JP2000221386A - 位置制御装置、光学機器及びオートフォーカスカメラ - Google Patents

位置制御装置、光学機器及びオートフォーカスカメラ

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JP2000221386A
JP2000221386A JP2087199A JP2087199A JP2000221386A JP 2000221386 A JP2000221386 A JP 2000221386A JP 2087199 A JP2087199 A JP 2087199A JP 2087199 A JP2087199 A JP 2087199A JP 2000221386 A JP2000221386 A JP 2000221386A
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JP
Japan
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lens
detection
moving
focus
movement
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JP2087199A
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English (en)
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Akihiro Kawanami
川波  昭博
Junichi Murakami
村上  順一
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分解能かつ高価な絶対値を検出する検出手
段を用いずに、移動部材を所望の位置へ素早く移動させ
ることを可能にする。 【解決手段】 移動部材8の位置を移動可能範囲を複数
の領域に分割してその絶対位置にて検出する第1の検出
手段14と、前記移動部材を移動させた時の移動方向に
応じた移動量を検出する第2の検出手段15と、駆動手
段12を用いて前記移動部材を移動制御し、この移動時
に前記第1と第2の検出手段より得られる検出値に基づ
いて前記移動部材を再度設定すべき位置を記憶する位置
制御手段9と、該位置制御手段にて記憶された位置情報
を基に駆動手段を用いて前記移動部材を前記記憶位置に
移動させる位置再生手段9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動部材の位置を
制御する位置制御装置、レンズの位置を制御する光学機
器及びフォーカスプリセット機能を持つオートフォーカ
スカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォーカスプリセット記憶スイッチ(F
P記憶SW)とフォーカスプリセット駆動スイッチ(F
P駆動SW)を交換レンズに有し、所望のフォーカスレ
ンズ位置で前記FP記憶SWを作動させておくと、オー
トフォーカス(AF)あるいはマニュアルフォーカス
(MF)動作によって、AFセンサの出力に基づく焦点
検出結果あるいはマニュアル操作リングの操作量に応じ
てモータによりフォーカスレンズの駆動が行われた後で
も、前記FP駆動SWを作動させることで、フォーカス
レンズをモータにより瞬時に所望の位置に移動させるこ
とができるフォーカスプリセット機能を持つ光学機器が
知られている。この光学機器が例えばカメラであるとす
ると、このフォーカスプリセット機能を用いることによ
りとっさの場合の撮影に対応できるものである。
【0003】フォーカスプリセット機能を持つ光学機器
としては、上記の様に一部のオートフォーカス一眼レフ
カメラが知られている。但し、フォーカスプリセット機
能を持つオートフォーカス一眼レフカメラとしては、フ
ォーカスレンズ操作をモータで電気的に駆動するものに
限定されている。
【0004】このフォーカスプリセット機能を備えたオ
ートフォーカス一眼レフカメラの例を図6に示す。図6
は交換レンズの簡単なブロック図であり、図中、回路ブ
ロックを結び実線は電気的な接続を、点線は機械的な接
続を、それぞれ表している。
【0005】同図において、102はレンズ本体101
に備えられたレンズマイコンであり、後述の如くレンズ
本体101内の種々の装置を制御するとともに、接点1
03を介して不図示のカメラ本体と通信を行うものであ
る。104は外部から操作可能な自動・手動切換えスイ
ッチ(A/M SW)であり、AFモードとMFモード
の選択をすることができる。AFモードにおいては、不
図示の焦点検出装置によって得られた焦点検出結果がカ
メラ本体からレンズマイコン102に転送され、この結
果に基づきレンズマイコン102は駆動源であるフォー
カス駆動装置105を起動させる。該フォーカス駆動装
置105の駆動力は駆動力伝達機構であるフォーカス駆
動機構106に伝達され、これに伴いフォーカスレンズ
107が移動させられる。
【0006】108は絶対値エンコーダであり、109
は相対値エンコーダであり、これらの検出信号はレンズ
マイコン102に入力される。前記絶対値エンコーダ1
08は、例えば、固定された不図示のグレーコードパタ
ーンと、それに相対する不図示の電気接点をフォーカス
駆動機構106における伝達機構の一部に設けて成るも
のであり、フォーカスレンズ107の移動に伴ないその
電気接点によりグレーコードパターンを検出することに
より、前記フォーカスレンズ107の絶対位置検出を行
うものである。前記相対値エンコーダ109は、例え
ば、固定された不図示のフォトインタラプタと、フォト
インタラプタの発光部と受光部の間に位置し光を透過/
遮断するパルス板をフォーカス駆動機構106における
伝達機構の一部に設けて成るものであり、フォーカスレ
