JP2001255446A - レンズ位置制御装置及び光学機器 - Google Patents

レンズ位置制御装置及び光学機器

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JP2001255446A
JP2001255446A JP2000063509A JP2000063509A JP2001255446A JP 2001255446 A JP2001255446 A JP 2001255446A JP 2000063509 A JP2000063509 A JP 2000063509A JP 2000063509 A JP2000063509 A JP 2000063509A JP 2001255446 A JP2001255446 A JP 2001255446A
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lens position
focus
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Junichi Murakami
村上  順一
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者が全く意図しない位置へフォーカスレ
ンズを移動してしまうことを防止するフォーカスプリセ
ット(FP)機能を備えたレンズ位置制御装置を提供す
る。 【解決手段】 FP記憶スイッチのオンでフォーカスレ
ンズ位置を記憶し、FP駆動スイッチのオンで前記FP
記憶スイッチのオンで記憶したレンズ位置にフォーカス
レンズを移動させるFP機能を備えたレンズ位置制御装
置において、電源のオンでFP記憶スイッチがオンでな
くてもレンズ位置を記憶し、FP記憶スイッチがオンさ
れないでFP駆動スイッチがオンすると、電源オン時の
位置にフォーカスレンズを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リング操作部材等
の手動操作部材に連動したメカカム等によりレンズを光
軸方向に移動可能としたフルタイムマニュアル機能と、
あらかじめ設定した位置にレンズを瞬時に移動可能とし
たフォーカスプリセット機能とを併せ持つレンズ位置制
御装置および光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォーカスプリセット機能は、フォーカ
スプリセット記憶スイッチ(FP記憶SW)と、フォー
カスプリセット駆動スイッチ(FP駆動SW)が交換レ
ンズに設けられており、所望のフォーカスレンズ位置で
FP記憶SWを作動させておくと、オートフォーカス
(AF)あるいはマニュアルフォーカス(MF)動作に
よって、AFセンサによる測距結果あるいはマニュアル
操作リングの操作量に応じてモータによりフォーカスレ
ンズの駆動が行われた後でも、FP駆動SWを作動させ
ることでフォーカスレンズをモータにより瞬時に所望の
位置に移動させるため、とっさの場合の撮影に対応でき
るものである。
【0003】フォーカスプリセット機能を持つ光学機器
としては、一部のオートフォーカス一眼レフカメラシス
テムが知られている。
【0004】ただし、フォーカスプリセット機能を持つ
オートフォーカス一眼レフカメラとしては、フォーカス
レンズ操作をモータで電気的に駆動するものに限定され
ていたが、本出願人は、マニュアル操作部材に連動した
メカカム等によりレンズを光軸方向に移動可能としたフ
ルタイムマニュアル機能を備えたオートフォーカス一眼
レフカメラにおいて、フォーカスプリセット機能を実現
する提案をしている。
【0005】このフォーカスプリセット機能を備えたオ
ートフォーカス一眼レフカメラの例を図5から図9を用
いて説明する。
【0006】図5はフルタイムマニュアル機能を備えた
オートフオーカス一眼レフカメラの構成ブロック図であ
る。図9は交換レンズの簡単なブロック図である。
【0007】図5において、実線は電気的な接続を、点
線は機械的な接続を表しており、101はカメラ本体、
102はレンズ本体を示す。103はカメラ本体101
に備えられたカメラマイコンであり、後述の如くレンズ
本体101内の種々の装置を制御すると共に、接点10
4を介してレンズ本体102との通信を行うものであ
る。
【0008】105は外部より操作可能な2段ストロー
ク式のレリーズスイッチ(SW)で、その信号はカメラ
マイコン103に入力される。カメラマイコン103は
レリーズスイッチSW105より入力された信号に従
い、1段目ストロークスイッチである第1スイッチ(S
W1)がONであれば不図示の測光装置による露光量の
決定や後述するAF動作等を行ない撮影準備状態に入
り、2段目ストロークスイッチである第2スイッチ(S
W2)がONまで操作されたことを検知すると、撮影装
置106に撮影開始命令を送信して実際の露光動作を行
なわせ、撮影装置106により撮影終了信号を受信する
と、不図示の給送装置に給送開始命令を送信してフィル
ムの巻き上げ動作を行なわせる。
【0009】107は測光装置であり、後述のAFモー
ドに設定されている場合、レリーズスイッチ105の第
1スイッチSW1がONされることによりカメラマイコ
