JP2005175921A - 電子機器及びプログラム - Google Patents

電子機器及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005175921A
JP2005175921A JP2003413393A JP2003413393A JP2005175921A JP 2005175921 A JP2005175921 A JP 2005175921A JP 2003413393 A JP2003413393 A JP 2003413393A JP 2003413393 A JP2003413393 A JP 2003413393A JP 2005175921 A JP2005175921 A JP 2005175921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
data
keyword
switch
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003413393A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Watanabe
彰 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2003413393A priority Critical patent/JP2005175921A/ja
Publication of JP2005175921A publication Critical patent/JP2005175921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】 設定されたキーワードをデータ放送に含むデジタルテレビ放送を受信すると、所定の報知を行うことができる電子機器を提供する。
【解決手段】 TV部50から受信されたCH/キーワードデータ302に記憶されたチャンネルに対応するデジタルテレビ放送を受信する。そして、デジタルテレビ放送に含まれるデータ放送に、CH/キーワードデータ302に記憶されたキーワードが含まれているとCPU10が検知すると、報知音発生プログラム206が実行されて、外部スピーカ98等から報知音を発生させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルテレビ放送を受信可能な電子機器及びプログラムに関する。
従来から、携帯用(ポータブル)テレビ(以下、テレビのことを「TV」という。)等の電子機器が知られている。携帯用TVは、家庭等で利用される据え置き型TVとは異なり、外出先等でTVを視聴することができる。
現在、地上波アナログ放送にかわり地上波デジタル放送への移行段階にある。地上波デジタル放送は、従来の地上波アナログ放送と異なり、変調方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重方式)を利用することにより、複数の信号(電波)を多重化して送受信することができる。
ここで、変調方式として利用されるOFDMは、複数の信号を多重化できるだけではなく、建物の反射波により発生する多重像妨害(ゴースト)等に強く、移動受信時の遅延波による妨害に強いという特徴を持つ。従って、従来の地上波アナログ放送用テレビに比べて優れた映像を受像することが可能となる。この地上波デジタル放送が2003年12月から開始されたこともあり、地上波デジタル放送用の家庭用TVの他、携帯用TVや自動車用TV等の開発が行われている。また、携帯電話においても地上波デジタル放送の受信機能を内蔵したものが開発されつつある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−153111号公報
しかし、携帯用TV及び携帯電話内蔵型TVは、家庭の据え置き型TVとは異なり、外出先で視聴する機会が多くなることは勿論である。例えば、電車で移動中や人との待ち合わせの合間の時間などに短時間に視聴する機会が多い。従って、据え置き型TVのように、一つの放送(番組)をある程度まとまった時間連続して視聴するより、短い時間の視聴を繰り返すこととなる。すると、TVを視聴していないときに、ユーザが所望する歌を聞き逃したり、所望する野球選手の打席を見逃してしまうなどの不都合が生じていた。
さらに、携帯電話には、電話機能の他に、メール機能、インターネットのブラウザ機能又は音楽再生機能等の各種機能が内蔵されている。従って、ユーザはTV以外の機能を使用する場面も多く、所望する番組内容以外のときは、好きな音楽を聴いたり、メールを送信する等の他の機能を利用したい要望がある。しかし、他の機能を利用してしまうと、所望する番組を見逃してしまう可能性が高くなり、TVを視聴中に他の機能を気軽に利用するということができなかった。
従って、上記課題に鑑み、本発明は、TVの映像が音声を出力していない場合であっても、設定されたキーワードをデータ放送に含むデジタルテレビ放送を受信すると、所定の報知を行うことができる電子機器を提供するものである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明の電子機器は、
デジタルテレビ放送を受信可能な電子機器において、
キーワードを設定する設定手段(例えば、図2のCPU10;図10のステップS724)と、
前記デジタルテレビ放送に含まれるデータ放送のデータに、前記設定手段により設定されたキーワードが含まれているか否かを判定する判定手段(例えば、図2のCPU10;図8のステップS502)と、
この判定手段により含まれると判定された場合に所定の報知を行う制御をする報知制御手段(例えば、図2のCPU10;図8のステップS506)と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明のプログラムは、デジタルテレビ放送を受信可能なコンピュータに、
キーワードを設定する設定機能(例えば、図2のCPU10;図10のステップS724)と、
前記デジタルテレビ放送に含まれるデータ放送のデータに、前記設定機能により設定されたキーワードが含まれているか否かを判定する判定機能(例えば、図2のCPU10;図8のステップS502)と、
この判定機能により含まれると判定された場合に所定の報知を行う制御をする報知制御機能(例えば、図2のCPU10;図8のステップS506)と、
を実現させることを特徴とする。
