JP4560305B2 - 吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器 - Google Patents

吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器 Download PDF

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Description

本発明は、気体によって粉粒体材料(例えば、合成樹脂原材料等の粉粒体)が輸送される吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器に関する。
従来、捕集器本体の上部に材料供給口、下部にダンパー装置を設けた材料排出口を形成し、該材料排出口を閉じて、捕集器本体の適所に設けた気体吸引口より吸引空気を作用させ、上記材料供給口より粉粒体材料を吸引することによって、捕集器本体内に粉粒体材料を貯留させる構造の吸引式粉粒体捕集器はあった。
また、上部に気体吸引口、下部に材料排出口を設けた材料混合槽と、材料貯留槽とを、材料供給口を設けた連結管で接続し、上記気体吸引口に作用させた吸引力によって、上記材料供給口より供給される粉粒体材料を上記材料混合槽で気流混合しながら、所定量の上記粉粒体材料を貯留させた後、上記ダンパー装置を開いて、その粉粒体材料を、上記材料貯留槽に移送させる構造の気流混合吸引式粉粒体捕集器もあった。
これらの吸引式粉粒体捕集器及び気流混合吸引式粉粒体(以下、「吸引式粉粒体捕集器等」と省略する。)の上記ダンパー装置は、上記材料排出口を塞ぐための蓋体が駆動アームの自由端に設けられ、この駆動アームの支点を介した基端側にバランス錘を設けたものであった。(例えば、特許文献1参照。)。
また、このダンパー装置に加え、或いは、上記バランス錘に代えて、ソレノイド、センサ等を利用して、上記蓋体の開閉動作を行うものもあった。
そして、吸引力を気体吸引口に作用させると、材料排出口の下部に位置付けされたダンパー装置の蓋体が上記吸引力によって捕集器本体側に吸い上げられて、材料排出口を閉じると共に、捕集器本体内が負圧となり、粉粒体材料が材料供給口から吸引力によって供給され、捕集器本体に貯留される。
一方、上記捕集器本体に所定量の粉粒体材料が収容され、蓋体に加わる荷重によって生じる回転モーメントが、バランス錘によって生じる回転モーメントを越えると、蓋体が下方に降下して、材料排出口を開口させるので、捕集器本体に貯留された所定量の粉粒体材料が落下排出されるものである。
特開平9−263333号(図1)
しかし、従来の吸引式粉粒体捕集器等のダンパー装置では、その蓋体を開閉させるため、上記バランス錘や駆動アーム等が必要となり、また、ソレノイド、センサ等を設けたものでは、電気信号を送るためのケーブル線が必要となり、構造が複雑化されるという問題に加え、装置全体も大型化されてしまう問題があった。
また、構造の複雑化は、故障要素が多いことにも繋がり、蓋体の開閉動作に伴う機構上の故障も多くなるという問題もあった。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするもので、ダンパー装置の蓋体を吊部材で吊り下げて支持するという新規な構造の創作によって、機構的にも簡易な構造とし、装置全体の小型化、軽量化をも可能にした吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器を提供する。
上記目的を達成するため、
請求項1,2に係る吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器では、吸引力によって開閉動作される蓋板を、材料排出口との間に所定の隙間を形成するようにして吊部材で吊り下げて支持するという新規な構造にした点に特徴がある。
ここで、吊部材とは、蓋板が粉粒体材料の荷重を受けたときに、蓋板を開放位置までスムーズに待避移動させ、かつ粉粒体材料の排出が終了した後には、最初の待機位置に復帰するのに十分な変形をなすものであればよく、一種類の素材、複数種類の組み合わせの素材や、機械的な機構を問わない。後者の例としては、例えば、多関節機構で吊り下げ支持するものであってもよい。