ン103から送信されてくる測距開始命令に従い、測距
エリア内に存在する物体を測距し、これに焦点を合わせ
るために必要なレンズ本体102に備える焦点調節用の
フォーカスレンズ108の移動方向と移動量をプレディ
クション可(OK)と判定して決定し、または測距すべ
き被写体が存在しなかった場合にはプレディクション不
可(NG)と判定してカメラマイコン103にその結果
を送信する。
【0010】109はレンズ本体102に備えられたレ
ンズマイコンであり、後述するレンズ本体102内の種
々の装置を制御すると共に、接点110を介してカメラ
本体101と通信を行なうものである。
【0011】111は外部から操作可能な自動・手動切
換えスイッチ(A/M SW)であり、AFモードとM
Fモードの選択をすることができる。
【0012】AFモードにおいては、前述のレリーズス
イッチ105の第1スイッチSW1のONで測距装置1
07によって測距された測距結果がカメラマイコン10
3からレンズマイコン109に転送され、この結果に基
づきレンズマイコン109は駆動源であるフォーカス駆
動装置112を起動させる。
【0013】そしてフォーカス駆動装置112の駆動力
は駆動力伝達機構であるフォーカス駆動機構113に伝
達され、これに伴いフォーカスレンズ108が移動させ
られる。114は絶対値エンコーダ、115は相対値エ
ンコーダである。絶対値エンコーダ114、相対値エン
コーダ115の検出信号はレンズマイコン109に入力
される。
【0014】絶対値エンコーダ114は、例えば固定さ
れた不図示のグレーコードパターンと、それに相対する
不図示の電気接点をフォーカス駆動機構113における
伝達機構の一部に設けたもので、フォーカスレンズ10
8の移動に伴ないその電気接点によりグレーコードパタ
ーンを検出することにより絶対位置検出を行うものであ
る。
【0015】相対値エンコーダ115は例えば固定され
た不図示のフォトインタラプタと、フォトインタラプタ
の発光部と受光部の間に位置し光を透過/遮断するパル
ス板をフォーカス駆動機構113における伝達機構の一
部に設けたもので、フォーカスレンズ108の移動に伴
ないON/OFFのパルスを出力しそのパルス数をカウ
ントすることにより相対位置検出を行うものである。
【0016】絶対値エンコーダ114の分解能は、例え
ばフォーカスレンズストロークを32分割(5ビット)
としたものであり、後述するフォーカスレンズ108の
移動可能な範囲を制限するための分解能とする。
【0017】また、相対値エンコーダ115の分解能
は、FNO及び焦点距離から求まる必要合焦精度を満足
するための停止位置精度以下の分解能とする。
【0018】図6に相対値エンコーダ115の出力パル
スと絶対値エンコーダ114の検出ゾーンの関係すなわ
ち分解能の関係を示す。
【0019】横軸はフォーカスレンズ108の位置であ
り、絶対値エンコーダ114は無限端位置と至近端位置
との間をZ1からZ32のゾーンに分割している。ま
た、相対値エンコーダ115の出力パルスは前記の分解
能で少なくとも絶対値エンコーダ114の分解能よりも
細かい。
【0020】レンズマイコン109は、入力された情報
をもとにフォーカス駆動装置112を制御し、最終的に
前記測距装置の測距結果であるフォーカスレンズ108
の必要移動量と、相対値エンコーダ115の検出結果に
よる実際移動量とが等しくなった時点でフォーカス駆動
装置112を停止させる。
【0021】一方、MFモードでは上記のようなAFに
よる焦点調節は行われず、外部より操作可能なマニュア
ル操作部材116を操作することで焦点調節が行われ
る。
【0022】マニュアル操作部材116は不図示のメカ
カム等によりフォーカス駆動機構113と連結されてお
り、マニュアル操作部材116を外部より操作すること
によりフォーカスレンズ108を移動させることができ
る。
【0023】従って、MFモードではレリーズスイッチ
105の操作とは関係なく撮影者自らがマニュアル操作
部材116を操作することによって操作状況に応じた分
だけフォーカスレンズ108を移動させることができ
る。
【0024】117はゾーン切換スイッチ(ZSW)で
あり、外部からの操作によりAF動作におけるフォーカ
スレンズ108の駆動許可範囲を選択して切換えること
ができる。
【0025】具体的には、本来、フォーカスレンズ10
8が移動可能な範囲の選択(ZSWOFF)とそれより
狭い限定された範囲の選択(ZSW ON)とを切換え
ることができ、その選択結果をレンズマイコン109に
対して出力する。
【0026】レンズマイコン109は、入力された結果
に従い、ゾーン切換SW117がONであればAF動作
時に絶対値エンコーダ114の出力をモニタしながらフ
ォーカスレンズ108が設定範囲内から範囲外へと駆動
されるのを禁止するようフォーカス駆動装置112を制
御する。
【0027】118、119はフォーカスプリセット機
能のためのスイッチで、118はフォーカスプリセット
記憶スイッチ(FP記憶SW)であり、119はフォー
カスプリセット駆動スイッチ(FP駆動SW)であり、
ともに外部より操作可能なスイッチでその出力はレンズ
マイコン109に入力される。
