JP4566463B2 - 無電解ニッケルめっき老化液の処理方法 - Google Patents

無電解ニッケルめっき老化液の処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無電解ニッケルめっき老化液中に含有され、無電解ニッケルめっきの際に障害となりうる亜りん酸イオンを選択的に減少させ、老化液を再利用可能とする無電解ニッケルめっき老化液の処理方法に関する。
【0002】
【従来の背景】
無電解ニッケルめっき液の基本組成は、概略、ニッケル源としての硫酸ニッケル、還元剤としての次亜りん酸ナトリウムおよび錯化剤で構成されている。無電解ニッケルめっきを行なっていると、めっき液に使用されている構成薬剤に不足が生じるために、それらを補給してめっき液として繰り返し使用している。そうすると、めっき液中には、次亜りん酸イオンの酸化による亜りん酸イオンと、硫酸イオンとナトリウムイオンの存在により生成する硫酸ナトリウムとが、次第に蓄積してくる。そのことにより、めっき速度の低下、めっき皮膜の物性の劣化などが起こるようになり、構成薬剤の補給によってはもはや改善されなくなる。そうなるとそのめっき液は廃棄されることになる。
【0003】
その廃棄されるめっき液中には、有価物としてのニッケル、りん分が含まれているが、それらは、また、厳しい排水基準が設けられている物質でもあり、廃棄には充分な注意が払われ、自然環境中に放出されることが無いようにしなければならないものである。そのため、そのようなめっき液を廃棄するのではなくめっき液として再利用すると共に、りん分を分離して回収し、他の産業分野も含めて再利用するすることにより、無電解ニッケルめっきからの廃液を削減し、環境への有害物質の排出を抑制する方法が確立されることは、この産業界ばかりでなく社会全般にとっても望ましいことである。
【0004】
【従来の技術】
無電解ニッケルめっき廃液の海洋投棄が禁止され、安全な処理方法を開発するために努力がなされ、そのための技術が開示されてきている。無電解ニッケルめっき廃液には、主として、ニッケルイオン、りん化合物イオン、有機酸、硫酸ナトリウム等が含まれている。このような廃液の特徴から、ニッケルの回収方法、りん化合物の回収方法、有機酸の分解方法の3種の方法が組み合わされて廃液処理方法として確立され、それぞれの技術の特徴となっている。
【0005】
ニッケルの回収方法としては、イオン交換樹脂に吸着させる方法(特開平7−54200号公報)、キレート樹脂に吸着させる方法(特開平11−226596号公報)、ニッケル金属粉と共に沈殿させる方法(特開平9−176861号公報)、硫化物として沈殿させる方法(特開平8−91971号公報)などが提案されており、りん分の回収方法としては、酸化カルシウム、水酸化カルシウムなどと亜りん酸塩として沈殿させる方法(例えば、特開平9−100107号公報)、次亜りん酸イオン、亜りん酸イオンをりん酸イオンに酸化してから酸化カルシウム、水酸化カルシウム等と反応させてりん酸塩として沈殿させる方法(例えば、特開平10−85769号公報)などが提案されており、また有機酸の分解方法としては、触媒による湿式酸化処理(特開平7−108282号公報)、活性汚泥、光触媒等で分解させる方法(特開2000−33269号公報)などが提案されている。
【0006】
しかし、上記の方法では、単にニッケル、りんを有価物として回収したり、有害物を除去することが目的であって、廃液としての排水は、有害物が規制値以下に低減されているが、量そのものは、増加することはあっても減少されることはない。最近では環境問題に対する関心が高まり、工場廃水の削減により環境への付加を低減することが望まれるようになってきている。
そうした要請に応えるため、廃液を再利用して、排出する量を抑制する技術が開発され、開示されている。無電解ニッケルめっきの老化液中に蓄積している主なものは、亜りん酸イオンと硫酸ナトリウムである。そのため、酸化カルシウ
