JP6432066B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6432066B2
JP6432066B2 JP2015032747A JP2015032747A JP6432066B2 JP 6432066 B2 JP6432066 B2 JP 6432066B2 JP 2015032747 A JP2015032747 A JP 2015032747A JP 2015032747 A JP2015032747 A JP 2015032747A JP 6432066 B2 JP6432066 B2 JP 6432066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming apparatus
toner
image forming
image
detection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015032747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016156862A (ja
Inventor
大我 日當
大我 日當
邦男 古河
邦男 古河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015032747A priority Critical patent/JP6432066B2/ja
Publication of JP2016156862A publication Critical patent/JP2016156862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6432066B2 publication Critical patent/JP6432066B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、印刷媒体にトナー画像を形成する画像形成装置に関する。
一般的な画像形成装置では、高いカバレッジのトナー画像を感光体ドラムに形成した場合に、トナー画像に濃度ムラが発生するという問題がある。図9は、第1の搬送速度でトナーを搬送した場合のトナー濃度と現像領域の位置との関係を示したグラフである。図9において、縦軸はトナー濃度を示し、横軸は現像領域の位置を示している。
一般的な画像形成装置は、感光体ドラム及び現像器を備えている。感光体ドラムは、主走査方向に延在する中心軸を有する円筒状をなしている。現像器は、現像ローラ及び搬送スクリューを含んでいる。現像ローラは、主走査方向に延在する中心軸を有する円筒状をなしており、感光体ドラムと対向している。搬送スクリューは、現像ローラに沿って延在しており、現像ローラの一端から他端に向かってトナーを搬送しながら、該現像ローラにトナーを付与する。
ところで、相対的に高いカバレッジ(例えば、100%)のトナー画像が感光体ドラムに形成されると、トナーの搬送方向の上流側である現像ローラの一端近傍において多くのトナーが消費される。そのため、トナーの搬送方向の下流側である現像ローラの他端近傍では、搬送スクリューにより現像ローラに供給されるトナーが不足する。その結果、図9の実線に示すように、現像ローラの他端近傍では、トナー濃度が低下してしまう。トナー濃度とは、現像ローラに付着している現像剤に含まれるトナーの割合である。トナー濃度が所定値(例えば、6%)よりも低下すると、十分な濃さを有するトナー画像を形成することが困難となる。したがって、トナー濃度が現像ローラの他端近傍で低下すると、現像ローラの他端近傍におけるトナー画像の画像濃度が、現像ローラの一端近傍におけるトナー画像の画像濃度よりも薄くなる。すなわち、トナー画像に濃度ムラが発生する。
このような問題を解決するためには、例えば、搬送スクリューによるトナーの搬送速度を大きくすることが挙げられる。図10は、第1の搬送速度よりも大きい第2の搬送速度でトナーを搬送した場合のトナー濃度と現像領域の位置との関係を示したグラフである。これにより、現像ローラの他端近傍においても十分なトナーが供給されるようになる。その結果、図10の実線に示すように、現像ローラの他端近傍におけるトナー濃度が所定値よりも低下することが抑制される。したがって、トナー画像に濃度ムラが発生することが抑制される。
しかしながら、搬送速度が大きくなると、現像剤の温度が上昇し、現像剤が凝集するという問題がある。
なお、画像形成装置に関連する発明としては、例えば、特許文献1に記載の現像装置が知られている。該現像装置では、現像剤担持体に保持される現像剤の層厚を均一にするために、顕像パターンの濃度に基づいて、現像剤規制部材を移動させている。したがって、特許文献1に記載の現像装置では、トナー画像の濃度ムラの抑制と現像剤の凝集の抑制とを両立させることについては言及されていない。
特開2009−122330号公報
そこで、本発明の目的は、トナー画像の濃度ムラの抑制と現像剤の凝集の抑制とを両立できる画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態に係る画像形成装置によれば、
第1の方向に延在する軸の周囲を所定速度で搬送される周面を有する感光体と、
前記周面に静電潜像を形成する露光部と、
前記静電潜像をトナーにより現像する現像部と、
制御部と、
第1の検知部及び第2の検知部と、
を備えており、
前記現像部は、
前記第1の方向に延在し、かつ、前記感光体に対向することにより前記トナーを該感光体に付与する現像ローラと、
前記現像ローラに沿って前記第1の方向の一方側に向かって前記トナーを搬送しながら該現像ローラに該トナーを供給する搬送部と、
を含んでおり、
前記制御部は、前記トナーの搬送速度を第1の搬送速度に制御しつつ、前記周面において第1の点と、該第1の点から該周面の搬送方向の上流側に第1の距離だけ離れ、かつ、該第1の点から前記第1の方向の一方側に第2の距離だけ離れた第2の点とを結ぶ所定直線を含む第1のトナー画像を、前記露光部及び前記現像部に前記感光体に対して形成させ、
前記第1の距離に対する前記第2の距離の比の値は、前記所定速度に対する前記第1の搬送速度の比の値と実質的に等しく、
前記第1の検知部及び前記第2の検知部は、前記第1の方向において異なる位置において、前記第1のトナー画像の画像濃度を検知し、
