JP4352961B2 - 入金機 - Google Patents

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本発明は、投入された貨幣に相当する貨幣価値情報を記録媒体に記録する入金機に関するものである。
近年、記録媒体に貨幣価値情報(電子マネー)を記録しておき、当該記録媒体によって商品の購入、サービスの提供に関する決済を行うものが普及している。この種の記録媒体においては、記録した貨幣価値情報の残高が少なくなると、商品の購入、サービスの提供に関する決算ができなくなるため、貨幣価値情報を積み増す必要がある。この貨幣価値情報の積み増しに際しては、投入された紙幣を識別する識別部と、識別した紙幣を収容する収容部と、記録媒体に紙幣の価値情報を記録する記録部とを備え、識別した紙幣を収容するとともに、収容した紙幣の価値に相当する価値情報を記録媒体に記録する入金機が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、この入金機において、識別部から収容部に至る搬送経路に紙幣が詰まった場合には、入金機の稼働を中断して、保守員がこの紙幣を取り除かなければならない。そして、取り除いた紙幣の価値に相当する価値情報が記録媒体に記録されていない(入金処理されていない)場合には利用者に返却しなければならず、取り除いた紙幣の価値に相当する価値情報が記録媒体に記録されている(入金処理されている)場合には収容部に収容しなければならない。
特開2003−36466号公報
しかしながら、従来の入金機では、取り除いた紙幣の価値に相当する価値情報が記録媒体に記録されているか否か(入金処理がされているか否か)の判断は紙幣の詰まった位置により判断していたので、取り除いた紙幣を利用者に返却すべきであるか、収容部に収容すべきであるかの判断が困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みて、識別部から収容部に至る搬送経路に詰まった貨幣を利用者に返却すべきであるか、収容部に収容すべきであるか容易に判断することができる入金機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る入金機は、投入口部から受け入れた紙幣を識別する識別部と、識別した紙幣を投入口部から返却可能に保留する一時保留部と、保留した紙幣を収容する収容部とを有した紙幣ユニットと、外扉の下方部に形成された凹部に設けられ、記録媒体が取り出し自在に載置される載置台と、載置台に記録媒体が載置されるとともに、一時保留部に識別された紙幣が保留され、さらに、入金が指示された場合に、保留された紙幣の貨幣価値に相当する貨幣価値情報を載置された記録媒体に記録する記録部と、記録媒体に貨幣価値情報が記録され、さらに、領収書の発行が指示された場合に入金前の残高であるチャージ前残高および入金額が印字された領収書を発行するプリンタとを備えた入金機において、前記プリンタは、紙幣の識別後に前記識別部から前記収容部に至る搬送経路に紙幣が詰まった場合に、チャージ前残高、投入された紙幣の種類および機械内に紙幣が滞留している旨が印字された帳票を発行し、紙幣の識別前に前記搬送経路に紙幣が詰まった場合に、チャージ前残高、投入された紙幣の種類が不明である旨および機械内に紙幣が滞留している旨が印字された帳票を発行することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る入金機は、上記請求項1において、前記搬送経路に詰まった紙幣貨幣価値に相当する貨幣価値情報が記録媒体に記録されていない場合には、前記プリンタが直ちに前記帳票を発行することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る入金機は、上記請求項1又は2において、前記プリンタは、保守の開始を条件に、搬送経路に詰まった紙幣を利用者に返却すべきか、収容部に収容すべきかの指示を示す帳票を発行することを特徴とする。
