JPH07242567A - 抗真菌外用剤 - Google Patents

抗真菌外用剤

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JPH07242567A
JPH07242567A JP3498394A JP3498394A JPH07242567A JP H07242567 A JPH07242567 A JP H07242567A JP 3498394 A JP3498394 A JP 3498394A JP 3498394 A JP3498394 A JP 3498394A JP H07242567 A JPH07242567 A JP H07242567A
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JP
Japan
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polymer
vinylacetamide
antifungal
single bond
alkyl group
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Application number
JP3498394A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ishii
徹弥 石井
Keiko Echigo
恵子 愛知後
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • A61K47/32Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. carbomers, poly(meth)acrylates, or polyvinyl pyrrolidone

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水溶性および難水溶性の幅広い薬効成分を高
濃度に配合でき、密着性に優れ、使用感が良好である抗
真菌外用剤を提供する。 【構成】 実質的にN−ビニルアセトアミドの単独重合
体またはこれと重合可能な単量体との共重合体と薬効成
分を含有することを特徴とする抗真菌外用剤、抗真菌ク
リーム剤、抗真菌ローション剤、抗真菌エアゾール剤、
抗真菌湿布剤、抗真菌テープ剤。 【効果】 (1)基剤ポリマーがノニオン性であるた
め、塩基性薬効成分との複合体形成や汗などに含まれる
塩類の影響が殆どなく、薬効成分の放出性に優れる。
(2)基剤ポリマーのアルコール類親和性が高く、幅広
い組成の水/アルコール類の混合溶剤を用いられるた
め、水溶性ならびに離水溶性の薬効成分を高濃度に配合
できる。(3)N−ビニルアセトアミドが皮膚角質層タ
ンパクを軟弱化し、薬効成分に対する皮膚の拡散抵抗を
下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬効成分の効率よい経
皮吸収により疾患の治療に効果をもたらす抗真菌外用剤
に関するものである。さらに詳しくは水溶性および難水
溶性の幅広い薬効成分を高濃度に配合でき、皮膚浸透性
および密着性に優れ、使用感が良好で、かつ人および動
物の体、皮膚において安全な抗真菌外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚真菌症の治療法としては、各種抗真
菌剤を軟膏、クリーム、液剤、エアゾールの形態で患部
に塗布する外用療法が繁用されているが、完全に治癒す
ることは困難なことが多い。原因としては、一般的に水
虫、ぜにたむし、いんきんたむしといった皮膚真菌が、
皮膚の最外層部を覆っている角質層の内部に繁殖するた
め、抗菌剤を含有する通常の組成物の状態では浸透しに
くいことがあげられる。従って外用療法の効果は薬物の
抗菌力もさることながら、病変部の角質層の厚さおよび
抗菌剤の角質内浸透力の強弱に影響されるところが大き
く、そのため抗菌製剤としては抗菌剤が完全に溶解され
た均一なる製剤であり、薬剤の安定性に優れ、強力な浸
透力を有し、さらには皮膚への親和性が高い薬剤処方が
重要となってくる。
【0003】従来からマクロゴールなどのグリコール類
に代表される水溶性基剤を用いたものが特開平2−26
4723号公報などに示されているが、これらは薬効成
分の配合性や安定性に優れ、水溶性のため塗布後の洗浄
が容易である等の特長を有している。しかし、マクロゴ
ール基剤を用いた薬剤は薬効成分の吸収性が悪く、十分
な治療効果が得られないという問題点があった(高野
(1957):日皮会誌、67、125、高野(198
1):薬局、32(3)、305、Barett,C.
W.、et al(1965):Brit.J.Der
matol.,77、576、谷奥、他(1959):
日皮会誌、69、200、谷奥(1955)最近医学、
10、1189)。
【0004】これらの問題点を解決するために、近年、
ポリアクリル酸、デンプン、トラガント、アルギン酸、
セルロース誘導体等の水溶性高分子を配合したヒドロゲ
ル基剤が用いられてきており、特に、水とポリアクリル
酸、アルコール類、アミン類を配合した含水ゲル基剤
は、薬効成分の吸収性に優れ、例としてクロトリマゾー
ル製剤が提案されている(特公昭57−48090号公
報、特公平4−63852号公報)。しかしながら、ポ
リアクリル酸の塩類はアニオン性のポリマーであるた
め、皮膚表面に存在する、あるいは分泌される汗に含ま
れる塩化ナトリウム等の塩類により製剤の粘度が急激に
低下して液化もしくは垢状となってはく落してしまうの
で角質浸透性がなくなるのはもちろんのこと使用感も悪
くなり、衣服を汚す等の問題があった。特に抗真菌外用
剤は汗のかきやすい部位に投与するのでこの影響は絶大
である。また塩基性の薬効成分と複合体を形成して吸収
性を低下させたり、ある種の薬効成分を不安定化させる
という問題点がある。さらに、ポリカルボン酸のアルカ
リ金属塩はエタノール、イソプロパノール等のアルコー
ル類との親和性に乏しく、アルコール類を配合する場合
にはこれらをジイソプロパノールアミン等の有機アミン
で中和する必要があるので、ゲルのレオロジー特性を均
一にするには熟練を要し、工程上も複雑にならざるを得
なかった(例えば、特開昭61−275216号公
報)。またこれらのポリマーは皮膚刺激性が低いもの
