JP4571051B2 - デジタル放送受信装置とその画面表示方法 - Google Patents

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Description

本発明はデジタル放送受信装置とその画面表示方法に係り、特に、デジタル放送におけるデータ放送の表示に関するものである。
近年、携帯電話機に代表される携帯端末は著しい技術革新を遂げており、例えばインターネットを介したデータ通信や、ゲーム、音楽プレーヤ、カメラなど、様々な機能の搭載が可能になっている。最近では、テレビ放送の受信チューナを内蔵した携帯電話機が登場しており、注目を集めている(特許文献1参照)。
一方、テレビ放送は、従来のアナログ方式からデジタル方式への移行が予定されていることから、携帯電話機においても、デジタル放送の受信チューナを搭載した機器の開発が現在盛んに進められている。
また、視聴者が気になるものや見たいものなどを単語や映像、及び、音声の形で入力し、検索キーを押すことにより受信中の全チャンネルの放送内容、あるいは、通信回線上の情報を解析し検索して表示できるものがある(特許文献2参照)。
特開2002−9920号公報 特開2002−135673号公報
デジタル放送の放送波は、テレビジョンの映像信号や音声信号に加えて、データ放送の信号を伝送することが可能である。データ放送は、デジタル放送の番組に関連した各種の情報を文字や画像などによって視聴者に提供するものである。データ放送では、例えば、野球中継の番組を視聴している途中で、選手の成績などの情報を視聴者の操作により表示することが可能である。
ところで、データ放送を構成する画面は階層化されており、画面に表示されているリンクを選択して次の画面に遷移する。そのため、リンクが多数ある場合、視聴者がデータ放送の全ての内容を確認するのに時間がかかる。
更に、データ放送にはスタートアップ文書に指定されたBML(broadcast markup language)文書を最初に表示しなければならないので、見たい場所が分かっている場合、すぐにそのページに遷移できないので不便である。
また、データ放送の更新通知を受けて視聴者がデータ放送を表示しても視聴者にとって必要な情報とは限らない。更に、更新通知の頻度が多いと視聴者は番組に集中できない。更新通知を表示しない設定にすると、視聴者にとって必要な情報を見逃してしまうことがある。
ところで、携帯電話機のような小型の装置では、ディスプレイの画面サイズをあまり大きくすることができないため、例えば、テレビジョン放送とデータ放送の表示を同時に行うと互いの表示領域が狭くなり、映像が見づらくなるという不都合が生じる。
目的とする方の表示領域を広くするために一方のみの表示にしたり、一方の表示を小さくしたりしてしまうと、テレビジョン放送の番組に連動して各種の情報を提供するというデータ放送の優れた特質が損なわれてしまう。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ディスプレイ画面が小さい場合でも、データ放送を快適に視聴できるデジタル放送受信装置とその画面表示方法を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る放送受信装置は、キーワードを登録する登録手段と、デジタル放送を受信する受信手段と、該受信手段が受信するデジタル放送により行われるデータ放送に前記登録手段に登録されているキーワードが含まれているかを検索し、当該データ放送に前記キーワードが含まれている場合、デジタル放送の映像を画面に表示すると共に、前記キーワードが含まれているデータ放送のページを画面に表示するように制御する制御手段とを備え、前記キーワードが含まれているデータ放送のページを画面に表示する場合、前記制御手段は、前記データ放送の冒頭のページからキーワードを含むページへ遷移する際に参照される経路を解析し、該経路に沿って冒頭のページからキーワードのページへ順に遷移した場合に得られるキーワードのページの画面を表示する
本発明の第2の観点に係る画面表示方法は、受信したデジタル放送により行われるデータ放送に予め登録したキーワードが含まれているかを検索し、当該データ放送に前記キーワードが含まれている場合、デジタル放送の映像を画面に表示すると共に、前記キーワードが含まれているデータ放送のページを画面に表示する場合、前記データ放送の冒頭のページからキーワードを含むページへ遷移する際に参照される経路を解析し、該経路に沿って冒頭のページからキーワードのページへ順に遷移した場合に得られるキーワードのページの画面を表示する

本発明によれば、デジタル放送により行われるデータ放送を快適に閲覧することができる。
以下、本発明の2つの実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成の一例を示す図であり、電話機能とデジタル放送受信機能とを搭載した無線通信端末に本発明を適用した場合の一例を示す。
図1に示すデジタル放送受信装置について説明する前に、まず本実施形態におけるデジタル放送により行われるデータ放送の概要について説明する。
本実施形態においてデータ放送により提供されるデータには、データ放送の画面表示に関連する情報が記述されたBML(broadcast markup language)文書と、このBML文書によって参照される文字や画像(静止画、動画)のデータが含まれる。
BMLは、XML(extensible markup language)と称される文書記述言語をデジタル放送向けに拡張したコンテンツ記述言語である。本実施形態において述べるBML文書は、このBMLによって記述された文書である。