【0028】フォーカスプリセット機能は、所望のフォ
ーカスレンズ位置でFP記憶スイッチ118を作動させ
ておくと、オートフォーカス(AF)動作、あるいはマ
ニュアル操作によりフォーカスレンズ8を動作させた後
でも、FP駆動SW119を作動させることでフォーカ
スレンズをモータにより瞬時に所望の位置に移動させる
ものである。
【0029】次に、フォーカスプリセット機能の動作を
説明する。
【0030】まず図7、図8を用いてFP記憶SW11
8の操作によるフォーカスレンズ位置の記憶動作を説明
する。
【0031】図7はレンズマイコン109のFP記憶S
W118操作によるフォーカスレンズ位置の記憶動作フ
ローチャートであり、図8はFP記憶SW118の操作
によるフォーカスレンズ位置の変化を示す図である。
【0032】説明のため、現在のフォーカスレンズ位置
を図8において絶対値エンコーダ114のZ3(Z=
3)中P0とし、図7に示す記憶動作を説明する。
【0033】ST101:FP記憶SW118が操作さ
れると、レンズマイコン109は内蔵のカウンタ(CO
NT1)を0にリセットし、現在の絶対値エンコーダ1
14の検出ゾーン値ZをFP_Zに記憶する(FP_Z
=3)。
【0034】ST102:フォーカス駆動装置112を
起動し、図8中至近方向にフォーカスレンズ108の移
動を開始すると同時にCONT1をインクリメント許可
とし、フォーカスレンズ108の移動に伴なう相対値エ
ンコーダ115の出力変化に応じ、CONT1をインク
リメントする。
【0035】ST103:フォーカスレンズ108の移
動に伴なう絶対値エンコーダ114の出力変化を監視す
る。Z=FP_ZであればST103を繰り返し、Z≠
FP_Zとなったところ(Z=4)でST104に移行
する。
【0036】ST104:フォーカス駆動装置112を
停止し(図8に示すフォーカスレンズ位置P1)、CO
NT1をFP_CONTに記憶する。
【0037】ST105:フォーカス駆動装置112を
起動し、図8中無限方向にフォーカスレンズ108の移
動を開始すると同時にCONT1をデクリメント許可と
し、フォーカスレンズ108の移動に伴なう相対値エン
コーダ115の出力変化に応じ、CONT1をデクリメ
ントする。
【0038】ST106:フォーカスレンズ108の移
動に伴なうCONT1の変化を監視する。CONT1=
0でなければST106を繰り返し、CONT1=0と
なったところでST107に移行する。
【0039】ST107:フォーカス駆動装置112を
停止し(図8に示すフォーカスレンズ位置P0)、記憶
動作を終了する。
【0040】本記憶動作により、FP記憶SW118が
操作されたフォーカスレンズ108位置P0をゾーンF
P_Z中の至近側端(Z3とZ4の境界位置)から相対
値エンコーダパルス数でFP_CONTだけ無限側位置
と記憶し、再度フォーカスレンズ108はFP記憶SW
118が操作された位置P0に停止することになる。
【0041】次に図8、図9を用いてFP駆動SW11
9の操作によるフォーカスレンズ位置の再生動作を説明
する。
【0042】図9はレンズマイコン109のFP駆動S
W119操作によるフォーカスレンズ位置の再生動作フ
ローチャートである。
【0043】説明のため現在のフォーカスレンズ位置を
図8において絶対値エンコーダ14のZ1(Z=1)中
P2とし、図9に示す再生動作を説明する。
【0044】ST131:前述の記憶動作の完了後AF
動作、マニュアル操作によりフォーカスレンズを移動
し、FP駆動SW119が操作されると、前述の記憶動
作で記憶したFP_CONTをCONT1に移す。
【0045】ST132:現在の絶対値エンコーダ11
4の検出ゾーン値ZをFP_Zと比較する。Z>FP_
ZであればST133に移行し、そうでなければST1
36に移行する。
【0046】ST133:フォーカス駆動装置112を
起動し、図8中無限方向にフォーカスレンズ108の移
動を開始する。
【0047】ST134:フォーカスレンズ108の移
動に伴なう絶対値エンコーダ114の出力変化を監視す
る。Z≠FP_ZであればST134を繰り返し、Z=
FP_Zとなったところ(Z=3)でST135に移行
する。
【0048】ST135:CONT1をデクリメント許
可とし、フォーカスレンズ108の移動に伴なう相対値
エンコーダ115の出力変化に応じ、CONT1をデク
リメントし、ST140に移行する。
【0049】ST136:フォーカス駆動装置112を
起動し、図8中至近方向にフォーカスレンズ108の移
動を開始する。
【0050】ST137:フォーカスレンズ108の移
動に伴なう絶対値エンコーダ114の出力変化を監視す
る。Z≠FP_Z+1であればST137を繰り返し、
Z=FP_Z+1となったところ(Z=4)でST13
8に移行する。
【0051】ST138:フォーカス駆動装置112を
停止する(図8中のフォーカスレンズ位置P1)。
【0052】ST139:フォーカス駆動装置112を
起動し、図8中の無限方向にフォーカスレンズ108の
移動を開始すると同時にCONT1をデクリメント許可
とし、フォーカスレンズ108の移動に伴なう相対値エ
ンコーダ115の出力変化に応じ、CONT1をデクリ
メントし、ST140に移行する。