の、依然として残留モノマーの毒性の問題が残されてお
り、皮膚等に塗布する場合、皮膚密着性が良好でも残留
モノマーの皮膚刺激性が生じてくる。加えて、従来のセ
ルロース誘導体等のヒドロゲル基剤を用いた場合、難水
溶性の薬効成分は液相中に分散懸濁された状態であり、
薬効成分の溶解性に乏しく、吸収性が未だ不十分であっ
た。さらに、天然の高分子は価格的に不安定であるばか
りでなく、微生物におかされ易く腐敗の問題があり、ま
た特有の色や臭いを有しているので人や動物の体に対し
て不快感を与える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点が改良されて、薬効成分の効率よい角
質浸透性により疾患の治療に効果をもたらし、さらに水
溶性および難水溶性の幅広い薬効成分を高濃度に配合で
き、密着性に優れ、使用感が良好である抗真菌外用剤を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の抗
真菌外用剤の問題点を解決しえる方法について鋭意研究
を重ねた結果、N−ビニルアセトアミドの単独重合体も
しくは共重合可能な単量体との共重合によって得られる
共重合体を用いることにより、上記の目的を達成できる
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、(1)実質的にN−ビニ
ルアセトアミドの単独重合体またはこれと重合可能な単
量体との共重合体(以下、N−ビニルアセトアミド重合
体という。)と薬効成分を含有することを特徴とする抗
真菌外用剤、(2)N−ビニルアセトアミド重合体がN
−ビニルアセトアミドの単独重合体であることを特徴と
する上記(1)記載の抗真菌外用剤、(3) N−ビニ
ルアセトアミド重合体が繰り返し単位[1]
【0008】
【化3】 と、繰り返し単位[2]
【化4】 [式中、R1 、R2 はそれぞれ同一でも異なっていても
よい、H、メチル基またはCOOM(MはHまたは金属
原子を表す。)を示し、Xは単結合、−O−、−COO
−、−OCO−、CONR3 −(R3 はH、C1 〜C4
アルキル基または置換されていてもよいアミノ基を末端
に有するC1 〜C4 アルキル基を表す。)を示し、Yは
単結合または直鎖状もしくは分岐状C1 〜C8 アルキレ
ン基を示し、ZはH、C1 〜C4 アルキル基、置換され
ていてもよいアミノ基を末端に有するC1 〜C4 アルキ
ル基、ハロゲン原子、CN、−OR4 (ただし、この場
合Yは単結合ではないものとし、R4 はH、C1 〜C4
アルキル基または置換されていてもよいアミノ基を末端
に有するC1 〜C4 アルキル基または−PO312
(M1 、M2 はそれぞれ同一でも異なっていてもよい、
Hまたは金属原子を表す。)、置換されていてもよいフ
ェニル基、−OCOR5 、NR67 (R5 、R6 、R
7 はそれぞれ同一でも異なっていてもよい、HまたはC
1 〜C4 アルキル基を表す。)、−COOM3 (ただ
し、この場合Yは単結合ではないものとし、M3 はHま
たは金属原子を表す。)、−SO34 (M4 はHまた
は金属原子を表す。)、またはM5 (ただし、この場合
Xは−COO−を、Yは単結合であるものとし、M5
金属原子を表す。)示す。]とからなる、繰り返し単位
[1]と繰り返し単位[2]とがそれぞれ100〜50
モル%、0〜50モル%(合計で100モル%)である
重合体であることを特徴とする上記(1)記載の抗真菌
外用剤、(4)繰り返し単位[2]のXが−COO−で
あり、しかもYが単結合の場合ZがHまたはアルカリ金
属原子であり、あるいはYがC1 〜C4 アルキレン基の
場合ZがOHまたはC1 〜C4 アルコキシ基である上記
(3)記載の抗真菌外用剤、
【0009】(5)N−ビニルアセトアミド重合体が架
橋性重合体であることを特徴とする上記(1)〜(4)
記載の抗真菌外用剤、(6)N−ビニルアセトアミド重
合体と薬効成分を含有することを特徴とする抗真菌クリ
ーム剤、(7)N−ビニルアセトアミド重合体と薬効成
分を含有することを特徴とする抗真菌ローション剤、
(8)N−ビニルアセトアミド重合体と薬効成分を含有
することを特徴とする抗真菌エアゾール剤、(9)N−
ビニルアセトアミド重合体と薬効成分を含有することを
特徴とする抗真菌湿布剤、(10)N−ビニルアセトア
ミド重合体と薬効成分を含有することを特徴とする抗真
菌テープ剤、に関する。
【0010】以下、本発明についてさらに詳しく説明す
る。本発明に使用されるN−ビニルアセトアミド重合体
は、N−ビニルアセトアミドに由来する繰り返し単位
[1]からなる単独重合体、あるいは繰り返し単位
[1]と[2]とからなる共重合体である。該共重合体
においては繰り返し単位[2]が2種以上であってもよ
い。繰り返し単位[1]と[2]または複数種類の
[2]との繰り返し様式はランダム型が好ましい。
【0011】ここで、N−ビニルアセトアミドの共重合
体は、N−ビニルアセトアミドと、N−ビニルアセトア
ミドと共重合可能な単量体を共重合して製造することが
できる。繰り返し単位[2]に対応する単量体[3]は
【0012】
【化5】 [式中、R1 、R2 はそれぞれ同一でも異なっていても
よい、H、メチル基またはCOOM(MはHまたは金属
原子を表す。)を示し、Xは単結合、−O−、−COO
−、−OCO−、CONR3 −(R3 はH、C1 〜C4
アルキル基または置換されていてもよいアミノ基を末端
に有するC1 〜C4 アルキル基を表す。)を示し、Yは
単結合または直鎖状もしくは分岐状C1 〜C8 アルキレ
ン基を示し、ZはH、C1 〜C4 アルキル基、置換され
ていてもよいアミノ基を末端に有するC1 〜C4 アルキ
ル基、ハロゲン原子、CN、−OR4 (ただし、この場
合Yは単結合ではないものとし、R4 はH、C1 〜C4
アルキル基または置換されていてもよいアミノ基を末端
に有するC1 〜C4 アルキル基または−PO312
(M1 、M2 はそれぞれ同一でも異なっていてもよい、
Hまたは金属原子を表す。)、置換されていてもよいフ
ェニル基、−OCOR5 、NR67 (R5 、R6 、R
7 はそれぞれ同一でも異なっていてもよい、HまたはC
1 〜C4 アルキル基を表す。)、−COOM3 (ただ
し、この場合Yは単結合ではないものとし、M3 はHま
たは金属原子を表す。)、−SO34 (M4 はHまた
は金属原子を表す。)、またはM5 (ただし、この場合
