JP2015042572A - 粉粒体材料の捕集装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粉粒体材料の捕集装置1は、空気吸引源2に接続される吸引口12a及び空気輸送される粉粒体材料を受け入れる導入口13aが設けられ、かつ、軸方向を上下方向に沿わせ、下端の開口端面18が軸方向に対して傾斜する傾斜面とされた排出管16が下端に設けられた捕集ホッパー10と、前記排出管の開口19を開閉する略平板状の蓋体20と、前記空気吸引源による吸引力及び粉粒体材料の荷重が前記蓋体に作用していない待機状態において垂れ下がるように配置され、前記蓋体を吊下支持する吊下部材23と、を備えており、前記吊下部材は、その上端部24が水平方向において前記排出管の軸心17よりも開口端面の上端側となる傾斜方向基端18a側に寄った部位に配置されている。
【選択図】図1
Description
例えば、下記特許文献1では、空気吸引源の作動による吸引空気によって空気輸送される粉粒体材料を捕集する捕集器本体の下部の材料排出管の材料排出口を開閉する蓋板を吊部材によって吊り下げ支持させた構成とした捕集器が提案されている。この捕集器は、吊部材を構成する2本のワイヤーのそれぞれの上端部を、材料排出管の軸心両側に固定し、これらワイヤーのそれぞれの下端部を、傾斜形状とされた材料排出口と蓋板との間に一定の隙間が形成されるように、蓋板の重心位置の両側に固定し、蓋板を傾斜状態で吊り下げ支持させた構造とされている。
また、本発明においては、前記吊下部材を、その下端部が前記蓋体の重心よりも水平方向において前記傾斜方向基端側に寄った部位に連結され、かつ、前記待機状態において下端側が上端側よりも水平方向における前記傾斜方向基端側に位置するように斜め状に垂れ下がるように配置されるものとしてもよい。
また、本発明においては、前記排出管を、横断面視して略長方形状としてもよい。この場合は、前記排出管を、前記開口端面の傾斜方向に長辺方向を沿わせた横断面視して略長方形状としてもよい。
図1〜図3は、第1実施形態に係る粉粒体材料の捕集装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る粉粒体材料の捕集装置1は、図1及び図2に示すように、空気輸送される粉粒体材料を捕集する捕集ホッパー10と、この捕集ホッパー10下端の排出管16の開口としての排出口19を開閉する蓋体20と、この蓋体20を吊下支持する吊下部材23と、を備えている。当該捕集装置1は、空気吸引源2及び粉粒体材料の輸送元(材料元)3に接続され、吸引空気によって空気輸送される輸送元3からの粉粒体材料を吸引空気から分離させて捕集する構成とされている。
また、上記材料としては、樹脂ペレットや樹脂繊維片等の合成樹脂材料、金属材料、半導体材料、木質材料、薬品材料、食品材料等どのようなものでもよい。
また、粉粒体材料としては、例えば、合成樹脂成形品を成形する場合には、ナチュラル材(バージン材)や粉砕材、マスターバッチ材、各種添加材等が挙げられる。
輸送元3としては、材料輸送管を介して接続される材料タンクや、乾燥ホッパー、粉粒体材料を計量する計量ホッパー、複数種の粉粒体材料を所定割合で配合する配合ホッパー等としてもよい。また、これら各種ホッパーの下流側に設けられる一時貯留部を輸送元3としてもよい。また、当該捕集装置1に接続される材料輸送管を、単一の輸送元3に接続して単一の粉粒体材料を当該捕集装置1において捕集する態様に限られない。例えば、相異なる粉粒体材料をそれぞれに貯留する複数の輸送元3に当該捕集装置1に接続される材料輸送管を接続し、これら複数の輸送元3からの複数種の粉粒体材料を当該捕集装置1において捕集する態様としてもよい。
本実施形態では、捕集ホッパー10の上端部に、空気吸引源2に接続される吸引接続管12及び輸送元3に接続される材料導入管13を備えた接続部11を設けた構成としている。図例では、この接続部11を、ホッパー形状とされ上方に開口する捕集ホッパー10のホッパー本体10aの上方開口を開閉自在に封止する蓋部10b上に設けた例を示している。
接続本体部11aは、軸方向を上下方向に沿わせた略筒形状とされており、その下端がホッパー本体10aの天部(蓋部)10bに接続され、ホッパー本体10a内に向けて開口している。この接続本体部11aは、捕集ホッパー10(ホッパー本体10a)の平面視における中心に位置するように設けるようにしてもよい。
