JP4564619B2 - 光学素子の制御装置および光学機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ等の光学素子の可動範囲内での絶対位置を検出ないし記憶するために用いられる位置検出装置およびこれにより検出ないし記憶された光学素子の絶対位置情報に基づいて光学素子の上記絶対位置への位置再生(復帰)動作を行わせる制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラに装着される交換レンズ装置には、レンズや絞り等の光学素子の任意の位置を予め記憶させておき、後にこの記憶位置にレンズ等を自動的に復帰させるいわゆるプリセット機能を有するものがある。
【0003】
このうち、例えばフォーカスプリセット機能を有する交換レンズ装置では、まず所望のフォーカスレンズ位置でフォーカスプリセット記憶スイッチ(FP記憶SW)が操作されることにより、そのフォーカスレンズ位置を記憶する。そして、オートフォーカス(AF)あるいはマニュアルフォーカス(MF)動作によってAFセンサによる測距結果あるいはマニュアル操作リングの操作量に応じてフォーカスレンズの駆動が行われた後に、フォーカスプリセット駆動スイッチ(FP駆動SW)が操作されることにより、フォーカスレンズをモータにより素早く記憶位置に復帰させる。
【0004】
これにより、とっさの場合に簡単かつ迅速に、記憶したフォーカスレンズ位置にてピント合わせした被写体の撮影に移行することができる。
【0005】
このようなフォーカスプリセット機能を持つ光学機器としては、一部のオートフォーカス一眼レフカメラシステムが知られている。ただし、フォーカスプリセット機能を持つオートフォーカス一眼レフカメラとしては、フォーカスレンズ操作をモータで電気的に駆動するものに限定されている。
【0006】
このフォーカスプリセット機能を備えたオートフォーカス一眼レフカメラの例を図9を用いて説明する。図9は交換レンズの簡単なブロック図である。なお、図中、実線は電気的な接続を、点線は機械的な接続を表している。
【0007】
102はレンズ本体101に備えられたレンズマイコンであり、後述の如くレンズ本体101内の種々の装置を制御するとともに、接点103を介して不図示のカメラ本体と通信を行う。
【0008】
104は外部から操作可能な自動・手動切換えスイッチ(A/M SW)であり、AFモードとMFモードの選択をすることができる。AFモードにおいては、不図示の測距装置によって測距された測距結果がカメラ本体からレンズマイコン102に転送され、この結果に基づきレンズマイコン102は駆動源であるフォーカス駆動装置105を起動させる。そして、フォーカス駆動装置105の駆動力は駆動力伝達機構であるフォーカス駆動機構106に伝達され、これに伴いフォーカスレンズ107が駆動される。
【0009】
108は絶対値エンコーダ、109は相対値エンコーダである。絶対値エンコーダ108および相対値エンコーダ109の検出信号はレンズマイコン102に入力される。
【0010】
絶対値エンコーダ108は、例えば、固定された不図示のグレーコードパターンとこれに相対する不図示の電気接点をフォーカス駆動機構106における伝達機構の一部に設けたもので、フォーカスレンズ107の移動に伴いその電気接点によってグレーコードパターンを検出することにより絶対位置検出を行うものである。
【0011】
相対値エンコーダ109は、例えば、固定された不図示のフォトインタラプタとこのフォトインタラプタの発光部および受光部の間に位置して光を透過/遮断するパルス板とをフォーカス駆動機構106における伝達機構の一部に設けたもので、フォーカスレンズ107の移動に伴ないON/OFFのパルスを出力し、そのパルス数をカウントすることにより相対位置検出を行うものである。
【0012】
絶対値エンコーダ108の分解能は、例えばフォーカスレンズストロークを32分割(5ビット)としたものであり、後述するフォーカスレンズ106の移動可能な範囲を制限するための分解能とする。また、相対値エンコーダ109の分解能は、Fno.及び焦点距離から求まる必要合焦精度を満足するための停止位置精度以下の分解能とする。
【0013】
レンズマイコン102は入力された情報をもとにフォーカス駆動装置105を制御し、最終的に測距装置の測距結果であるフォーカスレンズ107の必要移動量と、相対値エンコーダ109の検出結果による実際移動量Sが等しくなった時点でフォーカス駆動装置105を停止させる。
【0014】
一方、MFモードでは上記のようなAFによる焦点調節は行われず、外部より操作可能なマニュアル操作部材110を操作することで焦点調節が行われる。マニュアル操作部材110は外部より操作されることによりその操作量・操作速度に応じた信号をレンズマイコン102に出力する。
【0015】
レンズマイコン102は入力された信号に従い、相対値エンコーダ109をモニタしながらフォーカス駆動装置105を起動させ、フォーカス駆動機構106を介してフォーカスレンズ107を移動させる。従って、MFモードでは撮影者自らがマニュアル操作部材110を操作することによって操作状況に応じた分だけフォーカスレンズ107を移動させることができる。
【0016】
111はゾーン切換スイッチ(ZSW)であり、外部からの操作によりAF及びMF動作におけるフォーカスレンズ107の駆動許可範囲を選択して切換えることができる。具体的には、本来フォーカスレンズ107が移動可能な範囲の選択(ZSW OFF)とそれより狭い限定された範囲の選択(ZSW ON)とを切換えることができ、その選択結果をレンズマイコン102に対して出力する。レンズマイコン102はゾーン切換スイッチ111から入力された結果に従い、ゾーン切換えSW111がONであればAF及びMF動作時に絶対値エンコーダ108の出力をモニタしながらフォーカスレンズ107が設定範囲内から範囲外へと駆動されるのを禁止するようフォーカス駆動装置105を制御する。
【0017】
112,113はフォーカスプリセット機能のためのスイッチで、112はフォーカスプリセット記憶スイッチ(FP記憶SW)であり、113はフォーカスプリセット駆動スイッチ(FP駆動SW)である。これらスイッチはともに外部より操作可能なスイッチで、その出力はレンズマイコン102に入力される。
【0018】
次に、フォーカスプリセット機能の動作内容を説明する。FP記憶SW112が操作されると、レンズマイコン102は内蔵した第1のカウンタ値を0にリセットし、その後AF及びMF動作でフォーカスレンズ107を移動させるときに、前述の相対値エンコーダ109の出力変化に応じて第1のカウンタ値をフォーカスレンズ107の移動方向に応じてカウントする(至近方向移動時には1インクリメント、無限遠方向移動時には1デクリメント)。
【0019】
その後、FP駆動SW113が操作されると、レンズマイコン102はフォーカス駆動装置105を起動させて第1のカウンタ値が0になる方向に駆動し、第1のカウンタ値が0になったところでフォーカス駆動装置105を停止させる。