本発明に係る入金機は、紙幣の識別後に搬送経路に紙幣が詰まった場合にチャージ前残高、投入された紙幣の種類および機械内に紙幣が滞留している旨が印字された帳票を発行し、紙幣の識別前に搬送経路に紙幣が詰まった場合には、チャージ前残高、投入された紙幣の種類が不明である旨および機械内に紙幣が滞留している旨が印字された帳票を発行するので、帳票を見れば、紙幣の詰まりによって記録媒体に貨幣価値情報が記録されなかったことを容易に認識できるという効果を奏する。また、紙幣の識別後に搬送経路に紙幣が詰まった場合には、返金額を知ることもできるという効果を奏する。
また、搬送経路に詰まった紙幣貨幣価値に相当する貨幣価値情報が記録媒体に記録されていない場合(詰まった紙幣を利用者に返却すべき場合)には、プリンタが直ちに帳票を発行するので、利用者が帳票を受領でき、その帳票に基づいて後日精算することができるという効果を奏する。
また、プリンタは、保守の開始を条件に、搬送経路に詰まった紙幣を利用者に返却すべきか、収容部に収容すべきかの指示を示す帳票を発行するので、保守員は紙幣を取り除く前に、利用者に返却すべき紙幣であるか、収容部に収容すべき紙幣であるか判断できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る入金機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明の実施例に係る入金機の外観を示す斜視図、図2は図1に示した入金機の内部構造を説明する概略縦断面図、図3は図1に示した入金機のブロック図である。
本実施例に係る入金機は、記録媒体として非接触ICカード100を採用している。非接触ICカード100は、ICチップ(図示せず)と、当該ICチップ(図示せず)に接続したコイル状アンテナ(図示せず)とを有している。ICチップ(図示せず)は、記録部(図示せず)、送受信部(図示せず)および電源整流部(図示せず)を有し、記録部(図示せず)には、積み増し日時、積み増した貨幣価値情報、商品の購入、サービスの提供に際して行った決済情報、残高情報等の情報が記録してある。送受信部(図示せず)は後述するリーダライタ4と情報の送受信を行う部分であり、電源整流部(図示せず)は、リーダライタ4が送信した所定の電波によってコイル状アンテナの共振作用(電磁誘導など)で発生した起電力を、ICチップ(図示せず)の作動電力として得る部分である。なお、記録媒体は、上述した非接触ICカード100の他に、例えば、携帯通信端末(例えば携帯電話機)が採用可能である。
図1〜図3に示すように、入金機は、非接触ICカード100に貨幣価値情報を記録するものであり、本体1と、本体1の前面開口部を閉塞する外扉2とを有している。
本体1には、紙幣ユニット3と、リーダライタ4と、プリンタ5と、制御ユニット6と、電源ユニット7とが内蔵してある。
紙幣ユニット3は、投入口部31と、識別部32と、保留部33と、収容部34とを有し、投入された紙幣は、識別部32、保留部33を経由して収容部34に収容される。
投入口部31は、紙幣を受け入れる部分であって、外扉2の外表面に表出するように配設してある。なお、本実施例に係る入金機は、一度に一枚の紙幣を受け付けるものであり、一度に複数の紙幣を投入することはできない。
識別部32は投入口部31から受け入れた紙幣を識別する部分であって、磁気センサ(図示せず)、光センサ(図示せず)を有している。そして、これらのセンサが取得した情報に基づいて、識別可能な紙幣であるか否かを判断し、識別可能な紙幣である場合には、さらに種類(金種)を特定し、紙幣を保留部33に送出する。本実施例に係る入金機は、一万円札、五千円札、二千円札、千円札の4種類の紙幣が投入可能であって、これらを識別する識別情報は予め識別部32に記憶してある。
保留部33は、識別部32で識別可能な紙幣であると識別した紙幣を一時的に保留する部分であって、入金処理を中断したときには、保留部33に保留した紙幣は識別部32と投入口部31を経由して利用者に返却される。本実施例に係る入金機は、複数の紙幣を一度に受け付けることができないので、一枚の紙幣が保留可能である。
収容部34は、保留部33に保留した紙幣を収容する部分であり、入金処理が終了したときに、保留部33に保留した紙幣を収容する。
上述した投入口部31から収容部34までの搬送経路には、紙幣の詰まりを検出する詰まり検出センサ(図示せず)が複数配設してある。紙幣ユニット3は、投入口部31から投入した紙幣を各検出センサ(図示せず)が所定のタイミングで検出しない場合に紙幣詰まりと判断する。