【0053】ST140:フォーカスレンズ108の移
動に伴なうCONT1の変化を監視する。CONT1=
0でなければST140を繰り返し、CONT1=0と
なったところでST141に移行する。
【0054】ST141:フォーカス駆動装置112を
停止し(図8中のフォーカスレンズ位置P0)、再生動
作を終了する。
【0055】本再生動作により、フォーカスレンズ10
8を一旦前述の記憶動作で記憶したゾーンFP_Z中の
至近側端(Z3とZ4の境界位置)に移動し、その後記
憶動作で記憶したFP_CONTだけ無限側へ移動し、
結果FP記憶SW118が操作された位置へフォーカス
レンズ108を移動停止することになる。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】上記に説明したよう
に、マニュアル操作部材に連動したメカカム等によりレ
ンズを光軸方向に移動可能としたフルタイムマニュアル
機能を備えたオートフォーカス一眼レフカメラにおい
て、記憶動作でFP記憶SW118が操作されたフォー
カスレンズ108の位置を絶対値エンコーダのゾーン情
報と、そのゾーン中の所定方向端から相対値エンコーダ
パルス数を記憶し、再生動作でフォーカスレンズ108
を一旦前述の記憶動作で記憶したゾーン中の所定方向端
に移動し、その後記憶動作で記憶した相対値エンコーダ
パルス数だけ移動停止することによりフォーカスプリセ
ット機能を実現するようにしている。
【0057】しかし、電源投入後、FP記憶SW118
を操作しないで、FP駆動SW119を操作した場合、
フォーカスレンズ108の位置を記憶していないため、
撮影者が全く意図しない位置へフォーカスレンズ8が移
動してしまうという問題がある。
【0058】本出願に係る発明の目的は、上記従来の問
題に鑑み、電源投入後、FP記憶SWを操作しないで、
FP駆動SWを操作した場合でも、撮影者が全く意図し
ない位置へフォーカスレンズを移動してしまうのを防止
することができるレンズ位置制御装置および光学機器を
提供しようとするものである。
【0059】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、光軸方向
に移動可能なレンズと、手動操作部材により機械的に連
動し前記レンズを駆動する第1レンズ駆動手段と、モー
タにより前記レンズを電気的に駆動する第2レンズ駆動
手段と、前記レンズの位置を絶対位置で検出する第1レ
ンズ位置検出手段と、前記レンズの位置を相対位置とし
て前記第1レンズ位置検出手段よりも細かい分解能で検
出する第2レンズ位置検出手段と、前記第1レンズ位置
検出手段と前記第2レンズ位置検出手段の検出情報に基
づいて任意の位置で前記レンズの位置を記憶するレンズ
位置記憶手段と、前記レンズ位置記憶手段で記憶したレ
ンズ位置に前記第2レンズ駆動手段により前記レンズを
移動させるレンズ位置再生手段と、前記レンズ位置記憶
手段と前記レンズ位置再生手段とを操作するためのレン
ズ位置プリセット操作手段とを有し、前記レンズ位置制
御手段の起動時、前記レンズ位置プリセット操作手段の
操作にかかわず前記レンズ位置記憶手段を動作させるこ
とを特徴とするレンズ位置制御装置とするものである。
【0060】第2の発明は、光軸方向に移動可能なレン
ズと、手動操作部材により機械的に連動し前記レンズを
駆動する第1レンズ駆動手段と、モータにより前記レン
ズを電気的に駆動する第2レンズ駆動手段と、前記レン
ズの位置を絶対位置で検出する第1レンズ位置検出手段
と、前記レンズの位置を相対位置として前記第1レンズ
位置検出手段よりも細かい分解能で検出する第2レンズ
位置検出手段と、前記第1レンズ位置検出手段と前記第
2レンズ位置検出手段の検出情報に基づいて任意の位置
で前記レンズの位置を記憶するレンズ位置記憶手段と、
前記レンズ位置記憶手段で記憶したレンズ位置に前記第
2レンズ駆動手段により前記レンズを移動させるレンズ
位置再生手段と、前記レンズ位置記憶手段と前記レンズ
位置再生手段とを操作するためのレンズ位置プリセット
操作手段と、書き込み消去可能で且つ電源を印加しなく
ともデータを保持することが可能なデータ記憶手段を有
し、前記レンズ位置記憶手段の動作時、記憶されたレン
ズ位置を前記データ記憶手段に記憶し、レンズ位置記憶
手段の起動時、前記データ記憶手段に記憶したレンズ位
置を前記レンズ位置再生手段の初期値とすることを特徴
とするレンズ位置制御装置とするものである。
【0061】第3の発明は、上記第1又は第2の発明
で、前記レンズ位置記憶手段は、前記レンズの停止位置
で得られる前記第1レンズ位置検出手段による第1検出
値と、前記第1レンズ位置検出手段の検出値が第1検出
値から切換る位置までの前記レンズの移動に伴う前記第
2レンズ位置検出手段による第2検出値とを前記レンズ
位置として記憶することを特徴とするレンズ位置制御装
置とするものである。
【0062】第4の発明は、上記いずれかの発明で、前
記レンズ位置再生手段は、前記レンズを第1検出値から
切換る位置へ移動させ、その後第2検出値だけ移動させ
ることを特徴とするレンズ位置制御装置とするものであ
る。
【0063】第5の発明は、上記いずれかの発明のレン
ズ位置制御装置を有することを特徴とする光学機器とす