従って、両スイッチの操作により任意に設定(記憶)した位置にフォーカスレンズ107を素早く移動させることができる。
【0020】
以上がフォーカスプリセット機能を備えたオートフォーカス一眼レフカメラの説明である。
【0021】
また、オートフォーカス一眼レフカメラ交換レンズのレンズマイコン102は、前述のフォーカスレンズ動作の他に、不図示の絞り制御等を行っているが、消費電力の低減のため各動作を完了した場合、カメラ本体より動作の終了信号がレンズマイコン102に送られ、レンズマイコン102は低消費電力モードに移行する。
【0022】
低消費電力モードとは、前述のフォーカス駆動装置、不図示の絞り駆動装置等への通電を切断し、カメラ本体からのレンズ操作信号の受信、マニュアル操作部材の検出、及びレンズに備えられた各スイッチ操作の検出を待機し、受信及び検出した場合に通常動作モードへ移行する状態である。
【0023】
前述のフォーカスプリセット機能の説明の通り、所望のフォーカスレンズ位置でFP記憶SWを作動させた後、オートフォーカス(AF)あるいはマニュアルフォーカス(MF)動作によって、フォーカスレンズの駆動が行われた後でも、FP駆動SWを作動させることでフォーカスレンズをモータにより素早く所望の位置に移動させるために、FP記憶SW作動後のフォーカスレンズ駆動量をモニタし続けなければならない。
【0024】
これはレンズマイコン102が前述の低消費電力モード状態で、MFでマニュアル操作を行った時にでも実現しなければならない。
【0025】
このため前述したフォーカスプリセット機能を備えたオートフォーカス一眼レフカメラでは、以下のシーケンス(図示せず)が組まれている。
【0026】
ST901:撮影者がマニュアル操作部材110を操作するとその操作量・操作速度に応じた信号をレンズマイコン102に出力する。
【0027】
ST902:レンズマイコン102はマニュアル操作信号により低消費電力モードから通常動作モードに復帰する。
【0028】
ST903:レンズマイコン102は、マニュアル操作量、速度をカメラ本体に送信し、その後カメラ本体からレンズマイコン102へフォーカス駆動量、駆動命令が送られる。
【0029】
ST904:レンズマイコン102は、入力された信号に従い相対値エンコーダ109をモニタしながらフォーカス駆動装置105を起動させ、このフォーカス駆動機構106を介してフォーカスレンズ107を移動させる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
前述の通り、プリセット機能を実現するためには、レンズをモータで電気的にのみ駆動するものでなければならない。従って、マニュアル操作部材に連動したメカカム等によりレンズを光軸方向に移動可能としたフルタイムマニュアル機能とプリセット機能とを併せ持つ光学機器においては、以下の様な問題が生ずる。
【0031】
すなわち、レンズマイコンが前述の低消費電力モードにある状態で、MFのためにマニュアル操作を行った場合、レンズマイコンが通常動作モードへ復帰する前に既にレンズはマニュアル操作部材に連動していくらか移動している。このため、通常動作モードでのみレンズ駆動量をモニタすることができるようになっている従来のレンズマイコンは、通常動作モードへの復帰前に駆動されたレンズ駆動量を正確にモニタすることができない。したがって、その後、FP駆動SWを操作しても、レンズをFP記憶SWの操作により記憶した所望のレンズ位置に正確に復帰させることができないという問題である。
【0032】
このような事態を回避するために、前述の相対値エンコーダと同一分解能の絶対値エンコーダを用いる手段が考えられる。しかしながら、前述の絶対値エンコーダに比べて高価なエンコーダを必要とすることになるため、好ましくない。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面としての光学素子の制御装置は、複数ゾーンに分割された可動範囲の中での、光学素子の位置するゾーンを検出し、前記検出されたゾーンを表す信号を出力する第1の検出手段と、前記ゾーン内での移動量を示すために、前記光学素子の予め決められた移動量ごとにパルス信号を出力する第2の検出手段と、記憶指示操作に伴い前記記憶指示操作が行われたタイミングでの前記光学素子の位置を記憶する記憶処理と、復帰指示操作に伴い前記記憶処理により記憶した位置に前記光学素子を位置させる復帰処理とを実行可能な制御手段と、を備え、前記記憶処理では、前記記憶指示操作により前記第1の検出手段の出力にもとづいて前記光学素子を所定方向に駆動することで前記ゾーンが切り換わるゾーン端位置へ前記光学素子を駆動するとともに、この駆動に伴い前記第2の検出手段から出力されるパルス信号数を検出し、前記ゾーン端から前記所定方向とは逆方向に前記パルス信号数分前記光学素子を駆動した位置を前記記憶指示操作が行われたタイミングでの前記光学素子の位置として表すように生成して記憶し、前記復帰処理では、前記復帰指示操作により前記第1の検出手段の出力にもとづいて前記ゾーン端位置に前記光学素子を駆動した後、前記第2の検出手段の出力にもとづいて前記所定方向とは逆方向に前記パルス信号数分前記光学素子を駆動することを特徴とする。
【0034】
すなわち、光学素子の位置をゾーンで検出できる程度の粗い分解能を有する絶対値エンコーダ等の第1の検出手段と、高精度で光学素子の移動量を検出可能な細かい分解能を有する相対値エンコーダ等の第2の検出手段とを用いて光学素子の絶対位置情報を生成するようにして、低消費電力モード時に光学素子のマニュアル操作が行われた後に通常動作モードに切り換わったような場合でも、光学素子の正確な絶対位置の検出を行える位置検出装置を安価に構成することを可能としている。
【0035】
具体的には、位置情報生成手段に、例えば、第1の検出手段から出力されたゾーン信号に基づいて光学素子の位置するゾーンの絶対位置を検出させ、光学素子を、第1の検出手段から出力される信号が切り換わる、光学素子の位置するゾーンのゾーン端を検出する位置に所定方向に駆動させて前記第2の検出手段から出力されるパルス信号に基づいてこのときの光学素子の移動量を検出させ、位置情報を、光学素子が上記ゾーン端から上記所定方向と逆方向に上記検出した移動量の分移動した位置を表すように生成させる。
【0036】
そして、こうして生成された位置情報を、記憶操作手段(例えば、FP記憶SW)の操作に応じて記憶手段に記憶させ、この記憶した位置情報に対応する位置から光学素子が移動した状態での復帰操作手段(例えば、FP駆動SW)の操作に応じて、光学素子を上記記憶手段に記憶された位置情報により表される絶対位置に復帰駆動させるようにすれば、安価で精度の高い光学素子のプリセット機能を実現することが可能になる。
【0037】
