JP4561982B2 - 加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、板状の被加工物品(ワーク)を搬送するのに適した搬送装置を用いた加工機に関する。
研磨、研削等の加工機に被加工物品を移送する場合、加工機では被加工物品に対する負荷が大きいため、一般的なコンベア(ベルトコンベア、ローラーコンベア等)による搬送は難しい。但し、生産能力を考慮すると被加工物品は連続投入したい。このため、従来は図8(A)のように回転砥石10を有する研磨加工機に対してフェライトマグネットとなるフェライト焼結体(未着磁)等の被加工物品1をニップロールとしてのゴムローラー11を用いて搬送する機構が採用されていた。この機構では、手供給で供給された被加工物品1をニップロールとしてのゴムローラー11で挟んで移送し、被加工物品1を回転砥石10による加工位置に送り込むようにしている。
ニップロールの場合、ゴムローラー11と回転砥石10との間の搬送領域A(いわゆる押せ押せで被加工物品を移送する領域)が存在する。これはプッシャーを用いて被加工物品を進行方向に押す場合でも被加工物品の数量を多くして一度に押す場合は同じである。
とくに、図8(B)のように被加工物品1の幅Wと長さLの関係がW>Lの場合には、ニップロールと砥石の間で搬送される被加工物品が曲がった状態(被加工物品の幅方向と搬送方向が非直角となる状態)で整列し、その結果、搬送ミス、斜め加工等の弊害が発生する。
一方、プッシャーを用いて被加工物品を1個ずつ進行方向に押す構成(バッチタクト送り)とすれば、被加工物品の変形や寸法誤差の累積の影響を受けずに安定した姿勢で搬送可能であると考えられるが、処理能力が大きく低下するきらいがある。
加工機等へ物品を搬送する機構の例としては下記特許文献1、特許文献2、特許文献3がある。
実開平5−82927号公報 特開平10−74777号公報 特開2000−177714号公報
特許文献1は、加工機に長尺の被加工物品を供給する搬送系の例である。プッシャーが前進するときはボール螺子及びモータで、プッシャーが後退するときはワイヤーで駆動し、後退時の速度を速くすることで、ロスタイムを短縮する構成である。但し、前述の図8(B)のように搬送方向の長さLが短い被加工物品ではいわゆる押せ押せの状態となり、被加工物品が曲がった状態で搬送される問題が発生するが、この特許文献1はそのような問題を解決する技術を示唆するものではない。また、プッシャーは1個であり、後退時のロスタイムの低減には限度がある。
特許文献2は、リードフレームに載置されたICをボンディングマシンに搬送する例である。この場合、リードフレームを送り爪で挟持して移送することが前提であり、リードフレームの到着すべき位置に、センサを設けることにより、搬送動作に無駄をなくす構成である。これも上記特許文献1と同じく、搬送対象が短冊切りしたリードフレーム(搬送方向に長い物品)なので、この特許文献2も、搬送方向の長さが短い被加工物品の搬送に伴う問題を解決する技術を示唆するものではない。
特許文献3は、外装箱を待機位置から所定の送出し位置に送り出す搬送の例で、搬送部の駆動を、入口から前記待機位置まで外装箱を搬送する第1の搬送部と、前記待機位置から前記送出し位置に外装箱を送り出す送出し部との2系統として、送出し位置における外装箱のピッチを詰めるようにしている。被搬送物品としての外装箱の供給バラツキを定ピッチに変換することはできるが、搬送に負荷がかからない外装箱の搬送を前提とした機構であり、搬送方向の長さが短い被搬送物品の搬送に伴う問題を解決する技術を示唆するものではない。
本発明は、上記の点に鑑み、物品の変形や寸法誤差の累積の影響を受けにくく、連続投入に近い状態で物品を安定搬送可能であって、連続投入に近い生産効率を維持しつつ、研磨又は研削加工の品質の向上を図ることが可能な加工機を提供することを目的とする。
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
上記目的を達成するために、本発明に係る加工機は、搬送入側から送り込まれた物品を、物品の進行方向後方から押す第1のプッシャーと、