るものでる。
【0064】上記した第1の発明では、レンズ位置制御
手段の起動時、例えば電源投入後、レンズ位置記憶手段
にレンズ位置を記憶させるので、レンズ位置記憶手段を
動作させないでレンズ位置再生手段を操作した場合は、
電源投入時の位置へ前記レンズを再生することができ、
撮影者が全く意図しない位置へ前記レンズを移動してし
まうのを防止することができる。
【0065】上記した第2の発明では、レンズ位置プリ
セットのためにレンズ位置記憶手段に記憶したレンズ位
置を例えばEEPROM等のデータ記憶手段に記憶さ
せ、次回の電源投入時、前記データ記憶手段に記憶した
レンズ位置をレンズ位置再生動作の初期値とすることに
より、電源のON,OFFにかかわらず、レンズ位置再
生手段を動作させると、前回のレンズ記憶動作での記憶
位置にレンズを再生することができ、撮影者が全く意図
しない位置へレンズを移動してしまうのを防止すること
ができる。
【0066】
【発明の実施の形態】〔第1実施の形態〕図1から図3
は本発明の第1実施の形態を示す。
【0067】図1は本実施の形態の光学機器としてのオ
ートフォーカス一眼レフカメラの構成ブロック図で、実
線は電気的な接続を、点線は機械的な接続を表してい
る。
【0068】1はカメラ本体、2はレンズ本体を示す。
3はカメラ本体1に備えられたカメラマイコンで後述の
如くカメラ本体1内の種々の装置の動作を制御するとと
もにレンズ本体2の装着時には接点4を介してレンズ本
体2との通信を行うものである。
【0069】5は外部より操作可能な2段ストローク式
のレリーズスイッチ(SW)で、その信号はカメラマイ
コン3に入力される。カメラマイコン3はレリーズSW
5より入力された信号に従い、1段目ストロークスイッ
チである第1スイッチSW1がONであれば不図示の測
光装置による露光量の決定や後述のAF動作等を行い撮
影準備状態に入り、2段目ストロークスイッチである第
2スイッチSW2がONまで操作されたことを検知する
と、光学機器としてのカメラ6に撮影開始命令を送信し
て実際の露光動作を行わせ、カメラ6より撮影終了信号
を受信すると、不図示の給送装置に給送開始命令を送信
してフィルムの巻き上げ動作を行わせる。
【0070】7は測距装置であり、後述のAFモードに
設定されている場合、レリーズSW5の第1スイッチS
W1がONされることによりカメラマイコン3から送信
されてくる測距開始命令に従い、測距エリア内に存在す
る被写体を測距し、これに焦点を合わせるために必要な
レンズ本体2に備える焦点調節用のフォーカスレンズ8
の移動方向と移動量を決定(プレディクション可(O
K))し、または測距すべき物体が存在しなかった場合
にはプレディクション不可(NG)と判定し、カメラマ
イコン3にその結果を送信する。
【0071】9はレンズ本体2に備えられたレンズマイ
コンであり、後述の如くレンズ本体2内の種々の装置を
制御するとともに、接点10を介してカメラ本体1と通
信を行うものである。
【0072】11は外部から操作可能な自動・手動切換
えスイッチ(A/M SW)でありAFモードとMFモ
ードの選択をすることができる。
【0073】AFモードにおいては、前述の如くレリー
ズSW5のSW1のONで測距装置7によって測距され
た測距結果がカメラマイコン3からレンズマイコン9に
転送され、この結果に基づきレンズマイコン9は駆動源
であるフォーカス駆動装置12を起動させる。
【0074】そしてフォーカス駆動装置12の駆動力は
駆動力伝達機構であるフォーカス駆動機構13に伝達さ
れ、これに伴いフォーカスレンズ8が移動させられる。
【0075】14は絶対値エンコーダ、15は相対値エ
ンコーダである。絶対値エンコーダ14、相対値エンコ
ーダ15の検出信号はレンズマイコン9に入力される。
絶対値エンコーダ14は例えば固定された不図示のグレ
ーコードパターンと、それに相対する不図示の電気接点
をフォーカス駆動機構13における伝達機構の一部に設
けたもので、フォーカスレンズ8の移動に伴ないその電
気接点によりグレーコードパターンを検出することによ
り絶対位置検出を行うものである。
【0076】相対値エンコーダ15は例えば固定された
不図示のフォトインタラプタと、フォトインタラプタの
発光部と受光部の間に位置し光を透過/遮断するパルス
板をフォーカス駆動機構13における伝達機構の一部に
設けたもので、フォーカスレンズ8の移動に伴ないON
/OFFのパルスを出力しそのパルス数をカウントする
ことにより相対位置検出を行うものである。
【0077】絶対値エンコーダ14の分解能は、例えば
フォーカスレンズストロークを32分割(5ビット)と
したものであり、後述するフォーカスレンズ8の移動可
能な範囲を制限するための分解能とする。なお、両エン
コーダの分解能については図6に示す従来例と同様なの
でその説明は省略する。
【0078】レンズマイコン9は入力された情報をもと
にフォーカス駆動装置12を制御し、最終的に測距装置
7の測距結果であるフォーカスレンズ8の必要移動量と
相対値エンコーダ15の検出結果による実際移動量が等
しくなった時点でフォーカス駆動装置12を停止させ、
AF駆動が終了したことをカメラマイコン3に送信す
る。