なお、光学素子を復帰駆動させる際には、駆動制御手段に、光学素子を、第1の検出手段から出力されるゾーン信号に基づいて、記憶手段に記憶された位置情報中における光学素子の位置するゾーンの上記所定方向側のゾーン端が検出される位置に駆動させ、第2の検出手段から出力されるパルス信号に基づいて、上記所定方向と逆方向に、記憶手段に記憶された位置情報中における上記検出した移動量の分駆動させるようにすればよい。これにより、上記第1および第2の検出手段を用いた光学素子の復帰駆動が可能になる。
【0038】
また、位置検出装置において、位置情報生成手段に、第1の検出手段から出力された信号に基づいて光学素子の位置するゾーンの絶対位置を検出させ、光学素子を、第1の検出手段から出力されるゾーン信号が切り換わる、光学素子の位置するゾーンのゾーン端を検出する位置に所定方向に駆動させて第2の検出手段から出力されるパルス信号に基づいてこのときの光学素子の移動量を第1の移動量として検出させ、この光学素子を、第2の検出手段から出力されるパルス信号に基づいて上記所定方向に所定の第2の移動量の分だけ駆動させ、さらに、この光学素子を、第1の検出手段から出力されるゾーン信号に基づいて上記ゾーン端を検出する位置に上記所定方向と逆方向に駆動させて第2の検出手段から出力されるパルス信号に基づいてこのときの光学素子の移動量を第3の移動量として検出させ、位置情報を、光学素子を上記所定方向とは逆方向に駆動する場合における光学素子が、上記ゾーン端から、第2の移動量と第3の移動量との差に基づき第1の移動量を補正して得られる補正移動量の分移動する位置を表すように生成させるようにしてもよい。
【0039】
これより、第一の検出手段の光学素子の移動方向における検出ヒステリシスに影響を加味した位置情報の生成が可能となる。
【0040】
なお、この場合において光学素子を復帰駆動する際には、駆動制御手段に、光学素子を、第1の検出手段から出力されるゾーン信号に基づいて、記憶手段に記憶された位置情報中における光学素子の位置するゾーンの上記所定方向側のゾーン端を検出する位置に駆動させ、第2の検出手段から出力されるパルス信号に基づいて上記所定方向に第2の移動量の分だけ駆動させ、第1の検出手段から出力されるゾーン信号に基づいて上記光学素子が位置するゾーンの上記所定方向側のゾーン端が検出される位置に上記所定方向とは逆方向に駆動させ、さらに、第2の検出手段から出力されるパルス信号に基づいて、このゾーン端から上記所定方向と逆方向に、記憶手段に記憶された位置情報中における補正移動量の分駆動させるようにする。
【0041】
これにより、第1の検出手段の光学素子の移動方向による検出ヒステリシスに影響を受けない光学素子のプリセット機能を実現することが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図5には、本発明の第1実施形態である交換レンズ(光学機器)の構成および動作を示している。
【0043】
まず、図1は、上記交換レンズとこの交換レンズが通信可能に装着されるオートフォーカス一眼レフカメラの構成を示している。なお、図中、実線は電気的な接続を、点線は機械的な接続を表している。
【0044】
1はカメラ本体、2はレンズ本体を示す。3はカメラ本体1に備えられたカメラマイコンで、後述の如くカメラ本体1内の種々の装置の動作を制御するとともにレンズ本体2の装着時には接点4を介してレンズ本体2との通信を行う。
【0045】
5は外部より操作可能な2段ストローク式のレリーズスイッチ(SW)で、その信号はカメラマイコン3に入力される。カメラマイコン3は、レリーズSW5より入力された信号に従い、1段目ストロークスイッチ(SW1)がONであれば、不図示の測光装置による露光量の決定や後述のAF動作等を行い、撮影準備状態に入る。また、2段目ストロークスイッチ(SW2)がONまで操作されたことを検知すると撮影装置6に撮影開始命令を送信して実際の露光動作を行わせ、撮影装置6より撮影終了信号を受信すると不図示の給送装置に給送開始命令を送信してフィルムの巻き上げ動作を行わせる。
【0046】
7は測距(焦点検出)装置であり、後述のAFモードに設定されている場合、レリーズSW5のSW1がONされることによりカメラマイコン3から送信されてくる測距開始命令に従い、測距エリア内に存在する物体を測距し、これに焦点を合わせるために必要なレンズ本体2に備える焦点調節用のフォーカスレンズ8の移動方向と移動量を決定(プレディクション可(OK))する。なお、測距すべき物体が存在しなかった場合には、プレディクション不可(NG)と判定し、カメラマイコン3にその結果を送信する。
【0047】
9はレンズ本体2に備えられたレンズマイコン(請求の範囲にいう位置情報生成手段および駆動制御手段)であり、後述の如くレンズ本体2内の種々の装置を制御するとともに、接点10を介してカメラ本体1と通信を行う。
【0048】
11は外部から操作可能な自動・手動切換えスイッチ(A/M SW)でありAF(オートフォーカス)モードとMF(マニュアルフォーカス)モードの選択をするためのものである。AFモードにおいては、レリーズSW5のSW1のONに応じた測距装置7による測距結果がカメラマイコン3からレンズマイコン9に転送される。レンズマイコン9は、この結果に基づいて駆動源であるフォーカス駆動装置12を起動させる。そしてフォーカス駆動装置12の駆動力は駆動力伝達機構であるフォーカス駆動機構13に伝達され、これに伴いフォーカスレンズ8が光軸方向に駆動される。
【0049】
14は絶対値エンコーダ(請求の範囲にいう第1の検出手段)、15は相対値エンコーダ(請求の範囲にいう第2の検出手段)である。絶対値エンコーダ14および相対値エンコーダ15の検出信号はレンズマイコン9に入力される。
【0050】
絶対値エンコーダ14は、例えば固定された不図示のグレーコードパターンと、それに相対する不図示の電気接点とをフォーカス駆動機構13における伝達機構の一部に設けたもので、フォーカスレンズ8の移動に伴ない、その電気接点によりグレーコードパターンを検出して、後述する検出ゾーンの絶対位置を表す信号を出力するものである。
【0051】
相対値エンコーダ15は、例えば固定された不図示のフォトインタラプタと、フォトインタラプタの発光部および受光部の間に位置して光を透過/遮断するパルス板をフォーカス駆動機構13における伝達機構の一部に設けたものである。
この相対値エンコーダ15は、フォーカスレンズ8の移動に伴ない、所定の移動量ごとにパルス信号を出力する。レンズマイコン9はそのパルス数をカウントすることによりフォーカスレンズ8の移動量検出を行う。
【0052】
絶対値エンコーダ14の分解能は、例えばフォーカスレンズのフル可動範囲を32分割(5ビット)としたものに相当し、後述するフォーカスレンズ8の移動可能なゾーンを制限するために必要な分解能とする。
【0053】
また、相対値エンコーダ15の分解能は、Fno.及び焦点距離から求まる必要合焦精度を満足するための停止位置精度以下の分解能とする。
【0054】