また、接続本体部11aの側部に、吸引接続管12が設けられている。この吸引接続管12は、接続本体部11aの側部から略水平方向に突出するように設けられ、接続本体部11aを介してホッパー本体10aに連通されている。この吸引接続管12の先端開口が空気吸引源2に接続される吸引口12aを構成する。
また、本実施形態では、この接続本体部11a内に、吸引接続管12(吸引口12a)に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部(フィルター)14を設けている。この分離部14は、輸送空気の流通方向における材料導入管13の導入口13aと吸引接続管12の吸引口12aとの間に位置するように設けられている。
なお、上記のような多孔板状体からなるものに代えて、分離部14を、接続本体部11aの内天面及び上端部内周面との間に吸引接続管12に向かう輸送空気が通過する隙間を隔てて配設された空気流通不能な邪魔板状体等からなるものとしてもよい。その他、種々の構成とされた分離部14の採用が可能である。また、このような分離部14を設けずに、いわゆるサイクロン式にて輸送空気から粉粒体材料を分離させる構造とされたものとしてもよい。
また、この材料導入管13の上端側部位は、接続本体部11aを貫通するように設けられ、当該部位に材料輸送管が接続される構成とされている。
なお、このような態様に代えて、ホッパー本体10aを、上部側部位が略円筒形状とされ、下部側部位が略逆円錐形状とされたホッパー状等としてもよい。
また、排出管16は、ホッパー本体10aの下端に一連状に設けられ、ホッパー本体10aと同軸状に設けられている。
この排出管16の傾斜面とされた開口端面18の水平面(自重落下方向に直交する面)に対する傾斜角度は、省スペース化を図る観点や、排出性や後記する蓋体20による開閉性等の観点から適宜、設定するようにしてもよい。この開口端面18の水平面に対する傾斜角度が余りにも小さ過ぎれば、排出性や開閉性が低下する傾向があり、上記傾斜角度が余りにも大きすぎれば、排出管16自体や蓋体20が大きくなる傾向がある。
なお、以下では、この開口端面18の上端となる傾斜方向基端18aを後端部18aとし、傾斜方向基端側を後方側として原則的に説明する。つまり、開口端面18の下端となる傾斜方向先端18bを前端部18bとし、傾斜方向先端側を前方側として原則的に説明する。
また、本実施形態では、この排出管16の横断面形状を、略長方形状とし、開口端面18の傾斜方向、つまり前後方向に、長辺方向(長手方向)を沿わせた構成としている。つまり、対向する一対の短辺が後端部18a及び前端部18bを構成する。また、図例では、この排出管16の長辺方向を、上記のように横断面視して略長方形状の略四角筒形状とされたホッパー本体10aの長辺方向と同方向とした例を示している。
この蓋体20は、空気吸引源2による吸引力及び粉粒体材料の荷重が蓋体20に作用していない待機状態において、排出管16の傾斜面とされた開口端面18に対面して概ね沿うように傾斜状態で配される。
また、本実施形態では、排出管16に対応させて、蓋体20を、厚さ方向に見て略方形状(本実施形態では、前後方向(傾斜方向)に長辺方向を沿わせた略長方形状)としている。
この蓋体20は、合成樹脂系材料や金属系材料等から薄板状に形成されたものとしてもよい。また、この蓋体20の少なくとも上面(待機状態において斜め前上方側に向く面)に帯電防止剤等を塗布したり、当該蓋体20自体を、帯電防止性を有した材料から形成したりしてもよい。
また、この吊下部材23は、図3(b)に示すように、空気吸引源2による吸引力の蓋体20への作用によって蓋体20が排出口19を閉鎖可能なように蓋体20を吊下支持し、かつ、図3(c)に示すように、空気吸引源2が停止等されて落下(流下)する粉粒体材料の荷重によって開放される蓋体20を開放位置において吊下支持する構成とされている。
この待機位置とされた蓋体20と排出管16の開口端面18の少なくとも前端部18bとの間の開口端面18への対面方向に沿う方向(概ね蓋体20の厚さ方向に沿う方向)の所定の隙間は、空気吸引源2の吸引力によって蓋体20が持ち上げられるように吸引され、この蓋体20によって排出口19の閉鎖が可能となるように蓋体20の質量や、空気吸引源2の吸引力等に応じて、また、粉粒体材料の種類や平均粒径等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。例えば、この所定の隙間(本実施形態では、前方側部位における最大隙間)を、0.5mm〜50mm程度としてもよく、好ましくは、2mm〜30mm程度としてもよい。
