JP2007208329A - 放送受信装置及び放送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】待ち受け画面上にコンテンツの関連情報を表示し、当該関連情報を選択することでコンテンツデータを表示させることができる放送受信装置及び放送受信方法を提供する。
【解決手段】サーバ300がBCMCSで特定の時刻に配信するコンテンツデータを受信した場合に、待ち受け画面上に当該コンテンツデータの関連情報の貼り付けメモを表示させ、当該貼り付けメモを選択することによって当該貼り付けメモに対応したコンテンツデータを即座に再生させることができるので、再生したいコンテンツデータを再生させるために、全てのコンテンツの一覧画面から再生したいコンテンツデータを選択して再生させる必要がなく、時間をかけずに再生・表示させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、プッシュ型配信による情報を受信し表示する放送受信装置及び放送受信方法に関する。
近年、携帯電話等の携帯機器が音声通話以外にも多様な用途に使用できるようになっている。例えば、携帯端末を介したインターネットコンテンツの閲覧、すなわちwebページの閲覧等は、「プル型の情報配信」と呼ばれ、現在でも多く利用されている。
プル型の情報配信とは、インターネットに接続されたサーバに端末側から情報の閲覧をリクエストし、その結果サーバからコンテンツデータを得る方式の情報配信である。
一方、プル型の情報配信の逆の配信方法として、プッシュ型の情報配信がある。
プッシュ型の情報配信は、携帯端末側からの情報の閲覧のリクエストが無くても、サーバ側が自動的かつ一方的に情報を送り出し、端末に表示させる方式の情報配信である。
例えば特許文献1には、プル型およびプッシュ型の情報配信を利用したコンテンツ配信システムが開示されている。
プッシュ型の情報配信は、端末側で特に指定しなくても情報が配信されるため、刻一刻と変化する情報、例えば株価等の情報をリアルタイムで知ることができる、という利点を有する。プッシュ型の情報配信は、例えばiチャネル(NTT DOCOMO株式会社の登録商標)、EZチャンネル(KDDI株式会社の登録商標)等で現在利用されている。
特開2003−345693号公報
また、プッシュ型の情報配信方法として、BCMCS(Broadcast / Multicast Services)という方法がある。これは、通信網上でマルチキャストを利用して映像などのデータ配信を行うためのプロトコルであり、同報配信、すなわち、基地局から多くの通信端末に向かって同一の情報を配信し、全ての携帯端末で同じ情報を受信することができるという1対多の通信である。BCMCSは、すなわち、TV放送のような情報配信方法を可能にする方法である。
すなわち、BCMCSによれば、基地局から所定の時間に所定のコンテンツデータが配信され、各携帯端末の記憶部に保存される。ユーザは、利用したいときに利用したいコンテンツを選択し、既に記憶部に保存されているコンテンツデータを再生し利用することができる。
こうした情報配信方法によるプッシュ型配信サービスがBCMCSによって行われる際、以下のような不利益がある。
すなわち、必要なコンテンツを閲覧するためには、全てのコンテンツの一覧画面から必要なコンテンツを選択して表示させる必要があり、閲覧までに時間がかかる、という不利益がある。
更に、未読のコンテンツであるのか既読のコンテンツであるのかを、実際にコンテンツの内容を確認するまで判別することができない、という不利益がある。
本発明は、上述した不利益を解消して、待ち受け画面上にコンテンツの関連情報を表示し、当該関連情報を選択することでコンテンツデータを表示させることができる放送受信装置及び放送受信方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、第1の観点の発明の放送受信装置は、コンテンツデータを含む放送波を受信する受信部と、前記受信部にて受信された前記コンテンツデータを記憶する記憶部と、を備えた放送受信装置において、表示部と、待ち受け状態のときに前記表示部に表示される待ち受け画面の少なくとも一部に前記記憶部にて記憶されている前記コンテンツデータの関連情報を表示させるコンテンツ情報表示部と、前記コンテンツ情報表示部により前記表示部の前記待ち受け画面に表示されている前記関連情報を選択可能とする関連情報選択部と、前記関連情報選択部にて前記関連情報が選択されると、当該関連情報に対応するコンテンツデータを前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させるコンテンツデータ表示部と、を備えることを特徴とする。
