JP2000332553A - 1ビットディジタルアンプ装置 - Google Patents

1ビットディジタルアンプ装置

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JP2000332553A
JP2000332553A JP11141908A JP14190899A JP2000332553A JP 2000332553 A JP2000332553 A JP 2000332553A JP 11141908 A JP11141908 A JP 11141908A JP 14190899 A JP14190899 A JP 14190899A JP 2000332553 A JP2000332553 A JP 2000332553A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス増幅の印加電圧値が一定であっても、
入力された1ビットディジタル信号に対して簡単な構成
にて振幅レベルを増減してアンプ出力を調整し得る1ビ
ットディジタルアンプ装置を提供する。 【解決手段】 入力信号を差分器2、デルタシグマ変調
部3、パルス増幅器4、帰還回路FCからなるデルタシ
グマ変調回路に通すことによりデルタシグマ変調して1
ビットの量子化出力信号S3を生成し、量子化出力信号
S3をパルス増幅する。入力信号として、1ビットディ
ジタル信号S0を入力する。1ビットディジタル信号S
0の振幅レベルを可変する振幅レベル可変部12がパル
ス増幅する前に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号をデルタ
シグマ変調回路に通すことによりデルタシグマ変調して
1ビットの量子化出力信号を生成し、この量子化出力信
号をパルス増幅する1ビットディジタルアンプ装置に関
するものであり、特に、入力された1ビットディジタル
信号を増幅等して出力するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ信号を増幅するための
アンプ装置では、ボリュームによってアナログ信号のみ
のレベル値を変化させ、出力音量を変化させていた。
【0003】また、近年、小型、大出力及び高S/Nを
実現した音響信号の高効率電力増幅器の信号処理方法と
して、デルタシグマ変調を応用したディジタルスイッチ
ングアンプが提供されている。
【0004】このディジタルスイッチングアンプでは、
入力アナログ信号をデルタシグマ変調することによりパ
ルス密度変調(PDM:Pulse Density Modulation))信
号を得て、キャリア信号をエネルギー拡散させ、これに
よって、簡単な構成で効率良く電力増幅することができ
る。
【0005】この種のディジタルスイッチングアンプと
して、本願出願人は、既に、特願平10−368026
号において、電力増幅部に加える定電圧の電圧値を変化
させても、安定したデルタシグマ変調を行うことがで
き、電力増幅部に加える定電圧の電圧値を変化させて、
再生音量を変化させることができるディジタルスイッチ
ングアンプを提案している。
【0006】このディジタルスイッチングアンプでは、
図7に示すように、電源電圧を制御してパルス増幅器の
増幅度を変化させている。
【0007】すなわち、このデルタシグマ変調を応用し
たディジタルスイッチングアンプ70は、差分器80
と、積分器・加算器群72と、量子化器73と、パルス
増幅器74と、可変電圧電源75と、減衰器76と、電
圧値制御部77とを備えて構成されている。なお、積分
器・加算器群72と、量子化器73とからデルタシグマ
変調部AD1が構成されている。
【0008】上記差分器80は、入力端子71に入力さ
れたオーディオ信号等の入力信号S71と、パルス増幅
器74から減衰器76を経て帰還ループ78によって負
帰還する帰還信号S76とを入力信号として、これら二
つの信号の差分値を求めて、差分信号S80を積分器・
加算器群72へ出力する。
【0009】上記の積分器・加算器群72及び量子化器
73は、入力アナログ信号をデルタシグマ変調する。
【0010】上記パルス増幅器74は、量子化出力信号
S73をスイッチング制御信号として高速にスイッチン
グすることにより、可変電圧電源75から供給される可
変電圧V”によって、電力増幅する高速スイッチングパ
