JP2019032419A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の流動性の変化にかかわらず、現像容器内の現像剤を所望の量に維持することが可能な現像装置を提供する。【解決手段】現像容器31は、互いに連通する第1搬送室及び第2搬送室33を有する。第2搬送室33内の現像剤の搬送方向に対して第2搬送室33の下流側端部よりもさらに下流側に、排出室50が設けられる。排出室50は、接続部40を介して第2搬送室33に接続される。排出室50内には排出羽根52が設けられる、排出羽根52は、現像容器31内の余剰の現像剤を現像剤排出口51aに向けて搬送する。排出室50内の底部51Bは、第2搬送室33内の底部33Bよりも高い位置にある。規制部35cは、排出室50側への現像剤の移動を規制する。傾斜部41は、排出室50と第2搬送室33との接続部40に設けられ、第2搬送部材35の回転軸方向に対して傾斜し、排出室50内の底部51Bと第2搬送室33内の底部33Bとを繋ぐ。【選択図】図4

Description

本発明は、現像装置及びその現像装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどといった電子写真方式の画像形成装置では感光体ドラム等の像担持体の表面に形成した静電潜像を現像装置で現像することで用紙にトナー像を形成する装置が広く利用されている。この現像装置は、例えば磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を用いた現像方式を採用し、像担持体に現像剤を供給する現像ローラーが設けられ、現像剤が収容された現像容器内で現像剤を攪拌、搬送し、該現像ローラーに供給する。
二成分現像方式の現像装置において、トナーは現像動作によって消費されていく一方、磁性キャリアは消費されずに現像容器内に残る。したがって、現像容器内でトナーとともに攪拌される磁性キャリアは攪拌頻度が多くなるにつれて機械的ストレスにより劣化し、その結果、トナーに対する磁性キャリアの帯電付与性能が徐々に低下してしまう。
そこで、現像容器内に磁性キャリアとトナーとを含む現像剤を補給するとともに、余剰となった現像剤を排出することで、帯電性能の低下を抑制するようにした現像装置が例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された従来の現像装置は、現像剤を搬送する搬送スクリュー(第1搬送部)と、搬送スクリューの搬送方向に対して搬送スクリューよりも下流側に設けられた返しスクリュー(第2搬送部)と、返しスクリューの搬送方向に対して返しスクリューよりも上流側に設けられ、現像剤を排出口に向けて搬送する排出スクリュー(第3搬送部)と、返しスクリュー(第2搬送部)と排出スクリュー(第3搬送部)との間に設けられた円板部と、を有する。円板部は円形の壁の役割を果たしており、排出開口へ向かって移動する現像剤の大部分を押し戻して、排出開口を通じて排出される現像剤が過剰とならないようにしている。
特開2015−11158号公報
ここで、特許文献1の従来の現像装置は、第3搬送部内の底部が第2搬送部内の底部よりも高い位置にあり、第3搬送部と第2搬送部内との接続部に階段状の段差が設けられる。耐久劣化や環境変動、現像剤のトナー濃度変動等により現像剤の流動性がある程度低くなると、現像剤が第2搬送部を通過し難くなり、現像剤が階段状の段差を越えるまでに時間がかかることになる。これにより、現像剤が階段状の段差を越えるよりも前に、第2搬送部によって第1搬送部側に戻されてしまうことになる。すなわち、上記従来の現像装置は、階段状の段差が現像剤の流動性低下による現像剤排出能力低下をより一層助長するという課題があった。
また、第3搬送部内の底部が第2搬送部内の底部よりも高い位置にある場合、第3搬送部の排出スクリューの外径は第2搬送部の返しスクリューの外径よりも必然的に小さくなる。例えば、排出スクリュー及び返しスクリューの回転軸の外径が略同じである場合、排出スクリューは返しスクリューに対して羽根の表面積が小さく、現像剤搬送能力も低い。すなわち、たとえ現像剤が階段状の段差を越えても、排出スクリューが現像剤を現像剤排出口に向けて搬送する力が弱い。さらに、現像剤の流動性が低い場合、排出スクリューの現像剤搬送能力はより一層低くなる。このように、上記従来の現像装置は、現像剤が階段状の段差を越えても、現像剤が現像剤排出口に向けて搬送され難いという課題もあった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、現像剤の流動性の変化にかかわらず、現像容器内の現像剤を所望の量に維持することが可能な現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の現像装置は現像容器、第1搬送部材、第2搬送部材、現像剤担持体、現像剤補給口、排出室、排出羽根、規制部及び傾斜部を備える。