JPH11246416A - 点鼻用添加剤及び点鼻薬 - Google Patents

点鼻用添加剤及び点鼻薬

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JPH11246416A
JPH11246416A JP5351198A JP5351198A JPH11246416A JP H11246416 A JPH11246416 A JP H11246416A JP 5351198 A JP5351198 A JP 5351198A JP 5351198 A JP5351198 A JP 5351198A JP H11246416 A JPH11246416 A JP H11246416A
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JP
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nasal drop
meth
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nasal
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Application number
JP5351198A
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English (en)
Inventor
Takeshi Miyazaki
剛 宮崎
Shinji Nakada
伸治 中田
Ryota Ando
亮太 安藤
Norio Nakabayashi
宣男 中林
Kazuhiko Ishihara
一彦 石原
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NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保湿効果をもたらし、鼻孔中の粘膜の乾燥を防
ぎ、鼻孔を外気から保護することにより、鼻炎やアレル
ギー性過敏症を予防し、またこれらの症状を治療又は緩
和することができる点鼻用添加剤及び点鼻薬を提供す
る。 【解決手段】下記一般式(1) 【化1】 (R1、R2及びR3:H又はC1〜4のアルキル基、m
は2〜4の整数)で表されるホスホリルコリン類似基を
側鎖に有する重合体からなる点鼻用添加剤及びこれを含
む点鼻薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保湿性を有し、鼻
炎やアレルギー性過敏症の症状の予防、治療及び緩和に
使用できる点鼻用添加剤及び点鼻薬に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、耳鼻科において花粉症、ハウスダ
スト症等のアレルギー性の過敏症疾患が増加しているこ
とは周知の通りである。
【0003】これらのアレルギー性過敏症疾患や鼻炎の
症状の緩和のために、血管収縮剤、抗ヒスタミン剤、抗
炎症剤等を鼻孔中の粘膜上へ局所投与する点鼻薬が用い
られている。しかしながら、これらの点鼻薬は患部にお
ける薬物の滞留時間が短いため、十分な効果が得られな
いという問題点がある。
【0004】また、抗炎症剤、抗アレルギー剤等の薬物
を鼻孔中の粘膜上に長く滞留させることを目的として、
これらをリポソームに内包させた点鼻薬が提案されてい
る(特表平2−501730号公報、国際公開特許WO
96/19211号公報)。しかし、リポソームを使用
した点鼻薬は、リポソームの安定性が悪いため長期保存
後での効果が十分ではない。
【0005】また、これらの点鼻薬は、いずれも、鼻孔
中の粘膜を保湿する効果は有していない。
【0006】ところで、2−メタクリロイルオキシエチ
ルホスホリルコリン(以下MPCと略す)を重合してな
る重合体は、物品の表面を被覆することにより、その表
面に 蛋白質が付着しにくい(例えば、高分子論文集、第4
6巻、第591頁、1989年)、 蛋白質と接触したときに蛋白質変性を誘起しない(生
体材料、第9巻、第243頁、1991年)、 優れた抗血栓性(K. Ishihara et al., J.Biomed.Met
er.Res., 26, 1543(1992)) 等の優れた生体適合性を付与できることが知られてい
る。また、特開平5−40321号公報には、2−メタ
クリロイルオキシホスホリルコリンからなる高分子が、
これを含む組成物を皮膚に塗布することにより角質層を
保護する膜を形成し、優れた保湿効果を発現することが
開示されている。しかしながら、この高分子を点鼻薬と
して使用することは従来知られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、保湿
効果をもたらし、鼻孔中の粘膜の乾燥を防ぎ、鼻孔を外
気から保護することにより、鼻炎やアレルギー性過敏症
を予防し、またこれらの症状を治療又は緩和することが
できる点鼻用添加剤及び点鼻薬を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式(1)
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R1、R2及びR3は、同一又は異
なる基であって水素原子又は炭素数1〜4のアルキル
基、mは2〜4の整数を示す。)で表されるホスホリル
コリン類似基を側鎖に有する重合体からなる点鼻用添加
剤が提供される。
【0011】また、本発明によれば、前記重合体が、下
記一般式(2)
【0012】
【化7】
【0013】(式中、R1、R2及びR3は、同一又は異
