JP4552179B2 - 端末装置および端末処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、放送を受信する機能を備えた端末装置および端末処理プログラムに関する。
地上デジタルテレビ放送では、1チャンネル当り約6MHzの伝送帯域幅を13のセグメント(OFDMセグメント)に分割し、その中央の1セグメントに移動受信用に割当てており、近年、そのセグメントで放送される番組を受信する機能を搭載した携帯電話などの端末装置が開発されている。この種の装置として、例えば特許文献1には、番組視聴処理中に携帯電話部で着信が生じて通話を開始した場合、視聴中の番組の符号化映像・音声データをSDRAMに録画する処理を開始し、通話が終了すると、録画処理を続けながら、SDRAMから通話開始時点の符号化映像・音声データを読み出して追いかけ再生するものが開示されている。
特開2003−111004号公報
ところで、上記特許文献1に開示の端末装置は、着信時に番組視聴を中断して番組録画に移行する構成なので、ユーザ好みの番組を自動的に検索して録画したり、その録画した番組のお薦め度を教示することができない、という問題がある。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザ好みの番組を自動的に検索して録画したり、その録画した番組のお薦め度を教示することができる端末装置および端末処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明では、テレビ放送を受信する受信手段を備えた端末装置であって、通信回線を介して外部との通信処理を行う通信手段と、自動録画対象となる番組のキーワード条件を記憶する記憶手段と、前記受信手段で受信されるテレビ放送の番組の中に、前記キーワード条件を満たす番組が存在するか否かを判別する第1判別手段と、この第1判別手段で該当する番組が存在すると判別された場合には、当該番組を自動受信対象の番組として受信して録画する録画手段と、前記録画された番組に対するお薦め度を、当該番組における前記キーワード条件に対する出現度合に応じて設定する設定手段と、前記自動受信対象の番組として自動録画された番組が存在するか否かを判別する第2判別手段と、当該端末装置を、前記通信手段における通信処理等の各種処理を行っていない待受画面表示状態に復帰する際、前記第2判別手段で自動録画された番組が存在すると判別された場合に、前記キーワード条件を満たす番組が自動録画されて存在することを示すアイコンを前記待受画面内の一部エリアに表示し、更にその自動録画された番組に対する前記お薦め度を表示する表示制御手段と、を具備したことを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項に記載の発明では、前記表示制御手段は、前記待受画面内の一部エリアに表示された前記アイコンの選択操作に応じて、前記自動録画された番組に対するお薦め度をポップアップ表示する、ことを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項に記載の発明では、前記表示制御手段は、前記待受画面内の一部エリアに表示された前記アイコンの選択操作に応じて、前記自動録画された番組に対するお薦め度および前記キーワード条件ポップアップ表示する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、コンピュータに、テレビ放送を受信する受信機能と、通信回線を介して外部との通信処理を行う通信機能と、自動録画対象となる番組のキーワード条件を記憶する記憶機能と、前記受信機能で受信されるテレビ放送の番組の中に、前記キーワード条件を満たす番組が存在するか否かを判別する第1判別機能と、この第1判別機能で該当する番組が存在すると判別された場合には、当該番組を自動受信対象の番組として受信して録画する録画機能と、前記録画された番組に対するお薦め度を、当該番組における前記キーワード条件に対する出現度合に応じて設定する設定機能と、前記自動受信対象の番組として自動録画された番組が存在するか否かを判別する第2判別機能と、前記通信機能における通信処理等の各種処理を行っていない待受画面表示状態に復帰する際、前記第2判別機能で自動録画された番組が存在すると判別された場合に、前記キーワード条件を満たす番組が自動録画されて存在することを示すアイコンを前記待受画面内の一部エリアに表示し、更にその自動録画された番組に対する前記お薦め度を表示する表示制御機能と、を実行させるための端末処理プログラム。
