JP4559381B2 - 画像形成装置および現像装置 - Google Patents

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この発明は、画像形成装置および現像装置に関し、特に、感光体上に形成された静電潜像に現像剤を供給して画像を形成する画像形成装置およびこのような画像形成装置に含まれる現像装置に関する。
画像形成装置には、帯電部および露光部によって静電潜像が形成された感光体に、現像剤を供給する現像装置が含まれる。静電潜像を可視化する現像剤を感光体に適切に供給するためには、現像装置内において、現像剤を十分に攪拌して適切に帯電させるとともに、現像剤を感光体に適切に供給する必要がある。
感光体に現像剤を適切に供給するには、現像装置内において、感光体に最も近接する位置に配置される現像スリーブに、現像剤を適切に供給する必要がある。現像スリーブは、回転しながら順次感光体に現像剤を供給するが、現像スリーブの長手方向、すなわち、現像スリーブの回転軸線方向に、現像剤の供給量の偏りがあると、適切に現像剤を感光体に供給することができず、良好な画像を形成することができない。具体的には、現像スリーブの長手方向のある部分においては、現像剤の量の不足による画像濃度の低下、他の部分においては、現像剤の量の過多による地肌かぶり等の画質の劣化を引き起こすおそれがある。したがって、感光体に適切に現像剤を供給する際には、現像装置内において、現像スリーブの長手方向に、現像剤を偏りなく供給する必要がある。
ここで、画像形成装置の耐久枚数に応じて、偏りなく、現像スリーブに現像剤を供給する技術が、特開2004−163478号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2004−163478号公報(段落番号0041〜0043、図6)
特許文献1によると、耐久枚数によって変化する現像剤の流動性に応じて、現像容器内の攪拌スパイラルの回転速度を変更し、これによって、現像スリーブに供給する現像剤の供給量を調整している。しかし、耐久枚数が同じであっても、周囲環境、すなわち、現像装置を含む画像形成装置が配置されている環境によって、現像剤の流動性は変化する。このような場合、耐久枚数に応じた現像剤の供給量の調整のみでは、現像剤の供給量の偏りが生じるおそれがある。そうすると、現像装置は、感光体に適切に現像剤を供給することができず、良好な画像を形成することができない。
ここで、現像バイアス電圧、すなわち、現像スリーブに印加する電圧を調整することにより、現像スリーブに保持させる現像剤の量を調整し、これにより、良好な画像を形成することも可能である。しかし、このような構成では、現像装置の制御や構造が複雑になってしまう。
この発明の目的は、周囲環境に応じて、適切に画像を形成することができる画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、周囲環境に応じて、適切に画像を形成することができる現像装置を提供することである。
この発明に係る画像形成装置は、現像剤を収容する現像容器と、現像容器に収容された現像剤を感光体へ供給する現像剤供給手段と、現像容器内の湿度を検出する湿度検出センサと、現像容器内の温度を検出する温度検出センサと、湿度検出センサによって検出された湿度および温度検出センサによって検出された温度に基づいて、現像剤供給手段により供給する現像剤の供給量を調整する調整手段とを備え、現像剤供給手段は、感光体に近接し、回動可能であって、磁力により現像剤を保持することが可能であって、現像容器内に収容される現像剤を感光体に供給する現像スリーブと、現像スリーブを介して感光体に現像剤を供給する供給部材とを含み、供給部材は、回動可能な第一の支軸、および第一の支軸の外周面に回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第一の突起部を備え第一の供給部材と、回動可能であって中空である第二の支軸、および第二の支軸の外周面に回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第二の突起部を備え第二の供給部材とを含み、第一の供給部材は、第二の供給部材に備えられる第二の支軸の中空部分に設けられており、第二の支軸には、内部と外部とを貫通し、第二の支軸の内部と外部との現像剤の移動を可能とする複数の開口部が設けられており、複数の開口部は、螺旋のピッチ毎に設けられており、調整手段は、第一の供給部材に備えられる第一の支軸の回転速度を変更することにより、現像剤の開口部への流入量および現像剤の開口部からの排出量を変化させて、現像スリーブを介して感光体に供給される現像剤の供給量を調整する現像装置を含む。