Xは−COO−を、Yは単結合であるものとし、M5
金属原子を表す。)示す。]で表される
【0013】本発明において用いられる単量体[3]の
うち、アニオン性基含有ビニル化合物またはその塩は、
ポリマーの柔軟性および/または増粘性を向上させる目
的で添加され、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマ
ル酸、マレイン酸、イタコン酸、ビニルスルホン酸、3
−アクリルアミド−2,2−ジメチループロパン−1−
スルホン酸(AMPS)等、またはその塩(ナトリウム
塩、カリウム塩等)が挙げられる。また、単量体[3]
のうち、アニオン性基を含有しないビニル化合物はポリ
マーの粘着性を向上させる目的で添加され、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、アクリル酸メチル、メタ
クリル酸メチル、アクリルアミド、メタクリルアミド、
ヒドロキシエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート
等の(メタ)アクリル化合物、アリルアルコール、酢酸
アリル、塩化アリル、アリルアミン等のアリル化合物、
酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルエーテル類等のビニル
化合物、エチルビニルケトン等のビニルケトン類、スチ
レン等の芳香族不飽和炭化水素類、等が挙げられる。さ
らに、これらの重合体はN−ビニルアセトアミドおよび
単量体[3]と共重合可能な単量体と、共重合すること
により得られる繰り返し単位を含んでいても良い。
【0014】上記繰り返し単位のうち、[1]および
[2]の占める割合は、それぞれ100〜50モル%、
0〜50モル%(合計で100モル%)が好ましく、
[2]が50モル%を越えると、重合体の重合度が不十
分であったり、アルコール類への親和性が低下したり、
皮膚への密着性が低下するため好ましくない。
【0015】また、本発明においてはゲル強度を増加さ
せ皮膚へのべたつきを減少させる目的で、前記単量体重
合時に架橋剤を加えることが出来る。このような架橋剤
としては、特に制限はないが、例えばN,N’−1,4
−ブチレンビス(N−ビニルアセトアミド)、N,N’
−1,6−ヘキシレンビス(N−ビニルアセトアミ
ド)、N,N’−1,10−デシレンビス(N−ビニル
アセトアミド)、N,N’−3−オキサ−1,5−ペン
チレンビス(N−ビニルアセトアミド)、N,N’−
3,6−ジオキサ−1,8−オクチレンビス(N−ビニ
ルアセトアミド)、N,N’−P−キシレンビス(N−
ビニルアセトアミド)、N,N’−ジアセチル−N,
N’−ジビニル−1,4−ビスアミノメチル−シクロヘ
キサン、テトラアリルオキシエタン、トリアリルフォス
フェート、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、
ショ糖アリルエーテル、N,N’−メチレンビスアクリ
ルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼ
ン、ジビニルエーテル等の、1分子中に不飽和基を2個
以上有する化合物が挙げられる。
【0016】本発明では単量体成分を重合後、架橋化剤
を加えて高分子架橋体を得ることも可能である。架橋化
剤としては、アルミニウム、カルシウム、マグネシウ
ム、マンガン、亜鉛等の無機酸塩、有機酸塩、塩化物、
水酸化物、酸化物等の多価金属化合物、ホルムアルデヒ
ド等のアルデヒド類、エチレングリコールジグリシジル
エーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ポリエチ
レングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコー
ルジグリシジルエーテル等の水溶性エポキシ化合物等を
挙げることができ、これらの架橋化剤を1種または2種
以上用いることができる。
【0017】架橋剤または架橋化剤は前記N−ビニルア
セトアミドおよび[3]で表される単量体の合計量に対
して、重量比で1/10〜1/20,000、好ましく
は1/100〜1/5,000の範囲で使用される。架
橋化剤の使用量がこの範囲未満では、架橋化による効果
は得られず、またこの範囲を越えると水およびアルコー
ル類との親和性が低下したり、架橋密度が高くなりすぎ
るために塗布および貼着時の展延性および皮膚への密着
性が不良となるため好ましくない。N−ビニルアセトア
ミドはノニオン性であるために、弱酸性を有する皮膚の
アニオン性の表面の上に該抗真菌外用剤を塗布適用した
際、イオン性のものにくらべ皮膚密着性が高く、かつ、
水および塩の存在下でもイオンの相互作用によりポリマ
ー鎖が伸縮することなく凝集力を維持できるので、クリ
ーム強度、粘着力等の物性の低下がおさえられ、該抗真
菌外用剤が崩壊し脱落してしまうのをふせげる。この事
は特に汗をかきやすい部位に用いる抗真菌外用剤には極
めて有効である。またN−ビニルアセトアミドは窒素お
よび酸素原子を有しているので重合体または共重合体の
極性が高まり、薬物の溶解性が向上するため、薬物が結
晶として析出することを防げ、また皮膚接着性をも向上
させることができる。そのため薬物の基剤からの放出性
および角質浸透性にすぐれる。
【0018】また、N−ビニルアセトアミドを用いる事
で以下の理由によっても角質に薬物が浸透しやすくな
る。すなわち、皮膚の表面というものは汗、皮脂の分泌
により、酸性(pH4.2〜6.4)になっている。こ
の面に該外用剤を適用した際に含有窒素原子がプロトン
化して正荷電を有し、一方で角質層はケラチンよりな
り、ケラチンはシステインの酸化したS−S結合および
水素結合などを多くもつシスチンを材料としているが、
上記のプロトンがこれら結合を還元、切断し、タンパク
の三次構造を崩し、柔らかくする。そのことで角質層内
に生息する真菌に主薬が容易に到達できるようになると
考えられる。そのうえ重合体または共重合体が水溶性で
あるので基剤の親水性が向上し、皮膚面に分泌される水
分を吸収するので、該外用剤の皮膚密着性を維持し満足
する薬理効果が充分に得られ、また外界の水蒸気との間
に平衡状態が成立し、皮膚のむれ、カブレを防止する。
またN−ビニルアセトアミドの皮膚刺激性等の毒性は低
い。
【0019】このN−ビニルアセトアミドの重合体は、