前記制御部は、前記第1の検知部及び前記第2の検知部が検知した画像濃度に基づいて、印刷媒体への第2のトナー画像の形成時における前記トナーの搬送速度を決定する決定処理を実行すること、
を特徴とする。
本発明によれば、トナー画像の濃度ムラの抑制と現像剤の凝集の抑制とを両立できる。
画像形成装置1の全体構成を示した図である。 現像装置7Kの断面構造図である。 決定処理において中間転写ベルト11に形成されるトナーパターンTPを示した図である。 反射濃度r1,r2と搬送部材48Kの回転速度R0との関係を示したグラフである。 反射濃度r1と反射濃度r2との濃度差と、搬送部材48Kの回転速度R0との関係を示したグラフである。 決定処理において制御部100が行う動作を示したフローチャートである。 用紙にトナー画像を形成する際に、制御部100が行う動作を示したフローチャートである。 変形例に係るトナーパターンTPを示した図である。 第1の搬送速度でトナーを搬送した場合のトナー濃度と現像領域の位置との関係を示したグラフである。 第1の搬送速度よりも大きい第2の搬送速度でトナーを搬送した場合のトナー濃度と現像領域の位置との関係を示したグラフである。
以下に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置の構成)
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示した図である。図1において、紙面の左右方向を単に左右方向と呼び、紙面の前後方向を単に前後方向と呼び、紙面の上下方向を単に上下方向と呼ぶ。図2は、現像装置7Kの断面構造図である。上下方向は鉛直方向に一致しており、前後方向は主走査方向に一致している。また、前後方向、上下方向及び左右方向は互いに直交している。なお、ここでの方向はあくまで一例である。
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)の画像を合成するように構成されている。該画像形成装置1は、スキャナにより読み取った画像データに基づいて、用紙(印刷媒体)に画像を形成する機能を有し、図1に示すように、印刷部2、本体3、給紙カセット15a、搬送ローラ対18a、タイミングローラ対19、定着装置20、排紙ローラ対21、排紙トレイ23、センサ30a,30b、制御部100、メモリ102、湿度センサ104、センサ106及びトルクセンサ108を備えている。
制御部100は、画像形成装置1の動作を制御し、例えば、CPUにより構成されている。メモリ102は、所定の情報を記憶する。
本体3は、画像形成装置1の筐体であり、印刷部2、給紙カセット15a、搬送ローラ対18a、タイミングローラ対19、定着装置20、排紙ローラ対21、センサ30a,30b、制御部100、メモリ102、湿度センサ104及びセンサ106を収容している。
給紙カセット15aは、複数の用紙を収容することができると共に、用紙を1枚ずつ供給する。給紙カセット15aは、概略、用紙トレイ16a及び給紙ローラ17aを含む。用紙トレイ16aには、印刷前の状態の用紙が複数枚重ねて載置される。給紙ローラ17aは、用紙トレイ16aに載置された用紙を1枚ずつ取り出す。
搬送ローラ対18aは、給紙カセット15aの右側に設けられており、給紙ローラ17aが取り出した用紙をタイミングローラ対19へと搬送する。タイミングローラ対19は、印刷部2においてトナー画像が用紙に2次転写されるように、タイミングを調整しながら用紙を搬送する。
印刷部2は、その内部においてトナー画像を形成すると共に、タイミングローラ対19により搬送されてきた用紙にトナー画像を転写する。印刷部2は、光走査装置6、転写部8Y,8M,8C,8K、中間転写ベルト11、駆動ローラ12、従動ローラ13、2次転写ローラ14、クリーニング装置18及び作像ユニット22Y,22M,22C,22Kを含んでいる。また、作像ユニット22Y,22M,22C,22Kはそれぞれ、感光体ドラム4Y,4M,4C,4K、帯電器5Y,5M,5C,5K、現像装置7Y,7M,7C,7K、クリーナー9Y,9M,9C,9K及びトナーボトル40Y,40M,40C,40Kを含んでいる。
感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kは、本体3内に設けられ、前後方向に延在する円筒形状をなしている。感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kは、前側から平面視したときに、時計回りに回転させられる。これにより、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kは、前後方向に延在する軸の周囲を搬送速度V10で搬送される周面を有している。ここでの搬送速度V10とは、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面が移動する速度を意味し、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの回転速度を意味するのではない。
帯電器5Y,5M,5C,5Kはそれぞれ、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面を帯電させる。光走査装置6は、制御部100の制御により、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面に対してビームBY,BM,BC,BKを走査する。これにより、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面には静電潜像が形成される。すなわち、帯電器5Y,5M,5C,5K及び光走査装置6は、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面に静電潜像を形成する露光部として機能する。
現像装置7Y,7M,7C,7Kはそれぞれ、本体3内に設けられ、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kに形成された静電潜像をトナーにより現像する現像部として機能する。以下に、現像装置7Y,7M,7C,7Kについて、現像装置7Kを例に挙げて説明する。