なる基であって水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
を示し、R4は水素原子又はメチル基を示し、R5は−
(BO)n−B−で表される基(ここでBは炭素数2〜
12のアルキレン基を示し、nは0〜10の整数を示
す。)を示し、mは2〜4の整数を示す。)で表される
ホスホリルコリン類似基含有単量体の単独重合体、又は
前記単量体及び前記単量体と共重合可能な他の単量体の
共重合体である前記点鼻用添加剤が提供される。
【0014】さらに本発明によれば、前記重合体が、構
成単位(a)として、下記一般式(3)
【0015】
【化8】
【0016】(式中、R1、R2及びR3は、同一又は異
なる基であって水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
を示し、R4は水素原子又はメチル基を示し、R5は−
(BO)n−B−で表される基(ここでBは炭素数2〜
12のアルキレン基を示し、nは0〜10の整数を示
す。)を示し、mは2〜4の整数を示す。)で表される
構成単位、及び構成単位(b)として、前記一般式
(3)で表される構成単位以外の構成単位を有し、前記
構成単位(a)及び構成単位(b)の合計に対する前記
構成単位(a)の割合が10〜100モル%である前記
点鼻用添加剤が提供される。
【0017】さらに本発明によれば、前記重合体が、下
記式(4)
【0018】
【化9】
【0019】で表される2−メタクリロイルオキシエチ
ルホスホリルコリンの単独重合体、又は2−メタクリロ
イルオキシエチルホスホリルコリンと、これと共重合可
能な2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
以外の単量体との共重合体である前記点鼻用添加剤が提
供される。
【0020】さらに本発明によれば、前記重合体が、構
成単位(a)として、下記式(5)
【0021】
【化10】
【0022】で表される構成単位、及び構成単位(b)
として、前記式(5)で表される構成単位以外の構成単
位を有し、前記構成単位(a)及び構成単位(b)の合
計に対する前記構成単位(a)の割合が10〜100モ
ル%であり、且つ重量平均分子量1,000〜10,0
00,000であることを特徴とする前記点鼻用添加剤
が提供される。
【0023】さらに本発明によれば、前記点鼻用添加剤
を含む点鼻薬が提供される。
【0024】さらに本発明によれば、前記点鼻用添加剤
の含有割合が0.0001〜40重量%である前記点鼻
薬が提供される。
【0025】さらに本発明によれば、pHが3〜9であ
り、対生理的食塩水浸透圧比が2.5以下である前記点
鼻薬が提供される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の点鼻用添加剤は、前記一
般式(1)で表されるホスホリルコリン類似基を側鎖に
有する重合体(以下、PC−1重合体と略す)からな
る。
【0027】前記一般式(1)中、R1、R2及びR
3は、同一又は異なる基であって水素原子又は炭素数1
〜4のアルキル基を示し、mは2〜4の整数を示す。R
1、R2及びR3の炭素数が5以上の場合原料が入手困難
であり、またmが1又は5以上の場合は合成が困難であ
る。
【0028】前記PC−1重合体としては、前記一般式
(2)で表されるホスホリルコリン類似基を有する単量
体(以下、PC−1単量体と略す)若しくは前記一般式
(1)で表されるホスホリルコリン類似基を1〜2個有
するマレイン酸、フマル酸、イタコン酸のエステル等の
単量体の単独重合体、又はこれらの単量体及びこれらの
単量体と共重合可能な他の単量体の共重合体を挙げるこ
とができる。
【0029】前記PC−1単量体としては、具体的には
例えば、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2’
−(トリメチルアンモニオ)エチルホスフェート、3−
(メタ)アクリロイルオキシプロピル−2’−(トリメ
チルアンモニオ)エチルホスフェート、4−(メタ)ア
クリロイルオキシブチル−2’−(トリメチルアンモニ
オ)エチルホスフェート、5−(メタ)アクリロイルオ
キシペンチル−2’−(トリメチルアンモニオ)エチル
ホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル
−2’−(トリエチルアンモニオ)エチルホスフェー
ト、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−2’−
(トリエチルアンモニオ)エチルホスフェート、4−
(メタ)アクリロイルオキシブチル−2’−(トリエチ
ルアンモニオ)エチルホスフェート、5−(メタ)アク
リロイルオキシペンチル−2’−(トリエチルアンモニ
オ)エチルホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオ
キシエチル−2’−(トリプロピルアンモニオ)エチル
ホスフェート、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ル−2’−(トリプロピルアンモニオ)エチルホスフェ
ート、4−(メタ)アクリロイルオキシブチル−2’−
(トリプロピルアンモニオ)エチルホスフェート、5−
(メタ)アクリロイルオキシペンチル−2’−(トリプ
ロピルアンモニオ)エチルホスフェート、2−(メタ)
アクリロイルオキシエチル−2’−(トリブチルアンモ
ニオ)エチルホスフェート、3−(メタ)アクリロイル
オキシプロピル−2’−(トリブチルアンモニオ)エチ
