JP4549420B2 - デルタシグマ変調器 - Google Patents

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Description

本発明はデルタシグマ変調器、特に連続時間型デルタシグマ変調器に関する。
デルタシグマ変調器は、入力信号を離散化するスイッチの位置により、離散時間型デルタシグマ変調器と連続時間型デルタシグマ変調器の2つに大別される。
連続時間型デルタシグマ変調器の場合、ループフィルタ後に離散化するスイッチが存在するため、ループフィルタは入力信号である連続時間信号を処理する。これにより、離散化するスイッチを介してループフィルタ出力が量子化器に入力され、この量子化器からのデジタル出力は、アナログ変換されたあと連続的にループフィルタにフィードバックする必要がある。したがって、ループフィルタにフィードバックする信号をアナログ変換する際に、そのタイミングを決めるタイミング信号のジッタ成分が大きいと、そのジッタノイズが入力信号に加算されてしまい、デジタル出力のノイズレベルを悪化させるといった問題があった。
この連続時間型デルタシグマ変調器特有の問題を解決し、ジッタ耐性を向上させる手段として、例えば図3AにあるようなSC(スイッチトキャパシタ)フィードバックDA(またはSCRフィードバックDA)と呼ばれるDAC(デジタルアナログコンバータ)を使用することが非常に有効である(例えば、非特許文献1、非特許文献2)。ここで図2〜図4を用いてその動作原理を説明する。
図2は、ジッタ耐性を向上させる手段としてSCフィードバックDA103を有した、連続時間型のデルタシグマ変調器である。ループフィルタ101は処理すべき連続時間信号を入力し、その出力をクロックCLKに応答して離散化するスイッチSW1を介して量子化器102に供給し、量子化器102からのデジタル出力をSCフィードバックDA103にアナログ変換のタイミング信号として供給する。SCフィードバックDA103は、量子化器102から出力されたデジタル信号と、フィードバックさせる電圧信号の最大レベルを決める第1の基準電圧Vrefとから、ループフィルタ101にフィードバックさせる電流を生成する。
図3Aは、SCフィードバックDA103の具体的な回路例である。スイッチSW2がa端子に接続されているときは、基準電圧Vrefにより電荷を容量Cfbに一旦蓄え、量子化器102の出力に応じてスイッチSW2がb端子側に切り替わったときに容量Cfbに蓄えられた電荷を、ループフィルタ101に抵抗Rfbを介してフィードバックさせる。スイッチSW2がb端子側に切り替わった瞬間の最大電流値はVref/Rfbであり、その後、時定数τ=Rfb×Cfbによってその電流量は減衰される(図3B)。
一方、図4AにSI(スイッチトカレント)フィードバックDAと呼ばれる別方式のDACの具体的な回路例を示す。SIフィードバックDAは固定電流源401とスイッチSW3とから構成される。量子化器102の出力に応じてスイッチSW3が閉じたときに、固定電流源401からの電流Ifbによって、電荷をループフィルタ101へフィードバックさせる。
ここで、量子化器102の出力はサンプリングクロックCLKに応答して生成されるため、このクロックCLKにジッタが重畳された場合、量子化器102の出力は時間的なゆらぎを持ってしまう。したがって、ループフィルタ101に電荷をフィードバックする区間もその長さがゆらいでしまう。これにより、CLKの周期Ts毎にループフィルタ101にフィードバックされる電荷QscもしくはQsiは、このゆらぎの影響を受け微小に変化する。この微小変化量をそれぞれΔQsc、ΔQsiとすると、図3B、図4Bから明らかなように、Qsc、Qsiに対するΔQsc、ΔQsiの割合は、ループフィルタ101に電荷をフィードバックする区間の前半でフィードバックすべき電荷の大半を戻してしまうSCフィードバックDAの方が、同じゆらぎ量に対して比べてみても、圧倒的に小さい。
したがって、SCフィードバックDAはSIフィードバックDAに比べ、ジッタ耐性があり、連続時間型デルタシグマ変調器には非常に有効な回路である。
なお、図3B、図4Bでは、CLKの周期Tsの半分を、電荷をフィードバックする区間として表記しているが、もちろんこれに限られることではない。
Maurits Ortmanns, "A Continuous―Time ΣΔModulator With Reduced Sensitivity to Clock Jitter Through SCR Feedback"、IEEE Trans. Circuits Syst.I、Regular Papers,vol.52 No.5、MAY 2005 Robert H.M.van Veldhoven,"A Triple-Mode Continuous−Time ΣΔ Modulator With Switched-Capacitor Feedback DAC for a GSM-EDGE/CDMA2000/UMTS Receiver"、IEEE Journal of Solid-State Circuits、vol.38、No.12、December 2003
しかしながら、上記SCフィードバックDAにおいてフィードバックさせる電荷量は、そのDACを構成する容量や抵抗の絶対素子値に依存するところが多く、製造プロセス変動や動作温度条件などによりフィードバックさせる電荷量は大きく左右される。これによりフィードバックのゲインが安定せず、最悪な場合にはフィードバック量不足によるループの発振を招くおそれもあった。
