JP4562585B2 - 花粉吸着防止剤 - Google Patents

花粉吸着防止剤 Download PDF

Info

Publication number
JP4562585B2
JP4562585B2 JP2005144770A JP2005144770A JP4562585B2 JP 4562585 B2 JP4562585 B2 JP 4562585B2 JP 2005144770 A JP2005144770 A JP 2005144770A JP 2005144770 A JP2005144770 A JP 2005144770A JP 4562585 B2 JP4562585 B2 JP 4562585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
pollen
polymer
acrylic acid
phosphorylcholine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005144770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006002147A (ja
Inventor
如光 隅田
和之 宮沢
健一 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP2005144770A priority Critical patent/JP4562585B2/ja
Publication of JP2006002147A publication Critical patent/JP2006002147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4562585B2 publication Critical patent/JP4562585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

本発明は花粉吸着防止剤に関する。さらに詳しくは、毛髪や衣類等に塗布・噴霧することによって、これら毛髪や衣類等への花粉の吸着を未然に、簡便かつ積極的に防止する花粉吸着防止剤に関する。
近年、日本人の約10人に1人、都会では5人に1人が花粉症にかかっているといわれ、いまや花粉症は国民病とまでいわれるほど患者がふえている。そのため花粉症治療剤等が数多く販売されているが、これといって画期的な効力を発揮するものはない。
一方、予防策として、できるだけ花粉を遠ざける環境を維持する方策が挙げられ、例えば、外出から帰ったら衣服を払って、衣服に付着した花粉を落としてから家に入る、ふとんを干した後は、掃除機でふとんを吸引して花粉を吸い取る、等の方法で対処する、などの方法が講じられている。また特開2003−213541号公報(特許文献1)では、衣服の織り方を工夫して、糸の総繊度、単糸繊度、隣接する糸同士の隙間、織物表面粗さ、摩擦帯電圧等を所定の範囲値にコントロールして、衣服への花粉の吸着を防止しようとする技術も提案されているが、この場合、上述した特定の織り方をした織物を使用しなければならならず、使用上での制限がある。
なお、特開2004−068174号公報(特許文献2)に、特定範囲の分子量および表面張力を示す、ホスホリルコリン類似基含有重合体またはポリアルキレングリコール誘導体の重合体を含有する繊維刺激抑制剤が記載されている。該文献には、従来、ホスホリルコリン類似基含有重合体が陰イオン界面活性剤の細胞毒性を緩和する効果があること、ホスホリルコリン類似基含有重合体を貴金属などの装飾品に塗布して金属アレルギーなどの刺激を低減すること、等が知られていたものの、特定の種類のホスホリルコリン類似含有重合体で繊維を処理することで特異的に繊維の刺激が低減されることについては知られていなかったところ(段落番号[0004]〜[0005])、特定範囲の分子量および表面張力を示す、ホスホリルコリン類似基含有重合体またはポリアルキレングリコール誘導体の重合体を繊維に含浸させると、元来刺激のある繊維あるいは刺激物質が付着した繊維でも刺激が抑制されるとの知見を得て発明をなしたということが記載されている(段落番号[0005]〜[0007])。そして、上記重合体を含む繊維刺激抑制剤で繊維を処理することにより、洗濯後に残留した洗剤や柔軟剤による皮膚刺激や、花粉やダニ等に由来するアレルゲン物質によるアレルギー反応を低減すること、したがって該文献の繊維刺激抑制剤により処理した繊維は、特に肌着、下着、Yシャツ、靴下、ストッキング等のヒトの皮膚に直接接触しやすい部位に使用される繊維として利用することが効果的であるということ、等が記載されている(段落番号[0047])。
これに対し本願発明は、特定の両性イオン基を有するモノマーユニット、および/または、特定のアニオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマーが、花粉が毛髪や衣服等に吸着することを防止する作用・効果を有することを見出したことによりなされたものであり、特許文献2に記載の発明と本願発明とはその技術的思想が全く異なる。本願発明製剤を噴霧・塗布する繊維は、特許文献2に記載の繊維刺激抑制剤とは異なり、できるだけ大気に露出した部位(上着表面、帽子、など)や、毛髪等への噴霧・塗布が効果的である。
