JP4558487B2 - 改質チーグラー触媒、改質チーグラー触媒の製造方法、及び改質チーグラー触媒の存在下におけるポリ−1−オレフィンの製造方法 - Google Patents

改質チーグラー触媒、改質チーグラー触媒の製造方法、及び改質チーグラー触媒の存在下におけるポリ−1−オレフィンの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、化学的に改質されたチーグラー触媒、及びチーグラー触媒の存在下におけるポリ−1−オレフィンの製造方法に関する。
マグネシウムアルコキシドMg(OR1)(OR2)又は「錯体」マグネシウムアルコキシドは、チタン、ジルコニウム、バナジウム、又はクロムの化合物と反応し、周期表の1族、2族又は13族の有機金属化合物(この群は、例えば、非特許文献1(Handbook of Chemistry and Physics, 第76版(1995−1996))に記載されている。)と共に、オレフィン重合用の優れた触媒を形成する固体物を提供することができる。
混合触媒の成分(a)が、マグネシウムアルコキシドを四価のハロゲン含有チタン化合物(特許文献1(US−A3644318)、参照)と反応させることにより製造される、当該混合触媒の存在下に、1−オレフィンを重合させる方法は公知である。マグネシウムアルコキシドは、それらが市販のものと同一の形態で使用される。この方法で得られるポリマーは、比較的狭いモル質量分布(molar mass distribution)を有している。
また、溶解したマグネシウムアルコキシドを、ハロゲン含有Ti又はV化合物、及び遷移金属アルコキシド(特許文献2(EP−A319173)、参照)と反応させる、チーグラー触媒を製造するための方法も公知である。この方法で形成される触媒粒子は球形であり、そして10〜70μmの平均粒径を有している。
最後に、四価のハロゲン含有チタン化合物と、63μm以下の直径を有する粒子を少なくとも40質量%含むマグネシウムアルコキシドとの反応生成物が、遷移金属成分として使用されることも公知である(特許文献3(EP−A223011)、参照)。例えば、市販の生成物をボールミルで粉砕することにより、この粒径を有するマグネシウムアルコキシドが得られる。マグネシウムアルコキシドは、不活性炭化水素における浮遊物(suspension)として使用される。
特許文献4(EP−A532551)には、マグネシウムアルコキシドをゲル状の分散液として使用すると、「高い」〜「非常に高い」活性を有し、及びポリマーの粒径分布を制御することが可能であるチーグラー触媒が得られることも記載されている。このゼラチン状の分散液は、市販のマグネシウムアルコキシドを不活性炭化水素に懸濁させ、そしてこの懸濁した浮遊物を保護気体(Ar、N2)下で、高性能せん断機を有する分散装置(unit)(例えば、Ultra−Turrax(登録商標)又はDispax(登録商標)、IKA−Maschinenbau Janke&Kunkel GmbH、又はSupraton(登録商標)、Krupp−Buckau、ドイツ)において、数時間又は数日間、強く冷却しながら分散させることにより得られる。
更に、特許文献5(WO01/38405)には、開始材料が粉砕機(ミル)において事前に不活性条件下で乾燥粉砕されたマグネシウムアルコキシドがゲル状の分散液として使用された場合、非常に高い活性を有するチーグラー触媒が得られることが記載されているが、触媒の製造上、特に経済的に有利なものとなる。
カスケード又はバッチで行う懸濁重合(STHD)における単モード、2モード又は多モードPE生成物の製造において、特に選定された反応条件下に触媒を使用して形成された低モル質量のポリマーが、モル質量分布の低分子量の側に非常に急勾配の側面を有しているのは、製造方法及びこの製造方法で製造された生成物の特性にとって有利な点である。しかもこの急勾配の側面が、従来技術のものよりも急勾配であるのは、製造方法及びこの製造方法で製造された生成物の特性にとって有利な点である。
モル質量分布の低分子量側の側面が急勾配であるということは、懸濁重合において、懸濁媒体に溶解する低分子量のワックス(wax)の形成量が低いということと同義である。重合においてワックスの形成量が少ないならば、PEの工業生産の工程から排出されるワックスの量も少なくなり、エネルギーと処理用の費用が低くなるので、工程の経済性が改良される。これに加えて、形成されなかったワックスの量に相当する単量体エチレンの量がPE生成物に転換され、このためこの製造方法の生成物の収率が増し、製造工程の経済性が改良される。
US−A3644318 EP−A0319173 EP−A223011 EP−A532551 WO 01/38405 Handbook of Chemistry and Physics, 第76版(1995−1996)
このため、本発明の目的は、マグネシウムアルコキシド分散液と遷移金属化合物、及び有機金属化合物の反応生成物である以下のチーグラー触媒、すなわち触媒が化学的に改質されており、これにより、この触媒の存在下での1−オレフィンの重合が、従来技術におけるものよりも含まれているワックスの量が有意に少なく、従ってモル質量分布の低分子量側に急勾配の、すなわち、従来技術におけるものよりも急勾配である側面を有する生成物を与える触媒を見出すことにある。
この目的は、化学式R4CH=CH2(但し、R4が、水素又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基である。)の1−オレフィンを懸濁液、溶液又は気相で重合することによって1−オレフィンの単独重合体と共重合体を製造するためのチーグラー触媒であって、上記触媒が、マグネシウムアルコキシド(成分a)と、遷移金属化合物(成分b)及び有機金属化合物(成分c)並びに化学式
M−RX