ンズ107の移動に伴ないON/OFFのパルスを出力
しそのパルス数をカウントすることにより、前記フォー
カスレンズ107の相対位置検出を行うものである。
【0007】前記絶対値エンコーダ108の分解能は、
例えばフォーカスレンズ107の移動可能範囲を32分
割(5ビット)としたものであり、フォーカスレンズ1
07の移動可能な範囲を制限するための分解能とする。
また、前記相対値エンコーダ109の分解能は、Fナン
バー及び焦点距離から求まる必要合焦精度を満足するた
めの停止位置精度以下の分解能とする。
【0008】レンズマイコン102は入力された情報を
もとにフォーカス駆動装置105を制御し、最終的に不
図示の焦点検出装置による焦点検出結果であるフォーカ
スレンズ107の必要移動量と、相対値エンコーダ10
9の検出結果による実際移動量が等しくなった時点でフ
ォーカス駆動装置105を停止させる。
【0009】一方MFモードでは、上記のような焦点検
出結果に基づく焦点調節は行われず、外部より操作可能
なマニュアル操作部材110を操作することで焦点調節
が行われる。マニュアル操作部材110は、外部より操
作されることによりその操作量・操作速度に応じた信号
をレンズマイコン102に出力する。
【0010】レンズマイコン102は入力された信号に
従い相対値エンコーダ109の出力を監視しながらフォ
ーカス駆動装置105を起動させ、フォーカス駆動機構
106を介してフォーカスレンズ107を移動させる。
従って、MFモードでは、撮影者自らがマニュアル操作
部材110を操作することによって操作状況に応じた分
だけフォーカスレンズ107を移動させることができ
る。
【0011】111はゾーン切換スイッチ(ZSW)で
あり、外部からの操作によりAF及びMF動作における
フォーカスレンズ107の駆動許可範囲を選択して切換
えることができる。具体的には、本来フォーカスレンズ
107が移動可能な範囲の選択(ZSWがOFF時)
と、それより狭い限定された範囲の選択(ZSWがON
時)とを切換えることができ、その選択結果をレンズマ
イコン102に対して出力する。レンズマイコン102
は入力された結果に従い、ゾーン切換スイッチ111が
ONであればAF及びMF動作時に絶対値エンコーダ1
08の出力を監視しながらフォーカスレンズ107が設
定範囲内から範囲外へと駆動されるのを禁止するようフ
ォーカス駆動装置105を制御する。
【0012】112,113はフォーカスプリセット機
能を働かせる為のスイッチで、112はフォーカスプリ
セット記憶スイッチ(FP記憶SW)であり、113は
フォーカスプリセット駆動スイッチ(FP駆動SW)で
あり、ともに外部より操作可能なスイッチで、その出力
はレンズマイコン102に入力される。
【0013】ここで、フォーカスプリセット機能につい
て説明する。
【0014】FP記憶SW112が操作されると、レン
ズマイコン102は内臓する第1のカウンタ値を0にリ
セットし、その後AF動作あるいはMF動作でフォーカ
スレンズ107を移動されるとき、前述の相対値エンコ
ーダ109の出力変化に応じて前記第1のカウンタの値
をフォーカスレンズ107の移動方向に応じてカウント
する(例えば、至近方向時には出力に応じて1インクリ
メント、無限方向時時には1デクリメントしていく)。
【0015】その後、FP駆動SW113が操作される
と、レンズマイコン102はフォーカス駆動装置105
を起動させ、第1のカウンタ値が0になる方向に駆動
し、第1のカウンタ値が0になったところでフォーカス
駆動装置105を停止させる。従って、両スイッチの操
作により、任意に設定した位置にフォーカスレンズ10
7を素早く移動させることができる。
【0016】以上がフォーカスプリセット機能を備えた
オートフォーカス一眼レフカメラの説明である。
【0017】ところで、上記オートフォーカス一眼レフ
カメラの交換レンズ内に備えられるレンズマイコン10
2は、前述のフォーカスレンズ動作の他に、不図示の絞
り制御等を行っている。また、消費電力の低減の為に各
動作を完了した場合、カメラ本体より動作の終了信号が
レンズマイコン102に送られ、レンズマイコン102
は低消費電力モードに移行する。低消費電力モードと
は、前述のフォーカス駆動装置、不図示の絞り駆動装置
等の通電を切断し、カメラ本体からのレンズ操作信号の
受信、マニュアル操作部材の検出、及び、交換レンズに
備えられた各スイッチ操作の検出を待機し、受信及び検
出した場合に通常動作モードへ移行する状態である。
【0018】前述のフォーカスプリセット機能の説明で
述べた様に、所望のフォーカスレンズ位置でFP記憶S
Wを作動させた後に、AF動作あるいはMF動作によっ
てフォーカスレンズの駆動が行われたとしても、その後
FP駆動SWを作動させることで前記フォーカスレンズ
をモータにより瞬時に所望の位置に移動させるために、
FP記憶SW作動後のフォーカスレンズ駆動量を監視し
続けなければならない。これは、レンズマイコン102
が前述の低消費電力モード状態で、MFでマニュアル操
作を行った時にでも実現しなければならない。このた
め、前述したフォーカスプリセット機能を備えたオート
フォーカス一眼レフカメラでは、以下のシーケンスが組
まれている。
【0019】撮影者によりマニュアル操作部材110が
操作されると、その操作量・操作速度に応じた信号がレ
ンズマイコン102に入力される。すると、レンズマイ
コン102はマニュアル操作信号により低消費電力モー
ドから通常動作モードに復帰すると共に、入力された信
号に従い相対値エンコーダ109を監視しながらフォー
カス駆動装置105を起動させ、フォーカス駆動機構1
06を介してフォーカスレンズ107を移動させる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り、フォーカ
スプリセット機能を実現するためには、フォーカスレン