特開2003−213541号公報 特開2004−068174号公報(特許請求の範囲の欄、段落番号[0004]〜[0007]、[0047]等)
本願発明は上記従来の問題点を解決し、衣服や毛髪への花粉吸着を、簡便かつ積極的に防止する製剤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン、N−(メタ)アクリロイロキシアルキルN,N−ジアルキルアンモニウム−α−N−(アルキル)カルボキシベタイン、N−ホスホリルコリン−N’−アルキレンジオキシ−ビス−アルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルアンモニウム−α―N−アルキルスルホベタイン(メタ)アクリル酸の中から選ばれる1種または2種以上からなる両性イオン基を有するモノマーユニット、および/または、(メタ)アクリル酸またはその塩、2−(アクリルアミド)−2−アルキルプロパンスルホン酸またはその塩、2−(メタ)アクリロイロキシアルキレンオキシドリン酸またはその塩の中から選ばれる1種または2種以上からなるアニオン基を有するモノマーユニット(ただし上記各モノマーユニットにおいて、アルキルは炭素原子数1〜6の低級アルキルを示し、アルキレンは炭素原子数1〜6の低級アルキレンを示す。)、を構成単位として含むポリマーを含有する、花粉吸着防止剤を提供する。
また本発明は、上記ポリマーを0.001〜10質量%含有する、上記花粉吸着防止剤を提供する。
また本発明は、上記両性イオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマーが、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸―(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−1−(メタ)アクリロイロキシ2−ヒドロキシアルキル3−トリアルキルアンモニウム共重合体、N−(メタ)アクリロイロキシアルキルN,N−ジアルキルアンモニウム−α−N−(アルキル)カルボキシベタイン・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、N−ホスホリルコリン−N’−アルキレンジオキシ−ビス−アルキルアクリルアミド−N−イソアルキルアクリルアミド共重合体、ポリN,N−ジ(アルキル)アンモニウム−α―N−アルキルスルホベタイン(メタ)アクリル酸の中から選ばれる1種または2種以上である、上記花粉吸着防止剤を提供する。
また本発明は、上記アニオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマーが、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリ2−(アクリルアミド)−2−アルキルプロパンスルホン酸塩、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキルリン酸、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキレンオキシドリン酸の中から選ばれる1種または2種以上である、上記花粉吸着防止剤を提供する。
また本発明は、水、低級アルコールを少なくとも含み、所望によりさらに揮発性油を含む水溶液中に上記ポリマーを配合してスプレー剤として用いる、上記花粉吸着防止剤を提供する。
また本発明は、水、低級アルコールを少なくとも含み、所望によりさらに揮発性油を含む水溶液中に上記ポリマーを配合した原液と、噴射剤を含み、原液5〜95質量部に対して噴射剤95〜5質量部の割合で配合してエアゾールタイプのスプレー剤として用いる、上記花粉吸着防止剤を提供する。
また本発明は、上記花粉吸着防止剤を、花粉吸着防止対象物に塗布・噴霧して、花粉吸着防止対象物への花粉の吸着を未然に防止する、花粉吸着防止方法を提供する。
本発明により、毛髪や衣類等に塗布・噴霧することによって、これら毛髪や衣類等への花粉の吸着を簡便にかつ積極的に防止する花粉吸着防止剤が提供される。
本発明に係る花粉吸着防止剤は、ホスホベタイン基、カルボキシベタイン基、スルホベタイン基の中から選ばれる1種または2種以上の両性イオン基を有するモノマーユニット、および/または、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基の中から選ばれる1種または2種以上のアニオン基を有するモノマーユニット、を構成単位として含むポリマーを含有する。
[両性イオン基を有するモノマーユニット]
ホスホベタイン基としては下記一般式(I)で表される基が好ましく、カルボキシベタイン基としては下記一般式(II)で表される基が好ましく、スルホベタイン基としては下記一般式(III)で表される基が好ましい。
Figure 0004562585
(式(I)中、R1、R2、R3は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素原子数1〜6のアルキル基を表し、nは1〜6の整数を表す)
Figure 0004562585
(式(II)中、R4、R5は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素原子数1〜6のアルキル基を表し、mは1〜6の整数を表す)