(但し、Mが周期表のIV族の主族の元素であり、Rが、ハロゲンであるか又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル、1〜10個の炭素原子を有するオキシアルキル、環中に4〜8個の炭素原子を有し、且つ所望により、環に1〜6個の置換基R’を有するシクロアルキル、芳香族環に6〜10個の炭素原子を有し、且つ所望により、環に1〜6個の置換基R’を有するアリール等の有機基であり、且つR’がハロゲンであるか又は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、又はOH基、又はNO2基又は1〜4個の炭素原子を有するオキシアルキル基を表し、そしてxが1〜4の整数である。)の化合物を含む追加成分(d)との反応生成物を含む、チーグラー触媒によって達成される。
本発明によれば、R基は同一である必要はなく、その代わり、種々の類のR基を相互に組み合わせることができる。本発明によれば、周期表のIV族の主族の元素は、珪素又はゲルマニウムが好ましい。
成分(a)として、市販のマグネシウムアルコキシドを使用することが可能である。このマグネシウムアルコキシドは化学式Mg(OR1)(OR2)(但し、R1とR2が同一又は異なるものであり、それぞれが1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である。)のマグネシウムアルコキシドであり得る。例は、Mg(OCH32、Mg(OC252、Mg(OiC372、Mg(OnC492、Mg(OCH3)(OC25)、Mg(OC25)(OnC37)である。化学式Mg(OR)nm(但し、X=ハロゲン、(SO41/2、OH,(CO31/2、(PO41/3、又はClであり、RがR1又はR2と同義であり、n+m=2である。)のマグネシウムアルコキシドを使用することも可能である。
しかしながら、マグネシウムだけでなく、周期表の1族、2族、13族又は14族の別の金属を少なくとも1種含むマグネシウムアルコキシドを使用することも可能である。このようなマグネシウムアルコキシドの例は、[Mg(OiC374]Li2;[Al2(OiC378]Mg;[Si(OC256]Mg;[Mg(OC253]Na;[Al2(OiC498]Mg;[Al2(O−secC496(OC252]Mgである。Mg(OC252、Mg(OnC372、又はMg(OiC372が好ましい。マグネシウムアルコキシドは純粋な形態で使用される。
市販のMg(OC252は、以下の内容を有している。
Mg含有量 21〜22質量%
MgCO3 1質量%以下
25OH含有量 0.3質量%未満
粒子の平均直径は400〜700μmで、粒子の少なくとも90%が200〜1200μmの粒子直径を有する。
本発明の目的に適当である不活性炭化水素は、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族の、又は脂環式の炭化水素、及び、トルエン、キシレン等の芳香族の炭化水素であり、酸素、硫黄化合物及び湿分が入念に除去された、水素化ディーゼル油又はガソリン留分(spirit fraction)も使用され得る。
成分(a)として使用される市販のマグネシウムアルコキシド粉末を、マグネシウムアルコキシドが不溶性である不活性炭化水素に懸濁させた懸濁液を、攪拌機を使用した攪拌、又は高性能せん断機を使用したせん断によって、マグネシウムアルコキシドのゲル状の分散液に転化すると、このゲル状の分散液が、最初に充填された固体の炭化水素に対する同一の割合(質量%として表される)と、同一の温度の条件下で、市販のマグネシウムアルコキシド粉末を、同一の炭化水素に懸濁させた最初の懸濁液と比較して、ゆっくりとした固体の沈降を示し、そして固体が完全に沈降した後は、分散液において体積パーセントとして表される、固体の高い体積割合を示すのは、本発明にとって有利なことであるが、本発明の製造方法の目的に絶対的に必要なものではない。
この種のゲル状の分散液は、事前に粉砕されたマグネシウムアルコキシド粉末の懸濁液を、混合物の各単位体積(volume increment)に存在する粒子の平均数を同一とし、不活性化された容器内において攪拌機によって、又は高性能せん断機によるせん断機によって、マグネシウムアルコキシドが不溶性である炭化水素中で攪拌することによっても製造される。
チーグラー触媒を製造するために、成分(a)の分散液又は懸濁液は、一段階以上にて、成分(b)と、すなわちTi化合物(TiCl4、Ti(OR)4、等)、Zr化合物(Zr(OR)4、ZrCl2(OCOC652、等)、V化合物(VCl4、VOCl3、等)又はクロム化合物(CrO2Cl2、等)等の遷移金属化合物と反応させることが可能である。
成分(a)は、攪拌機で必要条件に対し適当な速度で攪拌させながら、遷移金属化合物と、20〜100℃、好ましくは60〜90℃の範囲の温度で不活性炭化水素の存在下で反応される。1モルのマグネシウムアルコキシド当たり、0.05モル〜5モル、好ましくは0.1〜3.5モルの遷移金属化合物が使用される。反応時間は、0.5〜8時間、好ましくは2〜6時間である。
成分(a)の成分(b)との反応に加え、又はこの次に、反応生成物を不活性溶媒における成分(d)の懸濁液又は溶液で処理することが可能である。本発明の好ましい実施の形態では、成分(d)は、Rが塩素又は臭素原子又は1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を有するオキシアルキル、5又は6個の炭素原子を有するシクロアルキル又はフェニル基である化学組成を有している。
この処理は、20〜120℃、好ましくは60〜100℃の範囲の温度で、0.1〜8時間、好ましくは2〜6時間の範囲の時間、マグネシウムアルコキシド1モル当たり0.05〜5モル、好ましくは0.1〜3.5モルの量の成分(d)を使用して実施される。