リーダライタ4はアンテナ41を有し、アンテナ41を介して非接触ICカード100と情報の送受信が可能である。すなわち、リーダライタ4は、アンテナ41を介して所定の電波を発信し、非接触ICカード100のコイル状アンテナ(図示せず)に起電力を生じさせて、ICチップ(図示せず)の作動電力にする。この作動電力により、ICチップ(図示せず)に記録してある残高情報はリーダライタ4に送信され、リーダライタ4は残高情報を取得する。一方、入金された紙幣の価値に相当する価値情報、入金日時などの入金情報はリーダライタ4がアンテナ41を介して非接触ICカード100に送信してICチップ(図示せず)に記録する。
プリンタ5は、領収書及び保守用の帳票を発行するものであり、ロール紙(図示せず)とロール紙を切断するカッタ(図示せず)を有し、印字したロール紙の一部を残して切断することにより、領収書、又は保守用の帳票として発行する。
制御ユニット6は、上述した紙幣ユニット3、リーダライタ4、プリンタ5と接続してあり、予めメモリ61に格納したプログラムやデータに従って、紙幣ユニット3、リーダライタ4、プリンタ5の制御を行うものである。また、制御ユニット6には、ルータ62が接続してあり、この入金機を管理するセンターサーバ63に接続してあるルータ64を介して当該センターサーバ63と通信可能である。センターサーバ63との通信は、例えば、紙幣の回収日、回収した紙幣の価値に相当する価値情報の送信等がある。
また、制御ユニット6は設定部65を有し、入金機に関わる各種設定、たとえば、後述する客レシート(直ちに発行する帳票)の発行設定が可能である。なお、設定部65は、各種設定事項を実行するための設定キー(図示せず)を有している。
電源ユニット7は、紙幣ユニット3、リーダライタ4、プリンタ5、制御ユニット6と接続してあり、これらに対して電力を供給するものである。なお、電源ユニット7は、電力の供給をON/OFFする電源スイッチ(図示せず)を有している。
上述した紙幣ユニット3、制御ユニット6は、本体1の内部領域において、隔離するように内扉8で隠蔽してある。内扉8は上述した外扉2のさらに内側に開閉可能に取り付けてあり、外扉2を開放した後に開閉可能となる。内扉8は内扉錠8aを有し、内扉8が閉塞状態にある場合に施錠可能となっている。
また、内扉錠8aには、その解錠を検出する内扉錠センサ(図示せず)が設けてあり、当該内扉錠センサ(図示せず)は制御ユニット6に接続してある。なお、内扉錠センサ(図示せず)に換えて、内扉8の開放状態を検出する内扉センサ(図示せず)を設け、制御ユニット6に接続しても良い。
外扉2は外扉錠2aを有しており、外扉2が本体1の前面開口部を閉塞している場合に施錠可能である。なお、本体1と外扉2との間には、外扉2の開放状態を検出する外扉センサ(図示せず)を設けて当該外扉センサを制御ユニット6に接続してもよい。
外扉2の外表面には、上述したように、紙幣ユニット3の投入口部31が表出しており、投入口部31の近傍には表示部21と、操作部22とが配設してある。また、外扉2の下方部には凹部23が形成してあり、この凹部23には、載置台24が取り付けてある。
表示部21は制御ユニット6に接続してあり、入金機が稼働中である旨の表示(稼働中表示)、非接触ICカード100に記録してある残高情報の表示(残高表示)、入金機に投入した紙幣の価値に相当する価値情報の表示(投入金情報表示)が可能である。すなわち、待機状態において、表示部21に入金機が稼働中である旨を表示し、利用者が載置台24に非接触ICカード100を載置した場合には、入金機は非接触ICカード100から残高情報を読み出して残高情報を表示部21に表示する。また、載置台24に非接触ICカード100を載置した状態において、投入口部31から紙幣を投入した場合には、残高情報に換えて、投入金情報を表示部21に表示する。