前記第1のプッシャーを搬送方向と略平行に移動させる第1の駆動系と、
前記第1のプッシャーを前記物品の搬送領域とそれ以外の領域とに移動させる第1の移動機構と、
搬送入側から送り込まれた物品を、物品の進行方向後方から押す第2のプッシャーと、
前記第2のプッシャーを搬送方向と略平行に移動させる第2の駆動系と、
前記第2のプッシャーを前記物品の搬送領域とそれ以外の領域とに移動させる第2の移動機構と、
物品の研磨又は研削加工を行う砥石又は研削治具とを備える、物品を研磨又は研削する加工機であって、
前記第1或いは第2のプッシャーのうち一方のプッシャーが、前記搬送領域内に突出した状態で搬送開始点から第1の速度で進行して物品を加工位置直前まで搬送し、前記加工位置からは加工に適した第2の速度である加工速度で搬送し、加工終了から搬送終点までを第3の速度で搬送した後、前記一方のプッシャーは搬送領域外に引き込まれた状態で前記搬送終点から前記搬送開始点まで第4の速度で後退し、
他方のプッシャーは前記一方のプッシャーの駆動系から前進許可信号を受けた後、前記搬送開始点から、前記搬送領域内に突出した状態で前記第1の速度で進行し、搬送している先頭の物品の前縁が、前記第1の速度よりも低速の前記加工速度で進行している前記一方のプッシャーの後縁に追いつく直前に、前記他方のプッシャーの進行速度が前記一方のプッシャーと同じ前記加工速度まで減速することにより所定の隙間を確保して、以降前記一方のプッシャーと前記他方のプッシャーは、同様の動作を繰り返すことを特徴としている。
前記加工機において、前記第1及び第2の駆動系はサーボモータ又はパルスモータによる駆動であるとよい。
前記第1及び第2のプッシャーが共に進行している状態では、後側のプッシャーで押されている物品が前側プッシャーに接触しないように前記第1及び第2の駆動系を制御するとよい。
本発明に係る加工機によれば、2つの駆動系で作動される2つのプッシャーのうち一方のプッシャーが進行して物品を押している期間中に他方のプッシャーが後退して搬送入側に送り込まれた物品の後方位置に戻り、次の物品を進行方向に押すようにすることで、ロスタイムを無くし、物品の搬送効率を連続搬送に近づけることが可能である。
また、物品を進行方向後方からプッシャーで押す構成であり、物品を連続的に並べて押せ押せで搬送する機構に比べて、物品の変形や寸法誤差の累積の影響を受けにくく、物品を安定した姿勢で搬送可能である。
また、本発明に係る加工機によれば、前記物品の搬送装置で搬送された物品を研磨又は研削する構成であるため、物品の連続搬送に近い生産効率を実現できるとともに、加工安定性の向上、加工品質の向上が可能である。さらに、物品の姿勢不良に起因する加工機の停止が無くなるため、加工機の稼働率の向上にも寄与できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、加工機の実施の形態を図面に従って説明する。
図1〜図4は本発明に係る加工機としての研磨装置の実施の形態を示す。これらの図において、基台1には、X1ガイド軸15とX2ガイド軸25とが被加工物品搬送路2と平行乃至略平行(水平面内のX軸方向)に該被加工物品搬送路2を挟むように配置、固定されている。X1ガイド軸15にはX1スライダ17が、X2ガイド軸25にはX2スライダ27が、それぞれX軸方向に摺動自在に取り付けられている。図3及び図4に示すように、X1スライダ17及びX2スライダ27のX軸方向の駆動はそれぞれX1駆動系501及びX2駆動系502により行われる。
なお、被加工物搬送路2は被加工物品5を摺動自在に支持して進行方向(X軸方向)に案内するレールであり、ここでは、被加工物品5の搬送方向をX軸、水平面内で被加工物品5の搬送方向と垂直な方向をY軸、X軸及びY軸に垂直な鉛直方向をZ軸とし、被加工物品5を搬送する向きをX軸の正の向き、被加工物品5を搬送する向きに対して右向きをY軸の正の向き、上向きをZ軸の正の向きとする。
