JPH10188135A - カセットおよび該カセットを使用する価値媒体収集装置 - Google Patents

カセットおよび該カセットを使用する価値媒体収集装置

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JPH10188135A
JPH10188135A JP35524296A JP35524296A JPH10188135A JP H10188135 A JPH10188135 A JP H10188135A JP 35524296 A JP35524296 A JP 35524296A JP 35524296 A JP35524296 A JP 35524296A JP H10188135 A JPH10188135 A JP H10188135A
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cassette
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data
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JP35524296A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ogawa
洋 小川
Ichiro Kubo
一郎 久保
Satoshi Takemasa
聰 竹政
Tadao Suzuki
忠夫 鈴木
Masaaki Hayashi
雅明 林
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】収集のための価値媒体の前処理および後処理を
軽減し、処理自体も速くできて、店舗側および収集委託
業者側の双方の作業負担を軽減し、さらに、係員が直接
的に価値媒体に触れることを少なくしてそのセキュリテ
ィを高めることができるカセットおよび該カセットを使
用する価値媒体収集装置を提供する。 【解決手段】価値媒体の関連データ、少なくとも価値媒
体の計数データを記憶する記憶手段を備え、店舗、また
は、各売り場の管理単位毎に売上金のような価値媒体を
収納用カセットに収納して、この収納時に価値媒体の計
数データ、例えば、現金であれば、硬貨や紙幣の金種、
各金種の枚数、金額や全収納金額などの計数データを収
集して記憶手段に記憶し、この収納用カセットの収納価
値媒体を輸送するための輸送用カセットに移転すると
き、計数データも移転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、現金、小切手、
商品券、その他の有価証券などのように価値を持った価
値媒体を収集するに有効なカセットおよび該カセットを
使用する価値媒体収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人店舗、または、大型店舗の各
売り場での売上金の回収管理の方法としては次の例があ
る。すなわち、各店舗毎の売上金と売上伝票とを専用の
バッグに同封した状態で処理委託する夜間金庫投入方
法。さらに、キャッシュレジスタのドロアをカセット構
造に形成し、該ドロア部分に集められた現金をドロアの
まま、収集委託業者(警備会社など)が設置した現金入
金装置に供して入金処理するドロア入金方法。また、万
円札のみ収容する専用入金カセットをレジ(勘定所)に
置いて万円札のみを収集し、所定期間または所定量でこ
の専用入金カセットを収集委託業者に収集委託する専用
入金カセット方法。店舗の閉店時、売上金を収集委託業
者が設置した、また、銀行が設置した現金入金装置に店
員が売り上げた現金を入金操作する店員入金方法。
【0003】上述の各方法には次のような問題点があ
る。すなわち、前述の夜間金庫投入方法の場合、各店
舗、各売り場などの小さな管理単位の数だけ夜間金庫に
夜間金庫専用バックが投入されるため、バッグに現金と
伝票を入れる作業や後処理が大変煩わしい問題点があ
る。
【0004】すなわち、上述の後処理の作業は、夜間金
庫専用バッグを回収した上で、個別に封入された現金と
伝票とを取出し、現金を人手または機械で計数して伝票
と照合し、さらに、口座に振込む等の入金手続きを実行
する作業であって、この後処理では、計数処理を後で集
中して纏めて行う必要があることと、計数する現金が管
理単位の個別になっていることとが作業負担を高め、こ
の後処理に時間や手間がかかる問題点を有する。
【0005】また、後処理側だけではなく、前処理側に
おいても、すなわち、夜間金庫専用バッグに現金を投入
する係員の作業としても、売上高の集計、現金の人手に
よる計数、委託伝票の記入等の複雑で負担の大きい作業
があり、この作業に時間を要している。また、上述の作
業をレギュラーで従事している係員だけではなく、昨今
ではアルバイトのような一時的に従事する人員も多く、
不正の誘発面も含めて作業の軽減が課題となっている。
【0006】さらに、前述の専用入金カセット方法で
も、伝票の記入などの前処理、また、伝票と現金との照
合作業の後処理などの作業があって、これらの作業に大
変負担がかかるなどの問題点を有している。
【0007】また、上述の夜間金庫投入方法や専用金庫
カセツト方法の代替えとして、前述したドロア入金方法
や店員入金方法のように現金入金装置を利用する場合に
ついて考えてみると、次のような問題点を有する。すな
わち、店員入金方法では、係員が直接現金を手で入金す
る必要があるので、セキュリティ上の問題がある。
【0008】上述の両方法で、売上金の入金処理がテナ
ント(管理単位)の閉店時間帯に集中すると、現金入金
装置の前に入金装置の順番を待つ待ち行列ができ、ま
た、各テナント毎(管理単位毎)の計数処理、レシート
発行処理等をリアルタイムで行っているので、1取引当
りの処理時間が長くなることが待ち行列の原因であり、
処理の能率が悪い。
【0009】また、現金入金装置を複数台にすると、上
述の待ち行列はその分解消されるが、しかし、上述のよ
うに閉店時間帯といった特定時間のみの行列であるとき
は、その他の時間帯では、稼動されることが少なくな
り、装置の稼動率が甚だしく悪く、経費に無駄が生じ
る。また、装置を増設した分回収現金は各装置に分散さ
れるので、収集委託業者側の集計の負担が大きくなる。
【0010】また、上述の現金入金装置によれば、計数
処理を装置内部で機械的に行っているので、紙幣や硬貨
のジャムが避けられない。このようなジャムなどの障害
が発生すると、装置の稼動(運用)が停止するので、障
害が復旧するまで利用者を待たせざるを得ない。また、
上述の障害の復旧作業は収集委託業者側が行うので、こ
の出動回数が多くなるという問題点を有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の各
問題点を合理的な現金等の価値媒体の収集を機械的に行
なうことで解決し、収集のための価値媒体の前処理およ
び後処理を軽減し、また、価値媒体の処理自体も速くで
きて、店舗側および収集委託業者側の双方の作業負担を
軽減し、さらに、係員が直接的に価値媒体に触れること
を少なくしてそのセキュリティを高めることができ、そ
の他多くの利用価値を得ることができるカセットおよび
該カセットを使用する価値媒体収集装置の提供を目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明請求項1記載の
発明は、価値媒体を収納用カセットから輸送用カセット
に移転るための価値媒体収集装置に使用する収納用カセ
ットまたは輸送用カセットのカセットであって、上記価
値媒体の関連データの少なくとも価値媒体の計数データ
を記憶する記憶手段を備えたカセットであることを特徴
とする。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記価値媒体の計数
データを認証する認証手段を備えたカセットであること
を特徴とする。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記価値媒体の真偽
を認証する認証手段を備えたカセットであることを特徴
とする。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、カセットを操作した
操作履歴を記憶する記憶手段を備えたカセットであるこ
とを特徴とする。
【0016】この発明の請求項5記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、価値媒体を受付ける
受付け手段を有し、該受付け手段が受付けた価値媒体を
計数する計数手段を備えた収納用カセットであることを
特徴とする。
【0017】この発明の請求項6記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、価値媒体を受付ける
受付け手段を有し、該受付け手段が受付けた価値媒体の
真偽を判定する真偽判定手段を備えた収納用カセットで
あることを特徴とする。
【0018】この発明の請求項7記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、価値媒体を受付ける
受付け手段を有し、該受付け手段に価値媒体を計数する
計数手段を接続可能に設けた収納用カセットであること
を特徴とする。
【0019】この発明の請求項8記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、価値媒体を受付ける