ルホスフェート、4−(メタ)アクリロイルオキシブチ
ル−2’−(トリブチルアンモニオ)エチルホスフェー
ト、5−(メタ)アクリロイルオキシペンチル−2’−
(トリブチルアンモニオ)エチルホスフェート、2−
(メタ)アクリロイルオキシエチル−3’−(トリメチ
ルアンモニオ)プロピルホスフェート、2−(メタ)ア
クリロイルオキシエチル−4’−(トリメチルアンモニ
オ)ブチルホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオ
キシエチル−3’−(トリエチルアンモニオ)プロピル
ホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル
−4’−(トリエチルアンモニオ)ブチルホスフェー
ト、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−3’−
(トリプロピルアンモニオ)プロピルホスフェート、2
−(メタ)アクリロイルオキシエチル−4’−(トリプ
ロピルアンモニオ)ブチルホスフェート、2−(メタ)
アクリロイルオキシエチル−3’−(トリブチルアンモ
ニオ)プロピルホスフェート、2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル−4’−(トリブチルアンモニオ)ブチ
ルホスフェート、3−(メタ)アクリロイルオキシプロ
ピル−3’−(トリメチルアンモニオ)プロピルホスフ
ェート、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−
4’−(トリメチルアンモニオ)ブチルホスフェート、
3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−3’−(ト
リエチルアンモニオ)プロピルホスフェート、3−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピル−4’−トリエチルア
ンモニオ)ブチルホスフェート、3−(メタ)アクリロ
イルオキシプロピル−3’−(トリプロピルアンモニ
オ)プロピルホスフェート、3−(メタ)アクリロイル
オキシプロピル−4’−(トリプロピルアンモニオ)ブ
チルホスフェート、3−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピル−3’−(トリブチルアンモニオ)プロピルホス
フェート、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−
4’−(トリブチルアンモニオ)ブチルホスフェート、
4−(メタ)アクリロイルオキシブチル−3’−(トリ
メチルアンモニオ)プロピルホスフェート、4−(メ
タ)アクリロイルオキシブチル−4’−(トリメチルア
ンモニオ)ブチルホスフェート、4−(メタ)アクリロ
イルオキシブチル−3’−(トリエチルアンモニオ)プ
ロピルホスフェート、4−(メタ)アクリロイルオキシ
ブチル−4’−(トリエチルアンモニオ)ブチルホスフ
ェート、4−(メタ)アクリロイルオキシブチル−3’
−(トリプロピルアンモニオ)プロピルホスフェート、
4−(メタ)アクリロイルオキシブチル−4’−(トリ
プロピルアンモニオ)ブチルホスフェート、4−(メ
タ)アクリロイルオキシブチル−3’−(トリブチルア
ンモニオ)プロピルホスフェート、4−(メタ)アクリ
ロイルオキシブチル−4’−(トリブチルアンモニオ)
ブチルホスフェート、又はこれらの混合物等が挙げられ
る。特に前記式(4)で表される化合物である2−メタ
クリロイルオキシエチルホスホリルコリン(即ち2−メ
タクリロイルオキシエチル−2’−(トリエチルアンモ
ニオ)エチルホスフェート)が、入手性等の点から好ま
しい。
【0030】また、PC−1と共重合可能な他の単量体
としては、具体的には例えばスチレン、メチルスチレ
ン、クロロスチレン等のスチレン系単量体;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ビニルピバレート等のビニル
エステル系単量体;メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレ
ート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリ
レート、ステアリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)ア
クリレート等の(メタ)アクリル酸エステル系単量体;
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)ア
クリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド、(メタ)アクリロイルモルホリン等の(メ
タ)アクリルアミド系単量体;エチルビニルエーテル、
n−ブチルビニルエーテル等のビニルエーテル系単量
体;(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸ナトリウ
ム塩、イタコン酸、イタコン酸ナトリウム塩、N−ビニ
ルピロリドン等を挙げることができ、好ましくは、メチ
ル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等を挙げること
ができる。これらの単量体は、単独又は混合物として用
いることができる。また、グリセリンジ(メタ)アクリ
レート、ポリオキシエチレンジ(メタ)アクリレート等
の2官能性の単量体を、重合時のゲル化を生じない程度
少量併せて用いてもよい。
