JP4549754B2 - コイル製造方法及びコイル製造装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばモータ、発電機、変圧器の電気機器等に使用されるコイルの製造方法及び製造装置に関するものである。
従来、この種のコイルの製造方法としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるような方法が知られている。
特許文献1の製造方法では、断面形状がほぼ矩形状で、全体として帯状をなす銅製の線材を、その幅方向の両側縁がそれぞれ内周面及び外周面となるように、厚さ方向の側面を順に対向させた状態で四角筒状に巻き付けて、四角筒状のコイルを成形している。
また、特許文献2の製造方法では、同様に断面形状がほぼ矩形状で、全体として帯状をなす銅製の線材を、その幅方向の両側縁がそれぞれ内周面及び外周面となるように、厚さ方向の側面を順に対向させた状態で円筒状に巻き付けて、円筒状のコイルを成形している。
特開2003−181579号公報 特開2003−188038号公報
以上のように、これらの従来のコイル製造方法では、断面形状が矩形状で全体として帯状をなす線材を順に巻き付けて、四角筒状または円筒状のコイルを成形している。このため、線材のヤング率等の属性を考慮して巻き付け加工する必要があって、コイルを所定のピッチとなるように巻き付け成形するのが困難であるとともに、コイルの内周側の円弧が小さい場合や、内周側がコーナ状に形成されている場合には、その内径側に皺等の歪みが発生し易かった。よって、仕上がり線材の厚みが変化し、高品質のコイルを製造することが極めて困難であるという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、高品質のコイルを簡単に製造することができるコイル製造方法及びコイル製造装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、コイルの製造法に係る請求項1に記載の発明は、角形貫通孔を有する四角筒状の複数のワークをワーク保持機構に保持することによりワーク送り機構に対して、同一中心軸線上に一体回転可能に、かつ水平面内で前記中心軸線の延長方向及び同中心軸線と直交する方向へ一体的に位置調整可能に、かつ水平面内における同中心軸線の傾斜角度の調整可能に装着し、回転軸線が互いに平行となるように配設された複数のローラ間にワイヤを複数回連続して巻回し、そのワイヤを張設方向に走行させるとともに、前記四角筒状の複数のワークの中心軸線をワイヤ走行方向に対して水平面内で所定角度傾斜させた状態に保持しながら、前記四角筒状の複数のワークの第1の側面部をワイヤに対向させて、それらのワークをワイヤに押し付けることにより、第1の側面部から貫通孔の周面に至る第1の溝部を切断形成し、次に、ワークをワイヤから離間させた後、ワークを回転させて隣接する第2の側面部をワイヤに対向させるとともに、それらのワークを前記第1の溝部の前記第2の側面部側の端部においてワイヤと同一位置にて対向されるように位置調整し、この状態でワークをワイヤに押し付けることにより、第2の側面部から貫通孔の周面に至る第2の溝部を前記第1の溝部の端部と連続するように切断形成し、続いて、ワークをワイヤから離間させた後、ワークを回転させて隣接する第3の側面部をワイヤに対向させるとともに、それらのワークを前記第2の溝部の前記第3の側面部側の端部においてワイヤと同一位置にて対向されるように位置調整し、この状態でワークをワイヤに押し付けることにより、第3の側面部から貫通孔の周面に至る第3の溝部を前記第2の溝部の端部と連続するように切断形成し、さらに、ワークをワイヤから離間させた後、ワークを回転させて隣接する第4の側面部をワイヤに対向させるとともに、それらのワークを前記第3の溝部の前記第4の側面部側の端部においてワイヤと同一位置にて対向されるように位置調整し、この状態でワークをワイヤに押し付けることにより、第4の側面部から貫通孔の周面に至る第4の溝部を、前記第3の溝部の端部と連続するとともに、前記第1の溝部の1つ隣の溝部の端部と連続するように切断形成し、これにより複数のワークに対して螺旋溝を同時に形成することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコイル製造方法において、前記ワークの貫通孔の周面角部において、隣接する両側面部の溝部の端部