現像容器は、互いに並列配置され、長手方向の両端部で互いに連通された第1搬送室及び第2搬送室を有し、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を収容する。第1搬送部材は、回転軸と、該回転軸の外周面に設けられた第1搬送羽根と、を有し、第1搬送室内の現像剤を回転軸方向に攪拌、搬送する。第2搬送部材は、回転軸と、該回転軸の外周面に設けられた第2搬送羽根と、を有し、第2搬送室内の現像剤を第1搬送部材と逆方向に攪拌、搬送する。現像剤担持体は、第2搬送室内の現像剤を表面に担持する。現像剤補給口は、現像容器内に現像剤を補給する。排出室は、現像容器内の余剰の現像剤が排出される現像剤排出口を有し、第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対して第2搬送室の下流側端部よりも下流側に設けられて第2搬送室に接続し、現像容器内の余剰の現像剤を現像剤排出口に向けて搬送する。なお、排出室内の底部は、第2搬送室内の底部よりも高い位置にある。排出羽根は、排出室内に延びる第2搬送部材の回転軸の外周面に設けられて、排出室内の余剰の現像剤を現像剤排出口に向けて搬送する。規制部は、第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対して第2搬送部材の第2搬送羽根よりも下流側で第2搬送室と排出室との接続部に対向して配置され、排出室側への現像剤の移動を規制する。傾斜部は、排出室と第2搬送室との接続部に設けられ、第2搬送部材の回転軸方向に対して傾斜し、排出室内の底部と第2搬送室内の底部とを繋ぐ。
本発明の構成によれば、規制部を通過した現像剤が、傾斜部の傾斜の作用で徐々に上昇し、排出羽根に接近する。これにより、排出羽根を用いて、現像剤を現像剤排出口に向けて搬送し易くすることができる。したがって、現像剤の流動性の変化にかかわらず、現像容器内の現像剤を所望の量に維持することができ、安定した現像性能を得ることが可能である。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像形成部の垂直断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の現像装置の水平断面図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置の部分垂直断面図である。 本発明の第1実施形態に係る現像装置について現像剤の流動性と現像容器内の現像剤安定重量との関係を示すグラフである(実施例1)。 本発明の第2実施形態に係る現像装置の部分垂直断面図である。 本発明の第2実施形態に係る現像装置について現像剤の流動性と現像容器内の現像剤安定重量との関係を示すグラフである(実施例2)。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態の画像形成装置について、その概略構成を図1及び図2を用いて説明する。図1は画像形成装置の概略構成を示す断面図の一例である。図2は画像形成装置の画像形成部の構成を示す垂直断面図である。画像形成装置1はプリント(印刷)、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送信等の機能を備えた所謂複合機であり、中間転写ベルトを用いてトナー像を用紙に転写するカラー印刷タイプのものである。
画像形成装置1は、図1に示すように本体2の上面に原稿搬送部3が載置され、その下方の本体2の内部に画像読取部4を備える。原稿搬送部3に積載した原稿の画像、或いは画像読取部4の上面の不図示のコンタクトガラス上に載置した原稿の画像が、画像読取部4によって読み取られる。
本体2の上部であって画像読取部4の正面側には操作パネル5が設けられる。操作パネル5は利用者によるプリント(印刷)ジョブ、スキャン(画像読取)ジョブ、ファクシミリ送信ジョブ等を実行させる指令入力を受け付ける。さらに、操作パネル5は、例えば装置の状態や注意事項、エラーメッセージなどを表示部5wに表示する。
また、画像形成装置1は本体2の画像読取部4より下方の部分に印刷ジョブを実行するための印刷部6を備える。印刷部6は給紙部7、用紙搬送部8、露光部9、画像形成部20、転写部11及び定着部12を含む。
給紙部7は複数枚の用紙Pを収容し、印刷時に用紙Pを1枚ずつ分離して送り出す。用紙搬送部8は給紙部7から送り出された用紙Pを二次転写部11w及び定着部12へと搬送し、さらに定着後の用紙Pを用紙排出部13に排出する。露光部9は画像データに基づき制御されたレーザー光Lを画像形成部20に向かって照射する。
画像形成部20はイエロー用の画像形成部20Y、マゼンタ用の画像形成部20M、シアン用の画像形成部20C及びブラック用の画像形成部20Kの4台が設けられる。なお、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、各色を表す「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号は省略する。
