JP2005284363A - 情報記録媒体用入金機 - Google Patents

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久 清沢
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Abstract

【課題】処理ユニットへの操作や管理機能の操作に対する制限を与える。
【解決手段】管理用非接触ICカードの管理情報に応じてロック部による内扉錠のロックを解除する。一方、管理用非接触ICカードを所持していなければ内扉錠のロックが維持される。これにより、管理用非接触ICカードの有無によって内扉の開放状態もしくは閉塞状態が得られるので、処理ユニットである紙幣処理部および保管庫への操作に制限を与える。また、レベルAの管理用非接触ICカードと、レベルBの管理用非接触ICカードの管理情報に応じて設定部の設定キーで操作できる管理機能が異なる。このように、管理用非接触ICカードによって設定部による管理機能の操作に対して制限を与える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、投入された金銭などの入金情報を、例えば非接触ICカードなどの情報記録媒体に対して記録する情報記録媒体用入金機に関するものである。
近年、電子マネーと称して、例えば非接触ICカードなどの情報記録媒体に入金情報を記録しておき、当該情報記録媒体によって商品やサービスの決済を行うものが知られている。この種の情報記録媒体においては、記録した金額の残高がなくなるか少なくなると商品やサービスの決済ができなくなるため、金銭の入金情報を情報記録媒体に積み増して記録する入金機が必要になる。そこで、従来、非接触ICカードに対して金額を積み増しする入金機が知られている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
特開2001−93003号公報 特開2003−36466号公報
ところで、上述した入金機では、金銭を機内に投入し、その入金情報を情報記録媒体に記録する。すなわち、金銭は機内に内装した保管庫に保管してある。また、上述した入金機では、機内に内装した処理ユニットの保守などの操作を要する。このような構成においては、入金機を管理する場合に、例えば金銭に関わらない操作と、金銭に関わる操作とを区分けして制限する要求がある。
また、上述した入金機では、例えば入金情報を情報記録媒体に記録するための各種設定事項の変更などの管理機能がある。この管理機能に関しても、入金機を管理する場合に、例えば一部の管理機能のみの操作と、全ての管理機能の操作とに区分けして制限する要求がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、処理ユニットへの操作や管理機能の操作に対する制限を与えることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る情報記録媒体用入金機は、入金情報を情報記録媒体に記録する情報記録媒体用入金機において、前記入金情報の処理を行う処理ユニットと、管理情報を有した管理情報記録媒体とを備え、前記管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じて前記処理ユニットへの操作を定めることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報記録媒体用入金機は、上記請求項1において、前記処理ユニットを内装する筐体と、前記筐体を開閉する扉体を閉塞状態で施錠する扉錠と、前記扉錠を施錠状態でロックするロック部とを備え、前記管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じて前記ロック部による扉錠のロックを解除することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報記録媒体用入金機は、上記請求項2において、前記扉体は、筐体の内部に投入された金銭の正偽および金額を認識する金銭処理部と、投入された正しい金銭を保管する保管庫とを閉塞することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報記録媒体用入金機は、入金情報を情報記録媒体に記録する情報記録媒体用入金機において、前記入金情報の処理に関わる管理機構の操作を行う設定部と、管理情報を有した管理情報記録媒体とを備え、前記管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じて前記設定部による管理機能の操作を定めることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報記録媒体用入金機は、上記請求項1〜4のいずれか一つにおいて、前記管理情報記録媒体に記録された管理情報に当該管理情報記録媒体の使用期限を保有させたことを特徴とする。