データ放送では、カルーセル伝送方式により一定の周期で同一内容のデータを伝送する。
データ放送のカルーセルには、DII(download information indication)と称される情報と、モジュールと称されるデータの本体が含まれる。
DIIは、カルーセルの中身に関する情報を記したものであり、例えばカルーセルのバージョンやデータ本体に関する情報が記述されている。
モジュールはDDB(download data block)と呼ばれる固定長のブロックに分割して格納されており、このブロック単位でデータが伝送される。モジュールには、BML文書やBML文書によって参照される文字、画像などのデータが含まれる。通常のデータ放送では、内容の異なる複数のカルーセルが一緒に提供され、それぞれが1つのES(elementary stream)に対応付けられている。
以上のことは、ARIB(association of radio industries and businesses)の標準規格である‘ARIB STD−B24’およびARIBの技術資料‘ARIB−TR B14’に記載されている。
データ放送の受信と再生を行う場合は、まず複数存在するカルーセルの中から1つのカルーセルを選択して受信する。そして、受信したカルーセルの中に含まれるモジュール中の特定のBML文書を解析し、解析結果に従って文字や図形、記号、画像などを組み合わせてデータ放送の画面を構成する。
データ放送のコンテンツは、通常、階層化された複数のページによって構成されており、その冒頭のページの内容はスタートアップ文書と呼ばれる特定のBML文書に記述される。データ放送の表示は、一般にスタートアップ文書から始まる。
データ放送の方式には、放送中の番組と連動して情報を提供し、その番組が放送されている間だけ視聴することができるリアルタイム方式と、受信装置内にデータを保存して何時でも視聴することができる蓄積方式の2つがある。
以上、本実施形態におけるデータ放送の概要について説明した。
本実施形態に係るデジタル放送受信装置は、例えば図1に示すように、デジタル放送受信用のアンテナ101と、チューナ部102と、復調部103と、音声デコーダ部104と、映像デコーダ部105と、データ放送デコーダ部106と、画面生成部108と、音声出力部107と、表示部109と、発光部110と、振動部111と、携帯電話用のアンテナ112と、電話部113と、メモリ114と、システム制御部116とを有する。
チューナ部102および復調部103を含むユニットは、本発明の受信手段の一実施形態である。
表示部109は、本発明の表示手段の一実施形態である。
チューナ部102は、アンテナ101で受信した電波に含まれる信号成分のうち、システム制御部116からの放送チャンネルの指定命令に応じて選択した所定周波数の信号成分に同調し、デジタル放送の受信信号を生成する。そして、この受信信号に増幅、検波、周波数変換等の信号処理を行い、デジタル信号に変換して出力する。
復調部103は、チューナ部102から出力される受信信号に所定の復調処理を行い、MPEGのトランスポート・ストリームを生成する。そして、トランスポート・ストリーム内のパケットIDに従って、音声パケット、映像パケット、データ放送パケットをそれぞれ分離して出力する。
音声デコーダ部104は、復調部103において分離された音声パケットを入力し、所定の復号化処理を行う。
音声出力部107は、例えばスピーカを有しており、音声デコーダ部104において復号化された音声データに基づいて音声を生成し出力する。
映像デコーダ部105は、復調部103において分離された映像パケットを入力し、所定の復号化処理を行う。
画面生成部108は、映像デコーダ部105において復号化されたテレビジョン放送の映像データと、データ放送デコーダ部106において復号化されたデータ放送のデータとをシステム制御部116の制御に従って合成し、表示部109の画面に表示するデータを生成する。
表示部109は、例えば液晶ディスプレイ装置や有機ELディスプレイ装置などの表示装置を有しており、画面生成部108から供給されるデータに応じた画面を表示する。
データ放送デコーダ部106は、復調部103において分離されたデータ放送パケットを入力し、所定の復号化処理を行う。
図2は、データ放送デコーダ部106の構成の一例を示す図である。
データ放送デコーダ部106は、例えば図2に示すように、BML制御部201と、BMLパース部202と、スクリプト処理部203とを有する。
BMLパース部202は、復調部103において分離されたデータ放送パケットからBML文書を取得して解析し、解析結果をDOM(document object model)オブジェクト205として出力する。DOMオブジェクト205は内部データであり、解析したBML文書の構造や要素データに関する情報を含む。
また、BMLパース部202は、BML文書に含まれるECMAscript等の所定の言語で記述されたスクリプトを抽出し、スクリプト処理部203に出力する。
スクリプト処理部203は、BMLパース部202から出力されるスクリプトを解析し、実行可能なスクリプト・オブジェクト206を生成する。スクリプト・オブジェクト206は内部データであり、画面表示に係わるBML文書の動的な変更などに関する命令を含む。
BML制御部201は、システム制御部116から送られてくるキーイベントに基づいて、フォーカス移動や画面遷移などの処理を行う。
BML描画部204は、BMLパース部202から出力されるDOMオブジェクト205に基づいて、表示部109の画面に表示するデータを作成する。
図1に戻る。