【0079】一方、MFモードでは上記のようなAFに
よる焦点調節は行われず、外部より操作可能なマニュア
ル操作部材16を操作することで焦点調節が行われる。
【0080】マニュアル操作部材16は不図示のメカカ
ム等によりフォーカス駆動機構13と連結されており、
マニュアル操作部材16を外部より操作することにより
フォーカスレンズ8を移動させることができる。
【0081】従って、MFモードではレリーズSW5の
操作とは関係なく撮影者自らがマニュアル操作部材16
を操作することによって操作状況に応じた分だけフォー
カスレンズ8を移動させることができる。
【0082】17はゾーン切換スイッチ(ZSW)であ
り、外部からの操作によりAF動作におけるフォーカス
レンズ8の駆動許可範囲を選択して切換えることができ
る。具体的には本来フォーカスレンズ8が移動可能な範
囲の選択(ZSW OFF)とそれより狭い限定された
範囲の選択(ZSW ON)とを切換えることができ、
その選択結果をレンズマイコン9に対して出力する。
【0083】レンズマイコン9は入力された結果に従
い、ゾーン切換SW17がONであればAF動作時に絶
対値エンコーダ14の出力をモニタしながらフォーカス
レンズ8が設定範囲内から範囲外へと駆動されるのを禁
止するようフォーカス駆動装置12を制御する。
【0084】18、19はフォーカスプリセット機能の
ためのスイッチで、18はフォーカスプリセット記憶ス
イッチ(FP記憶SW)であり、19はフォーカスプリ
セット駆動スイッチ(FP駆動SW)であり、ともに外
部より操作可能なスイッチでその出力はレンズマイコン
9に入力される。
【0085】フォーカスプリセット機能は、所望のフォ
ーカスレンズ位置でFP記憶SW18を作動させておく
と、オートフォーカス(AF)動作、あるいはマニュア
ル操作によりフォーカスレンズ8を動作させた後でも、
FP駆動SW19を作動させることでフォーカスレンズ
をモータにより瞬時に所望の位置に移動させるものであ
る。
【0086】図1は本実施の形態の電源投入後のレンズ
マイコン9の動作フローチャートであり以下に説明す
る。
【0087】ST1:不図示のカメラ電源をONするこ
とにより、レンズマイコン9は起動する。
【0088】ST2:レンズマイコン9はレンズマイコ
ンイニシャル処理を行なう。レンズマイコンイニシャル
処理は、カメラマイコン3との通信初期化、フォーカス
レンズ8の駆動のためのフォーカス駆動装置12の初期
化、絶対値エンコーダ14および相対値エンコーダ15
の初期化、不図示の絞り駆動装置の初期化、各スイッチ
検出のための初期化等である。
【0089】ST3:FP記憶SW18操作の有無にか
かわらずフォーカスレンズ位置の初期記憶動作を行な
う。
【0090】ST4:レンズマイコン9はレンズマイコ
ン通常処理を行なう。レンズマイコン通常処理は、各ス
イッチ変化の検出、フォーカス駆動装置12の制御、不
図示の絞り駆動装置の制御等を所定の周期で行なうと共
に、絶対値エンコーダ14および相対値エンコーダ15
の検出、カメラマイコン3との通信、フォーカスプリセ
ット記憶および再生動作等を行なう。
【0091】次に、図2、図3を用いて前記ST3にお
けるフォーカスレンズ位置の初期記憶動作を以下に説明
する。
【0092】図2はフォーカスレンズ位置の記憶動作フ
ローチャートであり、図3は初期記憶動作によるフォー
カスレンズ位置の変化を示す図である。
【0093】説明のため電源ON時のフォーカスレンズ
位置を、図3において絶対値エンコーダ14のZ3(Z
=3)中P0とし、図2に示す記憶動作を説明する。
【0094】ST11:レンズマイコン9は内蔵のカウ
ンタ(CONT1)を0にリセットし、現在の絶対値エ
ンコーダ14の検出ゾーン値ZをFP_Zに記憶する
(FP_Z=3)。
【0095】ST12:フォーカス駆動装置12を起動
し、図3中、至近方向にフォーカスレンズ8の移動を開
始すると同時にCONT1をインクリメント許可とし、
フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ1
5の出力変化に応じ、CONT1をインクリメントす
る。
【0096】ST13:フォーカスレンズ8の移動に伴
なう絶対値エンコーダ14の出力変化を監視する。Z=
FP_ZであればST13を繰り返し、Z≠FP_Zと
なったところ(Z=4)でST14に移行する。
【0097】ST14:フォーカス駆動装置12を停止
し(図3中のフォーカスレンズ位置P1)、CONT1
をFP_CONTに記憶する。
【0098】ST15:フォーカス駆動装置12を起動
し、図3中無限方向にフォーカスレンズ8の移動を開始
すると同時にCONT1をデクリメント許可とし、フォ
ーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコーダ15の
出力変化に応じ、CONT1をデクリメントする。
【0099】ST16:フォーカスレンズ8の移動に伴
なうCONT1の変化を監視する。CONT1=0でな
ければST16を繰り返し、CONT1=0となったと
ころでST17に移行する。
【0100】ST17:フォーカス駆動装置12を停止
し(図3中のフォーカスレンズ位置P0)記憶動作を終
了する。