請求項1又は5に記載の発明によれば、設定されたキーワードをデータ放送に含むデジタルテレビ放送を受信すると、所定の報知を行うことができる。従って、ユーザはTVを視聴していない場合であっても、所定の報知がなされることにより、ユーザは所望のTV放送がなされたことを知ることができる。このため、ユーザは所望する歌を聞き逃したり、所望する野球選手の打席を見逃すといったことを回避できるようになる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、
受信した前記デジタルテレビ放送に含まれる番組情報を表示する制御を行う番組情報表示制御手段(例えば、図2のCPU10;図10のステップS704)を更に備え、
前記設定手段は、前記表示制御された番組情報に含まれる文字列を選択することでキーワードを設定する選択設定手段(例えば、図2のCPU10;図10のステップS720)を有する、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、表示した番組情報の中から文字列を選択させることで、簡単にキーワードを設定することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
音楽データを再生して出力する音楽出力手段(例えば、図2のCPU10;図7のステップS406)を更に備え、
前記報知制御手段は、前記判定手段により含まれていると判定された場合、前記音楽出力手段の出力を停止させて、前記所定の報知を行う制御をする手段(例えば、図2のCPU10;図8のステップS506)である、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、音楽データを再生している場合であっても、データ放送のデータにキーワードが含まれている場合には、音楽の再生を停止させて報知することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器において、
前記報知制御手段は、前記所定の報知として前記デジタルテレビ放送の音声を出力する音声出力手段(例えば、図2のCPU10;図8のステップS512)を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、データ放送のデータにキーワードが含まれていることの報知をデジタルテレビ放送の音声出力とすることができる。従って、キーワードが含まれている放送が受信されると、ユーザは、自動的にデジタルテレビ放送の音声を聴くことができる。
請求項1又は5に記載の発明によれば、設定されたキーワードをデータ放送に含むデジタルテレビ放送を受信すると、所定の報知を行うことができる。従って、ユーザはTVを視聴していない場合であっても、所定の報知がなされることにより、ユーザは所望のTV放送がなされたことを知ることができる、このため、ユーザは所望する歌を聞き逃したり、所望する野球選手の打席を見逃すといったことを回避できるようになる。
請求項2に記載の発明によれば、表示した番組情報の中から文字列を選択させることで、簡単にキーワードを設定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、音楽データを再生している場合であっても、データ放送のデータにキーワードが含まれている場合には、音楽の再生を停止させて報知することができる。
請求項4に記載の発明によれば、データ放送のデータにキーワードが含まれていることの報知をデジタルテレビ放送の音声出力とすることができる。従って、キーワードが含まれている放送が受信されると、ユーザは、自動的にデジタルテレビ放送の音声を聴くことができる。
以下、デジタルTV放送を受信する受信装置を内蔵した折り畳み型の携帯電話に本発明を適用した場合の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、本発明が適用可能なものはこれに限定されるものではない。
[1.全体構成]
図1は、折り畳み型の携帯電話1の概観図である。携帯電話1には、ディスプレイ3と、入力スイッチ群5と、携帯用アンテナ45と、TV用アンテナ55と、折り畳みスイッチ75と、突起部77と、電話用スピーカ80と、電話用マイク85と、イヤホンジャック90と、外部スピーカ98とを備えて構成されている。
ここで、入力スイッチ群5には、数字スイッチ(ボタン)等の他に、機能設定スイッチ5aと、TVスイッチ5bと、カーソルスイッチ5cと、音楽再生スイッチ5dと、決定スイッチ5eと、オフフックスイッチ5fと、クリアスイッチ5gと、オンフックスイッチ5hとを有して構成されている。詳細は後述するが、それぞれのスイッチについて簡単に説明する。
機能設定スイッチ5aは、ディスプレイ3に機能設定画面を表示するためのスイッチである。ユーザが、表示された機能一覧の中から項目を選択すると、選択した項目に対応する機能が実行される。TVスイッチ5bは、携帯電話に内蔵されているTV機能を実行するためのスイッチである。カーソルスイッチ5cは、上下左右の4方向の入力を検知可能なスイッチである。音楽再生スイッチ5dは、音楽を再生させる機能である音楽再生処理を呼び出し、実行する為のスイッチである。決定スイッチ5eは、ユーザにより選択された項目等の選択が決定されるスイッチである。オフフックスイッチ5fは、電話回線に接続するためのスイッチである。クリアスイッチ5gは、選択した項目、機能などを取り消すためのスイッチである。オンフックスイッチ5hは、電話回線を切断するためのスイッチである。
[1.1 携帯電話の構成]
ここで、携帯電話1について説明する。図2は、携帯電話1のブロック図である。同図に示すように、携帯電話1は、CPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)20と、RAM(Random Access Memory)30と、RF(Radio Frequency)ブロック40と、携帯用アンテナ45と、TV部50と、表示部60と、入力部70と、折り畳みスイッチ75と、電話用スピーカ80と、電話用マイク85と、イヤホンジャック90と、接続検知部95と、外部スピーカ98とを備えて構成されている。
[1.2 記憶領域]
ROM20は、各種初期設定、ハードウェアの検査、あるいは必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムを格納する読み出し専用メモリである。CPU10は、携帯電話1の電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、携帯電話1の動作環境を設定する。
また、ROM20は、メニュー表示処理、各種設定処理、各種通信処理等の携帯電話1の動作に係る各種プログラムや、携帯電話1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納すると共に、携帯操作プログラム204と、報知音発生プログラム206と、EPG(Electronic Program Guide)表示プログラム208と、折り畳みスイッチONプログラム210と、折り畳みスイッチOFFプログラム212とを格納する。