前記X1スライダ17にはY1ガイド軸18を介してY1スライダ19が、前記X2スライダ27にはY2ガイド軸28を介してY2スライダ29が、それぞれY軸方向に摺動自在に支持されている。Y1スライダ19は、X1スライダ17がX軸方向に摺動するのに伴い、一体となってX軸方向に移動可能である。Y2スライダ29は、X2スライダ27がX軸方向に摺動するのに伴い、一体となってX軸方向に移動可能である。Y1スライダ19及びY2スライダ29のY軸方向の駆動は、図示しないY駆動系、例えば、エアシリンダー等により行われる。前記Y駆動系はX1スライダ17及びX2スライダ27上にそれぞれ搭載されていてもよいし、Y1スライダ19及びY2スライダ29を作動させる位置(プッシャーの搬送開始点及び搬送終点)に対応させて基台1側に設置されていてもよい。
第1のプッシャー10は、Y1スライダ19に設けられて(取り付け固定されて)おり、Y1スライダ19がY軸方向に摺動するのに伴い、被加工物品搬送路2の内外(つまり搬送領域とそれ以外の領域)を移動可能であり、X1スライダ17がX軸方向に摺動するのに伴い、被加工物品搬送路2上をX軸方向に移動可能である。第2のプッシャー20は、Y2スライダ29に設けられて(取り付け固定されて)おり、Y2スライダ29がY軸方向に摺動するのに伴い、被加工物品搬送路2の内外(つまり搬送領域とそれ以外の領域)を移動可能であり、X2スライダ27がX軸方向に摺動するのに伴い、被加工物品搬送路2上をX軸方向に移動可能である。つまり、第1及び第2のプッシャー10,20は被加工物品搬送路2内に位置しているときに被加工物品搬送路2上に摺動自在に置かれた被加工物品5を前進させることができる。
図3のように、X1駆動系501及びX2駆動系502は、それぞれ基台1下側に設置されたモータ52と、該モータ52の回転軸に連結されたボール螺子軸53とを有している。X1駆動系501側のボール螺子軸53に螺合するボール螺子ナット551は前記X1スライダ17に連結固定されている。従って、X1スライダ17はボール螺子軸53の回転によりボール螺子ナット551がX軸方向に移動するのに伴いX軸方向に移動する。同様に、X2駆動系502側のボール螺子軸53に螺合するボール螺子ナット552は前記X2スライダ27に連結固定されている。従って、X2スライダ27はボール螺子軸53の回転によりボール螺子ナット552がX軸方向に移動するのに伴いX軸方向に移動する。X1駆動系501及びX2駆動系502の回転動力源としてのモータ52には、サーボモータ又はパルスモータなどが適していて、X1駆動系501及びX2駆動系502が移動速度及び加速度を各々個別に設定可能としている。
また、図4のように、基台1上に固定された固定フレーム70にはZ軸スライドガイド71が固定され、Z軸スライドガイド71により昇降フレーム72がZ軸方向に昇降自在に支持されている。昇降フレーム72の前面垂直部72aにはスピンドル軸69が軸支されており、昇降フレーム72の水平部72bにはスピンドルモータ67が取り付けられている。スピンドルモータ67の回転駆動力はベルト73を用いた巻掛伝動機構によりスピンドル軸69に伝えられるようになっている(巻掛伝動機構に限らず他の伝動機構を用いてもよい)。研磨加工機の場合、スピンドル軸69には回転砥石65が取り付け固定されている。
前記昇降フレーム72を昇降駆動するためのZ駆動系60は、固定フレーム70側に設置されたモータ62と、図3のように、該モータ62の回転軸に連結されたボール螺子軸61と、該ボール螺子軸61に螺合するボール螺子ナット(図示せず)とを有し、ボール螺子ナットが昇降フレーム72側に固定されている。従って、Z駆動系60の駆動により昇降フレーム72がZ軸方向に移動するのに合わせて砥石65も上下に動く。
なお、図1のように、被加工物品搬送路2の搬送入側には入側コンベア40が、搬送出側には出側コンベア50が配置されている。入側コンベア40から被加工物品搬送路2の搬送入側への移送は例えばピックアンドプレース機構で行うことができる。同様に、被加工物品搬送路2の搬送出側から出側コンベア50への移送も例えばピックアンドプレース機構で行うことができる。
次に、この実施の形態の動作説明を、回転砥石を用いた研磨加工を行う場合について、プッシャーが1系統の従来装置と対比して説明する。