Figure 0004562585
(式(III)中、R6、R7は、それぞれ独立に水素原子、あるいは炭素原子数1〜6のアルキル基を表し、kは1〜6の整数を表す)
両性イオン基を有するモノマーユニットとしては、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン、N−(メタ)アクリロイロキシアルキルN,N−ジアルキルアンモニウム−α−N−(アルキル)カルボキシベタイン、N−ホスホリルコリン−N’−アルキレンジオキシ−ビス−アルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルアンモニウム−α―N−アルキルスルホベタイン(メタ)アクリル酸などが好ましいものとして挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。上記において、「アルキル」は炭素数1〜6の低級アルキルが好ましく、「アルキレン」は炭素原子数1〜6の低級アルキレンが好ましく用いられる。
[アニオン基を有するモノマーユニット]
カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基の中から選ばれる1種または2種以上のアニオン基を有するモノマーユニットとしては、(メタ)アクリル酸またはその塩、2−(アクリルアミド)−2−アルキルプロパンスルホン酸またはその塩、2−(メタ)アクリロイロキシアルキレンオキシドリン酸またはその塩などが好ましいものとして挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。なお塩としては、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩、カリウム塩など)、アンモニウム塩(トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジニウム塩)などが好ましく用いられる。「アルキル」は炭素数1〜6の低級アルキルが好ましく、「アルキレン」は炭素原子数1〜6の低級アルキレンが好ましい。
[ポリマー]
本発明の花粉吸着防止剤に含まれるポリマーは、上記両性イオン基を有するモノマーユニットの重合体、上記アニオン基を有するモノマーユニットと他のモノマーユニットとの共重合体、上記両性イオン基を有するモノマーユニットと上記アニオン基を有するモノマーユニットとの共重合体、など種々の態様を採り得る。他のモノマーユニットとしては特に限定されるものでない。本発明ではポリマー中に両性イオン基を有するモノマーユニット、特にはホスホベタイン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むのが好ましい。
両性イオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマーとしては、例えば、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸―(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−1−(メタ)アクリロイロキシ2−ヒドロキシアルキル3−トリアルキルアンモニウム共重合体、N−(メタ)アクリロイロキシアルキルN,N−ジアルキルアンモニウム−α−N−(アルキル)カルボキシベタイン・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、N−ホスホリルコリン−N’−アルキレンジオキシ−ビス−アルキルアクリルアミド−N−イソアルキルアクリルアミド共重合体、ポリN,N−ジ(アルキル)アンモニウム−α―N−アルキルスルホベタイン(メタ)アクリル酸等が挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。上記において、「アルキル」は炭素数1〜6の低級アルキルが好ましく、「アルキレン」は炭素原子数1〜6の低級アルキレンが好ましい。
上記ポリマーの具体例として、2−(メタ)アクリロイロキシエチルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸ブチルエステル共重合体、N−(メタ)アクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタイン・(メタ)アクリル酸ヘキシルエステル共重合体、N−ホスホリルコリン−N’−エチレンジオキシ−ビス−イソプロピルアクリルアミド−N−イソプロピルアクリルアミド共重合体、N−(メタ)アクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・(メタ)アクリル酸ブチルエステル共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシエチルホスホリルコリン−1−(メタ)アクリロイロキシ2−ヒドロキシプロピル3−トリメチルアンモニウム共重合体、ポリN,N−ジメチルアンモニウム−α―N−メチルスルホベタイン(メタ)アクリル酸などが挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。