好適には、前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの前記表示部への表示の有無を検出する表示検出部を更に有し、前記コンテンツ情報表示部は、前記表示検出部の検出結果に応じて前記コンテンツデータに対応する前記関連情報の表示形態を変更する。
好適には、前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの前記表示部への表示の有無を検出する表示検出部を更に有し、前記コンテンツ情報表示部は、前記表示検出部の検出結果に応じて前記コンテンツデータの前記表示部への表示が行われたと判定される場合には、前記コンテンツデータに対応する前記関連情報の前記表示部への表示を解除する。
好適には、前記コンテンツ情報表示部は、新たなコンテンツデータが前記受信部により受信されて前記記憶部に記憶されたことが検出されると、当該新コンテンツデータの関連情報を前記表示部に表示することを特徴とする。
好適には、前記放送波は、前記コンテンツデータに対応した簡易データを含んでおり、前記記憶部は、前記コンテンツデータとこのコンテンツデータに対応した前記簡易データとを記憶し、前記コンテンツ情報表示部は、前記関連情報として前記簡易データを表示させる。
好適には、前記コンテンツ情報表示部は、前記関連情報として前記コンテンツデータの一部を表示させる。
好適には、前記表示部は、前記待ち受け画面上に付箋形状の表示オブジェクトを表示可能な付箋表示部を更に備え、前記コンテンツ情報表示部は、前記コンテンツデータの関連情報を前記付箋表示部による前記表示オブジェクトに表示させる。
好適には、前記付箋表示装置は、複数の前記表示オブジェクトを前記待ち受け画面上に表示可能であり、前記関連情報選択部は、前記コンテンツ情報表示部により複数のコンテンツデータの各関連情報が前記表示オブジェクトに個別に表示されている場合には、前記表示オブジェクトを選択することにより前記関連情報を選択可能とする。
第2の観点の発明の放送受信方法は、コンテンツデータを含む放送波を受信する第1の工程と、前記第1の工程にて受信された前記コンテンツデータを記憶部に記憶する第2の工程と、待ち受け状態のときに表示部に表示される待ち受け画面の一部に前記記憶部にて記憶されている前記コンテンツデータの関連情報を表示させる第3の工程と、前記第3の工程において前記表示部の前記待ち受け画面に表示されている前記関連情報を選択可能とする第4の工程と、前記第4の工程にて前記関連情報が選択されると、当該関連情報に対応するコンテンツデータを前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させる第5の工程と、を備える。
本発明によれば、待ち受け画面にコンテンツの関連情報を表示し、当該関連情報を選択することでコンテンツデータを表示させることができる放送受信装置及び放送受信方法を提供することができ、コンテンツデータの閲覧における利便性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の携帯端末100を含む通信網400のブロック図である。
図1に示すように、本実施形態では、携帯端末100、基地局200、サーバ300を有する通信網について説明する。
本発明における放送受信装置の1つである携帯端末100は、基地局200を介して通信網400と通信を行い、音声通話のための音声情報、webページ閲覧のためのwebページデータを送受信して、音声通話やwebページ閲覧、Eメール送受信等を行う。
基地局200は、携帯端末100と通信を行い、各種データ、すなわち音声通話のための音声情報、webページデータ、Eメールデータ等を送受信する。
また、本実施形態においては、基地局200は放送波を送信し、携帯端末100に対し後述するサーバ300に記憶されたコンテンツデータを送信する。このコンテンツデータの配信方法は、本実施形態ではBCMCS(Broadcast / Multicast Services)を想定している。
サーバ300は、基地局200を介して複数の携帯端末100に対し配信されるコンテンツデータを蓄積しており、コンテンツデータごとに決められた所定の時刻(後述する配信時刻)に当該コンテンツデータを配信する。