図7はプッシャーが1系統の場合で、被加工物品を2個毎加工するときのバッチタクト加工の2個送りサイクルタイムチャートである。2個の被加工物品の加工が終了後、プッシャーは搬送入側に新たに供給された2個の被加工物品の後側に早戻りしてから、回転砥石による加工位置に2個の被加工物品を進行させるが、停止期間(0.1秒)と、プッシャーの早戻り期間(0.66秒)と、加工期間(5.52秒)のうち被加工物品が回転砥石による加工を受けていない期間は、研磨加工が行われない期間(ロスタイム)となり、サイクルタイムは6.38秒/2個=3.19秒/個となる。なお、停止期間はプッシャーが早戻り動作又は被加工物品の搬送動作のために被加工物搬送路に対して出入りするための期間である。
本実施の形態ではプッシャーは2系統であり、図5のように、第1及び第2のプッシャー10,20を交互に用いてそれぞれ2個の被加工物品5を進行方向に並べて押す場合について説明する。但し、第1及び第2のプッシャー10,20で3個以上の被加工物品5を押すことが可能であることは勿論である。
まず、加工対象となる被加工物品5に合わせて回転砥石65の回転軸の高さをZ駆動系60を駆動して調整しておく。次に、図1の入側コンベア40から被加工物品搬送路2の搬送入側に被加工物品5を移載する。このとき、図5の場合には、前記搬送入側に被加工物品5を2個毎移載する。移載された被加工物品5の後側に位置するプッシャーの搬送開始点では、Y駆動系の駆動により、例えばY1スライダ19をY軸の負方向(プッシャー突出方向)に移動させる。Y1スライダ19に取り付けられた第1のプッシャー10は、Y1スライダ19がY軸の負方向に移動したのに伴い被加工物品搬送路2外から被加工物品搬送路2上に移動(突出)する。この時点で、第1のプッシャー10は、被加工物品搬送路2上において2個の被加工物品5の搬送する向きに対して後側に位置している。
この状態から、図3のX1駆動系501を駆動して、X1スライダ17をX軸の正方向に移動させる。X1スライダ17上に支持されているY1スライダ19も、X1スライダ17がX軸の正方向に移動するのに伴いX軸の正方向に移動するので、第1のプッシャー10は、被加工物品搬送路2上において2個の被加工物品5を搬送する向きの後側から押して移動させる。そして、2個の被加工物品5は、第1のプッシャー10に押されてX軸の正方向に移動し、砥石65による研磨位置に達し、研磨加工され、さらに第1のプッシャー10が搬送終点にまで移動することで被加工物品搬送路2の搬送出側に送出される。搬送出側に達した被加工物品5は、図1の出側コンベア50に移載される。
なお、前記第1のプッシャー10が、被加工物品搬送路2上において被加工物品5を後側から押して移動する速度は、砥石65による研磨位置に達する直前までは高速である(高速の搬送速度(加工前早送り速度)とする)が、被加工物品5が砥石65による研磨位置に達した後は、目的とする加工に合わせて減速する(低速の加工速度にする)。さらに、砥石65による加工終了からプッシャー10の搬送終点までは高速の搬送速度(加工後早送り速度)で移動する。
被加工物品5を搬送出側まで押した第1のプッシャー10は、その搬送終点において停止し、Y駆動系の駆動によりY軸の正の方向(プッシャー戻り方向)に移動する。すなわち、被加工物品搬送路2外に引き込まれる。被加工物品搬送路2外に出た第1のプッシャー10は、X1駆動系501の駆動により、被加工物品搬送路2外を、搬送終点から搬送開始点まで高速で戻る(早戻り)。
搬送開始点まで戻った第1のプッシャー10は、新たに被加工物品搬送路2上に供給された2個の被加工物品を同様の動作により搬送する。以上の動作を繰り返すことで前記第1のプッシャー10は、入側コンベア40から供給された被加工物品を搬送する。
第2のプッシャー20も、動作は第1のプッシャーと同様である。すなわち、搬送開始点においてY駆動系の駆動により被加工物品搬送路2上に出て、入側コンベア40から供給された2個の被加工物品5を、図3のX駆動系502の駆動により被加工物品搬送路2上において押す。そして、搬送終点においてY駆動系の駆動により被加工物品搬送路2外に出て、X駆動系502の駆動により搬送開始点まで戻り、同様の動作により新たに供給された被加工物品5を搬送する、という動作を繰り返す。