【0101】本実施の形態の記憶動作により、FP記憶
SW18が操作されたフォーカスレンズ8の位置P0を
ゾーンFP_Z中の至近側端(Z3とZ4の境界位置)
から相対値エンコーダパルス数でFP_CONTだけ無
限側位置と記憶し、再度フォーカスレンズ8はFP記憶
SW18が操作された位置P0に停止することになる。
【0102】前記したST4におけるフォーカスプリセ
ット記憶および再生動作は従来例で説明したフォーカス
プリセット記憶および再生動作と同一であるためその説
明を省略する。
【0103】前述の説明のように、マニュアル操作部材
に連動したメカカム等によりレンズを光軸方向に移動可
能としたフルタイムマニュアル機能を備えたオートフォ
ーカス一眼レフカメラにおいて、電源投入後、FP記憶
SWの操作の有無にかかわらず、フォーカスレンズ位置
の記憶動作を行なうことにより、電源投入後FP記憶S
W18を操作しないでFP駆動SW19を操作した場
合、電源投入時の位置へフォーカスレンズ8を再生する
ことができ、撮影者が全く意図しない位置へフォーカス
レンズ8を移動してしまうのを未然に防止することがで
きる。
【0104】〔第2の実施の形態〕図4は第2実施の形
態を示す。
【0105】本実施の形態の光学機器としてのオートフ
ォーカス一眼レフカメラの構成は第1の実施の形態と同
等なのでその説明は省略する。
【0106】本実施の形態はマニュアル操作部材に連動
したメカカム等によりレンズを光軸方向に移動可能とし
たフルタイムマニュアル機能を備えたオートフオーカス
レンズ一眼レフカメラにおいて、書き込み消去可能で且
つ電源を印加しなくともデータを保持することが可能な
EEPROM等のデータ記憶手段を備え、FP記憶動作
によるフォーカスレンズ記憶位置を前記データ記憶手段
に記憶し、次回電源投入時、前記データ記憶手段に記憶
したFP記憶動作によるフォーカスレンズ記憶位置をF
P再生動作の初期値とするものである。
【0107】図4は本実施の形態の光学機器としてのオ
ートフォーカス一眼レフカメラの構成を示し、図5に示
した従来例の構成と同一の構成部分には同一の符号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0108】30は書き込み消去可能で且つ電源を印加
しなくともデータを保持することが可能なEEPROM
等のデータ記憶手段である。
【0109】本実施の形態のフォーカスプリセット記憶
動作において、FP記憶SW18が操作された際に、フ
ォーカスレンズ8の位置を絶対値エンコーダのゾーン情
報と、そのゾーン中の所定方向端から相対値エンコーダ
のパルス数としてレンズマイコン9のRAM(FP_
Z、FP_CONT)に記憶すると同時に前記データ記
憶手段30に書き込む。
【0110】なお、フォーカスプリセット再生動作は従
来例で説明したフォーカスプリセット再生動作と同一で
あるためその説明を省略する。
【0111】また、本実施の形態では電源投入後のレン
ズマイコンイニシャル処理において、前記フォーカスプ
リセット記憶動作で前記データ記憶手段30に書き込ん
だフォーカスレンズ記憶位置、すなわち絶対値エンコー
ダのゾーン情報と、そのゾーン中所定方向端からの相対
値エンコーダパルス数との夫々を読み出してFP_Zお
よびFP_CONTにロードする。
【0112】前述の説明の通り、マニュアル操作部材に
連動したメカカム等によりレンズを光軸方向に移動可能
としたフルタイムマニュアル機能を備えたオートフォー
カス一眼レフカメラにおいて、電源のON、OFFにか
かわらず、FP駆動SW119を操作した場合、前回の
FP記憶動作での記憶位置にフォーカスレンズ108を
再生することができ、撮影者が全く意図しない位置へフ
ォーカスレンズ108を移動してしまうということを防
止できる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、レンズ位置制御手段の起動時、例えば電源投入後、
レンズ位置記憶手段にレンズ位置を記憶させるので、レ
ンズ位置記憶手段を動作させないでレンズ位置再生手段
を操作した場合は、電源投入時の位置へ前記レンズを再
生することができ、撮影者が全く意図しない位置へ前記
レンズを移動してしまうのを防止することができる。
【0114】また第2の発明によれば、レンズ位置プリ
セットのためにレンズ位置記憶手段に記憶したレンズ位
置を例えばEEPROM等のデータ記憶手段に記憶さ
せ、次回の電源投入時、前記データ記憶手段に記憶した
レンズ位置をレンズ位置再生動作の初期値とすることに
より、電源のON,OFFにかかわらず、レンズ位置再
生手段を動作させると、前回のレンズ記憶動作での記憶
位置にレンズを再生することができ、撮影者が全く意図
しない位置へレンズを移動してしまうのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すフローチャー
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるフォーカス
プリセット機能の初期記憶動作のフローチャート
【図3】本発明の第1の実施の形態における初期記憶動
作によるレンズ位置動作を示す図
【図4】本発明の第2の実施の形態のブロック図