ム、水酸化カルシウムと反応させて、亜りん酸カルシウムとして沈殿させ、除去し、めっき液として再生する方法(特開平10−195670号公報)が提案されている。しかし、亜りん酸カルシウム、硫酸カルシウムは一部溶解し、完全に除去することができず、めっき液として再使用する場合、めっきの状態が変わってしまい、必ずしも再生されているとは言いがたい。イオン交換膜を利用して蓄積した亜りん酸イオン、硫酸イオン、ナトリウムイオンを除去する方法がある。
しかし、この方法では、特定のイオンを選択的に除去することができず、次亜りん酸イオン、有機酸も除去されてしまうことになる。
【0007】
また、河川などのように微量のりん酸イオンを含有する液からりん酸イオンを除去する方法として、陰イオン交換体であるハイドロタルサイト類を使用する方法が提案されている(特開2000−33269号公報)。 しかし、この方法は、河川などのように微量のりん酸イオンを含有する液からりん分をまとめて除去しようとするものであって、上記無電解ニッケルめっき老化液のように、強い酸性液であって、河川からの水に比べてはるかに多量のりん分を異なった形態で含み、また、他の多種類のイオンが存在し、有効な成分(次亜りん酸イオン等)と無用な成分(亜りん酸イオン)が混在しているような状態の液から、有効な成分を残し特定の無用な成分のみを分離除去しようとするものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、無電解ニッケルめっき液の使用中に蓄積する亜りん酸イオンを選択的に除去し、めっき速度の低下、めっき皮膜の物性の劣化などが生じないか若しくは低減された状態とし、無電解ニッケルめっき液に再使用できるようにし、廃液の排出量を大幅に低減する方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無電解ニッケルめっき液中に次第に蓄積してくる、不純物としての金属イオン、亜りん酸イオン、硫酸ナトリウムを順次以下の手段により減少することにより上記の目的を達成するものである。即ち、無電解ニッケルめっき老化液とハイドロタルサイト類とを接触させて、次亜りん酸イオンの酸化により生じる亜りん酸イオンをハイドロタルサイト類により選択的にイオン交換して除去または減少させ、その後、ハイドロタルサイト類を分離した溶液のpHを調整して、溶液中の金属イオンを沈殿させ、沈殿物を分離した溶液のpHを調整した後、冷却し、硫酸ナトリウムを析出分離し、再利用可能とすることにより上記の目的を達成するものである。
【0010】
本発明に係る無電解ニッケルめっき老化液の処理方法は、無電解ニッケルめっき老化液と下記の式(A)で表わされるハイドロタルサイト類とを接触させて、老化液中の亜りん酸イオンをイオン交換によってハイドロタルサイト類中に取り込ませ、老化液中の亜りん酸イオンを除去または減少させた後に、溶液とハイドロタルサイト類とを分離する工程(1)と、
工程(1)で分離した溶液のpHを8〜13に調整して、溶液中の金属イオンを沈殿物として生成させ、沈殿物を溶液から分離する工程と(2)と、
工程(2)で分離した溶液のpHを4.0〜5.0に調整した後、冷却し、析出した硫酸ナトリウムを溶液から分離する工程(3)と、
工程(3)で分離した溶液に、ニッケルイオン、硫酸イオン、次亜りん酸イオン、有機酸イオンの少なくとも一種を補給して無電解ニッケルめっき液を得る工程(4)とを有することを特徴とする。
2+ 1-X3+ X(OH)2n- X/n・mH2O (A)
(ここで、M2+は、Mg2+,Ca2+,Cu2+,Co2+,Ni2+等の二価金属イオンから選ばれる少なくとも一種を、M3+は、Al3+,Fe3+,Cr3+等の三価の金属イオンから選ばれる少なくとも一種を、An-は、OH-,CO3 2-,SO4 2-,Cl-等のn価の陰イオンを示し、Xおよびmは、0.1<X<0.5および0≦m<5の範囲にある数を示す。)(請求項1)
【0011】
また、本発明に係る無電解ニッケルめっき老化液の処理方法は、前記ハイドロタルサイト類が、
Ni1-XAlX(OH)2(CO3X/2・mH2
(ここで、Xおよびmは、0.10<X<0.34および0≦m<2の範囲にある数を示す。)であることを特徴とする。(請求項2)
【0012】
また、本発明に係る無電解ニッケルめっき老化液の処理方法は、前記工程