ここで、サーバ300から配信されるコンテンツデータには、動画+音声、静止画+音声、テキスト+音声、音声のみ、動画のみ、静止画のみ、テキストのみ等があり、本実施形態では限定しない。
また、サーバ300から配信されるコンテンツデータは、例えばチャンネル1は天気に関するコンテンツデータ、チャンネル2はスポーツニュースのコンテンツデータ、というように、TV放送のチャンネルのようなそれぞれ独立した内容のチャンネルを有する。各チャンネルは、TV放送の番組に該当する独立したコンテンツデータ(以下番組データと称する)によって構成され、それぞれの番組には配信時刻が設定されている。それぞれの番組の配信時刻にサーバ300がその番組データを複数の携帯端末100に対して配信する。
次に、携帯端末100の構成について説明する。
図2は、本実施形態の携帯端末100のブロック図である。
図2に示すように、携帯端末100は、送受信部1、音声処理部2、表示部3、入力部4、記憶部5、制御部6を有する。
送受信部1は、電波を利用した無線通信を行うために、後述する制御部6で処理された音声情報、webページのデータの閲覧要求情報等を変調して基地局200に向けて送信し、基地局200から無線により送信された音声情報やwebページデータ等の各種情報を復調して制御部6に出力する。
本実施形態では、送受信部1は、コンテンツデータごとに決められた所定の配信時刻に基地局200に蓄積されたコンテンツデータを、基地局200を介して受信し、記憶部5に記憶させる。
音声処理部2は、音声通話機能のための音声入力を行う図示しないマイクロフォンとスピーカとを更に有し、マイクロフォンから入力された音声に対して所定の処理を行い、制御部6に供給する。また、音声処理部2は制御部6によって供給された音声情報に対して所定の処理を行い、スピーカから再生させる。
なお、音声処理部2の行う所定の処理に関しては本実施形態では限定しない。
また、音声処理部2は、入力部4を介したユーザの操作に従って、サーバ300から配信され記憶部5に記憶されたコンテンツデータの音声部分を再生する。
表示部3は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスであり、音声通話のために入力された電話番号やその電話番号に対応したアドレス帳情報(すなわち名前、読み仮名、Eメールアドレス等)、或いはwebページの画面やEメール閲覧画面、メモ等のテキストデータ等を表示する。
また、表示部3は、基地局200を介してサーバ300から送受信部1が受信し記憶部5に記憶されたコンテンツデータの動画・静止画・テキスト部分を、入力部4によるユーザの操作に従って再生・表示する。
更に、本実施形態においては、表示部3は付箋表示部31を有し、付箋表示部31は制御部6の制御に基づいて、待ち受け画面上に所定の大きさのデータ表示領域(表示オブジェクト)を複数個表示させることが可能である。このデータ表示領域を以下では貼り付けメモと呼ぶ。
貼り付けメモに表示可能なデータは、メモ帳、アドレス帳、webページのURL(Uniform Resource Locator)、スケジュールリスト、タスクリスト、データフォルダ、或いはサーバ300から配信されたコンテンツデータ等へのリンクデータ等である。すなわち、貼り付けメモ自体は付箋のようなものであり、これを選択することで対応するデータを選択し再生・表示を行うことができる。
メモ帳、アドレス帳、webページのURL(Uniform Resource Locator)、スケジュールリスト、タスクリスト、データフォルダ等は、貼り付けメモに登録を行うことで待ち受け画面上の貼り付けメモに即座に表示させることができるが、サーバ300から配信されたコンテンツデータに関しては、予め貼り付けメモに予約登録しておくことにより、コンテンツデータが配信された時点で配信されたコンテンツデータの簡易データが表示されることになる。サーバ300から配信されるコンテンツデータの貼り付けメモへの登録については後述する。
入力部4は、各種文字情報の入力を行うためのテンキーや、表示部3に表示された画面上のカーソルを選択し決定する十字キー等からなる入力デバイスである。
記憶部5は、例えばEEPROMで構成され、通話やメールの送受信のための制御プログラム、インターネットブラウザ、メッセージデータ、アドレス帳、サーバ300から配信されたコンテンツデータ等が記憶されている。