該両性イオン基を含むモノマーユニットを構成単位として含むポリマーとしては、例えば「ユカフォーマーAM−75」(三菱化学(株)製品)等として市販されており、これらを好適に用いることができる。
アニオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマーとしては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリ2−(アクリルアミド)−2−アルキルプロパンスルホン酸塩、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキルリン酸、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキレンオキシドリン酸等が挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。塩としてはアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩、カリウム塩など)、アンモニウム塩(トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジニウム塩)等が好ましい。
上記ポリマーの具体例として、ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ2−(アクリルアミド)−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチルリン酸、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシエチレンオキシドリン酸などが挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。
該アニオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマーとしては、例えば「Lipidure−PMB」(日本油脂(株)製)等として市販されており、これらを好適に用いることができる。
本発明花粉吸着防止剤の剤型は、スプレー、ローション等、任意の剤型とすることができ、特に限定されるものではないが、使用性等の点からスプレーとして用いるのが好ましい。
スプレーとして用いる場合、水、低級アルコール(例えばエチルアルコール等)、さらには所望により揮発性油(低沸点鎖状シリコーン油や環状シリコーン油、低沸点イソパラフィン系炭化水素油など)を含む水溶液を原液として用い、該原液中に上記両性イオン基を有するポリマー、アニオン基を有するポリマーを配合するのが好ましい。
また、エアゾールタイプのスプレーとして用いる場合、上記ポリマーを配合した原液を噴射剤とともにエアゾール容器に加圧封入する。噴射剤としては、プロパン、ブタンおよびイソブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)および炭酸ガス、窒素ガス等の圧縮ガス等の単独またはそれらの混合物を使用することができる。中でも液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)等が好ましく用いられる。原液と噴射剤との配合比は、原液5〜95質量部に対して噴射剤95〜5質量部であれば調整でき、30〜70質量部に対して、70〜30質量部であることが好ましい。
本発明花粉吸着防止剤において、上記ポリマーの配合量は、花粉吸着防止剤全量中に0.001〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜10質量%である。
本発明花粉吸着防止剤には、本発明の効果を損なわない質的、量的範囲内で、必要に応じて、さらに、高級アルコール、酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属封鎖剤、保湿剤、香料、防腐剤、界面活性剤、消臭剤(例えばシリカゲル等)、固着剤等や、上記両性イオン基、アニオン基以外のイオン基、すなわち例えばカチオン系ポリマー、ノニオン系ポリマーや、シリコン系ポリマー等を配合してもよい。
本発明花粉吸着防止剤の使用方法としては、例えばスプレーの場合、花粉吸着を防止したい対象物(衣服、毛髪、など)にあらかじめ噴霧しておくことにより、これら対象物への花粉の吸着を積極的に防止することができる。これにより、例えば従来、外出から帰ったら衣服を払って、衣服に付着した花粉を落としてから家に入る、ふとんを干した後は、掃除機でふとんを吸引して花粉を吸い取る、等の方法で花粉の家の中への持込み・侵入をふせいでいたのを、あらかじめ衣服、ふとん等に本願発明花粉吸着防止剤をスプレー噴霧しておくことにより、花粉の吸着を防止することができ、花粉の家の中への持込み・浸入を容易かつ簡便に防ぐことができる。
また本発明の花粉吸着防止剤による花粉吸着防止効果は持続性に優れる一方、洗浄等により容易に除去することができる。また噴霧による使用感の変化(べたつき等)もなく使用感にも優れる。
噴霧・塗布は花粉に接触しやすい部位(例えば衣服であれば上着等)に塗布・噴霧するのが好ましい。
吸着を防止する花粉は、スギ、ブタクサ等の花粉が一例として挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り、その成分が配合される系に対する質量%で示す。