【図5】従来例のブロック図
【図6】絶対値エンコーダと相対値エンコーダの出力関
係図
【図7】従来例のフォーカスプリセット機能の記憶動作
のフローチャート
【図8】従来例のフォーカスプリセット機能によるレン
ズ位置動作を示す図
【図9】従来例のフォーカスプリセット機能再生動作の
フローチャート
【符号の説明】
8…フォーカスレンズ 9…レンズマイコン 12…フォーカス駆動装置 13…フォーカス駆動機構 14…絶対値エンコーダ 15…相対値エンコーダ 16…マニュアル操作部材 18…FP記憶SW 19…FP駆動SW 30…EEPROM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に移動可能なレンズと、手動操
    作部材により機械的に連動し前記レンズを駆動する第1
    レンズ駆動手段と、モータにより前記レンズを電気的に
    駆動する第2レンズ駆動手段と、前記レンズの位置を絶
    対位置で検出する第1レンズ位置検出手段と、前記レン
    ズの位置を相対位置として前記第1レンズ位置検出手段
    よりも細かい分解能で検出する第2レンズ位置検出手段
    と、前記第1レンズ位置検出手段と前記第2レンズ位置
    検出手段の検出情報に基づいて任意の位置で前記レンズ
    の位置を記憶するレンズ位置記憶手段と、前記レンズ位
    置記憶手段で記憶したレンズ位置に前記第2レンズ駆動
    手段により前記レンズを移動させるレンズ位置再生手段
    と、前記レンズ位置記憶手段と前記レンズ位置再生手段
    とを操作するためのレンズ位置プリセット操作手段とを
    有し、前記レンズ位置制御手段の起動時、前記レンズ位
    置プリセット操作手段の操作にかかわず前記レンズ位置
    記憶手段を動作させることを特徴とするレンズ位置制御
    装置。
  2. 【請求項2】 光軸方向に移動可能なレンズと、手動操
    作部材により機械的に連動し前記レンズを駆動する第1
    レンズ駆動手段と、モータにより前記レンズを電気的に
    駆動する第2レンズ駆動手段と、前記レンズの位置を絶
    対位置で検出する第1レンズ位置検出手段と、前記レン
    ズの位置を相対位置として前記第1レンズ位置検出手段
    よりも細かい分解能で検出する第2レンズ位置検出手段
    と、前記第1レンズ位置検出手段と前記第2レンズ位置
    検出手段の検出情報に基づいて任意の位置で前記レンズ
    の位置を記憶するレンズ位置記憶手段と、前記レンズ位
    置記憶手段で記憶したレンズ位置に前記第2レンズ駆動
    手段により前記レンズを移動させるレンズ位置再生手段
    と、前記レンズ位置記憶手段と前記レンズ位置再生手段
    とを操作するためのレンズ位置プリセット操作手段と、
    書き込み消去可能で且つ電源を印加しなくともデータを
    保持することが可能なデータ記憶手段を有し、前記レン
    ズ位置記憶手段の動作時、記憶されたレンズ位置を前記
    データ記憶手段に記憶し、レンズ位置記憶手段の起動
    時、前記データ記憶手段に記憶したレンズ位置を前記レ
    ンズ位置再生手段の初期値とすることを特徴とするレン
    ズ位置制御装置。
  3. 【請求項3】 前記レンズ位置記憶手段は、前記レンズ
    の停止位置で得られる前記第1レンズ位置検出手段によ
    る第1検出値と、前記第1レンズ位置検出手段の検出値
    が第1検出値から切換る位置までの前記レンズの移動に
    伴う前記第2レンズ位置検出手段による第2検出値とを
    前記レンズ位置として記憶することを特徴とする請求項
    1または2に記載のレンズ位置制御装置。
  4. 【請求項4】 前記レンズ位置再生手段は、前記レンズ
    を第1検出値から切換る位置へ移動させ、その後第2検
    出値だけ移動させることを特徴とする請求項1、2また
    は3に記載のレンズ位置制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一つに記載の
    レンズ位置制御装置を有することを特徴とする光学機
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7559658B2 (en) 2005-01-06 2009-07-14 Seiko Epson Corporation Auto focus projector with short focus adjustment time
CN104423009A (zh) * 2013-09-09 2015-03-18 奥林巴斯株式会社 光学设备和光学设备的控制方法

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US7559658B2 (en) 2005-01-06 2009-07-14 Seiko Epson Corporation Auto focus projector with short focus adjustment time
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