JP2008083199A - トナー供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像装置等のトナー供給装置に備えられた攪拌パドルによって、攪拌パドルの回転軸方向に現像剤を搬送し、且つ、搬送方向上流側の現像剤と下流側の現像剤とを積極的に攪拌させることにより、カブリ等の画像不良の発生を抑制することができるトナー供給装置を提供する。
【解決手段】 攪拌パドル30の回転軸31には、半径方向外方に延出する第1支持軸32と、回転軸31の半径方向外方、且つ、第1支持軸32と対向する方向に延出する第2支持軸32が設けられており、第1支持軸32の先端部には第1パドル部材34が取り付けられ、第2支持軸33の先端部には、第2パドル部材35が第1パドル部材34の回転軸31の軸方向に対する傾きと、第2パドル部材35の回転軸31に対する傾きが異なった角度となるように取り付けられている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電子写真方式を利用したプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置において、像担持体上の静電潜像を現像する現像装置や、現像装置へとトナーを補給するトナーカートリッジ等のトナー補給装置に関するものである。
従来、電子写真方式を利用したプリンタ、複写機及びファクシミリ等の画像形成装置においては、像担持体である感光体ドラム上に形成された静電潜像にトナーを施してトナー像に現像する現像装置が搭載されている。このような現像装置には、現像剤(トナーのみから成る一成分現像剤又はトナーとキャリア粒子とから成る二成分現像剤)が貯留されるハウジングを有し、このハウジング内に収容されている現像剤を攪拌及び搬送する手段としてスパイラルやパドルが備えられた現像装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載の現像装置では、中心軸部と螺旋羽根とから構成されるスパイラルを、中心軸部によってハウジングの前端壁及び後端壁間に回転自在に配設し、画像形成装置本体に設けられた駆動手段によって回転駆動することにより、一定方向、一定速度で現像剤を搬送させて、現像ローラへとトナーを供給するように構成された現像装置が開示されている。また、特許文献2には、ハウジング内にパドル回転軸と、この回転軸に対して平行に付設されたパドル羽根部材とからなるパドルを配設して、現像剤を搬送するよう構成された現像装置が開示されている。
特開2005−242147号公報 特開2004−77675号公報
しかしながら、特許文献1に記載の現像装置に備えられたスパイラルは、現像剤を一定方向に搬送するため、搬送方向上流側と下流側の現像剤は混ざり難く、また、スパイラルを構成する螺旋羽根によって現像剤が仕切られることとなるため、この螺旋羽根が壁となって現像剤の攪拌を妨げることとなる。また、特許文献2に記載の現像装置に備えられたパドルでは、回転軸方向に現像剤を搬送する効果はなく、また、現像剤を積極的に攪拌するという効果もない。そのため、このような現像装置においては、新たにトナーが補給された際に現像剤の攪拌が十分に行われずカブリ等の画像不良を生じることがあった。
本発明においては上述の事情に鑑み、現像装置等のトナー供給装置に備えられる攪拌パドルによって、回転軸方向に現像剤を搬送し、且つ、搬送方向上流側の現像剤と下流側の現像剤とを積極的に攪拌させることにより、カブリ等の画像不良の発生を抑制することができるトナー供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、現像剤が貯留される筐体と、該筐体内の現像剤を攪拌する攪拌パドルとを備えたトナー供給装置において、前記攪拌パドルは、回転軸と、該回転軸の半径方向外方に延び出すように付設された複数のパドル部材から構成されており、前記パドル部材は、前記回転軸に対して所定の角度を持つように取り付けられており、前記パドル部材が手前にくるように回転軸に対し直交する方向から見たとき、前記回転軸に対して垂直な位置から右回りに半回転未満の範囲と、左回りに半回転未満の範囲の少なくとも2種類の角度を有することを特徴としている。
また本発明は、右回りに傾斜された前記パドル部材の傾斜角と、左回りに傾斜された前記パドル部材の傾斜角は、それぞれ異なるように構成されていることを特徴としている。
また本発明は、前記攪拌パドルには、前記回転軸の軸方向から見たとき、一つの前記パドル部材が付設された位置から、前記回転軸の回転方向に、前記パドル部材に対して直交する位置までの範囲外に、少なくとも一つのパドル部材が取り付けられていることを特徴としている。