音声データ202は、報知音発生処理において出力するための音声データを、記憶している領域である。具体的には、「きーわーどXXXがけんしゅつされました」の音声データ(以下、「定型句の音声データ」という。)と、50音や濁音等の文字一音ずつの音声データ(以下、「単音の音声データ」という。)とを記憶している。
RAM30は、CPU10が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行にかかるデータ等を一時的に保持する随時書き込み可能なメモリである。本実施形態では、CH/キーワードデータ302と、EPG格納領域304と、データ放送格納領域306と、TVフラグ308との領域が確保されている。
さらに、RAM30には、音楽再生処理で再生される音楽データが記憶されている。CPU10は、RAM30に記憶された音楽データを読み出し、音楽再生処理を実行することにより音楽を出力する。ここで、音楽データは、音楽についての各種データ形式の何れであってもよく、例えばMP3(MPEG Audio Layer-3)形式や、AAC(Advanced Audio Coding)形式など挙げられる。
CH/キーワードデータ302は、ユーザにより選択された番組情報を設定・記憶している。図3は、CH/キーワードデータ302の一例を示した図である。図3に示すように、CH/キーワードデータ302は、チャンネル(例えば、「1ch」)と、キーワード(例えば、「特許花子」)とを設定・記憶している。
EPG格納領域304は、TV部50から受信されたデジタルテレビ放送に含まれるEPGデータを記憶するための領域である。EPGデータとは、現在放送中又は放送する予定の番組に関する情報であり、チャンネル情報や、放送番組情報(開始時間、終了時間、番組タイトル、出演者、番組解説等)等が含まれている。EPGデータの詳細な内容及びデータ形式については、公知なものであるため省略する。
データ放送格納領域306は、デジタルテレビ放送に含まれるデータ放送のデータを記憶するための領域である。OFDM復調部50bから抽出・分離されたデータ放送用の信号を、CPU10が復調し、データ放送格納領域306に記憶する。
TVフラグ308は、CH/キーワードデータ302にチャンネル及びキーワードが記憶されているか否かを判定するためのフラグである。ここで、TVフラグが「0」の場合には、CH/キーワードデータ302にはチャンネル及びキーワードが設定されておらず、TVフラグが「1」の場合には、CH/キーワードデータ302にチャンネル及びキーワードが設定されていることを表している。
[1.3 CPU]
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送を行う中央演算装置である。具体的には、CPU10は、入力部70から入力される操作信号に応じてROM20に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、表示制御信号を適宜表示部60に出力して、処理結果を表示させる。
また、CPU10は、音楽再生スイッチ5dが押下されると、音楽を再生する処理を実行する。具体的には、CPU10は、音楽再生スイッチ5dが押下されると、RAM30に記憶されている音楽データを読み出し、イヤホンジャック90又は外部スピーカ98に出力する。
また、CPU10の回路構成としては、DSP(Digital Signal Processor)を内蔵するとしても良いし、ソフト的にDSPとして機能することとしてもよい。DSPとは、デジタル信号処理用プロセッサのことであり、音声信号等を符号化したり、デジタルデータを復号して音声データを抽出する。
さらに、CPU10は、本実施形態において、ROM20の携帯操作プログラム204に従った、携帯操作処理(図4〜8参照)を実行すると共に、報知音発生プログラム206に従った報知音発生処理(図9参照)及びEPG表示プログラム208に従ったEPG表示処理(図10及び図11参照)をサブルーチンとして実行する。さらに、携帯電話1を折り畳んだ際に折り畳みスイッチONプログラム210に従った折り畳みスイッチON処理(図12(a))を割込処理として実行し、携帯電話1を展開した際に折り畳みスイッチOFFプログラム212に従った折り畳みスイッチOFF処理(図12(b))を割込処理として実行する。
具体的には、CPU10は、携帯操作処理において、携帯電話1からの発信処理を実行すると共に、TV放送及びEPGデータを受信する処理を実行する。さらに、CPU10は、機能設定画面から「EPG」が選択されると、EPG表示処理を実行し、CH/キーワードデータ302にチャンネル及びキーワードを設定・記憶する。そして、音楽再生スイッチ5dが押下されると、CPU10は、音楽再生処理を実行する。そして、CH/キーワードデータ302に設定されたチャンネルに対応するデータ放送中に、CH/キーワードデータ302に設定されたキーワードが含まれていた場合には、CPU10は、音楽再生処理を停止し、報知音を発生する。
また、CPU10は、報知音発生処理において、キーワードを音声合成処理してバッファに記憶すると共に、ROMに記憶されている定型句と合わせて報知音として出力する。
また、CPU10は、EPG表示処理において、EPG画面を表示部60に表示する。そして、チャンネルとキーワードとをCH/キーワードデータ302に設定・記憶する。
また、CPU10は、携帯電話1が折り畳まれると、折り畳みスイッチON処理を割込実行して、イヤホンを使用しているか否かを判定する。そして、イヤホンを使用している場合は、CPU10は、映像復号部50cの動作を停止し、イヤホンを使用していない場合には、TV部50の動作を停止させる。そして、CPU10は、文字・映像等が表示されている表示部60を消灯させる。
また、CPU10は、携帯電話1が展開されると、折り畳みスイッチOFF処理を割込実行して、イヤホンを使用しているか否かを判定する。そして、イヤホンを使用している場合は、CPU10は、映像復号部50cの動作を開始し、イヤホンを使用していない場合には、TV部50の動作を停止させる。そして、CPU10は、表示部60を点灯して文字・映像などを表示させる。
[1.4 TV部]
TV部50は、地上波デジタルTV放送を受信するための回路ブロックである。TV部50は、チューナー部50aと、OFDM復調部50bと、映像復号部50cと、音声復号部50dと、TV用アンテナ55とを備えて構成されている。
