JP4552179B2 - 端末装置および端末処理プログラム - Google Patents
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Description
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザ好みの番組を自動的に検索して録画したり、その録画した番組のお薦め度を教示することができる端末装置および端末処理プログラムを提供することを目的としている。
A.構成
図1は本発明の実施の一形態である携帯電話10の構成を示すブロック図である。この図において、通信処理部101は、アンテナANT1を介して受信復調した音声データを制御部102に出力する一方、制御部102から供給される音声データを変調して得た送信信号を高周波増幅してアンテナANT1から送出する。制御部102は、CPUおよびベースバンド信号処理用のDSP等から構成され、操作部105のスイッチ操作に応じて携帯電話機能に係わる処理や、受信部109および録画再生部110の入出力を制御する。携帯電話機能に係わる処理として、制御部102は、音声信号処理および通信制御処理を実行する。音声信号処理では、通信処理部101が発生する通話中の音声データを音声信号にD/A変換してスピーカ107から発音させたり、マイク106から出力される音声信号を音声データにA/D変換して通信処理部101に供給する。通信制御処理の概略については、後述するメインルーチンの動作説明で述べる。
なお、アイコン属性記憶エリアに記憶される属性は、表示属性データと機能属性データとから構成される。表示属性データは、アイコン表示位置やアイコンを形成する画像データを指定する。機能属性データは、アイコンに対応付けられたキーワードの他、後述するお薦め度および記録データ(ユーザ好みの番組を録画した素材)を指定するデータから構成される。
次に、図2〜図11を参照して本発明の要旨に係わる動作を説明する。以下では、最初に制御部102が実行するメインルーチン、待受画面表示処理、キーワード登録処理および着信報知処理の各動作を説明した後、続いて受信部109が実行する受信部処理について説明する。
携帯電話10の電源スイッチが操作されてパワーオンされると、制御部102は図2〜図4に図示するメインルーチンを実行する。メインルーチンが実行されると、図2に図示するステップSA1に処理を進め、携帯電話10の各部を初期化するイニシャライズを実行した後、ステップSA2に進み、待受画面表示処理を実行する。待受画面表示処理では、後述するように、待受画面を表示部108に表示する一方、例えば図11に図示する一例のように、待受画面のアイコン表示エリアIDEに表示されるアイコンをフォカースし、当該アイコンに割り当てられた内容をポップアップ画面PUで表示するようになっている。
ユーザが通話を開始すべくオフフックスイッチをオン操作したとする。そうすると、ステップSA3の判断結果は「YES」となり、ステップSA4に進む。ステップSA4〜SA5では、表示部108に表示される画面を待受画面から番号入力画面に変更し、ダイヤルスイッチの操作に応じて入力された電話番号を番号入力画面に表示しつつレジスタセットする。続いて、ステップSA6〜SA7では、レジスタセットされた電話番号に基づき発信および呼出報知を実行する。呼出報知に応じて着呼側がオフフックして回線が接続されると、ステップSA8の判断結果が「YES」になり、ステップSA9に進み、通話処理を実行する。以後、オンフックスイッチがオン操作されるまでステップSA9の通話処理を継続する。
上記ステップSA9の通話処理中にユーザがオンフックスイッチをオン操作したとする。そうすると、ステップSA10の判断結果が「YES」となり、ステップSA11に進み、回線を切る終話処理を実行した後、上述のステップSA2に処理を戻して待受画面表示状態に復帰する。
ユーザが受信スイッチをオン操作すると、ステップSA12の判断結果が「YES」になり、ステップSA13に進み、受信部109にオン設定を指示した後、上述のステップSA2に処理を戻して待受画面表示状態に復帰する。なお、制御部102によりオン設定が指示された受信部109は、後述する受信部処理(図8〜図9)を実行する。
ユーザが受信スイッチをオフ操作すると、ステップSA14の判断結果が「YES」になり、ステップSA15に進み、受信部109にオフ設定を指示した後、上述のステップSA2に処理を戻して待受画面表示状態に復帰する。なお、制御部102によりオフ設定が指示された受信部109は、後述する受信部処理(図8〜図9)をアボートする。