ズ操作をモータで電気的にのみ駆動するものでなければ
ならない。従って、マニュアル操作部材に連動したカム
部材等によりレンズを光軸方向に移動可能とした構成
(図6を例にすると、マニュアル操作部材110がレン
ズマイコン102と電気的に接続されておらず、フォー
カス駆動機構106と機械的に接続された構成)にした
ものに、前記フォーカスプリセット機能を持たせた場
合、以下の様な問題を招くことになる。
【0021】レンズマイコンが前述の低消費電力モード
状態時に、MFでマニュアル操作が行われた場合、レン
ズマイコンが通常動作モードへ復帰する前に既にレンズ
はマニュアル操作部材に連動しいくらか移動しており
(絶対値エンコーダや相対値エンコーダを介してフォー
カスレンズが移動したことをレンズマイコンが知るのに
時間遅れがある為)、レンズマイコンはフォーカスレン
ズの駆動量を正確に監視することができず、その後FP
駆動SWを作動させた場合、FP記憶SWを作動させた
際の所望のフォーカスレンズ位置とずれを生じるという
問題がある。
【0022】これを回避するために、前述の相対値エン
コーダと同一分解能の絶対値エンコーダを用いる手段が
考えられるが、前述の絶対値エンコーダに比べ高価なエ
ンコーダを必要とすることになり、好ましくない。
【0023】(発明の目的)本発明の第1の目的は、高
分解能かつ高価な絶対値を検出する検出手段を用いず
に、移動部材を所望の位置へ素早く移動させることので
きる位置制御装置を提供しようとするものである。
【0024】本発明の第2の目的は、高分解能かつ高価
な絶対値を検出する検出手段を用いずに、レンズを所望
の位置へ素早く移動させることのできる光学機器を提供
しようとするものである。
【0025】本発明の第3の目的は、高分解能かつ高価
な絶対値を検出する検出手段を用いずに、レンズを再生
位置へ素早く移動させることのできるオートフォーカス
カメラを提供しようとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4記載の本発明は、移動部材を移
動させる駆動手段と、前記移動部材の位置を移動可能範
囲を複数の領域に分割してその絶対位置にて検出する第
1の検出手段と、前記移動部材を移動させた時の移動方
向に応じた移動量を検出する第2の検出手段と、前記駆
動手段を用いて前記移動部材を移動制御し、この移動時
に前記第1と第2の検出手段より得られる検出値に基づ
いて前記移動部材を再度設定すべき位置を記憶する位置
制御手段と、該位置制御手段にて記憶された位置情報を
基に前記駆動手段を用いて前記移動部材を前記記憶位置
に移動させる位置再生手段とを有する位置制御装置とす
るものである。
【0027】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5〜8記載の本発明は、レンズを光軸方向に移動
させる駆動手段と、前記レンズの位置を移動可能範囲を
複数の領域に分割してその絶対位置にて検出する第1の
検出手段と、前記レンズを移動させた時の移動方向に応
じた移動量を検出する第2の検出手段と、前記駆動手段
を用いて前記レンズを移動制御し、この移動時に前記第
1と第2の検出手段より得られる検出値に基づいて前記
レンズを再度自動設定すべき位置を記憶する位置制御手
段と、該位置制御手段にて記憶された位置情報を基に前
記駆動手段を用いて前記レンズを自動的に前記記憶位置
に移動させる位置再生手段とを有する光学機器とするも
のである。
【0028】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項9〜11記載の本発明は、マニュアル操作部材に
連動して機械的にレンズを光軸方向に移動させてフォー
カス状態を変化させるレンズ駆動部材を有し、フォーカ
スプリセット記憶動作とフォーカスプリセット再生動作
を行うことによりフォーカスプリセット機能を働かせる
ことのできるオートフォーカスカメラにおいて、前記レ
ンズを光軸方向に電気的に移動させてフォーカス状態を
変化させる駆動手段と、前記レンズの位置を移動可能範
囲を複数の領域に分割してその絶対位置にて検出する第
1の検出手段と、前記レンズを移動させた時の移動方向
に応じた移動量を検出する第2の検出手段と、前記フォ
ーカスプリセット記憶動作の開始指示がなされると、前
記駆動手段を用いて前記レンズを移動制御し、この移動
時に前記第1と第2の検出手段より得られる検出値に基
づいて前記レンズを再度自動設定すべき再生位置を記憶
する位置制御手段と、前記フォーカスプリセット再生動
作の開始指示がなされると、前記位置制御手段にて記憶
された位置情報を基に前記駆動手段を用いて前記レンズ
を自動的に前記記憶された再生位置に移動させる位置再
生手段とを有するオートフォーカスカメラとするもので
ある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0030】図1〜図5は本発明の実施の一形態に係る
もので、図1は本発明をオートフォーカス一眼レフカメ
ラに適用した場合の構成を示すブロック図であり、図
中、各回路ブロックを結ぶ実線は電気的な接続を、点線
は機械的な接続を、それぞれ表している。
【0031】同図において、1はカメラ本体、2はレン
ズ本体を示す。3はカメラ本体1に備えられたカメラマ
イコンであり、後述の如くカメラ本体1内の種々の装置
の動作を制御するとともに、レンズ本体2の装着時には
接点4を介してレンズ本体2との通信を行うものであ
る。5は外部より操作可能な2段ストローク式のレリー
ズスイッチ(レリーズSW)であり、その信号はカメラ
マイコン3に入力される。カメラマイコン3はレリーズ
SW5より入力された信号に従い、1段目ストロークス
イッチ(SW1)がONであれば、不図示の測光装置に
よる露光量の決定や後述のAF動作等を行い撮影準備状