受付け手段を有し、該受付け手段に価値媒体の真偽を判
定して判定結果を出力する真偽判定手段を接続可能に設
けた収納用カセットであることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項9記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、価値媒体関連データ
を価値媒体収集装置に送信する送信手段を備えた収納用
カセットであることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項10記載の発明は、前記
請求項1記載の発明の構成に併せて、価値媒体関連デー
タを価値媒体を検証処理する検証手段に送信する送信手
段を備えた収納用カセットであることを特徴とする。
【0022】この発明の請求項11記載の発明は、前記
請求項5または7記載の発明の構成に併せて、価値媒体
関連データを送信する送信手段を備えた収納用カセット
であることを特徴とする。
【0023】この発明の請求項12記載の発明は、前記
請求項6または8記載の発明の構成に併せて、価値媒体
関連データを送信する送信手段を備えた収納用カセット
であることを特徴とする。
【0024】この発明の請求項13記載の発明は、前記
請求項1記載の発明の構成に併せて、輸送用カセットが
操作された操作履歴を価値媒体収集装置に移転する移転
手段を備えた輸送用カセットであることを特徴とする。
【0025】この発明の請求項14記載の発明は、前記
請求項1記載の発明の構成に併せて、輸送用カセットが
操作された操作履歴を価値媒体を検証処理する検証手段
に移転する移転手段を備えた輸送用カセットであること
を特徴とする。
【0026】この発明の請求項15記載の発明は、前記
請求項1記載の発明の構成に併せて、回収または配達な
どの輸送状態を表示する表示手段を備えた輸送用カセッ
トであることを特徴とする。
【0027】この発明の請求項16記載の発明は、前記
請求項1記載の収納用カセットおよび輸送用カセットを
使用し、収納用カセットに価値媒体とその関連データを
保持させて、これらを輸送用カセットに移転する価値媒
体収集装置であって、前記収納用または/および輸送用
のカセットを操作した操作履歴を記憶する記憶手段を備
えた価値媒体収集装置であることを特徴とする。
【0028】この発明の請求項17記載の発明は、前記
請求項1記載の収納用カセットおよび輸送用カセットを
使用し、収納用カセットに価値媒体とその関連データを
保持させて、これらを輸送用カセットに移転する価値媒
体収集装置であって、前記価値媒体関連データを価値媒
体を検証する検証手段へ送信する通信手段を備えた価値
媒体収集装置であることを特徴とする。
【0029】この発明の請求項18記載の発明は、前記
請求項1記載の収納用カセットおよび輸送用カセットを
使用し、収納用カセットに価値媒体とその関連データを
保持させて、これらを輸送用カセットに移転する価値媒
体収集装置であって、前記収納用または/および輸送用
のカセットが使用可能か否かを判定するための基準デー
タを記憶した記憶手段と、前記収納用または/および輸
送用のカセットが装着されたとき、前記記憶手段に記憶
された基準データと照合して、該カセットが使用可能か
否かを判定する判定手段を備えた価値媒体収集装置であ
ることを特徴とする。
【0030】
【発明の作用・効果】この発明の価値媒体収集装置に使
用するカセットによれば、店舗、または、各売り場の管
理単位毎に売上金のような価値媒体を収納用カセットに
収納し、この収納時に価値媒体の関連データを収集す
る。例えば、現金であれば、硬貨や紙幣の金種、各金種
の枚数や金額や全収納金額の計数、価値媒体の受付時の
年月日時刻などの関連データの内少なくとも計数データ
を収集して記憶手段に記憶する。このようにした収納用
カセットの収納価値媒体を輸送するための輸送用カセッ
トに移転するとき、価値媒体の移転と同時に、収集した
価値媒体関連データの内少なくとも計数データをも移転
して、輸送用カセットを輸送する。
【0031】この発明によれば(請求項1)、収納用カ
セットに対する価値媒体の収納時に関連データを蓄積す
ることで、前処理作業が円滑化され、軽減される。
【0032】さらに、収納用カセットに価値媒体を収納
すると同時に、その関連データを持たせることで価値媒
体の量がこの時点で確定し、収納用カセットから輸送用
カセットに価値媒体を移転するとき、価値媒体関連デー
タ内少なくとも計数データも移転することで、量が確定
した価値媒体を移転することができ、この移転時に価値
媒体の計数処理や伝票処理などの引継ぎ処理作業がなく
なるので、移転作業が簡単にできて、処理作業が迅速化
され、また、機械的な移転であるため、セキュリティが
高められる。
【0033】この発明の価値媒体収集装置に使用する収
納用カセットや輸送用カセットのカセットによれば(請
求項1,4)、該カセット側で価値媒体の計数データ、
また、カセットの操作履歴を記憶することで、カセット
から価値媒体を抜き取っても、データを改竄しなければ
不正が発見でき、不正防止の効果が期待できる。
【0034】さらに、輸送用カセットの場合、記憶され
たデータは伝票として検証手段(現金処理センタなど)
に持って行かれるため、該検証手段側では専用の端末機
で該データを吸い上げることが可能となり、従来の紙伝
票できたときのキー入力作業が皆無となる。
【0035】この発明の価値媒体収集装置に使用する収
納用カセットや輸送用カセットのカセットによれば(請
求項2,3)、カセットに価値媒体の計数または真偽を
認証する手段、例えば、データとしては現金の正当性を
認証する認証コード、表示器には認証マーク、計数また
は真偽判定処理済みマークの表示を行うことで、認証の
ないカセットの受付けを拒絶して、不正なカセットの受
付けをなくしすことができ、また、例えば、上述のマー
クが入った輸送用カセットが検証手段(現金処理センタ
など)に持ち込まれると、該輸送用カセットに収納され
た現金(価値媒体)の計数処理あるいは真偽判定処理が
既に完結しているため、後は現金の整理、硬貨であれば
棒金化などの作業をすれば一連の現金処理が完結し、2
度手間を省くと共に、後処理の負荷を軽減して、効率的
な現金処理ができる。
【0036】また、輸送用カセットの場合、上述のよう
に、現金(価値媒体)の計数処理あるいは真偽判定処理
が既に完結していると、他の自動預金支払い機などの自
動機の準備金として、そのまま配送し補充に使用するこ
とが可能となる。
【0037】さらに、収納用カセットに収納した価値媒
体の正当性を認証手段で認証することを条件として、価
値媒体とその関連データとの移転を許可することで、移
転前と移転後との間で確認動作に責任分界(責任の範囲
を分割した境界、例えば、店舗と収集委託業者との責任
の範囲を分割した境界)が形成でき、価値媒体の回収処
理を警備会社などの委託業者に委託することができて、
店舗と収集委託業者との責任分界が明瞭となる。
【0038】さらに、輸送用カセットに移転した価値媒
体の正当性を認証手段で認証することを条件として輸送
用カセットの輸送を許容することで、この輸送用カセッ
トが管理センタに輸送されたとき、この輸送と検証手段
との間で確認動作に責任分界が形成でき、その責任分界
が明瞭となる。さらに、収納用カセット、および輸送用
カセットの双方に上述の認証手段で認証することで、移
転前と移転後と輸送と管理センタとの間で確認動作に責
任分界が形成でき、店舗と収集委託業者の輸送と管理セ
ンタの責任分界が明瞭となり、また、正当性が認証され
ることで、価値媒体およびその関連データの確認作業が
簡単化されると共に、認証された収納用カセットや輸送
用カセットのみを使用することで、間違いや不正をなく
し、信頼のおける輸送が得られる。
【0039】この発明の価値媒体収集装置に使用する収
納用カセットによれば(請求項5〜8)、計数機能や真
偽判別機能を持たせたり、接続することにより、現金
(価値媒体)の計数や真偽の判別が、人が直接現金の触
れることのない信頼のおける場所となるため、店舗と収
集委託業者との間の責任分界点が明瞭となり、また、違
算などの問題がなくなる。また、計数や真偽の判定がカ
セットにて生成されるため、オペレータが入力作成する
必要がなく、精査作業が軽減され、入力ミスによる違算
もなくなる。
【0040】また、精査のための計数をそのまま入金の
ための計数に充当でき、1日の売上金精査時の作業の補
助になり、効率的な精査作業ができる。つり銭としてリ
サイクルの必要のない1万円札、および、大量に受領し
たその他の現金を前もって都度計数しておくことがで
き、したがって、係員が触れることのできる現金を最少
限に止どめて、不正の防止を図ることができる。計数後
は、レジエリア(レジスタを設置したエリア)から価値
媒体収集装置に持って行く途中で、現金に直接手が触れ
ることはないので、係員の心理的負担が少なくて済み、
また、途中のこじ開けに対しては、データの一部または
全部の消去により価値媒体収集装置にて受付け拒絶にす
ることで、不正が防止できる。
【0041】入金に適さない紙幣や硬貨などはその場で
返却できるため、収納用カセットに入金に不適な現金が
収納されることがなく、入金に適する現金ばかりが収納
されるため、後処理にかかる負担を軽減することができ
る。(例えば、単に収納用カセットに未鑑別の現金を収