記憶部5には、さらに各貼り付けメモに対応したデータ(貼り付けメモデータ)が記憶される。貼り付けメモデータは、貼り付けメモとして登録されたデータごとに、そのデータに対するリンクデータの他、貼り付けメモ表示枠(データ表示領域)内に表示される表示テキストデータ、記号データ、表示フラグ及びデータ表示領域位置データがセットとなって構成される。
ここで、表示テキストデータは、記憶部5内に記憶した様々なデータ、またはその一部をユーザが入力部4を介して選択し、その選択されたデータに含まれるテキストデータの中から所定の優先順位に従って決定したテキストデータである。ただし、表示部3に表示される各データ表示領域内に表示されるテキストデータの量には、例えば該当するテキストデータの文字列の先頭から8文字のみ、というように上限が設定されている。なお、上限については本実施形態では限定しない。
記号データは、貼り付けメモが表示部3に表示されるときにメモの属性の識別が容易になるように設定される識別記号であり、例えば、記憶部5に別途記憶された画像データや、アイコン等の記号が関連付けられている。
また、表示フラグは、貼り付けメモの表示部3への表示モードを示している。
この表示フラグにより、例えば記号のみを表示部3に表示させ、表示フラグが0の時には、記号とテキストデータ(或いはその一部)を表示部3に表示させるように、制御部6が表示部3を制御する。
データ表示領域位置データは、貼り付けメモを表示部3の画面上のどこに表示させるかを特定するためのデータである。表示部3は、待ち受け画面上にデータ表示領域を複数個、待ち受け画面の背景画像(待ち受け画像)に重ねて表示させることができ、この場合は複数個のデータ表示領域の位置データがそれぞれ記憶部5に記憶される。
上述した貼り付けメモデータは、入力部4を介したユーザの操作により自由に設定及び変更が可能である。
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、携帯端末100全体の制御を行う。例えば、制御部6は、送受信部1における各種情報の無線による送受信の制御、音声処理部2に対する音声情報の処理、表示部3への情報の表示制御、入力部4の入力情報に応じた処理及び記憶部5へのアクセス制御等を行う。
また、制御部6は、サーバ300からコンテンツデータを受信した場合、受信したコンテンツデータの関連情報を貼り付けメモとして表示部3の待ち受け画面上に表示させる。このとき、コンテンツデータの関連情報以外の内容の貼り付けメモと並べて表示させてもよいし、複数のコンテンツデータの関連データを並べて表示させてもよい。
制御部6は、サーバ300から受信したコンテンツデータの関連情報を表示部3に表示させるために、コンテンツ情報表示部61と、関連情報選択部62と、コンテンツデータ表示部63と、表示検出部64とを有する。
コンテンツ情報表示部61は、表示部3に表示された待ち受け画面上に、サーバ300から配信されたコンテンツデータの関連情報、すなわち、番組名(タイトル)や、コンテンツデータに添付されてサーバ300から配信(例えば、スマート配信)された簡易データや、番組に関連する画像のサムネイル画像や、コンテンツデータの内容に対応したアイコン等を貼り付けメモとして表示させる。或いは、関連データとして、コンテンツデータの先頭文章(コンテンツデータがテキストである場合)やキーワード等を表示してもよい。
関連情報としては、アイコン等の画像データとコンテンツデータの内容に言及したテキストデータの両方を表示させるのが一般的であるが、アイコンのみ、或いはテキストのみの表示を行わせてもよい。
図3にコンテンツ情報表示部61が表示部3に表示させる貼り付けメモの例を示す。
図3(a)は、待ち受け画面に表示されたサーバ300から配信されたコンテンツデータの貼り付けメモの一例を示す図である。図3(a)に示すように、サーバ300から配信されたコンテンツデータの簡易データ(ここではアイコン+タイトル)が表示される。また、図3(a)に示すように、複数の貼り付けメモを並べて表示させることができる。
図3(a)の状態で、入力部4による所定の操作、例えば上下キー等の押下によって、図3(b)に示す貼り付けメモ選択画面へと移行する。
図3(b)は、貼り付けメモ選択画面を示す図である。選択された貼り付けメモは、例えば図3(b)に示すように反転表示されたり、貼り付けメモの表示領域の背景色が変化したりして、一目で分かるようになっている。なお、画面下部に表示された「再生」は、入力部4の所定のキーに対応した操作を示しており、当該所定のキーを押下することによって、図3(b)から図3(c)に示すコンテンツデータ再生画面に遷移する。