画像形成部20は、図2に示すように所定の方向(図2における時計回り)に回転可能に支持された像担持体である感光体ドラム21の周囲に、その回転方向に沿って帯電部22、現像装置30及びドラムクリーニング部23を備える。なお、現像装置30とドラムクリーニング部23との間に一次転写部11Y、11M、11C、11Kが配置される。
転写部11は中間転写ベルト11z、一次転写部11Y、11M、11C、11K、二次転写部11w及び中間転写クリーニング部11xを備える。4台の画像形成部20は中間転写ベルト11zの回転方向上流側から下流側に向けて一列に並んだ所謂タンデム方式にして配置される。
帯電部22は例えば帯電ローラーによって感光体ドラム21の表面を所定電位に帯電させる。そして、露光部9から照射されたレーザー光Lによって感光体ドラム21の表面に原稿画像の静電潜像が形成される。現像装置30はこの静電潜像にトナーを供給して現像し、トナー像を形成する。
トナー像は各色の画像形成部20Y、20M、20C、20Kの上方に配置された一次転写部11Y、11M、11C、11Kで中間転写ベルト11zの表面に一次転写される。そして、中間転写ベルト11zの回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が中間転写ベルト11zに転写されることにより、中間転写ベルト11zの表面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。ドラムクリーニング部23は一次転写後に感光体ドラム21の表面に残留するトナーを除去してクリーニングする。
中間転写ベルト11zの表面のカラートナー像は用紙搬送部8によって同期をとって送られてきた用紙Pに、二次転写部11wに形成される二次転写ニップ部で転写される。中間転写クリーニング部11xは二次転写後に中間転写ベルト11zの表面に残留するトナーを除去してクリーニングする。
定着部12はトナー像が転写された用紙Pを加熱、加圧してトナー像を用紙Pに定着させる。このようにして、印刷部6は原稿画像の用紙Pへの印刷を実行する。
続いて、画像形成部20の現像装置30について、その全体構成を図2に加えて図3を用いて説明する。図3は現像装置30の水平断面図である。なお、各色の現像装置30は基本的な構造が同じであるので、各色を表す識別記号は省略する。
現像装置30は、図2及び図3に示すように現像容器31、第1搬送室32、第2搬送室33、第1搬送部材34、第2搬送部材35、トナー供給ローラー36、現像ローラー37及び規制ブレード38を含む。
現像容器31は像担持体である感光体ドラム21に供給するためのトナーを含む二成分現像剤を収容するケーシングである。なお、この説明において、二成分現像剤を単に「現像剤」と呼ぶことがある。現像容器31は例えば合成樹脂の成型品で構成される。現像容器31は感光体ドラム21の軸線方向に細長い形状であり、その長手方向を水平にして配置される。
現像容器31はその内部の底部に仕切部31aによって仕切られた第1搬送室32及び第2搬送室33を備える。第2搬送室33は現像ローラー37の配置領域の下方に配置される。第1搬送室32は第2搬送室33よりも現像ローラー37から離隔した領域に配置される。第1搬送室32及び第2搬送室33は互いに並列配置される。
仕切部31aは図3に示す第1連通路31b及び第2連通路31cを備える。第1連通路31bは仕切部31aの軸線方向の一端側に設けられる。第1連通路31bは仕切部31aを水平方向に貫通し、第1搬送室32から第2搬送室33に向かって現像剤が流通する。第2連通路31cは仕切部31aの軸線方向の、第1連通路31bが設けられた一端側と反対側の他端側に設けられる。第2連通路31cは仕切部31aを水平方向に貫通し、第2搬送室33から第1搬送室32に向かって現像剤が流通する。
第1搬送室32には現像剤補給口32a(図3参照)及び現像剤濃度センサー(不図示)が配置される。現像剤は現像剤濃度センサーの検出結果に基づいて、現像剤補給口32aを介して第1搬送室32に補給される。現像剤濃度センサーとしては、例えば現像容器31の内部の磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤の透磁率を検出する透磁率センサーが用いられる。
第1搬送部材34は第1搬送室32内に配置される。第1搬送部材34は軸線方向の両端間に設けられた回転軸34aの外周面に軸線方向に沿って螺旋状に延びる第1搬送羽根34bを設けた構成である。第1搬送部材34は水平方向に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器31に支持される。第1搬送部材34はその軸線回りに回転することで、第1搬送室32内の現像剤を回転軸線方向(図3の矢線Q1方向)に沿って攪拌しながら搬送する。