納して価値媒体収集装置側で鑑別する場合であれば、収
納用カセットに傷んだ紙幣や一部破損の紙幣であって、
流通に相応しくない不良な紙幣を収納しても、価値媒体
収集装置は受付けざるを得ず、その後の取扱いが責任分
界の存在で大変煩わしくなる)。
【0042】入金には不適であっても、レジエリアで
は、とりあえず、疑わしき紙幣という証拠を残した上
で、一旦受領することも可能であって、レジエリアでの
受付け率を確保することができる。価値媒体の計数を最
前線であるレジエリアでできるため、そのデータを価値
媒体収集装置や検証手段に移転や伝送するとで、他のエ
リアでも計数データが利用でき、収納用カセットの管理
や、また、検証手段では、契約先の口座に代行振込みや
預金を早期に実施してサービスを向上させることができ
る。
【0043】レジエリアで発生する売上金の処理をトー
タルで考えたとき、従来では、レジエリア、入金機、現
金処理センタの検証手段の少なくとも3箇所で処理を行
っていたが、収納用カセットにおいて正確な計数や真偽
判別の処理を済ませると、価値媒体収集装置や検証手段
での計数や真偽判別の処理作業が不要となり、処理作業
の軽減を図ることができ、また、作業の発端となるレジ
エリアの段階で偽造貨幣を排除することができる。
【0044】収納用カセットに計数機能や真偽判別機能
を接続する場合は、本体重量を軽減されることが可能と
なり、携帯性が向上する。
【0045】この発明の価値媒体収集装置に使用する収
納用カセットによれば(請求項9〜12)、収納用カセ
ットから価値媒体収集装置や検証手段(現金処理センタ
など)へ価値媒体関連データを送信することで、これら
価値媒体収集装置や検証手段に前もって該データを管理
させることができ、収納用カセットの持ち運びに拘束性
を与え、不正防止を図ることができる。
【0046】この発明の価値媒体収集装置に使用する輸
送用カセットによれば(請求項13,14)、輸送用カ
セットから価値媒体収集装置や検証手段へ操作履歴を移
転することで、これら価値媒体収集装置や検証手段が循
環使用する輸送用カセットの不正を発見することがで
き、不正防止を図ることができる。
【0047】この発明の価値媒体収集装置に使用する輸
送用カセットによれば(請求項15)、輸送用カセット
に回収、配達などの輸送状態(使用目的)を表示するこ
とで、該輸送用カセットを売上金の収集業務と、つり銭
や支払いの準備金の配送業務とを同時に行う場合であっ
ても、輸送用カセットの混同を防止することができ、適
確な業務の遂行ができる。
【0048】さらに、輸送用カセットには価値媒体と価
値媒体関連データとが集束しているので、従来の伝票の
突合せや確認の作業がなく、回収が簡単であって、回収
作業にかかる負担が少なくできる。
【0049】さらに、輸送用カセットの価値媒体を契約
先の口座に代行して振込む場合、価値媒体と同時に移転
した価値媒体関連データに基づいて実行すればよく、後
処理が簡単化され、迅速化される。
【0050】この発明の価値媒体収集装置によれば(請
求項16)、価値媒体関連データ、また、収納用カセッ
トや輸送用カセットの操作履歴を記憶し、さらに、表示
することで、それぞれのカセットに不正があったとき、
これを発見することができ、また、検証の補助として利
用することもできる。
【0051】この発明の価値媒体収集装置によれば(請
求項17)、価値媒体関連データを、例えば、価値媒体
を検証処理する現金処理センタや管理センタのホストコ
ンピュータなどの検証手段に送信しておくと、検証手段
側が先行してデータを管理することができ、収納用カセ
ットに不正があったときや輸送用カセットの輸送中に不
正や事故の発生があったとき、検証手段側でもこれに対
処することができる。
【0052】この発明の価値媒体収集装置によれば(請
求項18)、収納用カセットや輸送用カセット側にID
コード、使用限度、時限を設定して、これらが有効か否
かを判定手段で判定することで、正規のカセットのみ受
付けることができて、不正を働いたカセットや曖昧なデ
ータを持ったカセットの受付けを拒絶し、価値媒体収集
装置を収集委託業者が管理するときは、該業者側で不正
なカセットの受付けをなくすことができる。
【0053】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は店舗の売上金を収集する集金システムを
示し、図1は集金システム構成図であって、店舗10の
レジエリア(勘定所)11に設置されたレジスタ12…
には紙幣や硬貨の現金(価値媒体の例)による売上金が
収納される。
【0054】各レジスタ12…の売上金を回収するに当
って、これらの売上金を収納カセットA(A1,A2,
…An)に収納して回収する。この収納カセットAに売
上金を収納するに当って、この売上金に関連するデータ
も移転する。
【0055】上述の収納カセットAに対する売上金の収
納する時期は、一定の時間、または売上金が一定の額に
なったとき、あるいは閉店時など設定された回収時に実
行し、さらに、収納カセットAに対する売上金の収納
は、係員が真偽判定し、計数して人手によって収納する
も、また、鑑別機能と計数機能とを備えた鑑別機を収納
カセットAに接続して、該鑑別機で鑑別計数した現金を
収納するもよく、また、収納カセットAに現金の取込み
機能と、鑑別機能と、計数機能とを有する装置を内蔵し
て、該内蔵装置で機械的に行うもよいが、この実施例で
は内蔵装置で機械的に行う場合を示している。さらに、
収納カセットAは紙幣専用タイプと硬貨専用タイプとに
分けることもできるが、この実施例では紙幣と硬貨とが
区別して収納できる両用タイプを示している。
【0056】また、上述の収納カセットAに売上金を収
納したとき、この売上金に関連するデータも収納カセッ
トAに移転する。このデータの移転の記録は、レジスタ
12で発行した伝票の投入、レジスタ12で発行した機
械読取り可能な磁気カードの投入、収納カセットAに記
憶装置を内蔵して、係員が例えばレジスタ12を使用し
て該記憶装置に記録、あるいは収納カセットAに設けた
計数機構とよる計数値を記憶装置に記憶、などの各手段
で行うことができるが、この実施例では収納カセットA
に設けた計数機構により得た計数値を内蔵した記憶装置
に記憶し、その他の必要なデータはレジスタ12の入力
手段を利用して記憶装置に記憶する場合を示している。
【0057】上述の売上金の関連データは、 収納カセットのIDコード 収納カセット使用開始年月日 収納カセット有効期限 収納カセット有効取引回数および実取引回数 店舗、または売り場などの回収場所の回収場所コード 紙幣、硬貨毎の金種と金種毎の枚数または金額値および
全金額値 収納時の年月日、時刻 収納した現金の正当性を認証する認証コード 搬送設定時間(使用時限設定) 収納カセットの操作履歴、例えば、 シャッタの開閉回数(内部媒体(現金)へのアクセス回
数) 媒体(現金)のセット情報 取込み開始ボタンの押下動作の回数 金額確定動作 搬送検知センサのログ 計数開始時刻と終了時刻 パスワード 取引IDコード。
【0058】上述の関連データの収得は、収納カセット
のIDコード、使用開始年月日、有効期限、有効取引回
数、店舗または売り場などの回収場所の回収場所コード
などの各データは、収納カセットを使用する前に、予め
後述する集金装置14で入力して収得し、また、収納カ
セットの実取引回数、パスワード、取引IDコートの各
データは集金装置14により収得する。さらに、金種、
枚数、金額値、全金額値、収納時の年月日、時刻、認証
コード、搬送設定時間の各データは、売上金の収納時
に、直接入力、または他の機器を利用して間接入力して
収得する。さらに、操作履歴のデータは収納カセットを
操作したとき収得する。
【0059】前述の店舗10内の特定のエリア(特に警
備の面で安全性の高い)に出納室13を設定し、該出納
室13で収納カセットAに収納された売上金と、売上金
に関連するデータとを輸送カセットB(B1,B2,…
Bn)に移転する。
【0060】この輸送カセットBへの移転は、前述の収
納カセットAの場合と同様に係員による人為的に、また
は機械的に行うもよいが、この実施例では機械的に行う
例として集金装置14を示している。そして、前述の輸
送カセットBは集金装置14の金庫として使用される。
【0061】前述の出納室13には、集金装置14を1
台または複数台の必要台数設け、この集金装置14は内
部に輸送カセットBを備え、この輸送カセットBに前述
の収納カセットAに収納した売上金および売上金の関連
データを移転する。そして、この輸送カセットBが収集
委託業者によって輸送される。
【0062】前述の収納カセットAはレジエリア11か
ら出納室13まで係員が搬送して、この収納カセットA
を集金装置14に直接セットする。この係員による搬送
には時間を設定して、その時間内に搬送しなければ使用
が停止されるするように設定すると、データを改竄して
現金を抜取るような時間を与えないため、その不正を防
止し得る点で好ましい。
【0063】例えば、収納カセットAの記憶装置に記憶
した特定のデータ、例えば、計数データ、あるいは認証
コードなどを所定時間(タイマ装置)でリセットするよ
うにすれば、この所定時間内で搬送しなければならなく
なる。また、収納カセットAを係員がレジエリア11か
ら搬送するとき、この収納カセットAから現金処理セン
タ(または管理センタ)15に売上金の関連データを伝
送しておくと、該収納カセットA自体の盗難に対する不