(1)で分離したハイドロタルサイト類を炭酸イオンを含有する溶液と接触させて、該ハイドロタルサイト類に取り込まれた亜りん酸イオンを炭酸イオンに置換させ、置換により分離された亜りん酸イオンを含有する溶液と置換により炭酸型となったハイドロタルサイト類とを分離し、分離した炭酸型ハイドロタルサイト類を工程(1)に循環することを特徴とする。(請求項3)
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、無電解ニッケルめっき老化液をハイドロタルサイト類と接触させることにより、該老化液中のりん分のうち、必要な次亜りん酸イオンを液中に残して、不要な亜りん酸イオンのみをハイドロタルサイト類に選択的に取り込み、液中における亜りん酸イオンをほぼ完全に除去するか又は無電解ニッケルめっきに対する影響が少なくなる程度までその濃度を低減することにより循環使用を可能とするものである。
【0014】
無電解ニッケルめっき液は、経時的に変化して次第にその能力を低下させるものである。経時的に蓄積する不要若しくは無用の物質は、亜りん酸、硫酸ナトリウムおよびめっき対象物から溶解してくる金属イオンが主なものである。これらの物質を老化液中から除去又は低減することが老化液の再使用を可能とする。
また、金属イオンをニッケルイオンとともに沈殿物として分離し、不要の亜りん酸イオンをハイドロタルサイト類により取り込み除去することにより、環境への有害物の排出を抑制することともなる。
【0015】
以下に、無電解ニッケルめっき老化液の処理方法を詳細に説明する。
本発明の処理対象となる「無電解ニッケルめっき老化液」とは、無電解ニッケルめっきの際に、めっき液中に蓄積した亜りん酸イオンや硫酸ナトリウム等の影響でめっき速度が低下したり、めっき皮膜の物性の劣化が生じたりするようになっためっき液のことである。老化液中に含有される不要の亜りん酸イオンや硫酸ナトリウム等の許容量は、所望のめっき速度、所望のめっき皮膜の物性に応じて選定される。
無電解ニッケルめっき老化液中の陰イオンには、例えば、表1に示されているように、次亜りん酸イオン、亜りん酸イオン、硫酸イオン及びリンゴ酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン等の有機酸イオンがある。
次亜りん酸イオン、有機酸イオンは、めっきに有効な成分であるが、亜りん酸イオンは、めっきを行なう際に次亜りん酸イオンから発生しためっき液にとっては不要・有害な老廃物であり、また硫酸イオンの一部をなす硫酸ナトリウムは、めっき液の補給によって蓄積されたもので、めっき液には無用のものである。
【0016】
【表1】
Figure 0004566463
【0017】
本発明における工程(1)は、無電解ニッケルめっき老化液と下記の式(A)で表わされるハイドロタルサイト類とを接触させて、老化液中の亜りん酸イオンをハイドロタルサイト類の結晶中に取り込ませ、老化液中から亜りん酸イオンをほぼ完全に除去するか又は無電解ニッケルめっきに対する影響が少なくなる程度までその濃度を減少させた後に、溶液とハイドロタルサイト類とを分離する工程である。
2+ 1-X3+ X(OH)2n- X/n・mH2O (A)
本発明で使用されるハイドロタルサイト類は、上記の式(A)において、M2+は、Mg2+,Ca2+,Cu2+,Co2+,Ni2+等の二価金属イオンから選ばれる少なくとも一種を示すが、Ni2+が最も好ましい。M3+は、Al3+,Fe3+,Cr3+等の三価の金属イオンから選ばれる少なくとも一種を示すが、Al3+が最も好ましい。また、An-(老化液に接触させる前の状態)は、OH-,CO3 2-,SO4 2-,Cl-等のn価の陰イオンを示すが、CO3 2-,SO4 2-等の陰イオン型又は炭酸型のものを焼成した岩塩型のものが好ましい。Xは、0.1<X<0.5の範囲にあることが好ましく、0.2<X<0.34の範囲にあることがより好ましい。mは、0≦m<5の範囲にあることが好ましく、0≦m<2の範囲にあることがより好ましい。