第2搬送部材35は第2搬送室33内に配置される。第2搬送部材35は軸線方向の両端間に設けられた回転軸35aの外周面に軸線方向に沿って螺旋状に延びる第2搬送羽根35bを設けた構成である。第2搬送部材35は水平方向に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器31に支持される。第2搬送部材35はその軸線回りに回転することで、第2搬送室33内の現像剤を回転軸線方向(図3の矢線Q2方向)に沿って攪拌しながら搬送する。
第1搬送部材34及び第2搬送部材35の回転により、仕切部31aの軸線方向両端に設けた第1連通路31b及び第2連通路31cを介して、第1搬送室32と、第2搬送室33との間を現像剤が循環する。第1搬送室32及び第2搬送室33において、外部から補給されたトナー(正帯電トナー)が磁性キャリアと混合されて攪拌され、帯電される。これにより、トナーは磁性キャリアに保持される。
トナー供給ローラー36は現像容器31の内部の、第2搬送部材35の上方に配置される。トナー供給ローラー36は水平方向に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器31に支持される。トナー供給ローラー36は、図2において反時計回りに回転する非磁性の回転スリーブと、当該回転スリーブに内包される複数の磁極を有する固定マグネット体と、を有する。トナー供給ローラー36は現像ローラー37と対向して配置され、現像ローラー37との対向領域において現像ローラー37にトナーを供給する。
現像ローラー37は現像容器31の内部の、トナー供給ローラー36の上方に配置される。現像ローラー37はその周面が所定の隙間を隔ててトナー供給ローラー36の周面と対向する。現像ローラー37は水平方向に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器31に支持される。現像ローラー37は、図2において反時計回りに回転する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブ内に固定された現像ローラー側磁極と、を有する。現像ローラー側磁極は、対向する固定マグネット体の磁極(主極)と異極性である。現像ローラー37は感光体ドラム21と対向して配置される。現像ローラー37は現像剤を表面に担持する現像剤担持体であって、感光体ドラム21との対向領域において感光体ドラム21にトナーを供給する。
規制ブレード38はトナー供給ローラー36に近接し、その先端がトナー供給ローラー36の表面に対向するように設けられる。規制ブレード38はトナー供給ローラー36が現像ローラー37と対向する領域に対してトナー供給ローラー36の回転方向上流側に配置される。規制ブレード38はその先端とトナー供給ローラー36の表面との間に所定の間隔を設けて配置される。
現像剤は第1搬送室32及び第2搬送室33において第1搬送部材34及び第2搬送部材35により攪拌、循環されて帯電され、第2搬送部材35によってトナー供給ローラー36に渡される。トナー供給ローラー36の表面では不図示の磁気ブラシが形成される。磁気ブラシは規制ブレード38によって層厚規制された後、トナー供給ローラー36と現像ローラー37との対向領域に搬送される。そして、トナー供給ローラー36に印加されるバイアスと現像ローラー37に印加されるバイアスとの電位差及び磁界によって現像ローラー37の表面にトナー層が形成される。
トナー供給ローラー36の表面の磁気ブラシとの接触によって現像ローラー37の表面に形成されたトナー層は、現像ローラー37の回転によって感光体ドラム21と現像ローラー37との対向領域に搬送される。そして、現像ローラー37のバイアス電位と、感光体ドラム21の露光部位の電位との間の電位差によって現像ローラー37の表面に担持されたトナーが飛翔し、感光体ドラム21の表面の静電潜像が現像される。
続いて、現像装置30の第1搬送室32及び第2搬送室33と、その周辺の詳細な構成について、図3に加えて図4を用いて説明する。図4は現像装置30の部分垂直断面図である。
第1搬送部材34は、前述のように回転軸34aの外周面に軸線方向に沿って螺旋状に延びる第1搬送羽根34bを備える。第1搬送羽根34bは回転軸34aの軸方向に一定のピッチで螺旋状に構成される。第1搬送羽根34bは第1搬送室32の長手方向の両端部側まで延び、第1連通路31b及び第2連通路31cに対向する。
第2搬送部材35は、前述のように回転軸35aの外周面に軸線方向に沿って螺旋状に延びる第2搬送羽根35bを備える。第2搬送羽根35bは回転軸35aの軸方向に一定のピッチで螺旋状に構成される。第2搬送羽根35bは第1搬送羽根34bに対して、軸方向におけるピッチが同じであり、巻き方向が逆である。第2搬送羽根35bはトナー供給ローラー36の軸方向長さ以上の長さを有するとともに第2搬送室33の長手方向の両端部側まで延び、第1連通路31b及び第2連通路31cに対向する。