ここで、図2には、相対値エンコーダ15の出力パルスと絶対値エンコーダ14の検出ゾーンとの関係(つまりは分解能の関係)を示している。この図において、横軸はフォーカスレンズ8の位置であり、絶対値エンコーダ14は無限端位置と至近端位置の間をZ1からZ32のゾーンに分割している。また、相対値エンコーダ15の出力パルスは前述の分解能で少なくとも絶対値エンコーダ14の分解能よりも細かい。
【0055】
AFモードでは、レンズマイコン9は入力された情報をもとにフォーカス駆動装置12を制御し、最終的に測距装置7の測距結果であるフォーカスレンズ8の必要移動量と相対値エンコーダ15の検出結果による実際の移動量とが等しくなった時点でフォーカス駆動装置12を停止させ、AF駆動が終了したことをカメラマイコン3に送信する。
【0056】
一方、MFモードでは、上記のようなAFによる焦点調節は行われず、外部より操作可能なマニュアル操作部材16を操作することで焦点調節が行われる。マニュアル操作部材16は不図示のメカカム等によりフォーカス駆動機構13と連結されており、マニュアル操作部材16を外部から操作することによりフォーカスレンズ8を移動させることができる。従って、MFモードではレリーズSW5の操作とは関係なく、撮影者自らがマニュアル操作部材16を操作することによって操作状況に応じた分だけフォーカスレンズ8を移動させることができる。
【0057】
17はゾーン切換スイッチ(ZSW)であり、外部からの操作によりAF動作におけるフォーカスレンズ8の駆動許可範囲を選択して切換えるためのものである。具体的には、フォーカスレンズ8をフル可動範囲で移動可能とする状態(ZSW OFF)と、それより狭い限定された可動範囲で移動可能とする状態(ZSW ON)とを切換えることができ、その選択結果をレンズマイコン9に対して出力する。
【0058】
レンズマイコン9は入力された結果に従い、ゾーン切換えSW17がONであればAF動作時に絶対値エンコーダ14の出力をモニタしながらフォーカスレンズ8が設定させた可動範囲外に駆動されるのを禁止するようフォーカス駆動装置12を制御する。
【0059】
18,19はフォーカスプリセット機能のためのスイッチである。18はフォーカスプリセット記憶スイッチ(FP記憶SW)であり、19はフォーカスプリセット駆動スイッチ(FP駆動SW)である。これらスイッチ18,19はともに外部より操作可能なスイッチで、その出力はレンズマイコン9に入力される。
【0060】
フォーカスプリセット機能は、所望のフォーカスレンズ位置でFP記憶SW18が操作されると、そのフォーカスレンズ位置を記憶する。そして、その後オートフォーカス(AF)動作あるいはマニュアル操作によりフォーカスレンズ8が移動した状態でFP駆動SW19を操作されると、フォーカスレンズ8をモータにより素早く記憶した位置に移動させるものである。
【0061】
次に上記フォーカスプリセット機能を使用する場合の交換レンズの動作について説明する。
【0062】
〈記憶動作〉
まず図3および図4を用いてFP記憶SW18の操作によるフォーカスレンズ位置の記憶動作を説明する。図3はレンズマイコン9のFP記憶SW18の操作によるフォーカスレンズ位置の記憶動作フローチャートであり、図4はFP記憶SW18の操作によるフォーカスレンズ位置の変化を示す図である。
【0063】
なお、ここでは、現在のフォーカスレンズ位置が、図4に示す絶対値エンコーダ14の検出ゾーンZ3(ゾーン値Z=3)中におけるP0であるものとして、図3の動作フローに従って説明する。
【0064】
ST101:FP記憶SW18が操作されると、レンズマイコン9は内蔵のカウンタ(CONT1)を0にリセットし、現在の絶対値エンコーダ14の検出ゾーン値ZをFP_Zに記憶する(FP_Z=3)。
【0065】
ST102:フォーカス駆動装置12を起動して、フォーカスレンズ8の図4中、至近方向(所定方向)への移動を開始するとともに、CONT1をインクリメント許可し、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じてCONT1をインクリメントする。
【0066】
ST103:フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化をモニタする。モニタされた検出ゾーン値ZがFP_ZであればST103を繰り返し、Z≠FP_Zとなったところ(本例では、Z=4)でST104に移行する。
【0067】
ST104:フォーカス駆動装置12を停止し(フォーカスレンズ位置P1)、CONT1を、FP_CONTに設定する。
【0068】
ここで、レンズマイコン9は、FP記憶SW18が操作された時点でのフォーカスレンズ8の絶対位置P0を表す素子位置情報を、FP記憶SW18が操作された時点でフォーカスレンズ8が位置する検出ゾーン(光学素子の位置するゾーン)FP_Zの至近側ゾーン端(すなわち、Z3とZ4との境界位置)から相対値エンコーダ15のパルス数でFP_CONT分だけ無限側に移動した位置を表すように生成し、内蔵メモリに記憶する。
【0069】
ST105:フォーカス駆動装置12を起動し、図4中、無限遠方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始するとともに、CONT1をデクリメント許可し、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じてCONT1をデクリメントする。
【0070】
ST106:フォーカスレンズ8の移動に伴なうCONT1の変化をモニタする。そしてCONT1=0でなければST106を繰り返し、CONT1=0となったところでST107に移行する。
【0071】
ST107:フォーカス駆動装置12を停止し(フォーカスレンズ位置P0)、記憶動作を終了する。
【0072】
こうしてフォーカスレンズ8の絶対位置P0が記憶された後、フォーカスレンズ8はFP記憶SW18が操作されたときの位置P0に復帰させるので、記憶動作後の撮影等に影響することはない。
【0073】
また、ここに前述の記憶動作に対し特別なレンズ位置での記憶動作を説明する。特別なレンズ位置とは、記憶時の至近端ゾーン(Z=Z_MOD)あるいは無限遠端ゾーン(Z=Z_INF)に位置した場合である。
【0074】
例えば、フォーカスレンズ8が至近端ゾーンに位置した場合、さらに至近側には隣接するゾーンがない。また、至近側電気端、無限側電気端は各端ゾーンと隣接したゾーンの境界位置となっている。このため、各端ゾーンで記憶動作が起動された場合は、各電気端を記憶位置とする。
【0075】
このため、前述のST101において、フォーカスレンズ8が至近端ゾーンにあった場合、FP_Z=_MOD−1、FD_CONT=0とし、またフォーカスレンズ8無限遠端ゾーンであった場合、FP_Z=Z_INF、FP_CONT=0とし記憶動作を終了する。すなわち、フォーカスレンズ8が至近端ゾーンに位置していた場合は、記憶位置を至近端ゾーンから1つ無限遠側のゾーンの至近端側ゾーン端(つまり、至近端ゾーンと1つ無限遠側のゾーンとの間のゾーン端)とし、一方、レンズが無限遠端ゾーンに位置していた場合は、記憶位置をこの無限遠端ゾーンの至近端側ゾーン端(つまり、無限遠端ゾーンと1つ至近側のゾーンとの間のゾーン端)とする