態に入り、2段目ストロークスイッチ(SW2)がON
まで操作されたことを検知すると、撮影装置6に撮影開
始命令を送信して実際の露光動作を行わせ、該撮影装置
6より撮影終了信号を受信すると不図示の給送装置に給
送開始命令を送信してフィルムの巻き上げ動作を行わせ
る。
【0032】7は焦点検出装置であり、レンズが後述の
AFモードに設定されている場合、レリーズSW5のS
W1がONされることによりカメラマイコン3から送信
されてくる焦点検出開始命令に従い、焦点検出エリア内
に存在する物体を焦点検出し、これに焦点を合わせるた
めに必要なレンズ本体2に備える焦点調節用のフォーカ
スレンズ8の移動方向と移動量を決定(プレディクショ
ン可(OK))し、または焦点検出すべき物体が存在し
なかった場合にはプレディクション不可(NG)と判定
し、カメラマイコン3にその結果を送信する。
【0033】9はレンズ本体2に備えられたレンズマイ
コンであり、後述の如くレンズ本体2内の種々の装置を
制御するとともに、接点10を介してカメラ本体1と通
信を行うものである。11は外部から操作可能な自動・
手動切換えスイッチ(A/MSW)であり、AFモード
とMFモードの選択をすることができる。AFモードに
おいては、前述の如くレリーズSW5のSW1のONで
焦点検出装置7によって焦点検出された焦点検出結果が
カメラマイコン3からレンズマイコン9に転送され、こ
の結果に基づきレンズマイコン9は駆動源であるフォー
カス駆動装置12を起動させる。該フォーカス駆動装置
12の駆動力は駆動力伝達機構であるフォーカス駆動機
構13に伝達され、これに伴いフォーカスレンズ8が移
動させられる。
【0034】14は絶対値エンコーダ、15は相対値エ
ンコーダであり、これらの検出信号はレンズマイコン9
に入力される。前記絶対値エンコーダ14は、例えば、
固定された不図示のグレーコードパターンと、それに相
対する不図示の電気接点をフォーカス駆動機構13にお
ける伝達機構の一部に設けて成るもので、フォーカスレ
ンズ8の移動に伴ないその電気接点によりグレーコード
パターンを検出することにより、前記フォーカスレンズ
8の絶対位置検出を行うものである。前記相対値エンコ
ーダ15は、例えば、固定された不図示のフォトインタ
ラプタと、フォトインタラプタの発光部と受光部の間に
位置し光を透過/遮断するパルス板をフォーカス駆動機
構13における伝達機構の一部に設けて成るもので、フ
ォーカスレンズ8の移動に伴ないON/OFFのパルス
を出力しそのパルス数をカウントすることにより、前記
フォーカウレンズ8の相対位置検出を行うものである。
【0035】前記絶対値エンコーダ14の分解能は、例
えばフォーカスレンズ8の移動可能範囲を32分割(5
ビット)としたものであり、後述する、フォーカスレン
ズ8の移動可能な範囲を制限するための分解能とする。
また、前記相対値エンコーダ15の分解能は、Fナンバ
ー及び焦点距離から求まる必要合焦精度を満足するため
の停止位置精度以下の分解能とする。
【0036】図2に、前記相対値エンコーダ15の出力
パルスと前記絶対値エンコーダ14の検出ゾーンの関係
(分解能の関係)を示す。
【0037】横軸はフォーカスレンズ8の位置であり、
絶対値エンコーダ14は無限端位置と至近端位置の間を
Z1からZ32のゾーンに分割している。また、相対値
エンコーダ15の出力パルスは前述の分解能で、少なく
とも絶対値エンコーダ14の分解能よりも細かい。
【0038】レンズマイコン9は入力された情報をもと
にフォーカス駆動装置12を制御し、最終的に焦点検出
装置7による焦点検出結果であるフォーカスレンズ8の
必要移動量と相対値エンコーダ15の検出結果による実
際移動量が等しくなった時点でフォーカス駆動装置12
を停止させ、AF駆動が終了したことをカメラマイコン
3に送信する。
【0039】一方MFモードでは、上記のような焦点検
出結果に基づく焦点調節は行われず、外部より操作可能
なマニュアル操作部材16を操作することで焦点調節が
行われる。マニュアル操作部材16は不図示のメカカム
等によりフォーカス駆動機構13と連結されており、該
マニュアル操作部材16を外部より操作することによ
り、フォーカスレンズ8を移動させることができる。従
って、MFモードでは、レリーズSW5の操作とは関係
なく撮影者自らがマニュアル操作部材16を操作するこ
とによって、操作状況に応じた分だけフォーカスレンズ
8を移動させることができる。
【0040】17はゾーン切換スイッチ(ZSW)であ
り、外部からの操作によりAF動作におけるフォーカス
レンズ8の駆動許可範囲を選択して切換えることができ
る。具体的には、本来フォーカスレンズ8が移動可能な
範囲の選択(ZSWがOFFの時)とそれより狭い限定
された範囲の選択(ZSWがONの時)とを切換えるこ
とができ、その選択結果をレンズマイコン9に対して出
力する。レンズマイコン9は入力された結果に従い、ゾ
ーン切換スイッチ17がONであればAF動作時に絶対
値エンコーダ14の出力を監視しながらフォーカスレン
ズ8が設定範囲内から範囲外へと駆動されるのを禁止す
るよう、フォーカス駆動装置12を制御する。
【0041】18,19はフォーカスプリセット機能を
働かせる為のスイッチで、18はフォーカスプリセット
記憶スイッチ(FP記憶SW)であり、19はフォーカ
スプリセット駆動スイッチ(FP駆動SW)であり、と
もに外部より操作可能なスイッチでその出力はレンズマ
イコン9に入力される。
【0042】フォーカスプリセット機能は、所望のフォ
ーカスレンズ位置でFP記憶SW18を作動させておく
と、オートフォーカス(AF)動作、あるいはマニュア
ル操作によりフォーカスレンズ8を動作させた後でも、
FP駆動SW19を作動させることで、フォーカスレン
ズ8をモータにより瞬時に所望の位置に移動させるもの
である。
【0043】次に、本発明の実施の一形態におけるフォ
ーカスプリセット機能について説明する。