【0031】本発明の点鼻用添加剤としては、好ましく
は、構成単位(a)として前記一般式(3)で表される
構成単位、及び構成単位(b)として前記一般式(3)
で表される構成単位以外の構成単位を有する重合体から
なるものを挙げることができる。
【0032】前記構成単位(a)としては、具体的には
例えば前記PC−1単量体の具体例として列挙したもの
を重合して得られる構成単位、好ましくは、前記式
(5)で表される構成単位を挙げることができる。ま
た、前記構成単位(b)としては、具体的には例えばP
C−1と共重合可能な他の単量体として上に列挙した各
種の単量体を重合した際に得られる構成単位等を挙げる
ことができ、好ましくはメチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート及び2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート並びにこれらの混合物からなる群より選択さ
れる単量体を重合した際に得られる構成単位を挙げるこ
とができる。
【0033】本発明の点鼻用添加剤における構成単位
(a)及び構成単位(b)の含有割合は、構成単位
(a)及び構成単位(b)の合計に対する構成単位
(a)の割合として、10〜100モル%、好ましくは
30〜90モル%であることが好ましい。構成単位
(a)の含有割合を10モル%以上とすることにより、
ホスホリルコリン類似基に由来する保湿性等の高い点鼻
用添加剤とすることができる。
【0034】本発明の点鼻用添加剤を構成する重合体の
分子量は、重量平均分子量として好ましくは1,000
〜10,000,000、さらに好ましくは5,000
〜2,000,000であることが望ましい。重量平均
分子量を1,000以上とすることにより、保湿性等の
期待される機能を発現することができ、また重量平均分
子量を10,000,000以下とすることにより、製
品の粘度を製造しやすい範囲内とすることができる。
【0035】本発明の点鼻用添加剤は、PC−1及び他
の単量体等の単量体成分をラジカル重合開始剤の存在
下、脱気条件下、あるいは窒素ガス、アルゴンガス、ヘ
リウムガス、二酸化炭素ガス等の不活性ガス置換又は雰
囲気中で、水、メタノール、エタノール等の溶媒中で加
熱あるいは光を照射することにより重合させることによ
り製造することができる。
【0036】前記重合開始剤としては、特に限定されず
通常のラジカル重合開始剤等を用いることができる。前
記ラジカル重合開始剤としては、具体的には例えば過酸
化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ジイソプロピルペル
オキシジカーボネート、t−ブチルペルオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、t−ブチルペルオキシピバレー
ト、t−ブチルペルオキシジイソブチレート等の有機過
酸化物;2−シアノ−2−プロピルアゾホルムアミド、
1,1−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二
塩酸塩、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、
2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチル
バレロニトリル)、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉
草酸)、2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,
2’−アゾビス(2−(5−メチル−2−イミダゾリン
−2−イル)プロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス
(2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン)二塩
酸塩、2,2’−アゾビス(2−(2−イミダゾリン−
2−イル)プロパン)、2,2’−アゾビス(2−メチ
ル−N−(1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル)
プロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(2−メチル
−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド)、
2、2’−アゾビスブチリルアミド二水和物、2,2’
−アゾビス(2−ヒドロキシメチル)プロピオニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペ
ンタン)等のアゾ系化合物;又は過硫酸アンモニウム等
の無機系過酸化物等が挙げられる。
【0037】前記重合を行う際のPC−1及び他の単量
体等の単量体成分の仕込み比は、モル比で10:90〜
100:0、好ましくは30:70〜90:10である
ことが望ましい。また、前記重合を行う際の前記重合開
始剤の仕込み比は、単量体成分の総量に対して、好まし
くは0.000001〜10重量%、さらに好ましくは
0.0001〜5重量%とすることができる。重合温度
は、−100〜150℃、好ましくは0〜100℃、さ
らに好ましくは30〜80℃とすることができる。重合
時間は、30分間〜100時間、好ましくは1〜24時
間とすることができる。
【0038】本発明の点鼻薬は、前記点鼻用添加剤を含
む。
【0039】本発明の点鼻薬中の前記点鼻用添加剤の含
有割合は、0.0001〜40重量%、好ましくは0.