電話部113は、無線通信機としての機能を司るユニットであり、例えばアンテナ112を通じて無線通信機網の基地局と無線通信を行うための通信回路や、音声通話用のマイクロフォンとイヤースピーカ、音声通話の所定のプロトコルに従って通話処理を実行するためのプロセッサなどを含む。
メモリ114は、システム制御部116の処理に利用される一時的なデータや、定数データなどを記憶する。
例えばメモリ114は、視聴者の関心度の高いキーワードを保存したキーワード保存部115を有する。このキーワード保存部115には、例えば、不図示のキー入力部において視聴者が所定の登録操作を行うことにより、視聴者の所望するキーワードが格納される。
発光部110は、例えば発光ダイオード等の発光素子を有しており、システム制御部116の制御に応じてその発光状態を変化させて、視聴者に対する各種の通知を行う。
振動部111は、例えば振動モータなどを有しており、システム制御部116の制御に応じて振動することにより、視聴者に対する各種の通知を行う。
システム制御部116は、デジタル放送受信装置の全体的な動作を制御する。すなわち、チューナ部102におけるチューニング動作、復調部103における復調動作、各デコーダ部(104,105,106)における復号化動作、音声出力部107における音声の出力動作、画面生成部108における画面表示用のデータ生成動作、表示部109における表示動作、発光部110における発光動作、振動部111における振動動作、電話部113における通話動作などが所定の手順に従って適切に実行されるように、これらのユニットの統括的な制御を行う。
システム制御部116は、データ放送の画面表示に関連する処理ユニットとして、表示制御部117と、キーワード検索部118とを有する。
キーワード検索部118は、復調部103で復調されたデータ放送の信号に含まれる一連のBML文書の中から、メモリ114のキーワード保存部115に登録されたキーワードを含む文書を検索する。
表示制御部117は、キーワード検索部118によってキーワードを含むBML文書が検索されると、当該BML文書に基づいて生成されるデータ放送の画面を、復調部103および映像デコーダ部105を介して出力される映像信号により生成されるテレビジョン放送の画面に重ね合わせて表示部109に表示する。すなわち、表示制御部117は、キーワードを含むデータ放送の画面とテレビジョン放送の画面とを合成した画面が表示部109に表示されるように、映像デコーダ部105、データ放送デコーダ部106、および画面生成部108を制御する。
ここで、上述した構成を有する図1に示すデジタル放送受信装置におけるデータ放送の受信と表示の動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
システム制御部116は、チューナ部102および復調部103を制御してデジタル放送の受信を行い、デジタル放送の映像パケット、音声パケット、データ放送パケットを受信信号から分離して、それぞれ対応するデコード部(104,105,106)に出力する(ステップS10)。
データ放送のカルーセルがパケットとして復調部103から出力されると、データ放送デコーダ部106は、カルーセルのDDBに含まれているBML文書や画像データなどのデータを抽出し、これをメモリ114に格納する。
デジタル放送の受信が始まると、キーワード検索部118はメモリ114を監視し、データ放送デコーダ部106によって抽出されたBML文書がメモリ114に格納されているか確認する(ステップS11)。
メモリ114にBML文書が格納された場合、キーワード検索部118は、メモリ114のキーワード保存部115にキーワードが登録されているか確認する(ステップS12)。
キーワード保存部115にキーワードが登録されていない場合、表示制御部117は、例えばユーザからデータ放送の表示操作があるとメモリ114に格納されているBML文書のうちのスタートアップ文書の画面をテレビジョン放送の画面に重ねて表示部109に表示する(ステップS19)。
他方、キーワード保存部115にキーワードが登録されている場合、キーワード検索部118は、そのキーワードをキーワード保存部115から取得し(ステップS13)、メモリ114に格納されたBML文書の中からキーワードに一致する文字列を検索する(ステップS14)。このキーワード検索は例えばバックグラウンドで実行され、検索中であることが視聴者に通知されない。
キーワード検索部118は、1つのBML文書について検索を終えると、その検索結果をメモリ114に保存する(ステップS15)。例えば、BML文書中にキーワードが見つかった場合には、その文書名や文書中におけるキーワードの位置などの情報を格納する。
次いで、キーワード検索部118は、メモリ114に未だ検索していないBML文書が残っているかを確認する(ステップS16)。検索していないBML文書が残っている場合、キーワード検索部118は、全てのBML文書の検索を終えるまでステップS14〜S16の処理を繰り返す。
キーワード検索部118において全てのBML文書の検索が終了すると、表示制御部117は、ステップS15においてメモリ114に保存された検索結果を確認する(ステップS17)。
キーワードと一致する文字列を含んだBML文書が見つかった場合、表示制御部117は、このBML文書の画面をテレビジョン放送の画面とともに表示部109に表示する(ステップS18)。
他方、キーワードと一致する文字列を含んだBML文書が見つからない場合、表示制御部117は、例えばユーザからデータ放送の表示操作があるとメモリ114に格納されているBML文書の中からスタートアップ文書を選択し、その画面をテレビジョン放送の画面と共に表示部109に表示する(ステップS19)。