【0044】まず、図3及び図4を用いて、FP記憶S
W18の操作によるフォーカスレンズ位置の記憶動作を
説明する。
【0045】図3はレンズマイコン9のFP記憶SW1
8操作によるフォーカスレンズ位置の記憶動作を示すフ
ローチャートであり、図4(b)はFP記憶SW18の
操作によるフォーカスレンズ位置の変化を示す図であ
る。説明のため、現在のフォーカスレンズ位置を図4に
おいて絶対値エンコーダ14のZ3(Z=3)中P0と
し、図3に示すFP記憶動作について説明する。なお、
図4(a)は図2に対応する図である。
【0046】ステップ(フローでは「ST」と記す)1
01において、FP記憶SW18が操作されると、レン
ズマイコン9は内臓のカウンタ(CONT1)を0にリ
セットし、現在の絶対値エンコーダ14の検出ゾーン値
ZをFP_Zに記憶する(FP_Z=3)。次のステッ
プ102においては、レンズマイコン9はフォーカス駆
動装置12を起動し、図4(b)中、至近方向にフォー
カスレンズ8を移動開始すると同時に、CONT1をイ
ンクリメント許可とし、フォーカスレンズ8の移動に伴
なう相対値エンコーダ15の出力変化に応じて前記CO
NT1をインクリメントする。続くステップ103にお
いては、フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エン
コーダ14の出力変化を監視し、Z=FP_Zの間はこ
のステップを繰り返す。そして、Z≠FP_Zとなった
ところでステップ104に移行する。
【0047】ステップ104においては、レンズマイコ
ン9はフォーカス駆動装置12を停止する(P1)。そ
して、次のステップ105において、フォーカス駆動装
置12を起動し、図4(b)中、無限方向にフォーカス
レンズ8を移動開始すると同時に、CONT1をデクリ
メント許可とし、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相
対値エンコーダ15の出力変化に応じて前記CONT1
をデクリメントする。続くステップ106においては、
絶対値エンコーダ14の出力を監視し、Z=FP_Z
(3)になるまでこのステップ106を繰り返す。その
後、Z=FP_Zになったらステップ107へ移行し、
前記CONT1の値をFP_CONT1に記憶する。
【0048】次のステップ108においては、レンズマ
イコン9はフォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値エ
ンコーダ14の出力変化を監視し、Z=FP_Zの間は
このステップを繰り返す。そして、Z≠FP_Zとなっ
たところでステップ109に移行する。
【0049】ステップ109においては、レンズマイコ
ン9はフォーカス駆動装置12を停止する。そして、次
のステップ110において、フォーカス駆動装置12を
起動し、図4中、至近方向にフォーカスレンズ8を移動
開始すると同時に、CONT1をインクリメント許可と
し、フォーカスレンズ8の移動に伴なう相対値エンコー
ダ15の出力変化に応じて前記CONT1をインクリメ
ントする。続くステップ111においては、絶対値エン
コーダ14の出力を監視し、Z=FP_Z(3)になる
までこのステップを繰り返す。その後、Z=FP_Zと
なったところでステップ112へ移行し、CONT1の
値をFP_CONT2に記憶する。
【0050】ステップ113においては、フォーカスレ
ンズ8の移動に伴なうCONT1の変化を監視し、CO
NT1=0でなければこのステップを繰り返す。その
後、CONT1=0となったところでステップ114に
移行する。そして、このステップ114において、フォ
ーカス駆動装置12を停止し(P0)、FP記憶動作を
終了する。
【0051】ここで、上記のFP記憶動作を簡単に説明
すると、FP記憶SW18が操作されたフォーカスレン
ズ8の位置P0を、ゾーンFP_Z中の至近側端(Z3
とZ4の境界位置)から相対値エンコーダ18のパルス
数でFP_CONT1だけ無限側位置と記憶し(図4
(b)に示すST104〜ST109にてフォーカスレ
ンズ8を移動させながら)、又フォーカスレンズ8の位
置P0を、ゾーンFP_Z中の無限側端(Z3とZ2の
境界位置)から相対値エンコーダパルス数でFP_CO
NT2だけ至近側位置と記憶し(図4(b)に示すST
109〜ST114にてフォーカスレンズ8を移動させ
ながら)、その後フォーカスレンズ8はFP記憶SW1
8が操作された位置P0に停止することになる。
【0052】次に、図5及び図4を用いて、FP駆動S
W19の操作によるフォーカスレンズ位置の再生動作
(FP記憶位置への移動動作)について説明する。
【0053】図5はレンズマイコン9のFP駆動SW1
9操作によるフォーカスレンズ位置の再生動作を示すフ
ローチャートである。説明のため、現在のフォーカスレ
ンズ位置を図4(c)において絶対値エンコーダ14の
Z1(Z=1)中P2とし、図5に示す再生動作を説明
する。
【0054】ステップ131において、前述のFP記憶
動作を完了後、AF動作あるいはマニュアル操作により
フォーカスレンズ8が移動させられ、その後FP駆動S
W19が操作されると、レンズマイコン9は前述のFP
記憶動作で記憶したフォーカスレンズ8の絶対位置FP
_Zと現在の絶対値エンコーダ14の検出ゾーン値Zと
を比較し、Z=FP_Zであればステップ132に移行
し、Z≠FP_Zであればステップ135に移行する。
【0055】この例では図4(c)に示す様にZ=1で
あるので、Z≠FP_Zであるとしてステップ135に
移行することになる。しかし、Z=FP_Zであった場
合の説明を行うため、ここではZ=3であったものとし
て、ステップ132へ移行した以後について説明を進め
る。
【0056】ステッ132においては、図4(c)中、
現在の絶対値エンコーダ14の検出ゾーン値Zが無限に