また本発明は、前記パドル部材は、前記回転軸に沿って一列に取り付けられた第1パドル部材と、該第1パドル部材に対して、前記回転軸の軸方向から見たとき、前記第1パドル部材が付設された位置から、前記回転軸の回転方向に、前記第1パドル部材に対して直交する位置までの範囲外に、前記回転軸に沿って一列に取り付けられた第2パドル部材とから成ることを特徴としている。
また本発明は、前記第1パドル部材の前記回転軸に対する角度は、前記第1パドル部材が手前にくるように回転軸に対し直交する方向から見たとき、前記回転軸に対して垂直な位置から左回りに半回転未満の範囲であり、前記第2パドル部材の前記回転軸に対する角度は、前記第2パドル部材が手前にくるように回転軸に対し直交する方向から見たとき、前記回転軸に対して垂直な位置から右回りに半回転未満の範囲となるように付設されていることを特徴としている。
また本発明は、前記回転軸には螺旋羽根が付設されており、前記パドル部材は前記螺旋羽根の半径方向外側に、前記螺旋羽根の外周面に対して隙間をおいて取り付けられていることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、攪拌パドルが回転されると、回転軸に対する角度が回転軸に対して垂直な位置から右回りに0°よりも大きく90°よりも小さい範囲となるように取り付けられたパドル部材と、回転軸に対する角度が回転軸に対して垂直な位置から左回りに0°よりも大きく90°よりも小さい範囲となるように取り付けられたパドル部材とでは、現像剤を動かす力が互いに対向する方向に働くため、トナー供給装置内に貯留された現像剤が積極的に攪拌されるようになる。また、トナー供給装置内で現像剤を循環させる場合には、各々のパドル部材の回転軸に対する角度が異なるように構成することにより、一つのパドル部材によって現像剤を動かす力に比べて、他のパドル部材によって現像剤を動かす力の方がより大きな搬送力を有するように構成することができ、攪拌パドルによる現像剤の搬送方向が、トナー供給装置内の全体的な現像剤の搬送方向に対して逆行することがないように構成することができる。
本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成のトナー供給装置において、右回りに傾斜された前記パドル部材の傾斜角と、左回りに傾斜された前記パドル部材の傾斜角は、それぞれ異なるように構成することにより、一つのパドル部材によって現像剤を動かす力と、他のパドル部材によって現像剤を動かす力が異なるため、攪拌パドルによって現像剤を一定方向に搬送するように構成することができる。
本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成のトナー供給装置において、一つの前記パドル部材に対して、回転軸の回転方向に90°以上270°以下の範囲内に、他のパドル部材を取り付けることにより、トナー供給装置内に貯留された現像剤をより効果的に攪拌することができる。
本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成のトナー供給装置において、パドル部材を、回転軸に沿って一列に取り付けられた第1パドル部材と、第1パドル部材に対して、回転軸の回転方向に90°以上270°以下の範囲内に回転軸に沿って一列に取り付けられた第2パドル部材から構成することにより、攪拌パドルが軸方向全幅にわたって均一に搬送力及び攪拌能力を有するよう構成することができる。
本発明の第5の構成によれば、上記第4の構成のトナー供給装置において、第1パドル部材によって現像剤を動かす力と、第2パドル部材によって現像剤を動かす力が、互いに対向する方向に働くため、トナー供給装置内に貯留された現像剤が積極的に攪拌することができる。
本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成のトナー供給装置において、回転軸に螺旋羽根を付設することにより、トナー供給装置内で現像剤を循環させる場合であっても、現像剤は螺旋羽根によって搬送することができるため、パドル部材の回転軸方向に対する傾きを異なった角度に設定する必要がなく、一つのパドル部材によって現像剤を動かす力と、他のパドル部材によって現像剤を反対方向に動かす力を等しくすることができ、攪拌パドルによる現像剤の攪拌能力をより向上させることができる。また、攪拌パドルによる現像剤の搬送速度を変更したい場合には、螺旋羽根の形状を変化させなくても、各々のパドル部材の回転軸の軸方向に対する傾きを操作することにより、現像剤の搬送速度を調整することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明に係る現像装置が備えられた画像形成装置(例えばプリンタ)である。この画像形成装置1は、感光体ドラム2、帯電部3、画像書込部(レーザスキャンユニット)4、現像装置5、トナー貯留部6、転写部7、クリーニング部8、シート収容部9、搬送路10、定着部11、及び排紙部12から構成されている。