ステップS18において表示するページが、スタートアップ文書によって生成されるデータ放送の冒頭のページでない場合、表示制御部117は、表示中のページが冒頭のページでないことを視聴者に分かり易く表示する。また、表示中のページから冒頭のページへ簡単に遷移できるような表示を行う。例えば、データ放送の表示領域に、冒頭のページへ遷移するためのリンクを表示する。
次に、表示部109における画面表示の具体例について、図4〜図7を参照して説明する。
図4は、3つのBML文書‘a.bml’,‘b.cml’,‘c.bml’に基づいて生成されるデータ放送の画面301,302,303の例を図解した図である。
BML文書‘a.bml’はスタートアップ文書であり、データ放送の冒頭のページに対応する。データ放送のコンテンツは、スタートアップ文書に基づいて生成される冒頭のページから、その他のBML文書に基づいて生成されるページへ遷移する構造になっている。
BML文書‘b.bml’は、スタートアップ文書のページに表示される「スポーツ」の項目を選択することによって遷移するページに対応する。
BML文書‘c.bml’は、BML文書‘b.bml’のページに表示される「プロ野球」の項目を選択することによって遷移するページに対応する。
図5は、キーワード検索部118の検索によってキーワードを含むBML文書が見つかった場合における表示部109の画面の一例を示す図である。
例えば、登録されたキーワードが「大リーグ」であり、これに一致する文字列がBML文書‘c.bml’の中に見つかったものとする。この場合、例えば図5に示すように、テレビジョン放送の映像表示領域の下にBML文書‘c.bml’の画面(データ放送用の画面)が表示される。そして、キーワードの「大リーグ」がある部分を視聴者に分かり易くするため、BML文書‘c.bml’の画面が予めスクロールされる。
キーワードの部分を視聴者に分かり易くするため、表示制御部117は例えば図6のような表示を行っても良い。
図6の例では、表示制御部117は、BML文書‘c.bml’中において「大リーグ」を含む文601を、データ放送の画面を表示することなしにテレビジョン放送の映像に重ね合わせて表示する。例えば図6に示すように、テレビジョンの映像表示領域の下部など、テレビジョンの視聴の邪魔にならない位置に文601を表示する。
キーワードの表示は、図6の例に示すように文の単位で表示しても良いし、複数の文を含む段落の単位で表示しても良い。また、キーワードを含んだ文や段落は、その全体を表示しても良いし、表示する文字数に制限を設ける場合には、キーワードを含む文の一部や段落の一部を表示しても良い。
図7は、キーワードと一致する文字列を含んだBML文書が見つからない場合における表示部109の画面の一例を示す図である。この場合は、スタートアップ文書‘a.bml’に対応するデータ放送の冒頭のページがテレビジョン放送の画面の下に表示されている。
なお、キーワードと一致する文字列を含んだBML文書が見つからない場合、表示制御部117は、例えばユーザからデータ放送の表示操作がなければスタートアップ文書を含めた一切のBML文書を表示しないようにする動作モードを設けても良い。これにより、データ放送を受信したり、更新したりした場合でもキーワードを含まないデータ放送の画面が一切表示されなくなり、テレビジョンの視聴の妨げにならなくなる。
以上説明したように、本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、受信されたデータ放送の信号に含まれる一連のBML文書の中から所定のキーワードを含んだ文書が検索される。この検索の結果、キーワードを含んだ文書が見つかると、当該文書に基づいて生成されるデータ放送の内容がデジタル放送の映像とともに表示される。
これにより、データ放送によって送られてくる一連のBML文書のうち、特定のキーワードを含んだBML文書の画面が自動的に選択されて表示されるため、例えばデータ放送の画面を非表示にしてテレビジョン放送のみを視聴する場合でも、視聴者がデータ放送の有益な情報を見逃してしまう不利益を低減できる。
データ放送のコンテンツは、階層化された複数のページによって構成されており、各ページに表示されるリンクを選択することによって別のページに遷移する構造になっている。そのため、常にデータ放送の冒頭のページから表示を始める方式では、リンクが多数ある場合やページ数が多い場合に、視聴者が目的の情報を得るためには何度もリンクを選択してページを遷移しなくてはならず、操作が非常に面倒である。
本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、検索によって特定のキーワードを含んだBML文書が見つかると、そのBML文書の画面が最初に表示されるため、視聴者は面倒な操作を行うことなく関心の高いページを直ちに視聴することができる。
また、データ放送のコンテンツが更新される度にその旨を視聴者に通知してデータ放送の表示を促す方式では、更新されたコンテンツに視聴者の必要な情報が含まれているか否かを予め知る手立てがないため、通知の度にデータ放送の画面を表示させても無駄なことが多い。そのため、通知を無視してデータ放送の画面を全く表示させないでいると、データ放送の有益な情報を見逃してしまい、その利便性が損なわれるという不利益が生じる。他方、更新の通知の度にデータ放送の画面を表示させていたのでは、デジタル放送の番組に快く集中できなくなるという不利益が生じる。