発明によれば、録画した番組のお薦め度を教示することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
A.構成
図1は本発明の実施の一形態である携帯電話10の構成を示すブロック図である。この図において、通信処理部101は、アンテナANT1を介して受信復調した音声データを制御部102に出力する一方、制御部102から供給される音声データを変調して得た送信信号を高周波増幅してアンテナANT1から送出する。制御部102は、CPUおよびベースバンド信号処理用のDSP等から構成され、操作部105のスイッチ操作に応じて携帯電話機能に係わる処理や、受信部109および録画再生部110の入出力を制御する。携帯電話機能に係わる処理として、制御部102は、音声信号処理および通信制御処理を実行する。音声信号処理では、通信処理部101が発生する通話中の音声データを音声信号にD/A変換してスピーカ107から発音させたり、マイク106から出力される音声信号を音声データにA/D変換して通信処理部101に供給する。通信制御処理の概略については、後述するメインルーチンの動作説明で述べる。
ROM103はプログラムエリアおよびデータエリアを備える。ROM103のプログラムエリアには、制御部102が実行する音声信号処理や通信制御処理のプログラムの他、後述するメインルーチン、待受画面表示処理、キーワード登録処理および着信報知処理の各プログラムが記憶される。ROM103のデータエリアには、所定のプログラムにより参照される制御データの他、後述の各種画面(待受画面、番号入力画面、キーワード登録画面およびポップアップ画面)や各種アイコンを形成する画面データが記憶される。
RAM104は、制御部102が実行する各種処理に使われるフラグやレジスタデータを一時記憶するワークエリアの他、着信履歴や発信履歴などを記憶する加入者情報エリア、ユーザ好みの番組を検索するためのキーワード(後述する)が登録されるキーワード登録エリア、登録されたキーワードに対応するアイコンの属性を記憶するアイコン属性記憶エリアおよび待受画面などの各種表示画面を形成する表示エリア等を備える。
なお、アイコン属性記憶エリアに記憶される属性は、表示属性データと機能属性データとから構成される。表示属性データは、アイコン表示位置やアイコンを形成する画像データを指定する。機能属性データは、アイコンに対応付けられたキーワードの他、後述するお薦め度および記録データ(ユーザ好みの番組を録画した素材)を指定するデータから構成される。
操作部105は、装置電源をオンオフする電源スイッチ、受信部109をオンオフする受信スイッチおよび録画再生部110に再生開始・停止を指示する再生スイッチの他、携帯電話機能に係わる各種スイッチ(例えば、通話開始/終了時に操作されるオフフック/オンフックスイッチ、ダイヤルスイッチと兼用の文字入力スイッチ、機能スイッチ、カーソルスイッチ、決定スイッチおよびクリアスイッチ等)を有する。表示部108はカラー液晶パネルおよび表示ドライバから構成され、制御部102の制御の下に待受画面など各種画面を表示する。
受信部109は、受信スイッチのオン操作に応じて制御部102が発生する動作指示に従い受信動作し始め、ユーザ指定のチャンネルの放送をアンテナANT2を介して受信してOFDM復調し、これより得られるトランスポートストリーム信号から番組パケット(MPEGデータ)を分離抽出する受信処理を実行する。また、受信部109は、上記の受信処理で得た番組パケットから文字放送データを復号し、その文字放送データに登録キーワード(後述する)が含まれていると、ユーザ好みの番組と判断して当該番組パケットから復号して得る映像/音声データの録画を録画再生部110に指示する。これにより、録画再生部110はユーザ好みの番組を録画し、その録画した素材を記録データとして記録保存する。