が一致するように、螺旋溝を形成することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のコイル製造方法において、前記ワークの外周角部に対応してワークの中心軸線と平行に延びる仮想軸線上において、隣接する両側面部の溝部の端部が一致するように、螺旋溝を形成することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載のコイル製造方法において、前記四角筒状のワークは外側面が互いに傾斜した円錐台状の外形をなすことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明においては、請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載の発明において、ワークの角形貫通孔に嵌合されるワークホルダにワークを嵌め込んで接着結合し、前記ワーク保持機構に設けられた支持軸に同支持軸とワークとの軸線が一致するようにワークホルダを嵌着保持し、この状態でワーク及びワークホルダの一部に螺旋溝を形成した後、前記支持軸からワークホルダを取り外し、ワークホルダとワークとの接着を溶かしてワークをワークホルダから分離することを特徴とするものである。
ワーク製造装置に係る請求項に記載の発明は、回転軸線が互いに平行となるように配設された複数のローラ間に複数回連続して巻回され、ローラの回転により張設方向に走行されるワイヤと、そのワイヤに対向して、角形貫通孔を有する四角筒状の複数のワークを、各ワークの中心軸線が水平面内で同一中心軸線上に延びるように保持するワーク保持機構と、前記複数のワークを水平面内で前記中心軸線の延長方向及び同中心軸線と直交する方向へ一体的に位置調整するワーク位置調整機構と、前記ワイヤの走行方向に対するワークの中心軸線の傾斜角度を調整するワーク角度調整機構と、前記ワークを前記中心軸線の周りに一体的に回転させるワーク回転機構と、前記ワークをワイヤに対して接近離間する方向に移動させるワーク送り機構と、前記ワークの中心軸線をワイヤ走行方向に対して水平面内で所定角度傾斜させた状態に保持しながら、ワークの1つの側面部をワイヤに対向させ、この状態でワークをワイヤ側に接近移動させてワイヤに押し付けることにより、その1つの側面部から貫通孔の周面に至る溝部を切断形成し、その後にワークをワイヤから離間移動させるように、前記ワーク送り機構を制御するワーク送り制御手段と、前記ワークの1つの側面部に溝部が形成されるごとに、ワークを中心軸線の周りに回転させて、隣接する他の側面部をワイヤと順に対向させるように、前記ワーク回転機構を制御し、かつワイヤに対向配置された側面部に形成される溝部が前の側面部の溝部の端部と連続するとともに、最後の側面部に形成される溝部が最初の側面部の溝部の1つ隣りの溝部の端部と連続するように、各溝部の一端部がワイヤの同一位置に対向されるように前記ワーク位置調整機構を制御するワーク位置制御手段とを備え、複数のワークに対して螺旋溝を同時に形成することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のコイル製造装置において、前記ワーク保持機構が、ワークの中心軸線を支持する支持軸と、その支持軸に着脱自在に嵌着され、ワークの貫通孔に嵌合されるワークホルダとを備えることを特徴とするものである。
(作用)
この発明においては、走行中のワイヤに四角筒状のワークの4つの側面部を順に対向させ、この状態で複数のワークをワイヤに接近及び離間移動させることにより、ワークの4つの側面部に対して貫通孔の周面に至る溝部を順に切断形成している。そして、各側面部に形成される溝部を先に形成された隣接する側面部の溝部の端部に連続させるとともに、最後の側面部に形成される溝部を最初の側面部の溝部の1つ隣りの溝部の端部に連続させている。これにより、ワークに1本の連続した螺旋溝を形成して、コイルを成形している。
このため、断面形状が矩形状で全体として帯状をなす線材を順に巻き付けてコイルを成形している従来の製造方法とは異なって、コイルを所望のピッチで、所望の厚みとなるように正確に形成することができるとともに、コイルの内径側部分に皺等の歪みが発生する問題は全くなく、しかもワークのヤング率等の属性に影響されることが少ない。よって、所望の厚みの高品質のコイルを簡単に製造することができる。
以上のように、この発明によれば、高品質のコイルを簡単に製造することができるという効果を発揮する。