本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、登録されたキーワードを含んだBML文書が見つかると、当該BML文書中においてキーワードを含むページもしくは段落の少なくとも一部が表示部109に表示される。これにより、視聴者はデータ放送の画面を表示操作することなくコンテンツの重要な部分を確認することが可能になる。更に、データ放送の画面を表示させずにキーワードや、キーワードを含んだ文や段落を簡易的に表示する方式にすれば、コンテンツの内容を把握し易くなり、データ放送の画面を表示させるか否かを的確に判断することが可能になる。例えば、予め想定していた文脈とは異なる文脈の中で用いられる文字列とキーワードとが偶然一致した場合なども、キーワードを含んだ文や段落を読むことによって容易に判別することができる。
ところで、BML文書においては、表示対象の文字列を所定の要素で囲むことにより、画面上における文字列の表示態様が指定される。例えば、‘title’という要素で
<title> AAAA </title> ;
という具合に文字列‘AAAA’を囲むことにより、文字列‘AAAA’がページのタイトルとして表示される。複数の要素によって文字列が囲まれる場合は、各要素の指定の組合せに応じて文字列の表示態様が決まる。
そこで、本実施形態に係るデジタル放送受信装置では、検索によって見つかったキーワードに対する上述のような表示態様の記述に応じて、データ放送の画面表示を変化させることも可能である。
すなわち、上述した表示制御部117は、キーワードを含むBML文書中における当該キーワードの表示態様に関する記述に応じて、表示部109におけるデータ放送の画面表示を変化させても良い。
例えば、表示制御部117は、表示態様を指定する上述の要素に対して、それぞれ所定の重み付けを与える。文書のタイトル,見出しを示す要素や、大きなフォント・サイズを指定する要素、目立つ色を指定する要素など、画面上における表示の強調の度合いが高い要素に対して、例えば大きな重みを設定する。そして、表示制御部117は、キーワード検索部118においてキーワードを含んだBML文書が見つかると、このキーワードを囲んでいる要素を抽出し、その重みの合計を算出する。算出した重みの合計値は、画面上におけるキーワードの強調の度合いを数値化したものであり、データ放送のコンテンツにおけるキーワードの重要度を表す。
表示制御部117は、例えばこの重みの合計値に応じて、表示部109におけるデータ放送の表示態様を変化させる。
例えば、表示制御部117は、重みの合計値が所定のしきい値を超える場合、キーワードを含むBML文書に基づいて生成されるデータ放送の画面を、テレビジョン放送の画面とともに表示部109に表示する(例えば図5)。この場合、表示部109の表示領域には、キーワードを含んだデータ放送の画面が表示されるため、テレビジョン放送が相対的に小さい画面で表示される。
一方、この合計値が所定のしきい値を超えない場合、表示制御部117は、データ放送の画面表示を行わず、その代わりに、受信した一連のBML文書の中にキーワードを含む文書が見つかったことを示す所定の通知を表示部109に表示する。例えば、画面上の所定のピクト領域に、キーワードを含む文書が見つかったことを示す所定のアイコンを表示する。この場合、表示部109の表示領域にはデータ放送の画面が表示されないため、テレビジョン放送は相対的に大きな画面で表示される。
このように、重みの合計値が大きい(すなわち画面上におけるキーワードの強調の度合いが高い)場合にキーワードを含んだデータ放送の画面を表示部109に表示するため、視聴者の関心の高いコンテンツのページを的確に選択して表示部109に表示させることが可能になる。また、キーワードを含んでいるものの表示態様の記述から重要度が低いと推定されるBML文書については、その表示を行う代わりにアイコン等を使って当該BML文書の存在を視聴者に通知するため、視聴者にとって重要度が低いコンテンツの表示が抑制され、テレビジョンをより快適に視聴することが可能になる。
また、表示制御部117は、キーワードを含む文書に基づいて生成されるデータ放送の画面を表示部109に表示するか(例えば図5)、または、当該文書中においてキーワードを含む文もしくは段落の少なくとも一部を表示部109に表示するか(例えば図6)の選択を、BML文書中におけるキーワードの表示態様の記述に応じて行っても良い。
例えば、表示制御部117は、上述した重みの合計値が所定のしきい値を超える場合、キーワードを含むBML文書に基づいて生成されるデータ放送の画面を表示部109に表示し(図5)、重みの合計値が所定のしきい値を超えない場合は、キーワードを含む文もしくは段落の少なくとも一部を表示部109に表示する(図6)。
このように、重みの合計値が大きい(すなわち画面上におけるキーワードの強調の度合いが高い)場合にキーワードを含んだデータ放送の画面を表示部109に表示するため、視聴者の関心の高いコンテンツのページを的確に選択して表示部109に表示させることが可能になる。また、キーワードを含んでいるものの表示態様の記述から重要度が低いと推定されるBML文書については、その表示を行う代わりにキーワードを含む文や段落を表示するため、視聴者にとって重要度が低いコンテンツの表示が抑制され、デジタル放送の番組をより快適に視聴することが可能になる。また、キーワードを含む重要な部分を容易に確認できるため、データ放送のコンテンツが有用であるか否かをその画面を表示する前に的確に判断することが可能になる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置では、所定のキーワードを含んだBML文書が見つかると、このBML文書に基づいて生成される画面が表示部109に表示される。ところが、この方法では、データ放送の制作者が意図するような画面を正確に表示できない場合がある。図8と図9を参照して、正しい表示が行われない例を説明する。
図8は、データ放送によって提供されるBML文書と画像データの一例を示す。図9は、図8に示すBML文書と画像データによって構成されるデータ放送の画面の一例を示す。