そこで本発明は、上記の点に鑑み、製造プロセス変動や動作温度条件などに影響されず、一定のフィードバック量を維持することによって、安定した動作が得られるデルタシグマ変調器を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、入力端子と、前記入力端子から連続時間信号を入力する連続時間ループフィルタと、前記連続時間ループフィルタからの出力をクロックに応答して量子化したデジタル信号を出力する量子化器と、容量および抵抗を有し、前記量子化器から出力されたデジタル信号に応じて第1の基準電圧に依存するアナログ信号を出力し前記連続時間ループフィルタにフィードバックするスイッチトキャパシタフィードバックDA変換器とを具え、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、前記連続時間ループフィルタにフィードバックする出力信号を、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰させるデルタシグマ変調器であって、前記第1の基準電圧を可変にし、前記第1の基準電圧を発生する基準電圧発生回路を具え、前記基準電圧発生回路は、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器のレプリカ回路と、前記レプリカ回路から出力された信号を検出する検出回路と、前記検出回路によって検出された信号を元に基準電圧を発生する電圧発生手段とを有し、前記電圧発生手段からの出力は、前記第1の基準電圧であり且つ前記レプリカ回路に入力されることを特徴とするデルタシグマ変調器である。
請求項2に記載の発明は、入力端子と、前記入力端子から連続時間信号を入力する連続時間ループフィルタと、前記連続時間ループフィルタからの出力をクロックに応答して量子化したデジタル信号を出力する量子化器と、容量および抵抗を有し、前記量子化器から出力されたデジタル信号に応じて第1の基準電圧に依存するアナログ信号を出力し前記連続時間ループフィルタにフィードバックするスイッチトキャパシタフィードバックDA変換器とを具え、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、前記連続時間ループフィルタにフィードバックする出力信号を、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰させるデルタシグマ変調器であって、前記第1の基準電圧を可変にし、前記第1の基準電圧を発生する基準電圧発生回路を具え、前記基準電圧発生回路は、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器のレプリカ回路と、前記レプリカ回路から出力された信号を平滑化する平滑化手段と、前記平滑化手段によって平滑化された信号と第2の基準電圧とを比較しその差を増幅する増幅手段とを有し、前記増幅手段からの出力は、前記第1の基準電圧であり且つ前記レプリカ回路に入力されることを特徴とするデルタシグマ変調器である
請求項3に記載の発明は、入力端子と、前記入力端子から連続時間信号を入力する連続時間ループフィルタと、前記連続時間ループフィルタからの出力をクロックに応答して量子化したデジタル信号を出力する量子化器と、容量および抵抗を有し、前記量子化器から出力されたデジタル信号に応じて第1の基準電圧に依存するアナログ信号を出力し前記連続時間ループフィルタにフィードバックするスイッチトキャパシタフィードバックDA変換器とを具え、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、前記連続時間ループフィルタにフィードバックする出力信号を、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰させるデルタシグマ変調器であって、前記第1の基準電圧を可変にし、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器から出力された信号を検出する第1のフィードバック量検出回路と、前記第1のフィードバック量検出回路によって検出された信号を元に第1の基準電圧を発生する基準電圧発生手段とを具えることを特徴とするデルタシグマ変調器である
請求項4に記載の発明は、入力端子と、前記入力端子から連続時間信号を入力する連続時間ループフィルタと、前記連続時間ループフィルタからの出力をクロックに応答して量子化したデジタル信号を出力する量子化器と、容量および抵抗を有し、前記量子化器から出力されたデジタル信号に応じて第1の基準電圧に依存するアナログ信号を出力し前記連続時間ループフィルタにフィードバックするスイッチトキャパシタフィードバックDA変換器とを具え、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、前記連続時間ループフィルタにフィードバックする出力信号を、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰させるデルタシグマ変調器であって、前記第1の基準電圧を可変にし、前記連続時間ループフィルタに基準信号を入力したときの前記量子化器から出力された信号を検出する第2のフィードバック量検出回路と、前記第2のフィードバック量検出回路によって検出された信号を元に第1の基準電圧を発生する基準電圧発生手段とをさらに具え、前記基準電圧発生手段は発生した前記第1の基準信号を保持することを特徴とするデルタシグマ変調器である
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器において、前記連続時間ループフィルタにフィードバックするクロック周期毎の電荷量が一定になるように前記第1の基準電圧を帰還制御する制御手段を具えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項に記載のデルタシグマ変調器において、前記第1のフィードバック量検出回路は、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器から出力された信号を平滑化する第1の平滑化手段を有し、前記基準電圧発生手段は、前記量子化器から出力されたデジタル信号をDA変換するスイッチトカレントフィードバックDAと、前記スイッチトカレントフィードバックDA変換器から出力された信号を平滑化する第2の平滑化手段と、前記第1および第2の平滑化手段から出力された信号を比較する第1の増幅器とを有し、前記増幅器からの出力は前記第1の基準電圧であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載のデルタシグマ変調器において、前記第2のフィードバック量検出回路は、前記量子化器から出力されたデジタル信号をモニターする量子化器出力モニター回路と、前記量子化器出力モニター回路の出力と入力された基準信号から推測される出力値との差からフィードバックされた電荷量を検出するフィードバック電荷量検出回路とを有し、前記基準電圧発生手段は、前記第2のフィードバック量検出回路