さらに、受信部109では、録画開始指示したユーザ好みの番組が終了するまで当該番組の文字放送データに含まれる登録キーワードの出現回数をカウントしておき、番組終了時に録画停止を録画再生部110に指示すると共に、カウントした登録キーワードの出現回数に対応した「お薦め度」を設定する。また、受信部109は、ユーザ好みの番組の録画停止を指示した時点で、表示属性データおよび機能属性データをRAM104のアイコン属性記憶エリアにストアする。つまり、登録キーワードに対応付けられたアイコンを指定する表示属性データと、設定した「お薦め度」および記録データ(ユーザ好みの番組を録画した素材)を指定するデータから構成される機能属性データとをアイコン属性記憶エリアにストアする。録画再生部110は、受信部109の指示に従い、当該受信部109から出力される素材(映像/音声データ)を記録データとして記録保存し、制御部102の指示に応じて記録データを再生する。
B.動作
次に、図2〜図11を参照して本発明の要旨に係わる動作を説明する。以下では、最初に制御部102が実行するメインルーチン、待受画面表示処理、キーワード登録処理および着信報知処理の各動作を説明した後、続いて受信部109が実行する受信部処理について説明する。
(1)メインルーチンの動作
携帯電話10の電源スイッチが操作されてパワーオンされると、制御部102は図2〜図4に図示するメインルーチンを実行する。メインルーチンが実行されると、図2に図示するステップSA1に処理を進め、携帯電話10の各部を初期化するイニシャライズを実行した後、ステップSA2に進み、待受画面表示処理を実行する。待受画面表示処理では、後述するように、待受画面を表示部108に表示する一方、例えば図11に図示する一例のように、待受画面のアイコン表示エリアIDEに表示されるアイコンをフォカースし、当該アイコンに割り当てられた内容をポップアップ画面PUで表示するようになっている。
次いで、ステップSA3以降では、操作部105に配設されるオフフックスイッチ、オンフックスイッチ、受信スイッチおよび機能スイッチの操作に対応した処理と、待受画面のアイコン操作に対応した処理とを実行する。以下、各操作に対応した処理毎の動作に分けて説明する。
a.オフフックスイッチがオン操作された場合
ユーザが通話を開始すべくオフフックスイッチをオン操作したとする。そうすると、ステップSA3の判断結果は「YES」となり、ステップSA4に進む。ステップSA4〜SA5では、表示部108に表示される画面を待受画面から番号入力画面に変更し、ダイヤルスイッチの操作に応じて入力された電話番号を番号入力画面に表示しつつレジスタセットする。続いて、ステップSA6〜SA7では、レジスタセットされた電話番号に基づき発信および呼出報知を実行する。呼出報知に応じて着呼側がオフフックして回線が接続されると、ステップSA8の判断結果が「YES」になり、ステップSA9に進み、通話処理を実行する。以後、オンフックスイッチがオン操作されるまでステップSA9の通話処理を継続する。
b.オンフックスイッチがオン操作された場合
上記ステップSA9の通話処理中にユーザがオンフックスイッチをオン操作したとする。そうすると、ステップSA10の判断結果が「YES」となり、ステップSA11に進み、回線を切る終話処理を実行した後、上述のステップSA2に処理を戻して待受画面表示状態に復帰する。
c.受信スイッチがオン操作された場合
ユーザが受信スイッチをオン操作すると、ステップSA12の判断結果が「YES」になり、ステップSA13に進み、受信部109にオン設定を指示した後、上述のステップSA2に処理を戻して待受画面表示状態に復帰する。なお、制御部102によりオン設定が指示された受信部109は、後述する受信部処理(図8〜図9)を実行する。
d.受信スイッチがオフ操作された場合
ユーザが受信スイッチをオフ操作すると、ステップSA14の判断結果が「YES」になり、ステップSA15に進み、受信部109にオフ設定を指示した後、上述のステップSA2に処理を戻して待受画面表示状態に復帰する。なお、制御部102によりオフ設定が指示された受信部109は、後述する受信部処理(図8〜図9)をアボートする。
e.機能スイッチがオン操作された場合