チューナー部50aは、TV用アンテナ55と共に同調を図ることによって、ユーザにより指定されたチャンネルに対応する周波数の信号を受信し、OFDM復調部50bに出力する回路部である。簡単に動作を説明すると、まず、ユーザにより放送局が選局されると、チューナー部50aは、選局された放送局のチャンネルに対応する周波数に同調することでTV用アンテナ55によって当該チャンネルに対応する信号を受信する。そして、受信した信号(OFDM変調信号)を、OFDM復調部50bに出力する。
OFDM復調部50bは、チューナー部50aから出力されたOFDM変調信号を復調し、映像復号部50c及び音声復号部50d等に出力する回路部である。OFDM変調信号を復調する方法は公知であるが、簡単に説明すると、OFDM復調部50bは、チューナー部50aから入力されたOFDM変調信号をAD(Analog to Digital)変換してデジタル信号に変換する。そして、変換されたデジタル信号に対し、同期処理、FFT演算(Fast Fourier Transform)、誤り訂正処理を実行することによりTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)を抽出する。そして、抽出されたTSから映像信号、音声信号及びデータ信号を分離する。そして、分離された映像信号を映像復号部50cに、音声信号を音声復号部50dに、データ信号をCPU10に出力する。CPU10は、データ信号から復調されたデータ放送を、データ放送格納領域306に記憶する。
映像復号部50cは、入力された映像信号を復号し、表示部60に出力する。また、音声復号部50dは、入力された音声信号を復号し、イヤホンジャック90又は外部スピーカ98に出力する。ここで、映像信号又は音声信号はMPEG(Moving Picture Experts Group)等の何れかの公知技術で符号化されており、符号化された方式に対応する復号方式で復号する。
イヤホンジャック90は、音声復号部50dから出力された音声信号を、接続されたイヤホンに出力する。ここで、イヤホンジャック90は、接続検知部95に監視されている。接続検知部95は、イヤホンジャック90にイヤホンが接続されたことを検知すると、イヤホンが接続されたことをCPU10に出力する。
[1.5 電話部]
電話部は、本実施形態における携帯電話の送受信の機能を実現するための回路部であり、RFブロック40と、携帯用アンテナ45と、電話用スピーカ80と、電話用マイク85を中心に構成されている。
ここで、RFブロック40は、携帯電話の信号を送受信するための回路部である。CPU10は、携帯用アンテナ45で受信された携帯用信号を、RFブロック40で復調し、CPU10が音声信号を復号して、電話用スピーカ80に出力する。また、CPU10は、電話用マイク85から入力された音声信号を、CPU10が符号化して、RFブロック40において携帯用信号として変調し、携帯用アンテナ45から送信する。ここで、携帯用信号とは、携帯電話1が音声信号や、データ信号を送受信するために使用する無線信号であり、無線信号の変復調方式としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、GSM(Global System for Mobile communication )方式等の各種公知技術の何れを利用することとしてもよい。
[1.6 表示部、入力部及び折り畳みスイッチ]
表示部60は、CPU10から出力される表示信号に基づいて各種画面を表示したり、TV部50から出力されるTV映像を表示するものであり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。なお、この表示部60は、図1に示すディスプレイ3に相当する。
入力部70は、数値や文字等の入力や、機能選択などに必要なスイッチ(ボタン)を備えた入力装置であり、押下されたスイッチの信号をCPU10に出力する。この入力部70におけるスイッチの入力により、処理の実行などを指示する制御命令の入力手段が実現される。なお、この入力部70は、図1に示す入力スイッチ群5に相当するが、スイッチに限られる物ではなく、例えばタッチパネル等であっても実現可能である。
折り畳みスイッチ75は、携帯電話1が展開状態であるか、折り畳み状態であるかを検知するためのスイッチである。携帯電話1が、折り畳み状態となると、図1の突起部77が、折り畳みスイッチ75を押圧することにより、折り畳み状態であることを検知する。また、携帯電話1が、折り畳み状態から展開状態になると、図1の突起部77が、折り畳みスイッチ75から離隔されることにより、展開状態であることを検知する。
[2.動作例]
[2.1 携帯操作処理]
まず、携帯操作処理について説明する。図4〜7は、携帯操作処理に係る携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。この携帯操作処理は、CPU10が、ROM20に記憶された携帯操作プログラム204を実行することによって実現される処理である。
まず、携帯電話1の電源が投入されると、CPU10は、初期動作(イニシャライズ)を実行する(ステップS100)。ここで、初期動作とは、内部メモリの初期化、携帯電話基地局からの初期情報の送受信等をいう。
つぎに、CPU10は、表示部60に待受画面を表示する(ステップS102)。待受画面とは、ユーザからの入力を待機する画面であり、画像、時計、カレンダー等が表示される。
そして、CPU10は、オフフックスイッチ5fが押下されてONの状態になったか否かを判定する(ステップS104)。それから、CPU10は、電話番号が入力スイッチ群5から入力されると(ステップS106)、入力された番号に基づいて発信を行う(ステップS108)。そして、CPU10は、呼出し処理を実行し(ステップS110)、接続が完了したか否かを判定する(ステップS112)。
そして、CPU10は、接続が完了したと判定すると(ステップS112;Yes)、通話処理を実行する(ステップS114)。通話処理が実行されている間に、オンフックスイッチ5hが押下されると(ステップS116;Yes)、CPU10は、終話処理を実行し(ステップS118)、図5のステップS200に処理を移行する。
また、図4のステップS104において、オフフックスイッチ5fが押下されない場合も、CPU10は、同様に図5のステップS200に処理を移行する。
続いて、CPU10は、TVスイッチ5bがONされたことを検知すると(ステップS200;Yes)、TV部50の電源をONにする(ステップS202)。次に、CPU10は、TV部50から受信された映像信号を表示部60に表示する(ステップS204)。次に、イヤホンがイヤホンジャック90に接続されているとき(ステップS206;Yes)、CPU10は、TV部50から受信された音声信号を、イヤホンジャック90を介してイヤホンに出力する(ステップS208)。他方、イヤホンがイヤホンジャック90に接続されていないとき(ステップS206;No)、CPU10は、TV部50から受信された音声信号を、外部スピーカ98に出力する(ステップS210)。