【0076】
〈再生(復帰)動作〉
次に図5および図4を用いて、FP駆動SW19の操作によるフォーカスレンズ位置の再生動作について説明する。図5はレンズマイコン9のFP駆動SW19操作によるフォーカスレンズ位置の再生動作フローチャートである。なお、ここでは、現在のフォーカスレンズ位置が、図4に示す絶対値エンコーダ14の検出ゾーンZ1(ゾーン値Z=1)中におけるP2であるものとして、図5の動作フローに従って説明する。
【0077】
ST131:前述の記憶動作を完了後、AF動作又はマニュアル操作によりフォーカスレンズを移動し、FP駆動SW19が操作されると、前述の記憶動作で記憶したFP_CONTをCONT1に移す。
【0078】
ST132:現在の絶対値エンコーダ14の検出ゾーン値ZをFP_Zと比較する。Z>FP_Zであれば、ST133に移行し、そうでなければST136に移行する。なお、図4には、Z<FP_Zの場合を示している。
【0079】
ST133:フォーカス駆動装置12を起動し、図4中、無限遠方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始する。
【0080】
ST134:フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化をモニタする。Z≠FP_ZであればST134を繰り返し、Z=FP_Zとなったところ(Z=3)でST135に移行する。
【0081】
ST135:CONT1をデクリメント許可し、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15の出力変化に応じてCONT1をデクリメントする。そして、ST140に移行する。
【0082】
ST136:ST132においてZ>FP_Zでなければ、フォーカス駆動装置12を起動し、図4中、至近方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始する。
【0083】
ST137:フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化をモニタする。Z≠FP_Z+1であればST137を繰り返し、Z=FP_Z+1となったところ(Z=4)でST138に移行する。
【0084】
ST138:フォーカス駆動装置12を停止する(フォーカスレンズ位置P1)。
【0085】
ST139:フォーカス駆動装置12を起動し、図4中、無限遠方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始するとともに、CONT1をデクリメント許可し、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じてCONT1をデクリメントする。そしてST140に移行する。
【0086】
ST140:フォーカスレンズ8の移動に伴なうCONT1の変化をモニタする。CONT1=0でなければST136を繰り返し、CONT1=0となったところでST141に移行する。
【0087】
ST141:フォーカス駆動装置12を停止し(フォーカスレンズ位置P0)、再生動作を終了する。
【0088】
以上説明した再生動作では、フォーカスレンズ8を一旦前述の記憶動作で記憶した検出ゾーンFP_Zの至近側ゾーン端(検出ゾーンZ3と検出ゾーンZ4との境界位置)に移動させ、その後記憶動作で記憶したFP_CONTだけ無限側へ移動することにより、FP記憶SW18が操作された時点での絶対位置に正確にフォーカスレンズ8を移動させることができる。
【0089】
このように、本実施形態では、マニュアル操作部材16に連動したメカカム等によりフォーカスレンズ8を光軸方向に移動可能としたフルタイムマニュアル機能を備えた交換レンズにおいて、FP記憶SW18が操作された時点で絶対値エンコーダ14から出力される、フォーカスレンズ8が位置する検出ゾーンを表す信号と、フォーカスレンズ8を上記検出ゾーンのゾーン端まで駆動することにより相対値エンコーダ15から得られるパルス数とを用いて、FP記憶SW18が操作された時点での(フォーカスレンズ8の駆動前の)フォーカスレンズ8の絶対位置情報(素子位置情報)を生成して記憶するので、高価な高分解能を有する絶対値エンコーダを用いることなく安価にフォーカスレンズ8の絶対位置の検出系および記憶系を構成することが可能となる。
【0090】
しかも、再生動作ではフォーカスレンズ8を一旦記憶動作で記憶した検出ゾーンの至近側ゾーン端に移動させ、その後記憶動作で記憶した相対値エンコーダ15のパルス数分だけ無限側に移動させて停止させるようしているので、正確な再生動作が可能なフォーカスプリセット機能を実現することができる。
【0091】
なお、本実施形態では、記憶動作において、フォーカスレンズ8をまず検出ゾーンの至近側ゾーン端に駆動してこの駆動前のフォーカスレンズ位置を検出・記憶した後、無限遠方向に戻す場合について説明したが、フォーカスレンズをまず検出ゾーンの無限遠側ゾーン端に駆動して至近方向に戻すようにしてもよい。そして、この場合は、再生動作においてもフォーカスレンズをまず検出ゾーンの無限遠側ゾーン端に駆動して至近方向に駆動する。
【0092】
(第2実施形態)
図6〜図8には、本発明の第2実施形態である交換レンズ(光学機器)の動作を示している。なお、本実施形態の交換レンズおよびこれが装着されるオートフォーカス一眼レフカメラの構成は第1実施形態と共通であり、各構成要素について第1実施形態と同符号を付す。
【0093】
本実施形態の交換レンズにおいてフォーカスプリセット機能を使用する場合の動作について説明する。
【0094】
〈記憶動作〉
まず図6および図7を用いて、FP記憶SW18の操作によるフォーカスレンズ位置の記憶動作を説明する。図6は、レンズマイコン9のFP記憶SW18操作によるフォーカスレンズ位置の記憶動作フローチャートであり、図7はFP記憶SW18の操作によるフォーカスレンズ位置の変化を示す図である。ここでは、現在のフォーカスレンズ位置が、図7に示す絶対値エンコーダ14の検出ゾーンZ3(ゾーン値Z=3)中におけるP10であるものとして、図6の動作フローに従って説明する。
【0095】
ST201:FP記憶SW18が操作されると、レンズマイコン9は内蔵の第1、第2および第3のカウンタ(CONT1、CONT2、CONT3)を0にリセットし、現在の絶対値エンコーダ14の検出ゾーン値ZをFP_Zに記憶する(FP_Z=3)。
【0096】
ST202:フォーカス駆動装置12を起動し、図7中、至近方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始するとともに、CONT1をインクリメント許可し、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じてCONT1(請求の範囲にいう第1の移動量)をインクリメントする。