正も防止し得る。
【0064】前述の輸送カセットBは、紙幣のみを収納
する紙幣専用タイプ、硬貨のみを収納する硬貨専用タイ
プ、あるいは紙幣と硬貨とを収納室を仕切って収納する
両用タイプの何れもが用意され、必要に応じて各タイプ
を選択使用する。
【0065】前述の集金装置14は、現金の鑑別や計数
機能がなく、該装置14に直接セットされた収納カセッ
トAから回収売上金を一括して輸送カセットBに移転す
ることができ、また、1個の輸送カセットBには複数の
収納カセットAの現金が移転できる大きさに設定してい
る。なお、紙幣を移転するときに複数の収納カセットA
からの移転では、その仕切りに用紙を挟んで収納カセッ
トA毎の紙幣に仕切ることで検証処理時に確認ができ
る。
【0066】上述の輸送カセットBに、収納カセットA
の売上金を移転するとき該収納カセットAに収納された
売上金の関連データをも移転する。このデータの移転の
記録は、集金装置14で発行した伝票の投入、集金装置
14で発行した機械読取り可能な磁気カードの投入、輸
送カセットBに記憶装置を内蔵して、係員が例えば集金
装置14を操作して該記憶装置に記録、あるいは輸送カ
セットBに内蔵した記憶装置に集金装置14が収納カセ
ットAの記憶装置から読取ったデータを機械的に記録、
などの各手段で行うことができるが、この実施例では輸
送カセットBに内蔵した記憶装置に集金装置14が収納
カセットAの記憶装置から読取ったデータを記憶する場
合を示している。
【0067】上述の輸送カセットBの記憶装置には、移
転処理した収納カセットAの売上金の関連データの記録
の他に、次のデータも輸送処理データとして記録する。
すなわち、 輸送カセットのIDコード 輸送カセット使用開始年月日 輸送カセット有効期限 輸送カセット有効取引回数および実取引回数 店舗などの集金場所の集金場所コード 売上金の回収、または、店舗準備金の配達などの目的種
別 取引IDコード 紙幣、硬貨毎の金種と金種毎の枚数または金額値および
全金額値 移転時の年月日、時間 移転した現金の正当性を認証する認証コード 輸送設定時間(使用時限設定) 輸送カセットの操作履歴、例えば、 シャッタの開閉回数(内部媒体(現金)へのアクセス回
数) 媒体(現金)のセット情報 一括移転の開始ボタンの押下動作回数 金額確定動作 パスワード なお、上述のデータの収得も前述した収納カセットと同
様にして実行される。
【0068】前述のようにして収納カセットAからその
売上金とその関連データを移転した輸送カセットBを店
舗10とは別の収集委託業者が行うときは、その責任分
界が、集金装置14で設定される。例えば、集金装置1
4が店舗10側で操作されるときは、収納カセットAの
売上金とそれに関連するデータが輸送カセットBに移転
されて、該輸送カセットBが集金装置14より外された
とき、また、集金装置14が収集委託業者側で操作され
るときは、収納カセットAが集金装置14にセットされ
て、売上金とそれに関連するデータが輸送カセットBに
移転されたときのように設定するとができる。
【0069】上述の集金装置14が輸送カセットBへの
移転処理が終了すると、この集金装置14から現金処理
センタ(または管理センタ)15に、収納カセットAの
売上金の関連データを含む輸送処理データを伝送してお
くと、該輸送カセットBに対する不正の防止や該輸送カ
セットB自体の盗難に対する発見が容易になし得る。
【0070】上述のようにして移転処理された輸送カセ
ットBは、例えば、収集委託業者側の輸送車16で現金
処理センタ15に輸送される。なお、輸送カセットBに
配達の目的種別が設定されているときは、目的の他店舗
17に立ち寄って該他店舗17の自動機(例えば、支払
い機能、つり銭機能なと準備金を必要とする装置)18
に該輸送カセットBをセットして、機械的に現金を補充
することができる。勿論、補充した金種やその量は自動
機18で鑑別計数されるので、そのデータおよび他の必
要なデータは輸送カセットBの記憶装置に記憶される。
【0071】現金処理センタ15は輸送された輸送カセ
ットBを受け取ると、これに収納された売上金(現金)
を管理する。この管理では、輸送カセットBの記憶装置
に収納カセットAの売上金の関連データを含む輸送処理
データを読出して、このデータと輸送現金とを検証す
る。
【0072】検証の結果、売上金の回収が正常に行われ
たとき(異常が認められないとき)は、上述の記憶デー
タの中の店舗および金額値のデータに基づいて、店舗の
口座を有する銀行19に振込み処理の代行、預金処理の
代行を行うことができる。
【0073】さらに、現金処理センタ15では、現金の
金種分け処理やバラ硬貨の棒金化処理を行う。
【0074】なお、現金処理センタ15では輸送カセッ
トBの記憶装置に売上金の関連データが記憶されている
ので、輸送カセットBの輸送に異常が認められないとき
は、現金の計数処理を省略して、関連データの売上金に
関連するデータ(合計金額データなど)で銀行19に振
込み処理の代行、預金処理の代行を行うことができる。
この場合、計数処理は収納カセットAに売上金を収納し
たときの1回のみとなり、作業の省力化が図れる。
【0075】[収納カセットの説明]図2は、収納カセ
ットAを示し、該収納カセットAは上面に収納した現金
(売上金)の計数データなどを表示する表示部21と、
再入金や金額を確定するための入力部22と、硬貨(売
上金)を投入する硬貨投入口23とを形成し、前面には
紙幣を束ねて投入する紙幣投入口24と、鑑別不良紙幣
を返却する紙幣返却口25と、鑑別不良の硬貨を返却す
る硬貨返却口26を設けている。
【0076】図3は、上述の表示部21と入力部22と
を示し、紙幣および硬貨の入金(計数処理)の都度金種
毎に枚数を加算して表示し、合計金額を累進加算して表
示する。金額確定ボタン27は入金の全てまたは一部を
終えた段階で入力するとで、入金処理を停止し、入金金
額が確定して、これ以上の入金を受け付けない。金額確
定ボタン27が入力されると表示部21の金額確定エリ
アの部分に金額確定マーク(点灯表示)28を表示し、
入金金額が確定したことを示す。
【0077】さらに、再入金ボタン29は入金処理の始
動と、再度入金処理を実行するとき入力することで、入
金処理が始動および再開することができる。入金処理が
再開のとき金額データは保持されているが、金額確定エ
リアの金額確定マーク28は消滅する。再入金が終了後
再び金額確定ボタン27を入力することで、金額確定マ
ーク(点灯表示)28を表示し、入金金額が確定したこ
とを示す。なお、紙幣および硬貨の計数をスタートする
スタートボタンを設けるもよい。
【0078】図4は、紙幣投入口24および紙幣返却口
25の内部に構成される紙幣入金処理機構31を示し、
紙幣投入口24の内部下面には、ピックアップローラ3
2、フィードローラ33、ゲートローラ34により取込
み部35を形成し、さらに、紙幣投入口24の上面側に
は押圧バネ36,36で付勢される押圧板37を備えて
おり、該押圧板37は投入された紙幣を取込み可能な押
圧力で押圧する。
【0079】上述の取込み部35は適宜の搬送ベルトや
搬送ローラで形成される搬送ライン38を介して紙幣収
納部39を接続しており、前述の取込み部35の出口部
には紙幣の印刷パターンの読取り、紙幣の幅の検知で真
偽と金種の判別を行う紙幣識別センサ(鑑別部)40を
設けている。
【0080】上述の紙幣識別センサ40の後段の搬送ラ
イン38には分岐点を設けて、該分岐点には適宜の搬送
ベルトや搬送ローラで形成される返却ライン41を接続
し、この返却ライン41の搬送端を前述の紙幣返却口2
5に接続している。そして、前述の分岐点には紙幣識別
センサ40で返却と判定された紙幣を返却ライン41に
振分けるフラッパ42を設けている。そして、上述の取
込み部35、搬送ライン38および返却ライン41はモ
ータM1で駆動制御される。
【0081】また、前述の紙幣収納部39の底部には紙
幣シャッタ43を設けており、この紙幣シャッタ43は
適宜の駆動源で開閉されるも、この収納カセットAを集
金装置14に掛けたとき集金装置14からの制御信号で
開閉操作され、該収納カセットAのみでは開閉の操作が
できないように構成して、不正を防止する。なお、上述
した駆動源も持たず集金装置14側の駆動源で紙幣シャ
ッタ43を開閉することもできる。さらに、特定者が管
理するキーを設けて必要時に紙幣シャッタ43を解放す
るべく構成することもできる。
【0082】図中、44は紙幣投入口24に投入された
紙幣の有無を検知する投入紙幣検知センサ、また、45
は紙幣収納部39に収納される紙幣を検知する収納紙幣
検知センサである。
【0083】このように構成された紙幣入金処理機構3
1は、束ねられて整列された紙幣46を紙幣投入口24
に投入し、前述した入力部22の再入金ボタン29を入
力すると、投入紙幣検知センサ44が紙幣を検知してい
ることに基づいてモータM1が駆動され、取込み部35
は紙幣46を1枚ずつ繰出し、紙幣識別センサ40はこ
れの真偽、金種の鑑別を行い、鑑別不良の紙幣46はフ
ラッパ42を切換えて紙幣返却口25に放出し、鑑別し
得た紙幣46は紙幣収納部39に収納し、収納紙幣検知
センサ45が紙幣46の後端を検知することでその収納
を検知し、このような動作を繰り返して紙幣46の収納
処理を実行し、投入紙幣検知センサ44が投入紙幣の終
了を検知すると紙幣46の収納処理が終了する。なお、
紙幣識別センサ40の出力に基づいて収納紙幣の金種と
その計数値とのデータを生成する。