ノニオン性で容易に高分子量のものが得られ、また該重
合体自身が水以外にもエタノール、イソプロパノール等
のアルコール性溶剤に容易に溶解するという特徴を有し
ている。そのため、従来の抗真菌外用剤と同様の皮膚へ
の密着性、保水性に富むばかりでなく、従来配合が制約
されていた水溶性および難水溶性の幅広い薬効成分を高
濃度に配合することが可能となり、薬効成分の吸収性に
優れた抗真菌外用剤が提供される。また本抗真菌外用剤
は親アルコール性であるのでエタノール、イソプロピル
アルコール等のアルコール類が配合可能である。エタノ
ール、イソプロピルアルコールは皮膚表面の殺菌、消毒
作用があり、これらを抗真菌外用剤中に配合できれば、
細菌増殖による皮膚刺激の防止ならびに、傷口の殺菌、
消毒に効果が期待される。さらに消毒液等のアルコール
溶液が皮膚に付着していても、皮膚への親和性が低下す
る事なく、貼着性が維持される。
【0020】本発明で使用するアルコール類としては、
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、
ペンタノール等の低級1価アルコール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、エチレングリコールモノブチルエーテル、グリセ
リン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,4−ブチレングリコール(2価アルコール)、
グリセリン、トリオキシイソブタン(3価アルコー
ル)、エリトリット、ペンタエリトリット(4価アルコ
ール)、キシリット、アドニット(5価アルコール)、
アロズルシット、ソルビット(6価アルコール)等の多
価アルコールがあげられる。多価アルコール類は薬効成
分の皮膚への溶解性や皮膚への保湿性を高めることによ
り、薬効成分の経皮吸収性を高めることが知られてい
る。特にプロピレングリコールは防腐作用を有し、グリ
セリン、1,3−ブタンジオールはエタノールの皮膚刺
激を緩和する作用がある。またベンジルアルコール、シ
クロヘキサノール等の芳香族アルコールにも溶解するた
め、これらを使用する事もできる。特に、上記共重合体
の溶解性が高く、医薬品添加剤として使用されている、
エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ベンジ
ルアルコール等の中から選ばれた1種または2種以上の
組み合わせを好適に使用することができる。
【0021】またアルコール以外にも水や溶剤を添加で
き、溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン類、セロソルブ、ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンのご
とき水と混和しうる有機溶剤のほかにトルエン、酢酸エ
チル、クロタミトン、トリクロルエチレン等の水と混和
しない有機溶剤等もあげられる。
【0022】また、本発明の外用剤中に他の重合体を添
加することができ、これらは該共重合体と充分に相溶し
うるか、或は白濁しうる程度に相溶しうるものが好まし
い。例えば、これら重合体としてはシリコーンゴム、ポ
リイソブレンゴム、スチレン−イソプレンブロック共重
合体、アクリルゴム、グアーガム、ローカストビーンガ
ム、天然ゴムのごときゴム系増粘性物質、ポリビニルア
ルキルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ル、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体、
ポリビニルピロリドン、カルボキシルビニルポリマー、
ビニルピロリドン/酢酸ビニルアルキルアミノアクリル
酸共重合体、メタカルボキシベタインメタカルボキシエ
ステル共重合体、スチレンマレイン酸共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−ポリビニルアル
コール共重合体の如きビニル系増粘性物質、デンプン、
プルラン、エチルセルロース、酢酸セルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、
ヒドロキシメチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースフタレー
トメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースの如
きセルロース系粘着性物質、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを主成分とした(メタ)アクリレート系の増
粘性物質、ポリエチレンオキシド等のポリエーテル系の
各増粘性物質があげられるが、これらは抗真菌外用剤の
親水性および親アルコール性に影響を及ぼさない程度に
添加される。
【0023】さらに望むならば、粘着賦与剤として、ロ
ジン系、テルペン系、合成石油樹脂系、フェノール樹脂
系、キシレン樹脂系のものの他ニカワ、デキストリン、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリア
クリルアミド、メチルセルロース等を少量添加すること
も可能である。
【0024】本発明において使用される薬効成分は、抗
真菌作用を有するものであれば特に制限はなく、クロト
リマゾール、トルナフテート、硝酸エコナゾール、硝酸
オモコナゾール、硝酸チオコナゾール、硝酸ケトコナゾ
ール、硝酸ミコナゾール、硝酸イソコナゾール、硝酸ス
ルコナゾール、ピロールニトリン、ビマフシン、ウンデ
シレン酸、サリチル酸、シッカニン、ナイスタチン、ノ
ルナフテート、エキサラミド、フェニルヨードウンデシ
ノエーハ、チアントール、シクロピロクス オラミン、
ハロプロジン、トリコマイシン、バリオチン等があげら
れ、これらの薬物は1種あるいは必要に応じて2種以上
の組み合わせで使用することができる。上記薬効成分の
配合量は、目的とする治療効果あるいは薬剤への溶解性
等の物理的制約によって異なるが、前記共重合体を水お
よびアルコール類に溶解した薬剤100重量部に対し、
0.01〜30重量部の範囲で配合される。この0.0
1重量部未満では、組成物中の薬効成分の濃度が低すぎ
て十分な吸収性が得られず、30重量部を越えると薬効
成分の溶解性が不十分となったり、非溶解部分の懸濁安