ユーザが機能スイッチをオン操作すると、図3に示すステップSA16の判断結果が「YES」になり、ステップSA17に進む。ステップSA17では、ROM103から読み出した機能リスト画面データに基づき機能リスト画面を表示部108に表示する。機能リスト画面とは、図示していないが、携帯電話10が備える各種機能を一覧表示し、その内から選択した機能の内容を設定するための画面である。機能リスト画面が表示されると、ステップSA18に進み、機能リスト画面に一覧表示される各種設定項目の内、例えば画面の最上位行に位置する設定項目にフォーカスさせる。なお、フォーカスとは、例えば表示色を異ならせて選択状態を表示する処理を指す。そして、ステップSA19〜SA22では、クリアスイッチ、カーソルスイッチおよび決定スイッチのオン操作に応じた処理を実行する。
一方、フォーカス位置が「キーワード登録」であると、上記ステップSA23の判断結果が「YES」になり、ステップSA25を介してキーワード登録処理を実行する。後述するように、キーワード登録処理では、ユーザ好みの番組を検索するためのキーワードを登録する。そして、キーワード登録処理を終えると、上述のステップSA17に処理を戻して機能設定画面表示状態に復帰させる。
上述した各スイッチ(オフフックスイッチ、受信スイッチおよび機能スイッチ)がいずれも操作されない場合には、図4に図示するステップSA26に進み、記録データの有無、すなわちユーザ好みの番組が録画されているかどうかを判断する。ユーザ好みの番組が録画されていなければ、判断結果は「YES」になり、図2に示すステップSA3に処理を戻す。
これに対し、ユーザ好みの番組が録画されていると、判断結果は「NO」になり、ステップSA27に進む。ステップSA27以降では、例えば図11に図示する一例のように、待受画面のアイコン表示エリアIDEに表示されるアイコンの操作に対応した処理を実行する。
次に、図5を参照して待受画面表示処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA2(図2参照)を介して本処理が実行されると、制御部102は図5に示すステップSB1に進み、ROM103から読み出した待受画面データをRAM104の表示エリア(待受画面エリア)にストアし、ストアされた待受画面データに基づき待受画面を表示部108に表示する。次いで、ステップSB2では、記録データの有無、すなわち録画再生部110が受信部109の指示に従い、ユーザ好みの番組を録画したかどうかを判断する。ユーザ好みの番組を録画していなければ、判断結果は「NO」となり、本処理を完了させる。一方、ユーザ好みの番組を録画していると、判断結果が「YES」になり、ステップSB3に進む。
次に、図6を参照してキーワード登録処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA25(図3参照)を介して本処理が実行されると、制御部102は図6に示すステップSC1に進み、ROM103から読み出したキーワード登録画面データをRAM104の表示エリアにストアし、ストアされたキーワード登録画面データに基づキーワード登録画面KTGを表示部108に表示する。
すなわち、キーワード登録操作を取り止めるべくクリアスイッチをオン操作した場合には、ステップSC7の判断結果が「YES」になり、前述したメインルーチンのステップSA17(図3参照)に処理を戻して機能リスト画面表示状態に復帰する。
次に、図7を参照して着信報知処理の動作を説明する。前述のメインルーチン実行中に着信があると、制御部102は図7に示すステップSD1〜SD2を実行し、オフフックスイッチがオン操作されるまで着信報知する。そして、ユーザがオフフックスイッチをオン操作すると、ステップSD2の判断結果が「YES」となり、ステップSD3に進む。ステップSD3〜SD4では、オンフックスイッチがオン操作されるまで通話処理を実行する。そして、ユーザがオンフックスイッチをオン操作すると、ステップSD4の判断結果が「YES」となり、ステップSD5に進み、終話処理を実行して本処理を完了させる。
次に、図8〜図9を参照して、受信部109が実行する受信部処理の動作を説明する。受信スイッチのオン操作に応じて、制御部102が受信部109をオン設定すると、受信部109は図8に示すステップSE1に処理を進め、受信処理を実行する。受信処理では、ユーザ指定のチャンネルの放送を受信してOFDM復調し、これより得られるトランスポートストリーム信号から番組パケット(MPEGデータ)を分離抽出した後、その番組パケットから映像/音声データおよび文字放送データを復号する。続いて、ステップSE2では、フラグRFが「0」であるか否かを判断する。フラグRFは、録画再生部110に録画の実行を指示している場合に「1」、録画の停止を指示している場合に「0」となるフラグである。したがって、このステップSE2では、録画再生部110が録画停止中であるかどうかを判断する。以下、録画再生部110が録画停止中の場合と、録画中の場合とに分けて受信部109の動作を説明する。