【0097】
ST203:フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化をモニタする。Z=FP_ZであればST203を繰り返し、Z≠FP_Zとなったところ(Z=4)でST204に移行する。
【0098】
ST204:CONT1のインクリメントを禁止する(フォーカスレンズ位置P11)。また、CONT2をインクリメント許可し、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じてCONT2をインクリメントする。
【0099】
ST205:フォーカスレンズ8の移動に伴なうCONT2の変化をモニタし、CONT2と10パルス(請求の範囲にいう第2の移動量:10パルス以外でもよい)とを比較する。CONT2=10でなければST106を繰り返し、CONT2=10となったところでST206に移行する。
【0100】
ST206:フォーカス駆動装置12を停止し(フォーカスレンズ位置P12)、CONT2のインクリメントを禁止する。
【0101】
ST207:フォーカス駆動装置12を起動し、図7中、無限遠方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始するとともに、CONT3をインクリメント許可し、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じてCONT3(請求の範囲にいう第3の移動量)をインクリメントする。
【0102】
ST208:フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化をモニタする。Z≠FP_ZであればST208を繰り返し、Z=FP_Zとなったところ(Z=3)でST209に移行する。
【0103】
ST209:CONT2のインクリメントを禁止し(フォーカスレンズ位置P11)、FP_CONTを式1により求める。
【0104】
FP_CONT=CONT1+CONT2−CONT3 …(式1)
すなわち、この記憶動作中に求めたCONT2、CONT3から絶対値エンコーダ14の出力のフォーカスレンズ移動方向によるヒステリシスを、CONT3−CONT2として検出する。よって、式1で求めるFP_CONT(補正移動量)は、フォーカスレンズ8を至近側から無限側に移動させた場合における検出ゾーンZ3の至近側ゾーン端とフォーカスレンズ8の位置P10との間の相対値エンコーダ15のパルス数となる。
【0105】
言い換えれば、フォーカスレンズ8を無限側から至近側に移動させた場合と至近側から無限側に移動させた場合とで絶対値エンコーダ14の出力にヒステリシスが生ずるために、フォーカスレンズ8を無限側から至近側に向けて位置P0から上記至近側ゾーン端に移動させたときの相対値エンコーダ15の出力パルス数としてのCONT1を、上記CONT2とCONT3との差により補正して、フォーカスレンズ8を至近側から無限側に向けて上記至近側ゾーン端から位置P10に移動させる際に必要な相対値エンコーダ15の出力パルス数FP_CONTを算出するものである。
【0106】
ここで、レンズマイコン9は、FP記憶SW18が操作された時点でのフォーカスレンズ8の絶対位置P10を表す素子位置情報を、FP記憶SW18が操作された時点でフォーカスレンズ8が位置する検出ゾーンFP_Zの至近側ゾーン端(すなわち、Z3とZ4との境界位置)から相対値エンコーダ15のパルス数でFP_CONT分だけ無限側に移動した位置を表すように生成し、内蔵メモリに記憶する。
【0107】
そして、レンズマイコン9は、FP_CONTをCONT1に入力し、CONT1のデクリメントを許可してフォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じてCONT1をデクリメントする。
【0108】
ST210:フォーカスレンズ8の移動に伴なうCONT1の変化をモニタする。CONT1=0でなければST210を繰り返し、CONT1=0となったところでST211に移行する。
【0109】
ST211:フォーカス駆動装置12を停止し(フォーカスレンズ位置P10)、記憶動作を終了する。
【0110】
こうしてフォーカスレンズ8の絶対位置P10が記憶された後、フォーカスレンズ8はFP記憶SW18が操作されたときの位置P0に復帰させるので、記憶動作後の撮影等に影響することはない。
【0111】
また、ここに前述の記憶動作に対し特別なレンズ位置での記憶動作を説明する。特別なレンズ位置とは、記憶時の至近端ゾーン(Z=Z_MOD)あるいは無限遠端ゾーン(Z=Z_INF)に位置した場合である。
【0112】
例えば、フォーカスレンズ8が至近端ゾーンに位置した場合、さらに至近側には隣接するゾーンがない。また、至近側電気端、無限側電気端は各端ゾーンと隣接したゾーンの境界位置となっている。このため、各端ゾーンで記憶動作が起動された場合は、各電気端を記憶位置とする。
【0113】
このため、前述のST101において、フォーカスレンズ8が至近端ゾーンにあった場合、FP_Z=_MOD−1、FD_CONT=0とし、またフォーカスレンズ8がが無限遠端ゾーンであった場合、FP_Z=Z_INF、FP_CONT=0とし記憶動作を終了する。すなわち、フォーカスレンズ8が至近端ゾーンに位置していた場合は、記憶位置を至近端ゾーンから1つ無限遠側のゾーンの至近端側ゾーン端(つまり、至近端ゾーンと1つ無限遠側のゾーンとの間のゾーン端)とし、一方、レンズが無限遠端ゾーンに位置していた場合は、記憶位置をこの無限遠端ゾーンの至近端側ゾーン端(つまり、無限遠端ゾーンと1つ至近側のゾーンとの間のゾーン端)とする。
【0114】
〈再生(復帰)動作〉
次に図8および図7を用いて、FP駆動SW19の操作によるフォーカスレンズ位置の再生動作について説明する。図8はレンズマイコン9のFP駆動SW19の操作によるフォーカスレンズ位置の再生動作フローチャートである。なお、ここでは、現在のフォーカスレンズ位置が、図7に示す絶対値エンコーダ14の検出ゾーンZ5(ゾーン値Z=5)中におけるP13であるものとして、図8の動作フローに従って説明する。
【0115】
ST231:前述の記憶動作を完了後、AF動作又はマニュアル操作によりフォーカスレンズ8が駆動された状態でFP駆動SW19が操作されると、記憶動作で記憶したFP_CONTをCONT1に移す。
【0116】
ST232:現在の絶対値エンコーダ14の検出ゾーン値ZをFP_Zと比較する。Z>FP_ZであればST233に移行し、そうでなければST235に移行する。なお、図7には、Z>FP_Zの場合を示している。
【0117】
ST233:フォーカス駆動装置12を起動し、図7中、無限遠方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始する。