本発明に係る情報記録媒体用入金機は、管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じて処理ユニットへの操作を定める。これにより、管理情報記録媒体を用いて処理ユニットへの作業に対して制限を与えることができる。具体的には、管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じてロック部による扉体を施錠する扉錠のロックを解除あるいは維持する。特に、扉体が、筐体の内部に投入された金銭の正偽および金額を認識する金銭処理部と、投入された正しい金銭を保管する保管庫とを閉塞することにより、金銭に関する防盗性を向上することができる。
本発明に係る情報記録媒体用入金機は、管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じて設定部による管理機能の操作を定める。例えば、複数の管理情報記録媒体ごとに変更できる管理機能の操作を異ならせる。これにより、管理情報記録媒体を用いて管理機能の操作に制限を与えることができる。
また、管理情報記録媒体に記録された管理情報に当該管理情報記録媒体の使用期限を保有することで、管理情報記録媒体の安全性を向上することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る情報記録媒体用入金機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明に係る情報記録媒体用入金機の実施例における外観を示す斜視図、図2は図1に示した情報記録媒体用入金機のブロック図である。
本実施例における情報記録媒体用入金機は、非接触ICカード100を情報記録媒体として採用してある。非接触ICカード100は、図には明示しないが、ICチップと、当該ICチップに接続したコイル状アンテナとを基板に配置してなる。ICチップは、記録部、送受信部および電源整流部が内蔵してある。記録部は、記録情報として例えば積み増しの際の金額情報およびその日時情報などの入金情報、あるいは商品やサービスの決済を行うための金額情報およびその日時情報などの出金情報などを記録する。送受信部は、後述する読み書き部12と情報の送受信を行う。電源整流部は、読み書き部12が送信した所定の電波によってコイル状アンテナの共振作用(電磁誘導など)で発生した起電力を、ICチップの作動電力として得る。なお、情報記録媒体としては、上述した非接触ICカード100の他に、例えば上記構成を内蔵した携帯通信端末(例えば携帯電話機)として構成できる。
図1および図2に示すように情報記録媒体用入金機は、非接触ICカード100に対して金銭などの入金情報を記録するものである。この情報記録媒体用入金機は、筐体1の外部であって当該筐体1を開閉する扉体としての外扉2に表示部3、操作部4、紙幣投入口5、載置部6、およびレシート取出口7を設けてある。外扉2は、筐体1を閉止する閉塞状態で扉錠としての外扉錠2aによって施錠される一方、当該外扉錠2aの解錠によって開放状態になる。また、図には明示しないが、筐体1と外扉2との間には、外扉2の開放状態を検出する外扉センサを設けて当該外扉センサを制御部16に接続してあってもよい。
表示部3は、制御部16に接続してあって、通常時には載置部6に載置された非接触ICカード100に書き込まれている入金情報の残高、または紙幣投入口5から投入された紙幣の入金額が表示される。
操作部4は、制御部16に接続してあって本実施例では押しボタンからなり、入金ボタン4a、取り消しボタン4bおよびレシートボタン4cを有している。入金ボタン4aは、紙幣投入口5から投入された紙幣の入金額である入金情報を非接触ICカード100に書き込む際に押下するものである。取り消しボタン4bは、非接触ICカード100への入金情報の書き込みを取り消す際に押下するものである。レシートボタン4cは、レシートの出力の際に押下するものである。