現像容器31の外部には歯車61、62、63、64が配置される。歯車61、62は第1搬送部材34の回転軸34aの両端部各々に個別に固定される。歯車63は第2搬送部材35の回転軸35aの一端に固定される。歯車64は歯車62、63の間で、現像容器31の外面に対して回転可能に支持され、歯車62、63各々に噛み合う。第1搬送部材34及び第2搬送部材35の回転に係る動力は、不図示のモーター等の駆動源から歯車61を介して供給される。
駆動源から動力を得て歯車61が回転すると、第1搬送部材34が回転し、第1搬送室32内において現像剤が図3に示す矢線Q1方向に流通する。現像剤は、第1搬送室32内の現像剤の搬送方向に対してその下流側端部に到達すると、第1連通路31bを通って第2搬送室33内に搬送される。第2搬送部材35は歯車62、63、64を介して第1搬送部材34に連動して回転し、第2搬送室33内において現像剤が図3に示す矢線Q2方向に流通する。現像剤は、第2搬送室33内の現像剤の搬送方向に対してその下流側端部に到達すると、第2連通路31cを通って第1搬送室32内に搬送される。
このようして、現像剤は第1搬送室32、第1連通路31b、第2搬送室33、第2連通路31cの順に循環されながら攪拌され、さらに帯電されてトナー供給ローラー36に供給される。
そして、現像容器31は第1搬送室32及び第2搬送室33に加えて、排出室50を備える。
排出室50は第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して第2搬送室33の下流側端部よりもさらに下流側に設けられる。排出室50は接続部40を介して第2搬送室33に接続される。排出室50、接続部40及び第2搬送室33の内部は互いに連通する。
なお、第2搬送部材35の回転軸35aは排出室50内まで連続して延びる。回転軸35aの一端は、第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して排出室50の下流側端部において現像容器31に支持される。
排出室50は現像容器31に一体として設けられたハウジング51を備える。図4に示すように、排出室50内の底部51Bの高さは、第2搬送室33内の底部33Bの高さよりも高い。ハウジング51は、第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して排出室50の下流側端部に現像剤排出口51aを備える。現像剤排出口51aから、現像容器31内の余剰の現像剤が排出される。すなわち、排出室50内では、現像容器31内の余剰の現像剤が現像剤排出口51aに向けて搬送される。
排出室50内には排出羽根52が設けられる。排出羽根52は第2搬送部材35の回転軸35aの外周面に軸線方向に沿って螺旋状に延びる。排出羽根52は第2搬送羽根35bと同様に、回転軸35aに一体として設けられる。排出羽根52は第2搬送羽根35bと巻き方向が同じである。すなわち、排出室50内の現像剤の搬送方向は、第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)と同じである。これにより、排出羽根52は排出室50内の余剰の現像剤を現像剤排出口51aに向けて搬送する。排出羽根52は第2搬送羽根35bに対してピッチが小さく、外径も小さい。
また、第2搬送部材35は第2搬送羽根35bに加えて、規制部35cを備える。規制部35cは第2搬送羽根35bと同様に、回転軸35aに一体として設けられる。
規制部35cは第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して第2搬送部材35の第2搬送羽根35bよりも下流側に配置される。規制部35cは回転軸35aの軸方向において接続部40と対向する。
規制部35cは回転軸35aの外周面に軸線方向に沿って螺旋状に延びる羽根形状で構成される。規制部35cは第2搬送羽根35bに対して巻き方向が逆である。これにより、規制部35cは第2搬送室33内の下流側端部付近まで搬送された現像剤を塞き止め、排出室50側への現像剤の移動を規制する。規制部35cは第2搬送羽根35bに対してピッチが小さい。また、規制部35cの外周部は、現像容器31の内面との間において所定の間隔(クリアランス)を有する。第2搬送室33内において所定量以上になった現像剤は、余剰の現像剤として、規制部35cの外周部と現像容器31の内面との隙間から排出室50に向けて送り出される。
ここで、前述ように、排出室50内の底部51Bは、第2搬送室33内の底部33Bよりも高い位置にある(図4参照)。
これに関して、接続部40はその内面の下部に傾斜部41を備える。傾斜部41は第2搬送部材35の回転軸35aの軸方向に対して傾斜する。傾斜部41は排出室50内の底部51Bと第2搬送室33内の底部33Bとを繋ぐ。第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して、傾斜部41はその内面の底部が下流側に向かうにつれて上昇する傾斜で構成される。
この構成によれば、規制部35cを通過した現像剤が、傾斜部41の傾斜の作用で徐々に上昇し、排出羽根52に接近する。これにより、排出羽根52を用いて、現像剤を現像剤排出口51aに向けて搬送し易くすることができる。したがって、現像剤の流動性の変化にかかわらず、現像容器31内の現像剤を所望の量に維持することができ、安定した現像性能を得ることが可能になる。