図3(c)は、サーバ300からBCMCSによって配信されたコンテンツデータの再生画面を示している。コンテンツデータ再生画面は、コンテンツデータの種類によって、図3(c)に示すように、テキスト及び画像データ、或いは動画や音声等の再生・表示が行われる画面である。
図3(c)に示すコンテンツデータ再生画面でのコンテンツデータの再生が終了すると、図3(d)に示す待ち受け画面に戻る。このとき、待ち受け画面では再生が終了したコンテンツデータの貼り付けメモは、図3(d)に示すようにアイコンの色を反転して表示させたりして、一目で分かるようになっている。
また、コンテンツ情報表示部61は、待ち受け画面に表示されているコンテンツデータが更新されると、送受信部が受信した更新データに合わせて待ち受け画面に表示する貼り付けメモの内容を変更する。或いは、新たなコンテンツデータを受信した場合には、既に表示されている貼り付けメモとともに新たなコンテンツデータの貼り付けメモを並べて表示させる。
関連情報選択部62は、表示部3の待ち受け画面上に1つ或いは複数個表示された貼り付けメモを、入力部4を介したユーザの入力に従い選択する。
コンテンツデータ表示部63は、入力部4を介したユーザの操作に従って、サーバ300から配信されたコンテンツデータの再生・表示制御を行う。
表示検出部64は、表示部3の待ち受け画面上に表示された貼り付けメモのコンテンツデータをコンテンツデータ表示部63が表示部3に表示させたか否かを検出し、既に表示が行なわれていた場合は、コンテンツ情報表示部61に当該コンテンツデータの貼り付けメモ(関連情報)の表示形態を変更させて、当該コンテンツデータが既読であるか未読であるかを一目で分かるようにする。表示形態の変更とは、例えば貼り付けメモのデータ表示領域の背景色を変化させたり、アイコンを変更したりといった変更である。また、表示が行なわれていないと判定した場合はそのままの状態を維持する。なお、検出方法は、どのような方法でもよく、本実施形態では限定しない。
次に、サーバ300からコンテンツデータがBCMCSで配信される際のサーバ300側と携帯端末100側の両方の動作について説明する。
図4は、サーバ300からコンテンツデータがBCMCSで配信される際のサーバ300側と携帯端末100側のタイミングチャートである。
ステップST1:
サーバ300からコンテンツデータの配信を開始する。
ステップST2:
サーバ300から携帯端末100側へマルチキャスト配信が行われる。
ステップST3:
携帯端末100の送受信部1で受信されたコンテンツデータが記憶部5内のデータフォルダに格納され、携帯端末100側はいつでも好きなコンテンツデータを再生することができる。
ステップST4:
携帯端末100は、所定の時間になると、新しいコンテンツデータがあるか否かをサーバ300に問い合わせる。
ステップST5:
ステップST4において新しいコンテンツがサーバ300側に用意されていた場合は、更新されたコンテンツデータのみがユニキャスト配信される。この時点で、例えばステップST2において電波障害等で受信できなかったコンテンツデータの再リクエストを行い、入手することができる。
ステップST6:
サーバ300は、前回のマルチキャスト配信から一定時間経過後、更新したコンテンツデータのマルチキャスト配信を開始する。
ステップST7:
携帯端末100の記憶部5内のデータフォルダには、前回配信されたコンテンツデータに更新されたコンテンツデータが上書きされ格納される。
次に、サーバ300から配信されるコンテンツデータの貼り付けメモへの登録方法について、図5に関連付けて説明する。
図5(a)は、携帯端末100の待ち受け画面を示す。
なお、図5(a)に示す「打ち合わせ本日5時」の貼り付けメモは既に登録されている貼り付けメモの一例として、スケジュールリストが既に貼り付けメモに登録されている場合を示している。
待ち受け画面において入力部4を介して所定の操作が入力されると、図5(b)に示す貼り付けメモ登録画面が表示部3に表示される。貼り付けメモ登録画面は、図5(b)に示すように貼り付けメモに登録するデータの内容を選択する画面である。貼り付けメモ登録画面においては、図5(b)に示すようにカーソルが表示され、入力部4によってカーソルを移動させ選択が行われる。