操作部22は、入金ボタン25と、取消ボタン26と、レシートボタン27とを有しており、これらは上述した制御ユニット6に接続してある。これらの選択ボタン25,26,27は外扉の上部右縁に沿って配設してあり、入金ボタン25、取消ボタン26、レシートボタン27の近傍には、それぞれ、入金LED28、取消LED29、レシートLED30が配設してあり、入金ボタン25、取消ボタン26、レシートボタン27の押下が有効であるか否か表示可能である。したがって、入金ボタン25の押下が有効であるときには入金LED28が点灯し、取消ボタン26の押下が有効であるときには取消LED29が点灯する。また、レシートボタン27の押下が有効であるときにはレシートLED30が点灯する。なお、これらのLED28,29,30は各選択ボタン25,26,27の押下が有効な場合に単に点灯するだけでなく、点滅を繰り返すことにより、利用者の注目を引くようにしても良い。
載置台24を配設した凹部23の上部中程には、レシート放出口23aが形成してある。レシート放出口23aは上述したプリンタ5に連通し、プリンタ5が発行した領収書等の帳票はこのレシート放出口23aから入金機の外部(載置台24の上方)に放出可能である。
載置台24は、非接触ICカード100を載置するものであって、その下縁部には係止片24aが起立して設けてある。載置台24と上述したリーダライタ4のアンテナ41とは近接しており、非接触ICカード100とリーダライタ4とは、相互に情報の送受信が可能である。なお、載置台24には、非接触ICカード100以外に、ICチップなどを内蔵した携帯通信端末も載置可能である。
図4及び図5に基づいて、実施例に係る入金機が実行する入金処理について説明する。なお、図4は本発明の実施例に係る入金機が実行する入金処理を示すフローチャートであり、図5は入金機が発行した帳票(レシート)を例示した図である。
入金機は、待機状態において、電源ユニット7の電源スイッチ(図示せず)がON状態にあり、内扉8および外扉2が閉鎖状態にある。この待機状態において、制御ユニット6は、リーダライタ4を制御してアンテナ41を介して所定の電波を発信するとともに、非接触ICカード100が取扱中である旨を表示部21に表示する。
入金機が待機状態にある場合には、制御ユニット6は載置台24に非接触ICカード100が載置されたかを判断する(ステップS1)。利用者が載置台24に非接触ICカード100を載置すると(ステップS1:Yes)、制御ユニット6は、非接触ICカード100に記録してある残高情報を取得して、当該残高を表示部21に表示する(ステップS2)。
つぎに、紙幣ユニット3の投入口部31から紙幣を投入すると(ステップS3:Yes)、制御ユニット6は投入した紙幣の価値に相当する価値情報を識別部32から取得して、残高情報に換えて、投入した紙幣の価値情報(投入金情報)を表示部21に表示する(ステップS4)。そして、入金LED28と取消LED29とを点灯し、入金ボタン25と取消ボタン26の押下が有効となる。
ここで、操作部22の取消ボタン26を押下することなく(ステップS5:No)、操作部22の入金ボタン25を押下すると(ステップS6:Yes)、制御ユニット6は、リーダライタ4を介して、投入した紙幣の価値に相当する価値情報を非接触ICカード100に記録する(ステップS7)。そして、入金LED28と取消LED29とが消灯するとともにレシートLED30が点灯し、レシートボタン27の押下が有効となる。
その後、操作部22のレシートボタン27を押下すると(ステップS8:Yes)、制御ユニット6は、プリンタ5を制御することによって領収書を発行して当該領収書をレシート放出口23aから放出し(ステップS9)、入金処理を終了する。そして、レシートLED30が消灯する。
ここで、発行した領収書は、図5に示すように、領収書の発行日時、センターサーバ63のID番号である上位端末ID、非接触ICカード100のカード番号、入金前の残高であるチャージ前残高、入金後の残高であるチャージ後残高、投入紙幣の種類を示す投入紙幣(紙幣の種類が印字される)、投入紙幣の枚数(本実施例は紙幣を1枚だけ受け入れるので1枚が印字される)、投入金である入金が印字してある。
なお、上記入金処理において、操作部22の取消ボタン26を押下した場合(ステップS5:Yes)、制御ユニット6は、紙幣ユニット3を制御して投入した紙幣を投入口部31から返却して(ステップS10)、入金処理を終了する。
また、上記入金処理において、所定時間が経過しても操作部22のレシートボタン27を押下しなかったとき、操作部22のレシートボタン27を押下せずに載置台24から非接触ICカード100が取り除いたとき(ステップS8:No)は、レシートLED30を消灯して領収書を発行することなく、入金処理を終了する。