このことは、反応生成物として、マグネシウム、遷移金属、及び元素Mを含む固体物を供給し、そして固体物は炭化水素に不溶性であり、不活性炭化水素と懸濁物(固体/液体)を形成する。
本発明に従って使用される重合触媒の製造は、反応生成物と成分(c)、すなわち周期表の1族、2族又は13族の金属の有機金属化合物とを化合させることにより実施される。成分(a)(b)及び(d)の反応生成物は懸濁液として、成分(c)と直接的に反応することが可能である。
成分(c)として、有機アルミニウム化合物を使用することが好ましい。適当な有機アルミニウム化合物は、塩素含有有機アルミニウム化合物、例えば、化学式R3 2AlClのジアルキルアルミニウムモノクロリド、又は化学式R3 3Al2Cl3のアルキルアルミニウムセスキクロリド(但し、R3が1〜16個の炭素原子を有するアルキル基である。)である。記載して良い例は、(C252AlCl、(iC492AlCl、(C253Al2Cl3である。これら化合物の混合物を使用することも可能である。
本発明によれば、チーグラー触媒を形成するための成分(a)、(b)、(c)及び(d)が化合される順序は、さまざまに変えることが可能である。従って、成分(b)、(c)及び(d)は、成分(a)に引き続いて加えることが可能であるが、しかし、成分(b)、(d)及び(c)と引き続いて導入することが可能であり、又は成分(b)と(d)を混合物として導入し、そのあと成分(c)を導入することも可能であり、所望により、重合の間に外部ドナー(external donor)として成分(d)を導入することも可能である。
成分(a)、(b)、(c)及び(d)の反応生成物はチーグラー触媒であるが、しかしなお、共触媒としての有機アルミニウム化合物によって活性系に転化されるべきものである。共触媒として適当な化合物は、アルミニウムトリアルキルAlR3 3、又は化学式AlR3 2Hのジアルキルアルミニウムヒドリド等の塩素を含まない(chlorine-free)有機アルミニウム化合物(但し、R3が1〜16個の炭素原子を有するアルキル基である。)を含む。例は、Al(C253、Al(C252H、Al(C373、Al(C372H、Al(iC493、Al(iC492H、Al(C8173、Al(C12253、Al(C25)(C12252、Al(iC49)(C12252である。
周期表の1族、2族又は13族の金属の有機金属化合物の混合物、特に種々の有機アルミニウム化合物の混合物も共触媒として使用され得る。
例示して良い混合物はAl(C253、及びAl(iC493、Al(C252Cl、及びAl(C8173、Al(C253、及びAl(C8173、Al(C492H、及びAl(C8173、Al(iC493、及びAl(C8173、Al(C253、及びAl(C12253、Al(iC493、及びAl(C12253、Al(C253、及びAl(C16333、Al(C373、及びAl(C18372(iC49)、Al(C253、及びイソプレニルアルミニウム(=イソプレンとAl(iC493、又はAl(iC492Hとの反応生成物)である。
重合の前に触媒と共触媒の混合が攪拌容器において、−30〜+150℃、好ましくは−10〜+120℃の範囲の温度で実施される。しかしながら、触媒と共触媒とを重合容器において20〜200℃の範囲の温度で直接組み合わせることも可能である。共触媒の添加を2段階で実施し、重合反応の前に−30℃〜150℃の範囲の温度で、共触媒の第1の部分で、本発明の触媒を予備活性化させ、同一共触媒の他の部分、又は異なる共触媒を、重合反応器において20〜200℃の範囲の温度で添加することも可能である。
本発明に従って使用される重合触媒(チーグラー触媒)は、化学式R4−CH=CH2(但し、R4が水素原子又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブタン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、又は1−オクテンデアルである。)の1−オレフィンの重合に使用される。
エチレン単独で、又は少なくとも50質量%のエチレンと50質量%以下の上記化学式の他の1−オレフィンとの混合物の状態で重合することが好ましい。特に、エチレンは単独で重合され、又は少なくとも90質量%のエチレンと10質量%未満の上記化学式の他の1−オレフィンとの混合物として重合される。
重合は公知の方法で、溶液において又は懸濁液において、又は気相において、連続的に又はバッチで、一段階以上の段階で、20〜200℃、好ましくは50〜150℃の温度で実施される。圧力は、0.5〜50バールである。この重合は、工業において特に有利である1.5〜30バールで実施されることが好ましい。
本発明の触媒は、分散媒体1立方デシメートルあたり0.0001〜1ミリモル、好ましくは0.001〜0.5ミリモルの遷移金属濃度で使用される。しかしながら、原則として、より高濃度も可能である。
懸濁重合が、通常チーグラー低圧方法用のものである、不活性分散媒体、例えば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、シクロヘキサン、又はメチルシクロヘキサン等の脂肪族の又は脂環式の炭化水素において実施される。更に、酸素、硫黄化合物及び湿分が入念に除去された、ガソリン留分又は水素化ディーゼル油留分を使用することが可能である。
懸濁重合と気相重合の両方は、直接的に、又は触媒のプレポリマー化(prepolymerization)の後に実施することができ、プレポリマー化は懸濁法により行うことが有利である。
ポリマーのモル質量は公知の方法で、好ましくは水素を使用して調整される。
使用された触媒が高活性である結果として、本発明に従う方法は、遷移金属とハロゲンの含有量が非常に低く、そしてこのために色安定性(color stability)と腐食試験(corrosion test)の値が非常に良好であるポリマーを提供する。