以下に、この発明の一実施形態を、図1〜図12に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、この実施形態の加工機械としてのコイル製造装置においては、装置基台21上にコラム22が立設されている。コラム22の一側には切断機構23がブラケット24を介して装設されている。この切断機構23は所定間隔をおいて平行に延びる複数の加工用ローラ25,26,27を備え、それらの外周には環状溝25a,26a,27aが加工ワークWに応じたピッチで形成されている。なお、図面においては理解を容易にするために、環状溝25a,26a,27aの数を実際よりも少なく描いてある。
前記加工用ローラ25,26,27の各環状溝25a,26a,27aには、1本の線材よりなるワイヤ28が連続的に巻回されている。そして、この実施形態においては、図2及び図3に示すように、加工用ローラ25,26,27上に環状溝25a,26a,27aを所望のピッチで形成することによって、ワイヤ28が所望の配列ピッチP1で巻回されるようになっている。このピッチP1は、製造するコイルの厚みに対応して、螺旋溝形成に必要な大きさに設定されている。
前記ブラケット24には回転方向を変更可能なワイヤ走行用モータ29が配設され、このモータ29により図示しない伝達機構及びワイヤ28を介して加工用ローラ25,26,27が回転される。そして、これらの加工用ローラ25,26,27の回転によって、ワイヤ28が所定ストロークで往復走行される。この場合、往行ストロークが復行ストロークよりも長くなるように設定され、例えば10m往行及び9m復行を繰り返して、ワイヤ28全体として一方向に送り走行されるようになっている。
図1及び図3に示すように、前記装置基台21上にはリール機構31が装設され、ワイヤ28を繰り出すための繰出しリール32と、ワイヤ28を巻き取るための巻取りリール33とを備えている。装置基台21には回転方向及び回転速度を変更可能なサーボモータよりなる一対のリール回転用モータ34,35が配設され、それらのモータ軸にはリール32,33が連結されている。そして、前記リール機構31の両リール32,33の回転により、繰出しリール32から切断機構23へワイヤ28が繰り出されるとともに、加工後のワイヤ28が巻取りリール33に巻き取られる。
図1〜図3に示すように、加工用ローラ25,26,27群の両端近傍には、それぞれ2個以上の案内ローラからなる第1及び第2案内ローラ群37,38が配置されている。そして、これらの第1及び第2案内ローラ群37,38により、加工用ローラ25,26,27と前記リール32,33との間において、ワイヤ28の走行が案内される。
第1及び第2案内ローラ群37,38間には、それぞれ3個以上の案内ローラからなる各一対の第3及び第4案内ローラ群39,40が位置調整自在に配置されている。そして、これらの第3及び第4案内ローラ群39,40により、加工用ローラ25,26,27の長さ方向の中央部にワイヤ巻付け部41が区画形成されるとともに、その両側部にワイヤ非巻付け部42が区画形成されている。なお、このワイヤ非巻付け部42は、後述するワーク保持機構50の両端ブラケット部分がワークWとともに切断されないように、ワイヤ28をとばした領域となっている。
図1に示すように、前記切断機構23の上方において加工用ローラ25〜27と平行に延びるように、ブラケット24上にはスラリ供給機構43が配設されている。そして、このスラリ供給機構43から隣接する一対の加工用ローラ25,26間のワイヤ28上に、加工液としての遊離砥粒を含む水性または油性のスラリが供給される。
図1及び図2に示すように、スラリ供給機構43の上方において、コラム22にはワーク送り機構45が装設されている。このワーク送り機構45においては、コラム22にワーク支持台としての昇降体46が上下動可能に支持されている。コラム22上にはワーク昇降用モータ47が配設され、このモータ47により図示しない送りネジ等を介して昇降体46が上下動される。昇降体46にはワーク角度調整機構としてのゴニオ機構48及びワーク位置調整機構49を介して、ワーク保持機構50が支持されている。そして、このワーク保持機構50には、銅またはアルミニウムよりなるとともに中心に角形貫通孔Wpを有する複数の四角筒状のワークWが、自体の中心軸線L1を水平面内に配置した状態で着脱自在にセットされるようになっている。