感光体ドラム2は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部3によって、表面が一様に帯電されるようになっている。そして、画像書込部4からのレーザビームを受けた表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a―Si)等が好ましい。
帯電部(帯電チャージャー)3は、放電(例えばコロナ放電)することで感光体ドラム2の表面を帯電させるものである。例えば帯電部3は、細いワイヤー等を有しており、これを電極として、高電圧を印加されることで放電するようになっている。画像書込部(LSU)4は、画像データに基づいて、光ビーム(例えばレーザビーム)を感光体ドラム2に照射させ、その感光体ドラム2に静電潜像を形成させるものである。なお、画像データは不図示のパーソナルコンピューター(PC)から送信されたものである。
現像装置5は、感光体ドラム2の静電潜像にトナーを付着させて、トナー像を形成させるものである。なお、現像装置5に収容されている現像剤としては、例えばトナーとキャリアとから構成される2成分現像剤や、トナーのみから構成される1成分現像剤が挙げられる。また、現像装置5の詳細については後述する。
トナー貯留部(ホッパー)6は、現像装置5内部の現像剤が不足するようになれば、その現像装置5に現像剤を供給するとともに、現像剤を貯留しておくものである。転写部7は、感光体ドラム2表面に形成したトナー像を乱さずに搬送路10を搬送されてくるシートに移行させるものである。クリーニング部8は、トナー像がシートに移行(転写)された後に、感光体ドラム2の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去するものであり、例えば、感光体ドラム2の長手方向に線接触するブレード材等が挙げられる。
シート収容部9は、最終的に画像(トナー像)が印刷されるシート(用紙やOHP等)を収容するとともに、搬送路10にシートを送り出すものである。搬送路10は、シート収容部9から排紙部12までのシートの通路のことである。定着部11は、シートに転写されたトナー像を安定な永久像とするものであり、例えば熱や圧力等のエネルギーを付与することにより、粉体状態のトナー像を溶融させるものである。排紙部12は、定着部11を経たシート、すなわち永久像が印刷され装置外部に排出されたシートを収容するものである。
そして、このような画像形成装置1では、画像データに基づいて、LSU4が、感光体ドラム2にレーザビーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像をその感光体ドラム2表面に形成させる。その後、現像装置5が、静電潜像にトナーを付着させるとともに(トナー像を形成するとともに)、転写部7が、シートにそのトナー像を転写する。次に、定着部11が、そのトナー像の転写されたシートに熱等を加え、永久像とするようになっている。
次に、本発明の第1実施形態に係る現像装置5の構成について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る現像装置を上方から見た平面図であり、説明の便宜上、ハウジングの蓋部分(カバー部分)を除外して図示している。図3は図2に示す現像装置の概略側面断面図である。図4は図2に示す現像装置に備えられた搬送スパイラルの斜視図である。
図2及び図3に示すように、現像装置5は、ハウジング(筐体)5a、カバー(筐体)5b、現像ローラ13、規制ブレード14、搬送スパイラル20及び攪拌パドル30から構成されている。ハウジング5aは、現像剤を貯留するものであり、上記の搬送スパイラル20等を収容している。また、ハウジング5a内には仕切り板15によって分けられた、第1貯留室16と第2貯留室17とが形成されており、第1貯留室16には搬送スパイラル20が、第2貯留室17には攪拌パドル30がそれぞれ配設されている。