なお、上記入金処理において、識別部32が投入された紙幣を識別できなかった場合には、紙幣ユニット3は当該紙幣を逆送して利用者に返却し、入金処理を終了する。
また、上記入金処理において、投入した紙幣の価値に相当する価値情報が非接触ICカード100に記録されなかったとき、例えば、入金ボタン25を押下する前に、載置台24から非接触ICカード100を取り除いたときには、投入した紙幣を投入口部31から返却して入金処理を終了する。
上記入金処理において、投入口部31から投入した紙幣が識別部32と収容部34との間で詰まった場合の保守処理を図6〜図10を参照して説明する。なお、図7は紙幣が詰まったときに実行する保守処理を説明するフローチャート、図9及び図10は紙幣が詰まったときに直ちに発行する帳票を示す図、図10及び図11は保守の開始を条件に発行する帳票を示す図である。
投入口部31から投入した紙幣が識別部32から収容部34までの搬送経路で紙幣が詰まった場合には、詰まり検出センサ(図示せず)が紙幣の詰まりを検出する(ステップS20)。詰まり検出センサ(図示せず)が紙幣の詰まりを検出すると入金機の稼働を停止する。そして、入金機は客レシート発行設定が設定されているか否かを確認する(ステップS21)。客レシート発行設定がなされている場合には(ステップS21:Yes)、直ちにプリンタ5が取引状態を印字した帳票を発行し、レシート放出口23aから放出する(ステップS22)。なお、取り除いた紙幣の価値に相当する価値情報が非接触ICカード100に記録されている(入金処理されている)場合には、利用者に紙幣を返却する必要がないので、客レシート発行設定がなされている場合でも帳票は発行しない。
ここで、発行した帳票は、図7に示すように、取引状態を示すものであって、帳票の発行日時、紙幣詰まりによって入金機の稼働を停止した停止日時、センターサーバ63のID番号である上位端末ID、非接触ICカード100のカード番号、入金前の残高であるチャージ前残高、投入紙幣の種類を示す投入紙幣(紙幣の種類が印字される)、投入金である入金、取引状態が印字してある。ただし、紙幣の識別を完了せずに紙幣が詰まった場合には、投入紙幣の種類が不明であるから、投入紙幣、入金の欄には「?」が印字してある。取引状態は、たとえば、「機械内に紙幣が滞留しています」等の紙幣詰まりが発生している旨が印字してある。
なお、取消ボタン26の押下に起因する紙幣の返却途中における紙幣詰まりでは、既に紙幣の種類を識別してあるので、図8に示すように、投入紙幣、入金の欄には当該紙幣の種類、当該紙幣の価値に相当する価値情報が印字してある。
このように発行した帳票は、入金機の稼働停止後、直ちに発行されるので、利用客はこの帳票を持ち帰り、後日この帳票と非接触ICカード100を持参すれば、入金機の管理者又は保守員との間で精算が可能となる。
次に、保守員が到着し入金機の保守を開始すると(ステップS23:Yes)、その保守の開始を条件に、入金機は停止時における取引状態を印字した帳票を発行する(ステップS24)。なお、保守の開始は、たとえば、外扉2の開放、あるいは内扉8の開放によって判断する。
ここで、発行した帳票は、図9又は図10に示すように、入金機の取引状態を示すものであって、帳票の発行日時である印字日時、紙幣詰まりによって入金機の稼働を停止した停止日時、センターサーバ63のID番号である上位端末ID、紙幣詰まりを起こした非接触ICカード100のカード番号、入金前に収容部に収容した全紙幣の価値に相当する価値情報であるチャージ前残高、投入紙幣の種類を示す投入紙幣(紙幣の種類が印字される)、非接触ICカード100に記録した価値情報の総額である入金、取引状態が印字してある。ただし、紙幣の識別を完了せずに紙幣が詰まった場合には、投入紙幣の種類が不明であるから、投入紙幣、入金の欄には「?」が印字してある。取引状態は、詰まった紙幣を利用者に返却すべきか、詰まった紙幣を収容部に収容すべきかの指示を示すものである。すなわち、詰まった紙幣を利用者に返却すべき場合には、図9に示すように、「滞留紙幣はお客様へ返却してください」と印字してあり、詰まった紙幣を収容部に収容すべき場合には、図10に示すように、「滞留紙幣は金庫へ収納してください」と印字してある。