更に、本発明の製造方法は、触媒を改質することを可能にし、これにより製造されたポリマー内のワックスの割合が減少され、Mw/Mn比で表される狭いモル質量分布が達成されるが、特に、モル質量分布の低分子量側の非常に急勾配な側面がこのモル質量分布を狭くすることに貢献している。
以下に実施例により本発明を説明する。
記載された触媒の、記載された元素構成の結果は、以下の分析方法で得られた。
Ti:過酸化水素の錯体による測光による。
Mg、Cl、Al:通常の方法による滴定法による。
Si:DIN ENISO11885に従った、ICP−OES(誘導結合プラズマ光学スペクトル分析)による。
表に示されたポリマー粉末の生成物の特性は以下の方法で測定された。
VN(粘度数):DIN EN ISO1628−3に従って。
かさ密度:DIN EN ISO60に従って。
50(平均粒径):DIN53477、及びDIN66144に従って。
w/Mn(多分散性):DIN55672に従ったGPC法により測定される、モル質量分布幅の測定(Mw=平均質量、Mn=平均数)。測定は、溶媒としのトリクロロベンゼンにおいて135℃で実施された。
M<1E3g/mol:形成されたワックスの割合の測定として用いられた、1000g/mol以下のモル質量を有する分子量の割合。これは、GPC法を使用して得られたモル分子量分布の積分曲線(integrated molecular weight distribution curve)から測定される。
実施例1(本発明に従ったもの)
Hosokawa Alpine AG、アウグスブルグ/ドイツの対抗ジェットミル(opposed-jet mill)モデル100AFGにおいて、約6kg/hの通過速度(throughput)で、約5μmの平均粒径にまで粉砕された、市販のMg(OC252、57gが、還流凝縮器、2翼の攪拌機を備え及び不活性気体(Ar)で満たされた、2デシ立法メートルの攪拌容器において、140〜170℃の沸騰範囲を有するディーゼル油(水素化ガソリン留分)1.0デシ立法メートルの中で、攪拌装置が100rpm(1分間の回転数)の速度で、20時間、85℃の温度で攪拌された。結果物であるゲル状のMg(OC252分散液を、室温において沈降させるのに要した時間は、攪拌機のスイッチが切られてから約60分であった。
0.4立方デシメートル(23gのMg(OC252を含む)のゲル状の分散液が、還流凝縮器、2翼の攪拌機を備え及び不活性気体(Ar)で満たされた、1デシ立法メートルの攪拌容器に移され、そしてディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)0.1デシ立法メートルが加えられた。この混合物はその後、攪拌機の速度125rpmで攪拌させつつ、85℃まで加熱され、そして続いて、10立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化されたガソリン留分)において、0.04モルのTiCl4が、4時間に亘って計量導入された。0.5時間の後反応時間の後、10立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化されたガソリン留分)において、0.02モルのSiCl4が、シラン成分として4時間に亘って計量導入された。0.5時間の後反応時間の後、この混合物は、110℃まで加熱された。200立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)において、0.175モルのAl2(C253Cl2が攪拌機の速度250rpmで攪拌させつつ、2時間に亘って加えられた。温度は続いて更に2時間110℃に維持された。
固体の懸濁物は、室温に冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Cl≒1:0.21:0.16:2.36であった。
比較例1
シラン化合物が加えられなかったこと以外は、実施例1に記載された方法で触媒の製造が実施された。
固体の懸濁液が室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Cl≒1:0.21:0.33:2.25であった。
実施例2(本発明に従ったもの)
実施例2には、実施例1の記載に従って製造された触媒成分のエチレン重合に向けた使用が記載されている。
重合試験が、200立方デシメートルの反応器において、バッチで(batchwise)実施された。この反応器にはインペラー攪拌装置及びバッフルが備えられた。反応器に於ける温度が測定され、そして自動的に一定値に維持された。重合温度は85±1Kであった。
重合反応が次の方法で実施された。100立方デシメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)が、N2被覆下で反応器に導入され、そして85℃に加熱された。共触媒の濃度が反応器において、0.50ミリモル/立方デシメートルになるように、共触媒(Al(C253)が不活性気体(N2)下において加えられた。そして、実施例1に記載されたように製造された触媒が、ディーゼル油で希釈された懸濁物として、3.0ミリモルのチタンに相当する量で反応器に導入された。
反応器から窒素を完全に除去するために、反応器はH2(水素)で8バールまで数回にわたり加圧され、そしてその度に再度減圧された(手順は反応器の気相中のH2濃度を測定することによって監視され、最終的に95体積%であった。)。重合が、エチレン引込口を開けることにより開始された。全重合時間を通じ、反応器内の圧力を徐々に増加させながら、エチレンが4.0kg/hの速度で供給された。反応器の気相における水素含有量が継続的に測定され、そして水素を適当量計量して供給することにより、体積割合が一定に維持された(H2の体積%=80)。