からの出力値をもとに電圧を発生する電圧発生回路を有し、前記電圧発生回路からの出力は前記第1の基準電圧であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器において、前記連続時間ループフィルタにフィードバックするクロック周期毎の電荷量を可変とする手段を具えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項に記載のデルタシグマ変調器において、前記第2の基準電圧を可変にすることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器において、前記連続時間ループフィルタは、抵抗と容量と差動増幅器とからなるフィルタによって構成されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器において、前記連続時間ループフィルタは、トランスコンダクタンスアンプと容量とからなるフィルタによって構成されることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器において、前記連続時間ループフィルタは、抵抗、容量および差動増幅器からなるフィルタと、トランスコンダクタンスアンプおよび容量からなるフィルタとを縦続接続して構成されることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器において、前記連続時間ループフィルタは、積分器、ローパスフィルタまたはバンドパスフィルタによって構成されることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器において、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、さらにトランスコンダクタンスアンプを有し、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰された電圧信号を、前記トランスコンダクタンスアンプで電流に変換し前記連続時間ループフィルタに出力することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のデルタシグマ変調器において、前記連続時間ループフィルタは、容量とトランスコンダクタンスアンプとを有することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項に記載のデルタシグマ変調器において、前記レプリカ回路は、容量と抵抗とトランスコンダクタンスアンプとを有することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載のデルタシグマ変調器において、前記連続時間ループフィルタおよび前記平滑化手段は、容量とトランスコンダクタンスアンプとを有することを特徴とする。
本発明によれば、製造プロセス変動や動作温度条件などに影響されずに、一定のフィードバック量を維持することによって安定した動作が得られるデルタシグマ変調器を提供することができる。
図1は、本発明のデルタシグマ変調器の構成図である。 図2は、従来のSC(SCR)フィードバックDAを有するデルタシグマ変調器の構成図である。 図3Aは、SCフィードバックDAを説明する回路図である。 図3Bは、SCフィードバックDAの動作説明図である。 図4Aは、SIフィードバックDAを説明する回路図である。 図4Bは、SIフィードバックDAの動作説明図である。 図5は、本発明の実施例2のデルタシグマ変調器の構成図である。 図6は、本発明の実施例2のフィードバック量検出回路と基準電圧発生回路の一実施例である。 図7Aは、本発明の実施例2に係るその他の実施例である。 図7Bは、本発明の実施例2に係るその他の実施例である。 図8は、本発明の実施例2に係るその他の実施例のフィードバック量検出回路と基準電圧発生回路の一実施例である。 図9は、本発明の実施例3に係るデルタシグマ変調器の構成図である。 図10は、本発明の実施例4に係るデルタシグマ変調器の構成図である。 図11は、本発明のデルタシグマ変調器において各構成要素の出力信号の様子を示す図である。 図12Aは、フィードバックされる電荷が一定になるよう負帰還制御がかかる様子を説明する図である。 図12Bは、フィードバックされる電荷が一定になるよう負帰還制御がかかる他の様子を説明する図である。 図13は、本発明の実施例5に係るデルタシグマ変調器の構成図である。 図14は、本発明の実施例6に係るデルタシグマ変調器の構成図である。 図15Aは、第6および実施例8におけるSCフィードバックDAを説明する回路図である。 図15Bは、第6および第8のの実施形態におけるSCフィードバックDAの動作説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態であるデルタシグマ変調器を示す回路図である。図1に示すように本実施形態のデルタシグマ変調器は、連続時間信号を処理可能な連続時間ループフィルタ101と、その出力信号をクロックCLKに応答して離散化するスイッチSW1と、スイッチSW1を介して得られた信号を量子化してデジタル信号出力する量子化器102と、量子化器102から出力されたデジタル信号に基づいて、ループフィルタ101にフィードバックさせる電流を生成し、ループフィルタ101にフィードバックするSC(SCR)フィードバックDA103と、SCフィードバックDA103からフィードバックする電荷量を決める第1の基準電圧Vrefを発生する基準電圧発生回路100とから構成される。
SCフィードバックDA103の具体的な回路例と回路動作について図3Aを参照しながら説明する。
SCフィードバックDA103は、容量Cfbと、容量Cfbに蓄えられた電荷を電流に変換する抵抗Rfbと、量子化器102の出力信号に応じて同出力信号がLow(レベル)の期間は容量Cfbをa端子、すなわち基準電圧Vrefに接続し、同出力信号がHi(レベル)の期間は容量Cfbをb端子、すなわち抵抗Rfbに接続するようにスイッチングするスイッチSW2とから構成される。
スイッチSW2がa端子側に接続されているときに基準電圧Vrefによって容量Cfbに蓄えられた電荷は、スイッチSW2がb端子側に接続されているときにループフィルタ101にフィードバックする。スイッチSW2がそのb端子に接続された瞬間の電流I(t=0)はI(t=0)=Vref/Rfbで表される。