カバー5bは、ハウジング5aに収容された現像剤が外部に漏れないように封止するものであり、ハウジング5a及びカバー5bが一体となって現像装置5の筐体を構成する。なお、カバー5bには図示しない開口部が設けられており、トナー貯留部6(図1参照)から供給されるトナーは、この開口部から第2貯留室17へと供給されるようになっている。
現像ローラ13は搬送スパイラル20及び攪拌パドル30と平行な状態で、ハウジング5aに回転可能に軸支されており、図示しない駆動手段が接続されている。そして、現像ローラ13が、感光体ドラム2(図1参照)の回転に応じて回転することにより、感光体ドラム2の感光層に現像剤を供給する。
なお、磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合、現像ローラ13として、内面に永久磁石から成る磁界発生部材(図示せず)が固定されたマグローラが使用される。この磁界発生部材の磁力により現像ローラ13の表面にトナーを付着(担持)させてトナー薄層を形成する。一方、非磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合は、現像ローラ13としてゴムローラ等が使用される。
規制ブレード14は、感光体ドラム2に供給するトナー量を規制するものであり、磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合、例えばSUS430等の磁性体のSUS(ステンレス)が用いられる。そして、規制ブレード14の先端に対向して設けられた磁界発生部材により現像ローラ13と規制ブレード14との間に磁界を発生させ、規制ブレード14と現像ローラ13との間隔だけでなく、磁界の強さによって現像ローラ13へのトナー付着量を厳密に規制している。これにより、数十ミクロンのトナー薄層の形成が可能となる。
第1貯留室16に配設された搬送スパイラル20は、トナーを現像ローラ13へと供給するものであり、図4に示すように、回転軸21と、回転軸21に付設された螺旋羽根22と、螺旋羽根22の両端部近傍から回転軸21の半径方向外方に延び出す2つの支持部23と、支持部23の各々の先端間に連結された1個のパドル部24とから構成されている。
螺旋羽根22は、一定の直径及び一定のピッチを有するよう形成され、ハウジング5a内に設けられた仕切り板15の幅方向全幅にわたって延在するよう付設されており、螺旋羽根22の両端部分に支持部23が形成されている。支持部23は、回転軸21の外周面の一部から半径方向外方に所定の軸方向厚さをもって延び出すよう形成された支持片から構成されている。パドル部24は、これらの支持部23によって、螺旋羽根22の半径方向外側を、螺旋羽根22の外周面に対して隙間をおいて回転軸21に平行に直線状に、且つ、現像ローラ13の幅方向全幅に延在するよう配設されている。
そして、搬送スパイラル20は、回転軸21によってハウジング5aの第1貯留室16に回転自在に配設されている。また、回転軸21の一端は、ハウジング5a外へと突出せしめられており、この突出部に画像形成装置1本体からの駆動が入力されることにより、搬送スパイラル20が回転駆動され、螺旋羽根22によって現像剤を軸方向に搬送しながら、パドル部24によって現像剤を汲み上げることにより、現像ローラ13へとトナーを供給する。
次に、図5〜図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る現像装置の第2貯留室に配設された攪拌パドル30について説明する。図5は攪拌パドルの斜視図であり、図6及び図7は攪拌パドルの動作を説明する図であり、図7は図6の状態から回転軸を180°回転させた状態を図示している。また、図6及び図7のそれぞれおいて、(a)が攪拌パドルの側面図であり、(b)が攪拌パドルを上方から見た平面図である。なお、図6及び図7において矢印Aは現像剤の搬送方向を示している。
攪拌パドル30は、トナー貯留部6(図1参照)から第2貯留室17へと供給されたトナーを攪拌し、第1貯留室16へと搬送するものであり、図5に示すように、回転軸31と、回転軸31の半径方向外方に延び出すように設けられた複数の第1支持軸32と、第2支持軸33と、第1支持軸32及び第2支持軸33の各々の先端に一体形成された第1パドル部材34と第2パドル部材35とから構成されている。
第1支持軸32は、回転軸31の半径方向外方に延び出すように設けられるものであり、複数の第1支持軸32が回転軸31の軸方向に並べて設けられている。そして、第2支持軸33は、回転軸31の半径方向外方、且つ、第1支持軸32と対向する方向に延び出すように設けられるものであり、複数の第1支持軸32の各々に対して対向するように、複数の第2支持軸33が設けられている。なお、第1支持軸32及び第2支持軸33を設ける個数については、後述するパドル部材34,35の必要個数に応じて適宜変更すればよい。