紙幣投入口5は、紙幣を投入する部位であって、後述する紙幣処理部11に通じてある。なお、紙幣投入口5は、金銭投入口として紙幣以外に硬貨を投入する形態であってもよい。
載置部6は、非接触ICカード100を載置する部位であって、その底側には、後述する読み書き部12のアンテナ12aが配してある。また、載置部6は、非接触ICカード100以外に、ICチップなどを内蔵した携帯通信端末も載置できる。
レシート取出口7は、レシートを払い出す部位であって、後述するプリンタ13に通じてある。
筐体1の内部には、図2に示すように処理ユニットが内装してある。処理ユニットは、紙幣処理部11(金銭処理部)、読み書き部12、プリンタ13、設定部14、および電源部15からなる。
紙幣処理部11は、制御部16に接続してあって、紙幣投入口5から投入された紙幣の正偽を判定し、当該紙幣が正紙幣であった場合にさらに投入金額の認識を行う。また、紙幣処理部11は、投入金額の情報を制御部16に送る。この紙幣処理部11は、保管庫11aに通じてある。保管庫11aは、紙幣投入口5から投入された紙幣の入金額である入金情報を非接触ICカード100に書き込まれたときに、当該紙幣を収容して保管する。
これら、処理ユニットの一部である紙幣処理部11および保管庫11aは、筐体1の内部にある内部領域としての金庫8の内部に収容してある。金庫8は、外扉2のさらに内側にある扉体としての内扉9によって開閉される。内扉9は、外扉2に重ねて設けてあって当該外扉2を開放することにより開閉できる態様で設けてある。この内扉9は、金庫8を閉止する閉塞状態で扉錠としての内扉錠9aによって施錠される一方、当該内扉錠9aの解錠によって開放状態になる。また、図には明示しないが、内扉錠9aには、その解錠を検出する内扉錠センサが設けてあり、当該内扉錠センサを制御部16に接続してある。なお、内扉錠センサに換えて、内扉9の開放状態を検出する内扉センサ(図示せず)を制御部16に接続して設けてもよい。
また、内扉錠9aには、ロック部10が設けてある。ロック部10は、内扉錠9aが内扉9を施錠しているときに、当該内扉錠9aの解錠を阻止する態様でロックする。このロック部10は、例えば内扉錠9aに対して可動部を進退可能に設けたソレノイドからなり、制御部16に接続してある。ロック部10は、ソレノイドへの非通電時に可動部が内扉錠9aに向けて進出することによって当該内扉錠9aを施錠状態でロックする一方、ソレノイドへの通電時に可動部が内扉錠9aから退避することによって当該内扉錠9aのロックを解除する。
読み書き部12は、制御部16に接続してあって、アンテナ12aを介して載置部6に載置された非接触ICカード100と情報の送受信を行う。すなわち、読み書き部12は、アンテナ12aを介して所定の電波を発信し、非接触ICカード100のコイル状アンテナに起電力を生じさせてICチップの作動電力とする。これにより、読み書き部12は、例えば非接触ICカード100に記録されている残高を読み出す一方、積み増しの際の金額情報およびその日時情報などの入金情報を非接触ICカード100に書き込み記録する。また、読み書き部12は、読み出した情報を制御部16に送る一方、書き込むべき入金情報を制御部16から得る。
また、書き込み部12は、管理用非接触ICカード101と情報の送受信を行う。読み書き部12は、例えば管理用非接触ICカード101に記録されている管理情報のレベルおよび使用期限を読み出す一方、後述する管理処理を行った日時情報および使用期限の更新情報などの新規の管理情報を管理用非接触ICカード101に書き込み記録する。また、読み書き部12は、読み出した管理情報を制御部16に送る一方、書き込むべき新規の管理情報を制御部16から得る。
ここで、管理用非接触ICカード101は、情報記録媒体入金機を管理する管理者が所持するものであって、管理処理を行うための管理情報を予め記録してある。この管理用非接触ICカード101は、管理処理における作業に応じて複数種類用意してある。本実施例では、管理用非接触ICカード101Aと、管理用非接触ICカード101Bとの2種類が用意してある。