好ましい例としては、Ni1-XAlX(OH)2(CO3X/2・mH2O(以下、「Ni-Al系のハイドロタルサイト類」という)を挙げることができる。このハイドロタルサイト類を使用する場合には、老化液とハイドロタルサイト類とを接触させた際にハイドロタルサイト類からニッケルが溶出したとしても、ニッケルは無電解ニッケルめっきの原料となるものであることから好ましいし、また、アルミニウムの溶出が少ない点からも好ましい。
【0018】
本発明において使用するハイドロタルサイト類は、市販のハイドロタルサイト類でも良いし、また、例えば、宮田の方法(Clays and Clay minerals,28(1),50(1980))に従って、以下のような方法で製造しても良い。
<Ni-Al系のハイドロタルサイト類の製造>
0.2mol/lの炭酸ナトリウム水溶液に、0.5mol/lの硫酸ニッケル−硫酸アルミニウム混合水溶液(Ni2+/Al3+=3)を、2mol/lの水酸化ナトリウム水溶液でpH10±0.2に保ちながら、CO3 2-/Al3+=0.7になるまで撹拌しながらゆっくりと滴下した。反応温度は、80℃とし、滴下後もそのままの状態で3時間の熟成を行なった。生成物を十分洗浄した後、120℃で6時間乾燥した。生成物の構造は、粉末X線回折によって確認した。
図1に示す生成物のX線回折図は、図2に示す天然鉱物のハイドロタルサイト(Mg6Al2(OH)16・CO3・mH2O)のX線回折図に酷似しており、生成物がハイドロタルサイト構造を形成していることがわかる。
【0019】
ハイドロタルサイト類は、正の電荷をもった正八面体のブルーサイト(brucite)単位が並んだ二次元基本層の間に負の電荷をもった中間層が交互に積層した構造となっている。この中間層には、OH-,Cl-,CO3 2-,SO4 2-,HPO3 -等の陰イオンが侵入することができる。そのため、層状複水酸化物とも総称されており、また、結晶を構成している二価および三価の金属にはさまざまな元素を選択することができる。このことから、ハイドロタルサイト類と呼ばれているものである。
【0020】
無電解ニッケルめっき老化液とハイドロタルサイト類を接触させると、ハイドロタルサイト類の陰イオンが、老化液中の亜りん酸イオンと選択的にイオン交換され、老化液中の亜りん酸イオンのみが減少し、他の有効成分は老化液中に残存することになる。
この工程で、老化液から亜りん酸イオンを全て除去することが望ましいが、めっき中にも残存するイオンであり、亜りん酸イオンの除去は、完全に行なわれる必要はなく、所望とするめっき速度が低下したり、所望とするめっき皮膜の物性の劣化が生じたりしない程度に減少させれば良く、例えば、精密部品に対するめっきのような場合には、めっき液中に50〜80g/l存在する程度に減少させれば、めっき液用として再使用することができる。
このように、必要最小限の範囲で老化液中の亜りん酸の量を減少させることにより、効率良く無電解ニッケルめっき老化液の再利用を図ることができる。
【0021】
工程(1)においては、無電解ニッケルめっき槽からの無電解ニッケルめっき老化液をそのままハイドロタルサイト類と接触させても良いが、ハイドロタルサイト類を老化液と接触させる前に、そのpHを5〜9となる程度にpH調整することも可能である。
このようなpH調整を行なうことにより、工程(1)において、老化液とハイドロタルサイト類とを接触させた場合にハイドロタルサイト類から金属成分が溶出するのを抑制することができる。
なお、工程(1)において、ハイドロタルサイト類として、Ni-Al系のハ イドロタルサイト類を使用する場合には、老化液とハイドロタルサイト類との接触を低いpH範囲(pH=4〜5)、例えば、無電解ニッケルめっき槽から取り出した状態で行なうこともできる。
【0022】
ハイドロタルサイト類と老化液との接触のさせ方は、特に限定されるものではなく、例えば、ハイドロタルサイト類と老化液を同時に槽に入れ、バッチ式で接触させることができるし、また、ハイドロタルサイト類を塔内に層状に充填し、塔内に老化液を通して、固定床方式、流動床方式により連続的に接触させることもできる。
ハイドロタルサイト類は、老化液との接触後の分離を短時間で行なえるようにするため、粒状、果粒状、球状、棒状に成型して使用することが望ましい。
ハイドロタルサイト類の使用量は、老化液中の亜りん酸イオンの含有量、金属イオン、陰イオンの置換型によっても異なるが、老化液1リットルに対して、