この吊下部材23の下端部25と蓋体20との連結位置は、上記軸心上端部間寸法と同様の観点から適宜、設定するようにしてもよい。図例では、側面視した状態における蓋体20の重心21から連結部22までの寸法を、上記軸心上端部間寸法と概ね同寸法とした例を示している。
また、吊下部材23は、待機状態において、下端側が上端側よりも水平方向における傾斜方向基端(後端部18a)側に位置するように斜め状に垂れ下がるように配置される構成とされている。つまり、吊下部材23は、その待機状態において、上端部24よりも下端部25が後方側に位置するように斜め状に垂れ下がるように配置される構成とされている。
本実施形態では、上記したように、排出管16を、開口端面18の傾斜方向に略方形を構成する二対の対向辺のうちの一方対の対向辺同士の対向方向を沿わせた横断面略方形状としているので、これら一方対の対向辺のうちの一方辺となる後端部18aに待機位置とされた蓋体20の後方側部位が当接されることとなる。
また、吊下部材23は、このように待機位置とされた蓋体20の自重によって上端部24よりも下端部25が後方側に位置するように斜め状に垂れ下がるように配置される構成とされている。
これら一対の吊下部材23,23は、互いに同様の構成とされ、側面視して互いに重なり合うように設けられている。つまり、これら吊下部材23,23は、それぞれの上端部24,24同士及び下端部25,25同士が互いに同高さで前後方向において一致した位置となるように設けられている。
また、これら吊下部材23,23は、蓋体20が変位する際に、互いに概ね同様に作動する構成とされている。
また、本実施形態では、これら吊下部材23,23を、紐状とされた紐状吊下部材23,23としている。このような構成とすれば、構造の簡略化をより図ることができる。
このような紐状吊下部材23,23としては、上記のような変形が可能なように、また、蓋体20の吊下支持が可能なように、ある程度の可撓性や剛性等を有したものとしてもよい。例えば、紐状吊下部材23,23を、金属製のワイヤーや、樹脂製や天然繊維製等のロープ等としてもよく、また、比較的に高硬度のゴム紐等としてもよい。
また、本実施形態では、これら紐状吊下部材23,23の下端部25,25を、蓋体20に設けられた連結部22,22に連結した例を示している。図例では、蓋体20の前後方向に直交する方向の両側端部のそれぞれに設けられた孔状の連結部22,22に紐状吊下部材23,23の下端部25,25を挿通させ、連結した例を示している(図3(a)参照)。
図1に示すように、空気吸引源2による吸引力及び粉粒体材料の荷重が作用していない待機位置とされた蓋体20に、空気吸引源2が駆動され、吸引力が作用すれば、図3(b)に示すように、捕集ホッパー10内が負圧となり、紐状吊下部材23の変形(撓み)を伴いながら蓋体20が持ち上げられるように移動して閉鎖位置とされ、排出口19が閉鎖される。これにより、輸送元3から粉粒体材料が空気輸送され、当該捕集装置1において捕集される。
この際、本実施形態では、紐状吊下部材23,23が待機状態で上端部24よりも下端部25が後方側に位置するように斜め状に垂れ下がるように配置される構成とされているので、蓋体20は、斜め下向き前方側に僅かにスライド移動するように閉鎖位置とされる。また、蓋体20は、その後方側部位を排出管16の開口端面18の後端部18aに当接させた状態で、その前方側部位が吸引され、持ち上げられるようにして閉鎖位置とされる。
この際、蓋体20は、紐状吊下部材23の上端部24を支点とする円弧上に沿うように後方側に移動しながら紐状吊下部材23の下端部25を支点に前端側が下がるように回動し、開放位置とされる。また、蓋体20は、その後方側部位を排出管16の開口端面18の後端部18aに当接させた状態で、斜め上向き後方側に移動しながら、その前方側部位が開口端面18の前端部18b側から離間するように変位する。
なお、このような態様に代えて、蓋体20が開放位置において面域方向を上下方向に概ね沿わせた状態、つまり、厚さ方向を水平方向に概ね沿わせた状態とされる構成としてもよい。
この際、蓋体20は、上記とは逆に、紐状吊下部材23の上端部24を支点とする円弧上に沿うように前方側に移動しながら吊下部材23の下端部25を支点に前端側を開放位置よりも上昇させるように回動し、待機位置とされる。また、蓋体20は、その後方側部位を排出管16の開口端面18の後端部18aに当接させた状態で、斜め下向き前方側に移動しながら、その前方側部位が開口端面18の前端部18bに向けて近接するように変位する。