最も簡易な例では、蓋板を可撓性素材、例えば、細い2本のワイヤーや紐などで吊り下げ支持した構造とし、待機位置では、排出口との間に所定の隙間を形成する位置に蓋板をバランスさせる一方、粉粒体材料の排出時には、その粉粒体材料の荷重によって開放位置まで蓋板を退避させながら排出し、その排出後は、最初の待機位置に上記蓋板が復帰される、いわゆる振り子の原理を応用させた構造にできる。
そのため、粉粒体材料が捕集器本体に吸引されて所定質量に達するか、或いは、吸引力を停止するなどして、その貯留された質量が吸引力を越えると、材料排出口を閉塞していた蓋板は開き、粉粒体材料が落下排出される。
このとき、蓋板は、粉粒体材料の落下排出に伴い、粉粒体材料の落下する荷重を受けて最初の待機位置より退避された位置(「開放位置」と呼ぶ。)に移動されるが、捕集器本体の材料の排出が完了すると、その自重によって最初の待機位置に自然に戻されるのである。
そのため、機構的にも簡易な構造にすることができ、装置全体の小型化、軽量化をも達成できる。
また、簡易な構造によって、故障要素を軽減でき、蓋板の開閉動作に伴う機構上の故障も防止できる。
請求項3,5に係る吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器では、材料排出口と蓋板が、同方向に傾斜された状態で所定の間隙を形成して吊下げ支持されているので、蓋板が待避される方向を特定でき、粉粒体材料の排出方向や排出位置も特定できる。
請求項4,6に係る吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器では、粉粒体材料の排出が終わると吊部材が待機位置に戻されるが、このとき、吊部材は、ストッパー部によって揺動を規制されるので、蓋板を素早く待機位置に停止させ、復帰効率を高めることができる。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1,2に係る吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器によれば、蓋板を材料排出口との間に所定の隙間を形成するようにして吊部材で吊り下げて支持するという新規な構造によって、機構的にも簡易な構造にすることができ、装置全体の小型化、軽量化をも達成できる。
また、簡易な構造によって、故障要素を軽減でき、蓋板の開閉動作に伴う機構上の故障も防止できる。
請求項3,5に係る吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器によれば、蓋板が待避される方向を特定でき、粉粒体材料の排出方向や排出位置も特定できる。
請求項4,6に係る吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器によれば、吊部材を素早く待機位置に停止させ、復帰効率を高めることができる。
以下、本発明に係る吊り下げ式ダンパー装置Aを備えた吸引式粉粒体捕集器Bを図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る吊り下げ式ダンパー装置Aを備えた吸引式粉粒体捕集器Bの一実施例を概略した全体断面図、図2は、図1の破線で囲んだ部分を示した吊り下げ式ダンパー装置Aの概略斜視図である。
この吸引式粉粒体捕集器Bは、捕集器本体1の上部に材料供給口2、下部に材料排出口3が設けられ、この材料排出口3の下方に、本発明の吊り下げ式ダンパー装置Aを設けたものであり、この吊り下げ式ダンパー装置Aで材料排出口3閉じ、気体吸引口4よりブロアー等の吸引力を作用させて、材料供給口2より粉粒体材料(不図示)を吸引することで、捕集器本体1内に粉粒体材料を貯留させる構造のものである。
以下、各部材について、詳説する。
捕集器本体1は、上方が開放された円筒状の胴部11と、この上部に連結具12によって連結・分離自在に連結された蓋部13とより成る。
胴部11は、下端に向けて除々に狭いテーパー状に形成しており、粉粒体材料を下端の材料排出口3にスムーズに集結できるようにしている。