好ましくは、現像剤供給手段は、第一の支軸を回転させる第一の回転速度と、第一の回転速度よりも速い第二の回転速度とを有し、調整手段は、湿度検出センサによって検出された湿度が基準値であれば、第一の回転速度で第一の支軸を回転させ、湿度検出センサによって検出された湿度が基準値よりも高ければ、第二の回転速度で、第一の支軸を回転させる。
この発明の他の局面においては、現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、現像容器に収容された現像剤を感光体へ供給する現像剤供給手段と、現像容器内の湿度を検出する湿度検出センサと、現像容器内の温度を検出する温度検出センサと、湿度検出センサによって検出された湿度および温度検出センサによって検出された温度に基づいて、現像剤供給手段により供給する現像剤の供給量を調整する調整手段とを備え、現像剤供給手段は、感光体に近接し、回動可能であって、磁力により現像剤を保持することが可能であって、現像容器内に収容される現像剤を感光体に供給する現像スリーブと、現像スリーブを介して感光体に現像剤を供給する供給部材とを含み、供給部材は、回動可能な第一の支軸、および第一の支軸の外周面に回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第一の突起部を備え第一の供給部材と、回動可能であって中空である第二の支軸、および第二の支軸の外周面に回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第二の突起部を備え第二の供給部材とを含み、第一の供給部材は、第二の供給部材に備えられる第二の支軸の中空部分に設けられており、第二の支軸には、内部と外部とを貫通し、第二の支軸の内部と外部との現像剤の移動を可能とする複数の開口部が設けられており、複数の開口部は、螺旋のピッチ毎に設けられており、調整手段は、第一の供給部材に備えられる第一の支軸の回転速度を変更することにより、現像剤の開口部への流入量および現像剤の開口部からの排出量を変化させて、現像スリーブを介して感光体に供給される現像剤の供給量を調整する。
この発明によると、現像容器内に収容された現像剤を現像剤供給手段によって感光体に供給する際に、湿度検出センサによって検出された湿度に基づいて、現像剤の供給量を調整することができる。そうすると、現像容器内の湿度によって現像剤の流動性が変化した場合であっても、適切に現像剤を感光体へ供給することができる。したがって、このような現像装置を含む画像形成装置は、周囲環境に応じて、適切な画像を形成することができる。
また、このような画像形成装置に含まれる現像装置は、周囲環境に応じて、現像剤の供給量を調整して供給することができるため、周囲環境に応じて、適切な画像を形成することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施形態に係る画像形成装置を、デジタル複合機10に適用した場合の、デジタル複合機10の構成を示すブロック図である。図1を参照して、デジタル複合機10は、デジタル複合機10全体を制御する制御部11と、画像データ等の書き込みや読み出しを行うためのDRAM12と、デジタル複合機10の有する情報を表示する表示部を含み、デジタル複合機10におけるユーザとのインターフェースとなる操作部13と、原稿を自動的に所定の原稿読取り位置へ搬送する原稿送り装置14と、原稿送り装置14によって搬送されてきた原稿の画像を所定の読取り位置でスキャナで読取る画像読取り部15と、画像読取り部15で読取られた原稿等からその画像を形成する現像装置16と、画像データ等を長期間格納するハードディスク17と、公衆回線20に接続されるFAX通信部18と、ネットワーク21と接続するためのネットワークIF(インターフェース)部19とを備える。現像装置16は、現像容器内の温度および湿度を検出する温湿度センサ37と、現像装置16内において、現像剤を現像スリーブ(図示せず)へ供給する供給部材33とを備える。
制御部11は、画像読取り部15から与えられる原稿データをDRAM12に圧縮符号化して書き込み、DRAM12に書き込んだデータを読み出し、伸張符号化して現像装置16により出力する。