【0118】
ST234:フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化をモニタする。Z≠FP_ZであればST234を繰り返し、Z=FP_Zとなったところ(Z=3)でST237に移行する。
【0119】
ST235:フォーカス駆動装置12を起動し、図7中、至近方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始する。
【0120】
ST236:フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化をモニタする。Z≠FP_Z+1であればST236を繰り返し、Z=FP_Z+1となったところ(Z=4)でST237に移行する。
【0121】
ST237:フォーカス駆動装置12を停止し(フォーカスレンズ位置P11)、第2のカウンタCONT2に10パルス(10パルス以外でもよい)を設定する。
【0122】
ST238:フォーカス駆動装置12を起動し、図7中、至近方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始するとともに、CONT2をデクリメント許可し、フォーカスレンズ8の移動に伴う相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じてCONTをデクリメントする。
【0123】
ST239:フォーカスレンズ8の移動に伴なうCONT2の変化をモニタする。CONT2=0でなければST239を繰り返し、CONT2=0となったところでST240に移行する。
【0124】
ST240:フォーカス駆動装置12を停止する(フォーカスレンズ位置P12)。
【0125】
ST241:フォーカス駆動装置12を起動し、図7中、無限遠方向へのフォーカスレンズ8の移動を開始する。
【0126】
ST242:フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化をモニタする。Z≠FP_ZであればST242を繰り返し、Z=FP_Zとなったところ(Z=3)でST243に移行する。
【0127】
ST243:CONT1をデクリメント許可し(フォーカスレンズ位置P11)、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15からのパルス入力に応じて、CONT1をデクリメントする。
【0128】
ST244:フォーカスレンズ8の移動に伴なうCONT1の変化をモニタする。CONT1=0でなければST244を繰り返し、CONT1=0となったところでST245に移行する。
【0129】
ST245:フォーカス駆動装置12を停止し(フォーカスレンズ位置P10)、再生動作を終了する。
【0130】
以上の再生動作では、フォーカスレンズ8を一旦前述の記憶動作で記憶した検出ゾーンFP_Zの至近側ゾーン端(上記例では、検出ゾーンZ3と検出ゾーンZ4との境界位置)に移動させ、その後、検出ゾーンFP_Z+1内に移動させた上で、フォーカスレンズ8を至近側から無限側への移動により検出ゾーンFP_Zの至近側ゾーン端を経て、記憶動作で記憶したFP_CONTだけ無限側へ移動させる。
【0131】
このように本実施形態では、マニュアル操作部材16に連動したメカカム等によりフォーカスレンズ8を光軸方向に移動可能としたフルタイムマニュアル機能を備えた交換レンズにおいて、FP記憶SW18が操作された時点で絶対値エンコーダ14から出力される、フォーカスレンズ8が位置する検出ゾーンを表す信号と、フォーカスレンズ8を上記ゾーン端まで駆動したりこのゾーン端に対して往復駆動したりすることにより得られる相対値エンコーダ15からのパルス数とを用いて、FP記憶SW18が操作された時点での(フォーカスレンズ8の駆動前の)フォーカスレンズ8の絶対位置情報(素子位置情報)を生成して記憶するので、高価な高分解能を有する絶対値エンコーダを用いることなく安価にフォーカスレンズ8の絶対位置の検出系および記憶系を構成することが可能となる。
【0132】
しかも、フォーカスレンズ8を、一旦フォーカスレンズ8が位置する検出ゾーンの至近側ゾーン端から隣の検出ゾーン内に相対値エンコーダ15の所定パルス数分移動させ、再び上記至近側端に戻す際の相対値エンコーダ15からのパルス数をカウントして上記所定パルス数とカウントしたパルス数との差により絶対値エンコーダ14の出力のフォーカスレンズ移動方向によるヒステリシスを検出し、この検出したヒステリシス(パルス数)による補正を加えてフォーカスレンズ8の絶対位置情報を生成するようにしているので、絶対値エンコーダ14の出力のフォーカスレンズ移動方向によるヒステリシスを加味したフォーカスレンズ8の絶対位置の検出系および記憶系を実現することができる。
【0133】
さらに、再生動作では、フォーカスレンズ8を一旦前述の記憶動作で記憶した検出ゾーンの隣の検出ゾーン内に移動させ、記憶動作時の経路と同じ経路を移動させた上で、記憶した検出ゾーンの至近側ゾーン端から、その記憶した検出ゾーン内に記憶した相対値エンコーダ15のパルス数(ヒステリシス補正されたパルス数)分だけ移動させるので、絶対値エンコーダ14の出力のフォーカスレンズ移動方向によるヒステリシスに影響されることなく、正確にフォーカスプリセット動作を行うことができる。
【0134】
なお、本実施形態では、記憶動作において、フォーカスレンズ8をまず至近方向に駆動した後、無限遠方向に駆動してこれら駆動前のフォーカスレンズ位置を検出・記憶し、その後、無限遠方向に駆動して元の位置に戻す場合について説明したが、フォーカスレンズをまず検出ゾーンの無限遠方向に駆動した後、至近方向に駆動してこれら駆動前のフォーカスレンズ位置を検出・記憶し、その後、至近方向に駆動して元の位置に戻すようにしてもよい。そして、この場合には、再生動作においてもフォーカスレンズ8を記憶動作と同様に駆動する。
【0135】
また、上記各実施形態では、フォーカスレンズのプリセット機能について説明したが、本発明は、ズームレンズやアイリスといった他の光学素子の位置検出や位置制御に対しても適用可能である。
【0136】
さらに、上記各実施形態では、一眼レフカメラに装着される交換レンズについて説明したが、本発明は、ビデオカメラやテレビカメラに装着されるレンズ装置その他の光学機器にも適用することができる。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光学素子の位置をゾーンで検出できる程度の粗い分解能を有する絶対値エンコーダ等の第1の検出手段と、高精度で光学素子の移動量を検出可能な細かい分解能を有する相対値エンコーダ等の第2の検出手段とを用いて光学素子の絶対位置情報を生成するようにしているので、例えば低消費電力モード時に光学素子のマニュアル操作が行われた後に通常動作モードに切り換わったような場合でも、光学素子の正確な絶対位置の検出を行える位置検出装置を安価に構成することができる。