そして、攪拌パドル30は、回転軸31によってハウジング5aの第2貯留室17に回転自在に配設されている。また、回転軸31の一端は、ハウジング5a外へと突出せしめられており、この突出部に画像形成装置1本体からの駆動が入力されることにより、攪拌パドル30が回転駆動されるよう構成されている。ここで、パドル部材34,35は、回転軸31の軸方向に対して傾きを持つように形成されており、攪拌パドル30が回転されるとパドル部材34,35によって現像剤を回転軸31の軸方向に動かす力が働くように構成されている。
そして、本実施形態においては、第1パドル部材34が手前にくるように、回転軸31に対して直交するように見たとき(図7(a))、第1パドル部材34の回転軸31の軸方向に対する傾きBが、回転軸31に対して垂直な位置から左回りに45°となるように、また、第2パドル部材35が手前にくるように、回転軸31に対して直交するように見たとき(図6(a))、第2パドル部材35の回転軸31の軸方向に対する傾きCが、回転軸31に対して垂直な位置から右回りに10°となるように形成されている。
これにより、回転軸31よりも下方に貯留された現像剤に注目すると、図6に示すような状態に攪拌パドル30が回転されると、現像剤には第1パドル部材34によって、矢印Dで示すように現像剤搬送方向へと動かす力が働くようになる。次に、攪拌パドル30が180°回転されると、図7に示すように、現像剤には第2パドル部材35によって矢印Eで示すような現像剤搬送方向とは反対の方向へと動かす力が働くこととなる。このように、攪拌パドル30が回転されると第1パドル部材34及び第2パドル部材35とによって、現像剤には現像剤搬送方向及び反対方向へと動かす力が交互に働くこととなり、搬送方向上流側と下流側の現像剤が積極的に攪拌されるようになる。なお、回転軸31よりも上方に貯留された現像剤も同様に、現像剤搬送方向及び反対方向へと動かす力が交互に働き、搬送方向上流側と下流側の現像剤が積極的に攪拌される。
また、第1パドル部材34の軸方向に対する傾きBを左回りに45°、第2パドル部材35の軸方向に対する傾きCを右回りに10°とそれぞれのパドル部材34,35の回転軸31に対する角度が異なるように構成することにより、第2パドル部材35によって現像剤搬送方向と反対の方向へと動かす力Eに比べて、第1パドル部材34によって現像剤搬送方向へと動かす力Dの方がより大きな搬送力を有するように構成されているため、攪拌パドル30による現像剤の搬送方向が、現像装置5内の全体的な現像剤の搬送方向に対して逆行することがないように構成することができる。
なお、本実施形態においては、第1パドル部材34の軸方向に対する傾きBを右回りに45°、第2パドル部材35の軸方向に対する傾きCを左回りに10°となるように構成したが、パドル部材34,35の角度はこれに限られるものではなく、適宜変更することが可能である。ただし、第1パドル部材34の搬送方向に対して、第2パドル部材35の搬送方向が逆行するように構成しなければ攪拌パドル30によって現像剤を積極的に攪拌することができないため、図6及び図7に示すように、第1パドル部材34の回転軸31に対する角度を回転軸に対して垂直な位置から右回りに半回転未満(0°よりも大きく90°よりも小さい)の範囲に構成した場合には、第2パドル部材35の回転軸31に対する角度は、回転軸に対して垂直な位置から左回りに半回転未満(0°よりも大きく90°よりも小さい)の範囲となるように構成しなければならない。
また、攪拌パドル30による現像剤の搬送方向が、現像装置5内の全体的な現像剤の搬送方向に対して逆行するように構成してしまうと、現像装置5内で現像剤が滞留してしまい、感光体ドラム2へとトナーが供給されず画像不良を生じるため、攪拌パドル30による現像剤の搬送方向が、現像装置5内の全体的な現像剤の搬送方向に対して逆行することのないよう、第1パドル部材34と第2パドル部材35の傾きを設定しなければならない。
続いて、本発明の第2実施形態に係る現像装置5の構成について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る現像装置を上方から見た平面図であり、説明の便宜上、ハウジングの蓋部分(カバー部分)を除外して図示している。図9は図8に示す現像装置の概略側面断面図である。なお、第1実施形態の図1〜図5と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、現像装置5の第2貯留室17に配設される攪拌パドル30の回転軸31には、一定の直径及び一定のピッチを有するよう形成された螺旋羽根36が、ハウジング5a内に設けられた仕切り板15の幅方向全幅にわたって延在するように付設されており、パドル部材34,35は、螺旋羽根36の半径方向外側に、螺旋羽根36の外周面に対して隙間をおいて配設されている。