ルス増幅器である。そして、パルス増幅器74は、得ら
れたパルス増幅信号S74を出力端子79へ出力する。
【0011】ここで、パルス増幅器74は、量子化出力
信号S73が「1」のときに、可変電圧電源75から供
給される可変電圧V”によって電力増幅する。
【0012】上記減衰器76は、直列に接続された抵抗
76pと可変抵抗76vとからなっており、帰還ループ
78上に設けられている。上記抵抗76pは、一端が帰
還ループ78の入力側(パルス増幅器74の出力端)に
導通しており、他端が可変抵抗76vと接続されてい
る。上記可変抵抗76vは、電圧値制御部77からの制
御信号S77に基づいて抵抗値が変更可能な可変抵抗で
あり、抵抗76pと接続された一端の反対端が接地され
ている。そして、抵抗76pと可変抵抗76vとの連結
部位が帰還ループ78の出力側(差分器80の入力端)
に導通されている。
【0013】これにより、上記減衰器76は、帰還ルー
プ78上に設けられ、パルス増幅器74から出力された
パルス増幅信号S74を抵抗76p及び可変抵抗76v
の抵抗分割により減圧して、帰還信号S76を差分器8
0へ負帰還する。
【0014】なお、上記の抵抗76pの抵抗値、及び可
変抵抗76vの可変抵抗値は、パルス増幅器74におけ
る増幅の量すなわち可変電圧V”に応じた減圧比に変更
可能に適宜設定される。
【0015】上記可変電圧電源75は、パルス増幅器7
4に加える可変電圧V”の電圧値を変化させることので
きる電源である。そして、上記可変電圧電源75の電圧
値は、可変抵抗76vの抵抗値と共に、電圧値制御部7
7からの制御信号S77に基づいて制御される。
【0016】上記電圧値制御部77は、制御信号S77
を可変電圧電源75と減衰器76とに出力し、可変電圧
電源75の電圧値と、減衰器76の可変抵抗76vの抵
抗値とを外部から同時に制御することができる。
【0017】上記ディジタルスイッチングアンプ70で
は、入力端子71に入力されたオーディオ信号等の入力
信号S71と帰還ループ78とによってパルス増幅器7
4から減衰器76を経て負帰還する帰還信号S76とを
入力信号として、差分器80にてこれら二つの信号の差
分信号S80を生成する。積分器・加算器群72にてこ
の差分信号S80を積分した後、加算して、ノイズシェ
ービングし、量子化器72で加算された差分積分信号の
極性を判定して「1」又は「0」の量子化出力信号S7
3に変換する。続いて、デルタシグマ変調して得られた
量子化出力信号S73をスイッチング制御信号として、
可変電圧電源75によって可変電圧V”が加えられたパ
ルス増幅器74にて電力増幅し、得られたパルス増幅信
号S74を出力端子79へ出力する。
【0018】ここで、可変電圧電源75を電圧値制御部
77によって制御することにより、パルス増幅器74に
供給する可変電圧V”の電圧値を変化させることができ
る。
【0019】これは、パルス増幅器74において、スイ
ッチングによってパルス増幅された1ビット信号である
パルス増幅信号S74の波高値を変化させることとな
り、その結果、再生音量を制御することができる。すな
わち、可変電圧V”の電圧値を高くしてパルス増幅信号
S74の波高値を上げて大出力とし、可変電圧V”の電
圧値を低くしてパルス増幅信号S74の波高値を下げて
小出力とすることができる。
【0020】このとき、帰還信号S76はパルス増幅信
号S74が減衰器76において抵抗分割で減圧されて生
成されるため、帰還信号S76の波高値も当然変化す
る。
【0021】しかし、帰還ループ78によって負帰還さ
れる帰還信号S76の波高値は、デルタシグマ変調部A
D1の発信限界に関係しており、波高値が低い程入力信
号S71に対する発信限界が低くなる。そこで、ディジ
タルスイッチングアンプ70では、パルス増幅器74に
加えられる可変電圧V”の電圧値が変化しても、発信限
界を保ち安定したデルタシグマ変調を行えるように、帰
還ループ78に加えて、滅衰器76が設けられている。
【0022】そして、可変電圧電源75からパルス増幅
器74に供給される可変電圧V”の電圧値を制御する電
圧値制御部77からの制御信号S77に基づいて、減衰
器76の可変抵抗76vの抵抗値を設定制御する。
【0023】これにより、減衰器76は、可変電圧V”
の変化に合わせて帰還信号S76の波高値が一定に保た
れるように、デルタシグマ変調の発信限界に影響を及ぼ