‘901’は、データ放送のスタートアップ文書‘x.bml’に基づいて生成される画面を示す。この画面上の県名を選択すると、図9に示すようなその地域の天気予報の画面に遷移する。
‘902’は、BML文書‘y.bml’に基づいて生成される画面を示す。BML文書‘y.bml’には、画像データ904〜906から天気図を読み込むスクリプトAと、BML文書903から天気情報を読み込むスクリプトBとが記述されており、このスクリプトA,Bが実行されることによって、図9に示すような画面が構成される。スクリプトA,Bは、スタートアップ文書‘x.bml’の画面902で選択された県名の情報をもとに動作し、BML文書‘z.mbl’および画像データ904〜906から必要なデータを読込んで、天気予報の画面を構成する。
‘903’は、BML文書‘z.bml’に基づいて生成される画面を示す。BML文書‘z.bml’には、各地域(例えば、各県)の天気情報が記述されており、上述したスクリプトBの命令に従って地域(例えば、各県)ごとに天気情報を取り出せる構造になっている。BML文書‘z.bml’は、通常、視聴者に表示されない文書である。
画像データ904〜906は、各地域(例えば、各県)の天気図の画像データである。
図9の天気図1002は、スクリプトAによって読み込まれた画像データを表示したものである。例えば、画面901において「神奈川」を選択して画面902に遷移した場合、画面902には画像データ905の画像が表示される。
図9の文字列1003は、スクリプトBによって読み込まれたBML文書‘z.bml’の天気情報を表示したものである。
例えばキーワードを「神奈川」として、上述した第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置により図9に示すBML文書を処理した場合、このキーワードはBML文書‘z.bml’に含まれているため、画面903がデータ放送の画面として表示される。本来なら図9に示すように表示されるべきデータ放送の内容が画面903のように表示されると、視聴者は必要な情報を全て視聴できないことになる。
そこで、本実施形態に係るデジタル放送受信装置では、データ放送の冒頭のページからキーワードを含むBML文書に基づいて生成されるページ(以降、単にキーワードのページと表記する)へ遷移するときに参照される一連の文書の経路を解析し、この経路に沿って冒頭のページからキーワードのページへ順に遷移したときに得られるキーワードのページの画面を生成する。これにより、制作者の意図通りの画面が表示される。
図10は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成の一例を示す図であり、図1と図10の同一符号は同一の構成要素を示す。
図10に示すデジタル放送受信装置は、図1に示すデジタル放送受信装置における制御部116を制御部116Aに置き換えたものであり、他の構成については図1に示すデジタル放送受信装置と同じである。
制御部116Aは、データ放送の画面表示に関連する処理ユニットとして、表示制御部117Aと、キーワード検索部118と、経路解析部119とを有する。
キーワード検索部118は、先に説明した図1の同一符号のユニットと同じであるため説明を割愛し、ここでは、表示制御部117Aと経路解析部119について説明する。
経路解析部119は、キーワード検索部118においてキーワードを含んだBML文書が見つかると、データ放送の冒頭のページから当該キーワードのページへ遷移するときに参照される一連のBML文書の経路を解析する。
例えば、経路解析部119は、キーワードを含んでいない他の文書を解析し、キーワードを含む文書へ遷移する要素やイベント(ここで言うイベントは、ECMAScript等の所定の言語により記述されたスクリプトを指す)を検索する。このような要素やイベントが記述されたBML文書を見つけると、経路解析部119はその文書名と該当する要素,イベントの位置の情報をメモリ114に保存する。そして、この見つかったBML文書へ遷移する要素やイベントが記述された更に別のBML文書を検索する。経路解析部119は、このような検索をスタートアップ文書に到達するまで繰り返す。
なお複数の経路が見つかった場合、経路解析部119は、例えば遷移の回数やイベントの実行回数が最も少ない経路を選択する。
図8に示すBLM文書‘x.bml’〜‘x.bml’を例に、経路解析部119の動作を説明する。
キーワード検索部118によってキーワード「神奈川県」の検索が行われ、これに一致する文字列がBML文書‘z.bml’に見つかると、経路解析部119は、このBML文書‘z.bml’に遷移する要素やイベントが記述されたBML文書を検索する。図8の例では、BML文書‘y.bml’のスクリプトBによってBML文書‘z.bml’が読み込まれているため、経路解析部119はBML文書‘y.bml’の文書名とそのスクリプトBの位置をメモリ114に保存する。
次に経路解析部119は、BML文書‘y.bml’に遷移する要素やイベントが記述されているBML文書を検索する。図8の例では、BML文書‘x.bml’からBML文書‘y.bml’へ遷移するため、経路解析部119はBML文書‘x.bml’の文書名と該当箇所の位置をメモリ114に保存する。BML文書‘x.bml’はスタートアップ文書であるため、経路解析部119はこれ以上の経路検索を行わない。
以上により、スタートアップ文書‘x.bml’からキーワードを含むBML文書‘z.bml’へ到る経路が解析される。