ユーザが機能スイッチをオン操作すると、図3に示すステップSA16の判断結果が「YES」になり、ステップSA17に進む。ステップSA17では、ROM103から読み出した機能リスト画面データに基づき機能リスト画面を表示部108に表示する。機能リスト画面とは、図示していないが、携帯電話10が備える各種機能を一覧表示し、その内から選択した機能の内容を設定するための画面である。機能リスト画面が表示されると、ステップSA18に進み、機能リスト画面に一覧表示される各種設定項目の内、例えば画面の最上位行に位置する設定項目にフォーカスさせる。なお、フォーカスとは、例えば表示色を異ならせて選択状態を表示する処理を指す。そして、ステップSA19〜SA22では、クリアスイッチ、カーソルスイッチおよび決定スイッチのオン操作に応じた処理を実行する。
すなわち、機能設定を取り止めるべくクリアスイッチをオン操作した場合には、ステップSA22の判断結果が「YES」になり、上述のステップSA2(図2参照)に処理を戻して待受画面表示状態に復帰する。一方、所望の項目(機能)をフォーカスさせるべくカーソルスイッチをオン操作すると、ステップSA19の判断結果が「YES」になり、ステップSA20に進み、フォーカス位置を移動させる。そして、所望の項目(機能)がフォーカスされた状態で決定スイッチをオン操作すると、ステップSA21の判断結果が「YES」になり、ステップSA23に進む。
ステップSA23では、フォーカス位置が「キーワード登録」であるかどうかを判断する。フォーカス位置が「キーワード登録」以外であると、判断結果は「NO」となり、ステップSA24に進み、フォーカスされた項目に対応した機能設定を行う、その他の処理を実行した後、上述のステップSA17に処理を戻して機能リスト画面表示状態に復帰させる。
一方、フォーカス位置が「キーワード登録」であると、上記ステップSA23の判断結果が「YES」になり、ステップSA25を介してキーワード登録処理を実行する。後述するように、キーワード登録処理では、ユーザ好みの番組を検索するためのキーワードを登録する。そして、キーワード登録処理を終えると、上述のステップSA17に処理を戻して機能設定画面表示状態に復帰させる。
f.待受画面のアイコン操作に対応した処理
上述した各スイッチ(オフフックスイッチ、受信スイッチおよび機能スイッチ)がいずれも操作されない場合には、図4に図示するステップSA26に進み、記録データの有無、すなわちユーザ好みの番組が録画されているかどうかを判断する。ユーザ好みの番組が録画されていなければ、判断結果は「YES」になり、図2に示すステップSA3に処理を戻す。
これに対し、ユーザ好みの番組が録画されていると、判断結果は「NO」になり、ステップSA27に進む。ステップSA27以降では、例えば図11に図示する一例のように、待受画面のアイコン表示エリアIDEに表示されるアイコンの操作に対応した処理を実行する。
すなわち、カーソルスイッチがオン操作されると、ステップSA27の判断結果が「YES」になり、ステップSA28に進み、待受画面のアイコン表示エリアIDEに複数のアイコンが表示されていれば、アイコンのフォーカス位置を移動させる。そして、ステップSA29では、フォーカスされたアイコンに対応する記録データのキーワードおよびお薦め度を読み出す。すなわち、フォーカスされたアイコンの表示属性データおよび機能属性データをRAM104のアイコン属性記憶エリアから読み出す。そして、ステップSA30では、読み出した表示属性データおよび機能属性データに基づき、例えば図11に図示する一例のように、「キーワード」および録画したユーザ好みの番組の「お薦め度」を待受画面内のポップアップ画面PUで表示した後、図2に示すステップSA3に処理を戻す。
そして、カーソルスイッチのオン操作に続いて、再生スイッチがオン操作されたとする。そうすると、ステップSA31の判断結果が「YES」になり、ステップSA32に進み、再生フラグPFに「1」をセットする。次いで、ステップSA33では、上記ステップSA29においてRAM104のアイコン属性記憶エリアから読み出した機能属性データを参照し、フォーカスされたアイコンに対応する記録データ(ユーザ好みの番組を録画した素材)の再生開始を録画再生部110に指示する。続いて、ステップSA34では、再生フラグPFが「1」であるか否か、つまり再生中であるかどうかを判断する。再生停止状態であれば、判断結果は「NO」になり、図2に示すステップSA3に処理を戻す。