0.1〜10キログラムの範囲が好ましい。
ハイドロタルサイト類と老化液とが接触しているときの液温は、20〜80℃であることが好ましく、接触時間は、0.5〜24時間が好ましく、また、液のpHは、7〜10に保たれていることが好ましい。
老化液とハイドロタルサイト類との分離は、公知の分離手段、例えば、遠心分離機等により行なうことができる。
【0023】
本発明における工程(2)は、中和剤として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基性物質を使用して工程(1)で分離した溶液のpHを8〜13、好ましくは、9〜12に調整し、溶液中の金属イオンを沈殿させ、次いで、沈殿物を溶液から分離する工程である。
塩基性物質としては、上記のようなアルカリ金属の水酸化物が好ましいが、他に、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等も使用することが可能である。
溶液からの沈殿物の分離は、公知の分離手段、例えば、フィルタープレス、遠心分離機等により行なうことができる。
なお、本発明における工程(2)には、工程(1)において無電解ニッケルめっき老化液とハイドロタルサイト類とを接触させた際にハイドロタルサイト類により老化液のpHが8〜13の範囲に上昇し、その時に溶液中の沈殿物が再利用の際の支障にならない程度に少ない場合には、以下に記載する工程(3)への通過工程となる場合を含むものである。
【0024】
本発明における工程(3)は、工程(2)で分離した溶液のpHを4.0〜
5.0に調整した後、冷却して、硫酸ナトリウムを析出させ、溶液から分離する工程である。
硫酸ナトリウムは、温度によって水に対する溶解度が大きく変化するので、溶液を冷却するのみで析出させることができる。
硫酸ナトリウムを析出させるための冷却温度は、0〜10℃が好ましいが、溶液中に多量に硫酸ナトリウムが含有されていなければ、無電解ニッケルめっき液に再使用することが可能であるので、0〜25℃でも良い。
溶液と硫酸ナトリウムとの分離は、公知の分離手段、例えば、遠心分離機等により行なうことができる。
【0025】
本発明における工程(4)は、工程(3)で分離した溶液に、次亜りん酸イオン、有機酸イオン、ニッケルイオン、硫酸イオンを供給する材料のうちで不足しているものを添加して無電解ニッケルめっき液の組成に調整する工程である。
【0026】
本発明における工程(1)において老化液中の亜りん酸イオンとイオン交換
し、交換容量の限界に達したハイドロタルサイト類は、系外に取り出して、イオン交換水で洗浄する。洗浄後のハイドロタルサイト類を、炭酸ナトリウム溶液と接触させて、ハイドロタルサイト類中に取り込まれた亜りん酸イオンを炭酸イオンとイオン交換させ、炭酸型のハイドロタルサイト類とする。ここで使用される炭酸ナトリウム溶液は、0.1〜1.0モル/リットルの濃度であることが好ましい。
炭酸型のハイドロタルサイト類は、そのまま、または焼成して岩塩型としたものを前記工程(1)に戻して再使用することも可能であるし、また、硫酸で処理して硫酸型のハイドロタルサイト類として再使用することも可能である。 ここで使用される硫酸は、0.00001〜0.05モル/リットルの濃度であることが好ましい。
洗浄後のハイドロタルサイト類を、炭酸ナトリウム溶液と接触させて炭酸型のハイドロタルサイト類とする場合、炭酸型のハイドロタルサイト類を硫酸で処理して硫酸型のハイドロタルサイト類とする場合、バッチ式または固定床方式や流動床方式で行なうことができる。
【0027】
前記した本発明の無電解ニッケルめっき老化液の処理方法を図式化して、その概略を示すと、図3のように表わすことができる。
勿論、本発明の無電解ニッケルめっき老化液の処理方法は、図3の記載によって限定解釈されるものではない。
【0028】
次に、本発明の実施例を挙げ具体的に説明するが、勿論、本発明は、以下の実施例の記載によって限定解釈されるものではない。
【0029】
[実施例1]
無電解ニッケルめっき老化液1リットルに、ハイドロタルサイト粉末(富田製薬(株)製「トミータAD500」)250gを添加し、25℃で3時間撹拌し