その後、スイッチSW2がb端子に接続されている期間中に、ループフィルタ101にフィードバックされる電流量は、容量Cfb、抵抗Rfbによって決まる時定数τ(=Rfb×Cfb)によって次式のように表される。
I=(Vref/Rfb)×exp(−t/τ)
クロックCLKの周期Ts毎にループフィルタ101にフィードバックされる電荷量Qscは、電荷をフィードバックする区間内で、上記電流値を時間積分したものであり、
Qsc=∫{(Vref/Rfb)×exp(−t/τ)}dt
で計算される。ここで時定数τが電荷をフィードバックする区間に比べ十分短いと仮定すると
Qsc=(Vref/Rfb)×τ=Vref×Cfb
となる。
以上の結果から、基準電圧発生回路100により基準電圧Vrefの値を適宜調整することによって、たとえCfbの絶対値が製造プロセス変動によってばらついたり、動作温度条件によりその値を変化させたとしても、フィードバックされる電荷量Qscを一定に維持することができ、安定した動作のデルタシグマ変調器を提供することができる。
上記実施例では、フィードバックのゲインを一定にさせることを目的としているが、あえてフィードバック量を変化させることにより、デルタシグマ変調器にVGA(Valuable Gain Amplifier)としての機能を持たせるように構成することも可能である。
なお、上記結果から明らかなように、容量Cfbを適宜変化させることによってもフィードバックさせる電荷量Qscを一定に維持することができる。そのためには、あらかじめ容量Cfbをこれより細かな容量で分割しスイッチなどで並列に接続しておく必要がある。これによる調整値は一般的に離散値であるため精度よく調整するためには、細かな容量を並列に接続することで実現される。また、電荷を充放電する期間を適宜調整することによってもフィードバックさせる電荷量Qscを一定に維持することができる。ここで、高速の信号を扱うデルタシグマ変調器などでは、クロックCLKの周期は数nsecといった非常に短い時間であるので、この時間を正確に制御することで実現される。
図5は、本発明の実施形態であるデルタシグマ変調器を示す回路図である。図5に示すように本実施形態のデルタシグマ変調器は、SCフィードバックDA103のフィードバック量を検出するフィードバック量検出回路106をさらに具え、このフィードバック量検出回路106の出力を基準電圧発生回路100に帰還することを特徴とし、その他の構成、動作は実施例1と同様であるので、詳細説明は省略する。
図6は、図5におけるフィードバック量検出回路106と基準電圧発生回路100の一実施例を示す図である。SCフィードバックDAの出力は、フィードバック量検出回路を構成する平滑化手段120によって積分され基準電圧発生回路100へ出力される。一方、基準電圧発生回路では、量子化器102出力が入力されたSIフィードバックDA104によって、本来フィードバックさせたい電荷量を出力する。これを平滑化手段121で積分したものと、フィードバック量検出回路106からの出力との差を、増幅手段130によって増幅する。この増幅手段130からの出力が第1の基準電圧Vrefとなるように構成されている。なお、基準電圧を保持するため、さらにSCフィードバックDA103とフィードバック量検出回路106と基準電圧発生回路100とからなる閉ループの安定性を図るために、増幅手段130の出力に容量を付加することは、より好ましい実施形態と言える。
なお、フィードバック量検出回路106の入力端子接続箇所は、図5で示されるようなSCフィードバックDA出力端だけに、限定されるものではない。
図7は、本発明のその他の実施例であるデルタシグマ変調器を示す回路図である。図7に示すように、本実施形態のデルタシグマ変調器は量子化器102の出力が入力されるフィードバック量検出回路106をさらに具え、このフィードバック量検出回路106の出力を、スイッチSW4を介し基準電圧発生回路100に帰還することを特徴としている。
図8は、図7におけるフィードバック量検出回路106と基準電圧発生回路100の一実施例を示す図である。量子化器102の出力は、フィードバック量検出回路を構成する量子化器出力モニター回路及びフィードバック電荷量検出回路を介して基準電圧発生回路100へ出力される。一方、基準電圧発生回路では、このフィードバック量検出回路106の出力がスイッチSW4を介し、基準電圧発生回路を構成する電圧発生回路へ入力される。本実施例においては、デルタシグマ変調器の動作が始まる前に(初期状態)、基準となる入力信号をデルタシグマ変調器に入力しておき、量子化器102の出力をフィードバック量検出回路106内の量子化器出力モニター回路によってモニターする(図7A、図8)。そしてフィードバック量検出回路106内のフィードバック電荷量検出回路では、そのモニター量と、基準となる入力信号から推測される出力値(量子化器出力推測値)との差から、実際のフィードバックされた電荷量Qscを検出する。この検出量に対して、スイッチSW4をオンにして、同様な負帰還制御を基準電圧発生回路100内の電圧発生回路にかけるようにすると、図12に示すように、SCフィードバックDA103の時定数τが小さいときはVrefが大きくなるように帰還がかかり(図12A)、逆に時定数τが大きいときにはVrefが小さくなるように帰還がかかる(図12B)。こうして最適な基準電圧Vref電圧が得られたあとはスイッチSW4をオフにしてこれを保持し(図7B)、実際のデルタシグマ変調器の動作をおこなう。
基準電圧発生回路100内の電圧発生回路に保持機能を設け、得られた基準電圧Vref電圧を保持しても良いし、フィードバック量検出回路106内の量子化器出力モニター回路の次段に得られた基準電圧Vref電圧を保持する保持手段(図示せず)を設けても良い。また、スイッチSW4はフィードバック量検出回路106と基準電圧発生回路100の間に設けたが、フィードバック量検出回路106と量子化器102の間に設けても良く、電圧発生回路と保持手段(図示せず)の間に設けても良い。
以上のように、基準電圧Vrefを自動調整することによって、たとえ容量Cfbの絶対値が製造プロセス変動によってばらついたり、動作温度条件によりその値が変化したとしても、ループフィルタにフィードバックされる電荷量Qscを一定に保つことができ、動作の安定したデルタシグマ変調器を提供することができる。