〈ポリマー〉
ポリマーとして以下の各ポリマーを用いた。
[両性イオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマー]
ポリマー1: 2−メタクリロイロキシエチルホスホリルコリン−メタクリル酸ブチルエステル共重合体
ポリマー2: N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタイン・メタクリル酸ヘキシルエステル共重合体
[アニオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマー]
ポリマー3: ポリアクリル酸ナトリウム
ポリマー4: ポリ2−(アクリルアミド)−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム
[カチオン系ポリマー]
ポリマー5: ポリリジン
ポリマー6: ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル
[シリコン系ポリマー]
ポリマー7: ポリジメチルシロキサン
[ノニオン系ポリマー]
ポリマー8: ポリメタクリル酸メチル
(実施例1)
ポリマー1の濃度を0.0001、0001、0.01、0.1、1.0、10質量%濃度で配合した溶液(ポリマー溶液)を調製した。
それぞれのポリマー溶液100mL中に、それぞれ市販品マスク(不織布使用)を60秒間浸漬した後、該マスクを取り出し、これを室温で一晩放置して乾燥させたものを試料とした。
これら試料と、スギ花粉10mgを容器内に入れて密閉し、30分間振盪した後、試料を取り出し、光学顕微鏡で観察し、試料表面に吸着したスギ花粉数(1mm2あたり個数)を調べた。試験を3回行い、その平均値をとった。結果を表1に示す。
Figure 0004562585
表1に示す結果から明らかなように、ポリマー溶液の配合濃度は0.001〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜10質量%である。
(実施例2)
上記ポリマー1〜8を、それぞれエタノールに0.1質量%濃度で配合した溶液(ポリマー溶液)を調製した。
これらポリマー溶液100mL中に、それぞれ市販品マスク(不織布使用)を60秒間浸漬した後、該マスクを取り出し、これを室温で一晩放置して乾燥させたものを試料とした。なお、ポリマー液への浸漬を行わない未処理のマスクを対照試料とした。
これら試料と、スギ花粉10mgを容器内に入れて密閉し、30分間振盪した後、試料を取り出し、光学顕微鏡で観察し、試料表面に吸着したスギ花粉数(1mm2あたり個数)を調べた。試験を3回行い、その平均値をとった。結果を表2に示す。
Figure 0004562585
上記表2に示す結果から明らかなように、両性イオン系ポリマー(両性イオン基を有するポリマー)、アニオン系ポリマー(アニオン基を有するポリマー)を用いたものでは、極めて優れた花粉の吸着防止効果が得られた。
以下に本発明花粉吸着防止剤の処方例として実施例3〜12を示す。
(実施例3 エアゾールスプレー)
(配 合 成 分) (質量%)
ポリアクリル酸ナトリウム 0.1
セチルアルコール 0.1
エチルアルコール 50.0
精製水 10.0
香料 適 量
キレート剤 適 量
ジメチルエーテル(噴射剤) 残 部
(実施例4 エアゾールスプレー)
(配 合 成 分) (質量%)
2−(メタ)アクリロイロキシエチルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸
−(メタ)アクリル酸ブチルエステル共重合体 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.1
エチルアルコール 50.0
精製水 10.0
香料 適 量
ジメチルエーテル(噴射剤) 残 部
(実施例5 エアゾールスプレー)
(配 合 成 分) (質量%)
N−ホスホリルコリン−N’−エチレンジオキシ−ビス−イソプロピル
アクリルアミド−N−イソプロピルアクリルアミド共重合体 0.1
エチルアルコール 35.0
精製水 10.0
シリカゲル 1.0
液化プロパンガス(噴射剤) 残 部
(実施例6 エアゾールスプレー)
(配 合 成 分) (質量%)
N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−
メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ブチルエステル共重合体 2.0
ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール−25/30コポリマー 0.5
エチルアルコール 35.0
精製水 10.0
窒素ガス(噴射剤) 残 部
(実施例7 ミストスプレー)
(配 合 成 分) (質量%)
2−メタクリロイロキシエチルホスホリルコリン−1−メタクリロイロキシ
2−ヒドロキシプロピル3−トリメチルアンモニウム共重合体 0.1
エチルアルコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
1,3−ブチレングリコール 10.0
精製水 残 部
(実施例8 ローション)
(配 合 成 分) (質量%)
2−メタクリロイロキシエチルホスホリルコリン−メタクリル酸ブチル