録画再生部110が録画停止中であると、ステップSE2の判断結果は「YES」になり、ステップSE3に進む。ステップSE3では、受信データ(番組パケット)内に文字データが有るか否かを判断する。つまり、文字放送データを含む番組を受信しているかどうかを判断する。文字放送データを含む番組を受信していなければ、判断結果は「NO」になり、上述のステップSE1に処理を戻す。
こうして、録画再生部110がユーザ好みの番組を録画し始めると、上述したステップSE2の判断結果が「NO」になり、ステップSE8に処理を進める。ステップSE8では、録画中の番組が終了したか否かを判断する。番組未了であれば、判断結果は「NO」になり、図9に示すステップSE9に進む。ステップSE9〜SE10では、上述のステップSE3〜SE4(図8参照)と同様、文字放送データを含む番組であって、その文字放送データに登録キーワードが含まれるか否かを判断する。
さらに、本実施の形態では、キーワードを含む文字放送を受信したか否かでユーザ好みの番組であるか否かを判断するが、これに替えて、受信した電子番組表EPGにユーザ好みの番組を表すキーワードが含まれているかどうかで番組検索する態様にすることも勿論可能である。
101 通信処理部
102 制御部
103 ROM
104 RAM
105 操作部
106 マイク
107 スピーカ
108 表示部
109 受信部
110 録画再生部
Claims (4)
- テレビ放送を受信する受信手段を備えた端末装置であって、
通信回線を介して外部との通信処理を行う通信手段と、
自動録画対象となる番組のキーワード条件を記憶する記憶手段と、
前記受信手段で受信されるテレビ放送の番組の中に、前記キーワード条件を満たす番組が存在するか否かを判別する第1判別手段と、
この第1判別手段で該当する番組が存在すると判別された場合には、当該番組を自動受信対象の番組として受信して録画する録画手段と、
前記録画された番組に対するお薦め度を、当該番組における前記キーワード条件に対する出現度合に応じて設定する設定手段と、
前記自動受信対象の番組として自動録画された番組が存在するか否かを判別する第2判別手段と、
当該端末装置を、前記通信手段における通信処理等の各種処理を行っていない待受画面表示状態に復帰する際、前記第2判別手段で自動録画された番組が存在すると判別された場合に、前記キーワード条件を満たす番組が自動録画されて存在することを示すアイコンを前記待受画面内の一部エリアに表示し、更にその自動録画された番組に対する前記お薦め度を表示する表示制御手段と、
を具備したことを特徴とする端末装置。 - 前記表示制御手段は、前記待受画面内の一部エリアに表示された前記アイコンの選択操作に応じて、前記自動録画された番組に対するお薦め度をポップアップ表示する、ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- 前記表示制御手段は、前記待受画面内の一部エリアに表示された前記アイコンの選択操作に応じて、前記自動録画された番組に対するお薦め度および前記キーワード条件をポップアップ表示する、ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
- コンピュータに、
テレビ放送を受信する受信機能と、
通信回線を介して外部との通信処理を行う通信機能と、
自動録画対象となる番組のキーワード条件を記憶する記憶機能と、
前記受信機能で受信されるテレビ放送の番組の中に、前記キーワード条件を満たす番組が存在するか否かを判別する第1判別機能と、
この第1判別機能で該当する番組が存在すると判別された場合には、当該番組を自動受信対象の番組として受信して録画する録画機能と、
前記録画された番組に対するお薦め度を、当該番組における前記キーワード条件に対する出現度合に応じて設定する設定機能と、
前記自動受信対象の番組として自動録画された番組が存在するか否かを判別する第2判別機能と、
前記通信機能における通信処理等の各種処理を行っていない待受画面表示状態に復帰する際、前記第2判別機能で自動録画された番組が存在すると判別された場合に、前記キーワード条件を満たす番組が自動録画されて存在することを示すアイコンを前記待受画面内の一部エリアに表示し、更にその自動録画された番組に対する前記お薦め度を表示する表示制御機能と、
を実行させるための端末処理プログラム。
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