図9は、本発明の実施形態であるデルタシグマ変調器を示す回路図である。図9に示すように本実施形態のデルタシグマ変調器は、基準電圧発生回路100が次に示すような構成となっている他は実施例1と同様である。すなわち、基準電圧発生回路100は、SCフィードバックDA103のレプリカ回路105と、レプリカ回路105から出力された信号を検出するレプリカ出力検出回路107と、レプリカ出力検出回路107によって検出された信号を元に電圧を発生する電圧発生手段140とからなり、その電圧発生手段140からの出力が第1の基準電圧Vrefとなるように構成されている。なお基準電圧Vrefを保持するため、さらに基準電圧発生回路100の閉ループの安定性を図るために、電圧発生手段140の出力に容量Cextを付加することは、より好ましい実施形態と言える。
SCフィードバックDA103は量子化器102の出力によって出力制御されているのに対し、レプリカ回路105はクロックCLKによって出力制御されている。
以下、レプリカ回路は、SCフィードバックDAと全く同一の素子構成を用いているものとして動作説明をおこなう。
レプリカ回路から出力される電荷量を、レプリカ出力検出回路107によってモニターする。そして、電圧発生手段140ではそのモニター量と、フィードバックさせたい電荷量と比較し、差が0になるように負帰還をかけるようにする。このとき、図12に示すように、SCフィードバックDA103およびレプリカ回路105に、その時定数τが小さいときはVrefが大きくなるように帰還がかかり(図12A)、逆に時定数τが大きいときにはVrefが小さくなるように帰還がかかる(図12B)。
以上のように、基準電圧Vrefを自動調整することによって、たとえ容量Cfbの絶対値が製造プロセス変動によってばらついたり、動作温度条件によりその値が変化したとしても、ループフィルタにフィードバックされる電荷量Qscを一定に保つことができ、動作の安定したデルタシグマ変調器を提供することができる。
図10は、本発明の実施形態であるデルタシグマ変調器を示す回路図である。図10に示すように本実施形態のデルタシグマ変調器は、基準電圧発生回路100が次に示すような構成となっている他は実施例1と同様である。すなわち、基準電圧発生回路100は、SCフィードバックDA103のレプリカ回路105と、レプリカ回路105から出力された信号を平滑化する平滑化手段122と、平滑化手段122によって平滑化された信号と第2の基準電圧Vref2とを比較しその差を増幅する増幅手段131とからなり、その増幅手段131からの出力が第1の基準電圧Vrefとなるように構成されている。なお、基準電圧Vrefを保持するため、さらに基準電圧発生回路100の閉ループの安定性を図るために、増幅手段131の出力に容量Cextを付加することは、より好ましい実施形態と言える。
SCフィードバックDA103は量子化器102の出力によって出力制御されているのに対し、レプリカ回路105はクロックCLKによって出力制御されている。
以下、レプリカ回路は、SCフィードバックDAと全く同一の素子構成を用いているとして動作説明をおこなう。
図11は、図10に示したデルタシグマ変調器おける各信号波形の様子を示したものである。量子化器102の出力はRTZ(Return to zero)シグナルであり、そのHiとなる区間長はクロックCLKのそれと等しいとする。そして、そのHiとなる区間が、電荷をループフィルタ101にフィードバックする区間とする。
量子化器102の出力によって制御され、SCフィードバックDA103の出力は図11の波形bのとおりとなる。一方、レプリカ回路105の出力はクロックCLKに制御され、図11に示した波形dのとおりとなる。
SCフィードバックDA103およびレプリカ回路105の出力に関しては、基準となる電圧Vrefが共通であることと、両回路103,105を構成する素子値が同一であることと、制御信号のHi区間が等しいこととから、電荷のフィードバックが行われるクロックCLKの周期Ts内で両者を比較すると、それらは全く同一であることが容易に推察できる。
さらに、素子値だけでなく両回路103,105のチップ上のレイアウトをも全く同様にすれば、製造プロセス変動によってその絶対値が異なったとしても、そのミスマッチ量は一般的に良好に保つことができる。また同一チップ上に両回路103,105を形成することを考えるとその温度環境も同一と考えることができる。したがって、両回路103,105の出力信号は、製造プロセス変動や動作温度条件によらず常に同一であると考えられる。
ここでレプリカ回路105の出力を信号平滑化手段122に入力すると、平滑化された信号は図11に示した波形eのようになる。平滑化前後によって、Ts毎に移動する電荷量の総和が変化することはない。
さらにこの波形eの信号と第2の基準電圧Vref2との差を増幅手段131で増幅し、基準電圧を保持するCextに対して負帰還をかけるようにすると、図12に示すように、SCフィードバックDA103およびレプリカ回路105に、その時定数τが小さいときはVrefが大きくなるよう帰還がかかり(図12A)、逆に時定数τがおおきいときはVrefが小さくなるように帰還がかかる(図12B)。
以上のように、製造プロセス変動や動作温度条件などによって時定数τが変化していても、フィードバック電荷量Qscは常にフィードバックさせたい電荷量と等価となるように自動調整され、安定したデルタシグマ変調器を提供することができる。
またここでは、レプリカ回路を構成する素子構成はSCフィードバックDAと全く同一のものとして回路動作を説明したが、もちろん全く同一なものだけに限定されるわけではない。例えば、レプリカ回路の出力する電荷量が、SCフィードバックDAがフィードバックする電荷量のちょうど半分となるような素子構成にし、対応して、第2の基準電圧をちょうど半分とすることによっても、上記目的を達成することが可能であることは言うまでもない。
上記実施例では、フィードバックのゲインを一定にさせることを目的としているが、第2の基準電圧Vref2をあえて変化させることにより、デルタシグマ変調器にVGA(Valuable Gain Amplifier)としての機能を持たせるように構成することも可能である。