そこで、前記ゴニオ機構48、ワーク位置調整機構49及びワーク保持機構50について詳細に説明する。
図1,図2,図4〜図6に示すように、前記ゴニオ機構48は昇降体46に内装され、その下部には前記ワーク位置調整機構49を取り付けるための取付テーブル52が支持されている。ゴニオ機構48の上部にはワーク角度調整用モータ53が配設され、このモータ53にてゴニオ機構48が作動されることにより、取付テーブル52が垂直軸線L2を中心に回動されて、水平面内におけるワークWの中心軸線L1の回動角度位置が調整される。
前記ワーク位置調整機構49においては、取付テーブル52の下部に第1移動体54が案内体55を介して、水平面内でワークWの中心軸線L1と直交する方向へ移動可能に支持されている。取付テーブル52にはワーク移動用第1モータ56が配設され、このモータ56の駆動により第1移動体54が送りネジ57等を介して、ワークWの中心軸線L1と直交する方向に移動される。
前記第1移動体54には、第2移動体58がワークWの中心軸線L1の延長方向へ移動可能に支持されている。第1移動体54にはワーク移動用第2モータ59がブラケット60を介して取り付けられ、このモータ59の駆動により第2移動体58が送りネジ61等を介して、ワークWの中心軸線L1の延長方向に移動される。
図4〜図6に示すように、前記ワーク保持機構50においては、第2移動体58の下部に本体フレーム63が取り付けられている。本体フレーム63の一端下面には、第1ブラケット63aが一体に突出形成されている。この第1ブラケット63aと対応するように、本体フレーム63の他端下面には第2ブラケット63bがアリ嵌合部63cを介して着脱可能に取り付けられ、複数のボルト64により本体フレーム63に固定されている。
前記本体フレーム63の第1ブラケット63aには、ワーク保持機構50を構成する一対の支持軸65が水平面内において平行に延びるように、ベアリング66を介して回転可能に支持され、それらの他端部がカラー部材67を介して第2ブラケット63bに着脱可能及び回転可能に支持されている。第1ブラケット63aの外面にはワーク回転機構を構成するワーク回転用モータ68が配設され、このモータ68の駆動により歯車伝達機構69を介して両支持軸65の回転角度位置が同期して変更される。各支持軸65に対応するように第1ブラケット63aには軸固定手段としての固定ネジ70がそれぞれ螺合され、これらの固定ネジ70を締め付けることにより、両支持軸65が所要の回転角度位置において固定されるようになっている。
前記各支持軸65は、モータ68側に位置する基端軸部65aと、その基端軸部65aに対して一体回転可能及び脱着交換可能に連結された断面ほぼ四角形状をなす連結軸部65bとより構成されている。各支持軸65の連結軸部65bの一端には、位置決め用の段差部65cが形成されている。各支持軸65の連結軸部65bには、ワークWの貫通孔Wpに貫通される四角筒状をなす複数のワークホルダ71が一端縁を段差部65cに当接させた状態で一体回転可能及び着脱自在に嵌着され、それらのワークホルダ71には四角筒状のワークWが貫通孔Wpにおいて接着剤を介してそれぞれ嵌合固定されている。この場合、ワークホルダ71が支持軸65上に嵌め込まれた状態においては、ワークホルダ71上のワークWの軸線と支持軸65の軸線とが一致するようになっている。
すなわち、前記支持軸65の基端軸部65a及び固定ネジ70は、ワーク保持機構50の本体フレーム63に対して常に取り付けられた状態にある。これに対して、各支持軸65の連結軸部65bは、本体フレーム63に対して着脱可能に取り付けられて、基端軸部65aに連結されるようになっている。そして、ワークWの切断加工が終了するごとに、連結軸部65bを本体フレーム63から取り外して、その連結軸部65bに対してワークWをワークホルダ71とともに脱着交換するようになっている。
次に、前記のような構成のコイル製造装置の電気的構成について説明する。図10示すように、ワーク送り制御手段及びワーク位置制御手段としての制御装置75は、CPU76及びメモリ77を備えている。そして、CPU76の制御に基づいてメモリ77に記憶されたプログラムが実行されることにより、後述するように、前記各機構23,31,45,48,49,50を構成する各モータ29,34,35,47,53,56,59,68等の各種の動作が制御される。