現像装置7Kは、図2に示すように、現像ローラ42K、本体44K、搬送部材48K,50K及びセンサ52Kを含んでいる。現像ローラ42Kは、前後方向に延在する円筒状をなしており、トナー及びキャリアからなる現像剤を磁力によりその周面に担持する現像剤担持体である。現像ローラ42Kは、感光体ドラム4K(図2には図示せず)に対向しており、現像ローラ42Kと感光体ドラム4Kとの間の電位差により、感光体ドラム4Kにトナーを付与して、静電潜像をトナー画像に現像する。
本体44Kは、現像ローラ42K、搬送部材48K,50K、センサ52K及び現像剤を収容する筺体である。本体44Kは、前後方向に延在しており、その内部に搬送路60K,62Kを有している。搬送路60Kは、現像ローラ42Kの左側において隣接しており、前後方向に延在する空間である。搬送路62Kは、搬送路60Kの左側において隣接しており、前後方向に延在する空間である。搬送路60Kと搬送路62Kとの間には、仕切り板46Kが設けられている。ただし、搬送路60Kの前端及び後端において、搬送路60Kと搬送路62Kとは繋がっている。すなわち、搬送路60K,62Kは環状の搬送路を形成している
搬送部材48Kは、軸、スクリュー及びパドル(これらを総称して搬送スクリューと呼ぶ)により構成されており、搬送路60K内において前後方向に延在している。搬送部材48Kは、図示しない駆動部により軸周りに回転させられることによって、現像剤を撹拌しながら搬送する。この撹拌により、トナーが帯電する。本実施形態では、搬送部材48Kは、現像ローラ42Kと隣り合っているので、現像ローラ42Kに沿って前側に向かって現像剤を搬送しながら現像ローラ42Kに現像剤を供給する。また、搬送部材48Kの回転速度と現像剤の搬送速度との間には相関関係が存在する。具体的には、搬送部材48Kの回転速度が速くなれば、現像剤の搬送速度が速くなる。
搬送部材50Kは、軸、スクリュー及びパドルにより構成されており、搬送路62K内において前後方向に延在している。搬送部材50Kは、図示しない駆動部により軸周りに回転させられることによって、現像剤を撹拌しながら搬送する。この撹拌により、トナーが帯電する。本実施形態では、搬送部材48Kは、後ろ側に向かって現像剤を搬送する。これにより、現像剤は、上側から平面視したときに、搬送路60K,62Kを時計回りに循環する。
センサ52Kは、搬送路62Kに設けられており、本体44Kに収容されている現像剤のトナー濃度を検知する。トナー濃度とは、現像剤に対するトナーの比率である。センサ52Kは、例えば、磁気センサ等により構成されている。
また、搬送路62Kは、搬送路60Kよりも長い。そのため、搬送路62Kの前端は、搬送路60Kの前端よりも前側に位置している。そして、搬送路62Kの前端において、本体44Kに開口64Kが設けられている。開口64Kは、トナーボトル40Kに接続されている。制御部100は、センサ52Kが検知したトナー濃度が所定値よりも低くなった場合には、トナーボトル40Kに現像装置7Kに対してトナーの補給を行わせる。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間に張り渡されている。中間転写ベルト11には、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kに現像されたトナー画像が1次転写される。転写部8Y,8M,8C,8Kは、中間転写ベルト11の内周面に対向するように配置されており、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kに形成されたトナー画像を中間転写ベルト11に1次転写する役割を果たす。クリーナー9Y,9M,9C,9Kは、1次転写後に感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面に残存しているトナーを回収する。駆動ローラ12は、中間転写ベルト駆動部(図1には記載せず)により回転させられることにより、前側から平面視したときに、中間転写ベルト11を反時計回りに駆動させる。中間転写ベルト11の搬送速度は、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面の搬送速度V10と実質的に同じである。これにより、中間転写ベルト11は、トナー画像を2次転写ローラ14まで搬送する。
2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11と対向し、ドラム形状をなしている。そして、2次転写ローラ14は、転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト11との間を通過する用紙に対して、中間転写ベルト11が担持しているトナー画像を2次転写する。クリーニング装置18は、用紙へのトナー画像の2次転写後に、中間転写ベルト11に残存しているトナーを除去する。
トナー画像が2次転写された用紙は、定着装置20に搬送される。定着装置20は、用紙に対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナー画像を用紙に定着させる。
排紙ローラ対21は、定着装置20を通過した用紙を排紙トレイ23上に排出する。排紙トレイ23上には、印刷済みの用紙が積載される。
センサ30a,30bは、作像ユニット22Kの右側(すなわち、作像ユニット22Kに対して中間転写ベルト11の搬送方向の下流側)において、中間転写ベルト11と対向しており、中間転写ベルト11に転写されたトナー画像の反射濃度を検知する。センサ30aとセンサ30bとは前後方向において異なる位置において、反射濃度を検知しており、本実施形態では、センサ30aは、センサ30bよりも後ろ側に配置されている。反射濃度は、トナー画像で反射してくる光の強度を所定の換算式により変換して得られる値であり、画像の濃さを示す画像濃度である。
湿度センサ104は、画像形成装置1の周囲の湿度を検知する。センサ106は、現像装置7Y,7M,7C,7Kが交換されたことを検知する。トルクセンサ108は、現像ローラ42Kの回転トルクを検知する。
(画像形成装置の動作)