デジタル複合機10は、画像読取り部15により読取られた原稿を用いて、DRAM12を介して現像装置16において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、デジタル複合機10は、ネットワークIF部19を通じて、ネットワーク21に接続されたパソコン22から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して現像装置16において画像を形成することにより、プリンターとして作動する。さらに、デジタル複合機10は、FAX通信部18を通じて、公衆回線20から送信された画像データを用いて、DRAM12を介して現像装置16において画像を形成することにより、また、画像読取り部15により読取られた原稿の画像データをFAX通信部18を通じて公衆回線20に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。
なお、図1において太線の矢印は画像データの流れを示しており、細線の矢印は制御信号または制御データの流れを示している。
次に、上記した現像装置16の具体的な構成について説明する。図2は、デジタル複合機10に含まれる現像装置16を、感光体の回転軸に直交する平面で切断した場合の概略縦断面図である。
図2を参照して、現像装置16は、静電潜像が形成された感光体23の表面上に現像剤を供給し、可視像を得る。ここで、使用される現像剤(図示せず)は、トナー粒子および磁性を有するキャリア粒子から構成される2成分現像剤である。現像装置16には、補給用のトナーが充填されたホッパー24が装着されている。現像によって消費されるトナーは、トナー補給ローラ25およびトナー補給口26を介して、ホッパー24から現像装置16に供給される。
現像装置16は、現像剤を収容する現像容器31と、感光体23に近接し、回動可能であって、磁力により現像剤を保持することが可能な現像スリーブ32と、現像剤を攪拌すると共に、所定の方向に現像剤を搬送して現像装置16内を循環させながら現像スリーブ32に現像剤を供給する供給部材33と、汲み上げローラ34と、固定スリーブ35とを備える。現像スリーブ32、供給部材33、汲み上げローラ34および固定スリーブ35は、現像容器31内に設けられている。現像容器31は、2つのハウジング30a、30bを組み合わせるようにして構成されている。現像容器31内には、所定の量の現像剤が収容されている。現像容器31内に収容されている現像剤は、現像スリーブ32から感光体23に供給される。
図3は、ハウジング30aを取り外した状態の現像容器31を、図2中の矢印IIIの方向から見た図である。なお、理解の容易の観点から、図3において、現像装置16の構成部材である汲み上げローラ34等を省略している。
図2および図3を参照して、現像容器31内に収容されている現像剤は、供給部材33により、攪拌されながら搬送されて現像容器31内を循環し、その一部が、図2および図3中の矢印の方向に押し進められ、現像スリーブ32に供給される。供給部材33の具体的な構成については、後述する。現像容器31の下部側に滞留した現像剤は、汲み上げローラ34によって汲み上げられ、供給部材33等に供給される。現像スリーブ32は、供給部材33によって供給された現像剤を磁力によって保持し、感光体23に供給する。
現像スリーブ32には、感光体23と近接する位置とは異なる位置に、固定スリーブ35が当接されている。固定スリーブ35の内部側には、可動マグネット36が備えられており、可動マグネット36を現像スリーブ32側へ移動させることにより、現像スリーブ32上に保持された現像剤を、一時的に除去することができる。
現像装置16には、現像容器31内の温度および湿度を検出する温度検出センサおよび湿度検出センサを兼ね備えた温湿度センサ37が備えられている。この温湿度センサ37により、現像容器31内の温度および湿度を検出することができる。現像装置16内の温度や湿度は、現像装置16を含むデジタル複合機10が設置されている環境等により変化する。
次に、現像装置16に備えられる供給部材33について、その構成を詳述する。図4は、供給部材33を、回転軸線を含む平面で切断した場合の断面図である。また、図5は、図4に示す供給部材33の断面の一部を拡大した拡大断面図である。なお、図4および図5において、供給部材33の回転軸線を、一点鎖線で示している。