管理用非接触ICカード101Aは、レベルAの管理情報が予め記録してある。レベルAの管理情報とは、設定部14による管理機能の操作を定めるための情報である。一方、管理用非接触ICカード101Bは、レベルBの管理情報が予め記録してある。レベルBの管理情報とは、設定部14による管理機能の操作を定めるための情報である。また、レベルAおよびレベルBの管理情報には、ロック部10による内扉錠9aのロックを解除するための情報が予め記録してある。さらに、レベルAおよびレベルBの管理情報には、管理用非接触ICカード101Aおよび管理用非接触ICカード101Bの使用期限の情報が予め記録してある。使用期限は、管理用非接触ICカード101A,101Bが使用可能期限日、あるいは管理用非接触ICカード101A,101Bの使用可能回数がある。
プリンタ13は、制御部16に接続してあって、例えば、非接触ICカード100に書き込み記録された情報を制御部16から入力し、当該情報をプリント出力したレシート(領収書)をレシート取出口7から払い出す。なお、図には明示しないが、プリンタ13は、ロール状のレシート用紙と、プリントされたレシート用紙を切断するカッタとを有している。
設定部14は、制御部16に接続してあって、本情報記録媒体入金機に関わる管理機能の操作が行われる。図には明示しないが、設定部14は、管理機能の操作を実行するための設定キーを有している。設定部14による管理機能の操作は、例えばレシートの再プリント、定期情報のプリント、金銭の統計処理、統計データのプリント、センターサーバ18との通信情報のプリント、日時設定、入金機の機能設定、設定の初期化などがある。
電源部15は、表示部3、操作部4、紙幣処理部11、読み書き部12、プリンタ13、設定部14、および制御部16に対して電力を供給する。図には明示しないが、電源部15は、供給する電力をON/OFFする電源スイッチを有している。
制御部16は、予めメモリ16aに格納したプログラムやデータに従って、表示部3、紙幣処理部11、読み書き部12、およびプリンタ13の制御を行うためのものである。また、制御部16には、ルータ17aが接続してあり、本情報記録媒体入金機を管理するセンターサーバ18側に接続してあるルータ17bを介して当該センターサーバ18と通信を行う。センターサーバ18との通信としては、例えば保管庫11aから投入紙幣を回収するときに保管庫11aに収容してある保管金額の統計(締め)を行った統計処理の送信などがある。
図3は制御部が実行する入金処理を示すフローチャートである。以下、図2および図3を適宜参照しながら、情報記録媒体入金機の制御部16が実行する入金処理について説明する。なお、本実施例における情報記録媒体入金機の制御部16は、単一の紙幣(例えば日本円で1000円札、2000円札、5000円札、10000円札)一枚のみを受け入れて、その入金情報を非接触ICカード100に記録する入金処理を実行するものである。
まず、電源部15の電源スイッチがONされて、内扉9および外扉2が閉鎖状態にあり、かつ、載置部6に非接触ICカード100が載置されていない場合、制御部16は、待機状態となっている。この待機状態において、制御部16は、読み書き部12を制御してアンテナ12aを介して所定の電波を発信するとともに、非接触ICカード100が取扱中である旨を表示部3に表示する。
上述した待機状態から、制御部16は、利用者などによって載置部6に非接触ICカード100が載置されたかを判断する(ステップS1)。載置部6に非接触ICカード100が載置されると(ステップS1:Yes)、制御部16は、非接触ICカード100に記録された情報を読み書き部12から得ることにより、当該非接触ICカード100が正規ものかを判断する(ステップS2)。非接触ICカード100が正規ものである場合(ステップS2:Yes)、制御部16は、非接触ICカード100に記録された残高を読み書き部12から得て、当該残高を表示部3に表示する(ステップS3)。
次いで、紙幣投入口5から紙幣が投入されると(ステップS4:Yes)、制御部16は、投入金額を紙幣処理部11から得て、当該投入金額を表示部3に表示する(ステップS5)。
次いで、操作部4の取り消しボタン4bが押下されることなく(ステップS6:No)、操作部4の入金ボタン4aが押下されると(ステップS7:Yes)、制御部16は、非接触ICカード100に対して入金情報を記録する(ステップS8)。
最後に、操作部4のレシートボタン4cが押下されると(ステップS9:Yes)、制御部16は、プリンタ13を制御することによってレシートをプリント出力して当該レシートをレシート取出口7から払い出し(ステップS10)、本入金処理を終了する。