エステル共重合体 0.3
ポリアクリル酸ナトリウム 0.1
エチルアルコール 2.0
フェノキシエタノール 0.2
1,3−ブチレングリコール 10.0
ナイロンパウダー 1.0
亜鉛華 1.0
精製水 残 部
(実施例9 スプレー)
(配 合 成 分) (質量%)
2−メタクリロイロキシエチルホスホリルコリン−1−メタクリロイロキシ
2−ヒドロキシプロピル3−トリメチルアンモニウム共重合体 0.2
N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−
メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ブチルエステル共重合体 2.0
エチルアルコール 12.0
フェノキシエタノール 0.2
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体
1.0
精製水 残 部
(実施例10 スプレー)
(配 合 成 分) (質量%)
2−メタクリロイロキシエチルホスホリルコリン−1−メタクリロイロキシ
2−ヒドロキシプロピル3−トリメチルアンモニウム共重合体 0.2
ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール−25/30コポリマー 0.2
エチルアルコール 30.0
フェノキシエタノール 0.2
精製水 残 部
(実施例11 ローション)
(配 合 成 分) (質量%)
2−メタクリロイロキシエチルホスホリルコリン−メタクリル酸ブチル
エステル共重合体 0.3
酸化チタン 2.0
スルホ石炭酸亜鉛 0.2
フェノキシエタノール 0.2
アスコルビン酸2−グルコシド 2.0
クエン酸 適 量
水酸化カリウム 適 量
精製水 残 部
(実施例12 スプレー)
(配 合 成 分) (質量%)
2−メタクリロイロキシエチルホスホリルコリン−1−メタクリロイロキシ
2−ヒドロキシプロピル3−トリメチルアンモニウム共重合体 0.1
エタノール 40.0
POEオレイルアルコールエーテル 0.2
フェノキシエタノール 0.2
2−エチルヘキシルステアレート 2.0
2−ヒドロキシー4−メトキシベンゾフェノンジベンゾイルメタン誘導体 2.0
精製水 残 部

Claims (9)

  1. 2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン、N−(メタ)アクリロイロキシアルキルN,N−ジアルキルアンモニウム−α−N−(アルキル)カルボキシベタイン、N−ホスホリルコリン−N’−アルキレンジオキシ−ビス−アルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルアンモニウム−α―N−アルキルスルホベタイン(メタ)アクリル酸の中から選ばれる1種または2種以上からなる両性イオン基を有するモノマーユニット、および/または、(メタ)アクリル酸またはその塩、2−(アクリルアミド)−2−アルキルプロパンスルホン酸またはその塩、2−(メタ)アクリロイロキシアルキレンオキシドリン酸またはその塩の中から選ばれる1種または2種以上からなるアニオン基を有するモノマーユニット(ただし上記各モノマーユニットにおいて、アルキルは炭素原子数1〜6の低級アルキルを示し、アルキレンは炭素原子数1〜6の低級アルキレンを示す。)、を構成単位として含むポリマーを含有する、花粉吸着防止剤。
  2. 上記ポリマーを0.001〜10質量%含有する、請求項1記載の花粉吸着防止剤。
  3. 上記両性イオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマーが、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、2−(メタ)アクリロイロキシアルキルホスホリルコリン−1−(メタ)アクリロイロキシ2−ヒドロキシアルキル3−トリアルキルアンモニウム共重合体、N−(メタ)アクリロイロキシアルキルN,N−ジアルキルアンモニウム−α−N−(アルキル)カルボキシベタイン・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、N−ホスホリルコリン−N’−アルキレンジオキシ−ビス−アルキルアクリルアミド−N−イソアルキルアクリルアミド共重合体、ポリN,N−ジ(アルキル)アンモニウム−α―N−アルキルスルホベタイン(メタ)アクリル酸の中から選ばれる1種または2種以上である、請求項1または2記載の花粉吸着防止剤。
  4. 上記アニオン基を有するモノマーユニットを構成単位として含むポリマーが、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリ2−(アクリルアミド)−2−アルキルプロパンスルホン酸塩、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキルリン酸、ポリ2−(メタ)アクリロイロキシアルキレンオキシドリン酸の中から選ばれる1種または2種以上である、請求項1〜のいずれか1項に記載の花粉吸着防止剤。
  5. 水、エタノールを少なくとも含む水溶液中に上記ポリマーを配合してスプレー剤として用いる、請求項1〜のいずれか1項に記載の花粉吸着防止剤。