以下に、画像形成装置1の動作についてより詳細に説明する。画像形成装置1では、トナー画像の濃度ムラの抑制と現像剤の凝集の抑制とを両立するために、トナーパターンTPを形成し、該トナーパターンTPの反射濃度に基づいて、用紙へのトナー画像の形成時(すなわち、通常の印刷時)における搬送部材48Y,48M,48C,48Kの回転速度を決定する。以下では、かかる動作を決定処理と呼ぶ。図3は、決定処理において中間転写ベルト11に形成されるトナーパターンTPを示した図である。
制御部100は、搬送部材48Kの回転速度を回転速度R0に制御しつつ、直線Lを含む一定の幅を有する長方形状(すなわち、帯状)のトナーパターンTPを、帯電器5K、光走査装置6及び現像装置7Kに感光体ドラム4Kに対して形成させた後、転写部8Kに中間転写ベルト11に対して転写させる。搬送部材48Kの回転速度が回転速度R0に制御された場合には、現像剤の搬送速度は搬送速度V0である。
また、直線Lは、感光体ドラム4Kの周面及び中間転写ベルト11において点P1と点P2とを結ぶ直線である。点P2は、点P1から左側(中間転写ベルト11及び感光体ドラム4Kの周面の搬送方向の上流側)に距離L1だけ離れ、かつ、点P1から前側に距離L2だけ離れている。距離L1に対する距離L2の比の値は、中間転写ベルト11又は感光体ドラム4Kの周面の搬送速度V10に対する現像剤の搬送速度V0の比の値と実質的に等しい。例えば、搬送速度V10が300mm/sであり、搬送速度V0が300mm/sである場合には、直線Lは、前後方向と45°の角度をなしている。
また、トナーパターンTPの左右方向(中間転写ベルト11及び感光体ドラム4Kの搬送方向)の幅Wは、搬送部材48Kが1回転させられる間に現像剤が搬送される距離よりも大きい。
センサ30a,30bは、前後方向において異なる位置において、トナーパターンTPの反射濃度r1,r2を検知する。本実施形態では、センサ30aは、トナーパターンTPの後端近傍の反射濃度r1を検知し、センサ30bは、トナーパターンTPの前端近傍の反射濃度r2を検知する。
制御部100は、センサ30a,30bが検知した反射濃度r1,r2に基づいて、用紙へのトナー画像の形成時における搬送部材48Kの回転速度を決定する。より詳細には、制御部100は、センサ30aが検知した反射濃度r1とセンサ30bが検知した反射濃度r2との差に基づいて、用紙へのトナー画像の形成時における搬送部材48Kの回転速度を決定する。本実施形態では、制御部100は、複数種類の回転速度R1(200rpm、300rpm、400rpm)によりトナーパターンTPを形成し、各トナーパターンTPについて反射濃度r1と反射濃度r2との濃度差を求める。ただし、トナーパターンTPの左右方向の幅は、幅W1である。そして、センサ30a,30bはそれぞれ、トナーパターンTPがセンサ30a,30bの前を通過している間に、複数回にわたって反射濃度r1,r2を検知する。そのため、センサ30a,30bが検知する反射濃度r1,r2は一定ではないおそれがある。そこで、制御部100は、各トナーパターンTPについて反射濃度r1の最大値と反射濃度r2の最小値との濃度差を求める。そして、制御部100は、反射濃度r1の最大値と反射濃度r2の最小値との濃度差が所定値以下となるときの搬送部材48Kの回転速度R1を、用紙へのトナー画像の形成時における搬送部材48Kの回転速度と決定する。なお、以下では、説明の簡素化のために、反射濃度r1の最大値を単に、反射濃度r1と呼び、反射濃度r2の最小値を単に、反射濃度r2と呼ぶ。
以下に、決定処理について具体例をあげて説明する。図4は、反射濃度r1,r2と搬送部材48Kの回転速度R0との関係を示したグラフである。縦軸は反射濃度を示し、横軸は回転速度を示す。図5は、反射濃度r1と反射濃度r2との濃度差と、搬送部材48Kの回転速度R0との関係を示したグラフである。縦軸は濃度差を示し、横軸は回転速度を示す。
まず、制御部100は、搬送部材48Kの回転速度R0を200rpm、300rpm及び400rpmのそれぞれに設定して、トナーパターンTPの反射濃度r1,r2をセンサ30a,30bに検知させる。ここで、図4に示すように、反射濃度r1は、トナーパターンTPの後端近傍(すなわち、現像剤の搬送方向の上流側)の反射濃度であるので、回転速度R0に関わらず実質的に一定である。一方、反射濃度r2は、トナーパターンTPの前端近傍(すなわち、現像剤の搬送方向の下流側)の反射濃度であるので、回転速度R0が増加するにしたがって増加する。したがって、反射濃度r1と反射濃度r2との濃度差は、回転速度R0が増加するにしたがって、減少する。ここで、反射濃度r1と反射濃度r2との濃度差が0.15以下になった場合には、トナーパターンTPに濃度ムラがあると人に感じられにくくなる。図5によれば、反射濃度r1と反射濃度r2との濃度差が0.15となる回転速度R0は、370rpmである。そこで、制御部100は、回転速度R1を370rpmと決定する。なお、現像装置7Kを例に挙げて説明したが、現像装置7Y,7M,7Cについても同様である。
次に、決定処理において制御部100が行う動作についてフローチャートを参照しながら説明する。図6は、決定処理において制御部100が行う動作を示したフローチャートである。
まず、制御部100は、用紙に印刷されるトナー画像のカバレッジが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS1)。カバレッジとは、用紙の面積に対するトナー画像の面積の比の値である。カバレッジは、例えば、制御部100に入力してきた画像データに基づいて判定されてもよいし、制御部100に入力してきた画像データの画質モードにより判定されてもよい。本ステップでは、制御部100は、カバレッジに基づいて、決定処理の実行の要否を判定している。カバレッジが高いトナー画像では、トナー画像の濃度ムラが発生しやすいためである。カバレッジが所定値以上である場合には、本処理はステップS2に進む。一方、カバレッジが所定値以上でない場合には、決定処理が実行されずに本処理は終了する。
カバレッジが所定値以上である場合、制御部100は、現像装置7Kの駆動時間が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS2)。本ステップでは、制御部100は、現像装置7Kが長期間使用されているか否かに基づいて、決定処理の実行の要否を判定している。長期間使用された現像装置7Kでは、トナー画像の濃度ムラが発生しやすいためである。駆動時間が所定値以上である場合には、本処理はステップS6に進む。一方、駆動時間が所定値以上でない場合には、本処理はステップS3に進む。