上記入金処理において、載置部6に載置された非接触ICカード100が正規のものでない場合(ステップS2:No)、制御部16は、当該非接触ICカード100が管理用非接触ICカード(管理情報記録媒体)101であるかを判断する(ステップS13)。そして、管理用非接触ICカード101ではない場合(ステップS13:No)、制御部16は、表示部3に取扱不可のエラーメッセージを表示して(ステップS11)、本入金処理を終了する。また、上記入金処理において、操作部4の取り消しボタン4bが押下された場合(ステップS6:Yes)、制御部16は、紙幣処理部11を制御して投入された紙幣を紙幣投入口から返却して(ステップS12)、本入金処理を終了する。また、上記入金処理において、操作部4のレシートボタン4cが押下されなかったとき(ステップS9:No)、具体的には、例えば載置部6から非接触ICカード100が取り除かれたとき、制御部16は、本入金処理を終了する。
なお、図には明示しないが、上記入金処理において、紙幣投入口5から紙幣が投入されたとき(ステップS5)、当該紙幣が偽紙幣であった場合、あるいは当該紙幣の正偽が判断できなかった場合に、制御部16は、紙幣処理部11を制御して投入された紙幣を紙幣投入口から返却して、本入金処理を終了する。また、図には明示しないが、上記入金処理において、非接触ICカード100に対して入金情報が記録されなかったとき、具体的には、例えば「ステップS8」以前に載置部6から非接触ICカード100が取り除かれたとき、あるいは「ステップS8」において記録エラーとなったとき、制御部16は、表示部3にエラーメッセージを表示するとともに、紙幣処理部11を制御して投入された紙幣を紙幣投入口から返却して、本入金処理を終了する。
図4は制御部が実行する管理処理を示すフローチャートである。以下、図2、図3および図4を適宜参照しながら、情報記録媒体入金機の制御部16が実行する管理処理について説明する。なお、本実施例において管理処理とは、例えばプリンタ13の保守、電源部15の電源スイッチのON/OFF、紙幣処理部11の紙幣詰まりなどの対処、保管庫11aからの投入紙幣の回収、設定部による管理機能の変更などの操作を称す。
まず、上述した入金処理において、図3に示すように、「ステップS13」で載置部6に載置された非接触ICカード100が、管理者が所持する管理用非接触ICカード(管理情報記録媒体)101である場合(ステップS13:Yes)、管理処理に移行して(ステップS14)、入金処理を終了する。
図4に示すように、管理処理において、制御部16は、載置部6に載置された管理用非接触ICカード101の使用期限が有効であるかを判断する(ステップS21)。管理用非接触ICカード101の使用期限が有効である場合(ステップS21:Yes)、制御部16は、当該管理用非接触ICカード101がレベルAかを判断する(ステップS22)。
次いで、管理用非接触ICカード101がレベルAの管理用非接触ICカード101Aである場合(ステップS22:Yes)、制御部16は、設定部14による管理機能の操作を定める(ステップS23)。すなわち、制御部16は、管理用非接触ICカード101Aに予め記録されたレベルAの管理情報に応じて設定部14の設定キーの操作によって変更できる管理機構の操作を定める。レベルAの管理情報に応じて操作できる管理機能の操作は、例えばレシートの再プリント、定期情報のプリント、金銭の統計処理、統計データのプリントなどがある。なお、レシートの再プリント、定期情報のプリントなどは、管理用非接触ICカード101Aなしで操作可能であってもよい。
次いで、制御部16は、ロック部10を解除する(ステップS24)。すなわち、制御部16は、ロック部10のソレノイドへ通電して可動部を内扉錠9aから退避させて当該内扉錠9aのロックを解除する。これにより、内扉錠9aを解錠することが可能になる。
最後に、制御部16は、管理処理を行った日時を含む新規管理情報を管理用非接触ICカード101Aに記録し(ステップS25)。本管理処理を終了する。このとき、管理用非接触ICカード101Aの使用期限が使用可能回数である場合、制御部16は、「ステップS21」で管理用非接触ICカード101Aから読み出した使用可能回数から1回分を減算した使用可能回数を含む新規管理情報を当該管理用非接触ICカード101Aに書き込む。そして、管理者は、所持した鍵で外扉錠2aを解錠し外扉2を開放してレベルAの管理情報に応じて定めた上記管理機能の操作を行う。あるいは、管理者は、所持した鍵で内扉錠9aを解錠し内扉9を開放して紙幣処理部11および保管庫11aを表出し、紙幣処理部11における紙幣詰まりの対処など操作や、保管庫11aからの投入紙幣の回収などの操作を行う。なお、管理用非接触ICカード101Aなしで外扉2を開放してプリンタ13および電源部15を表出し、プリンタ13におけるレシート用紙の交換やレシート用紙の用紙詰まりの対処などの保守操作、または電源部15の電源スイッチのON/OFF操作が行える。