図13は、本発明の実施形態であるデルタシグマ変調器を示す回路図である。図13に示すように本実施形態のデルタシグマ変調器は、ループフィルタ101を、抵抗Rinと容量Cintと差動増幅器108とからなる連続時間型積分器で構成し、平滑化手段122を抵抗Rfb1,容量Clpf,および差動増幅器109により構成したことを特徴とし、それ以外は実施例4と同様であるので、詳細説明は省略する。
図13においては、ループフィルタ101として1次のRC積分器が示されているが、積分器に限らずローパスフィルタやバンドバスフィルタなどループフィルタの構成および次数については限定しない。また抵抗Rinは、チップ上に形成されるポリシリコンからなる抵抗体だけに限られることはなく、例えば金属配線や三極管領域で動作させたMOSトランジスタなどでも良い。
各回路の動作原理および効果については、実施例4と同様であるので説明を省略する。
図14は、本発明の実施形態であるデルタシグマ変調器を示す回路図である。図14に示すように本実施形態のデルタシグマ変調器は、実施例4において、ループフィルタ101を、トランスコンダクタンスアンプ110(そのトランスコンダクタンスをGMinとする)と容量Cintとからなる連続時間型積分器で構成し、平滑化手段122をトランスコンダクタンスアンプ111、112(それらのトランスコンダクタンスをGMfbとする)と容量Clpfとによって構成し、SCフィードバックDA103およびレプリカ回路105を後述のように構成したことを特徴とする。ここで、トランスコンダクタンスアンプ112は、平滑化手段122とレプリカ回路105で兼用している。それ以外は、実施例4と同様である。
本実施形態のSCフィードバックDA103の具体的な回路例および回路動作について、それぞれ図15Aおよび図15Bを参照しながら説明する。
本実施形態のSCフィードバックDA103は、容量Cfbと、容量Cfbに蓄えられた電荷を減衰させる抵抗Rfb2と、トランスコンダクタンスアンプ112(そのトランスコンダクタンスはGMfb)と、量子化器102の出力信号に応じてスイッチングするスイッチSW2とから構成される。
なお、トランスコンダクタンスアンプ112の入力端であるノードNfbに付加する寄生容量をCpとする。
基準電圧Vrefによって蓄えられた電荷は量子化器102の出力結果に応じてその蓄えられた電荷をループフィルタ101にフィードバックする。スイッチSW2がそのb端子に接続された瞬間のNfbノードの電圧Vfb(t=0)は、蓄えられた電荷を容量Cfbと寄生容量Cpによってチャージシェアするため、Vfb(t=0)=Vref×Cfb/(Cfb+Cp)で表される。この電圧はトランスコンダクタンスアンプ112によって電流に変換されるため、スイッチSW2がそのb端子に接続された瞬間の電流I(t=0)は、
I(t=0)=GMfb×Vref×Cfb/(Cfb+Cp)で表される。
その後、スイッチSW2がb端子に接続状態になっている期間中に、ループフィルタ101にフィードバックされる電流量は、容量Cfb、寄生容量Cp、抵抗Rfb2によって決まる時定数τ2(=Rfb2×(Cfb+Cp))によって次のように表される。
I={GMfb×Vref×Cfb/(Cfb+Cp)}×exp(−t/τ2)
クロックCLK周期Ts毎にループフィルタにフィードバックされる電荷量Qscは、電荷をフィードバックする区間内で、上記電流値を時間積分したものであり、
Qsc=∫[{GMfb×Vref×Cfb/(Cfb+Cp)}×exp(−t/τ2)]dt
で計算される。ここで時定数τ2が電荷をフィードバックする区間に比べ十分短いと仮定すると
Qsc={GMfb×Vref×Cfb/(Cfb+Cp)}×τ2
=GMfb×Vref×Cfb×Rfb2
となる。
レプリカ回路105は、SCフィードバックDA103と全く同一の素子を用いて構成することが望ましい。このように構成することによって、SCフィードバックDA103およびレプリカ回路105の動作は、図11を用いて説明した実施例4のそれと同様であるので、詳細説明を省略する。
図14においては、ループフィルタとして1次のGm−C積分器が示されているが、積分器に限らずローパスフィルタやバンドバスフィルタなども適用可能であり、ループフィルタの構成および次数についてはなんら限定されない。
両回路103,105のトランスコンダクタンスアンプの入力端に発生する寄生容量Cpは一般的に予測困難である。またトランスコンダクタンスアンプが持つ線形な入力レンジ不足から、電流量の誤差が生じる可能性もある。
しかし、SCフィードバックDA103、レプリカ回路105のトランスコンダクタンスアンプが同一であり、その周辺のレイアウトも同一であれば、その寄生容量も入力レンジ不足による電流量の誤差も、両回路間で同一と考えられる。したがって、ループフィルタにフィードバックされる電荷量がこれらの原因で変動したとしても、その変動分もキャンセルされるように自動調整することができる。
本実施形態のデルタシグマ変調器は、ループフィルタ101が、抵抗と容量とオペアンプとからなる連続時間フィルタと、トランスコンダクタンスアンプと容量とからなる連続時間フィルタとを縦続接続したものによって構成されることを特徴とし、他の構成は実施例4と同様である。ここでいう縦続接続とは、直列接続でもカスケード接続でもよい。
ループフィルタの構成および次数については限定しない。また抵抗は、チップ上に形成されるポリシリコンからなる抵抗体だけに限られることはなく、例えば金属配線や三極管領域で動作させたMOSトランジスタなどでも良い。
各回路の動作原理および効果については、実施例4と同様であるので説明を省略する。
本実施形態のデルタシグマ変調器は、連続時間信号を処理可能な連続時間ループフィルタ101と、その出力信号をクロックCLKに応答して離散化するスイッチSW1と、スイッチSW1を介して得られた信号を量子化してデジタル信号出力する量子化器102と、量子化器102から出力されたデジタル信号に基づいて、ループフィルタ101にフィードバックさせる電流を生成し、ループフィルタ101にフィードバックするSC(SCR)フィードバックDA103とから構成される。
図15Aは、本実施形態のSCフィードバックDA103の具体的な回路構成を示す図である。回路動作について図15Aを参照しながら説明する。