駆動時間が所定値以上でない場合、制御部100は、前回に決定処理を実行した際に湿度センサ104が検知した湿度をメモリ102から読み出すと共に、現在の湿度を湿度センサ104に検知させる。そして、制御部100は、これら2つの湿度の差が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS3)。本ステップは、湿度変化が大きい場合には、トナー画像の濃度ムラが発生しやすいために行われるステップである。湿度の差が所定値以上である場合には、本処理はステップS6に進む。一方、湿度の差が所定値以上でない場合には、本処理はステップS4に進む。
湿度の差が所定値以上でない場合、制御部100は、現像装置7Kが交換されたことをセンサ106が検知したか否かを判定する(ステップS4)。本ステップは、現像装置7Kが交換された直後では、現像剤の流動性が高いので、搬送部材48Kの回転速度を遅くしても、十分な速度で現像剤が搬送されるために行われるステップである。現像装置7Kが交換された場合には、本処理はステップS6に進む。一方、現像装置7Kが交換されていない場合には、本処理はステップS5に進む。
現像装置7Kが交換されていない場合、制御部100は、画像形成装置1の電源が投入されてから最初に行う用紙へのトナー画像の形成であるか否かを判定する(ステップS5)。本処理は、電源が投入された直後では、トナー画像の濃度ムラが発生しやすいために行われるステップである。電源が投入された直後である場合には、本処理はステップS6に進む。一方、電源が投入された直後ではない場合には、決定処理が実行されずに本処理は終了する。
前記ステップS6において、制御部100は、搬送部材48Kの回転速度R0を設定する(ステップS6)。本ステップでは、制御部100は、回転速度R0を200rpm、300rpm及び400rpmのいずれかに設定する。本ステップが1回目に実行される場合には、制御部100は回転速度R0を200rpmに設定し、本ステップが2回目に実行される場合には、制御部100は回転速度R0を300rpmに設定し、本ステップが3回目に実行される場合には、制御部100は回転速度R0を400rpmに設定する。
次に、制御部100は、設定した回転速度R0により、トナーパターンTPを印刷部2に形成させる(ステップS7)。そして、制御部100は、センサ30aから反射濃度r1を取得し(ステップS8)、センサ30bから反射濃度r2を取得する(ステップS9)。なお、ステップS8,S9では、制御部100は、少なくとも搬送部材48Kが一回転する時間より長い時間にわたってセンサ30a,30bから複数回反射濃度r1,r2を取得する。そして、ステップS8では、制御部100は、複数回取得した反射濃度r1の内の最大値を反射濃度r1とみなす。ステップS9では、制御部100は、複数回取得した反射濃度r2の内の最小値を反射濃度r2とみなす。
次に、制御部100は、反射濃度r1と反射濃度r2との濃度差を算出する(ステップS10)。この後、制御部100は、全ての回転速度R0により、ステップS7〜S10を実行したか否かを判定する(ステップS11)。本実施形態では、制御部100は、200rpm,300rpm及び400rpmの各回転速度R0により、ステップS7〜S10を実行したか否かを判定する。全ての回転速度R0によりステップS7〜S10が実行された場合には、本処理はステップS12に進む。全ての回転速度R0によりステップS7〜S10が実行されていない場合には、本処理はステップS6に戻る。
全ての回転速度R0によりステップS7〜S10が実行された場合、制御部100は、ステップS10において算出した濃度差に基づいて、用紙にトナー画像を形成する際の回転速度R1を決定する(ステップS12)。具体的には、制御部100は、反射濃度r1と反射濃度r2との濃度差が所定値(0.15)以下になる回転速度を回転速度R1と決定する。この後、制御部100は、現在の湿度を湿度センサ104から取得し、決定処理時の湿度としてメモリ102に記憶させる(ステップS13)。以上で、本処理が終了する。
次に、用紙にトナー画像を形成する際に制御部100が行う動作についてフローチャートを参照しながら説明する。図7は、用紙にトナー画像を形成する際に、制御部100が行う動作を示したフローチャートである。
まず、制御部100は、用紙に印刷されるトナー画像のカバレッジが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS21)。カバレッジが所定値以上である場合には、本処理はステップS22に進む。一方、カバレッジが所定値以上でない場合には、本処理はステップS24に進む。
カバレッジが所定値以上である場合、トナー画像に濃度ムラが発生しやすい。そこで、制御部100は、搬送部材48Kの回転速度を決定処理で決定した回転速度R1に設定する(ステップS22)。搬送部材48Kの回転速度が回転速度R1に制御された場合には、現像剤の搬送速度は搬送速度V1である。そして、制御部100は、回転速度R1で現像剤を搬送させつつ、光走査装置6及び現像装置7Y,7M,7C,7Kに感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kに対してトナー画像を形成させる(ステップS23)。この後、トナー画像は、中間転写ベルト11に転写され、用紙に転写される。以上で本処理が終了する。
カバレッジが所定値以上でない場合、トナー画像に濃度ムラが発生しにくい。そこで、制御部100は、搬送部材48Kの回転速度を回転速度R2に設定する(ステップS24)。搬送部材48Kの回転速度が回転速度R2に制御された場合には、現像剤の搬送速度は搬送速度V2である。回転速度R2は、回転速度R1よりも遅い。したがって、搬送速度V2は、搬送速度V1よりも遅い。そして、制御部100は、回転速度R2で現像剤を搬送させつつ、光走査装置6及び現像装置7Y,7M,7C,7Kに感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kに対してトナー画像を形成させる(ステップS25)。この後、トナー画像は、中間転写ベルト11に転写され、用紙に転写される。以上で本処理が終了する。