次に、前記のように構成されたコイル製造装置によりコイルを製造する場合の方法について説明する。これらの工程は、前記プログラムの進行に伴って実行される。
さて、このコイル製造装置の運転時には、複数の四角筒状のワークWがワークホルダ71に嵌合固定された状態でワーク保持機構50の各支持軸65に位置合わせした状態で3個ずつセットされる。この場合、各ワークWはその貫通孔Wpにおいてワークホルダ71に嵌め込まれて、同貫通孔Wpの内周面において、スラリやクーラント液には溶けないが、湯や溶剤には容易に溶ける接着剤により、ワークホルダ71の外周面に接着結合されている。そして、この状態では、ワークWの軸線と支持軸65の軸線とが一致する。
そして、図8(a)に示すように、前記ワーク保持機構50のワーク回転用モータ68の駆動により、両支持軸65の回転角度が同期して調節されて、四角筒状の各ワークWの4つの側面部Wa,Wb,Wc,Wdのうちで、第1の側面部Waがワイヤ28に対向配置される。また、図7に示すように、ゴニオ機構48の作用により、ワークWの中心軸線L1が加工用ローラ25〜27の回転軸線L3に対して、製造するコイルの厚みやワークWの寸法差に対応して決定される角度だけ微少に傾斜した状態に配置される。なお、特に、図1〜図5、図7、図8、図11及び図12等の各図においては、理解を容易にするために、ワークWを大きくしたり、ワイヤピッチを広くしたりする等、各部のプロポーションを実際とは異なるように描いてある。
この状態で、装置の運転が開始されると、ワイヤ28が切断機構23の加工用ローラ25,26,27間で走行されるとともに、スラリ供給機構43からワイヤ28上へ遊離砥粒を含むスラリが供給される。そして、ワーク送り機構45が下方に送り移動されて、ワークWがワイヤ28に押し付け接触される。これにより、図8(a)、図11及び図12に示すように、ワークWの第1の側面部Waが貫通孔Wpの周面に至る位置まで切断されて、その第1の側面部Waに複数の第1の溝部Saがワイヤ28のピッチに応じて形成される。なお、この場合、ワークホルダ71の一部もワイヤ28によって切り込まれる。
次いで、ワーク送り機構45の上方への退避移動により、ワークWがワイヤ28から離間される。この状態で、ワーク保持機構50のワーク回転用モータ68の駆動により、両支持軸65が前述した第1の溝部Saの切断終了位置から90度回動されて、図8(b)に示すように、ワークWの第1の側面部Waに隣接する第2の側面部Wbがワイヤ28に対向配置される。それとともに、ワークWの外周角部に対応してワークWの中心軸線L1と平行に延びる仮想線(ワークWの外形の角部が互いに平行であればワークWの外形角線とこの仮想線が一致する)L4上において、隣接する両側面部の溝部の端部が一致する螺旋溝Ssが形成されるようにするため、前記仮想線L4を回転中心にしてワークWを90度転倒させたときのワークWの中心軸線L1の水平方向の変位量Δd(ワークWの外形2辺の寸法をa,bとすると、Δd=(a+b)/2)に相当する距離だけワーク位置調節機構49のワーク移動用第1モータ56を駆動して第1移動体54を移動制御している。同時に、前記転倒させたときのワークWの中心軸線L1方向の変位量(図示せず)に相当する距離だけワーク位置調節機構49のワーク移動用第2モータ59を駆動して第2移動体58を移動制御し、前記仮想線L4上の各溝位置が前回切断されたワイヤ28と同一位置に対向されるようにワークWの位置調節が行われる。
そして、この状態で前記第1の溝部Saの切断加工時と同様に、ワイヤ28が走行されるとともに、そのワイヤ28上にスラリが供給されながら、ワーク送り機構45の送り移動により、ワークWがワイヤ28に押し付け接触される。これにより、図8(b)及び図11に示すように、ワークWの第2の側面部Wbが貫通孔Wpの周面に至る位置まで切断されて、その第2の側面部Wbに複数の第2の溝部Sbが形成される。この各第2の溝部Sbの端部はワークWの角部において、第1の溝部Saの端部に接続される。
続いて、ワーク送り機構45の上方への退避移動により、ワークWがワイヤ28から離間される。この状態で、ワーク回転用モータ68の駆動により、両支持軸65がさらに90度回動されて、図9(a)に示すように、ワークWの第2の側面部Wbに隣接する第3の側面部Wcがワイヤ28に対向配置される。同時に、ワーク移動用第1モータ56の駆動により、ワーク保持機構50が前述した変位量Δdに相当する距離だけ移動されるとともに、ワーク移動用第2モータ59の駆動によりワーク保持機構50がワークWの中心軸線L1方向にも移動調節される。