  6. 水、エタノールを少なくとも含む水溶液中にさらに揮発性油を含む、請求項5記載の花粉吸着防止剤。
  7. 水、エタノールを少なくとも含む水溶液中に上記ポリマーを配合した原液と、噴射剤を含み、原液5〜95質量部に対して噴射剤95〜5質量部の割合で配合してエアゾールタイプのスプレー剤として用いる、請求項1〜のいずれか1項に記載の花粉吸着防止剤。
  8. 水、エタノールを少なくとも含む水溶液中にさらに揮発性油を含む、請求項7記載の花粉吸着防止剤。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の花粉吸着防止剤を、花粉吸着防止対象物に塗布・噴霧して、花粉吸着防止対象物への花粉の吸着を防止する、花粉吸着防止方法。
JP2005144770A 2004-05-18 2005-05-17 花粉吸着防止剤 Active JP4562585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005144770A JP4562585B2 (ja) 2004-05-18 2005-05-17 花粉吸着防止剤

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004148071 2004-05-18
JP2005144770A JP4562585B2 (ja) 2004-05-18 2005-05-17 花粉吸着防止剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006002147A JP2006002147A (ja) 2006-01-05
JP4562585B2 true JP4562585B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=35770801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005144770A Active JP4562585B2 (ja) 2004-05-18 2005-05-17 花粉吸着防止剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4562585B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180006536A (ko) 2016-07-07 2018-01-18 코스맥스 주식회사 미세돌기 구조 형성에 의한 미세먼지 흡착방지용 화장료 조성물
KR20180014354A (ko) 2016-07-29 2018-02-08 코스맥스 주식회사 미세먼지 흡착 방지 및 피부장벽 강화용 화장료 조성물
WO2021132653A1 (ja) 2019-12-26 2021-07-01 日産化学株式会社 汚染防止材料
WO2022092284A1 (ja) 2020-10-30 2022-05-05 日産化学株式会社 脂質ペプチドとショ糖エステルを含む組成物

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4509741B2 (ja) * 2004-11-02 2010-07-21 花王株式会社 繊維製品の花粉付着防止剤
JP5119874B2 (ja) * 2007-11-13 2013-01-16 日油株式会社 カチオン性共重合体および毛髪用化粧料
JP5112467B2 (ja) * 2010-03-26 2013-01-09 花王株式会社 繊維製品の花粉付着防止剤
CN112449600B (zh) * 2018-07-20 2023-09-12 株式会社资生堂 防空气中微粒附着用组合物
JP7215302B2 (ja) * 2019-04-02 2023-01-31 日油株式会社 マスク用組成物
JP7427213B2 (ja) * 2019-06-17 2024-02-05 株式会社クラブコスメチックス 微粒子付着防止剤
CN114402004B (zh) * 2019-08-26 2023-10-24 国立大学法人富山大学 防微粒吸附聚合物
KR20210072720A (ko) * 2019-12-09 2021-06-17 니치유 가부시키가이샤 소프트 콘택트렌즈용 화분 흡착 억제제 및 화분 단백 흡착 억제제
JP2021138630A (ja) * 2020-03-03 2021-09-16 株式会社ファンケル アレルゲン付着防止剤
JP6916560B1 (ja) * 2020-12-08 2021-08-11 ワミレスコスメティックス株式会社 微粒子の吸着および反発剤
WO2022255487A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社 資生堂 マスク処理用組成物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004068174A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Nof Corp 繊維用刺激抑制剤、組成物、処理方法および低刺激性繊維