001〜10重量%、さらに好ましくは0.01〜2重
量%であることが望ましい。0.0001重量以上とす
ることにより、保湿性等の期待される効果を発現するこ
とができ、また40重量%以下とすることにより、製品
の粘度を、角膜に物理的刺激を与えない低い値とするこ
とができる。
【0040】本発明の点鼻薬のpH及び浸透圧は、特に
限定されないが、液剤の場合においては、pHが3〜9
であり、浸透圧が、生理的食塩水に対する浸透圧比とし
て、2.5以下、好ましくは1.5以下であることが特
に好ましい。pH及び浸透圧をこの範囲内とすることに
より、投与時に鼻孔粘膜に強い刺激を与えない点鼻薬と
することができ好ましい。
【0041】本発明の点鼻薬の剤型は、特に限定されな
いが、水等の媒体中に溶解、懸濁、乳化等させた液剤の
剤型を挙げることができる。
【0042】本発明の点鼻薬は、必須成分である前記点
鼻用添加剤の他に、必要に応じて浸透圧調整剤、pH調
整剤、粘度調整剤、安定化剤、防腐剤等を含むことがで
きる。
【0043】前記浸透圧調整剤あるいはpH調整剤とし
ては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸マグネ
シウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸水素二カリウム、ホウ酸、ホウ砂、水酸化ナ
トリウム、塩酸等を用いることができる。
【0044】前記粘度調整剤としては、グリセリン、ポ
リビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン
(PVP)、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエ
チレングリコール、エチレングリコールとプロピレング
リコールのランダムあるいはブロック共重合体、ヒアル
ロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等の
天然又は合成の水溶性高分子等が挙げられる。
【0045】前記安定化剤としては、クエン酸、EDT
A−2−ナトリウム塩、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素
ナトリウム等が挙げられる。
【0046】前記防腐剤としては、特に限定されない
が、メチルパラベン、エチルパラベン等のパラオキシ安
息香酸エステル類や塩化ベンザルコニウム、グルコン酸
クロルヘキシジン等の逆性石鹸類、クロロブタノール、
フェニルエチルアルコール等のアルコール類、デヒドロ
酢酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム等
が好ましく挙げられる。
【0047】本発明の点鼻薬を長期保存する際には、防
腐剤を添加することなく、無菌状態で充填し密栓状態で
保存することが好ましい。前記密栓状態で保存する場
合、容量0.5〜3mlの使い捨てタイプの容器を用い
ることが好ましい。しかし、容器を開封後1日以上にわ
たり繰り返し使用する場合には、点鼻薬中に防腐剤を添
加してもよい。
【0048】本発明の点鼻薬の使用方法としては、鼻孔
中に噴霧する方法、液滴として添加する方法、又は綿棒
等に浸し鼻孔中に塗布する方法等が挙げられる。また、
液剤の剤型の本発明の点鼻薬を、同一容器又は別の容器
に充填した液化ガス又は圧縮ガスの圧力により必要時に
噴霧してエアゾール剤として使用することもできる。
【0049】本発明の点鼻薬を点鼻して投与する場合、
投与回数、投与量は特に限定されないが、例えば、通常
の点鼻薬と同様に、1日に1〜12回、1回に1〜6滴
点鼻することができる。
【0050】本発明の点鼻薬は、鼻炎やアレルギー性過
敏症の症状の治療及び緩和等に使用することができる。
本発明の点鼻薬は、本発明の点鼻用添加剤が優れた生体
適合性を有しているため、生体に適用した場合の毒性等
の副作用の発現は非常に低いものと考えられる。さら
に、本発明の点鼻薬は、リポソーム等の不安定な成分を
有していないので、長期保存することが可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明の点鼻用添加剤は、特定の側鎖を
有する重合体からなるので、点鼻薬として鼻孔粘膜に適
用した際に保護膜を形成し、保湿効果をもたらし、鼻孔
中の粘膜の乾燥を防ぎ、鼻孔を外気のアレルゲン等から
保護したり、鼻炎やアレルギー性過敏症の症状を治療又
は緩和することができ、しかも安定性が高く長期保存し
うる点鼻用添加剤として有用である。
【0052】また、本発明の点鼻薬は、前記特定の点鼻
用添加剤を含むので、鼻孔粘膜に適用した際に保護膜を
形成し、保湿効果をもたらし、鼻孔中の粘膜の乾燥を防
ぎ、鼻孔を外気のアレルゲン等から保護したり、鼻炎や