た。撹拌後、ハイドロタルサイトを濾別し、濾液[処理液(1−1)]中の成分濃度をキャピラリー電気泳動にて定量した。その結果、表2に示す通り、亜りん酸イオンが選択的に除去されており、除去率は21.8%であった。
【0030】
【表2】
Figure 0004566463
【0031】
この処理液(1−1)を水酸化ナトリウムでpHを11に調整して金属イオンを沈殿物として生成させ、沈殿物を溶液から濾別した。 沈殿物は、乾燥重量として、10.6g得られた。pH調整処理により、濾別後の溶液[処理液(1−2)]中のニッケルイオンは、5.3g/lから0.5g/lに低下し、他の金属イオンは、68.0mg/lから0.5mg/lに低下していた。
次に、処理液(1−2)のpHを硫酸により4.7に調整した後、5℃に冷却し、析出した硫酸ナトリウムを溶液から分離した。分離後の溶液[処理液(1−3)]中の硫酸イオンは、55.6g/lから7.1g/lに低下していた。
処理液(1−3)中のニッケルイオンと有機酸イオンの不足分を補給して無電解ニッケルめっき液を得た。
上記の処理によって得られた溶液を用いて無電解ニッケルめっきを行ったところ、めっき速度、めっき外観とも良好であった。
【0032】
<ハイドロタルサイトの再生>
亜りん酸イオンの交換容量が限界に達したハイドロタルサイト粉末250gを0.2mol/lの炭酸ナトリウム水溶液1リットル中に添加し、亜りん酸イオンと炭酸イオンとのイオン交換を行なった。25℃にて1時間撹拌後、ハイドロタルサイトを濾別した。イオン交換を終了したハイドロタルサイトを十分に水洗した。
【0033】
[実施例2]
無電解ニッケルめっき老化液1リットルに、再生したハイドロタルサイト粉末250gを添加し、25℃にて3時間撹拌した。撹拌後、ハイドロタルサイトを濾別し、濾液[処理液(2−1)]中の成分濃度をキャピラリー電気泳動にて定量した。その結果、表3に示すとおり、亜りん酸イオンが選択的に除去されており、除去率は47.8%であった。
【0034】
【表3】
Figure 0004566463
【0035】
この処理液(2−1)を水酸化ナトリウムでpHを11に調整して金属イオンを沈殿物として生成させ、沈殿物を溶液から濾別した。 沈殿物は、乾燥重量として、11.1g得られた。pH調整処理により、濾別後の溶液[処理液(2−2)]中のニッケルイオンは、5.6g/lから0.6g/lに低下し、他の金属イオンは、70.2mg/lから7.0mg/lに低下していた。
次に、処理液(2−2)のpHを硫酸により4.7に調整した後、5℃に冷却し、析出した硫酸ナトリウムを溶液から分離した。分離後の溶液[処理液(2−3)]中の硫酸イオンは、56.4g/lから7.1g/lに低下していた。
処理液(2−3)中のニッケルイオンと有機酸イオンの不足分を補給して無電解ニッケルめっき液を得た。
上記の処理によって得られた溶液を用いて無電解ニッケルめっきを行ったところ、めっき速度、めっき外観とも良好であった。
【0036】
[実施例3]
無電解ニッケルめっき老化液1リットルに、前記Ni−Al系ハイドロタルサイト粉末250gを添加し、25℃にて3時間撹拌した。撹拌後、ハイドロタルサイトを濾別し、濾液[処理液(3−1)]中の成分濃度をキャピラリー電気泳動にて定量した。その結果、表4に示す通り、亜りん酸イオンが選択的に除去されており、除去率は23.8%であった。
【0037】
【表4】
Figure 0004566463
【0038】
この処理液(3−1)中の不純物金属イオンは、10mg/l以下であったので、pH調整を行わなかった。即ち、処理工程(2)を省略した。
この処理液(3−1)のpHを硫酸により4.7に調整した後、5℃に冷却
し、析出した硫酸ナトリウムを溶液から分離した。分離後の溶液[処理液(3−2)]中の硫酸イオンは、56.5g/lから7.1g/lに低下していた。
処理液(3−2)中のニッケルイオンと有機酸イオンの不足分を補給して無電解ニッケルめっき液を得た。