このように、発行した帳票は、入金機の保守の開始を条件に、発行するので、保守員は、この帳票にしたがって、紙幣を返却又は収容すればよいので、詰まった紙幣の処理に迷うことなく処理することが可能となる。
実施例に係る入金機は、識別した紙幣を収容するとともに、収容した紙幣の価値に相当する価値情報を非接触ICカード100に記録するものとしたが、収容する貨幣は紙幣に限られるものではなく、硬貨を収容するものとしても良い。
以上説明したように、実施例に係る入金機は、識別部32から収容部34に至る搬送経路に紙幣が詰まった場合に取引状態を記載した帳票を発行するので、帳票を見れば、搬送経路に詰まった紙幣を利用者に返却すべきであるか、収容部34に収容すべきであるか容易に判断することができる。
また、搬送経路に詰まった紙幣の価値に相当する貨幣価値情報が非接触ICカード100に記録されていない場合(詰まった紙幣を利用者に返却すべき場合)には、プリンタ5が直ちに帳票を発行するので、利用者が帳票を受領でき、その帳票に基づいて後日精算することができる。
また、保守の開始を条件にプリンタ5が帳票を発行するので、保守員は紙幣を取り除く前に、利用者に返却すべき紙幣であるか、収容部に収容すべき紙幣であるか判断できる。
以上のように、本発明に係る入金機は、識別した貨幣を収容するとともに、収容した貨幣の価値に相当する貨幣価値情報を非接触ICカード等の記録媒体に記録する入金機に有用であり、特に、貨幣として紙幣を適用する入金機に適している。
本発明の実施例に係る入金機の外観を示す斜視図である。 図1に示した入金機の内部構造を説明する概略縦断面図である。 図1に示した入金機のブロック図である。 図1に示した入金機が実行する入金処理を説明するフローチャートである。 図4に示した入金処理において、発行する領収書を示す図である。 紙幣が詰まった時に実行する保守処理を説明するフローチャートである。 紙幣が詰まった時に直ちに発行する帳票を示す図である。 紙幣が詰まった時に直ちに発行する帳票を示す図である。 紙幣が詰まったときに、保守の開始を条件に発行する帳票を示す図である。 紙幣が詰まったときに、保守の開始を条件に発行する帳票を示す図である。
符号の説明
3 紙幣ユニット
4 リーダライタ
5 プリンタ
6 制御ユニット
25 入金ボタン
26 取消ボタン
27 レシートボタン
31 投入口部
32 識別部
33 保留部
34 収容部
100 非接触ICカード

Claims (3)

  1. 投入口部から受け入れた紙幣を識別する識別部と、識別した紙幣を投入口部から返却可能に保留する一時保留部と、保留した紙幣を収容する収容部とを有した紙幣ユニットと、外扉の下方部に形成された凹部に設けられ、記録媒体が取り出し自在に載置される載置台と、載置台に記録媒体が載置されるとともに、一時保留部に識別された紙幣が保留され、さらに、入金が指示された場合に、保留された紙幣の貨幣価値に相当する貨幣価値情報を載置された記録媒体に記録する記録部と、記録媒体に貨幣価値情報が記録され、さらに、領収書の発行が指示された場合に入金前の残高であるチャージ前残高および入金額が印字された領収書を発行するプリンタとを備えた入金機において、
    前記プリンタは、紙幣の識別後に前記識別部から前記収容部に至る搬送経路に紙幣が詰まった場合に、チャージ前残高、投入された紙幣の種類および機械内に紙幣が滞留している旨が印字された帳票を発行し、紙幣の識別前に前記搬送経路に紙幣が詰まった場合に、チャージ前残高、投入された紙幣の種類が不明である旨および機械内に紙幣が滞留している旨が印字された帳票を発行することを特徴とする入金機。
  2. 前記搬送経路に詰まった紙幣貨幣価値に相当する貨幣価値情報が記録媒体に記録されていない場合には、前記プリンタが直ちに前記帳票を発行することを特徴とする請求項1に記載の入金機。
  3. 前記プリンタは、保守の開始を条件に、搬送経路に詰まった紙幣を利用者に返却すべきか、収容部に収容すべきかの指示を示す帳票を発行することを特徴とする請求項1又は2に記載の入金機。
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