上記入金処理において、管理用非接触ICカード101がレベルAの管理用非接触ICカード101Aでない場合(ステップS22:No)、本実施例における制御部16は、管理用非接触ICカード101がレベルAの管理用非接触ICカード101A以外であるレベルBの管理用非接触ICカード101Bと判断する。なお、図には明示しないが、レベルAおよびレベルB以外にも他の管理用非接触ICカード101がある場合には、「ステップS22:No」で、制御部16は、管理用非接触ICカード101がレベルBかを判断して、「No」であれば他の管理用非接触ICカード101のレベルであるかを判断する。
次いで、管理用非接触ICカード101がレベルBの管理用非接触ICカード101Bである場合、制御部16は、設定部14による管理機能の操作を定める(ステップS26)。すなわち、制御部16は、管理用非接触ICカード101Bに予め記録されたレベルBの管理情報に応じて設定部14の設定キーの操作によって変更できる管理機構の操作を定める。レベルBの管理情報に応じて操作できる管理機能の操作は、上述したレベルAの管理情報に応じて決める管理機能の操作に加えて、例えばセンターサーバ18との通信情報のプリント、日時設定、入金機の機能設定、設定の初期化などがある。なお、レシートの再プリント、定期情報のプリントなどは、管理用非接触ICカード101Bなしで操作可能であってもよい。
次いで、制御部16は、ロック部10を解除する(ステップS27)。すなわち、制御部16は、ロック部10のソレノイドへ通電して可動部を内扉錠9aから退避させて当該内扉錠9aのロックを解除する。これにより、内扉錠9aを解錠することが可能になる。
最後に、制御部16は、管理処理を行った日時を含む新規管理情報を管理用非接触ICカード101Bに記録し(ステップS28)。本管理処理を終了する。このとき、管理用非接触ICカード101Bの使用期限が使用可能回数である場合、制御部16は、「ステップS21」で管理用非接触ICカード101Bから読み出した使用可能回数から1回分を減算した使用可能回数を含む新規管理情報を当該管理用非接触ICカード101Bに書き込む。そして、管理者は、所持した鍵で外扉錠2aを解錠し外扉2を開放してレベルBの管理情報に応じて定めた上記管理機能の操作を行う。あるいは、管理者は、所持した鍵で内扉錠9aを解錠し内扉9を開放して紙幣処理部11および保管庫11aを表出し、紙幣処理部11における紙幣詰まりの対処など操作や、保管庫11aからの投入紙幣の回収などの操作を行う。なお、管理用非接触ICカード101Bなしで外扉2を開放してプリンタ13および電源部15を表出し、プリンタ13におけるレシート用紙の交換やレシート用紙の用紙詰まりの対処などの保守操作、または電源部15の電源スイッチのON/OFF操作が行える。
また、上記入金処理において、載置部6に載置された管理用非接触ICカード101の使用期限が無効である場合(ステップS21:No)、制御部16は、表示部3に取扱不可のエラーメッセージを表示して(ステップS29)、本入金処理を終了する。
したがって、上述した情報記録媒体用入金機では、管理用非接触ICカード101に記録された管理情報に応じて処理ユニットへの操作に制限を与える。具体的には、管理者がレベルAおよびレベルBの管理用非接触ICカード101A,101Bを所持している場合に、管理用非接触ICカード101A,101Bの管理情報に応じてロック部10による内扉錠9aのロックを解除する。これにより、内扉9を開放できるようにして、紙幣処理部11の保守および保管庫11aからの投入紙幣の回収などの操作を可能にする。一方、管理者が管理用非接触ICカード101を所持していない場合には、内扉錠9aのロックが維持されることになる。これにより、内扉9が開放できなくなって、内扉9内にある紙幣に触れられない。この結果、防盗性を向上することが可能になる。このように、上述した情報記録媒体用入金機では、管理用非接触ICカード101の管理情報に応じて内扉9の開放状態もしくは閉塞状態が得られるので、処理ユニットへの操作に対して制限を与えることが可能になる。
