部に前記リードライト部が読み取った残金情報を送信し、その後、前記主制御部から前記取引処理に伴う精算額が送信されてくると、これを受信する送受信手段と、
    前記残金情報から前記送受信手段が受信した精算額を減算して新たな残金情報を算出する算出手段と、
    前記リードライト部による前記新たな残金情報の書き込みが完了した後、前記扉のロック状態を解除するロック解除手段と、
    を備えたことを特徴とする非接触ICデータキャリアホルダ。
  7. 前記パネルは、前記取引装置の前面側から前記載置部にある前記非接触ICデータキャリアを視認可能に、前記載置部が傾斜した状態で前記取引装置の前面に配置されること、
    を特徴とする請求項5または請求項6に記載の非接触ICデータキャリアホルダ。
  8. 前記リードライト部は、前記非接触ICデータキャリアと通信を行うためのアンテナを、前記載置部の下側に偏らせて設けることを特徴とする請求項7に記載の非接触ICデータキャリアホルダ。
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