アレルギー性過敏症の症状を治療又は緩和することがで
き、しかも安定性が高く長期保存しうる点鼻薬として有
用である。
【0053】
【実施例】以下実施例によりさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0054】
【合成例1】単量体としてMPCを5.0g(16.9
mmol)、溶媒としてエタノール50ml、重合開始
剤としてアゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと
略す)25mg(全単量体100重量部に対して0.5
重量部)を用い、窒素気流下、55℃で6時間重合反応
を行った。反応終了後、アセトン2000ml中に沈殿
させ、さらにエタノールに溶解後アセトン2000ml
で再沈殿を行った後、60℃で24時間減圧乾燥を行
い、固形状白色の重合体を得た。得られた重合体は水溶
性であった。
【0055】収率及びGPC(展開溶媒;水、標準試
料;ポリエチレングリコール)による分子量の測定結果
を表1に示す。また、得られた重合体中のMPCに基づ
く構成単位の割合を、重合体中に含まれるリンを定量す
ることにより求めた。結果を表1に示す。
【0056】
【合成例2〜7】単量体及び重合開始剤として表1に示
す種類及び配合量の単量体及びAIBNを用い、また表
1に示す反応時間及び温度で反応を行った他は、合成例
1と同様に操作し、重合体を得、重合体中のMPCに基
づく構成単位の割合及び分子量を測定した。結果を表1
に示す。
【0057】
【表1】
【0058】なお、表中に用いた略号は以下の通りであ
る。
【0059】BHA;n−ブチルメタクリレート MMA;メチルメタクリレート HEMA;2−ヒドロキシエチルメタクリレート
【0060】
【実施例1】合成例1で合成し精製したMPCの重合体
1.0gを精製水99gに溶解して水溶液とした。これ
を0.2μmのメンブランフィルターで除菌処理して点
鼻薬を得た。得られた点鼻薬について、pH及び対生理
食塩水浸透圧比を測定した。結果を表2に示す。なお、
pHの測定は、JIS Z8802(1984)に準じ
て行い、対生理食塩水浸透圧比は、氷点測定法によるオ
ズモメーター(Fiske Model−110 マイ
クロサンプル・オズモメーター)を用いて測定した。
【0061】
【実施例2〜6】合成例1で合成し精製したMPCの重
合体1.0g及び精製水99gを配合する代わりに、表
2に示す種類及び量の重合体、NaCl及び精製水を配
合した他は、実施例1と同様に操作し、点鼻薬を得、p
H及び浸透圧比を測定した。結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】なお、表中合成1〜合成6は、それぞれ合
成例1〜6で合成し精製した重合体を用いたことを示
す。
【0064】
【実施例8】市販のアクリル板(大きさ;縦40mm×
横10mm×厚さ1mm)に実施例5で調製した点鼻薬
200μgを霧吹きにて塗布し、即座に生理食塩水10
0mlにて洗浄した。これを、動的接触角計(オリエン
タル工業(株)社製;DCA−10)を用い200ml
の蒸留水に50回浸漬−引き上げする操作を繰り返し
た。この浸漬の際、前進接触角を測定した結果、50回
の測定の平均値が23.5±1.8度であった。
【0065】このことから、アクリル板の表面に、本発
明の点鼻薬により保湿性を与えることができることが確
認できた。また、このアクリル板表面に与えられた保湿
性は50回もの浸漬−引き上げの繰り返し操作を経ても
安定であることが確認できた。
【0066】
【比較例1】点鼻薬の塗布を行わなかった他は実施例1
3と同様に操作し、点鼻薬で処理していないアクリル板
の前進接触角を測定した結果、89.0±2.2度であ
った
【0067】。
【実施例9】健常な被検者3名を、気温25℃、湿度2
0%にコントロールされた乾燥した室内に1時間置いた
直後に問診したところ、3名全員が鼻孔中の乾燥感及び
痛み等の症状を訴えた。
【0068】これらの被検者に、実施例1で調製した点
鼻薬を、1回の噴霧量が約0.1mlの噴霧ノズル付き
ボトルを用い、各名の鼻孔中に直接、1回の噴霧により
投与した。投与1時間後に再び問診したところ、全員に
ついて、鼻孔中の乾燥感及び痛み等の症状の消失がみら
れた。
【0069】
【比較例2】実施例9とは別の3名の健常な被検者につ
いて、点鼻薬の代わりに生理的食塩水を用いた他は同様
に操作し、問診を行った。
【0070】乾燥した室内から出た直後には実施例9と
同様に3名全員が鼻孔中の乾燥感及び痛み等の症状を訴
えた。しかしながら投与1時間後の問診では、全員につ
いて、症状の改善が見られなかった。
【0071】これらの実験結果より、本発明の点鼻薬
は、点鼻して投与した場合鼻孔粘膜の組織に保湿性を与