これにより、現像剤は螺旋羽根36によって搬送することができるため、第1パドル部材34の回転軸31の軸方向に対する傾きと、第2パドル部材35の回転軸31に対する傾きを異なった角度に設定し、第1パドル部材34と第2パドル部材35の搬送力に差をつけることにより、現像剤を搬送するように構成する必要がないため、パドル部材34,35によって現像剤を現像剤搬送方向へと動かす力と、現像剤搬送方向と反対の方向へと動かす力を等しくすることができ、攪拌パドル30による現像剤の攪拌能力をより向上させることができる。また、攪拌パドル30による現像剤の搬送速度を変更したい場合には、螺旋羽根36の形状を変化させなくても、パドル部材34,35の回転軸31の軸方向に対する傾きを操作することにより、現像剤の搬送速度を調整することができる。
なお、本実施形態においても、パドル部材34,35の角度は適宜変更することが可能であるが、第1パドル部材34の搬送方向に対して、第2パドル部材35の搬送方向が逆行するように構成しなければ攪拌パドル30によって現像剤を積極的に攪拌することができないため、第1パドル部材34の搬送方向に対して、第2パドル部材35の搬送方向が逆行するように構成しなければならない。
また、螺旋羽根36によって現像剤が搬送されるため、パドル部材34,35によって現像剤を、現像装置5内の全体的な現像剤の搬送方向へと搬送するよう構成する必要はないが、パドル部材34,35による現像剤を現像装置5内の全体的な現像剤の搬送方向に対して逆行する方向に搬送する搬送力が、螺旋羽根36の搬送力と等しく若しくは螺旋羽根36の搬送力よりも大きくなってしまうと、現像装置5内で現像剤が滞留してしまい、感光体ドラム2へとトナーが供給されず画像不良を生じるため、螺旋羽根36による現像剤の搬送を妨げることがないように、第1パドル部材34と第2パドル部材35の傾きを設定しなければならない。
その他、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記第1及び第2実施形態では、パドル部材34,35が取り付けられる第1支持軸32及び第2支持軸33は、各々が互いに対向するように配置されているが、これは対向するように配置されていなくてもよく、例えば、図10に示すように、第1支持軸32と第2支持軸33とが互い違いとなるように配置しても構わないし、螺旋状やランダムに配置しても構わない。
また、上記実施形態では、第2支持軸33は、回転軸31の半径方向外方、且つ、第1支持軸32と対向する方向に延び出すように設けられているが、これは図11に示すように、第2支持軸33を第1支持軸32に対して角度を持たせるように設けても構わない。ただし、第1パドル部材34と第2パドル部材35とが近づきすぎると、効果的に現像剤の攪拌を行うことができないため、第2支持軸33は、第1支持軸32が付設された位置から、回転軸31の回転方向に第1支持軸32に対して直交する位置までの範囲以外、すなわち、回転軸31の回転方向に90°〜270°の範囲(図11に1点鎖線Fで示す範囲)に設けておくことが好ましい。なお、第1支持軸32と第2支持軸33との間に、更に複数の支持軸を設けて、パドル部材の個数を増やすことも可能である。
更に、上記第1及び第2実施形態では、ハウジング5a内には仕切り板15によって分けられた、第1貯留室16と第2貯留室17とが形成され、収容された現像剤を搬送スパイラル20と攪拌パドル30によって、ハウジング5a内を循環させるよう構成された現像装置5を例にあげて説明したが、本発明に係る攪拌パドル30は、図12及び図13に示すような、ハウジング5a内に仕切り板15が設けられておらず、ハウジング5a内で現像剤を循環させることなく現像ローラ13へと供給するよう構成された現像装置5にも適用することができる。また更に、現像装置5へとトナーを供給するトナー貯留部6にも適用することができる。
ただし、上記のようにハウジング5a内で現像剤を循環させない現像装置5に攪拌パドル30を配設する場合には、攪拌パドル30の回転軸31の軸方向に現像剤を搬送してしまうと、現像剤がハウジング5a内の一方に偏り現像ローラ13の全幅にトナーが供給されず画像不良を生じるため、攪拌パドル30には螺旋羽根36を付設せず、且つ、第1パドル部材34と第2パドル部材35の回転軸31に対する傾きが等しくなるように構成しておかなければならない。