この重合は、300分後に終了し(エチレンの導入量が20kg)、そして全圧が読みとられた。反応器の内容物がフィルターの上にあけられた。ディーゼル油で湿ったポリマーが、窒素流において数時間、乾燥された。
重合の結果物が、以下の表1に要約されている。
比較例2
比較例2には、比較例1の記載に従って製造されたエチレン重合に向けた触媒成分の使用が記載されている。重合は実施例2に記載されたように実施された。
重合の結果物が、以下の表1に要約されている。
Figure 0004558487
表1の値から本発明の製造方法が、比較例と比較して、1000g/モルよりも小さい分子の割合で評価される、ポリマー中のワックスの割合を、有利に減少させることが明確である。同時に、モル質量分布が狭くなる。
実施例3(本発明に従ったもの)
103gの市販のMg(OC252が、ディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)中に懸濁された(合計体積:1.0立方デシメートル)。湿分及び空気(O2)を除去するために、不活性気体(Ar)気体下で、円筒状ガラス容器において、氷槽(ice bath)を使用した外部冷却を行いながら、高速攪拌機(Ultra−Turrax(登録商標))を使用して、この懸濁液が分散液に変換された(時間、約8時間)。この分散液はゲル状の粘稠度を有していた。0.28デシ立法メートル(29gのMg(OC252を含む)のゲル状の分散液を、還流凝縮器、2翼の攪拌機を備え及び不活性気体(Ar)で満たされた、1デシ立法メートルの攪拌容器に移し、140〜170℃の沸騰範囲を有する0.32デシ立法メートルのディーゼル油(水素化ガソリン留分)を加え、そして室温において、攪拌装置が100rpmの速度で10分間攪拌した。
攪拌機のスイッチが切られてから、室温においてゲル状の分散液が沈降(settle)するのに要した時間は約7時間であった。
このゲル状の分散液は、125rpmの攪拌機の速度で攪拌させつつ85℃とされ、そして、続いて100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化されたガソリン留分)において、0.05モルのTiCl4が、4時間にわたって計量導入された。0.5時間の後反応時間の後、シラン成分として0.025モルのSiCl4が、100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化されたガソリン留分)に加えられた。0.5時間の後反応時間の後、この混合物が、110℃に加熱された。
0.175モルのAl2(C253Cl3が、200立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)において、250rpmの攪拌機の速度で攪拌させつつ、2時間にわたり計量導入された。続いて温度は、2時間、110℃に維持された。
固体物の懸濁液が室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Si:Al:Cl≒1:0.20:0.06:0.11:2.25であった。
実施例4(本発明に従ったもの)
TiCl4及びシラン成分SiCl4が共に、100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)において、4時間にわたり計量導入されたが、これ以外は実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。
固体の懸濁液が室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Si:Al:Cl≒1:0.20:0.07:0.15:2.30であった。
実施例5(本発明に従ったもの)
1.5倍のモル量のTiCl4が加えられ、及びシラン成分として0.025モルのSiCl4が、100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)に、Al2(C253Cl3の添加後の最終段階でのみ導入されたが、これ以外は実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。この添加は、85℃の温度で2時間にわたり実施され、そして、2時間の後反応時間が取られた。
固体の懸濁液は室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Si:Al:Cl≒1:0.30:0.02:0.16:2.53であった。
比較例3
シラン化合物が加えられなかったこと以外は、実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。
固体の懸濁液は、室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Al:Cl≒1:0.20:0.25:2.15であった。
比較例4
1.5倍のモル量のTiCl4が加えられ、そしてシラン化合物が加えられなかったこと以外は、実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。
固体の懸濁液は、室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Al:Cl≒1:0.32:0.20:2.5であった。
実施例6(本発明に従ったもの)
実施例6は、エチレン重合に向けた実施例3の記載に従って製造された触媒成分の使用について記載されている。重合は、この重合が440分後(30kgのエチレンが導入された)に停止されたこと以外は、実施例2の記載に従って実施された。
重合結果を以下の表2に示した。
実施例7(本発明に従ったもの)
実施例7は、エチレン重合に向けた実施例4の記載に従って製造された触媒成分の使用について記載されている。重合は、この重合が220分後(15kgのエチレンが導入された)に停止されたこと以外は、実施例2の記載に従って実施された。