胴部11の側壁上部には、材料供給口2が開設され、この材料供給口2には、更に材料供給管21が突設され、この材料供給管21を通じて粉粒体材料が供給される。
蓋部13の頂壁には気体吸引口4が開設され、この気体吸引口4には、排気管41を介してブロアー等の気体吸引装置(図示略)を接続している。
ここで、粉粒体材料は、粉体・粒体・微小薄片・短繊維片等を含む材料を意味するが、本実施例では、樹脂用粉粒体材料を使用している。
このような捕集器本体1の下端部には、材料排出口3を開閉する本発明の吊り下げ式ダンパー装置Aを設けることができる。
吊り下げ式ダンパー装置Aは、材料排出口3の下端から所定の隙間tを形成して待機される蓋体6と、蓋体6を吸引式粉粒体捕集器Aに吊り下げて支持する吊部材7とを備えて成る。
この蓋体6は、金属製板、合成樹脂製板などで、材料排出口3を隠蔽する形状、大きさであれば良いが、上記ブロアー等の吸引力によって持ち上げられ、材料排出口3を密閉する重さに形成している。
また、蓋体6表面に静電防止剤などを吹き付けるか、或いは、蓋体6自体を静電防止素材で形成しておけば、上記粉粒体材料と蓋体6との摩擦静電気によって、粉粒体材料が蓋体6に付着することを防いで、閉蓋時における粉粒体材料の噛み込みを防止できる。
隙間tは、粉粒体材料の材質や大きさ等によって数ミリ〜数十ミリ程度に調節されるが、本実施例での隙間tは、10mm程度以下であることが望ましい。
なお、図2では、作図都合上、隙間tが広く形成されたように描かれているが、要するに、気体吸引口4よりブロアー等の吸引力を作用させたときに、この吸引力で蓋体6が持ち上げられて、材料排出口3を閉蓋できる程度の隙間tであれば良い。
吊部材7は、2本のワイヤーや紐などの可撓性素材を用い、これら吊部材7の下端を、蓋体6の略対向位置に各々固定している。
この吊部材7は、材料排出口3を構成している材料排出管31の外側に位置付けられ、図2で示すように、上端を材料排出管31の上部に形成された鍔部32に設けた透孔32’を通して、止具33によって固定している。
このように、吊部材7を材料排出管31の外側に位置付けすることで、粉粒体材料に吊部材7が直接接触することがないため、粉粒体材料の排出が邪魔されることがなく、しかも異物混入の防止や動作不良を引き起こすこともない。
このようにして、蓋板6を材料排出口3の下方に間隙tを形成した状態で、吊部材7によって吊り下げ支持することによって、粉粒体材料が蓋体6の上方から排出されるときには、この粉粒体材料の落下荷重に伴って、蓋体6が一方に退避され、上記粉粒体材料の排出後には、再び最初の位置に復帰される、いわゆる振り子構造にできる。
本発明に係る吊り下げ式ダンパー装置Aを備えた吸引式粉粒体捕集器Bによれば、蓋体6と材料排出口3との間に所定の隙間tを形成するようにして、蓋体6を吊部材7で吊り下げ支持するという簡易な構造であるため、装置全体の小型化、軽量化を図ることができる。
また、このような簡易な構造によって、故障要素を軽減でき、蓋体6の開閉動作に伴う機構上の故障も軽減、防止できる。
さらに、本実施例では、材料排出口3の下端縁34を傾斜して形成し、この下端縁34の傾斜に沿って、所定の隙間tを形成するようにして、蓋体6が傾斜された状態で吊下げ支持されている。
このようにすれば、上記粉粒体材料は、傾斜している下位側(図中左側)に荷重が強く負荷されるので、蓋体6は、下位側(図中左側)から上位側(図中右側)に向けて移動して待避される。
そのため、蓋体6の待避される方向を特定することができ、粉粒体材料の排出方向や排出位置も特定することができる。
また、本実施例では、傾斜によって、蓋体6の待避方向を特定したものを示しているが、例えば、吊部材7下端と蓋体6との固定位置を偏位させて、蓋体6の待避方向を特定することも可能である。
次に、本発明に係る吊り下げ式ダンパー装置Aを備えた吸引式粉粒体捕集器Bの動作について説明する。
図3(a)、(b)及び図4(c)、(d)は、図1及び図2で示した吊り下げ式ダンパー装置Aの要部を拡大した動作説明図である。
以下、図1〜図4に基づき説明するが、図1及び図2と共通する部位には、同一の番号を付し、その説明は省略する。