【0084】図5は、硬貨投入口23の内部に構成され
る硬貨入金処理機構51を示し、上述の硬貨投入口23
は漏斗状に形成し、投入した硬貨52が1枚ずつ下部か
ら繰出されるように構成している。また、この硬貨投入
口23の下部には硬貨識別部53を接続し、通過する硬
貨52の材質や外径から真偽と金種とを鑑別する。
【0085】上述の硬貨鑑別部53の下部にはフラッパ
54を配設し、該フラッパ54は上段の硬貨鑑別部53
の鑑別不良のとき、該鑑別不良硬貨を硬貨返却口26に
返却するように振分け、また、鑑別ができた硬貨に対し
ては収納方向に搬送するべく振分ける。
【0086】上述のフラッパ54の収納方向側には搬送
ベルト55,55で構成する搬送ライン56の始端側を
接続し、該搬送ライン56は傾斜状に架設し、その傾斜
上端は硬貨収納部57に接続している。そして、搬送ラ
イン56はモータM2により駆動制御される。
【0087】上述の硬貨収納部57は鑑別し得た硬貨5
2を収納し、底部には硬貨シャッタ58を設けており、
この硬貨シャッタ58は適宜の駆動源で開閉されるも、
この収納カセットAを集金装置14に掛けたとき集金装
置14からの制御信号で開閉操作され、該収納カセット
Aのみでは開閉の操作ができないように構成して、不正
を防止する。なお、上述した駆動源も持たず集金装置1
4側の駆動源で紙幣シャッタ43を開閉することもでき
る。さらに、特定者が管理するキーを設けて必要時に紙
幣シャッタ43を解放するべく構成することもできる。
【0088】図中、59は硬貨収納部57に収納される
硬貨52を検知する収納硬貨検知センサである。
【0089】このように構成された硬貨入金処理機構5
1は、複数の硬貨52を硬貨投入口23に投入すると、
その1枚ずつが下部の硬貨識別部53に供給され、1枚
目の硬貨52を硬貨識別部53が検知することに基づい
てモータM2が駆動されて搬送ライン56が駆動方向に
駆動される。同時に、硬貨鑑別部53は供給された硬貨
52の真偽、金種の鑑別を行い、鑑別不良の硬貨52は
フラッパ54を切換えて硬貨返却口26に放出し、鑑別
し得た硬貨52は硬貨収納部57に収納し、収納硬貨検
知センサ59が収納硬貨52を検知することでその収納
を検知し、このような動作を繰り返して硬貨52の収納
処理を実行し、硬貨52の供給が所定時間中断すると
り、硬貨の投入が完了したと判定して、硬貨52の収納
処理が終了する。なお、硬貨識別部53の出力に基づい
て収納硬貨の金種とその計数値とのデータを生成する。
【0090】図6は、収納カセットAの制御回路ブロッ
クを示し、CPU61はROM62に格納されたプログ
ラムに沿って各回路装置を駆動制御し、RAM63は各
種の動作を実行するに必要なデータを記憶すると共に、
前述した売上金の関連データを記憶する。紙幣入金処理
機構31は前述の紙幣の取込み処理の制御および搬送ラ
イン38、返却ライン41を駆動するモータM1の駆動
制御、投入紙幣検知センサ44、収納紙幣検知センサ4
5の駆動制御、フラッパ42の駆動制御を含む。紙幣シ
ャッタ駆動部64は紙幣シャッタ43の駆動制御を行
う。
【0091】硬貨入金処理機構51は前述のフラッパ5
4の駆動制御、搬送ライン56を駆動するモータM2の
駆動制御、収納硬貨検知センサ59の駆動制御を含む。
硬貨シャッタ駆動部65は硬貨シャッタ58の駆動制御
を行う。
【0092】上述の紙幣シャッタ駆動部64および硬貨
シャッタ駆動部65は集金装置14側からの解放のコマ
ンドがあったとき駆動制御されるが、他の方法として
は、収納カセットAにはシャッタの開閉機構(メカニズ
ム)のみを持ち、集金装置14にモータのごとき駆動源
を持ち、収納カセットAが集金装置14に接続されたと
き、該集金装置14で駆動制御される駆動源の駆動力を
収納カセットAに接続するようにして、収納カセットA
には駆動源を持たない構成にすることもできる。
【0093】電源部66は充電可能なバッテリで構成
し、諸データを入力するためにレジスタ12と接続され
たとき、または集金装置14に接続されたとき充電され
る。通信部67は無線または有線での送受信が可能であ
り、有線の時はインターフェースも構成する。このよう
に構成した制御回路で、収納カセットAは前述の各処理
動作を実行する。
【0094】[集金装置の説明]図7は、前述の集金装
置14を示し、表示器71は操作の説明入力事項を表示
すると共に、表面にタッチパネルを配して操作部を併設
している。カード投入口72は収納カセットAを搬送し
てきた係員が所持するカードを投入して内部に設置され
るカードリーダで受付明細のデータを記録し、伝票放出
口73は内部に設置される伝票発行機で受付明細をプリ
ントアウトした伝票を放出する。
【0095】カセット投入口74はシャッタ(図示省
略)を備え、収納カセットAの全体を内部に取り込む。
装置前面の扉75は内部に収納される輸送カセットBを
出し入れするために開閉が可能であって、電子錠で形成
する扉キー76により施錠される。
【0096】上述の内部に収納される輸送カセットB
は、この実施例の場合、紙幣用輸送カセットBaと硬貨
用輸送カセットBbの専用タイプを使用している。
【0097】図8は、収納カセットAに収納された紙幣
を紙幣用輸送カセットBaに移転する構成を示し、収納
カセットAがカセット投入口74の内部に投入される
と、内部には該収納カセットAを前後方向に搬送する搬
送ライン77を形成しており、該搬送ライン77は搬送
チェーンや搬送ローラなどの適宜の搬送手段で構成して
いる。
【0098】上述の搬送ライン77で搬送される収納カ
セットAの紙幣シャッタ43の移動軌跡の沿って前述の
紙幣用輸送カセットBaの複数個を装填している。そし
て、収納カセットAと各輸送カセットBaとが紙幣移転
可能に対向する位置で、収納カセットAの通信部67が
インタフェースを兼ねて集金装置14側のインタフェー
スに接続されて通信が可能となり、また、各輸送カセッ
トBも装填されいるとき集金装置14とその制御部が接
続されるように構成している。なお、前述の複数個の紙
幣用輸送カセットBaはトレーに載置されてトレーごと
出し入れされる。
【0099】図9は、収納カセットAから1つの紙幣用
輸送カセットBaに紙幣を移転する動作状態を示し、a
図に示すように、輸送カセットBaの上面はシャッタ7
8で開閉され、内部には収納部79を形成し、この収納
部79には駆動モータで昇降される受板80を備えてい
る。
【0100】上述の輸送カセットBaの上部に収納カセ
ットAがセットされると、b図に示すように、受板80
が上昇し、既収納の紙幣46の最上位置が位置検知セン
サ81で検知されると受板の上昇が停止制御され、つい
で収納カセットAの紙幣シャッタ43と、輸送カセット
Baのシャッタ78が解放され、c図、d図に示すよう
に、収納カセットAに収納されていた紙幣46は輸送カ
セットBaに移転され、e図に示すように、紙幣46の
移転が終了すると受板80は下降して最上部の紙幣46
の位置が位置検知センサ81で検知されることで、受板
80の下降が停止すると共に、両シャッタ43,78は
閉鎖されて移転処理が終了する。
【0101】図10は、収納カセットAに収納された硬
貨を硬貨用輸送カセットBbに移転する構成を示し、収
納カセットAを搬送する搬送ライン77で、収納カセッ
トAの硬貨シャッタ58の移動軌跡の沿って前述の硬貨
用輸送カセットBbの複数個を装填している。そして、
収納カセットAと各輸送カセットBbとが硬貨移転可能
に対向する位置で、収納カセットAの通信部67がイン
タフェースを兼ねて集金装置14側のインタフェースに
接続されて通信が可能となることは、前述の紙幣用輸送
カセットBaの場合と同様である。なお、前述の複数個
の硬貨用輸送カセットBbはトレーに載置されてトレー
ごと出し入れされる。図中82はカードリーダ、83は
伝票発行機である。
【0102】図11は、収納カセットAから1つの硬貨
用輸送カセットBbに硬貨を移転する動作状態を示し、
a図に示すように、輸送カセットBbの上面はシャッタ
84で開閉され、内部には収納部85を形成し、収納部
85の上部位置には収納量を規制するためのニアフル検
知センサ86を備えている。
【0103】上述の輸送カセットBbの上部に収納カセ
ットAがセットされると、b図に示すように、収納カセ
ットAの硬貨シャッタ58と、輸送カセットBbのシャ
ッタ84が解放され、c図に示すように、収納カセット
Aに収納されていた硬貨52は輸送カセットBbに移転
され、d図に示すように、硬貨52の両シャッタ84,
58は閉鎖されて移転処理が終了する。
【0104】図12は、集金装置14の制御回路ブロッ
クを示し、CPU91はROM92に格納されたプログ
ラムに沿って各回路装置を駆動制御すると共に、収納カ
セットAの記憶装置(RAM63)に記憶された売上金
の関連データを輸送カセットBの記憶装置に移転する制
御処理も実行し、RAM93は各種の動作を実行するに
必要なデータを記憶すると共に、前述した売上金の関連
データおよび輸送処理データも記憶する。
【0105】タッチパネル94は表示器71の表面に形
成されて、該表示器71で表示された事項に対してタッ
チ入力することで、必要事項が入力される。カードリー
ダ95は前述のカード投入口74の内部に設けられ、係
員が投入したカードに対してカードデータの読取りや必
要なデータの書込み、例えば、受付明細のデータ書込み
処理などのカード処理を実行し、伝票発行機96は前述