重合結果を以下の表2に示した。
実施例8(本発明に従ったもの)
実施例8は、エチレン重合に向けた実施例5の記載に従って製造された触媒成分の使用について記載されている。触媒が、5.0ミリモルのチタンに相当する量だけ加えられ、エチレンが8kg/hで計量導入され、水素の体積比が85体積%に維持され、そして重合が220分後(30kgのエチレンが導入された)に停止されたこと以外は、実施例2の記載に従って、重合が実施された。
重合結果を以下の表2に示した。
比較例5
比較例5は、エチレン重合に向けた比較例3の記載に従って製造された触媒成分の使用について記載されている。触媒が、5.0ミリモルのチタンに相当する量だけ加えられ、エチレンが8kg/hで計量導入され、水素の体積比が85体積%に一定に維持され、そして重合が220分後(30kgのエチレンが導入された)に停止されたこと以外は、実施例2の記載に従って、重合が実施された。
重合結果を以下の表2に示した。
比較例6
比較例6は、エチレン重合に向けた比較例4の記載に従って製造された触媒成分の使用について記載されている。重合が440分後(30kgのエチレンが導入された)に停止されたこと以外は、実施例2の記載に従って、重合が実施された。
重合結果を以下の表2に示した。
比較例7
比較例7は、エチレン重合に向けた比較例4の記載に従って製造された触媒成分の使用について記載されている。重合が220分後(15kgのエチレンが導入された)に停止されたこと以外は、実施例2の記載に従って、重合が実施された。
重合結果を以下の表2に示した。
比較例8
比較例8は、エチレン重合における比較例4の記載に従って製造された触媒成分の使用について記載されている。触媒が、5.0ミリモルのチタンに相当する量だけ加えられ、エチレンが8kg/hで計量導入され、水素の体積比が85体積%に維持され、そして重合が220分後(15kgのエチレンが導入された)に停止されたこと以外は、実施例2の記載に従って、重合が実施された。
重合結果を以下の表2に示した。
表2における値から、同一の重合条件下において、1000g/モルより小さい分子の割合によって評価されたポリマー中のワックスの割合が、比較例におけるよりも、本発明の製造方法によって実施された実施例におけるものの方が有利に低いことが明らかである。
実施例9(本発明に従ったもの)
1.5倍のモル量のTiCl4が加えられ、及びシラン成分として0.05モルのジメトキシジフェニルシランが、100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)にAl2(C253Cl3の添加後の最終段階でのみ導入されたが、これ以外は実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。この添加は、110℃の温度で1時間にわたり実施され、そして、0.5時間の後反応時間が取られた。
固体の懸濁液は室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Si:Al:Cl≒1:0.32:0.01:0.17:2.43であった。
実施例10(本発明に従ったもの)
1.5倍のモル量のTiCl4が加えられ、及びシラン成分として0.05モルのジエトキシジエチルシランが、100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)に、Al2(C253Cl3の添加後の最終段階でのみ導入されたが、これ以外は実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。この添加は、110℃の温度で1時間にわたり実施され、そして、0.5時間の後反応時間が取られた。
固体の懸濁液は室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Si:Al:Cl≒1:0.32:0.08:0.17:2.43であった。
実施例11(本発明に従ったもの)
1.5倍のモル量のTiCl4が加えられ、及びシラン成分として0.05モルのジメトキシジイソブチルシランが、100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)に、Al2(C253Cl3の添加後の最終段階でのみ導入されたが、これ以外は実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。この添加は、110℃の温度で1時間にわたり実施され、そして、0.5時間の後反応時間が取られた。
固体の懸濁液は室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Si:Al:Cl≒1:0.36:0.01:0.16:2.85であった。
実施例12(本発明に従ったもの)
1.5倍のモル量のTiCl4が加えられ、及びシラン成分として0.05モルのジメトキシジシクロペンチルシランが、100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)に、Al2(C253Cl3の添加後の最終段階でのみ導入されたが、これ以外は実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。この添加は、110℃の温度で1時間にわたり実施され、そして、0.5時間の後反応時間が取られた。
固体の懸濁液は室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Si:Al:Cl≒1:0.32:0.01:0.11:2.44であった。
実施例13(本発明に従ったもの)