上記の処理によって得られた溶液を用いて無電解ニッケルめっきを行ったところ、めっき速度、めっき外観とも良好であった。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、以上詳記したとおり、無電解ニッケルめっき老化液とハイドロタルサイト類とを接触させて、老化液中の亜りん酸イオンをハイドロタルサイト類に選択的に取り込ませ、次亜りん酸イオンは溶存させたままで亜りん酸イオンのみを老化液から除去又は減少させ、その後、分離した溶液を中和して、溶液中の金属イオンを沈殿、分離した後に、溶液の冷却により硫酸ナトリウムを析出分離することにより、無電解ニッケルめっき老化液を有効な形で再利用可能とすることができるとともに、そのことにより廃液の排出量を大幅に低減することができるという優れた効果を奏する。
また、工程(1)においては、無電解ニッケルめっき槽からの無電解ニッケルめっき老化液をそのままハイドロタルサイト類と接触させても良いが、ハイドロタルサイト類を老化液と接触させる前に、そのpHを5〜9となる程度にpH調整することにより、工程(1)において、老化液とハイドロタルサイト類とを接触させた場合にハイドロタルサイト類から金属成分が溶出するのを抑制することができ、また、工程(1)において、ハイドロタルサイト類として、Ni-Al系のハ イドロタルサイト類を使用する場合には、老化液とハイドロタルサイト類との接触を低いpH範囲(pH=4〜5)で行なうことが可能になるという優れた効果を奏する。
さらに、無電解ニッケルめっき老化液中に蓄積する硫酸ナトリウム、亜りん酸イオンを個別に分離することができるため、それぞれの再利用に便利であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用されるNi-Al系ハイドロタルサイトのX線回折図である。
【図2】本発明において使用される天然鉱物のハイドロタルサイトのX線回折図である。
【図3】本発明の無電解ニッケルめっき老化液の処理方法の概略を示すフローチャート図である。

Claims (3)

  1. 無電解ニッケルめっき老化液と下記の式(A)で表わされるハイドロタルサイト類とを接触させて、老化液中の亜りん酸イオンをイオン交換によってハイドロタルサイト類中に取り込ませ、老化液中の亜りん酸イオンを除去または減少させた後に、溶液とハイドロタルサイト類とを分離する工程(1)と、
    工程(1)で分離した溶液のpHを8〜13に調整して、溶液中の金属イオンを沈殿物として生成させ、沈殿物を溶液から分離する工程と(2)と、
    工程(2)で分離した溶液のpHを4.0〜5.0に調整した後、冷却し、析出した硫酸ナトリウムを溶液から分離する工程(3)と、
    工程(3)で分離した溶液に、ニッケルイオン、硫酸イオン、次亜りん酸イオン、有機酸イオンの少なくとも一種を補給して無電解ニッケルめっき液を得る工程(4)とを有することを特徴とする無電解ニッケルめっき老化液の処理方法。
    2+ 1-X3+ X(OH)2n- X/n・mH2O (A)
    (ここで、M2+は、Mg2+,Ca2+,Cu2+,Co2+,Ni2+等の二価金属イオンから選ばれる少なくとも一種を、M3+は、Al3+,Fe3+,Cr3+等の三価の金属イオンから選ばれる少なくとも一種を、An-は、OH-,CO3 2-,SO4 2-,Cl-等のn価の陰イオンを示し、Xおよびmは、0.1<X<0.5および0≦m<5の範囲にある数を示す。)
  2. 前記ハイドロタルサイト類が、
    Ni1-XAlX(OH)2(CO3X/2・mH2
    (ここで、Xおよびmは、0.10<X<0.34および0≦m<2の範囲にある数を示す。)である、請求項1に記載の無電解ニッケルめっき老化液の処理方法。
  3. 前記工程(1)で分離したハイドロタルサイト類を炭酸イオンを含有する溶液と接触させて、該ハイドロタルサイト類に取り込まれた亜りん酸イオンを炭酸イオンに置換させ、置換により分離された亜りん酸イオンを含有する溶液と置換により炭酸型となったハイドロタルサイト類とを分離し、分離した炭酸型ハイドロタルサイト類を工程(1)に循環する、請求項1又は2に記載の無電解ニッケルめっき老化液の処理方法。
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