一方、再生中であると、判断結果が「YES」になり、ステップSA35に進む。そして、再生スイッチがオフ操作されると、ステップSA35の判断結果が「YES」になり、ステップSA36に進み、録画再生部110に再生停止を指示する。これにより、記録データ(ユーザ好みの番組を録画した素材)の再生が停止する。この後、ステップSA37に進み、再生フラグPFをゼロリセットして再生停止状態を表してから、前述のステップSA2(図2参照)に処理を戻して待受画面表示状態に復帰する。
(2)待受画面表示処理の動作
次に、図5を参照して待受画面表示処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA2(図2参照)を介して本処理が実行されると、制御部102は図5に示すステップSB1に進み、ROM103から読み出した待受画面データをRAM104の表示エリア(待受画面エリア)にストアし、ストアされた待受画面データに基づき待受画面を表示部108に表示する。次いで、ステップSB2では、記録データの有無、すなわち録画再生部110が受信部109の指示に従い、ユーザ好みの番組を録画したかどうかを判断する。ユーザ好みの番組を録画していなければ、判断結果は「NO」となり、本処理を完了させる。一方、ユーザ好みの番組を録画していると、判断結果が「YES」になり、ステップSB3に進む。
ステップSB3では、後述する受信部処理(図8参照)によって待受画面のアイコン表示エリアIDEに表示されるアイコンの一つをフォカースし、続くステップSB4では、フォーカスされたアイコンに対応する記録データのキーワードおよびお薦め度を読み出す。すなわち、フォーカスされたアイコンの表示属性データおよび機能属性データをRAM104のアイコン属性記憶エリアから読み出す。そして、ステップSB5では、読み出した表示属性データおよび機能属性データに基づき、例えば図11に図示する一例のように、「キーワード」および録画したユーザ好みの番組の「お薦め度」を待受画面内のポップアップ画面PUで表示して本処理を完了させる。
(3)キーワード登録処理の動作
次に、図6を参照してキーワード登録処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA25(図3参照)を介して本処理が実行されると、制御部102は図6に示すステップSC1に進み、ROM103から読み出したキーワード登録画面データをRAM104の表示エリアにストアし、ストアされたキーワード登録画面データに基づキーワード登録画面KTGを表示部108に表示する。
ここで、図10に図示する一例を参照してキーワード登録画面KTGの構成を説明する。キーワード登録画面KTGは、状態表示領域A1、入力表示領域A2および操作ガイド表示領域A3から構成される。状態表示領域A1には電波状態や電池残量などが状態表示される。入力表示領域A2には、ユーザ好みの番組を検索するためのキーワードを入力する入力エリアIEが配設される。入力エリアIEには、入力したキーワードが表示される。入力エリアIEに文字入力されるキーワードは、複数であっても構わない。複数のキーワードを入力する場合には、句点又はカンマをデリミタに用いる。そうして入力される複数のキーワードの論理和が検索キーワードとして扱われる。操作ガイド表示領域A3は、機能対応キーを案内表示する。図10に図示する一例の場合、「クリア」および「登録」と表示されている箇所に対応して配設される機能キースイッチがクリアスイッチ、登録スイッチに相当することを案内表示している。
こうしたキーワード登録画面KTGが表示部108に表示されると、制御部102は、ステップSC2に処理を進め、文字入力カーソルを入力エリアIEに表示する。そして、ステップSC3〜SC7では、キーワード登録画面KTGにおいて行われるキーワード登録操作(カーソルスイッチ操作、文字入力操作、登録スイッチ操作およびクリアスイッチ操作)に応じた処理を実行する。