表示制御部117Aは、キーワード検索部118によってキーワードを含むBML文書が検索されると、経路解析部119が解析した経路に沿って冒頭のページからキーワードのページへ順に遷移したときに得られるキーワードのページの画面を生成し、この画面をデジタル放送の映像とともに表示部109に表示する。すなわち、経路解析部119において解析された経路に沿って、スタートアップ文書から順にページの遷移を行い、その過程にイベントがある場合にはこれを実行する。これにより、表示制御部117Aが生成するキーワードのページの画面は、データ放送の制作者が意図した通りの画面になる。
次に、上述した構成を有する図10に示すデジタル放送受信装置におけるデータ放送の受信と表示の動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。
システム制御部116Aは、チューナ部102および復調部103を制御してデジタル放送の受信を行い、デジタル放送の映像パケット、音声パケット、データ放送パケットを受信信号から分離して、それぞれ対応するデコード部(104,105,106)に出力する(ステップS30)。
データ放送のカルーセルがパケットとして復調部103から出力されると、データ放送デコーダ部106は、カルーセルのDDBに含まれているBML文書や画像データなど抽出し、これをメモリ114に格納する。
デジタル放送の受信が始まると、キーワード検索部118はメモリ114を監視し、データ放送デコーダ部106によって抽出されたBML文書がメモリ114に格納されているか確認する(ステップS31)。
メモリ114にBML文書が格納された場合、キーワード検索部118は、メモリ114のキーワード保存部115にキーワードが登録されているか確認する(ステップS32)。
キーワード保存部115にキーワードが登録されていない場合、例えばユーザからデータ放送の表示操作があると表示制御部117Aは、メモリ114に格納されているBML文書のうちのスタートアップ文書の画面をテレビジョン放送の画面に重ねて表示部109に表示する(ステップS41)。
他方、キーワード保存部115にキーワードが登録されている場合、キーワード検索部118は、そのキーワードをキーワード保存部115から取得し(ステップS33)、メモリ114に格納されたBML文書の中からキーワードに一致する文字列を検索する(ステップS34)。このキーワード検索は例えばバックグラウンドで実行され、検索中であることは視聴者に通知されない。
キーワード検索部118は、1つのBML文書について検索を終えると、その検索結果をメモリ114に保存する(ステップS35)。例えば、BML文書中にキーワードが見つかった場合には、その文書名や文書中におけるキーワードの位置などの情報を格納する。
次いで、キーワード検索部118は、メモリ114に未だ検索していないBML文書が残っているかを確認する(ステップS36)。検索していないBML文書が残っている場合、キーワード検索部118は、全てのBML文書の検索を終えるまでステップS34〜S36の処理を繰り返す。
キーワード検索部118において全てのBML文書の検索が終了すると、表示制御部117Aは、ステップS15においてメモリ114に保存された検索結果を確認する(ステップS37)。
キーワードと一致する文字列を含んだBML文書が見つかった場合、経路解析部119は、冒頭のページからキーワードのページへ遷移するときに参照される一連のBML文書の経路を解析する(ステップS38)。
他方、キーワードと一致する文字列を含んだBML文書が見つからない場合、例えばユーザからデータ放送の表示操作があると表示制御部117Aは、メモリ114に格納されているBML文書の中からスタートアップ文書を選択し、その画面をデジタル放送の番組画面とともに表示部109に表示する(ステップS41)。
ステップS38において経路の解析が行われると、表示制御部117Aは、例えば経路解析部119が解析した経路に沿ってページの遷移やイベントの実行をすることにより、冒頭のページからキーワードのページへ順に遷移したときに得られるキーワードのページの画面を生成する(ステップS39)。そして、生成したデータ放送の画面をデジタル放送の映像とともに表示部109に表示する(ステップS40)。
以上説明したように、本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、データ放送の冒頭のページからキーワードのページへ遷移するときに参照される一連の文書の経路が解析される。そして、この解析された経路に沿って冒頭のページからキーワードのページへ順に遷移したときに得られる画面がキーワードのページの画面として生成されて、デジタル放送の映像とともに表示部109に表示される。
したがって、スタートアップ文書からキーワードを含むBML文書へ到るまでにイベントの実行などがある場合でも、データ放送の制作者の意図した通りの画面を生成することができるため、データ放送を正常な画面で視聴することができる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記の形態のみに限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
例えば、電話機能は、有線でも無線でも良いし、必要が無ければ備えていないものであっても良い。
上述したデジタル放送受信装置では、キーワードを含むデータ放送の文書が見つかった場合、その文書に基づいて生成される画面を表示する例が挙げられているが、本発明はこれに限定されない。本発明に係るデジタル放送受信装置は、キーワードを含むデータ放送の文書が見つかった場合、その旨を視聴者に通知するものでも良い。
例えば、図1に示すデジタル放送受信装置おいて、システム制御部116は、発光部110の発光状態を変化させたり、振動部111を振動させたりすることによって、キーワードを含むデータ放送の文書が見つかったことを視聴者に通知しても良い。