次に、CPU10は、チャンネル変更操作が行われたか否かを判定する(ステップS212)。ここで、チャンネル変更操作が行われた場合には(ステップS212;Yes)、CPU10は、変更されたチャンネルを受信するように、チューナー部50aの受信周波数を変更する(ステップS214)。そして、TVスイッチ5bが再押下されることでOFFとされた場合には(ステップS216;Yes)、TV部50の電源をOFFにする(ステップS218)。また、TV部スイッチ5bが押下されない場合には(ステップS216;No)、CPU10は、ステップS220に処理を移行する(ステップS216)。
一方、チャンネル変更操作が行われなかった場合には(ステップS212;No)、EPGデータを受信したか否かを判定する(ステップS220)。ここで、EPGデータを受信した場合には(ステップS220;Yes)、CPU10は、EPGデータをEPG格納領域304に記憶する(ステップS222)。そして、CPU10は、ステップS204に処理を移行する。
続いて、機能設定スイッチ5aが押下された場合には(ステップS300;Yes)、CPU10は機能設定画面を表示し(ステップS302)、一つの項目にフォーカスを表示する(ステップS304)。また、機能設定スイッチ5aが押下されていない場合には(ステップS300;No)、CPU10は、ステップS400に処理を移行する。
フォーカスを表示した後に、カーソルスイッチ5cが押下されると(ステップS306;Yes)、CPU10は、フォーカスを移動する(ステップS308)。さらに、CPU10は、決定スイッチ5eが押下されているか否かを判定する(ステップS310;Yes)。ここで、決定スイッチ5eが押下されずに、クリアスイッチ5gが押下された場合には(ステップS310;No→ステップS312;Yes)、CPU10は、ステップS102に処理を移行する。また、クリアスイッチ5gも押下されなかった場合には(ステップS312;No)、CPU10は、ステップS306に処理を戻す。
続いて、CPU10は、決定スイッチ5eが押下されたと判定したときは(ステップS310;Yes)、フォーカス位置がEPGに有るか否かを判定する(ステップS314)。
ここで、フォーカス位置がEPGである場合には(ステップS314;Yes)、CPU10は、EPG表示処理を実行し(ステップS316)、ステップS302から処理を繰り返し実行する。また、フォーカスがその他の処理を指示する位置にある場合には(ステップS318;Yes)、フォーカス位置の処理を実行する(ステップS320)。そして、CPU10は、ステップS302からの処理を繰り返し実行する。
ここで、ステップS300において、機能設定スイッチ5aが押下されなかった場合には(ステップS300;No)、CPU10は、ステップS400に処理を移行する。
続いて、CPU10は、音楽再生スイッチ5dが押下されたか否かを判定する(ステップS400)。ここで、音楽再生スイッチ5dが押下されていない場合には(ステップS400;No)、CPU10はステップS102に処理を移行する。
一方、音楽再生スイッチ5dが押下された場合には(ステップS400;Yes)、CPU10は、音楽再生処理を実行する(ステップS402)。そして、CPU10は、接続検知部95による検知結果を判定する(ステップS404)。
ここで、接続検知部95の検知結果により、イヤホンが接続されているとCPU10が判定した場合(ステップS404;Yes)、音楽再生処理による再生音をイヤホンジャック90にのみ出力する(ステップS406)。また、CPU10は、イヤホンがイヤホンジャック90に接続されていないと判定した場合(ステップS404;No)、音楽再生処理による再生音を外部スピーカ98に出力する(ステップS408)。
次に、CPU10は、音楽再生スイッチ5dがOFFされたか否かを判定する(ステップS408)。ここで、音楽再生スイッチ5dがOFFされた場合には(ステップS408;Yes)、CPU10は、音楽再生処理を停止し(ステップS410)、ステップS102に処理を移行する。
他方、音楽再生スイッチ5dが、OFFされなかった場合には(ステップS408;No)、TVフラグの状態をRAM30のTVフラグ308から読み出て判定する(ステップS412)。ここで、TVフラグの値が「0」であれば、CPU10は、ステップS402から処理を繰り返し実行する。また、TVフラグの値が「0」以外であれば、CPU10は、ステップS500に処理を移行する。
続いて、CPU10は、受信されたデータ放送の中からCH/キーワードデータ302に記憶されているキーワードを検索する(ステップS500)。ここで、CPU10は、合致するキーワードが含まれていない場合には(ステップS502;No)、ステップS402に戻り処理を実行する。
そして、CPU10は、合致するキーワードが含まれていると判定した場合には(ステップS502;Yes)、音楽再生処理を停止する(ステップS504)。さらに、CPU10は、報知音発生処理を実行し(ステップS506)、受信された映像信号を表示部60に表示する(ステップS508)。
次に、接続検知部95の検知結果により、イヤホンが接続されているとCPU10が判定した場合(ステップS510;Yes)、TV部50から入力された音声信号を、イヤホンジャック90にのみ出力する(ステップS512)。また、CPU10は、イヤホンがイヤホンジャック90に接続されていないと判定した場合(ステップS510;No)、CPU10は、TV部50から入力された音声信号を、外部スピーカ98に出力する(ステップS514)。
次に、TVスイッチ5bをOFFにする操作がなされた場合には(ステップS516;Yes)、CPU10は、ステップS402に処理を移行する。他方、TVスイッチ5bをOFFにする操作がなされてなかった場合には(ステップS516;No)、CPU10は、ステップS506に処理を移行する。
[2.2 報知音発生処理]
次に、報知音発生処理について説明する。図9は、報知音発生処理に係る携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。この報知音発生処理は、CPU10が、ROM20に記憶された報知音発生プログラム206を実行することによって実現される処理であり、携帯操作処理のステップS506で実行される。