(効果)
以上のように構成された画像形成装置1によれば、トナー画像の濃度ムラの抑制と現像剤の凝集の抑制とを両立できる。より詳細には、画像形成装置1は、決定処理において、直線Lを含むトナーパターンTPを形成している。直線Lは、感光体ドラム4Kの周面及び中間転写ベルト11において点P1と点P2とを結ぶ直線である。点P2は、点P1から左側(中間転写ベルト11及び感光体ドラム4Kの周面の搬送方向の上流側)に距離L1だけ離れ、かつ、点P1から前側に距離L2だけ離れている。更に、距離L1に対する距離L2の比の値は、中間転写ベルト11又は感光体ドラム4Kの周面の搬送速度V10に対する現像剤の搬送速度V0の比の値と実質的に等しい。例えば、搬送速度V10が300mm/sであり、搬送速度V0が300mm/sである場合には、直線Lは、前後方向と45°の角度をなしている。これにより、現像剤が0.1秒間で30mmだけ搬送された場合には、トナーパターンTPも0.1秒間で30mmだけ搬送されるようになる。よって、トナーパターンTPの後端を形成するのに用いられた現像剤が、トナーを消費してトナーパターンTPを形成しながら、トナーパターンTPの前端まで到達する。すなわち、特定の現像剤について、トナーを消費させながら搬送させることができる。これにより、現像装置7K内の特定の現像剤のトナー濃度を連続して低下させることができる。したがって、トナー画像に濃度ムラを発生させることができ、反射濃度r1と反射濃度r2とに濃度差を生じさせることができる。そこで、制御部100は、この濃度差に基づいて、濃度ムラが視認されない搬送部材48Kの回転速度の内で最も遅い回転速度R1を決定することができる。以上より、トナー画像の濃度ムラの抑制と現像剤の凝集の抑制とが両立される。
また、画像形成装置1によれば、トナー画像の濃度ムラの抑制をより効果的に両立できる。より詳細には、搬送部材48Kは、軸、スクリュー及びパドルからなり、パドルとスクリューとが交互に並ぶ周期的構造を有する搬送スクリューである。そのため、スクリューに接触している現像剤が現像ローラ42Kに付着する量と、パドルに接触している現像剤が現像ローラ42Kに付着する量とは、異なる。すなわち、現像ローラ42Kに付着する現像剤の量は、搬送部材48Kの周期的構造と同様に、周期的に変化する。したがって、トナーパターンTPにも、前後方向及び左右方向のそれぞれにおいて周期的な濃淡が出現する。
そこで、画像形成装置1では、トナーパターンTPの左右方向(中間転写ベルト11及び感光体ドラム4Kの搬送方向)の幅Wは、搬送部材48Kが一回転させられる間に現像剤が搬送される距離よりも大きい。これにより、トナーパターンTPを右側から左側にトレースした際に、1周期の濃淡が出現するようになる。そこで、制御部100は、センサ30aが検知した反射濃度r1の最大値とセンサ30bが検知した反射濃度r2の最小値とに基づいて、回転速度R1を決定する。これにより、搬送部材48Kの周期的構造によるトナーパターンTPの濃淡を考慮して、トナー画像の濃度ムラを抑制できる。
また、画像形成装置1によれば、以下の理由によっても、現像剤が凝集することを抑制できる。より詳細には、トナー画像のカバレッジが低い場合には、トナー画像に濃度ムラが視認されにくい。そこで、制御部100は、トナー画像のカバレッジが所定値より小さい場合には、決定処理で決定した回転速度R1より遅い回転速度R2で現像剤を搬送させつつトナー画像を形成させる。これにより、現像剤の搬送速度が遅くなるので、現像剤の凝集が抑制される。
(その他の実施形態)
本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置1に限らずその要旨の範囲内において変更可能である。
なお、トナーパターンTPは、図3に示した、帯状に限らない。図8は、変形例に係るトナーパターンTPを示した図である。トナーパターンTPは、後端から前端(すなわち、前側)に行くにしたがって、幅が大きくなる台形状を有していてもよい。すなわち、トナーパターンTPの2本の斜辺は、点P1から点P2に行くにしたがって直線Lから離れている。現像剤の搬送速度は、温度や湿度などの環境、現像剤の劣化等の影響を受けるので、厳密に予測することが困難である。そこで、トナーパターンTPが図8のような台形状をなすことにより、現像剤の搬送速度が予測よりも遅い場合であっても速い場合であっても、特定の現像剤について、トナーを消費させながら搬送させることができ、特定の現像剤のトナー濃度を低下させることができる。その結果、トナー画像の濃度ムラの抑制と現像剤の凝集の抑制とをより効果的に両立できる。
なお、画像形成装置1は、搬送部材48Kの回転トルクを検知するトルクセンサ108を更に備えていてもよい。この場合、制御部100は、トルクセンサ108が検知した現在の回転トルクが、前回に決定処理を実行した際にトルクセンサ108が検知した回転トルクに対して所定値以上変化しているか否かを判定する。そして、制御部100は、回転トルクが所定値以上変化している場合には、決定処理を実行し、回転トルクが所定値以上変化していない場合には、決定処理を実行しない。
なお、制御部100は、前回に決定処理を実行した際にセンサ52Kが検知したトナー濃度と、センサ52Kが検知した現在のトナー濃度との差が所定値以上である場合には、決定処理を実行すると判定してもよい。
なお、センサ30a,30bは、中間転写ベルト11に転写されたトナーパターンTPの反射濃度を検知しているが、感光体ドラム4Kに形成されたトナーパターンTPの反射濃度を検知してもよいし、用紙に形成されたトナーパターンTPの反射濃度を検知してもよい。
なお、画像形成装置1では、現像装置7Kのみについて説明を行ったが、現像装置7Y,7M,7Cについても、現像装置7Kと同様の決定処理が実行される。
本発明は、画像形成装置に有用であり、特に、トナー画像の濃度ムラの抑制と現像剤の凝集の抑制とを両立できる点において優れている。
1:画像形成装置
2:印刷部
3:本体
4Y,4M,4C,4K:感光体ドラム
5Y,5M,5C,5K:帯電器
6:光走査装置
7Y,7M,7C,7K:現像装置
11:中間転写ベルト
22Y,22M,22C,22K:作像ユニット