ここでは、サーバ300からBCMCSによって配信されたコンテンツデータを貼り付けメモに登録する場合について説明するために、図5(b)に示すように「BCMCS」が選択された場合について以下説明する。
図5(b)の貼り付けメモ登録画面にて「BCMCS」が選択されると、図5(c)に示すチャンネル選択画面が表示部3に表示される。ここで図5(c)では「ch1(チャンネル1を意味する)〜ch10」と表示されているが、各チャンネルが何を扱う番組を配信しているのかを表示してもよい。すなわち、「ch1」の代わりに「天気」、「ch2」の代わりに「ニュース」といった表示がされてもよいし、「ch1:天気」のように併記されてもよい。
図5(c)においてチャンネルが選択されると、図5(d)に示す貼り付けメモ表示選択画面が表示部3に表示される。貼り付けメモ表示選択画面は、図5(d)に示すように、貼り付けメモを待ち受け画面に表示する際にアイコン+テキスト表示を行う「アイコン+メモ」、テキスト表示のみを行う「メモ」の2種類から選択が可能である。なお、アイコン表示のみを行う「アイコン」を選択可能な構成としてもよい。ここでは「アイコン+メモ」が選択された場合について説明する。
図5(e)に示すようなアイコン選択画面が表示部3に表示される(図5(e)において空白の部分にも実際には何らかのアイコンが表示されている)。アイコンは多数用意されており、ユーザが入力部4を介した操作により任意のアイコンを選択することが可能になっている。図5(e)においては、一例として天気に関するチャンネルを選択した場合に天気に関するアイコン(太陽を象ったアイコン)が選択されている。
ここまでの操作で貼り付けメモへの登録は終了であり、コンテンツ情報表示部61が登録された内容の貼り付けメモが図5(f)に示すように待ち受け画面に表示させる。既に登録されている貼り付けメモがあった場合には、新たな貼り付けメモは図5(f)に示すように並べて表示される。
貼り付けメモに登録されたサーバ300から配信されたコンテンツデータは、図5(c)のチャンネル選択画面において選択されたチャンネルの番組データが、配信時刻になりサーバ300から配信された時点で待ち受け画面に表示される。なお、貼り付けメモへの登録直後は、記憶部5に記憶されている受信済みのコンテンツデータの関連情報を表示させるようにしてもよい。または、登録の終了時に選択されたチャンネルの最新のコンテンツデータを要求して新たなコンテンツデータが配信されることにより当該番組データを待ち受け画面に表示させるようにしてもよい。
次に、携帯端末100がサーバ300から新たなコンテンツデータを受信したとき、貼り付けメモとして表示される際の携帯端末100の動作例を図6のフローチャートに関連付けて説明する。
ステップST11:
送受信部1は、サーバ300が配信するコンテンツデータを受信し、記憶部5に記憶させる。
ステップST12:
制御部6は、ステップST11において受信したコンテンツデータが貼り付けメモに登録されているか否かを判定し、登録されている場合にはステップST13へ進み、登録されていない場合は通常の通知方法で通知を行う。通常の通知方法は、すなわち貼り付けメモ以外での従来の通知方法であり、本実施形態では限定しない。また、通常の通知方法での通知については説明を省略する。
ステップST13:
コンテンツ情報表示部61は、表示部3の待ち受け画面上に、ステップST11において送受信部1が受信した、サーバ300から配信されたコンテンツデータの関連情報、すなわち、番組名(タイトル)や、簡易データ等を貼り付けメモとして表示させる。
ステップST14:
ステップST13においてコンテンツ情報表示部61が待ち受け画面上に1つ或いは複数個表示させたコンテンツデータの貼り付けメモが入力部4を介したユーザの入力に従い選択された場合、関連情報選択部62は当該貼り付けメモを選択してステップST15に進み、選択されていない場合はステップST14を繰り返す。
ステップST15:
コンテンツデータ表示部63は、ステップST14において選択されたコンテンツデータを記憶部5から読み出して再生・表示する。
ステップST16:
表示検出部64は、ステップST15においてコンテンツデータ表示部63が表示・再生させたコンテンツデータの表示・再生が終わった場合はステップST17に進み、終わっていない場合はステップST16を繰り返す。
ステップST17:
コンテンツ情報表示部61は、ステップST16において表示・再生が終了したと表示検出部64が判定したコンテンツデータの表示形態を変更させて待ち受け画面上に当該番組データの貼り付けメモを表示部3に表示させる。或いは、当該コンテンツデータの貼り付けメモを待ち受け画面から消去させる。
以上説明したように、本実施形態の携帯端末100によれば、サーバ300からBCMCSで特定の時刻等に配信されるコンテンツデータを受信した場合に、待ち受け画面上に当該コンテンツデータの関連情報の貼り付けメモを表示させ、当該貼り付けメモを選択することによって当該貼り付けメモに対応したコンテンツデータを即座に再生させることができるので、再生したいコンテンツデータを再生させるために、全てのコンテンツの一覧画面から再生したいコンテンツデータを選択して再生させる必要がなく、時間をかけずに再生・表示させることができる。
また、本実施形態の携帯端末100によれば、表示検出部64が、コンテンツデータが再生・表示されてか否かを判定して、すでに表示・再生されたコンテンツデータに関してはコンテンツ情報表示部61が待ち受け画面上に表示されている貼り付けメモの背景色やアイコン等の表示形態を変化させて表示部3に表示させるので、待ち受け画面上に表示された貼り付けメモに対応するコンテンツデータが未読であるか既読であるかを一目で判別することができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、待ち受け画面上に貼り付けメモを表示させることによってBCMCSによる配信を通知していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、コンテンツデータの待ち受け画面への表示形態はどのような構成であってもよく、待ち受け画面にコンテンツデータの関連情報を表示させて、当該関連情報を選択することにより、選択された関連情報に対応したコンテンツデータを表示させる構成であればよい。また、BCMCSによる配信を通知する方法は、例えば音声や携帯端末100自身の振動による方法でもよい。
また、上述した実施形態では、登録されたコンテンツデータのみに対して、コンテンツデータの配信に伴い関連情報を待ち受け画面に表示させるように構成されているが、登録されていないコンテンツデータに対しても配信に伴い関連情報を待ちうけ画面に表示させるようにしてもよい。この場合、各種複数のコンテンツデータの中で最新の案件から数件を表示させるようにして、新たな種類のコンテンツデータが配信されるごとに表示される関連情報を更新するようにしてもよい。更には、登録されていないコンテンツデータに対しては、コンテンツデータが配信されてから所定時間が経過するまで関連情報を待ち受け画面へ表示させるようにして、登録されているコンテンツデータの関連情報は上述した実施形態同様に常時表示させたりコンテンツデータの表示に伴い表示解除したりするように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、待ち受け画面に表示されている関連情報が選択されてコンテンツデータが表示されると、待ち受け画面への関連情報の表示を解除する構成を有しているが、この構成に対して、当該関連情報の表示解除に伴い記憶部に記憶されている当該関連情報に対応するコンテンツデータそのものを削除するように構成してもよい。この場合、表示されたコンテンツデータの削除によって記憶部のメモリ容量を小さく構成することができる。
図1は、本実施形態の携帯端末100を含む通信網400のブロック図である。 図2は、本実施形態の携帯端末100のブロック図である。 図3は、コンテンツ情報表示部61が表示部3に表示させる貼り付けメモの例を示す図である。 図4は、サーバ300からコンテンツデータがBCMCSで配信される際のサーバ300側と携帯端末100側の両方のタイミングチャートである。 図5は、貼り付けメモにコンテンツデータを登録する場合の画面を説明するための図である。 図6は、携帯端末100がサーバ300から新たなコンテンツデータを受信したとき、貼り付けメモとして表示される際の携帯端末100の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
100…携帯端末、1…送受信部、2…音声処理部、3…表示部、31…付箋表示部、4…入力部、5…記憶部、6…制御部、61…コンテンツ情報表示部、62…関連情報選択部、63…コンテンツデータ表示部、64…表示検出部、200…基地局、300…サーバ、400…通信網

Claims (9)