この状態で、前記第1及び第2の溝部Sa,Sbの切断加工時と同様に、ワイヤ28が走行されるとともに、そのワイヤ28上にスラリが供給されながら、ワーク送り機構45の送り移動により、ワークWがワイヤ28に押し付け接触される。これにより、図9(a)及び図11に示すように、ワークWの第3の側面部Wcが貫通孔Wpの周面に至る位置まで切断されて、その第3の側面部Wcに複数の第3の溝部Scが形成される。この各第3の溝部Scの端部はワークWの角部において、第2の溝部Sbの端部に接続される。
さらに、ワーク送り機構45の上方への退避移動により、ワークWがワイヤ28から離間される。この状態で、ワーク回転用モータ68の駆動により、両支持軸65がさらに90度回動されて、図9(b)に示すように、ワークWの第3の側面部Wcに隣接する第4の側面部Wdがワイヤ28に対向配置される。同時に、ワーク移動用第1モータ56の駆動により、ワーク保持機構50が前述した変位量Δdに相当する距離だけ移動されるとともに、ワーク移動用第2モータ59の駆動によりワーク保持機構50がワークWの中心軸線L1方向にも移動調節される。
この状態で、前記第1〜第3の溝部Sa,Sb,Scの切断加工時と同様に、ワイヤ28が走行されるとともに、そのワイヤ28上にスラリが供給されながら、ワーク送り機構45の送り移動により、ワークWがワイヤ28に押し付け接触される。これにより、図9(b)及び図11に示すように、ワークWの第4の側面部Wdが貫通孔Wpの周面に至る位置まで切断されて、その第4の側面部Wdに複数の第4の溝部Sdが形成される。この各第4の溝部Sdの一方の端部はワークWの角部において、第3の溝部Scの端部に接続される。また、各第4の溝部Sdの他方の端部はワークWの角部において、第1の溝部Saの1つ隣りの溝部の端部に接続される。これによって、ワークWに螺旋溝Ssが形成される。
その後、ワーク保持機構50の本体フレーム63から第2ブラケット63bを取り外して、各支持軸65の端部を開放する。この状態で、各支持軸65の連結軸部65bを基端軸部65aから離脱させ、本体フレーム63から取り外す。次いで、連結軸部65bから、各ワークWをワークホルダ71とともに、抜き取る。そして、それらのワークWをワークホルダ71とともに図示しない溶剤槽に漬け込んで、ワークWとワークホルダ71との間の接着剤を溶かすことにより、各ワークWをワークホルダ71から分離させる。
これにより、図11及び図12に示すように、ワークWに1本の連続した螺旋溝Ssを形成したコイルCが成形される。この場合、四角筒状のワークWに合わせて、ワイヤ28の配列ピッチP1が設定されているため、コイルCの螺旋部Caの断面積が等しくなるように形成される。
以上のように、このコイル製造方法においては、ワイヤ28により四角筒状のワークWの4つの側面部Wa〜Wdに、第1〜第4の溝部Sa〜Sdを貫通孔Wpの周面に至る位置まで切断形成し、それらの溝部Sa〜Sdの端部を順に接続させることにより、1本の連続した螺旋溝Ssを形成して、コイルCを成形している。このため、コイルCを所望の厚みとなるように正確に形成することができ、高品質のコイルCを製造することができる。また、ワークWの4つの側面部Wa〜Wdを順に切断加工するのみであるから、その製造は容易である。
また、ワークWの各側面部Wa〜Wdに溝部Sa〜Sdを切断形成するごとに、ワークWをワイヤ28から離間させて、その離間状態でワークWを回動させるとともに、ワークWをワイヤ28の走行方向及びワークWの中心軸線L1の延長方向に位置調整している。このため、ワークWを切り込み位置において回動させながら位置調節する場合と異なって、ワイヤ28によりワークWに螺旋溝Ssを高精度に形成することができる。
さらに、この実施形態では、ワーク保持機構50に一対の支持軸65が装備されるとともに、それらの支持軸65に各3個のワークWがワークホルダ71を介して着脱可能に取り付けられるようになっている。このため、6個のワークWを同時に加工することができて、生産能率を大幅に向上させることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ワークWの貫通孔の周面角部において、隣接する両側面部の溝部Sa〜Sdの端部が一致するように、螺旋溝Ssを形成すること。この場合、ワークWの貫通孔Wpの図13に示す内周角線L5を回転中心にしてワークWを90度転倒させたときのワークWの中心軸線L1の水平方向の変位量に相当する距離だけワーク位置調節機構49のワーク移動用第1モータ56を駆動して、第1移動体54を移動制御する。この場合には、内周角線L5を回転中心にして転倒させながら水平方向に変位させるため、前記実施形態の外周角線(前記仮想線)L4を中心に転倒させる場合と比較して、変位量が前記ΔdマイナスワークWの肉厚分の寸法となって、変位調節のための移動量が少なくて済む。