上記気体吸引装置(図示略)の作動前では、蓋体6は、上述の通り、吊部材7によって材料排出口3の下方に、所定の隙間tを形成して待機しており、捕集器本体1内には粉粒体材料が貯留されていない状態である〔図1、図2、図3(a)参照。〕。
この状態から、上記気体吸引装置(図示略)による吸引空気を気体吸引口4に作用させると、捕集器本体1内が負圧となり、粉粒体供給管21を通じて材料供給口2から粉粒体材料が捕集器本体1内に供給されると共に、その吸引空気は、フィルター14を介して排気管41へと循環される〔図1、図2、図3(a)参照。〕。
このとき、吊り下げ式ダンパー装置Aでは、捕集器本体1内との気圧差によって、蓋体6を吊り下げ支持している吊部材7が撓むと共に、蓋体6が上方に持ち上げられ、蓋体6は、材料排出口3を密閉する。〔図3(a)、(b)参照。〕。
また、負圧直後には、隙間tを通じて外気が吸気されるので、材料排出口3と蓋体6との間に、粉粒体材料が付着されていても吸引され、隙間tに粉粒体材料が噛み込むことを防止して材料排出口3を確実に塞ぐことができる〔図3(a)、(b)参照。〕。
なお、吊部材7が撓み難い素材を使用すれば、負圧直後における蓋体6の閉塞時間を多少遅らせることができ、上記吸気時間を長くして材料排出口3と蓋体6との間に粉粒体材料が噛み込むことを確実に防止できる。
かくして、蓋体6に吸引力が作用して材料排出口3を閉じると、粉粒体材料は、材料供給口2から捕集器本体1に吸引され、捕集器本体1に所定量が貯留される。
そして、捕集器本体1に所定量の粉粒体材料が収容されると、捕集器本体1の適所に設けられたレベルセンサー5等によって、粉粒体材料の供給が停止すると共に、上記気体吸引装置(図示略)の作動も停止或いは解除される。
すると、捕集器本体1内に貯留されている粉粒体材料の落下荷重が蓋体6にかかり、閉止されていた材料排出口3を開放すると共に、吊部材7が緊張された状態となる。
そして、粉粒体材料は、その自重により、材料排出口3から下方に自然落下して排出されるが、このとき、蓋体6は、粉粒体材料の落下荷重によって、一方(図中では右方)に振られ、開放位置に待避される〔図1、図2、図4(c)参照。〕。
やがて、貯留されていた粉粒体材料が排出されるのに伴って、開放位置に待避されていた蓋体6には、上記落下荷重も次第に減少されるので、振り子原理によって、上記開放位置から次第にもとの待機位置に戻ることができる。
なお、図4(d)で示すように、材料排出管31の外側壁下方であって、吊部材7の待機位置に、この吊部材7の揺動を規制するストッパー部8を設けておけば、蓋体6が戻る際の振れ時間を減少でき、蓋体6を素早く待機位置に停止させ、効率を高めることができるのである〔図4(d)参照。〕。
図5は、本発明に係る吊り下げ式ダンパー装置Aを備えた気流混合吸引式粉粒体捕集器Cの一実施例を概略した全体断面図である。
ここでは、吊り下げ式ダンパー装置Aが取付けされた気流混合吸引式粉粒体捕集器Cを示している。
なお、図1〜図4と対応する部位には、共通の符号を付し、その説明は省略する。
この気流混合吸引式粉粒体捕集器Cは、上部に気体吸引口4、下部に材料排出口3を設けた材料混合槽1’と、材料貯留槽80とを、材料供給口2を設けた連結管31’で接続し、気体吸引口4に作用させた吸引力によって、材料供給口2より供給される上記粉粒体材料を材料混合槽1’で気流混合しながら、この材料混合槽1’に所定量の粉粒体材料を貯留させた後、吊り下げ式ダンパー装置Aを上述同様に動作させることで(図2、図3参照)、貯留されている上記粉粒体材料を材料混合槽1’から材料貯留槽80に移送させる構造のものである。
このような吊り下げ式ダンパー装置Aを備えた気流混合吸引式粉粒体捕集器Cであっても、上述の実施例1で示した場合と同様、蓋体6と材料排出口3との間に所定の隙間tを形成するようにして、蓋体6を吊部材7で吊り下げ支持するという簡易な構造にすることができ、気流混合吸引式粉粒体捕集器C全体の小型化、軽量化を達成できる。
また、簡易な構造によって、故障要素を軽減でき、蓋体6の開閉動作に伴う機構上の故障も防止できる。
本発明は吸引式粉粒体捕集器、気流混合吸引式粉粒体捕集器として有効に利用することが可能である。