1.5倍のモル量のTiCl4が加えられ、及びシラン成分として0.05モルのジメトキシジメチルチルシランが、100立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)に、Al2(C253Cl3の添加後の最終段階でのみ導入されたが、これ以外は実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。この添加は、110℃の温度で1時間にわたり実施され、そして、0.5時間の後反応時間が取られた。
固体の懸濁液は室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Si:Al:Cl≒1:0.32:0.15:0.09:2.48であった。
比較例9
1.5倍のモル量のTiCl4が加えられ、そしてシラン化合物が加えられなかったこと以外は、実施例3に記載された方法で触媒の製造が実施された。これに加えて、触媒が固体1g当たり0.4gのポリエチレンで予備重合された。
固体の懸濁液は、室温にまで冷却された。固体のモル比は、Mg:Ti:Cl≒1:0.32:2.5であった。
実施例14(本発明に従ったもの)
実施例14は、実施例9の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。
1.5立方デシメートルの反応器に800立方センチメートルのディーゼル油(140〜170℃の沸騰範囲を有する水素化ガソリン留分)が導入された。次にこの反応器は、85℃に加熱され、そして窒素被覆下で、反応器に共触媒として2ミリモルのトリエチルアルミニウムが導入され、及び続いて実施例9の記載に従い製造された触媒が、0.045ミリモルのチタンに相当する量で、ディーゼル油で薄められた懸濁液として導入された。次に反応器は、5バールの水素及び2バールのエチレンで加圧された。消費されたエチレンの入れ替えに更なるエチレンを導入することにより、7バールの合計圧力(total pressure)が2時間の重合時間の間一定に維持された。重合は、気体を排出することにより停止され、そして重合体は濾過により分散媒体から分離されそして乾燥された。
重合結果を以下の表3に示した。
実施例15(本発明に従ったもの)
実施例15は、実施例10の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。重合が実施例14の記載に従って実施された。
重合結果を以下の表3に示した。
実施例16(本発明に従ったもの)
実施例16は、実施例11の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。重合が実施例14の記載に従って実施された。
重合結果を以下の表3に示した。
実施例17(本発明に従ったもの)
実施例17は、実施例12の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。重合が実施例14の記載に従って実施された。
重合結果を以下の表3に示した。
実施例18(本発明に従ったもの)
実施例18は、実施例13の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。重合が実施例14の記載に従って実施された。
重合結果を以下の表3に示した。
比較例10
比較例10は、比較例9の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。重合が実施例14の記載に従って実施された。重合結果を以下の表3に示した。
表3の値から、1000g/モルよりも小さい分子の割合で評価されるポリマー中のワックスの割合について、本発明の製造方法により実施された試験のものの方が比較例におけるものよりも、有利に低いことが明らかである。同時に、モル質量分布が狭くなる。
実施例19(本発明に従ったもの)
実施例19は、比較例9の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。共触媒としての2ミリモルのトリエチルアルミニウムに加え、0.068ミリモルのジメトキシジフェニルシラン(DMDPS)が外部ドナー(external donor)として導入されたが、これ以外は実施例14に記載された方法で重合が実施された。
重合結果を以下の表4に示した。
実施例20(本発明に従ったもの)
実施例20は、比較例9の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。共触媒としての2ミリモルのトリエチルアルミニウムに加え、0.068ミリモルのジエトキシジエチルシラン(DEDES)が外部ドナーとして導入されたが、これ以外は実施例14に記載された方法で重合が実施された。
重合結果を以下の表4に示した。
実施例21(本発明に従ったもの)
実施例21は、比較例9の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。共触媒としての2ミリモルのトリエチルアルミニウムに加え、0.068ミリモルのジメトキシジイソブチルシラン(DMDiBS)が外部ドナーとして導入されたが、これ以外は実施例14に記載された方法で重合が実施された。
重合結果を以下の表4に示した。
実施例22(本発明に従ったもの)
実施例22は、比較例9の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。共触媒としての2ミリモルのトリエチルアルミニウムに加え、0.068ミリモルのジメトキシジシクロペンチルシラン(DMDcPS)が外部ドナーとして導入されたが、これ以外は実施例14に記載された方法で重合が実施された。
重合結果を以下の表4に示した。
実施例23(本発明に従ったもの)
実施例23は、比較例9の記載に従って製造された触媒成分の、エチレン重合における使用について記載されている。共触媒としての2ミリモルのトリエチルアルミニウムに加え、0.068ミリモルのテトラエトキシシラン(TES)が外部ドナーとして導入されたが、これ以外は実施例14に記載された方法で重合が実施された。