近接しているため、レンズマイコン9はフォーカス駆動
装置12及びレンズ駆動機構13を介してフォーカスレ
ンズ8を至近方向に移動する。なお、Zが至近側に近接
している場合は無限方向に移動する。次のステップ13
3においては、フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対
値エンコーダ14の出力変化を監視し、Z=FP_Zで
あればこのステップを繰り返する。その後、Z≠FP_
Zとなったところ(Z=4)でステップ134に移行す
る。この様に、FP記憶動作で記憶したフォーカスレン
ズ8の絶対位置FP_Zの位置と現在の位置が同じ場合
は、一旦FP_Z以外の領域にフォーカスレンズ8を移
動し、領域から領域の切り変わりで移動量をセットし、
再生動作を行うことで、精度良くフォーカスレンズ8を
停止できる。
【0057】次のステップ134においては、フォーカ
ス駆動装置12を停止し、ステップ135へ移行する。
【0058】ステップ135においては、現在の絶対値
エンコーダ14の検出ゾーン値ZとFP_Zを比較し、
Z>FP_Zならばステップ136へ移行し、ここでは
フォーカス駆動装置12を起動し、無限方向にフォーカ
スレンズ8を移動開始する。そして、次のステップ13
7において、フォーカスレンズ8の移動に伴なう絶対値
エンコーダ14の出力変化を監視し、Z=FP_Zでな
ければこのステップを繰り返す。その後、Z=FP_Z
となったところ(Z=3)でステップ138に移行し、
FP記憶動作で記憶した無限方向移動時のFP_CON
T1の値をCONT1に記憶させ、前記CONT1をデ
クリメント許可にする。そして、ステップ142へ移行
する。
【0059】また、上記ステップ135にてZ≦FP_
Zであると判定した場合(図4(c)の様な場合)はス
テップ139へ進み、フォーカス駆動装置12を起動
し、至近方向にフォーカスレンズ8を移動開始する。そ
して、次のステップ140において、フォーカスレンズ
8の移動に伴なう絶対値エンコーダ14の出力変化を監
視し、Z=FP_Zでなければこのステップを繰り返
す。その後、Z=FP_Zとなったところ(Z=3)で
ステップ141に移行し、FP記憶動作で記憶した至近
方向移動時のFP_CONT2の値をCONT1に記憶
させ、前記CONT1をインクリメント許可にする。そ
して、ステップ142へ移行する。
【0060】次のステップ142においては、フォーカ
スレンズ8の移動に伴なうCONT1の変化を監視し、
CONT1=0でなければこのステップを繰り返す。そ
の後、CONT1=0となったところでステップ143
に移行し、フォーカス駆動装置12を停止する。ここ
で、何も問題がなければFP_Z=Zになっている筈だ
が、例えばゾーンとゾーンの切り変わり目近傍でFP記
憶動作を行うと、フォーカス動作中に絶対値エンコーダ
14と相対値エンコーダ15の出力パルスの位置関係が
ずれる可能性があり、そうなると一連の再生動作に少し
ずつ誤差が発生してしまう。
【0061】この様な不都合を解消する為に、ステップ
144において、Z≠FP_Zならばステップ145へ
移行し、FP_Zを現在の絶対値エンコーダ14の値に
更新し、再生動作を終了する。また、上記ステップ14
4にてZ=FP_Zならば上記の様な誤差を生じる問題
は無いのでこのまま終了する。
【0062】ここで、上記の再生動作を簡単に説明する
と、FP記憶動作で記憶した位置と同じ位置にフォーカ
ルレンズ8が位置している場合は、フォーカスレンズ8
を一旦前述のFP記憶動作で記憶したゾーンFP_Z中
の至近側端(Z3とZ4の境界位置)まで移動させ、そ
の後FP記憶動作で記憶したFP_CONTだけ無限側
へ移動させ、FP記憶SW18が操作された位置(FP
位置)へフォーカスレンズ8を移動停止させる。
【0063】また、FP記憶動作で記憶した位置と違う
位置にフォーカルレンズ8が位置している場合は、FP
記憶動作で記憶したFP_CONTだけ至近側(図4
(c)の場合)へフォーカスレンズ8を移動させ、FP
記憶SW18が操作された位置(FP位置)へフォーカ
スレンズ8を移動停止させる。
【0064】以上の実施の形態によれば、マニュアル操
作部材16に連動したカム部材等のフォーカス駆動機構
13によりフォーカスレンズを光軸方向に移動可能とし
た構成の、フォーカスプリセット機能を備えたオートフ
ォーカス一眼レフカメラにおいて、FP記憶動作でFP
記憶SW18が操作されたフォーカスレンズ8位置を、
絶対値エンコーダ14により得られるゾーン情報とその
ゾーンの両端方向から相対値エンコーダ15の出力パル
ス数を記憶し、再生動作において、フォーカスレンズ8
が記憶したゾーンの端を通過することをトリガとし、前
記FP記憶動作で記憶した相対値エンコーダ15の出力
パルス数だけフォーカスレンズ8を移動させることによ
り、高分解能かつ高価な絶対値エンコーダを用いずに、
フォーカスプリセット機能を実現することができる。
【0065】(変形例)上記実施の形態においては、フ
ォーカスプリセット機能を持つオートフォーカス一眼レ
フカメラに適用した例を示しているが、これに限定され
るものではなく、その他のカメラ(交換レンズ式か否か
を問わず)、その他の光学機器、さらには前記カメラや
光学機器に具備される位置制御装置にも適用できるもの
である。
【0066】また、絶対位置エンコーダは、固定された
不図示のグレーコードパターンと、それに相対する不図
示の電気接点をフォーカス駆動機構13における伝達機
構の一部に設けて成るものとし、又相対値エンコーダ1
5は、固定された不図示のフォトインタラプタと、フォ
トインタラプタの発光部と受光部の間に位置し光を透過
/遮断するパルス板をフォーカス駆動機構13における
伝達機構の一部に設けて成るものとしたが、同様の機能
を有するものであればどのような構成であっても良い。
【0067】また、位置制御をする部材としてレンズを