すなわち、キーワード登録操作を取り止めるべくクリアスイッチをオン操作した場合には、ステップSC7の判断結果が「YES」になり、前述したメインルーチンのステップSA17(図3参照)に処理を戻して機能リスト画面表示状態に復帰する。
一方、文字入力すると、ステップSC3の判断結果が「YES」になり、ステップSC4に進み、入力エリアIEに入力された文字(キーワード)を表示する。次いで、ステップSC5では、文字入力に応じて文字入力カーソルを移動させる。こうして、キーワードを入力し終えて登録スイッチをオン操作すると、ステップSC6の判断結果が「YES」となり、ステップSC8に進み、入力されたキーワードを、RAM104のキーワード登録エリアに登録した後、前述したメインルーチンのステップSA17(図3参照)に処理を戻して機能リスト画面表示状態に復帰する。
(4)着信報知処理の動作
次に、図7を参照して着信報知処理の動作を説明する。前述のメインルーチン実行中に着信があると、制御部102は図7に示すステップSD1〜SD2を実行し、オフフックスイッチがオン操作されるまで着信報知する。そして、ユーザがオフフックスイッチをオン操作すると、ステップSD2の判断結果が「YES」となり、ステップSD3に進む。ステップSD3〜SD4では、オンフックスイッチがオン操作されるまで通話処理を実行する。そして、ユーザがオンフックスイッチをオン操作すると、ステップSD4の判断結果が「YES」となり、ステップSD5に進み、終話処理を実行して本処理を完了させる。
(5)受信部処理の動作
次に、図8〜図9を参照して、受信部109が実行する受信部処理の動作を説明する。受信スイッチのオン操作に応じて、制御部102が受信部109をオン設定すると、受信部109は図8に示すステップSE1に処理を進め、受信処理を実行する。受信処理では、ユーザ指定のチャンネルの放送を受信してOFDM復調し、これより得られるトランスポートストリーム信号から番組パケット(MPEGデータ)を分離抽出した後、その番組パケットから映像/音声データおよび文字放送データを復号する。続いて、ステップSE2では、フラグRFが「0」であるか否かを判断する。フラグRFは、録画再生部110に録画の実行を指示している場合に「1」、録画の停止を指示している場合に「0」となるフラグである。したがって、このステップSE2では、録画再生部110が録画停止中であるかどうかを判断する。以下、録画再生部110が録画停止中の場合と、録画中の場合とに分けて受信部109の動作を説明する。
<録画再生部110が録画停止中の場合>
録画再生部110が録画停止中であると、ステップSE2の判断結果は「YES」になり、ステップSE3に進む。ステップSE3では、受信データ(番組パケット)内に文字データが有るか否かを判断する。つまり、文字放送データを含む番組を受信しているかどうかを判断する。文字放送データを含む番組を受信していなければ、判断結果は「NO」になり、上述のステップSE1に処理を戻す。
一方、文字放送データを含む番組を受信していると、判断結果が「YES」となり、次のステップSE4に進む。ステップSE4では、RAM104のキーワード登録エリアから読み出した登録キーワードが文字放送データに含まれているか否かを判断する。文字放送データに登録キーワードが含まれなければ、判断結果は「NO」になり、上述のステップSE1に処理を戻すが、登録キーワードが含まれていると、ユーザ好みの番組と見做し、判断結果が「YES」となり、ステップSE5に進む。ステップSE5では、文字放送データに含まれる登録キーワードの出現回数をカウントするカウンタCTに「1」をセットする。次いで、ステップSE6では、フラグRFに「1」をセットし、続くステップSE7では、録画再生部110に録画開始を指示する。これにより、録画再生部110は、受信部109の受信出力、つまりユーザ好みと判断された番組パケットから復号して得る映像/音声データの録画を開始する。そして、この後、上述のステップSE1に処理を戻す。
<録画再生部110が録画中の場合>