図4および図5を参照して、供給部材33は、現像剤を一方向に搬送しながら、現像スリーブ32に現像剤を供給する第二の供給部材41と、現像剤を他方向に搬送しながら現像スリーブ32に現像剤を供給する第一の供給部材46とを備える。第二の供給部材41は、回動可能であって中空である第二の支軸42と、第二の支軸42の外周面に設けられ、回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第二の突起部43と、第二の支軸42の内部と外部とを貫通する開口部44とを備える。開口部44は、複数設けられており、その間隔は、螺旋のピッチ毎に設けられている。開口部44を通じて、現像剤は、第二の支軸42の内部と外部を移動することができる。
第一の供給部材46は、回動可能な第一の支軸47と、第一の支軸47の外周面に設けられ、回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第一の突起部48とを備える。第一の供給部材46は、第二の支軸42の内部、すなわち、中空部分に設けられている。第一の突起部48の径方向の突出量は、第二の支軸42の内部に第一の供給部材46が設けられた際に、第二の支軸42の内径面と干渉しない量である。
制御部11は、第二の支軸42を、所定の回転速度で回転させる。第二の支軸42を回転させると、第二の支軸42の外径側に位置する現像剤は、第二の突起部43によって、一方向、具体的には、図5中の矢印Aに押し進められる。この際、第二の支軸42に設けられた複数の開口部44を通じて、現像剤の一部が、図5中の矢印Cの方向に移動し、第二の支軸42の内部に流入する。
制御部11は、第一の支軸47を、基準としての第一の回転速度、第一の回転速度よりも速い第二の回転速度または第一の回転速度よりも遅い第三の回転速度で回転させる。第一の支軸47を回転させると、第一の支軸47の外径側に位置する現像剤、すなわち、開口部44から流入した現像剤は、第一の突起部48によって、他方向、具体的には、図5中の矢印Bの方向に押し進められる。押し進められる現像剤の一部は、開口部44を通じて、図5中の矢印Dの方向に移動し、第二の支軸42の外部へ排出される。
このようにして、第二の供給部材41および第一の供給部材46を回転させ、現像スリーブ32に現像剤を供給する。ここで、制御部11および供給部材33は、現像剤供給手段として作動する。
なお、このような構成の現像装置16は、第一および第二の供給部材46、41によって、現像剤を十分に攪拌することもできるため、現像剤の帯電不良等を引き起こすおそれも低減される。また、このような構成の供給部材33は、第一および第二の供給部材46、41を現像容器31内に並列させる必要がないため、現像容器31内におけるスペースを広くする必要がなく、省スペース化を図ることができる。
ここで、周囲環境に基づいて、現像剤を供給する方法について説明する。図6は、現像容器31内の湿度と、第一の支軸47の回転速度との関係を示すグラフである。図6においては、現像容器31内の温度および耐久枚数は同じ条件である。
図2〜図6を参照して、現像剤を供給するに際しては、まず、現像容器31内の湿度を、温湿度センサ37によって検出する。現像容器31内が高湿度であると、現像剤が吸湿し、凝集を起こしたり、現像剤同士の摩擦抵抗が大きくなって、流動性が悪化する。特に、第一の供給部材46によって押し進められる現像剤の移動が許容されるスペースが狭いため、第二の支軸42内において、現像剤が一箇所に滞留したり、偏在してしまうことになる。そうすると、開口部44への流入量や開口部44からの排出量が変化し、現像スリーブ32の長手方向に、偏りなく、現像剤を供給することができない。
したがって、温湿度センサ37によって検出された湿度が基準値よりも高湿度であった場合、第一の支軸47の回転速度を、第二の回転速度49b、すなわち、基準となる第一の回転速度49aよりも速い回転速度となるよう、調整手段によって調整する。このようにして第一の支軸47を第二の回転速度49bで回転させ、第二の支軸42を所定の回転速度で回転させて、現像スリーブ32に現像剤を供給する。ここで、制御部11は、調整手段として作動する。こうすることにより、現像剤の滞留や偏在を抑制して、積極的に現像剤を開口部44から排出させることができる。したがって、開口部44からの流入も促進され、現像スリーブ32の長手方向に、偏りなく、現像剤を供給することができる。