【0138】
そして、素子位置情報を記憶し、この記憶した素子位置情報に対応する位置から光学素子が移動した状態での復帰指示等によって光学素子を上記記憶された素子位置情報により表される絶対位置に復帰駆動させるようにすれば、安価で精度の高い光学素子のプリセット機能を実現することができる。
【0139】
なお、第1の検出手段の出力の光学素子移動方向によるヒステリシスを加味して光学素子の絶対位置情報を生成したり光学素子を復帰駆動したりすることにより、上記ヒステリシスに影響を受けない光学素子のプリセット機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である交換レンズおよびこの交換レンズが装着されるカメラの構成を示すブロック図。
【図2】上記交換レンズに搭載される絶対値エンコーダと相対値エンコーダの出力関係図。
【図3】上記交換レンズにおけるフォーカスプリセット機能の記憶動作フローチャート図。
【図4】上記交換レンズにおけるフォーカスプリセット機能によるレンズ位置の移動を示す図。
【図5】上記交換レンズにおけるフォーカスプリセット機能の再生動作フローチャート図。
【図6】本発明の第2実施形態である交換レンズにおけるフォーカスプリセット機能の記憶動作フローチャート図。
【図7】上記第2実施形態の交換レンズにおけるフォーカスプリセット機能によるレンズ位置の移動を示す図。
【図8】上記第2実施形態である交換レンズにおけるフォーカスプリセット機能の再生動作フローチャート図。
【図9】従来の交換レンズの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
8:フォーカスレンズ
9:レンズマイコン
12:フォーカス駆動装置
13:フォーカス駆動機構
14:絶対値エンコーダ
15:相対値エンコーダ
16:マニュアル操作部材
18:FP記憶SW
19:FP駆動SW

Claims (8)

  1. 複数ゾーンに分割された可動範囲の中での、光学素子の位置するゾーンを検出し、前記検出されたゾーンを表す信号を出力する第1の検出手段と、
    前記ゾーン内での移動量を示すために、前記光学素子の予め決められた移動量ごとにパルス信号を出力する第2の検出手段と、
    記憶指示操作に伴い前記記憶指示操作が行われたタイミングでの前記光学素子の位置を記憶する記憶処理と、復帰指示操作に伴い前記記憶処理により記憶した位置に前記光学素子を位置させる復帰処理とを実行可能な制御手段と、を備え、
    前記記憶処理では、前記記憶指示操作により前記第1の検出手段の出力にもとづいて前記光学素子を所定方向に駆動することで前記ゾーンが切り換わるゾーン端位置へ前記光学素子を駆動するとともに、この駆動に伴い前記第2の検出手段から出力されるパルス信号数を検出し、前記ゾーン端から前記所定方向とは逆方向に前記パルス信号数分前記光学素子を駆動した位置を前記記憶指示操作が行われたタイミングでの前記光学素子の位置として表すように生成して記憶し、
    前記復帰処理では、前記復帰指示操作により前記第1の検出手段の出力にもとづいて前記ゾーン端位置に前記光学素子を駆動した後、前記第2の検出手段の出力にもとづいて前記所定方向とは逆方向に前記パルス信号数分前記光学素子を駆動することを特徴とする光学素子の制御装置。
  2. 前記記憶処理では、前記記憶指示操作により前記光学素子の位置を記憶する処理に続いて、前記光学素子を前記所定方向と逆方向に前記記憶したパルス信号数分駆動することを特徴とする請求項に記載の光学素子の制御装置。
  3. 前記記憶指示操作が行われたタイミングでの前記光学素子の位置するゾーンが前記可動範囲の端部のゾーンであるときは、前記記憶処理における前記ゾーン端位置を前記端部のゾーンとこれに隣接するゾーンとの間のゾーン端位置とすることを特徴とする請求項に記載の光学素子の制御装置。
  4. 複数ゾーンに分割された可動範囲の中での、光学素子の位置するゾーンを検出し、前記検出されたゾーンを表す信号を出力する第1の検出手段と、
    前記ゾーン内での移動量を示すために、前記光学素子の予め決められた移動量ごとにパルス信号を出力する第2の検出手段と、
    記憶指示操作に伴い前記記憶指示操作が行われたタイミングでの前記光学素子の位置を記憶する記憶処理と、復帰指示操作に伴い前記記憶処理により記憶した位置に前記光学素子を位置させる復帰処理とを実行可能な制御手段と、を備え、
    前記記憶処理では、前記記憶指示操作により前記第1の検出手段の出力にもとづいて前記光学素子を所定方向に駆動することで前記ゾーンが切り換わるゾーン端位置へ前記光学素子を駆動するとともに、この駆動に伴い前記第2の検出手段から出力されるパルス信号数を第1パルス信号数として記憶し、さらに前記ゾーン端位置から前記所定方向へ所定の第2パルス信号数分駆動し、前記第1の検出手段の出力にもとづいて前記光学素子を前記所定方向とは逆方向に駆動することで前記ゾーン端位置へ前記光学素子を駆動し、この駆動に伴い前記第2の検出手段から出力されるパルス信号数を第3パルス信号数として記憶し、前記第2パルス信号数と前記第3パルス信号数との差に基づき前記第1パルス信号数を補正して得られる補正パルス信号数分前記光学素子を駆動した位置を前記記憶指示操作が行われたタイミングでの前記光学素子の位置として表すように生成して記憶し、
    前記復帰操作では、前記復帰指示操作により前記第1の検出手段の出力にもとづいて前記光学素子を前記ゾーン端位置に駆動した後、前記第2の検出手段の出力にもとづいて前記所定方向へ前記第2パルス信号数分前記光学素子を駆動し、さらに、前記所定方向とは逆方向に前記補正パルス信号数分前記光学素子を駆動することを特徴とする光学素子の制御装置。
  5. 前記記憶処理では、前記記憶指示操作により前記光学素子の位置を記憶する処理に続いて、前記光学素子を、前記所定方向と逆方向に前記補正パルス信号数分駆動することを特徴とする請求項に記載の光学素子の制御装置。
  6. 前記記憶指示操作が行われたタイミングでの前記光学素子の位置するゾーンが前記可動範囲の端部のゾーンであるときは、前記記憶処理では、前記記憶処理における前記ゾーン端位置を、前記端部のゾーンとこれに隣接するゾーンとの間のゾーン端位置とすることを特徴とする請求項に記載の光学素子の位置検出装置。
  7. 請求項1から6うちいずれか一項に記載の光学素子の制御装置を備えたことを特徴とする光学機器。
  8. 前記光学素子のマニュアル操作部材の操作に応じたメカ的駆動を可能とするマニュアルモードと、前記光学素子のアクチュエータによる駆動を可能とするオートモードとを選択的に設定でき、前記マニュアルモード設定時に前記制御装置を動作させることを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の光学機器。
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