こうして、録画再生部110がユーザ好みの番組を録画し始めると、上述したステップSE2の判断結果が「NO」になり、ステップSE8に処理を進める。ステップSE8では、録画中の番組が終了したか否かを判断する。番組未了であれば、判断結果は「NO」になり、図9に示すステップSE9に進む。ステップSE9〜SE10では、上述のステップSE3〜SE4(図8参照)と同様、文字放送データを含む番組であって、その文字放送データに登録キーワードが含まれるか否かを判断する。
文字放送データが欠落したり、あるいは文字放送データに登録キーワードが含まれない場合には、ステップSE9,SE10の判断結果がそれぞれ「NO」となり、上述のステップSE1に処理を戻す。これに対し、文字放送データを含む番組であって、その文字放送データに登録キーワードが含まれていれば、ステップSE9,SE10の各判断結果は共に「YES」になり、ステップSE11に進む。ステップSE11では、文字放送データに登録キーワードが含まれる回数をカウントするカウンタCTをインクリメントして歩進させた後、上述のステップSE1に処理を戻す。
そして、録画中の番組が終了すると、図8に示すステップSE8の判断結果が「YES」になり、ステップSE12に進み、フラグRFをゼロリセットする。次いで、ステップSE13では、カウンタCTがカウントした登録キーワードの出現回数に基づき「お薦め度」を設定する。例えば、「お薦め度」のランクを「1」〜「5」とした場合、登録キーワードの出現回数が1回だけならランク1、2回ならランク2、3回ならランク3、とするように登録キーワードの出現回数に応じて「お薦め度」を設定する。次いで、ステップSE14では、設定した「お薦め度」を機能属性データとしてRAM104のアイコン属性記憶エリアにストアする。
続いて、ステップSE15では、ユーザ好みの番組を検索するのに用いた登録キーワードに対応付けるアイコンを選択し、そのアイコンの表示位置や当該アイコンを形成する画像データを指定する表示属性データをRAM104のアイコン属性記憶エリアにストアする。また、ステップSE15では、選択したアイコンに割り当てる登録キーワードと、記録データ(ユーザ好みの番組を録画した素材)を指定するデータとを、上記ステップSE14にてストアした「お薦め度」の機能属性データとしてRAM104のアイコン属性記憶エリアにストアする。こうして、RAM104のアイコン属性記憶エリアに表示属性データおよび機能属性データが格納されると、受信部109は、ステップSE16に処理を進め、その表示属性データを参照して、例えば図11に図示する一例のように、待受画面のアイコン表示エリアIDEにアイコン表示した後、前述のステップSE1に処理を戻す。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザ好みの番組を検索するキーワードを予め登録しておき、文字放送データを含む番組を受信し、受信した文字放送データにキーワードが含まれていると、受信中の番組をユーザ好みと判断して録画し始め、番組終了するまで文字放送データに含まれるキーワードの出現回数を計数する。番組終了に応じて録画を停止し、計数したキーワードの出現回数に基づき「お薦め度」を設定する。そして、設定された「お薦め度」とキーワードとの画面表示を指示し、かつ録画した記録データを指定する機能を割り当てたアイコンを待受画面に表示する。このアイコンがフォーカスされると、例えば図11に図示する一例のように、キーワードおよび録画したユーザ好みの番組の「お薦め度」がポップアップ表示されるので、ユーザ好みの番組を自動的に検索して録画したり、その録画した番組のお薦め度を教示したりすることができる。さらに、この状態で再生スイッチをオン操作すると、録画した記録データが再生されるため、ユーザ好みの番組をワンタッチ操作で再生させることも可能になる。
なお、本実施の形態では、通常のテレビ放送と文字放送とが同時に行われる地上デジタルテレビ放送を受信する受信部109を具備する携帯電話10を一例としたが、本発明の要旨はこれに限定されず、例えばラジオ放送と文字放送とが多重化されたFM放送などを受信する態様にも適用することができる。
さらに、本実施の形態では、キーワードを含む文字放送を受信したか否かでユーザ好みの番組であるか否かを判断するが、これに替えて、受信した電子番組表EPGにユーザ好みの番組を表すキーワードが含まれているかどうかで番組検索する態様にすることも勿論可能である。