・ 図13に示すように、ワークWとして、外周面が互いに傾斜した円錐台形状の外形をなすもの等、前記実施形態とは異なった形状のものを用いること。この場合、加工用ローラ25,26,27の環状溝25a,26a,27aのピッチを変化させることで、ワイヤ28の配列ピッチを適宜に拡縮調整する必要がある。
・ 図13に示すような形状のワークWに対して、第1〜第4の側面部Wa〜Wdに第1〜第4の溝部を順に切断加工する際に、ワークWの各外周角部に対応してワークWの中心軸線L1と平行に延びる仮想線L4上において、各溝部の端部が一致するように位置調節機構49を制御すること。
・ 両端間の形状が同一の四角筒状のワークWの切断に際して、ワイヤ28の配列ピッチを部位によって適宜に拡縮変更すること。
・ 前記実施形態において、ワーク保持機構50に1本または3本以上の複数の支持軸65を装備すること。
・ 前記実施形態において、ワーク保持機構50の支持軸65に、1個、2個、あるいは4個以上の実施形態とは異なった個数のワークWを支持するように構成すること。
・ 前記実施形態において、加工用ローラの本数を2本または4本以上にすること
実施形態のコイル製造装置を示す正面図。 図1のコイル製造装置の側面図。 同じくコイル製造装置の要部を拡大して示す斜視図。 ワーク保持機構及びその関連構成を拡大して示す断面図。 ワーク保持機構をさらに拡大して示す断面図。 同じくワーク保持機構の要部側面図。 コイル製造装置によるコイルの製造方法を示す平面図。 (a)及び(b)は同じくコイル製造方法を順に示す要部断面図。 (a)及び(b)は図8に続いてコイル製造方法を順に示す要部断面図。 コイル製造装置の電気的構成を示すブロック図。 コイル製造装置により製造されたコイルを簡略化して示す透視図。 同じくコイルの断面図。 コイルを製造するためのワークの別の形状構成を示す斜視図。
符号の説明
23…切断機構、25,26,27…加工用ローラ、28…ワイヤ、29…ワイヤ走行用モータ、31…リール機構、43…スラリ供給機構、45…ワーク送り機構、47…ワーク昇降用モータ、48…ワーク角度調整機構としてのゴニオ機構、49…ワーク位置調整機構、50…ワーク保持機構、53…ワーク角度調整用モータ、56…ワーク移動用第1モータ、59…ワーク移動用第2モータ、63…本体フレーム、63a…第1ブラケット、63b…第2ブラケット、65…支持軸、68…ワーク回転機構としてワーク回転用モータ、71…ワークホルダ、75…ワーク送り制御手段及びワーク位置制御手段としての制御装置、W…ワーク、Wp…貫通孔、Wa,Wb,Wc,Wd…第1〜第4の側面部、Sa,Sb,Sc,Sd…第1〜第4の溝部、Ss…螺旋溝、C…コイル、L1…ワークの中心軸線、L3…回転軸線。

Claims (7)

  1. 角形貫通孔を有する四角筒状の複数のワークをワーク保持機構に保持することによりワーク送り機構に対して、同一中心軸線上に一体回転可能に、かつ水平面内で前記中心軸線の延長方向及び同中心軸線と直交する方向へ一体的に位置調整可能に、かつ水平面内における同中心軸線の傾斜角度の調整可能に装着し、
    回転軸線が互いに平行となるように配設された複数のローラ間にワイヤを複数回連続して巻回し、そのワイヤを張設方向に走行させるとともに、前記四角筒状の複数のワークの中心軸線をワイヤ走行方向に対して水平面内で所定角度傾斜させた状態に保持しながら、前記四角筒状の複数のワークの第1の側面部をワイヤに対向させて、それらのワークをワイヤに押し付けることにより、第1の側面部から貫通孔の周面に至る第1の溝部を切断形成し、
    次に、ワークをワイヤから離間させた後、ワークを回転させて隣接する第2の側面部をワイヤに対向させるとともに、それらのワークを前記第1の溝部の前記第2の側面部側の端部においてワイヤと同一位置にて対向されるように位置調整し、この状態でワークをワイヤに押し付けることにより、第2の側面部から貫通孔の周面に至る第2の溝部を前記第1の溝部の端部と連続するように切断形成し、