なお、本実施例のようにロック部10をソレノイドで構成した場合には、ソレノイドへの非通電時に可動部が内扉錠9aに向けて進出して当該内扉錠9aを施錠状態でロックするので、本情報記録媒体入金機に電源の供給が絶たれたときに、内扉錠9aおよびロック部10によって内扉9を容易に開放することを阻止することが可能である。
また、上述した情報記録媒体用入金機では、管理用非接触ICカード101に記録された管理情報に応じて設定部14による管理機能の操作を定める。具体的には、管理者がレベルAの管理用非接触ICカード101Aを所持している場合と、レベルBの管理用非接触ICカード101Bのみを所持している場合とで、操作できる管理機能が異なる。このように、上述した情報記録媒体用入金機では、管理用非接触ICカード101によって設定部14による管理機能の操作に対して制限を与えることが可能になる。
また、上述した情報記録媒体用入金機では、管理用非接触ICカード101に記録された管理情報に当該管理用非接触ICカード101の使用期限を保有してある。これにより、使用期限が無効である場合に管理用非接触ICカード101の取り扱いを拒否することで、管理用非接触ICカード101の安全性を向上することが可能になる。
以上のように、本発明に係る記録媒体用入金機は、機内に投入された金銭などの入金情報を、非接触ICカードなどの情報記録媒体に対して記録する場合に有用であり、特に、処理ユニットへの操作やや管理機能の操作に対する制限を与えることに適している。
本発明に係る情報記録媒体用入金機の実施例における外観を示す斜視図である。 図1に示した情報記録媒体用入金機のブロック図である。 制御部が実行する入金処理を示すフローチャートである。 制御部が実行する管理処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 筐体
2 外扉
2a 外扉錠
2 内扉
3 表示部
4 操作部
4a 入金ボタン
4b 取り消しボタン
4c レシートボタン
5 紙幣投入口
6 載置部
7 レシート取出口
8 金庫
9 内扉
9a 内扉錠
10 ロック部
11 紙幣処理部
11a 保管庫
12 読み書き部
12a アンテナ
13 プリンタ
14 設定部
15 電源部
16 制御部
16a メモリ
17a,17b ルータ
18 センターサーバ
100 非接触ICカード(情報記録媒体)
101 管理用非接触ICカード(管理情報記録媒体)

Claims (5)

  1. 入金情報を情報記録媒体に記録する情報記録媒体用入金機において、
    前記入金情報の処理を行う処理ユニットと、
    管理情報を有した管理情報記録媒体と
    を備え、前記管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じて前記処理ユニットへの操作を定めることを特徴とする情報記録媒体用入金機。
  2. 前記処理ユニットを内装する筐体と、
    前記筐体を開閉する扉体を閉塞状態で施錠する扉錠と、
    前記扉錠を施錠状態でロックするロック部と
    を備え、前記管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じて前記ロック部による扉錠のロックを解除することを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体用入金機。
  3. 前記扉体は、筐体の内部に投入された金銭の正偽および金額を認識する金銭処理部と、投入された正しい金銭を保管する保管庫とを閉塞することを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体用入金機。
  4. 入金情報を情報記録媒体に記録する情報記録媒体用入金機において、
    前記入金情報の処理に関わる管理機構の操作を行う設定部と、
    管理情報を有した管理情報記録媒体と
    を備え、前記管理情報記録媒体に記録された管理情報に応じて前記設定部による管理機能の操作を定めることを特徴とする情報記録媒体用入金機。
  5. 前記管理情報記録媒体に記録された管理情報に当該管理情報記録媒体の使用期限を保有させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報記録媒体用入金機。
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