定性が悪化するため、吸収率の低下や外観変化を招き好
ましくない。
【0025】さらには、本発明により得られる抗真菌外
用剤からの薬効成分の吸収を促進する目的で、サリチル
酸、サリチル酸誘導体、尿素、イオウ等の角質軟化剤、
ピロリドンカルボン酸等の保湿剤、プロピレングリコー
ルモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート、ソルビタンモノステアレート、グリセリン
モノステアレート等の界面活性剤、ミリスチン酸イソプ
ロピル、セバシン酸ジエチル等のエステル類、オレイル
アルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコー
ル等の高級アルコール類、オレイン酸、ステアリン酸等
の高級脂肪酸、および界面活性剤、アラントイン、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホ
ルムアミド、ジイソプロピルアジペート、ジエチルセバ
ケート、エチルラウレート、ラノリン、エイゾン等の助
剤、またその他必要に応じて塩酸ジフェンヒドラミン、
塩酸イソチベンジルなどの抗ヒスタミン剤、クロタミト
ンなどの鎮痒剤、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸
ジカリウムなどの抗炎症剤、メントール、カンフル等の
清涼化剤、流動パラフィン等の油成分、カルボキシビニ
ルポリマー等のゲル化剤、ジイソプロパノールアミン等
の中和剤などを1種類以上配合することが出来るが、皮
膚刺激性等を考慮すると、配合量は薬剤100重量部に
対して0.1〜5重量部であることが望ましい。
【0026】本発明に用いられている重合体あるいは共
重合体には、その特性をより多く発現させるため、ある
いは加工・成形性及び品質の向上の目的で、薬剤の分散
性と安定性の向上などの目的で、薬剤的に許容される添
加物の中から目的に応じて選択した物をさらに任意に配
合することが出来る。当該添加剤には、医薬、安定剤、
充填剤、紫外線吸収剤、香料、着色料、使用感向上剤、
防腐剤、保存剤、可塑剤、老化防止剤、軟化剤、pH調
整剤、界面活性剤、劣化防止剤等がある。これら添加剤
は、得られる抗真菌外用剤の特性に影響を与えない範囲
で任意に加えられる。
【0027】本発明において抗真菌クリーム剤を得るに
はN−ビニルアセトアミド重合体および/またはそれら
の水溶液もしくは溶剤溶液と薬効成分、所望により各種
添加剤を水および/または溶剤の存在下で混合し、必要
があれば加温して溶解する。なお、本発明のN−ビニル
アセトアミドの(共)重合体もしくはその架橋体の配合
量は薬剤に対して1〜10重量部、好ましくは1〜5重
量部の範囲から選ばれる。(共)重合体もしくはその架
橋体の配合量が1重量部未満では塗布時の液だれが生
じ、逆に10重量部を越えると粘性が高すぎるため展延
性が悪化し、好ましくない。
【0028】本発明において抗真菌ローション剤を得る
にはN−ビニルアセトアミド重合体および/またはそれ
らの水溶液もしくは溶剤溶液と薬効成分、所望により各
種添加剤を水および/または溶剤の存在下で混合し、必
要があれば加温して溶解する。なおN−ビニルアセトア
ミドの(共)重合体もしくはその架橋体の配合量は薬剤
に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.3〜3重量
部の範囲から選ばれる。(共)重合体もしくはその架橋
体の配合量が0.1重量部未満では基剤中で薬物が均一
に分散せず薬物が皮膚に固着せず、薬物の角質浸透力が
低下する、逆に5重量部を越えると粘性が高すぎるため
薬物の基剤中での分散に時間がかかり過ぎ、好ましくな
い。
【0029】本発明において抗真菌エアゾール剤を得る
には、まず耐圧容器にN−ビニルアセトアミド重合体お
よび/またはそれらの水溶液もしくは溶剤溶液と薬効成
分、あるいは必要に応じて各種添加剤を加えた後、バル
ブをつけ噴射剤を圧入する事によって製造することがで
きる。なおN−ビニルアセトアミドの(共)重合体もし
くはその架橋体の配合量は薬剤に対して0.5〜10重
量部、好ましくは1〜5重量部の範囲から選ばれる。
(共)重合体もしくはその架橋体の配合量が0.5重量
部未満では噴霧時の液だれが生じ、逆に10重量部を越
えると粘性が高すぎるため均一に噴霧することが出来
ず、好ましくない。
【0030】本発明において抗真菌湿布剤および抗真菌
テープ剤を得るには、紙、木材、金属、ガラス繊維、布
(ネル、織布、不織布等)、合成樹脂(ポリウレタン、
エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリエステル
等)、またはセルロース誘導体およびこれらとプラスチ
ックフィルムとの積層フィルムなどの成形品、シート
(箔)、またはテープのごとき支持体の1面あるいは両
面に、N−ビニルアセトアミド重合体および/またはそ
れらの水溶液もしくは溶剤溶液と薬効成分、あるいは必
要に応じて架橋剤などの各種添加剤を加えた組成物を適
量塗布し、乾燥すればよい。得られた粘着シートの保存
を容易にするには、粘着剤を塗布した面に、シリコンま
たはその他の適当な方法で処理した剥離シートを貼着し
ておくか、あるいは粘着剤を塗布していない面をシリコ
ンまたはその他の適当な方法で処理して剥離面とし、粘
着剤を塗布した面と重なるように巻くか重ねておくこと
が望ましい。なお剥離シートとしてはポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、剥離紙、セロハン、ポ
リ塩化ビニル、ポリエステル等が用いられる。なおN−
ビニルアセトアミドの(共)重合体もしくはその架橋体
の配合量は薬剤に対して2〜70重量部、好ましくは3
〜60重量部の範囲から選ばれる。(共)重合体もしく
はその架橋体の配合量が2重量部未満では機械的強度の
低下を招き、逆に70重量部を越えると(共)重合体の
溶媒への溶解性が悪化したり、支持体への延展性が悪化
し、好ましくない。
【0031】本発明において使用される重合体を製造す
る方法としては、従来公知のいかなる方法でもよく、例
えば水、メタノール、エタノール、その他の有機溶剤あ
るいはその混合液を溶媒として、アゾビスイソブチロニ
トリル、、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリ
ン−2−イル)プロパン]塩酸塩、2,2’−アゾビス
−2−アミジノプロパン塩酸塩等のアゾ系化合物、t−
ブチルパーオキサイド、過酸化水素、t−アミルパーオ
キサイド、クミルパーオキサイド、アセチルパーオキサ
イド、プロピオニルパーオキサイド、ベンゾイルパーオ
キサイド、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、シクロヘキシルハイドロパーオキ
サイド、テトラリンハイドロパーオキサイド等の過酸化
物、過硫酸塩と有機アミンとを組み合わせたいわゆるレ
ドックス系開始剤等のラジカル重合開始剤を用いて重合
させることができるが、好ましくは水を溶媒として水溶
性のアゾ系化合物を開始剤として重合するのが望まし
い。また、場合によっては、単量体水溶液を有機溶媒中
に分散させた逆相懸濁重合や、分散沈澱重合等によって
重合体を得ることもできる。重合開始温度は用いる開始
剤の種類によっても異なるが、通常は0〜100℃、好
ましくは0〜50℃の範囲である。反応は窒素ガス、ア
ルゴンガス等の不活性雰囲気下のいずれで行ってもよい
が、窒素ガス雰囲気下で行うことが好ましい。反応生成
物は、アセトン等の水溶性溶媒を用いた沈澱操作や、溶
媒の蒸発操作によって固化し、用途に供される。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の技術範囲を以下の内容に限定する
ものでないことは言うまでもない。なお、以下において
「部」とは「重量部」を示す。
【0033】実施例1 1リットルの4つ口セパラブルフラスコに攪拌棒、温度
計、および窒素導入管を装着し、これにN−ビニルアセ
トアミド100.0g、280gの脱イオン水に溶解し
た水溶液を仕込んだ。窒素ガスを導入して溶存酸素を追
い出したのち、30℃に昇温し、重合開始剤として2,
2’−アゾビス−2−アミジノプロパン二塩酸塩の5%
水溶液を20g添加し、内温を30℃に制御しながら1
0時間重合させた。得られた重合体をアセトン/水の混
合液にあけて脱水したのち、真空乾燥を行い乾燥ポリマ
ーを得た。
【0034】実施例2 1リットルの4つ口セパラブルフラスコに攪拌棒、温度
計、および窒素導入管を装着し、これにN−ビニルアセ
トアミド42.55g、アクリル酸21.6gアクリル
酸ナトリウム18.0g、280gの脱イオン水に溶解
した水溶液を仕込んだ。窒素ガスを導入して溶存酸素を
追い出したのち、30℃に昇温し、重合開始剤として
2,2’−アゾビス−2−アミジノプロパン二塩酸塩の
5%水溶液を20g添加し、内温を30℃に制御しなが
ら10時間重合させた。得られた重合体をアセトン/水
の混合液にあけて脱水したのち、真空乾燥を行い乾燥ポ
リマーを得た。
【0035】実施例3 1リットルの3つ口セパラブルフラスコに温度計および
窒素導入管を装着し、これにN−ビニルアセトアミド9
0g、アクリル酸ナトリウム10gを740gの脱イオ
ン水に溶解した水溶液を仕込んだ。窒素ガスを導入して
溶存酸素を追い出したのち30℃に液温を調整し、重合
開始剤として2、2’−アゾビス−2−アミジノプロパ
ン二塩酸塩の1%水溶液を10g添加し、断熱状態で7
時間重合させた。得られた重合体を細断したものを、ア
セトン溶液にあけ脱水したのち真空乾燥を行い乾燥ポリ
マーを得た。
【0036】実施例4 1リットルの3つ口セパラブルフラスコに温度計、窒素
導入管、撹拌棒を取付け水450gを入れ、70℃に昇
温した。次いで撹拌を開始し、重合開始剤であるベンゾ
イルパーオキサイド0.5gを水中に一括添加して溶解
し、N−ビニルアセトアミドを147g、メトキシエチ
ルアクリレートを63g、水40gからなる混合液を1
時間かけて定量的に滴下して反応させ、さらに3時間熟
成した。この間反応系は70℃に保っておいた。得られ
た重合体をアセトン/水の混合液にあけて脱水したの
ち、真空乾燥を行い乾燥ポリマーを得た。
【0037】実施例5 1リットルの3つ口セパラブルフラスコに温度計、窒素
導入管、撹拌棒を取付け水450gを入れ、70℃に昇
温した。次いで撹拌を開始し、重合開始剤であるクミル
パーオキサイド0.2gを水中に一括添加して溶解し、
N−ビニルアセトアミドを42.6g,ヒドロキシエチ
ルメタクリレートを49.8g、水40gからなる混合
液を1時間かけて定量的に滴下して反応させ、さらに3
時間熟成した。この間反応系は70℃に保っておいた。
得られた重合体をアセトン/水の混合液にあけて脱水し
たのち、真空乾燥を行い乾燥ポリマーを得た。
【0038】実施例6 N−ビニルアセトアミド100g、架橋剤としてN,N
−メチレンビスアクリルアミド1.0gをベンゼン90
0gに溶かし、これを沸騰させ、開始剤としてアゾビス
イソブチロニトリル0.2gを加え、そのまま沸騰の状
態を保った。重合が進行するにしたがって、生成したポ
リマーがベンゼン中に析出してくるので、それを濾過、
40℃、24時間真空乾燥し、解砕することにより平均
粒径2μmの白色粉末を得た。
【0039】実施例7 N−ビニルアセトアミド70g、アクリル酸30g、架
橋剤としてトリメチロールプロパントリメタクリレート
2.5gを酢酸エチル700gに溶かし、これを沸騰さ
せ、開始剤としてベンゾイルパーオキサイド0.014
gを加え、そのまま沸騰の状態を保った。重合が進行す
るにしたがって、生成したポリマーが酢酸エチル中に析
出してくるので、それを濾過、40℃、24時間真空乾
燥し、解砕することにより平均粒径2μmの白色粉末を
得た。
【0040】比較例1 モノマーとして、 N−ビニルアセトアミド 5.0部 アクリル酸 45.0部 アクリル酸ナトリウム 50.0部 を用い、以後実施例1と同様の操作で乾燥ポリマーを得
た。
【0041】比較例2 モノマーとして、 アクリル酸 50.0部 アクリル酸ナトリウム 50.0部 を用い、以後実施例1と同様の操作で乾燥ポリマーを得
た。
【0042】(重合体および共重合体の溶媒溶解性)重
合体または共重合体0.5gを10%となるように各種
溶媒に加え、スパチュラで撹はんし、40℃で72時間
加温した後の外観を観察した。結果を下表に示す。
【0043】
【表1】 ○:完全溶解、△:ほぼ溶解、×:未溶解 *カーボポール934(BFグッドリッチ社) 100%エタノールアミンで中和
【0044】使用例1(抗真菌クリーム剤) 実施例7で得たポリマー4gを精製水52gに膨潤させ
た。一方硝酸ミコナゾール3g、エタノール34gおよ
びヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達HPC−
M)2gの混合液に、グリセリン1gを加え充分に混合
する。これにさきに膨潤させたポリマーを添加し、全体
が均一になるまで充分に練合してクリーム剤を得た。
【0045】比較使用例1(抗真菌クリーム剤) カルボキシビニルポリマー(カーボポール934 ビー
エフグッドリッチ社)4gを精製水52gに膨潤させ
た。一方硝酸ミコナゾール3g、エタノール34gおよ
びヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達 HPC−
M)2gの混合液に、グリセリン1gを加え充分に混合
する。これにさきに膨潤させたポリマーを添加し、全体
が均一になるまで充分に練合してゲル軟膏剤を得た。
【0046】評価例1 使用例1および比較使用例1で調製した抗真菌クリーム
剤の外観を観察した。また、各々0.5gをヒト被験者
の前腕部に塗布し、塗布時の使用感(展延性、粘着性)
を評価した。その結果比較使用例1は汗をかいた皮膚上
に均一に塗ることが困難で滑り落ちてしまったが、使用
例1は延展性および皮膚への貼着性も良好であった。
【0047】評価例2 上記でえられた各クリーム剤のゲル強度をカードテンシ
ョンメーターの原理で測定した。サンプルビン中のゲル
に直径2cm、高さ1cmの円柱(官能軸)を300m
m/secの速度で進入させ、官能軸にかかる最大応力
をデジタルフォースゲージで測定した。結果を下表に示
す。
【0048】
【表2】 *参考例1は使用例1の配合で薬物(硝酸ミコナゾー
ル)を含有していないもの。 **参考例2は比較使用例1の配合で薬物(硝酸ミコナ
ゾール)を含有していないもの。
【0049】使用例2(抗真菌ローション剤) 実施例6で得たポリマー1gをエタノール25gに膨潤
させた。一方硝酸ミコナゾール0.5gおよびプロピレ
ングリコール10gの混合液に、さきに膨潤させたポリ
マーに添加し、ついで水を加え全体を100gとして、
均一になるまで充分に撹拌してローション剤を得た。
【0050】比較使用例2(抗真菌ローション剤) カルボキシビニルポリマー(カーボポール934 ビー
エフグッドリッチ社)1gをエタノール25gに膨潤さ
せた。一方硝酸ミコナゾール0.5gおよびプロピレン
グリコール10gの混合液に、さきに膨潤させたポリマ
ーに添加し、ついで水を加え全体を100gとして、均
一になるまで充分に撹拌してローション剤を得た。
【0051】評価例3 上記各ローション剤をBL型粘度計を用いNo2ロータ
ー、20℃、30rpmの条件で測定した。その結果、
下表のようにカーボポールを使用したものは粘度が低下
した。
【0052】
【表3】 *参考例3は使用例2の配合で薬物(硝酸ミコナゾー
ル)を含有していないもの。 **参考例4は比較使用例2の配合で薬物(硝酸ミコナ
ゾール)を含有していないもの。
【0053】使用例3(抗真菌エアゾール剤) 実施例4で得たポリマー0.5gにタルク0.2g、ク
ロタミトン1.3g、エタノール5gおよびクロトリマ
ゾール3gを耐圧容器にいれ、バルブをつけた後LPG
/ジメチルエーテル(60/40:wt%)52gを圧
入し、エアゾール製剤を得た。
【0054】比較使用例3(抗真菌エアゾール剤) 比較例1で得たポリマー0.5gにタルク0.2g、ク
ロタミトン1.3g、エタノール5gおよびクロトリマ
ゾール3gを耐圧容器にいれ、バルブをつけた後LPG
/ジメチルエーテル(60/40:wt%)52gを圧
入し、エアゾール製剤を得た。
【0055】評価例4 ヒト被験者が40℃の恒温室に20分間入室し、上記各
エアゾール剤を約2秒間上腕部に噴霧し、皮膚密着性を
評価した。その結果比較使用例3は汗をかいた皮膚上に
均一に貼着することが困難で流れ落ちてしまったが、使
用例3は皮膚への貼着性が良好であった。
【0056】使用例4(抗真菌湿布剤) グリセリン30gに実施例3のポリマー5g、乾燥水酸
化アルミニウムゲル(協和化学)0.4g、サリチル酸
0.5gおよび硝酸ミコナゾール0.3gを分散させ
る。この溶液に水60gに酒石酸0.4gを溶解させた
ものを5mlずつ2分おきに入れ混練していく。酒石酸
水溶液を全て入れ終わってから30分間練り終えたゾル
を不織布上に0.5mmの厚さで延展し室温でゾルをゲ
ル化し湿布剤を得た。
【0057】比較使用例4(抗真菌湿布剤) グリセリン30gに比較例2のポリマー5g、乾燥水酸
化アルミニウムゲル(協和化学)0.4g、サリチル酸
0.5gおよび硝酸ミコナゾール0.3gを分散させ
る。この溶液に水60gに酒石酸0.4gを溶解させた
ものを5mlずつ2分おきに入れ混練していく。酒石酸
水溶液を全て入れ終わってから30分間練り終えたゾル
を不織布上に0.5mmの厚さで延展し室温でゾルをゲ
ル化し湿布剤を得た。
【0058】評価例5(薬物の角質内含有量の測定) 使用例4および比較使用例4の湿布剤(2×2cm)を
バリカンで除毛したウイスター系ヘアレスラット(雄
性、5週齢)の腹部に張り付け、ネットで固定した。そ
のまま24時間経過した後にリン酸1%、ラウリル硫酸
ナトリウム8%を含む70%メタノール水溶液を浸した
レーヨン布で塗布部位の皮膚表面に残存している被験試
料を拭き取った。次に貼付部位の皮膚表面にテープ(3
M No.810)を貼付圧着後、角質層を剥離した。
このテープによる剥離操作を常に新しいテープで10回
繰り返し、角質層を完全に剥離した。最後にこのテープ
すべてから、メタノール中にて角質内の硝酸ミコナゾー
ルを抽出し、含有量を高速液体クロマトグラフィーで測
定した。
【0059】
【表4】
【0060】使用例5(抗真菌テープ剤) 実施例5で得たポリマー2gをプロピレングリコール1
g、ポリエチレングリコール(#400)1gに溶解さ
せた。一方トリナフテート0.5gおよびクロタミトン
3gを約70〜80℃に加温して溶解し、これにエチル
アルコール40gを加えて均一な溶液とする。これを、
さきに溶解させたポリマーに添加して全体が均一になる
まで充分に撹拌し、得られた溶液をアプリケーターを用
いて支持体(PVC/PET)上に0.1mmの厚さで
延展し、乾燥してテープ剤を得た。
【0061】比較使用例5(抗真菌テープ剤) ニッカゾール(日本カーバイド)乳濁液10gをプロピ
レングリコール1g、ポリエチレングリコール(#40
0)1gに分散させた。一方トリナフテート0.5gお