想定しているが、これに限定されるものではなく、その
他の移動部材であっても良い。また、前記レンズや移動
部材は一方と他方の間で移動可能なもの(実施の形態で
は、至近と無限の間を何れの方向にも移動可能にしてい
る)を例にしているが、一方から他方のみ移動可能(初
期位置が決まっているもの)のみのであっても良く、こ
の場合はFP記憶動作に伴うフォーカスレンズ位置変化
をカウントするのは、例えば図4(b)のP0からP1
までの間であっても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4記載
の本発明によれば、高分解能かつ高価な絶対値を検出す
る検出手段を用いずに、移動部材を所望の位置へ素早く
移動させることができる位置制御装置を提供できるもの
である。
【0069】また、請求項5〜8記載の本発明は、高分
解能かつ高価な絶対値を検出する検出手段を用いずに、
レンズを所望の位置へ素早く移動させることができる光
学機器を提供できるものである。
【0070】また、請求項9〜11記載の本発明は、本
発明の第3の目的は、高分解能かつ高価な絶対値を検出
する検出手段を用いずに、レンズを再生位置へ素早く移
動させることができるオートフォーカスカメラを提供で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るオートフォーカス
一眼レフカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態において絶対値エンコー
ダと相対値エンコーダの出力関係を示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るフォーカスプリセ
ット機能記憶動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の一形態に係るフォーカスプリセ
ット機能によるレンズ位置駆動時の様子を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施の一形態に係るフォーカスプリセ
ット機能再生動作を示すフローチャートである。
【図6】従来の交換レンズの電気的構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
8 フォーカスレンズ 9 レンズマイコン 12 フォーカス駆動装置 13 フォーカス駆動機構 14 絶対値エンコーダ 15 相対値エンコーダ 16 マニュアル操作部材 18 FP記憶SW 19 FP駆動SW

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動部材を移動させる駆動手段と、前記
    移動部材の位置を移動可能範囲を複数の領域に分割して
    その絶対位置にて検出する第1の検出手段と、前記移動
    部材を移動させた時の移動方向に応じた移動量を検出す
    る第2の検出手段と、前記駆動手段を用いて前記移動部
    材を移動制御し、この移動時に前記第1と第2の検出手
    段より得られる検出値に基づいて前記移動部材を再度設
    定すべき位置を記憶する位置制御手段と、該位置制御手
    段にて記憶された位置情報を基に前記駆動手段を用いて
    前記移動部材を前記記憶位置に移動させる位置再生手段
    とを有することを特徴とする位置制御装置。
  2. 【請求項2】 前記位置制御手段は、前記移動部材を移
    動制御する直前の前記第2の検出手段の検出値をあらか
    じめ記憶し、その後前記第1の検出手段の検出値が変化
    するまで前記移動部材を移動制御し、前記第1の検出手
    段の検出値が変化した時点における前記第2の検出手段
    の検出値と前記あらかじめ記憶した検出値との差の情報
    を、前記移動部材の再度設定すべき位置情報として記憶
    することを特徴とする請求項1記載の位置制御装置。
  3. 【請求項3】 前記位置制御手段は、前記移動部材を移
    動制御する直前の前記第2の検出手段の検出値をあらか
    じめ記憶し、その後前記第1の検出手段の検出値が変化
    するまで第1の方向及び該第1とは異なる第2の方向へ
    それぞれ前記移動部材を移動制御し、前記第1の検出手
    段の検出値が変化した時点における前記第2の検出手段
    の各検出値と前記あらかじめ記憶した検出値との差の情
    報を、前記移動部材の再度自動設定すべき位置情報とし
    てそれぞれ記憶することを特徴とする請求項1記載の位
    置制御装置。
  4. 【請求項4】 前記位置再生手段は、前記移動部材を前
    記記憶位置に移動させた後、前記第1の検出手段にて検
    出されている現在の前記移動部材の位置情報と前記位置
    制御手段にて記憶されている位置情報とを比較し、一致
    しない場合は、前記記憶された位置情報を前記第1の検
    出手段の検出値として更新することを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の位置制御装置。
  5. 【請求項5】 レンズを光軸方向に移動させる駆動手段
    と、前記レンズの位置を移動可能範囲を複数の領域に分
    割してその絶対位置にて検出する第1の検出手段と、前
    記レンズを移動させた時の移動方向に応じた移動量を検
    出する第2の検出手段と、前記駆動手段を用いて前記レ
    ンズを移動制御し、この移動時に前記第1と第2の検出
    手段より得られる検出値に基づいて前記レンズを再度自
    動設定すべき位置を記憶する位置制御手段と、該位置制
    御手段にて記憶された位置情報を基に前記駆動手段を用
    いて前記レンズを自動的に前記記憶位置に移動させる位
    置再生手段とを有することを特徴とする光学機器。