一方、温湿度センサ37によって検出された湿度が基準値よりも低湿度であった場合には、現像剤の流動性が向上しているため、第一の支軸47の回転速度を第三の回転速度49c、すなわち、第一の回転速度49aよりも遅い回転速度となるよう調整して、第一の支軸47を回転させる。そうすると、開口部44からの排出量を抑制され、開口部44からの流入も制限されるため、現像スリーブ32の長手方向に、偏りなく、現像剤を供給することができる。
現像容器31内の温度が高温であった場合については、現像剤の流動性は悪化するため、第二の回転速度49bで、第一の支軸47を回転させる。また、低温であった場合については、現像剤の流動性は向上するため、第三の回転速度49cで、第一の支軸47を回転させる。
なお、湿度または温度が基準値と同程度であった場合には、第一の回転速度49aで、第一の支軸47を回転させる。
以上より、現像容器31内の温度または湿度に応じて、第一の支軸47の回転速度を調整し、現像スリーブ32への現像剤の供給量を調整することができる。そうすると、現像容器31内の温度または湿度が変化し、現像剤の流動性が変化した場合であっても、現像スリーブ32の長手方向に、偏りなく、現像剤を供給することができる。したがって、現像装置16は、周囲環境に応じて、適切に画像を形成することができる。また、このような現像装置16を含むデジタル複合機10についても、周囲環境に応じて、適切に画像を形成することができる。
なお、上記の実施の形態においては、第一の支軸47の回転速度を、第一の回転速度、第二の回転速度、第三の回転速度の三段階に変更することにしたが、これに限らず、二段階としてもよい。すなわち、基準となる第一の回転速度と、これよりも速い第二の回転速度とを有し、湿度が高ければ、第二の回転速度で第一の支軸47を回転させるようにしてもよい。また、三段階に限らず、多段階に回転速度を変更することにしてもよい。
なお、温度および湿度のみならず、さらに、耐久枚数に応じて、回転速度を変更することにしてもよい。
Figure 0004559381
Figure 0004559381
Figure 0004559381
表1は、耐久枚数、現像容器31内の温度および湿度と、多段階に振り分けた第一の支軸47の回転速度との関係を示す表である。なお、表1内において、温度および湿度を示す欄における「低」、「中」、「高」の文字および耐久枚数を示す欄における「少」、「中」、「多」の文字が表す具体的な状態は、表2および表3に示す通りである。なお、表1において、「α」は、回転速度の基準値からの変位度合いを示す任意のパラメータであり、表3において、「K」は、「1000枚」を示す。
表1〜表3を参照して、耐久枚数、現像容器31内の温度および湿度に応じて、調整手段により、第一の支軸47の回転速度を変更する。こうすることにより、現像スリーブ32に供給される現像剤の供給量を、さらに適切に調整することができる。すなわち、耐久枚数、現像容器31内の温度および湿度により変化する現像剤の流動性に応じて、現像スリーブ32の長手方向に、偏りなく、現像剤を供給することができる。
ここで、R(rpm)を第一の支軸47の回転速度、R0(rpm)を第一の支軸47の基準の回転速度、T(℃)を現像容器31内の温度、H(%)を湿度、T0(℃)を基準温度、H0(%)を基準湿度、P(K)を耐久枚数とし、a、b、cを定数とした場合に、R=R0+aP+b(T−T0)+c(H−H0)の関係を有するよう、第一の支軸47の回転速度を調整するようにしてもよい。定数a、b、cは、現像装置16の構成や性能、具体的には、第一および第二の突起部48、43の螺旋の角度や、開口部44の大きさ、第一および第二の支軸47、42の径方向の寸法、現像剤におけるトナーとキャリアの配合比等によって定められる定数であり、現像装置16の大きさや用いられる現像剤の種類等によっても異なる。このように構成することにより、さらに適切に、第一の支軸47の回転速度を調整することができる。
Figure 0004559381
表4は、ある条件下において、上記算出式によって算出された第一の支軸47の回転速度を示す表である。なお、この場合において、算出式に用いられる定数を、a=0.1、b=0.4、c=0.5とし、T0=23(℃)、H0=50(%)としている。
表4を参照して、耐久枚数、温度および湿度が変化する場合、表4に示す回転速度Rで、第一の支軸47を回転させる。こうすることにより、上記条件下において、より最適な回転速度で、第一の支軸47を回転させることができる。