30a,30b,52K,106:センサ
42K:現像ローラ
44K:本体
48Y,48C,48M,48C,50K:搬送部材
60K,62K:搬送路
100:制御部
102:メモリ
104:湿度センサ
108:トルク検知部
TP:トナーパターン

Claims (15)

  1. 第1の方向に延在する軸の周囲を所定速度で搬送される周面を有する感光体と、
    前記周面に静電潜像を形成する露光部と、
    前記静電潜像をトナーにより現像する現像部と、
    制御部と、
    第1の検知部及び第2の検知部と、
    を備えており、
    前記現像部は、
    前記第1の方向に延在し、かつ、前記感光体に対向することにより前記トナーを該感光体に付与する現像ローラと、
    前記現像ローラに沿って前記第1の方向の一方側に向かって前記トナーを搬送しながら該現像ローラに該トナーを供給する搬送部と、
    を含んでおり、
    前記制御部は、前記トナーの搬送速度を第1の搬送速度に制御しつつ、前記周面において第1の点と、該第1の点から該周面の搬送方向の上流側に第1の距離だけ離れ、かつ、該第1の点から前記第1の方向の一方側に第2の距離だけ離れた第2の点とを結ぶ所定直線を含む第1のトナー画像を、前記露光部及び前記現像部に前記感光体に対して形成させ、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比の値は、前記所定速度に対する前記第1の搬送速度の比の値と実質的に等しく、
    前記第1の検知部及び前記第2の検知部は、前記第1の方向において異なる位置において、前記第1のトナー画像の画像濃度を検知し、
    前記制御部は、前記第1の検知部及び前記第2の検知部が検知した画像濃度に基づいて、印刷媒体への第2のトナー画像の形成時における前記トナーの搬送速度を決定する決定処理を実行すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の検知部は、前記第2の検知部よりも前記第1の方向の他方側に配置されており、
    前記制御部は、前記第1の検知部が検知した第1の画像濃度と前記第2の検知部が検知した第2の画像濃度との差に基づいて、前記印刷媒体への前記第2のトナー画像の形成時における前記トナーの搬送速度を決定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の画像濃度と前記第2の画像濃度との差が所定値以下となるときの第2の搬送速度を、前記印刷媒体への前記第2のトナー画像の形成時における前記トナーの搬送速度と決定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送部は、搬送スクリューであり、
    前記第1のトナー画像の前記搬送方向の幅は、前記搬送スクリューが一回転させられる間に前記トナーが搬送される第3の距離よりも大きく、
    前記制御部は、前記第1の画像濃度の最大値と前記第2の画像濃度の最小値との差に基づいて、前記印刷媒体への前記第2のトナー画像の形成時における前記トナーの搬送速度を決定すること、
    を特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第2のトナー画像のカバレッジが所定値以上である場合には、前記決定処理において決定した搬送速度で前記トナーを搬送させつつ該第2のトナー画像を、前記露光部及び前記現像部に前記感光体に対して形成させ、該第2のトナー画像のカバレッジが該所定値より小さい場合には、該決定処理で決定した搬送速度より遅い搬送速度で該トナーを搬送させつつ該第2のトナー画像を、該露光部及び該現像部に該感光体に対して形成させること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記現像部が交換されたことを検知する第3の検知部を、
    更に備えており、
    前記制御部は、前記現像部が交換されたことを前記第3の検知部が検知した場合には、前記決定処理を実行すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記現像部の駆動時間が所定値以上である場合には、前記決定処理を実行すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 湿度を検知する湿度検知部を、
    更に備えており、
    前記制御部は、前回に前記決定処理を実行した際に前記湿度検知部が検知した湿度と、該湿度検知部が検知した現在の湿度との差が所定値以上である場合には、前記決定処理を実行すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記搬送部は、搬送スクリューであり、
    前記画像形成装置は、
    前記搬送スクリューの回転トルクを検知するトルク検知部を、
    更に備えており、
    前記制御部は、前記トルク検知部が検知した現在の回転トルクが、前回に前記決定処理を実行した際に該トルク検知部が検知した回転トルクに対して所定値以上増加している場合には、該決定処理を実行すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、電源が投入された直後である場合には、前記決定処理を実行すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記現像部に収容されている現像剤に対するトナーの比率を検知するトナー検知部を、
    更に備えており、
    前記制御部は、前回に前記決定処理を実行した際に前記トナー検知部が検知した比率と、該トナー検知部が検知した現在の比率との差が所定値以上である場合には、前記決定処理を実行すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記感光体に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルトを、
    更に備えており、