  1. コンテンツデータを含む放送波を受信する受信部と、
    前記受信部にて受信された前記コンテンツデータを記憶する記憶部と、
    を備えた放送受信装置において、
    表示部と、
    待ち受け状態のときに前記表示部に表示される待ち受け画面の少なくとも一部に前記記憶部にて記憶されている前記コンテンツデータの関連情報を表示させるコンテンツ情報表示部と、
    前記コンテンツ情報表示部により前記表示部の前記待ち受け画面に表示されている前記関連情報を選択可能とする関連情報選択部と、
    前記関連情報選択部にて前記関連情報が選択されると、当該関連情報に対応するコンテンツデータを前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させるコンテンツデータ表示部と、
    を備えることを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの前記表示部への表示の有無を検出する表示検出部
    を更に有し、
    前記コンテンツ情報表示部は、前記表示検出部の検出結果に応じて前記コンテンツデータに対応する前記関連情報の表示形態を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの前記表示部への表示の有無を検出する表示検出部
    を更に有し、
    前記コンテンツ情報表示部は、前記表示検出部の検出結果に応じて前記コンテンツデータの前記表示部への表示が行われたと判定される場合には、前記コンテンツデータに対応する前記関連情報の前記表示部への表示を解除する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  4. 前記コンテンツ情報表示部は、新たなコンテンツデータが前記受信部により受信されて前記記憶部に記憶されたことが検出されると、当該新コンテンツデータの関連情報を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の放送受信装置。
  5. 前記放送波は、前記コンテンツデータに対応した簡易データを含んでおり、
    前記記憶部は、前記コンテンツデータとこのコンテンツデータに対応した前記簡易データとを記憶し、
    前記コンテンツ情報表示部は、前記関連情報として前記簡易データを表示させる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の放送受信装置。
  6. 前記コンテンツ情報表示部は、前記関連情報として前記コンテンツデータの一部を表示させる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の放送受信装置。
  7. 前記表示部は、前記待ち受け画面上に付箋形状の表示オブジェクトを表示可能な付箋表示部
    を更に備え、
    前記コンテンツ情報表示部は、前記コンテンツデータの関連情報を前記付箋表示部による前記表示オブジェクトに表示させる
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の放送受信装置。
  8. 前記付箋表示装置は、複数の前記表示オブジェクトを前記待ち受け画面上に表示可能であり、前記関連情報選択部は、前記コンテンツ情報表示部により複数のコンテンツデータの各関連情報が前記表示オブジェクトに個別に表示されている場合には、前記表示オブジェクトを選択することにより前記関連情報を選択可能とする
    ことを特徴とする請求項7に記載の放送受信装置。
  9. コンテンツデータを含む放送波を受信する第1の工程と、
    前記第1の工程にて受信された前記コンテンツデータを記憶部に記憶する第2の工程と、
    待ち受け状態のときに表示部に表示される待ち受け画面の一部に前記記憶部にて記憶されている前記コンテンツデータの関連情報を表示させる第3の工程と、
    前記第3の工程において前記表示部の前記待ち受け画面に表示されている前記関連情報を選択可能とする第4の工程と、
    前記第4の工程にて前記関連情報が選択されると、当該関連情報に対応するコンテンツデータを前記記憶部から読み出して前記表示部に表示させる第5の工程と、
    を備えることを特徴とする放送受信方法。
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