上記のように、紐状吊下部材23によって吊下支持された蓋体20は、紐状吊下部材23及び開口端面18の後端部18aに規制されながら、言わば振子状に開放位置と待機位置とに変位する構成とされている。
また、この貯留ホッパー4の蓋部材には、紐状吊下部材23,23が挿通される挿通孔5,5が設けられている(図3(a)参照)。これら挿通孔5,5は、蓋体20の開閉に伴い移動する紐状吊下部材23,23の移動を許容するように形成されている。
また、この貯留ホッパー4に、当該貯留ホッパー4内における粉粒体材料の貯留レベル(貯留量)の低下を検出し、材料要求信号(材料無し信号)を出力する材料センサー等の材料検出手段を設けるようにしてもよい。この場合は、この材料検出手段の検出に基づいて、上記した空気吸引源2の作動制御等がなされるものとしてもよい。
また、当該捕集装置1の下端に設けられる貯留部としては、上記のような貯留ホッパー4に限られず、種々の変形が可能であり、さらには、このような貯留部4を設けないようにしてもよい。
つまり、捕集ホッパー10の排出管16の開口(排出口)19を開閉する略平板状の蓋体20と、この蓋体20を吊下支持する吊下部材(紐状吊下部材)23と、を備えた構成としている。従って、簡易な構造で捕集ホッパー10の排出口19を開閉することができる。また、吊下部材23を、その上端部24が水平方向において排出管16の軸心17よりも傾斜面とされた開口端面18の上端側となる傾斜方向基端(後端部)18a側に寄った部位に配置された構造としている。従って、上述のように、空気吸引源2を作動させれば、捕集ホッパー10内が負圧となり、蓋体20に吸引力が作用し、排出口19が閉鎖される。これにより、粉粒体材料をスムーズに捕集ホッパー10内に空気輸送することができる。一方、空気吸引源2の停止等によって、落下する粉粒体材料の荷重が作用すれば、蓋体20が開放側へ移動する。この際、吊下部材23の上端部24を、水平方向において排出管16の軸心17よりも後方側に寄った部位に配置しているので、揺動支点となる上端部24の後方側よりも前方側の粉粒体材料が多量になることとなる。これにより、粉粒体材料の荷重が、蓋体20が開放側となる後方側へスムーズに移動するように蓋体20に掛かることとなり、蓋体20がスムーズに開放され、粉粒体材料をスムーズに排出させることができる。
また、待機位置とされた蓋体20の後方側部位が排出管16の開口端面18の上端縁部となる後端部18aに当接されることで、排出管16の開口端面18の前端部18bと蓋体20との間の隙間を、所定の隙間に規制することができる。これにより、排出管16の開口端面18の前端部18bと蓋体20との間の隙間が大きくなりすぎるようなことを抑制することができ、蓋体20をスムーズに閉鎖させることができる。
また、例えば、待機位置とされた蓋体20と排出管16の開口端面18との間に、開口端面18の全体に亘って均等な隙間を設けたようなものと比べて、蓋体20の不要な振れ等を抑制することができる。
図4は、第2実施形態に係る粉粒体材料の捕集装置を模式的に示す図である。
なお、上記した実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る粉粒体材料の捕集装置1Aは、吊下部材23Aの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
これら多関節状吊下部材23A,23Aは、互いに同様の構成とされており、上端部を構成する上端リング24A,24Aと、下端部を構成する下端リング25A,25Aと、これら上端リング24A,24A及び下端リング25A,25Aに上端及び下端がそれぞれに連結された連結部材26と、を備えた構成とされている。
また、蓋体20Aの両側端部には、各多関節状吊下部材23A,23Aの下端リング25A,25Aがそれぞれに挿通される挿通孔を設けた連結部22A,22Aが設けられている。図例では、これら連結部22A,22Aを、蓋体20Aの両側縁部から蓋体20Aの厚さ方向一方側に向けて突出するように設けられた突片部とした例を示しているが、蓋体20Aに直接的に連結部となる挿通孔を設けた構成としてもよい。