まず、CPU10は、CH/キーワードデータ302から読み出されたキーワード1文字ずつの単音の音声データをつなげることで、キーワード全体の合成音声データを生成しバッファに記憶する(ステップS600)。次に、CPU10は、音声データ202に記憶されている定型句の音声データを読み出す(ステップS602)。そして、読み出した定型句の音声データと、バッファに記憶された合成音声データに基づいて、CPU10は、音声出力を実行する(ステップS604)。
例えば、まずキーワード1文字ずつの単音の音声データをつなげることで合成音声データ「とっきょはなこ」を生成し、バッファに記憶する。続いて、音声データ202に記憶されている定型句の音声データ「きーわーどXXXがけんしゅつされました」を読み出す。そして、定型句の音声データ「XXX」の部分に、バッファに記憶されている合成音声データ「とっきょはなこ」を挿入し、「きーわーど、とっきょはなこ、がみつかりました」と音声出力を実行する。
なお、報知音発生処理における報知音としては、音声情報に基づいて出力することとして説明したが、これに限られる物ではなく、例えばブザー等の報知音としてもよい。また、音ではなく発光ランプなどによる光、バイブレーション機能などによる振動によって報知することとしても良いことは勿論である。
[2.3 EPG表示処理]
次に、EPG表示処理について説明する。図10及び図11は、EPG表示処理に係る携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。このEPG表示処理は、CPU10が、ROM20に記憶されたEPG表示プログラム208を実行することによって実現される処理であり、携帯操作処理のステップS316で実行される。
まず、CPU10は、EPGデータがEPG格納領域304に記憶されているか否かを判定する(ステップS700)。ここで、EPGデータが記憶されていない場合には(ステップS700;No)、CPU10は、表示部60に一定時間警告表示を行い(ステップS702)、EPG表示処理を終了する。
これに対し、EPGデータがEPG格納領域304に記憶されている場合には(ステップS700;Yes)、CPU10はEPGデータに基づいてEPG画面を表示する(ステップS704)。ここで、EPG画面とは、電子番組表が表示されている画面のことであり、例えば、電子番組表には番組の開始時間、終了時間、チャンネル、番組内容、出演者等の各種情報を表示している画面である。
次に、CPU10は、表示されている番組のうち、一つの番組にフォーカスを表示する(ステップS706)。そして、カーソルスイッチ5cが押下されると(ステップS708;Yes)、CPU10は、カーソルスイッチ5cに対応してフォーカス位置を移動する(ステップS710)。それから、CPU10は、決定スイッチ5eが押下されたか否かを判定する。
ここで、決定スイッチ5eが押下されなかった場合には(ステップS712;No)、CPU10は、クリアスイッチ5gが押下されたか否かを判定する(ステップS728)。クリアスイッチ5gが押下された場合には(ステップS728;Yes)、EPG表示処理を終了する。他方、クリアスイッチ5gが押下されなかった場合には(ステップS728;No)、TVフラグの値が「1」か否かを判定する(ステップS730)。ここで、TVフラグの値が「1」である場合に、CH/キーワードデータ302に記憶されているチャンネル及びキーワードをクリアする操作が為されたときは、CH/キーワードデータ302に記憶されているCH及びキーワードを消去し(ステップS734)、TVフラグの値に「0」を記憶する(ステップS736)。そして、CPU10は、ステップS708に処理を戻し、繰り返し実行する。また、ステップS730において、TVフラグの値が「1」で無いとき(ステップS732;No)又はCH/キーワードデータ302に記憶されているチャンネル及びキーワードを消去する操作が為されなかったとき(ステップS734;No)には、同様にステップS708から繰り返し実行する。
他方、ステップS712において、決定スイッチ5eが押下された場合には、フォーカス位置に対応する番組のチャンネルをCH/キーワードデータ302に記憶する(ステップS714)。次に、フォーカス位置にある番組情報内に、ユーザの所望するキーワードが含まれている場合には(ステップS716;Yes)、CPU10は、キーワード選択画面を表示し(ステップS718)、キーワードを選択させる(ステップS720)。そして、選択されたキーワードを、CH/キーワードデータ302に設定・記憶する(ステップS726)。これに対し、ユーザの所望するキーワードが含まれていない場合には(ステップS716;No)、CPU10は、キーワード入力画面を表示部60に表示し(ステップS722)、キーワードを入力させる(ステップS724)。そして、入力されたキーワードをCH/キーワードデータ302に記憶する(ステップS726)。
続いて、CPU10は、決定スイッチ5eが押下された場合には(ステップS750;Yes)、CH/キーワード情報に記憶されているチャンネルでTV部50の電源をONにし(ステップS752)、TVフラグの値に「1」を記憶する(ステップS754)。
これに対し、決定スイッチ5eが押下されずに(ステップS750;No)、クリアスイッチ5gが押下された場合には(ステップS756;Yes)、CPU10は、CH/キーワード情報に記憶されているチャンネル及びキーワードを消去する(ステップS758)。そして、CPU10は、ステップS704に処理を移行する。
[2.4 折り畳みスイッチON処理]
次に、折り畳みスイッチON処理について説明する。図12(a)は、折り畳みスイッチON処理に係る携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。この折り畳みスイッチON処理は、CPU10が、ROM20に記憶された折り畳みスイッチONプログラム210を実行することによって実現される処理であるが、携帯電話1が折り畳まれると、突起部77により折り畳みスイッチ75が押圧され、割込処理として実行されるものである。
まず、CPU10は、TV部50の電源がONの状態である場合には(ステップS800;Yes)、イヤホンが接続されているか否かを判定する(ステップS802)。ここで、イヤホンが接続されていないと判定した場合(ステップS802;Yes)、TV部50における映像復号部50cの電源をOFFにして、映像復号部50cの動作を停止する。また、イヤホンが接続されていると判定した場合(ステップS802;No)、TV部50の電源をOFFにして、動作を停止する(ステップS806)。
そして、CPU10は、表示部60を消灯し(ステップS808)、折り畳みスイッチON処理を終了する。
[2.5 折り畳みスイッチOFF処理]