の伝票放出口73の内部にもうられ、受付明細をプリン
トアウトした伝票を発行し、ジャーナルプリントも実行
する。
【0106】投入口シャッタ駆動部97は、前述のカセ
ット投入口74に設けられるシャッタ(図示省略)を開
閉制御し、収納カセット搬送駆動部98は、前述の収納
カセットAの搬送ライン77を正逆方向に駆動制御し、
扉キー駆動部99は、前述の扉キー76を駆動制御す
る。
【0107】通信部100は、無線または有線での送受
信が可能であり、有線の時はインターフェースも構成し
て、現金処理センタ15、収納カセットA、輸送カセッ
トB(Ba,Bb)の制御手段と接続される。
【0108】なお、輸送カセットBのシャッタ78,8
4は集金装置14のCPU91のコマンドがあったとき
駆動制御されるが、他の方法としては、輸送カセットB
にはシャッタの開閉機構(メカニズム)のみを持ち、集
金装置14にモータのごとき駆動源を持ち、輸送カセッ
トBが集金装置14に接続されたとき、該集金装置14
で駆動制御される駆動源の駆動力を輸送カセットBに接
続するようにして、輸送カセットBには駆動源を持たな
い構成にすることもできる。このように構成した制御回
路で集金装置14は前述の各処理動作を実行する。
【0109】[輸送カセットの説明]図13は前述の輸
送カセットBの外観を示し、その外観は紙幣用輸送カセ
ットBaも硬貨用輸送カセットBbも同様に構成され
る。すなわち、輸送カセットBの上部には該輸送カセッ
トBを持ち運ぶための把手111を装着しており、該把
手111は集金装置14に装着するときは、横に倒すこ
とができるように回動可能に取り付けている。また、側
面上部には集金装置14に装填されたときの相互の制御
手段を接続するためのインタフェース112を形成し、
さらに、側面には収納紙幣や硬貨を取出すために扉11
3で開閉が可能であって、電子錠で形成する扉キー11
4により施錠される。
【0110】前面中央には表示器115を備え、該表示
器115には前述した輸送処理データの内の必要データ
が表示される。図14はその例を示し、a図は紙幣用輸
送カセットBaの回収に使用する場合であって、輸送カ
セットのIDコード、認証コードとして真偽判別処理済
みマーク(文字をマークとして使用)116、目的種別
としての回収、トータル金額。
【0111】b図は硬貨用輸送カセットBbの回収に使
用する場合であって、輸送カセットのIDコード、認証
コードとして計数処理済みマーク(文字をマークとして
使用)116、目的種別としての回収、トータル金額。
【0112】c図は紙幣用輸送カセットBaの配達に使
用する場合であって、輸送カセットのIDコード、認証
コードとして計数処理済みマーク(文字をマークとして
使用)116、目的種別としての配達、トータル金額。
d図は紙幣・硬貨一体用輸送カセットBの回収に使用す
る場合であって、輸送カセットのIDコード、認証コー
ドとして真偽判別処理済みマーク(文字をマークとして
使用)116、目的種別としての回収、トータル金額。
【0113】図15は前述の紙幣用輸送カセットBaを
示し、既に説明したシャッタ78、収納部79、受板8
0、位置検知センサ81、インタフェース112、扉キ
ー114、表示器115の他に、収納紙幣の満杯近いこ
とを受板80の下降位置で検知するニアフル検知センサ
117、さらに、収納紙幣が空であることを受板80の
上昇位置でそれを透過して検知する空検知センサ118
を備え、前述の受板80はモータM3の正逆駆動により
昇降される。
【0114】図16は、前述の硬貨用輸送カセットBb
を示し、既に説明したシャッタ84、収納部85、ニア
フル検知センサ86、インタフェース112、扉キー1
14、表示器115の他に、収納硬貨が空になったこと
を収納部85の底部で検知する空検知センサ119を備
えている。
【0115】図17は、前述の紙幣用輸送カセットBa
の制御回路ブロックを示し、CPU121はROM12
2に格納されたプログラムに沿って各回路装置を駆動制
御し、RAM123は各種の動作を実行するに必要なデ
ータを記憶すると共に、前述した売上金の関連データお
よび輸送処理データも記憶する。
【0116】シャッタ駆動部124は、前述のシャッタ
78を開閉制御し、モータ駆動部125は前述のモータ
M3を正逆方向に駆動制御し、扉キー駆動部126は、
前述の扉キー114を駆動制御する。電源部127は充
電可能なバッテリで構成し、集金装置14に接続された
とき充電される。このように構成した制御回路で紙幣用
輸送カセットBaは前述の各処理動作を実行する。
【0117】図18は、前述の硬貨用輸送カセットBb
の制御回路ブロックを示し、CPU131はROM13
2に格納されたプログラムに沿って各回路装置を駆動制
御し、RAM133は各種の動作を実行するに必要なデ
ータを記憶すると共に、前述した売上金の関連データお
よび輸送処理データも記憶する。
【0118】シャッタ駆動部134は、前述のシャッタ
84を開閉制御し、扉キー駆動部135は、前述の扉キ
ー114を駆動制御する。電源部136は充電可能なバ
ッテリで構成し、集金装置14に接続されたとき充電さ
れる。このように構成した制御回路で硬貨用輸送カセッ
トBbは前述の各処理動作を実行する。
【0119】[収納カセットの売上金収納処理の説明]
図19、図20は、収納カセットAのCPU61が駆動
制御する売上金収納処理動作のフローチャートを示し、
CPU61は金額確定済みか否か(ステップn1)、紙
幣の入金(収納)か否か(ステップn2)、硬貨の入金
(収納)か否か(ステップn3)を判定する。
【0120】図19に示すように、上述のステップn1
の金額確定済みか否かは、金額確定ボタン27の押下で
判定し、金額確定を判定すると、ついで再入金(再収
納)か否かを再入金ボタン29の押下で判定し(ステッ
プn4)、再入金ボタン29の押下がないときは収納処
理が確定したので、操作履歴をRAM63の所定のエリ
アに記憶して(ステップn31)、処理を終了する。上
述のステップn4で、再入金ボタン29の押下を判定す
ると金額確定をクリアし、金額確定マーク28の点灯を
消灯して(ステップn5)、ステップn1にリターンす
る。
【0121】前述のステップn2で、紙幣46の入金
(収納)であるか否かは、紙幣投入口24に対する紙幣
46の投入を投入紙幣検知センサ44が検知したか否
か、および再入金ボタン29が押下されたか否かで判定
し、紙幣46の入金処理が判定されたときは紙幣投入口
24に投入された紙幣46を内部に取込むべく紙幣入金
処理機構31を駆動制御し(ステップn6)、取り込ま
れた紙幣46は紙幣識別センサ40で識別される。
【0122】上述の識別で、万円札が識別されたとき
は、万円札を1カウントし、万円札表示枚数を1枚アッ
プし、合計金額を更新し、該万円札を紙幣収納部39に
収納する(ステップn7〜n11) また、前述の識別で、5千円札、または千円札が判定さ
れたときも、上述の計数・収納処理(ステップn7〜n
11)と等価な処理が実行される。
【0123】さらに、何れの札も識別されないときは、
紙幣の取込みを停止し(ステップn12)、フラッパ4
2を返却ライン41側に位置させ(ステップn13)、
モータM1を逆転制御して(ステップn14)、紙幣4
6を紙幣返却口25に放出する(ステップn15)。
【0124】さらに、上述の紙幣46の取込みで投入紙
幣検知センサ44が投入紙幣がなくなったことを検知す
ると(ステップn16)、さらに紙幣投入口24に次の
紙幣46の投入があるか否か、所定時間監視し(ステッ
プn17)、紙幣46の投入が検知されると、ステップ
n1にリターンする。
【0125】しかし、紙幣46の投入がないときは、入
金処理が終了したと判定して、金額確定ボタン27が押
下されたか否かを判定し(ステップn18)、例えば、
紙幣46または硬貨52の入金で係員がミスを発見し
て、その処理をやり直す時は、管理者のもとで所定のキ
ーを操作してシャッタ43(硬貨の入金であれば硬貨シ
ャッタ58)を解放し、紙幣46(または硬貨52)を
取出す(ステップn19)。このとき金額確定はクリア
され、金額確定マーク28は消灯される(ステップn2
0)。その後、操作履歴がRAM63の所定のエリアに
記憶される(ステップ31)。
【0126】図20に示すように、前述のステップn3
で、硬貨52の入金(収納)処理であるか否かは、硬貨
投入口23に投入された硬貨52が硬貨識別部53に到
来したか否かで判定し、硬貨52の到来を検知すると該
硬貨52を内部に取り込むと同時に(ステップn2
1)、該硬貨52を識別するる 上述の識別で、500円硬貨が識別されたときは、50
0円硬貨を1カウントし、500円硬貨の表示枚数を1
枚アップし、合計金額を更新し、該500円硬貨を硬貨
収納部57に収納する(ステップn22〜n26) また、前述の識別で、100円、50円、10円、5
円、または1円の各硬貨52が判定されたときも、上述
の計数・収納処理(ステップn22〜n26)と等価な
処理が実行される。
【0127】さらに、何れの硬貨も識別されないとき
は、フラッパ54を硬貨返却口26側に切換えて(ステ
ップn27)、硬貨52を硬貨返却口26に放出する
(ステップn28)。
【0128】さらに、上述の硬貨識別部53が硬貨52
の投入がなく(ステップn29)、また、硬貨52の投
入が所定時間ないことを監視して、所定時間硬貨52の
投入がなければ、硬貨52による入金処理が終了したと
判定し(ステップn30)、次のステップn18に移行