本発明に係る吊り下げ式ダンパー装置Aを備えた吸引式粉粒体捕集器Bの一実施例を概略した全体断面図である。 図1の破線で囲んだ部分を示した吊り下げ式ダンパー装置Aの概略斜視図である。 (a)、(b)は、図1で示した吊り下げ式ダンパー装置Aの要部を拡大した動作説明図である。 (c)、(d)は、図1で示した吊り下げ式ダンパー装置Aの要部を拡大した動作説明図である。 本発明に係る吊り下げ式ダンパー装置Aを備えた気流混合吸引式粉粒体捕集器Cの一実施例を概略した全体断面図である。
A 吊り下げ式ダンパー装置
B 吸引式粉粒体捕集器
C 気流混合吸引式粉粒体捕集器
t 隙間
1 捕集器本体
2 材料供給口
3 材料排出口
31’ 連結管
4 気体吸引口
6 蓋体
7 吊部材
8 ストッパー部

Claims (6)

  1. 気体吸引口と材料供給口を設けた捕集器本体と、その下部に設けられ、材料排出口を有した材料排出管と、この材料排出管に設けられたダンパー装置とを備えた吸引式粉粒体捕集器であって、
    上記ダンパー装置は、上記捕集器本体に吸引力を作用させて粉粒体材料を吸引補給するとき上記材料排出口を閉塞する蓋板と、
    それぞれの下端が上記蓋板の略対向位置に固定される一方、それぞれの上端が上記材料排出管の外側に固定され、上記蓋板に上記吸引力が作用していない待機位置において、この蓋板と上記材料排出口との間に、所定の隙間を形成するようにして、該材料排出口の下方に該蓋板を吊り下げ支持し、かつ、可撓性素材からなる一対の吊部材とを備えており、
    上記捕集器本体に吸引補給されて貯留された所定量の粉粒体材料を排出させるときには、その粉粒体材料の荷重によって該蓋板が開放位置に退避して上記材料排出口を開く構成にしている吸引式粉粒体捕集器。
  2. 上部に気体吸引口を設け、下部に材料排出口及び材料供給口を有した連結管を設けた材料混合槽と、この材料混合槽の下部に、上記連結管を介して接続された材料貯留槽と、上記連結管設けられたダンパー装置とを備え、上記気体吸引口に作用させた吸引力によって、上記材料供給口から導入した粉粒体材料を上記材料混合槽で気流混合しながら、材料混合槽に所定量の粉粒体材料を貯留させた後、上記ダンパー装置を開いて、その粉粒体材料を、上記材料貯留槽に移送させる構造とした気流混合吸引式粉粒体捕集器であって
    上記ダンパー装置は、上記材料混合槽に吸引力を作用させて粉粒体材料を吸引補給するとき上記材料排出口を閉塞する蓋板と、
    それぞれの下端が上記蓋板の略対向位置に固定される一方、それぞれの上端が上記連結管の外側に固定され、上記蓋板に上記吸引力が作用していない待機位置において、この蓋板と上記材料排出口との間に、所定の隙間を形成するようにして、該材料排出口の下方に該蓋板を吊り下げ支持し、かつ、可撓性素材からなる一対の吊部材とを備えており、
    上記材料混合槽吸引補給されて貯留された所定量の粉粒体材料を排出させるときには、その粉粒体材料の荷重によって該蓋板が開放位置に退避して上記材料排出口を開く構成にしている気流混合吸引式粉粒体捕集器。
  3. 請求項において、
    上記材料排出口は、下端縁が傾斜されて形成されており上記蓋板は、上記待機位置において、この材料排出口の下端縁の傾斜に沿って傾斜された状態で、上記一対の吊部材によって吊り下げ支持されていることを特徴とする吸引式粉粒体捕集器。
  4. 請求項1または3において、
    上記吊部材の揺動を規制するストッパー部を、上記材料排出管更に設けていることを特徴とする吸引式粉粒体捕集器。
  5. 請求項において、
    上記材料排出口は、下端縁が傾斜されて形成されており上記蓋板は、上記待機位置において、この材料排出口の下端縁の傾斜に沿って傾斜された状態で、上記一対の吊部材によって吊り下げ支持されていることを特徴とする気流混合吸引式粉粒体捕集器。
  6. 請求項2または5において、
    上記吊部材の揺動を規制するストッパー部を、上記連結管更に設けていることを特徴とする気流混合吸引式粉粒体捕集器。
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