また、現像剤の流動性が比較的高い場合、傾斜部41の傾斜の作用で、現像剤は第2搬送室33側に移動し易くなる。したがって、現像剤排出口51aから排出される現像剤の、必要以上の増加を抑制することができる。
また、図4に破線で示したように、第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して、傾斜部41の上流側端部は、規制部35cの下流側端部の位置に一致する。この構成によれば、規制部35cを通過した現像剤を、直ちに排出羽根52に接近させることができる。したがって、排出羽根52を用いて現像剤を現像剤排出口51aに向けて搬送し易くする作用を向上させることが可能になる。
また、排出羽根52は接続部40内と排出室50内とにわたって連続して配置される。この構成によれば、傾斜部41の傾斜の作用で徐々に上昇する現像剤を、排出羽根52を用いて、接続部40内から搬送することができる。したがって、排出羽根52を用いて現像剤を現像剤排出口51aに向けて搬送し易くする作用を向上させることが可能になる。
そして、傾斜部41は、第2搬送部材35の回転軸35aの軸方向に対する傾斜角が45°以下であることが好ましい。この構成によれば、傾斜部41において、効果的に現像剤を現像剤排出口51aに向けて搬送することができる。
図3及び図4に示した第1実施形態の現像装置30に関して、現像剤の流動性を変化させた場合の現像容器31内の現像剤安定重量の変化について調査した。
実施例1の現像装置30は、第2搬送室33と排出室50との間の接続部40において、その内面の下部に傾斜部41を備える。傾斜部41は、回転軸方向から見た接続部40の、下端に対して左右30°ずつ計60°の範囲に設けられる。第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して、傾斜部41の上流側端部は規制部35cの下流側端部の位置に一致し、傾斜部41の下流側端部は排出羽根52の上流側端部から羽根1巻き分下流側の位置に一致する。
比較例の現像装置は、第2搬送室と排出室との間の接続部において、その内面の下部に階段状の段差を備える。
実施例1及び比較例それぞれの現像装置に共通する構成として、第2搬送部材の第2搬送羽根はともに、外径が17mmであり、ピッチが30mmであり、外周部と第2搬送室内面とのクリアランスが1.5mmである。規制部はともに、外径が12mmであり、ピッチが5mm(巻き数2)であり、外周部と第2搬送室内面とのクリアランスが1.5mmである。排出羽根はともに、外径が8mmであり、ピッチが5mmであり、外周部と排出室内面とのクリアランスが1.0mmである。第2搬送部材の回転数は、240rpm、400rpmの2通りに設定して調査した。
調査環境は、室温25℃、湿度50%である。現像装置は、シアンの現像装置であり、平均粒子径6.7μmの正帯電トナーとフェライトキャリアとを含む二成分現像剤を充填した。
現像剤は、流動性の高いものから順にサンプルA、B、C、Dの4種類を用意し、現像装置の通常運転時の、現像容器内の現像剤の量、すなわち現像剤安定重量を測定した。
なお、現像剤の流動性は安息角にて測定した。事前に、現像剤の流動性の主観評価と安息角との相関が取れていることと、現像剤安定重量と安息角との相関が取れていることと、を確認済である。
測定結果を図5に示す。図5は現像剤の流動性と現像容器内の現像剤安定重量との関係を示すグラフである。図5は、横軸が流動性が異なる4種類の現像剤サンプルを表し、縦軸が現像剤安定重量[g]を表す。
図5によれば、実施例1の現像装置30は、現像剤サンプルA、B、C、Dにおいて流動性が異なるにもかかわらず、現像剤安定重量の差異が小さいことが分かる。第2搬送部材の回転数を変更しても同様である。
一方、比較例の現像装置は、現像剤サンプルA、B、C、Dにおいて流動性が変化すると、現像剤安定重量に大きな差異が生じることが分かる。第2搬送部材の回転数を変更しても同様である。
以上の結果から、第2搬送室33と排出室50との間の接続部40に傾斜部41を設けた実施例1の現像装置30は、当該接続部に階段状の段差を設けた比較例の現像装置と比較して、現像剤の流動性の変化にかかわらず、現像容器31内の現像剤を所望の量に維持することが確認できた。したがって、第1実施形態の現像装置30を用いた場合、安定した現像性能を得ることが可能になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の現像装置について、図6を用いて説明する。図6は現像装置の部分垂直断面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
第2実施形態の現像装置30は、図6に示す排出室50及び接続部40を備える。