    前記第1の検知部及び前記第2の検知部は、前記中間転写ベルトに転写された前記第1のトナー画像の画像濃度を検知すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記第1の検知部及び前記第2の検知部は、前記感光体の前記周面に形成された前記第1のトナー画像の画像濃度を検知すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記第1の検知部及び前記第2の検知部は、前記印刷媒体に形成された前記第1のトナー画像の画像濃度を検知すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、前記第2のトナー画像のカバレッジが所定値以上である場合には、前記決定処理を実行し、該第2のトナー画像のカバレッジが所定値以上でない場合には、該決定処理を実行しないこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2015032747A 2015-02-23 2015-02-23 画像形成装置 Active JP6432066B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015032747A JP6432066B2 (ja) 2015-02-23 2015-02-23 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015032747A JP6432066B2 (ja) 2015-02-23 2015-02-23 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016156862A JP2016156862A (ja) 2016-09-01
JP6432066B2 true JP6432066B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=56825896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015032747A Active JP6432066B2 (ja) 2015-02-23 2015-02-23 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6432066B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0836296A (ja) * 1994-07-25 1996-02-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2003057950A (ja) * 2001-08-14 2003-02-28 Canon Inc 画像形成装置
JP4129593B2 (ja) * 2002-07-05 2008-08-06 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像形成装置
JP2006091324A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4559381B2 (ja) * 2006-04-17 2010-10-06 京セラミタ株式会社 画像形成装置および現像装置
JP2009086134A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US8818219B2 (en) * 2010-07-08 2014-08-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and toner charge amount adjustment method of the image forming apparatus
JP2012128317A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Canon Inc 画像形成装置
JP2013101205A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016156862A (ja) 2016-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014119713A (ja) 画像形成装置
JP6395536B2 (ja) 画像形成装置
JP2001356541A (ja) 画像形成装置
JP6141088B2 (ja) 画像形成装置
JP2008107449A (ja) 画像形成装置
JP2015212771A (ja) 画像形成装置
JP2010191364A (ja) 画像形成装置
US20130114968A1 (en) Image forming apparatus
JP4997150B2 (ja) カラー画像形成装置
JP6432066B2 (ja) 画像形成装置
JP6639191B2 (ja) 画像形成装置
JP6260968B2 (ja) 画像形成装置
JP2013167853A (ja) 画像形成装置
JP2005266686A (ja) 画像形成装置
JP2006119504A (ja) 画像形成装置
JP5253825B2 (ja) 画像形成装置
JP2008175966A (ja) タンデム型カラー画像形成装置
JP5114866B2 (ja) 画像形成装置
JP4520181B2 (ja) 画像形成装置
JP7338288B2 (ja) 画像形成装置
JP5884679B2 (ja) 画像形成装置
JP7215279B2 (ja) 画像形成装置
JP6183175B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP5958696B2 (ja) 画像形成装置
JP2024074619A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20160602

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180926

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6432066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150