    続いて、ワークをワイヤから離間させた後、ワークを回転させて隣接する第3の側面部をワイヤに対向させるとともに、それらのワークを前記第2の溝部の前記第3の側面部側の端部においてワイヤと同一位置にて対向されるように位置調整し、この状態でワークをワイヤに押し付けることにより、第3の側面部から貫通孔の周面に至る第3の溝部を前記第2の溝部の端部と連続するように切断形成し、
    さらに、ワークをワイヤから離間させた後、ワークを回転させて隣接する第4の側面部をワイヤに対向させるとともに、それらのワークを前記第3の溝部の前記第4の側面部側の端部においてワイヤと同一位置にて対向されるように位置調整し、この状態でワークをワイヤに押し付けることにより、第4の側面部から貫通孔の周面に至る第4の溝部を、前記第3の溝部の端部と連続するとともに、前記第1の溝部の1つ隣の溝部の端部と連続するように切断形成し、これにより複数のワークに対して螺旋溝を同時に形成することを特徴とするコイル製造方法。
  2. 前記ワークの貫通孔の周面角部において、隣接する両側面部の溝部の端部が一致するように、螺旋溝を形成することを特徴とする請求項1に記載のコイル製造方法。
  3. 前記ワークの外周角部に対応してワークの中心軸線と平行に延びる仮想軸線上において、隣接する両側面部の溝部の端部が一致するように、螺旋溝を形成することを特徴とする請求項1に記載のコイル製造方法。
  4. 前記四角筒状のワークは外側面が互いに傾斜した円錐台状の外形をなすことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載のコイル製造方法。
  5. ワークの角形貫通孔に嵌合されるワークホルダにワークを嵌め込んで接着結合し、前記ワーク保持機構に設けられた支持軸に同支持軸とワークとの軸線が一致するようにワークホルダを嵌着保持し、この状態でワーク及びワークホルダの一部に螺旋溝を形成した後、前記支持軸からワークホルダを取り外し、ワークホルダとワークとの接着を溶かしてワークをワークホルダから分離することを特徴とする請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載のコイル製造方法。
  6. 回転軸線が互いに平行となるように配設された複数のローラ間に複数回連続して巻回され、ローラの回転により張設方向に走行されるワイヤと、
    そのワイヤに対向して、角形貫通孔を有する四角筒状の複数のワークを、各ワークの中心軸線が水平面内で同一中心軸線上に延びるように保持するワーク保持機構と、
    前記複数のワークを水平面内で前記中心軸線の延長方向及び同中心軸線と直交する方向へ一体的に位置調整するワーク位置調整機構と、
    前記ワイヤの走行方向に対するワークの中心軸線の傾斜角度を調整するワーク角度調整機構と、
    前記ワークを前記中心軸線の周りに一体的に回転させるワーク回転機構と、
    前記ワークをワイヤに対して接近離間する方向に移動させるワーク送り機構と、
    前記ワークの中心軸線をワイヤ走行方向に対して水平面内で所定角度傾斜させた状態に保持しながら、ワークの1つの側面部をワイヤに対向させ、この状態でワークをワイヤ側に接近移動させてワイヤに押し付けることにより、その1つの側面部から貫通孔の周面に至る溝部を切断形成し、その後にワークをワイヤから離間移動させるように、前記ワーク送り機構を制御するワーク送り制御手段と、
    前記ワークの1つの側面部に溝部が形成されるごとに、ワークを中心軸線の周りに回転させて、隣接する他の側面部をワイヤと順に対向させるように、前記ワーク回転機構を制御し、かつワイヤに対向配置された側面部に形成される溝部が前の側面部の溝部の端部と連続するとともに、最後の側面部に形成される溝部が最初の側面部の溝部の1つ隣りの溝部の端部と連続するように、各溝部の一端部がワイヤの同一位置に対向されるように前記ワーク位置調整機構を制御するワーク位置制御手段と
    を備え、複数のワークに対して螺旋溝を同時に形成することを特徴とするコイル製造装置。
  7. 前記ワーク保持機構は、ワークの中心軸線を支持する支持軸と、その支持軸に着脱自在に嵌着され、ワークの貫通孔に嵌合されるワークホルダとを備えることを特徴とする請求項に記載のコイル製造装置
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