本実施形態のSCフィードバックDA103は、容量Cfbと、容量Cfbに蓄えられた電荷を減衰させる抵抗Rfb2と、トランスコンダクタンスアンプ112(そのトランスコンダクタンスはGMfb)と、量子化器102の出力信号に応じてスイッチングするスイッチSW2とから構成される。
なお、トランスコンダクタンスアンプ112の入力端であるノードNfbに付加する寄生容量をCpとする。
図15Bを参照しながら、本実施形態のSCフィードバックDA103の回路動作について説明する。基準電圧Vrefによって蓄えられた電荷は量子化器102の出力結果に応じてその蓄えられた電荷をループフィルタ101にフィードバックする。スイッチSW2がそのb端子に接続された瞬間のNfbノードの電圧Vfb(t=0)は、蓄えられた電荷を容量Cfbと寄生容量Cpによってチャージシェアするため、Vfb(t=0)=Vref×Cfb/(Cfb+Cp)で表される。この電圧はトランスコンダクタンスアンプ112によって電流に変換されるため、スイッチSW2がそのb端子に接続された瞬間の電流I(t=0)は、
I(t=0)=GMfb×Vref×Cfb/(Cfb+Cp)で表される。
その後、スイッチSW2がb端子に接続状態になっている期間中に、ループフィルタ101にフィードバックされる電流量は、容量Cfb、寄生容量Cp、抵抗Rfb2によって決まる時定数τ2(=Rfb2×(Cfb+Cp))によって次のように表される。
I={GMfb×Vref×Cfb/(Cfb+Cp)}×exp(−t/τ2)
クロックCLK周期Ts毎にループフィルタにフィードバックされる電荷量Qscは、電荷をフィードバックする区間内で、上記電流値を時間積分したものであり、
Qsc
=∫[{GMfb×Vref×Cfb/(Cfb+Cp)}×exp(−t/τ2)]dt
で計算される。ここで時定数τ2が電荷をフィードバックする区間に比べ十分短いと仮定すると
Qsc={GMfb×Vref×Cfb/(Cfb+Cp)}×τ2
=GMfb×Vref×Cfb×Rfb2
となる。
SCフィードバックDA103を上記のように構成することによって、ループフィルタ101の初段の積分器をGm−C構成とすることが可能となる。一般的にRC積分器に比べ、フィードバックの経路を持たないGm−C積分器の方が高速化に適しているので、本実施形態は低消費電力で高速なSCフィードバックDAを保有するデルタシグマ変調器を提供することを可能とする。
高次なループフィルタが要求され、初段がRC積分器であり残りの段がGm−C積分器といったループフィルタ構成にしたとき、それぞれの積分器の特性ミスマッチがループフィルタの伝達関数を変化させる要因となりうる場合がある。そして、この伝達関数の変化が帯域内の量子化ノイズに影響を与え、場合によってはこの影響が問題となることがある。
本実施例の場合、すべての段をGm−C積分器とするSCフィードバックDAを保有するデルタシグマ変調器を提供することが可能である。このため、各段の積分器の特性ミスマッチをキャンセルするためのキャンセル回路が不要になるほか、そもそも各段の積分器の特性ミスマッチを生じない、といったより優れた特徴を有する。
本発明は、電子機器に使用されるAD変換器またはDA変換器に利用することができる。

Claims (17)

  1. 入力端子と、
    前記入力端子から連続時間信号を入力する連続時間ループフィルタと、
    前記連続時間ループフィルタからの出力をクロックに応答して量子化したデジタル信号を出力する量子化器と、
    容量および抵抗を有し、前記量子化器から出力されたデジタル信号に応じて第1の基準電圧に依存するアナログ信号を出力し前記連続時間ループフィルタにフィードバックするスイッチトキャパシタフィードバックDA変換器とを具え、
    前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、前記連続時間ループフィルタにフィードバックする出力信号を、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰させるデルタシグマ変調器であって、
    前記第1の基準電圧を可変にし
    前記第1の基準電圧を発生する基準電圧発生回路を具え、
    前記基準電圧発生回路は、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器のレプリカ回路と、前記レプリカ回路から出力された信号を検出する検出回路と、前記検出回路によって検出された信号を元に基準電圧を発生する電圧発生手段とを有し、前記電圧発生手段からの出力は、前記第1の基準電圧であり且つ前記レプリカ回路に入力されること
    を特徴とするデルタシグマ変調器。
  2. 入力端子と、
    前記入力端子から連続時間信号を入力する連続時間ループフィルタと、
    前記連続時間ループフィルタからの出力をクロックに応答して量子化したデジタル信号を出力する量子化器と、
    容量および抵抗を有し、前記量子化器から出力されたデジタル信号に応じて第1の基準電圧に依存するアナログ信号を出力し前記連続時間ループフィルタにフィードバックするスイッチトキャパシタフィードバックDA変換器とを具え、
    前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、前記連続時間ループフィルタにフィードバックする出力信号を、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰させるデルタシグマ変調器であって、
    前記第1の基準電圧を可変にし、
    前記第1の基準電圧を発生する基準電圧発生回路を具え、
    前記基準電圧発生回路は、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器のレプリカ回路と、前記レプリカ回路から出力された信号を平滑化する平滑化手段と、前記平滑化手段によって平滑化された信号と第2の基準電圧とを比較しその差を増幅する増幅手段とを有し、前記増幅手段からの出力は、前記第1の基準電圧であり且つ前記レプリカ回路に入力されること
    を特徴とするデルタシグマ変調器。
  3. 入力端子と、
    前記入力端子から連続時間信号を入力する連続時間ループフィルタと、
    前記連続時間ループフィルタからの出力をクロックに応答して量子化したデジタル信号を出力する量子化器と、