また、上記の実施の形態においては、第二の供給部材41の内部に、第一の供給部材46を設けることにしたが、これに限らず、現像装置16内において、第二の供給部材41と第一の供給部材46とを、並列させる構成としてもよい。このような構成の現像装置16であっても、偏りなく、現像スリーブ32へ、現像剤を供給することができる。
図7は、この場合の現像装置の一部を示す図であり、図3に対応する。図7を参照して、現像装置51は、現像スリーブ52と、現像容器53と、温湿度センサ54と、第一の供給部材56と、第二の供給部材55とを備える。第一および第二の供給部材56、55は、それぞれ現像スリーブ52に並列した状態で設けられている。第一および第二の供給部材56、55は、それぞれ逆方向に現像剤を搬送し、現像剤を図7中の矢印の方向に循環させるとともに、現像スリーブ52に、現像剤を供給する。
ここで、温湿度センサ54によって検出された湿度および温度に基づいて、第一の供給部材56の回転速度を調整する。このように構成することにより、現像装置51内において、湿度や温度が変化しても、現像剤を偏りなく現像スリーブ52に供給することができる。
なお、上記の実施の形態においては、デジタル複合機に備えられる制御部が、現像剤供給手段および調整手段として作動したが、これに限らず、現像装置に制御部を設け、この制御部を現像剤供給手段および調整手段として作動させるようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、現像装置に備えられる供給部材のうち、第一の供給部材に含まれる第一の支軸の回転速度のみを変更することにしたが、これに限らず、第二の供給部材に含まれる第二の支軸の回転速度を変更することにしてもよい。さらに、第一および第二の支軸の回転速度を双方とも変更することにしてもよい。このように構成することによっても、偏りなく現像剤を供給することができる。
また、上記の実施の形態においては、現像剤を現像スリーブに供給する際に、回動可能な支軸と、支軸の外周面に設けられた螺旋状の突起部から構成される供給部材を用いることにしたが、これに限らず、他の供給部材、たとえば、現像剤を落下させたり、上昇させたりして現像剤を供給する場合についても適用される。
また、上記の実施の形態においては、現像装置は、第一および第二の供給部材を備えることとしたが、これに限らず、供給部材は、1つまたは3つ以上の構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、2成分の現像剤について説明したが、これに限らず、現像剤がトナーのみによって構成される1成分の現像剤についても適用される。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す模式図である。 現像装置の中央を通り、感光体の回転軸に垂直な平面で現像装置を切断した場合の現像装置の概略縦断面図である。 現像装置の一部を示す図である。 現像装置に含まれる供給部材を示す断面図である。 図4に示す供給部材の一部を拡大した拡大断面図である。 現像容器内の湿度と第一の支軸の回転速度との関係を示すグラフである。 この発明の他の実施形態に係る現像装置の一部を示す図である。
符号の説明
10 デジタル複合機、11 制御部、12 DRAM、13 操作部、14 画像送り装置、15 画像読取り部、16,51 現像装置、17 ハードディスク、18 FAX通信部、19 ネットワークIF部、20 公衆回線、21 ネットワーク、22 パソコン、23 感光体、24 ホッパー、25 トナー補給ローラ、26 トナー補給口、30a,30b ハウジング、31,53 現像容器、32,52 現像スリーブ、33 供給部材、34 汲み上げローラ、35 固定スリーブ、36 可動マグネット、37,54 温湿度センサ、41,55 第二の供給部材、42 第二の支軸、43 第二の突起部、44 開口部、46,56 第一の供給部材、47 第一の支軸、48 第一の突起部、49a 第一の回転速度、49b 第二の回転速度、49c 第三の回転速度。

Claims (5)

  1. 現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器に収容された現像剤を感光体へ供給する現像剤供給手段と、
    前記現像容器内の湿度を検出する湿度検出センサと、
    前記現像容器内の温度を検出する温度検出センサと、
    前記湿度検出センサによって検出された湿度および前記温度検出センサによって検出された温度に基づいて、前記現像剤供給手段により供給する前記現像剤の供給量を調整する調整手段とを備え、