  6. 【請求項6】 前記位置制御手段は、前記レンズを移動
    制御する直前の前記第2の検出手段の検出値をあらかじ
    め記憶し、その後前記第1の検出手段の検出値が変化す
    るまで前記レンズを移動制御し、前記第1の検出手段の
    検出値が変化した時点における前記第2の検出手段の検
    出値と前記あらかじめ記憶した検出値との差の情報を、
    前記レンズの再度自動設定すべき位置情報として記憶す
    ることを特徴とする請求項5記載の光学機器。
  7. 【請求項7】 前記位置制御手段は、前記レンズを移動
    制御する直前の前記第2の検出手段の検出値をあらかじ
    め記憶し、その後前記第1の検出手段の検出値が変化す
    るまで第1の方向及び該第1とは異なる第2の方向へそ
    れぞれ前記レンズを移動制御し、前記第1の検出手段の
    検出値が変化した時点における前記第2の検出手段の各
    検出値と前記あらかじめ記憶した検出値との差の情報
    を、前記レンズの再度自動設定すべき位置情報としてそ
    れぞれ記憶することを特徴とする請求項5記載の光学機
    器。
  8. 【請求項8】 前記位置再生手段は、前記レンズを自動
    的に前記記憶位置に移動させた後、前記第1の検出手段
    にて検出されている現在の前記レンズの位置情報と前記
    位置制御手段にて記憶されている位置情報とを比較し、
    一致しない場合は、前記記憶された位置情報を前記第1
    の検出手段の検出値として更新することを特徴とする請
    求項5,6又は7記載の光学機器。
  9. 【請求項9】 マニュアル操作部材に連動して機械的に
    レンズを光軸方向に移動させてフォーカス状態を変化さ
    せるレンズ駆動部材を有し、フォーカスプリセット記憶
    動作とフォーカスプリセット再生動作を行うことにより
    フォーカスプリセット機能を働かせることのできるオー
    トフォーカスカメラにおいて、前記レンズを光軸方向に
    電気的に移動させてフォーカス状態を変化させる駆動手
    段と、前記レンズの位置を移動可能範囲を複数の領域に
    分割してその絶対位置にて検出する第1の検出手段と、
    前記レンズを移動させた時の移動方向に応じた移動量を
    検出する第2の検出手段と、前記フォーカスプリセット
    記憶動作の開始指示がなされると、前記駆動手段を用い
    て前記レンズを移動制御し、この移動時に前記第1と第
    2の検出手段より得られる検出値に基づいて前記レンズ
    を再度自動設定すべき再生位置を記憶する位置制御手段
    と、前記フォーカスプリセット再生動作の開始指示がな
    されると、前記位置制御手段にて記憶された位置情報を
    基に前記駆動手段を用いて前記レンズを自動的に前記記
    憶された再生位置に移動させる位置再生手段とを有する
    ことを特徴とするオートフォーカスカメラ。
  10. 【請求項10】 前記位置制御手段は、前記レンズを移
    動制御する直前の前記第2の検出手段の検出値をあらか
    じめ記憶し、その後前記第1の検出手段の検出値が変化
    するまで前記レンズを移動制御し、前記第1の検出手段
    の検出値が変化した時点における前記第2の検出手段の
    検出値と前記あらかじめ記憶した検出値との差の情報
    を、前記レンズの再度自動設定すべき再生位置情報とし
    て記憶することを特徴とする請求項9記載のオートフォ
    ーカスカメラ。
  11. 【請求項11】 前記位置再生手段は、前記レンズを自
    動的に前記再生記憶位置に移動させた後、前記第1の検
    出手段にて検出されている現在の前記レンズの位置情報
    と前記再生位置情報とを比較し、一致しない場合は、前
    記再生位置情報を前記第1の検出手段の検出値として更
    新することを特徴とする請求項9又は10記載のオート
    フォーカスカメラ。
JP2087199A 1999-01-29 1999-01-29 位置制御装置、光学機器及びオートフォーカスカメラ Pending JP2000221386A (ja)

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US09/489,705 US6570142B1 (en) 1999-01-29 2000-01-24 Optical apparatus with a control device for a moving member using position information

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014167637A (ja) * 2007-10-01 2014-09-11 Allegro Microsystems Llc ホール効果ベースのリニアモータコントローラ
JP2015169932A (ja) * 2014-03-11 2015-09-28 キヤノン株式会社 撮像装置、交換レンズ装置および撮像装置の制御プログラム
JP2016012140A (ja) * 2015-08-20 2016-01-21 オリンパス株式会社 光学機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014167637A (ja) * 2007-10-01 2014-09-11 Allegro Microsystems Llc ホール効果ベースのリニアモータコントローラ
JP2015169932A (ja) * 2014-03-11 2015-09-28 キヤノン株式会社 撮像装置、交換レンズ装置および撮像装置の制御プログラム
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