図6はプッシャーが2系統の場合で、被加工物品を2個毎加工するときの2個送りサイクルタイムチャートであり、この図を用いて第1のプッシャー10の動作と第2のプッシャー20の動作との関係を説明する。
前記第1のプッシャー10が加工速度で進行して被加工物品5を移動させている期間中に(換言すれば、第1のプッシャー10で押されている被加工物品5の研磨加工が行われている最中に)、第2のプッシャー20が後退して搬送入側に送り込まれた2個の被加工物品5の後方位置(搬送開始点)に戻る(早戻りする)。この位置で、第2のプッシャー20の駆動系は、第1のプッシャー10の駆動系から前進を許可する前進許可信号を受けるまで第2のプッシャー20を停止させておく。前記前進許可信号を受けると、第2のプッシャー20は被加工物品5が砥石65による研磨位置に達する直前まで高速の搬送速度(加工前早送り速度)で移動し、以後砥石65による加工領域で低速の加工速度で移動し、加工終了後は再度高速の搬送速度(加工後早送り速度)で移動する。なお、前記前進許可信号を受けるまで第2のプッシャー20が停止するのは、早戻り後、直ちに第2のプッシャー20が高速の搬送速度(加工前早送り速度)で前進すると、第2のプッシャー20で押されている先頭の被加工物品5が、低速の加工速度で移動中の第1のプッシャー10に衝突する危険性があるためである(衝突は加工精度の大幅な劣化をもたらす)。このため、例えば、前記前進許可信号を出すタイミングは、第1のプッシャー10側の被加工物品5の加工がかなり進み、第2のプッシャー20が高速の搬送速度(加工前早送り速度)で前進する距離範囲では第2のプッシャー20側の被加工物品5が第1のプッシャー10に当たることがなくなる時期であり、高速の搬送速度で進行している第2のプッシャー20で搬送している先頭の被加工物品5の前縁が、低速の加工速度で進行している第1のプッシャー10の後縁に追いつく直前に、第2のプッシャー20の進行速度が第1のプッシャー10と同じ加工速度まで減速して図5の隙間Gを確保できるように設定する(X1及びX2駆動系501,502を制御する)。
そして、搬送を終えた第1のプッシャー10は、第2のプッシャー20が加工速度で進行して被加工物品5を搬送している期間中に後退して搬送入側に新しく送り込まれた被加工物品5の後方位置(搬送開始点)に戻る(早戻りする)。その後は、前述した早戻り後の第2のプッシャー20と同じ動作で第2のプッシャー20を後方から追うように被加工物品5を搬送する。この際も、第1のプッシャー10の搬送している先頭の被加工物品5の前縁が、低速の加工速度で進行している第2のプッシャー20の後端に追いついて接触しないように図5の隙間Gを確保する。
図6に示したプッシャー2系統の2個送り加工の場合のサイクルタイムは、図7と同じ被加工物品について計測した場合、7.02秒/4個=1.76秒/個となった。ちなみに、実施の形態の装置で被加工物品5を3個毎加工する場合、つまりプッシャー2系統の3個送り加工の場合のサイクルタイムは9.18秒/6個=1.53秒/個となる。これは連続加工の1.5秒/個にかなり近い値となる。
この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) 2つの駆動系で作動される2系統のプッシャー10,20のうち一方のプッシャーが進行して被加工物品を押している期間中に他方のプッシャーが後退して搬送入側に送り込まれた被加工物品5の後方位置に戻るようにすることで、ロスタイムを無くし、被加工物品5の搬送効率を連続搬送に近づけることが可能である。従って、加工機の処理能力の向上を図ることができる。
(2) 従来のニップロール方式で被加工物品を加工位置にまで搬送する構成は、進行方向の長さが短い被加工物品の場合に被加工物品の進行方向に向かう配列個数が多くなり、搬送姿勢が不安定となり、ひいては加工安定性に欠けることになるが、本実施の形態のように、1個若しくは少ない個数の被加工物品5をプッシャー10,20で進行方向後方から押す構成としたことで、被加工物品5の変形や寸法誤差の累積の影響を受けにくく、被加工物品5を安定した姿勢で搬送可能である。