    前記現像剤供給手段は、前記感光体に近接し、回動可能であって、磁力により現像剤を保持することが可能であって、前記現像容器内に収容される前記現像剤を前記感光体に供給する現像スリーブと、前記現像スリーブを介して前記感光体に現像剤を供給する供給部材とを含み、
    前記供給部材は、回動可能な第一の支軸、および前記第一の支軸の外周面に回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第一の突起部を備え第一の供給部材と、回動可能であって中空である第二の支軸、および前記第二の支軸の外周面に回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第二の突起部を備え第二の供給部材とを含み、
    前記第一の供給部材は、前記第二の供給部材に備えられる第二の支軸の中空部分に設けられており、
    前記第二の支軸には、内部と外部とを貫通し、前記第二の支軸の内部と外部との前記現像剤の移動を可能とする複数の開口部が設けられており、
    複数の前記開口部は、螺旋のピッチ毎に設けられており、
    前記調整手段は、前記第一の供給部材に備えられる第一の支軸の回転速度を変更することにより、前記現像剤の前記開口部への流入量および前記現像剤の前記開口部からの排出量を変化させて、前記現像スリーブを介して前記感光体に供給される前記現像剤の供給量を調整する現像装置を含む、画像形成装置。
  2. 前記第一の供給部材による現像剤の移動方向と、前記第二の供給部材による現像剤の移動方向とは、逆である、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像剤供給手段は、前記第一の支軸を回転させる第一の回転速度と、前記第一の回転速度よりも速い第二の回転速度とを有し、
    前記調整手段は、前記湿度検出センサによって検出された湿度が基準値であれば、前記第一の回転速度で前記第一の支軸を回転させ、
    前記湿度検出センサによって検出された湿度が基準値よりも高ければ、前記第二の回転速度で、前記第一の支軸を回転させる、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段は、前記第一および第二の支軸の回転速度を変更することにより、前記現像剤の供給量を調整する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器に収容された現像剤を感光体へ供給する現像剤供給手段と、
    前記現像容器内の湿度を検出する湿度検出センサと、
    前記現像容器内の温度を検出する温度検出センサと、
    前記湿度検出センサによって検出された湿度および前記温度検出センサによって検出された温度に基づいて、前記現像剤供給手段により供給する前記現像剤の供給量を調整する調整手段とを備え、
    前記現像剤供給手段は、前記感光体に近接し、回動可能であって、磁力により現像剤を保持することが可能であって、前記現像容器内に収容される前記現像剤を前記感光体に供給する現像スリーブと、前記現像スリーブを介して前記感光体に現像剤を供給する供給部材とを含み、
    前記供給部材は、回動可能な第一の支軸、および前記第一の支軸の外周面に回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第一の突起部を備え第一の供給部材と、回動可能であって中空である第二の支軸、および前記第二の支軸の外周面に回転軸線方向に対して螺旋状に設けられる第二の突起部を備え第二の供給部材とを含み、
    前記第一の供給部材は、前記第二の供給部材に備えられる第二の支軸の中空部分に設けられており、
    前記第二の支軸には、内部と外部とを貫通し、前記第二の支軸の内部と外部との前記現像剤の移動を可能とする複数の開口部が設けられており、
    複数の前記開口部は、螺旋のピッチ毎に設けられており、
    前記調整手段は、前記第一の供給部材に備えられる第一の支軸の回転速度を変更することにより、前記現像剤の前記開口部への流入量および前記現像剤の前記開口部からの排出量を変化させて、前記現像スリーブを介して前記感光体に供給される前記現像剤の供給量を調整する、現像装置。
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