する。しかし、硬貨52の投入を検知したときは操作履
歴をRAM63の所定のエリアに記憶した後(ステップ
n31)、ステップn1にリターンする。
【0129】このような入金(収納)処理により紙幣4
6および硬貨52が収納カセットAに収納される。
【0130】[集金装置の入金処理動作の説明]図2
1、図22は、集金装置14のCPU91が駆動制御す
るカセット入金取引処理(回収処理)動作のフローチャ
ートを示し、図21において、CPU91は収納カセッ
トAによる入金取引を待機し(ステップn41)、タッ
チパネル94から入金ボタンが押下されると入金取引が
受付られ(ステップn42)、次いで係員が所持してい
るカードが投入されると(ステップn43)、カードリ
ーダ95がカードデータを読取り、正当なカードである
か否かを判定する(ステップn44)。
【0131】カードの判定が正当なカードでないとされ
たときは該カードを返却して(ステップn45)、取引
を終了するが、正当なカードが判定されたときは、投入
口シャッタ駆動部97がカセット投入口74のシャッタ
(図示省略)を解放して、収納カセットAの投入を許容
する(ステップn46,n47)。
【0132】収納カセットAが投入されると該収納カセ
ットAの通信部67と集金装置14側の通信部100と
が接続されて、該収納カセットAの記憶装置(RAM6
3)に記憶されている売上金の関連データを読取る(ス
テップn48)。
【0133】読取った売上金の関連データから収納カセ
ットAのIDコードを読出し、該IDコードと正規と判
定されるIDコードとの一致により、投入された収納カ
セットAが正規のカセットか否かを判定し(ステップn
49)、他のカセットであれば受付を拒否して、該カセ
ットの返却処理をする(ステップn50)。
【0134】正規の収納カセットAであると判定された
ときは、次いでカセットのパスワードを読取り(ステッ
プn51)、該前回の取引時に記録したパスワードと一
致するかを判定して、パスワードからその正当性を判定
する(ステップn52)。パスワードによる正当性が判
定されないときは受付を拒否して、該カセットの返却処
理をする(ステップn50)。
【0135】図22において、上述のパスワードによる
正当性が判定されたときは、次いで収納した現金の正当
性を認証する認証コードを読出して、この認証コードの
存在有無で金額が確定されているか否かを判定し(ステ
ップn53)、金額確定がないときは受付を拒否して、
該カセットの返却処理をする(ステップn50)。
【0136】上述のステップn53で金額の確定が判定
されたときは、ステップn49,n52の3つの条件、
すなわち、正規のカセット、パスワード一致、金額の確
定により取引条件が成立し(ステップn54)、取引の
意思入力を待機する(ステップn55)。
【0137】取引の条件が成立した後にタッチパネル9
4から取消しボタンが押下されると(ステップn5
6)、取引の意思がないと判定し、該収納カセットAの
返却処理をする(ステップn50)。
【0138】タッチパネル94から取引ボタンが押下さ
れると(ステップn57)、取引の意思が確定され、収
納カセット搬送駆動部98が投入された収納カセットA
を所定の輸送カセットBの上部に搬送し(ステップn5
8)、収納カセットAの売上金の関連データから、紙
幣、硬貨毎の金種と金種毎の枚数または金額値および全
金額値を読出して(ステップn59)、取引日付、時
間、収納カセットAのIDコード、金額情報、取引ID
コードなど必要なデータを内蔵のジャーナル(図示省
略)に記録し(ステップn60)、また、同様に必要な
データ、すなわち、収納カセットAの売上金の関連デー
タを輸送カセットBの記憶装置(RAM123,13
3)に移転(記憶)し(ステップn61)、その後、シ
ャッタ解放のコマンドを収納カセットAおよび輸送カセ
ットBに出力することで、収納カセットAに収納された
紙幣46、硬貨52が輸送カセットB(Ba,Bb)に
移転(収納)される(ステップn62)。
【0139】次いで集金装置14側のパスワードを更新
し、この更新に基づいて収納カセットAのパスワードも
更新し(ステップn63,n64)、その後、必要な取
引明細を記録したレシートを発行すると共に、係員のカ
ードを返却し(ステップn65)、収納カセットAをカ
セット投入口74に返却し(ステップn66)、収納カ
セットAが抜き取られることで、シャッタを閉鎖して取
引処理を終了する。このような取引処理により、収納カ
セットAの売上金と該売上金の関連データとが輸送カセ
ットBに移転される。
【0140】[輸送カセットの取出し処理の説明]図2
3は、集金装置14から輸送カセットB(Ba,Bb)
を取出すときの係員処理動作を示し、集金装置14のタ
ッチパネル94から輸送カセットBの取出しを入力する
と、扉キー駆動部99が動作して扉キー76を解錠し、
扉75の解放が許容される(ステップn71)。
【0141】次いで、扉75を解放して輸送カセットB
をトレーごと引出し(ステップn72)、該トレーには
不正に輸送カセットBを取り外すことができないよう
に、施錠されているので、このキーを係員が解錠して、
輸送カセットBを取り外す(ステップn73,n7
4)。
【0142】次いで、空の輸送カセットBをトレーに装
填して、施錠し、トレーを内部に収納して、扉75を閉
鎖すると扉キー76が自動的に施錠され(ステップn7
5,n76,n77)、輸送カセットBの取出し処理を
終了する。このようにして取出された輸送カセットB
は、図1で説明したように、現金処理センタ15に輸送
して処理されることになる。
【0143】[収納カセットからの通信の説明]図24
は、収納カセットAから現金処理センサ15への通信処
理を示し、収納カセットAから集金装置14に対する売
上金の関連データの通信は、図1に示すようにレジエリ
ア11と出納室13とは同じ店舗10内であるため、有
線で接続して有線での通信が可能である。しかし、収納
カセットAと現金処理センタ15とは距離があるため、
次の方法で行う。
【0144】すなわち、収納カセットAにPHSモジュ
ールなどによる無線通信モジュールを内蔵または取り付
けて、基地局141に送信し、該基地局141から公衆
回線や専用回線などのネットワーク142を利用して、
現金処理センタ15のホストコンピュータ143に通信
して、収納カセットAの売上金の関連データを送信す
る。
【0145】現金処理センタ15では、輸送カセットB
の検証が済むと、伝送された売上金の関連データの売上
金に関するデータ(合計金額データなど)で銀行19に
振込み処理の代行、預金処理の代行を行うことができ
る。
【0146】さらに、通信のたの手段としては、通信モ
デムを内蔵した専用通信台144を設けて、これに収納
カセットAの通信部67を接続し、上述の専用通信台1
44から有線でネットワーク142を介して現金処理セ
ンサ15のホストコンピュータ143に通信することが
できる。
【0147】[集金装置からの通信の説明]図25は、
集金装置14から現金処理センサ15への通信処理を示
し、集金装置14と現金処理センタ15とは距離がある
ため、次の方法で行う。
【0148】すなわち集金装置14はその通信部100
を通信モデムで構成して、公衆回線や専用回線などのネ
ットワーク142を利用して、現金処理センタ15のホ
ストコンピュータ143に通信して、前述した収納カセ
ットAの売上金の関連データと輸送処理データを送信す
る。
【0149】現金処理センタ15では、輸送カセットB
の検証が済むと、伝送された売上金の関連データの売上
金に関するデータ(合計金額データなど)で銀行19に
振込み処理の代行、預金処理の代行を行うことができ
る。
【0150】[集金装置の取引条件の付加の説明]前述
の図22のステップ54での取引条件の成立は、正規の
カセット、パスワード一致、金額確定の3つの条件のを
満たすことであったが、さらに、他の条件として、収納
カセットAの有効期限のチェック、有効取引回数のチェ
ックを付加することもできる。
【0151】図26は、上述の条件をのチェックを示
し、図22のステップn48で、収納カセットAの記憶
装置から売上金の関連データが読取られているので、そ
のデータの中から有効期限と、有効取引回数とが有効か
否かを判定し(ステップn67,n68)、有効であれ
ば取引条件が成立するが、有効でないときは、収納カセ
ットAは集金装置14の内部に回収し(ステップn6
9)、その回収理由を表示器71に表示して、例えば、
輸送委託業者に収納カセットAを返却する旨などの理由
を表示する。
【0152】このように収納カセットAを回収するとき
は、有効期限切れ、有効取引回数切れの収納カセットA
をメンタナンスすることで収納カセットAの変造機会を
なくすことができる。
【0153】図27は、さらに、取引条件の成立に搬送
有効時間を設定した場合を示し、この搬送有効時間が経
過すると、適宜のタイマ手段で収納カセットAの記憶装
置(RAM63)に記憶した売上金の関連データをクリ
アするように設定する。
【0154】そして、このデータが先ず存在するか否
か、すなわち、所定時間の経過によりクリアされたか否
かを判定し(ステップn81)、上述の関連データの中
から搬送設定時間が有効時間内か否かを判定し(ステッ
プn81,n82)、これらの判定が認められたときは
取引条件が成立し、これらの判定が認められないとき
は、取引の条件が不成立で、収納カセットAを返却し
て、取引を終了する。