次に、折り畳みスイッチOFF処理について説明する。図12(b)は、折り畳みスイッチOFF処理に係る携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。この折り畳みスイッチOFF処理は、CPU10が、ROM20に記憶された折り畳みスイッチOFFプログラム212を実行することによって実現される処理であるが、携帯電話1が展開されることにより、突起部77が折り畳みスイッチ75から離隔されることにより、割込処理として実行されるものである。
まず、CPU10は、TV部50の電源がONの状態である場合には(ステップS850;Yes)、イヤホンが接続されているか否かを判定する(ステップS802)。ここで、イヤホンが接続されていないと判定した場合(ステップS852;Yes)、TV部50における映像復号部50cの電源をONにして、映像復号部50cの動作を開始させる(ステップS854)。また、イヤホンが接続されていると判定した場合(ステップS852;No)、TV部50の電源をOFFにし、停止させる(ステップS856)。
そして、CPU10は、表示部60を点灯し(ステップS858)、折り畳みスイッチOFF処理を終了する。
[3.画面例]
次に、図13を用いて携帯電話1の動作について説明する。図13(a)は、機能設定画面が表示された表示画面W100の一例を示した図である。図6のステップS302において、機能設定スイッチ5aが押下されたときに、表示部60に表示される画面である。フォーカスE100により、項目「EPG」が選択されている。
図13(b)は、「EPG」が選択され、図10のステップS704においてEPG画面が表示されたときの表示画面W100の一例を示した図である。ここで、文字列「特許花子」がキーワードとして、選択されたことを示す反転表示M100が施されている。この場合、CH/キーワードデータ302には、チャンネルとして「1ch」が、キーワードとして「特許花子」が記憶される。
図13(c)及び(d)は、実際の動作状態の一例を示す図である。(c)は、図7のステップS402における音楽再生処理が実行されて、イヤホンから音楽が再生されている状態を示した図である。(d)は、キーワード「特許花子」が検知された場合における携帯電話1の動作状態を示した図である。図8のステップS506における報知音発生処理において、「キーワード特許花子が検出されました」と合成音声が出力される。また、ステップS508において、受信された映像信号が、ディスプレイ3に表示されている。
このように、本実施の形態によれば、テレビ機能以外の、他の機能を実行中であっても、設定されたキーワードをデータ放送に含むデジタルテレビ放送を受信すると、キーワードを合成音声にて出力することにより報知することができる。
[4.変形例]
上述した実施の形態では、デジタルTV機能を内蔵した携帯電話を適用例として説明したが、本発明の電子機器は、携帯電話に限定されるものではなく、例えば、デジタルテレビ機能を内蔵したパソコン、カーナビゲーション、PDA(Personal Digital Assistant)等の電子機器全般に適用可能である。
また、本実施形態において、音楽再生処理を実行中に、キーワードを含むデータ放送が受信された場合の処理について説明したが、音楽再生処理に限定される訳ではなく、例えばメール作成処理や、カメラ機能を実行中に報知を行うこととしても良いことは勿論である。
具体例として、図14を用いて、待ち受け処理(画面)中にキーワードを含むデータ放送を受信した場合について説明する。図7のステップS400において音楽再生スイッチ5dがONされなかった場合に、CPU10は、TVフラグとして「1」が記憶されているか否かを判定する(ステップS900)。ここで、TVフラグが「1」の場合は(ステップS900;Yes)、受信されたデータ放送の中に、記憶されているキーワードが含まれているか否かを検索する(ステップS902)。そして、合致するキーワードが含まれている場合には(ステップS904;Yes)、報知音発生処理を実行し(ステップS906)、ステップS102に処理を移行する。このような処理を実行することにより、待ち受け状態であっても、キーワードを含むデータ放送が受信されると、報知音を発生することが可能となる。
デジタルテレビ機能を内蔵した携帯電話の概観図。 携帯電話の構成図。 CH/キーワード情報の一例を示した図。 携帯操作処理の動作フローを示した図。 携帯操作処理の動作フローを示した図。 携帯操作処理の動作フローを示した図。 携帯操作処理の動作フローを示した図。 携帯操作処理の動作フローを示した図。 報知音発生処理の動作フローを示した図。 EPG表示処理の動作フローを示した図。 EPG表示処理の動作フローを示した図。 (a)折り畳みスイッチON処理、(b)折り畳みスイッチOFF処理の動作フローを示した図。 実施形態の動作を示した図。 実施形態の変形例の動作フローを示した図。
符号の説明
1 携帯電話
3 ディスプレイ
5 スイッチ群
5a 機能設定スイッチ
5b TVスイッチ
5c カーソルスイッチ
5d 音楽再生スイッチ
5e 決定スイッチ
5f オフフックスイッチ
5g クリアスイッチ
5h オンフックスイッチ
10 CPU
20 ROM
202 音声データ
204 携帯操作プログラム
206 報知音発生プログラム
208 EPG表示プログラム
210 折り畳みスイッチONプログラム
212 折り畳みスイッチOFFプログラム
30 RAM
302 CH/キーワードデータ
304 EPG格納領域
306 データ放送格納領域
308 TVフラグ
40 RFブロック
45 携帯用アンテナ
50 TV部
50a チューナー部
50b OFDM復調部
50c 映像復号部
50d 音声復号部
55 TV用アンテナ
60 表示部
70 入力部
75 折り畳みスイッチ
77 突起部
80 電話用スピーカ
85 電話用マイク
90 イヤホンジャック
95 接続検知部
98 外部スピーカ

Claims (5)

  1. デジタルテレビ放送を受信可能な電子機器において、
    キーワードを設定する設定手段と、
    前記デジタルテレビ放送に含まれるデータ放送のデータに、前記設定手段により設定されたキーワードが含まれているか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段により含まれると判定された場合に所定の報知を行う制御をする報知制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 受信した前記デジタルテレビ放送に含まれる番組情報を表示する制御を行う番組情報表示制御手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記表示制御された番組情報に含まれる文字列を選択することでキーワードを設定する選択設定手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 音楽データを再生して出力する音楽出力手段を更に備え、