えることができ、鼻炎等の症状の緩和や治療に有効であ
ることが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 伸治 茨城県つくば市春日2−26−2 (72)発明者 安藤 亮太 茨城県つくば市春日2−26−2 (72)発明者 中林 宣男 千葉県松戸市小金原5−6−20 (72)発明者 石原 一彦 東京都小平市上水本町3−16−37

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は、同一又は異なる基であっ
    て水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、mは2〜4
    の整数を示す。)で表されるホスホリルコリン類似基を
    側鎖に有する重合体からなる点鼻用添加剤。
  2. 【請求項2】 前記重合体が、下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R2及びR3は、同一又は異なる基であっ
    て水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R4
    は水素原子又はメチル基を示し、R5は−(BO)n−B
    −で表される基(ここでBは炭素数2〜12のアルキレ
    ン基を示し、nは0〜10の整数を示す。)を示し、m
    は2〜4の整数を示す。)で表されるホスホリルコリン
    類似基含有単量体の単独重合体、又は前記単量体及び前
    記単量体と共重合可能な他の単量体の共重合体である請
    求項1記載の点鼻用添加剤。
  3. 【請求項3】前記重合体が、構成単位(a)として、下
    記一般式(3) 【化3】 (式中、R1、R2及びR3は、同一又は異なる基であっ
    て水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R4
    は水素原子又はメチル基を示し、R5は−(BO)n−B
    −で表される基(ここでBは炭素数2〜12のアルキレ
    ン基を示し、nは0〜10の整数を示す。)を示し、m
    は2〜4の整数を示す。)で表される構成単位、及び構
    成単位(b)として、前記一般式(3)で表される構成
    単位以外の構成単位を有し、前記構成単位(a)及び構
    成単位(b)の合計に対する前記構成単位(a)の割合
    が10〜100モル%である請求項1又は2記載の点鼻
    用添加剤。
  4. 【請求項4】前記重合体が、下記式(4) 【化4】 で表される2−メタクリロイルオキシエチルホスホリル
    コリンの単独重合体、又は2−メタクリロイルオキシエ
    チルホスホリルコリンと、これと共重合可能な2−メタ
    クリロイルオキシエチルホスホリルコリン以外の単量体
    との共重合体である請求項1〜3のいずれか1項記載の
    点鼻用添加剤。
  5. 【請求項5】前記重合体が、構成単位(a)として、下
    記式(5) 【化5】 で表される構成単位、及び構成単位(b)として、前記
    式(5)で表される構成単位以外の構成単位を有し、前
    記構成単位(a)及び構成単位(b)の合計に対する前
    記構成単位(a)の割合が10〜100モル%であり、
    且つ重量平均分子量1,000〜10,000,000
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記
    載の点鼻用添加剤。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項記載の点鼻用
    添加剤を含む点鼻薬。
  7. 【請求項7】前記点鼻用添加剤の含有割合が0.000
    1〜40重量%である請求項6記載の点鼻薬。
  8. 【請求項8】pHが3〜9であり、対生理的食塩水浸透
    圧比が2.5以下である請求項6又は7記載の点鼻薬。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006002147A (ja) * 2004-05-18 2006-01-05 Shiseido Co Ltd 花粉吸着防止剤
JP2006316063A (ja) * 2000-05-31 2006-11-24 Phyt-Immun Gmbh ペトロラタムを基にした鼻用軟膏
JP2007302632A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Masahito Kamiya アレルギー性物質防護剤

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