本発明は、電子写真方式を利用したプリンタ、複写機及びファクシミリ等の画像形成装置において、像担持体上の静電潜像を現像する現像装置や、現像装置へとトナーを補給するトナーカートリッジ等のトナー補給装置に利用することができる。
は、本発明に係る現像装置が備えられた画像形成装置の概略構成図である。 は、本発明の第1実施形態に係る現像装置を上方から見た平面図である。 は、図2に示す現像装置の概略側面断面図である。 は、図2に示す現像装置に備えられた搬送スパイラルの斜視図である。 は、図2に示す現像装置に備えられた攪拌パドルの斜視図である。 は、攪拌パドルの動作を説明する図であり、(a)が攪拌パドルの側面図であり、(b)が攪拌パドルを上方から見た平面図である。 は、攪拌パドルの動作を説明する図であって、図6の状態から回転軸を180°回転させた状態を図示しており、(a)が攪拌パドルの側面図であり、(b)が攪拌パドルを上方から見た平面図である。 は、本発明の第2実施形態に係る現像装置を上方から見た平面図である は、図9に示す現像装置の概略側面断面図である。 は、攪拌パドルの他の実施例を示す図であり、攪拌パドルを上方から見た平面図である。 は、攪拌パドルの他の実施例を示す図であり、攪拌パドルを回転軸の軸方向から見た図である。 は、現像装置の他の実施例を示す上方平面図である。 は、現像装置の他の実施例を示す側面断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
5 現像装置
5a ハウジング(筐体)
5b カバー(筐体)
13 現像ローラ
14 規制ブレード
15 仕切り板
16 第1貯留室
17 第2貯留室
20 搬送スパイラル
30 攪拌パドル
31 回転軸
32 第1支持軸
33 第2支持軸
32a,33a Dカット面
34 第1パドル部材
35 第2パドル部材
36 螺旋羽根

Claims (6)

  1. 現像剤が貯留される筐体と、該筐体内の現像剤を攪拌する攪拌パドルとを備えたトナー供給装置において、
    前記攪拌パドルは、回転軸と、該回転軸の半径方向外方に延び出すように付設された複数のパドル部材から構成されており、
    前記パドル部材は、前記回転軸に対して所定の角度を持つように取り付けられており、前記パドル部材が手前にくるように回転軸に対し直交する方向から見たとき、前記回転軸に対して垂直な位置から右回りに半回転未満の範囲と、左回りに半回転未満の範囲の少なくとも2種類の角度を有することを特徴とするトナー供給装置。
  2. 右回りに傾斜された前記パドル部材の傾斜角と、左回りに傾斜された前記パドル部材の傾斜角は、それぞれ異なるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナー供給装置。
  3. 前記攪拌パドルには、前記回転軸の軸方向から見たとき、一つの前記パドル部材が付設された位置から、前記回転軸の回転方向に、前記パドル部材に対して直交する位置までの範囲外に、少なくとも一つのパドル部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー供給装置。
  4. 前記パドル部材は、前記回転軸に沿って一列に取り付けられた第1パドル部材と、該第1パドル部材に対して、前記回転軸の軸方向から見たとき、前記第1パドル部材が付設された位置から、前記回転軸の回転方向に、前記第1パドル部材に対して直交する位置までの範囲外に、前記回転軸に沿って一列に取り付けられた第2パドル部材とから成ることを特徴とする請求項3に記載のトナー供給装置。
  5. 前記第1パドル部材の前記回転軸に対する角度は、前記第1パドル部材が手前にくるように回転軸に対し直交する方向から見たとき、前記回転軸に対して垂直な位置から左回りに半回転未満の範囲であり、前記第2パドル部材の前記回転軸に対する角度は、前記第2パドル部材が手前にくるように回転軸に対し直交する方向から見たとき、前記回転軸に対して垂直な位置から右回りに半回転未満の範囲となるように付設されていることを特徴とする請求項4に記載のトナー供給装置。
  6. 前記回転軸には螺旋羽根が付設されており、前記パドル部材は前記螺旋羽根の半径方向外側に、前記螺旋羽根の外周面に対して隙間をおいて取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のトナー供給装置。
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