よびクロタミトン3gを約70〜80℃に加温して溶解
し、これにエチルアルコール40gを加えて均一な溶液
とする。これを、さきに分散させたポリマーに添加して
全体が均一になるまで充分に撹拌し、得られた溶液をア
プリケーターを用いて支持体(PVC/PET)上に
0.1mmの厚さで延展し、乾燥してテープ剤を得た。
【0062】評価例6(濡れ面での粘着性) プローブタック法を用い、人工汗(JIS 0848
A法)で濡れた面への粘着性を評価した。測定条件は接
触時間5秒、プローブ移動速度5mm/secとし、プ
ローブは直径10mmのベークライトを使用し、180
gの荷重をかけた(n=5)。測定は測定直前に被着体
に人工汗(5μl)で濡らしてから行った。結果を下表
に示す。
【0063】
【表5】
【0064】
【発明の効果】本発明の抗真菌外用剤は、基剤中にN−
ビニルアセトアミドの単独重合体あるいは共重合体を使
用することにより、 (1)基剤ポリマーがノニオン性であるため、ポリアク
リル酸およびその塩類ナトリウムに見られるような塩基
性薬効成分との複合体形成や汗などに含まれる塩類の影
響が殆どなく、薬効成分の放出性に優れる。 (2)基剤ポリマーのアルコール類親和性が高く、幅広
い組成の水/アルコール類の混合溶剤を用いられるた
め、より多くの水溶性ならびに離水溶性の薬効成分を高
濃度に配合できる。 (3)N−ビニルアセトアミドが皮膚角質層タンパクを
軟弱化し、薬効成分に対する皮膚の拡散抵抗を下げる。 以上により、本発明の抗真菌外用剤は薬効成分の角質浸
透性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/70 353 31/27 9454−4C 31/415 47/32 B E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的にN−ビニルアセトアミドの単独
    重合体またはこれと重合可能な単量体との共重合体(以
    下、N−ビニルアセトアミド重合体という。)と薬効成
    分を含有することを特徴とする抗真菌外用剤。
  2. 【請求項2】 N−ビニルアセトアミド重合体がN−ビ
    ニルアセトアミドの単独重合体であることを特徴とする
    請求項1記載の抗真菌外用剤。
  3. 【請求項3】 N−ビニルアセトアミド重合体が繰り返
    し単位[1] 【化1】 と、繰り返し単位[2] 【化2】 [式中、R1 、R2 はそれぞれ同一でも異なっていても
    よい、H、メチル基またはCOOM(MはHまたは金属
    原子を表す。)を示し、Xは単結合、−O−、−COO
    −、−OCO−、CONR3 −(R3 はH、C1 〜C4
    アルキル基または置換されていてもよいアミノ基を末端
    に有するC1 〜C4 アルキル基を表す。)を示し、Yは
    単結合または直鎖状もしくは分岐状C1 〜C8 アルキレ
    ン基を示し、ZはH、C1 〜C4 アルキル基、置換され
    ていてもよいアミノ基を末端に有するC1 〜C4 アルキ
    ル基、ハロゲン原子、CN、−OR4 (ただし、この場
    合Yは単結合ではないものとし、R4 はH、C1 〜C4
    アルキル基または置換されていてもよいアミノ基を末端
    に有するC1 〜C4 アルキル基または−PO312
    (M1 、M2 はそれぞれ同一でも異なっていてもよい、
    Hまたは金属原子を表す。)、置換されていてもよいフ
    ェニル基、−OCOR5 、NR67 (R5 、R6 、R
    7 はそれぞれ同一でも異なっていてもよい、HまたはC
    1 〜C4 アルキル基を表す。)、−COOM3 (ただ
    し、この場合Yは単結合ではないものとし、M3 はHま
    たは金属原子を表す。)、−SO34 (M4 はHまた
    は金属原子を表す。)、またはM5 (ただし、この場合
    Xは−COO−を、Yは単結合であるものとし、M5
    金属原子を表す。)示す。]とからなる、繰り返し単位
    [1]と繰り返し単位[2]とがそれぞれ100〜50
    モル%、0〜50モル%(合計で100モル%)である
    重合体であることを特徴とする請求項1記載の抗真菌外
    用剤。
  4. 【請求項4】 繰り返し単位[2]のXが−COO−で
    あり、しかもYが単結合の場合ZがHまたはアルカリ金
    属原子であり、あるいはYがC1 〜C4 アルキレン基の
    場合ZがOHまたはC1 〜C4 アルコキシ基である請求
    項3記載の抗真菌外用剤。
  5. 【請求項5】 N−ビニルアセトアミド重合体が架橋性
    重合体であることを特徴とする請求項1〜4記載の抗真
    菌外用剤。
  6. 【請求項6】 N−ビニルアセトアミド重合体と薬効成
    分を含有することを特徴とする抗真菌クリーム剤。
  7. 【請求項7】 N−ビニルアセトアミド重合体と薬効成
    分を含有することを特徴とする抗真菌ローション剤。
  8. 【請求項8】 N−ビニルアセトアミド重合体と薬効成
    分を含有することを特徴とする抗真菌エアゾール剤。
  9. 【請求項9】 N−ビニルアセトアミド重合体と薬効成
    分を含有することを特徴とする抗真菌湿布剤。
  10. 【請求項10】 N−ビニルアセトアミド重合体と薬効
    成分を含有することを特徴とする抗真菌テープ剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000033815A1 (fr) * 1998-12-10 2000-06-15 Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. Preparations poudreuses en aerosol contenant un fongicide
JP2015054845A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 持田製薬株式会社 ミコナゾール硝酸塩含有溶液製剤の製造方法
JP2015054857A (ja) * 2014-05-21 2015-03-23 持田製薬株式会社 ミコナゾール硝酸塩含有溶液製剤の製造方法

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