(3) このように、搬送効率を連続搬送に近づけ、かつ搬送姿勢を安定化することで、加工安定性を確保でき、例えば回転砥石65を用いた研磨加工機の場合、研磨加工精度、品質の向上を図ることができる。さらに、被加工物品5の姿勢不良に起因する加工機の停止が無くなるため、加工機の稼働率の向上にも寄与できる。
なお、上記実施の形態では、回転砥石を用いた研磨加工機を示したが、研削治具を用いた研削加工機にも本発明が適用可能であることは勿論である。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
本発明に係る加工機の実施の形態を示す要部平面図である。 実施の形態の全体構成を示す平面図である。 同正面図である。 同側面図である。 実施の形態の動作説明のための拡大平面図である。 実施の形態の場合における2系統プッシャーによる2個送りサイクルタイムチャートである。 従来の1系統プッシャーによる2個送りサイクルタイムチャートである。 従来の研磨加工機であり、(A)は正面図、(B)は被加工物品の搬送を示す平面図である。
符号の説明
1 基台
2 被加工物品搬送路
5 被加工物品
10,20 プッシャー
15 X1ガイド軸
17 X1スライダ
18 Y1ガイド軸
19 Y1スライダ
25 X2ガイド軸
27 X2スライダ
28 Y2ガイド軸
29 Y2スライダ
40 入側コンベア
50 出側コンベア
60 Z駆動系
52,62,67 モータ
65 回転砥石
69 スピンドル軸
70 固定フレーム
71 Z軸スライドガイド
72 昇降フレーム
501 X1駆動系
502 X2駆動系

Claims (3)

  1. 搬送入側から送り込まれた物品を、物品の進行方向後方から押す第1のプッシャーと、
    前記第1のプッシャーを搬送方向と略平行に移動させる第1の駆動系と、
    前記第1のプッシャーを前記物品の搬送領域とそれ以外の領域とに移動させる第1の移動機構と、
    搬送入側から送り込まれた物品を、物品の進行方向後方から押す第2のプッシャーと、
    前記第2のプッシャーを搬送方向と略平行に移動させる第2の駆動系と、
    前記第2のプッシャーを前記物品の搬送領域とそれ以外の領域とに移動させる第2の移動機構と、
    物品の研磨又は研削加工を行う砥石又は研削治具とを備える、物品を研磨又は研削する加工機であって、
    前記第1或いは第2のプッシャーのうち一方のプッシャーが、前記搬送領域内に突出した状態で搬送開始点から第1の速度で進行して物品を加工位置直前まで搬送し、前記加工位置からは加工に適した第2の速度である加工速度で搬送し、加工終了から搬送終点までを第3の速度で搬送した後、前記一方のプッシャーは搬送領域外に引き込まれた状態で前記搬送終点から前記搬送開始点まで第4の速度で後退し、
    他方のプッシャーは前記一方のプッシャーの駆動系から前進許可信号を受けた後、前記搬送開始点から、前記搬送領域内に突出した状態で前記第1の速度で進行し、搬送している先頭の物品の前縁が、前記第1の速度よりも低速の前記加工速度で進行している前記一方のプッシャーの後縁に追いつく直前に、前記他方のプッシャーの進行速度が前記一方のプッシャーと同じ前記加工速度まで減速することにより所定の隙間を確保して、以降前記一方のプッシャーと前記他方のプッシャーは、同様の動作を繰り返すことを特徴とする加工機。
  2. 前記第1及び第2の駆動系はサーボモータ又はパルスモータによる駆動であることを特徴とする請求項1記載の加工機。
  3. 前記第1及び第2のプッシャーが共に進行している状態では、後側のプッシャーで押されている物品が前側プッシャーに接触しないように前記第1及び第2の駆動系を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の加工機。
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