排出室50内の底部51Bの高さは、第2搬送室33内の底部33Bの高さよりも高い。さらに、排出室50内の天井部51Tの高さは、前記第2搬送室33内の天井部33Tの高さよりも低い。
接続部40は傾斜部42を備える。傾斜部42は第2搬送部材35の回転軸35aの軸方向に対して傾斜する。第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して、傾斜部42は第2搬送室33の下流側端部の周縁部と排出室50の下流側端部の周縁部とを繋ぐように接続部40の内周面全域にわたって設けられる。すなわち、傾斜部42は第2搬送部材35の回転軸中心に対してテーパ状に構成される。
この構成によれば、接続部40のいずれの領域においても、規制部35cを通過した現像剤が、傾斜部41の傾斜の作用で徐々に排出羽根52に接近する。これにより、排出羽根52を用いて、より一層効果的に現像剤を現像剤排出口51aに向けて搬送することが可能になる。
排出羽根52は、第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対してその上流側部分が接続部40内に配置される。接続部40内に配置された排出羽根52の一部は、その外周部が傾斜部42に対向する。そして、排出羽根52の外径は、傾斜部42に対向する部分において、第2搬送室33側から排出室50側に向かうにつれて小さくなる。
この構成によれば、排出羽根52の外周部と、傾斜部42との間の隙間を、接続部40全体において所定の間隔(クリアランス)にすることができる。これにより、排出羽根52による現像剤搬送能力が向上する。したがって、規制部35cを通過した現像剤を、搬送し損じることが抑制され、直ちに現像剤排出口51aに向けて搬送することが可能になる。
図6に示した第2実施形態の現像装置30に関して、現像剤の流動性を変化させた場合の現像容器31内の現像剤安定重量の変化について調査した。
実施例2の現像装置30は、第2搬送室33と排出室50との間の接続部40において、その内周面全域にわたって傾斜部42を備える。傾斜部42は、第2搬送部材35の回転軸中心に対してテーパ状に構成される。第2搬送室33内の現像剤の搬送方向(矢線Q2方向)に対して、傾斜部42の上流側端部は規制部35cの下流側端部の位置に一致し、傾斜部42の下流側端部は排出羽根52の上流側端部から羽根1巻き分下流側の位置に一致する。
比較例の現像装置は、第2搬送室と排出室との間の接続部において、その内面の下部に階段状の段差を備える。
実施例2及び比較例それぞれの現像装置に共通する構成として、第2搬送部材の第2搬送羽根はともに、外径が17mmであり、ピッチが30mmであり、外周部と第2搬送室内面とのクリアランスが1.5mmである。規制部はともに、外径が12mmであり、ピッチが5mm(巻き数2)であり、外周部と第2搬送室内面とのクリアランスが1.5mmである。排出羽根はともに、外径が8mmであり、ピッチが5mmであり、外周部と排出室内面とのクリアランスが1.0mmである。第2搬送部材の回転数は、240rpm、400rpmの2通りに設定して調査した。
調査環境は、室温25℃、湿度50%である。現像装置は、シアンの現像装置であり、平均粒子径6.7μmの正帯電トナーとフェライトキャリアとを含む二成分現像剤を充填した。
現像剤は、流動性の高いものから順にサンプルA、B、C、Dの4種類を用意し、現像装置の通常運転時の、現像容器内の現像剤の量、すなわち現像剤安定重量を測定した。
なお、現像剤の流動性は安息角にて測定した。事前に、現像剤の流動性の主観評価と安息角との相関が取れていることと、現像剤安定重量と安息角との相関が取れていることと、を確認済である。
測定結果を図7に示す。図7は現像剤の流動性と現像容器内の現像剤安定重量との関係を示すグラフである。図7は、横軸が流動性が異なる4種類の現像剤サンプルを表し、縦軸が現像剤安定重量[g]を表す。
図7によれば、実施例2の現像装置30は、現像剤サンプルA、B、C、Dにおいて流動性が異なるにもかかわらず、現像剤安定重量の差異が小さいことが分かる。第2搬送部材の回転数を変更しても同様である。さらに、実施例2の現像装置30は、図5に示した実施例1の現像装置30よりも、4種類の現像剤サンプル全体において現像剤安定重量が少なくなっていることが分かる。
一方、比較例の現像装置は、現像剤サンプルA、B、C、Dにおいて流動性が変化すると、現像剤安定重量に大きな差異が生じることが分かる。第2搬送部材の回転数を変更しても同様である。