JP2004189762A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Kao Corp 衣料に付着した花粉の除去方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09315949A (ja) * 1996-05-29 1997-12-09 Pola Chem Ind Inc 刺激防御剤及びそれを含有する刺激防御用の化粧料
JPH11246416A (ja) * 1998-03-05 1999-09-14 Nof Corp 点鼻用添加剤及び点鼻薬

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004068174A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Nof Corp 繊維用刺激抑制剤、組成物、処理方法および低刺激性繊維
JP2004189762A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Kao Corp 衣料に付着した花粉の除去方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180006536A (ko) 2016-07-07 2018-01-18 코스맥스 주식회사 미세돌기 구조 형성에 의한 미세먼지 흡착방지용 화장료 조성물
KR20180014354A (ko) 2016-07-29 2018-02-08 코스맥스 주식회사 미세먼지 흡착 방지 및 피부장벽 강화용 화장료 조성물
WO2021132653A1 (ja) 2019-12-26 2021-07-01 日産化学株式会社 汚染防止材料
KR20220120556A (ko) 2019-12-26 2022-08-30 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 오염방지재료
WO2022092284A1 (ja) 2020-10-30 2022-05-05 日産化学株式会社 脂質ペプチドとショ糖エステルを含む組成物
KR20230098211A (ko) 2020-10-30 2023-07-03 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 지질펩티드와 자당에스테르를 포함하는 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006002147A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4562585B2 (ja) 花粉吸着防止剤
KR100190333B1 (ko) 모발용 컨디셔닝 조성물 및 세정제
CA2190833A1 (en) Detergent composition
US20140349903A1 (en) Deodorizing and skin cleaning
JP2019510037A (ja) 抗菌ペプチド刺激性洗浄組成物
JP5832118B2 (ja) 粉体含有化粧料
JP2013014539A (ja) 保湿化粧料
JPH0341015A (ja) 毛髪化粧料
JP2018016625A (ja) 頭皮用クレンジング化粧料
JPH04308522A (ja) 2剤式毛髪処理剤組成物及び毛髪処理方法
WO1999053896A1 (fr) Serviette de nettoyage
JP2000191514A (ja) 皮脂除去剤組成物
RU2207841C2 (ru) Композиции с антиферментативным действием, содержащие этилендиаминдиянтарную кислоту
JP4625893B1 (ja) 毛髪処理剤
JP2003252730A (ja) 毛髪化粧料
WO2001035905A3 (en) Personal care articles comprising cationic polymer coacervate compositions
JP3234402B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP3496387B2 (ja) 毛髪化粧料
JPH04230618A (ja) 毛髪の洗浄・処理組成物
JP3251909B2 (ja) 皮膚洗浄剤
JP3517071B2 (ja) 毛髪化粧料
EP3890694A1 (en) Hair care composition for cleansing and refreshing the hair and the scalp
JP2000128757A (ja) 皮脂除去剤組成物
GB2344827A (en) Deodorising cleaner
GB2414394A (en) Use of a catamenial tampon which comprises a non-ionic surfactant for the treatment of vaginal malodour

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4562585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250