連結部材26は、本実施形態では、細長板状(バー状)とされ、その長手方向両端部に、上下のリング24A,25Aがそれぞれに挿通される連結部としての挿通孔を設けた構成とされている。なお、連結部材26としては、細長棒状等とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、吊下部材23Aを、複数部材を連結して構成された多関節状吊下部材23Aとし、それぞれの部材を互いに回動自在に連結した構成としているので、上記した紐状吊下部材23と比べて、構造については複雑化する傾向があるが、経時劣化や損傷等を抑制することができる。
なお、本実施形態では、上下のリング24A,25Aとこれらを連結する単一の連結部材26とを備えた構成とされた多関節状吊下部材23Aを例示しているが、このような態様に限られない。例えば、チェーン状やベルト状とされた吊下部材としてもよく、その他、種々の構成とされた吊下部材の採用が可能である。
また、上記各実施形態では、吊下部材23(23A)の下端部25(25A)を、側面視して、蓋体20(20A)の重心21よりも後方側の部位に連結した例を示しているが、吊下部材23(23A)の下端部25(25A)を、側面視して、蓋体20(20A)の略重心21に位置するように連結した態様としてもよい。
また、上記各実施形態では、一対の吊下部材23,23(23A,23A)を設けた構成とした例を示しているが、単一の吊下部材または3つ以上の吊下部材を設けた構成としてもよい。この場合は、吊下部材の連結部位等を適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、吊下部材23(23A)を、排出管16の外周側に配設した構成とした例を示しているが、排出管16内に挿通されたものとしてもよい。この場合は、排出管16を含む捕集ホッパー10(10A)の内壁面や、内天面等に吊下部材23(23A)の上端部24(24A)を連結する連結部を設けるようにしてもよい。
その他、種々の態様とされた捕集ホッパーの採用が可能である。
10,10A 捕集ホッパー
12a 吸引口
13a 導入口
16 排出管
17 軸心
18 開口端面
18a 後端部(傾斜方向基端)
18b 前端部(傾斜方向先端)
19 排出口(開口)
20,20A 蓋体
21 重心
23 紐状吊下部材(吊下部材)
24 上端部
25 下端部
23A 多関節状吊下部材(吊下部材)
24A 上端リング(上端部)
25A 下端リング(下端部)
2 空気吸引源
Claims (5)
- 空気吸引源に接続される吸引口及び空気輸送される粉粒体材料を受け入れる導入口が設けられ、かつ、軸方向を上下方向に沿わせ、下端の開口端面が軸方向に対して傾斜する傾斜面とされた排出管が下端に設けられた捕集ホッパーと、前記排出管の開口を開閉する略平板状の蓋体と、前記空気吸引源による吸引力及び粉粒体材料の荷重が前記蓋体に作用していない待機状態において垂れ下がるように配置され、前記蓋体を吊下支持する吊下部材と、を備えており、
前記吊下部材は、その上端部が水平方向において前記排出管の軸心よりも開口端面の上端側となる傾斜方向基端側に寄った部位に配置されていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項1において、
前記吊下部材は、前記待機状態において前記排出管の開口端面の少なくとも下端側となる傾斜方向先端側と前記蓋体との間に所定の隙間が形成されるように前記蓋体を吊下支持する構造とされていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項1または2において、
前記吊下部材は、その下端部が前記蓋体の重心よりも水平方向において前記傾斜方向基端側に寄った部位に連結され、かつ、前記待機状態において下端側が上端側よりも水平方向における前記傾斜方向基端側に位置するように斜め状に垂れ下がるように配置されることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記排出管は、横断面視して略長方形状とされていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項4において、
前記排出管は、前記開口端面の傾斜方向に長辺方向を沿わせた横断面視して略長方形状とされていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。
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