重合結果を以下の表4に示した。表4の値から1000g/モルよりも小さい分子の割合で評価される、ポリマー中のワックスの割合が、本発明の製造方法によって実施された実施例におけるものの方が、比較例におけるものよりも有利に低いことが明確である。同時に、モル質量分布が狭くなる。
Figure 0004558487
Figure 0004558487
Figure 0004558487

Claims (16)

  1. 化学式R4CH=CH2(但し、R4が、水素又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基である。)の1−オレフィンを懸濁液、溶液又は気相で重合することによって1−オレフィンの単独重合体と共重合体を製造するためのチーグラー触媒であって、
    前記触媒が、マグネシウムアルコキシド(成分a)と、チタン化合物(成分b)及び有機金属化合物(成分c)並びに化学式
    M−RX
    (但し、Mが珪素又はゲルマニウムであり、Rが、ハロゲンであり、xが1〜4の整数である。)の化合物を含む追加成分(d)との反応生成物を含む、チーグラー触媒。
  2. 成分(d)中のR基が同一である請求項1に記載のチーグラー触媒。
  3. 成分(d)中のR基が同一でなく、取り得る種々の意味を有するR基を相互に組み合わせた請求項1に記載のチーグラー触媒。
  4. 成分(a)が、化学式Mg(OR1)(OR2)(但し、R1とR2が同一又は異なるものであり、及びそれぞれが1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、特にMg(OCH32、Mg(OC252、Mg(OiC372、Mg(OnC492、Mg(OCH3)(OC25)、Mg(OC25)(OnC37)である。)のマグネシウムアルコキシドであるか、又は化学式Mg(OR)nm(但し、X=ハロゲン、(SO41/2、OH、(CO31/2、(PO41/3、又はClであり、RがR1又はR2と同義であり、n+m=2である。)のマグネシウムアルコキシドである請求項1〜3の何れか1項に記載のチーグラー触媒。
  5. 成分(b)が、TiCl である請求項1〜4の何れか1項に記載のチーグラー触媒。
  6. 成分(d)のR基が、塩素又は臭素原子である請求項1〜5の何れか1項に記載のチーグラー触媒。
  7. 成分(c)が、有機アルミニウム化合物である請求項1〜6の何れか1項に記載のチーグラー触媒。
  8. 成分(a)のマグネシウムアルコキドと、成分(b)のチタン化合物とを、不活性炭化水素の存在下で、20〜100℃の温度範囲で攪拌させながら反応させ、且つ1モルのマグネシウムアルコキシドにつき、0.05〜5モルの成分(b)が使用される請求項1〜7の何れか1項以上に記載されたチーグラー触媒の製造方法であって、金属Mを含む追加成分(d)が加えられることを特徴とするチーグラー触媒の製造方法。
  9. 成分(d)が、不活性炭化水素の存在下で、20〜120℃の温度範囲で、攪拌しながら加えられ、且つマグネシウムアルコキシド1モルにつき、0.05〜5モルの成分(d)が使用される請求項8に記載の製造方法。
  10. 反応時間が0.5〜8時間である、請求項8又は請求項9に記載の製造方法。
  11. 続いて、成分(a)、成分(b)及び成分(d)の反応生成物を、成分(c)すなわち塩素含有有機アルミニウム化合物と反応させる請求項8〜10の何れか1項に記載の製造方法。
  12. 化学式R4CH=CH2(但し、R4が、水素又は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基である。)の1−オレフィンを、懸濁液、溶液又は気相で、請求項1〜7の何れかに記載の触媒の存在下において重合することによって1−オレフィンの単独重合体と共重合体を製造する方法であって、
    触媒を、−30〜150℃の温度範囲の攪拌容器において重合前に、又は20〜200℃の温度範囲の重合容器において直接的に、共触媒と組み合わせ、重合が溶液、懸濁液又は気相において、連続的に、又はバッチで、一段階以上にて、20〜200℃の温度範囲で、そして0.5〜50バールの圧力範囲で実施される製造方法。
  13. 2段階で共触媒の添加が実施され、触媒が、重合反応前に、共触媒の第1の部分で、−30〜150℃の温度範囲で予備活性化され、そして、同一の共触媒の他の部分、又は他の共触媒が、20〜200℃の温度範囲で重合容器に添加される、請求項12に記載の製造方法。
  14. 触媒がプレポリマー化された状態で重合反応に導入される請求項12又は請求項13に記載の製造方法。
  15. エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン若しくは1−オクテンを単独で、又は少なくとも50質量%のエチレンと、50質量%以下である前記化学式の他の1−オレフィンとの混合物を重合し、そして重合体のモル質量が水素によって調整される請求項12〜14の何れか1項に記載の製造方法。
  16. 懸濁液、又は溶液において実施される請求項12〜15の何れかに記載の製造方法であって、触媒が、遷移金属に対して、分散媒体1立方デシメートル当たり0.0001〜1ミリモルの遷移金属濃度で使用され、そして重合が、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、シクロヘキサン及びメチルシクロヘキサンからなる群から選択される脂肪族又は脂環式炭化水素、及び酸素、硫黄化合物及び湿分が入念に除去されたガソリン留分、及び水素化ディーゼル油留分から成る群から選ばれる不活性分散媒体において実施される製造方法。
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