    容量および抵抗を有し、前記量子化器から出力されたデジタル信号に応じて第1の基準電圧に依存するアナログ信号を出力し前記連続時間ループフィルタにフィードバックするスイッチトキャパシタフィードバックDA変換器とを具え、
    前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、前記連続時間ループフィルタにフィードバックする出力信号を、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰させるデルタシグマ変調器であって、
    前記第1の基準電圧を可変にし、
    前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器から出力された信号を検出する第1のフィードバック量検出回路と、前記第1のフィードバック量検出回路によって検出された信号を元に第1の基準電圧を発生する基準電圧発生手段とを具えること
    を特徴とするデルタシグマ変調器。
  4. 入力端子と、
    前記入力端子から連続時間信号を入力する連続時間ループフィルタと、
    前記連続時間ループフィルタからの出力をクロックに応答して量子化したデジタル信号を出力する量子化器と、
    容量および抵抗を有し、前記量子化器から出力されたデジタル信号に応じて第1の基準電圧に依存するアナログ信号を出力し前記連続時間ループフィルタにフィードバックするスイッチトキャパシタフィードバックDA変換器とを具え、
    前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、前記連続時間ループフィルタにフィードバックする出力信号を、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰させるデルタシグマ変調器であって、
    前記第1の基準電圧を可変にし、
    前記連続時間ループフィルタに基準信号を入力したときの前記量子化器から出力された信号を検出する第2のフィードバック量検出回路と、前記第2のフィードバック量検出回路によって検出された信号を元に第1の基準電圧を発生する基準電圧発生手段とをさらに具え、
    前記基準電圧発生手段は発生した前記第1の基準信号を保持することを特徴とするデルタシグマ変調器。
  5. 前記連続時間ループフィルタにフィードバックするクロック周期毎の電荷量が一定になるように前記第1の基準電圧を帰還制御する制御手段を具えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器。
  6. 前記第1のフィードバック量検出回路は、前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器から出力された信号を平滑化する第1の平滑化手段を有し、
    前記基準電圧発生手段は、前記量子化器から出力されたデジタル信号をDA変換するスイッチトカレントフィードバックDAと、前記スイッチトカレントフィードバックDA変換器から出力された信号を平滑化する第2の平滑化手段と、前記第1および第2の平滑化手段から出力された信号を比較する第1の増幅器とを有し、
    前記増幅器からの出力は前記第1の基準電圧であることを特徴とする請求項3に記載のデルタシグマ変調器。
  7. 前記第2のフィードバック量検出回路は、前記量子化器から出力されたデジタル信号をモニターする量子化器出力モニター回路と、前記量子化器出力モニター回路の出力と入力された基準信号から推測される出力値との差からフィードバックされた電荷量を検出するフィードバック電荷量検出回路とを有し、
    前記基準電圧発生手段は、前記第2のフィードバック量検出回路からの出力値をもとに電圧を発生する電圧発生回路を有し、
    前記電圧発生回路からの出力は前記第1の基準電圧であることを特徴とする請求項4に記載のデルタシグマ変調器。
  8. 前記連続時間ループフィルタにフィードバックするクロック周期毎の電荷量を可変とする手段を具えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器。
  9. 前記第2の基準電圧を可変にすることを特徴とする請求項2に記載のデルタシグマ変調器。
  10. 前記連続時間ループフィルタは、抵抗と容量と差動増幅器とからなるフィルタによって構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器。
  11. 前記連続時間ループフィルタは、トランスコンダクタンスアンプと容量とからなるフィルタによって構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器。
  12. 前記連続時間ループフィルタは、抵抗、容量および差動増幅器からなるフィルタと、トランスコンダクタンスアンプおよび容量からなるフィルタとを縦続接続して構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器。
  13. 前記連続時間ループフィルタは、積分器、ローパスフィルタまたはバンドパスフィルタによって構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器。
  14. 前記スイッチトキャパシタフィードバックDA変換器は、さらにトランスコンダクタンスアンプを有し、前記容量と前記抵抗とから決められる時定数に応じて減衰された電圧信号を、前記トランスコンダクタンスアンプで電流に変換し前記連続時間ループフィルタに出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデルタシグマ変調器。
  15. 前記連続時間ループフィルタは、容量とトランスコンダクタンスアンプとを有することを特徴とする請求項14に記載のデルタシグマ変調器。
  16. 前記レプリカ回路は、容量と抵抗とトランスコンダクタンスアンプとを有することを特徴とする請求項2に記載のデルタシグマ変調器。
  17. 前記連続時間ループフィルタおよび前記平滑化手段は、容量とトランスコンダクタンスアンプとを有することを特徴とする請求項16に記載のデルタシグマ変調器。
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