    前記報知制御手段は、前記判定手段により含まれていると判定された場合、前記音楽出力手段の出力を停止させて、前記所定の報知を行う制御をする手段である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記報知制御手段は、前記所定の報知として前記デジタルテレビ放送の音声を出力する音声出力手段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. デジタルテレビ放送を受信可能なコンピュータに、
    キーワードを設定する設定機能と、
    前記デジタルテレビ放送に含まれるデータ放送のデータに、前記設定機能により設定されたキーワードが含まれているか否かを判定する判定機能と、
    この判定機能により含まれると判定された場合に所定の報知を行う制御をする報知制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
JP2003413393A 2003-12-11 2003-12-11 電子機器及びプログラム Pending JP2005175921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003413393A JP2005175921A (ja) 2003-12-11 2003-12-11 電子機器及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003413393A JP2005175921A (ja) 2003-12-11 2003-12-11 電子機器及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005175921A true JP2005175921A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34733542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003413393A Pending JP2005175921A (ja) 2003-12-11 2003-12-11 電子機器及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005175921A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006005935A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Samsung Electronics Co Ltd デジタル放送プログラム情報を案内するデジタル放送受信用端末及びその方法
JP2007096650A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Kyocera Corp デジタル放送受信装置とその画面表示方法
JP2010517433A (ja) * 2007-01-26 2010-05-20 ウィ‐ラン、インコーポレーテッド 複数ネットワーク・アクセスのシステムおよび方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006005935A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Samsung Electronics Co Ltd デジタル放送プログラム情報を案内するデジタル放送受信用端末及びその方法
JP2007096650A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Kyocera Corp デジタル放送受信装置とその画面表示方法
JP4571051B2 (ja) * 2005-09-28 2010-10-27 京セラ株式会社 デジタル放送受信装置とその画面表示方法
JP2010517433A (ja) * 2007-01-26 2010-05-20 ウィ‐ラン、インコーポレーテッド 複数ネットワーク・アクセスのシステムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101800889B1 (ko) 음악 재생 장치 및 방법
JP4818060B2 (ja) 携帯通信端末
JP2009111777A (ja) デジタル放送受信装置
JP2010136138A (ja) 情報提供システム
JP2005252375A (ja) 携帯用動画再生装置
KR101877391B1 (ko) 미디어 카드, 미디어 장치, 컨텐츠 서버 및 그 동작방법
JP2006197183A (ja) テレビジョン放送受信装置及びテレビジョン放送受信方法
KR100846284B1 (ko) 휴대용 단말기의 방송 정보 공유 방법
JP2005175921A (ja) 電子機器及びプログラム
JP2005064592A (ja) 携帯通信端末
KR100751859B1 (ko) 디지털 방송 휴대 단말기에서 멀티태스킹 장치 및 방법
JP4838548B2 (ja) 携帯端末
JP4458022B2 (ja) 表示制御端末、表示制御方法、及び、表示制御プログラム
JP4359246B2 (ja) 出力方法およびそれを利用した通信装置
JP4435206B2 (ja) 移動無線端末装置
JP4774115B2 (ja) 移動無線端末装置
JP4561090B2 (ja) 携帯電話及びプログラム
JP2007194909A (ja) 録画装置、録画方法、及び、プログラム
US20120151410A1 (en) Apparatus and method for executing menu in portable terminal
JP5354667B2 (ja) 放送受信記録装置、及び、プログラム
JP2005340880A (ja) 端末装置および端末処理プログラム
JP2012147156A (ja) 放送受信装置、放送送信装置、放送システムおよび放送方法
JP2002158889A (ja) リモコン付きテレビジョン受信機
JP4774471B2 (ja) 携帯通信端末の予約録画方法
JP2009296379A (ja) コンテンツ再生システム、コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法