この場合、表示制御部116は、例えば不図示のキー入力部に対する視聴者のキー操作等によって、データ放送の画面を表示する旨の指示が与えられると、キーワードを含んだ文書に基づいて生成される画面(内容)をデジタル放送の映像とともに表示部109に表示しても良い。
このように、所定のキーワードを含んだデータ放送の文書が受信されたことを視聴者に通知することによって、視聴者のタイミングで、視聴者は関心の高いデータ放送を閲覧することが可能になる。また、データ放送を常に表示させる場合に比べて、広い画面で快適にテレビジョン放送を視聴できる。
更に、本発明に係るデジタル放送受信装置は、キーワードを含むデータ放送の文書が見つかった場合における通知の態様を、当該文書において記述された前記キーワードの画面上の表示態様に応じて変化させても良い。例えば、上述した重みの合計値に応じて発光の強さや明滅の周期、振動のパターンなどを変化させることにより、データ放送の画面上におけるキーワードの表示態様の違いを視聴者が把握できるようにしても良い。
これにより、キーワードを含むデータ放送のコンテンツが有益であるか否かを、その画面の表示させる前に的確に判断することが可能になる。
また、装置の画面サイズを考慮して、若しくは視聴者の使用状態を配慮して(視聴者の視聴を中断させない)デジタル放送の映像とともにキーワードを含んだデータ放送の内容を表示する実施例を記載しているが、自動的または視聴者の操作に応じてデジタル放送の表示からデータ放送の表示に切り替えるものであっても良い。
制御部116の処理は、全てをハードウェアで実行しても良いし、その少なくとも一部をコンピュータによってプログラムに基づいて実行させても良い。
本発明のデジタル放送受信装置は、上述の実施形態で示すような携帯電話機能を搭載するものに限定されない。例えば、PDA(personal digital assistants)や携帯型ゲーム機、固定型(例えば、家庭用)受信機、カーナビ、電子ブック端末など、デジタル放送の受信機能を搭載可能な装置に本発明は広く適用可能である。つまり、携帯型の装置に限らず、デジタル放送の受信機に発明は広く適用可能である。
第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成の一例を示す図である。 データ放送デコーダ部の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るデジタル放送受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 BML文書に基づいて生成される画面の一例を図解した図である。 キーワード検索部の検索によってキーワードを含むBML文書が見つかった場合に表示される画面の一例を示す図である。 キーワード検索部の検索によってキーワードを含むBML文書が見つかった場合に表示される画面の他の例を示す図である。 キーワードと一致する文字列を含んだBML文書が見つからない場合に表示される画面の一例を示す図である。 データ放送によって提供されるBML文書と画像データの一例を示す図である。 図8に示すBML文書と画像データによって構成されるデータ放送の画面の一例を示す。 第2の実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るデジタル放送受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
101,112…アンテナ、102…チューナ部、103…復調部、104…音声デコーダ部、105…映像デコーダ部、106…データ放送デコーダ部、107…音声出力部、108…画面生成部、109…表示部、110…発光部、111…振動部、113…電話部、114…メモリ、116,116A…システム制御部、117,117A…表示制御部、118…キーワード検索部、119…経路解析部、201…BML制御部、202…BMLパース部、203…スクリプト処理部

Claims (2)

  1. キーワードを登録する登録手段と、
    デジタル放送を受信する受信手段と、
    該受信手段が受信するデジタル放送により行われるデータ放送に前記登録手段に登録されているキーワードが含まれているかを検索し、当該データ放送に前記キーワードが含まれている場合、デジタル放送の映像を画面に表示すると共に、前記キーワードが含まれているデータ放送のページを画面に表示するように制御する制御手段とを備え
    前記キーワードが含まれているデータ放送のページを画面に表示する場合、前記制御手段は、前記データ放送の冒頭のページからキーワードを含むページへ遷移する際に参照される経路を解析し、該経路に沿って冒頭のページからキーワードのページへ順に遷移した場合に得られるキーワードのページの画面を表示することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 受信したデジタル放送により行われるデータ放送に予め登録したキーワードが含まれているかを検索し、
    当該データ放送に前記キーワードが含まれている場合、デジタル放送の映像を画面に表示すると共に、
    前記キーワードが含まれているデータ放送のページを画面に表示する場合、前記データ放送の冒頭のページからキーワードを含むページへ遷移する際に参照される経路を解析し、該経路に沿って冒頭のページからキーワードのページへ順に遷移した場合に得られるキーワードのページの画面を表示することを特徴とする画面表示方法。
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