本発明の実施の一形態である携帯電話10の構成を示すブロック図である。 メインルーチンの動作を示すフローチャートである。 メインルーチンの動作を示すフローチャートである。 メインルーチンの動作を示すフローチャートである。 待受画面表示処理の動作を示すフローチャートである。 キーワード登録処理の動作を示すフローチャートである。 着信報知処理の動作を示すフローチャートである。 受信部処理の動作を示すフローチャートである。 受信部処理の動作を示すフローチャートである。 キーワード登録画面KTGの一構成例を示す図である。 待受画面に表示されるアイコンおよびポップアップ画面PUの一例を示す図である。
符号の説明
10 携帯電話
101 通信処理部
102 制御部
103 ROM
104 RAM
105 操作部
106 マイク
107 スピーカ
108 表示部
109 受信部
110 録画再生部

Claims (4)

  1. テレビ放送を受信する受信手段を備えた端末装置であって、
    通信回線を介して外部との通信処理を行う通信手段と、
    自動録画対象となる番組のキーワード条件を記憶する記憶手段と、
    前記受信手段で受信されるテレビ放送の番組の中に、前記キーワード条件を満たす番組が存在するか否かを判別する第1判別手段と、
    この第1判別手段で該当する番組が存在すると判別された場合には、当該番組を自動受信対象の番組として受信して録画する録画手段と、
    前記録画された番組に対するお薦め度を、当該番組における前記キーワード条件に対する出現度合に応じて設定する設定手段と、
    前記自動受信対象の番組として自動録画された番組が存在するか否かを判別する第2判別手段と、
    当該端末装置を、前記通信手段における通信処理等の各種処理を行っていない待受画面表示状態に復帰する際、前記第2判別手段で自動録画された番組が存在すると判別された場合に、前記キーワード条件を満たす番組が自動録画されて存在することを示すアイコンを前記待受画面内の一部エリアに表示し、更にその自動録画された番組に対する前記お薦め度を表示する表示制御手段と、
    を具備したことを特徴とする端末装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記待受画面内の一部エリアに表示された前記アイコンの選択操作に応じて、前記自動録画された番組に対するお薦め度をポップアップ表示する、ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記待受画面内の一部エリアに表示された前記アイコンの選択操作に応じて、前記自動録画された番組に対するお薦め度および前記キーワード条件をポップアップ表示する、ことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  4. コンピュータに、
    テレビ放送を受信する受信機能と、
    通信回線を介して外部との通信処理を行う通信機能と、
    自動録画対象となる番組のキーワード条件を記憶する記憶機能と、
    前記受信機能で受信されるテレビ放送の番組の中に、前記キーワード条件を満たす番組が存在するか否かを判別する第1判別機能と、
    この第1判別機能で該当する番組が存在すると判別された場合には、当該番組を自動受信対象の番組として受信して録画する録画機能と、
    前記録画された番組に対するお薦め度を、当該番組における前記キーワード条件に対する出現度合に応じて設定する設定機能と、
    前記自動受信対象の番組として自動録画された番組が存在するか否かを判別する第2判別機能と、
    前記通信機能における通信処理等の各種処理を行っていない待受画面表示状態に復帰する際、前記第2判別機能で自動録画された番組が存在すると判別された場合に、前記キーワード条件を満たす番組が自動録画されて存在することを示すアイコンを前記待受画面内の一部エリアに表示し、更にその自動録画された番組に対する前記お薦め度を表示する表示制御機能と、
    を実行させるための端末処理プログラム。
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