【0155】このように収納カセットAの搬送時間を判
定するときは、売上金の関連データそのものを改竄され
る時間を少なくし、改竄機会をなくすことができ、ま
た、一定時間に収納カセットAを集金装置14に持って
いく必要があるので、収納カセットA自体の消失機会、
盗難機会をなくすことができる。
【0156】[収納カセットの操作履歴のチェックの説
明]既に説明したように、収納カセットAの記憶装置に
記憶された売上金の関連データには、収納カセットの操
作履歴記録、例えば、 シャッタの開閉回数(内部媒体(現金)へのアクセス回
数) 媒体(現金)のセット情報 取込み開始ボタンの押下動作の回数 金額確定動作 搬送検知センサのログ 計数開始時刻と終了時刻 があるので、この操作履歴記録を集金装置14に設けた
記録装置(内蔵ハードディスク、ジャーナルプリンタ)
に記録して、これらの記録をチェックすることで、不正
の発見や防止ができる。
【0157】例えば、シャッタの開閉記録が異常に多い
場合、収納物の紙幣や硬貨に不要にアクセスしたことが
推測でき、また、搬送検知センサのONの順序が不自然
であれば、収納物の抜き取りが推測でき、このように操
作履歴で不正の発見や防止が可能となる。
【0158】[発明の構成と実施例との対応]この発明
の価値媒体は、実施例の紙幣46,硬貨52に対応し、
以下同様に、収納用カセットは、収納カセットAに対応
し、輸送用カセットは、輸送カセットBに対応し、価値
媒体収集装置は、集金装置14に対応し、価値媒体関連
データは、売上金の関連データに対応し、価値媒体収集
装置の記憶手段は、RAM93に対応し、価値媒体収集
装置の表示手段は、表示器71に対応し、価値媒体収集
装置の判定手段は、判定処理機能を持ったCPU91に
対応し、収納用カセットの記憶手段は、RAM63に対
応し、輸送用カセットの記憶手段は、RAM123,1
33に対応し、検証手段は、現金処理センタ15に対応
し、収納用カセットの受付け手段は、硬貨投入口23、
紙幣投入口24、紙幣入金処理機構31に対応し、収納
用カセットの停止手段は、データを消去する機能を持っ
たCPU61に対応し、輸送用カセットの停止手段は、
データを消去する機能を持ったCPU121,131に
対応し、収納用カセットの認証手段は、認証コード、金
額確定マーク28に対応し、輸送用カセットの認証手段
は、認証コード、処理済みマーク116に対応し、収納
用カセットの計数手段および真偽判定手段は、紙幣識別
センサ40、硬貨識別部53に対応し、収納用カセット
の通信手段は、通信部67に対応し、輸送用カセットの
通信手段は、インタフェース112に対応し、輸送用カ
セットの表示手段は、表示器115に対応するも、この
発明は、実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 集金構成システム図
【図2】 収納カセットの外観斜視図
【図3】 収納カセットの表示部および入力部の平面図
【図4】 収納カセットの紙幣入金処理機構の断面図
【図5】 収納カセットの硬貨入金処理機構の断面図
【図6】 収納カセットの制御回路ブロック図
【図7】 集金装置の外観斜視図
【図8】 集金装置の紙幣移転機構部分の断面図
【図9】 a〜eの各図は収納カセットから輸送カセッ
トへの紙幣の移転動作を示す説明図
【図10】 集金装置の硬貨移転機構部分の断面図
【図11】 a〜dの各図は収納カセットから輸送カセ
ットへの硬貨移転動作を示す説明図
【図12】 集金装置の制御回路ブロック図
【図13】 輸送カセットの外観斜視図
【図14】 a〜dの各図は輸送カセットの表示器の表
示例を示す説明図
【図15】 紙幣用輸送カセットの断面図
【図16】 硬貨用輸送カセットの断面図
【図17】 紙幣用輸送カセットの制御回路ブロック図
【図18】 硬貨用輸送カセットの制御回路ブロック図
【図19】 収納カセットの売上金収納処理動作のフロ
ーチャート
【図20】 図19の続きを示すフローチャート
【図21】 集金処理装置の入金取引処理動作のフロー
チャート
【図22】 図21の続きを示すフローチャート
【図23】 輸送カセットの取出し処理のフローチャー
【図24】 収納カセットから現金処理センサへの通信
処理を示す構成図
【図25】 集金装置から現金処理センサへの通信処理
を示す構成図
【図26】 集金装置の取引条件の付加を示すフローチ
ャート
【図27】 集金装置の取引条件のさらなる付加を示す
フローチャート
【符号の説明】
A…収納カセット B…輸送カセット 14…集金装置 15…現金処理センタ 28…金額確定マーク 40…紙幣識別センサ 46…紙幣 52…硬貨 53…硬貨識別部 61,91,121,131…CPU 63,93,123,133…RAM 63…通信部 71…表示器 112…インタフェース 115…表示器 116…処理済みマーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07D 9/00 481 G07D 9/00 476 (72)発明者 鈴木 忠夫 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 林 雅明 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】価値媒体を収納用カセットから輸送用カセ
    ットに移転るための価値媒体収集装置に使用する収納用
    カセットまたは輸送用カセットのカセットであって、上
    記価値媒体の関連データの内少なくとも価値媒体の計数
    データを記憶する記憶手段を備えたカセット。
  2. 【請求項2】前記価値媒体の計数データを認証する認証
    手段を備えた請求項1記載のカセット。
  3. 【請求項3】前記価値媒体の真偽を認証する認証手段を
    備えた請求項1記載のカセット。
  4. 【請求項4】カセットを操作した操作履歴を記憶する記
    憶手段を備えた請求項1記載のカセット。
  5. 【請求項5】価値媒体を受付ける受付け手段を有し、該
    受付け手段が受付けた価値媒体を計数する計数手段を備
    えた請求項1記載の収納用カセット。
  6. 【請求項6】価値媒体を受付ける受付け手段を有し、該
    受付け手段が受付けた価値媒体の真偽を判定する真偽判
    定手段を備えた請求項1記載の収納用カセット。
  7. 【請求項7】価値媒体を受付ける受付け手段を有し、該
    受付け手段に価値媒体を計数する計数手段を接続可能に
    設けた請求項1記載の収納用カセット。
  8. 【請求項8】価値媒体を受付ける受付け手段を有し、該
    受付け手段に価値媒体の真偽を判定して判定結果を出力
    する真偽判定手段を接続可能に設けた請求項1記載の収
    納用カセット。
  9. 【請求項9】価値媒体関連データを価値媒体収集装置に
    送信する送信手段を備えた請求項1記載の収納用カセッ
    ト。
  10. 【請求項10】価値媒体関連データを価値媒体を検証処
    理する検証手段に送信する送信手段を備えた請求項1記
    載の収納用カセット。
  11. 【請求項11】価値媒体関連データを送信する送信手段
    を備えた請求項5または7記載の収納用カセット。
  12. 【請求項12】価値媒体関連データを送信する送信手段
    を備えた請求項6または8記載の収納用カセット。
  13. 【請求項13】輸送用カセットが操作された操作履歴を
    価値媒体収集装置に移転する移転手段を備えた請求項1
    記載の輸送用カセット。
  14. 【請求項14】輸送用カセットが操作された操作履歴を
    価値媒体を検証処理する検証手段に移転する移転手段を
    備えた請求項1記載の輸送用カセット。
  15. 【請求項15】回収または配達などの輸送状態を表示す
    る表示手段を備えた請求項1記載の輸送用カセット。
  16. 【請求項16】前記請求項1記載の収納用カセットおよ
    び輸送用カセットを使用し、収納用カセットに価値媒体
    とその関連データを保持させて、これらを輸送用カセッ
    トに移転する価値媒体収集装置であって、前記収納用ま
    たは/および輸送用のカセットを操作した操作履歴を記
    憶する記憶手段を備えた価値媒体収集装置。
  17. 【請求項17】前記請求項1記載の収納用カセットおよ
    び輸送用カセットを使用し、収納用カセットに価値媒体
    とその関連データを保持させて、これらを輸送用カセッ
    トに移転する価値媒体収集装置であって、前記価値媒体
    関連データを価値媒体を検証する検証手段へ送信する通
    信手段を備えた価値媒体収集装置。
  18. 【請求項18】前記請求項1記載の収納用カセットおよ
    び輸送用カセットを使用し、収納用カセットに価値媒体
    とその関連データを保持させて、これらを輸送用カセッ
    トに移転する価値媒体収集装置であって、前記収納用ま
    たは/および輸送用のカセットが使用可能か否かを判定
    するための基準データを記憶した記憶手段と、前記収納
    用または/および輸送用のカセットが装着されたとき、
    前記記憶手段に記憶された基準データと照合して、該カ
    セットが使用可能か否かを判定する判定手段を備えた価
    値媒体収集装置。
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