以上の結果から、第2搬送室33と排出室50との間の接続部40に傾斜部42を設けた実施例2の現像装置30は、当該接続部に階段状の段差を設けた比較例の現像装置と比較して、現像剤の流動性の変化にかかわらず、現像容器31内の現像剤を所望の量に維持することが確認できた。したがって、第1実施形態の現像装置30を用いた場合、安定した現像性能を得ることが可能になる。そして、この効果は、図5に示した実施例1の現像装置30よりも、図7に示した実施例2の現像装置30の方が高い。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、規制部35cが第2搬送羽根35bに対して巻き方向が逆の螺旋羽根である構成としたが、規制部35cとしては、例えば排出室50の上流側開口より大きいサイズの円板で構成しても良い。また、上記実施形態では、第1搬送部材34及び第2搬送部材35がそれぞれ螺旋状の第1搬送羽根34bまたは第2搬送羽根35bを備えることとしたが、これらの羽根としては、例えば複数の半月状板体(円形の板を2分割したもの)で構成しても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置1が複数色の画像を順次重ねて形成する所謂タンデム型のカラー印刷用の画像形成装置であることとしたが、このような機種に限定されるわけではなく、タンデム型ではないカラー印刷用の画像形成装置やモノクロ印刷用の画像形成装置であっても構わない。
本発明は現像装置及び画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
20 画像形成部
21 感光体ドラム
30 現像装置
31 現像容器
32 第1搬送室
32a 現像剤補給口
33 第2搬送室
33B 底部
33T 天井部
34 第1搬送部材
34a 回転軸
34b 第1搬送羽根
35 第2搬送部材
35a 回転軸
35b 第2搬送羽根
35c 規制部
37 現像ローラー(現像剤担持体)
40 接続部
41、42 傾斜部
50 排出室
51 ハウジング
51a 現像剤排出口
51B 底部
51T 天井部
52 排出羽根

Claims (7)

  1. 互いに並列配置され、長手方向の両端部で互いに連通された第1搬送室及び第2搬送室を有し、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を収容する現像容器と、
    回転軸と、該回転軸の外周面に設けられた第1搬送羽根と、を有し、前記第1搬送室内の現像剤を回転軸方向に攪拌、搬送する第1搬送部材と、
    回転軸と、該回転軸の外周面に設けられた第2搬送羽根と、を有し、前記第2搬送室内の現像剤を前記第1搬送部材と逆方向に攪拌、搬送する第2搬送部材と、
    前記第2搬送室内の現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、
    前記現像容器内に現像剤を補給する現像剤補給口と、
    前記現像容器内の余剰の現像剤が排出される現像剤排出口を有し、前記第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対して前記第2搬送室の下流側端部よりも下流側に設けられて前記第2搬送室に接続し、前記現像容器内の余剰の現像剤が前記現像剤排出口に向けて搬送される排出室と、
    前記排出室内に延びる前記第2搬送部材の前記回転軸の外周面に設けられて、前記排出室内の余剰の現像剤を前記現像剤排出口に向けて搬送する排出羽根と、
    前記第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対して前記第2搬送部材の前記第2搬送羽根よりも下流側で前記第2搬送室と前記排出室との接続部に対向して配置され、前記排出室側への現像剤の移動を規制する規制部と、
    を備えた現像装置において、
    前記排出室内の底部が、前記第2搬送室内の底部よりも高い位置にあり、
    前記排出室と前記第2搬送室との前記接続部に、前記第2搬送部材の回転軸方向に対して傾斜し、前記排出室内の底部と前記第2搬送室内の底部とを繋ぐ傾斜部を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記排出室内の天井部の高さが、前記第2搬送室内の天井部の高さよりも低く、
    前記傾斜部は、前記第2搬送室の周縁部と前記排出室の周縁部とを繋ぐように前記接続部の内周面全域にわたって設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対して前記傾斜部の上流側端部は、前記規制部の下流側端部の位置に一致することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記排出羽根は、前記接続部内と前記排出室内とにわたって連続して配置されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記排出羽根の外径は、前記傾斜部に対向する部分において、前記第2搬送室側から前記排出室側に向かうにつれて小さくなることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記傾斜部は、前記第2搬送部材の回転軸方向に対する傾斜角が45°以下であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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