さない範囲で、パルス増幅信号S74の減圧比を制御す
ることができる。
【0024】これによって、再生音量を制御するために
可変電圧V”の電圧値が変化しても、帰還信号S76の
波高値を高く一定に維持することができ、発信限界を保
ち安定したデルタシグマ変調を行うことができる。した
がって、パルス増幅器74に加える可変電圧V”の電圧
値を変化させて、ディジタルスイッチングアンプ70の
再生音量を変化させることができる。
【0025】以上のように、このディジタルスイッチン
グアンプ70では、帰還信号S76を減圧するために、
抵抗分割を用いた減衰器76を用いる。これにより、ノ
イズ成分をそのままの形状で負帰還することができるた
め、パルス増幅器74にかかる定電圧に含まれるリプル
や外来ノイズに起因するS/N劣化なしに、量子化出力
信号をスイッチング制御信号としてパルス増幅を行うこ
とができる。さらに、パルス増幅器74に供給される電
圧が変化する場合は、減衰器76の減圧比を制御して、
帰還信号S76の波高値を一定に維持する。これによ
り、パルス増幅器74に供給される電圧が変化しても、
発信限界を保ち安定したデルタシグマ変調を行うことが
できる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の1ビットディジタルアンプ装置では、パルス増幅器
4へ印加する電圧を可変にして出力を調節しているが、
このようにするためには、パルス増幅器への電圧印加が
複雑となる。このため、これを防止するため、例えば、
本願発明の説明図1に示すように、パルス増幅器4に印
加する電圧Vを一定値とした場合には、入力信号に対し
て出力を調整することができないという問題点を有して
いる。
【0027】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、パルス増幅の印加電圧値
が一定であっても、入力された1ビットディジタル信号
に対して簡単な構成にて振幅レベルを増減してアンプ出
力を調整し得る1ビットディジタルアンプ装置を提供す
ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の1ビットディジ
タルアンプ装置は、上記課題を解決するために、入力信
号をデルタシグマ変調回路に通すことによりデルタシグ
マ変調して1ビットの量子化出力信号を生成し、この量
子化出力信号をパルス増幅する1ビットディジタルアン
プ装置において、上記入力信号として、例えばパルス密
度変調(PDM)信号やパルス幅変調(PWM)信号等
の1ビットディジタル信号を入力する一方、この1ビッ
トディジタル信号の振幅レベルを可変する振幅レベル可
変手段がパルス増幅する前に設けられていることを特徴
としている。
【0029】上記の発明によれば、入力信号はデルタシ
グマ変調回路に通すことによりデルタシグマ変調され、
これによって、1ビットの量子化出力信号が生成され
る。次いで、この量子化出力信号はパルス増幅されて出
力される。
【0030】ここで、本発明では、入力信号として、1
ビットディジタル信号が入力される。そして、この入力
された1ビットディジタル信号は、例えば、振幅レベル
可変手段にて振幅レベルが変えられた後、デルタシグマ
変調されて1ビットの量子化出力信号が生成される。次
いで、この量子化出力信号は、例えば一定電圧値を印加
したパルス増幅によって出力される。
【0031】この結果、必要なアンプ出力を入力された
1ビットディジタル信号の振幅レベルを増減することに
より調整することができる。また、振幅レベル可変手段
は、パルス増幅する前に設けられるようになっており、
このようにパルス増幅する前に設けられていれば、上記
と同様の作用効果を奏する。
【0032】したがって、パルス増幅の印加電圧値が一
定であっても、入力された1ビットディジタル信号に対
して簡単な構成にて振幅レベルを増減してアンプ出力を
調整し得る1ビットディジタルアンプ装置を提供するこ
とができる。
【0033】また、本発明の1ビットディジタルアンプ
装置は、上記課題を解決するために、入力信号をデルタ
シグマ変調回路に通すことによりデルタシグマ変調して
1ビットの量子化出力信号を生成し、この量子化出力信
号をパルス増幅する1ビットディジタルアンプ装置にお
いて、上記入力信号として、例えばパルス密度変調(P
DM)信号やパルス幅変調(PWM)信号等の1ビット
ディジタル信号とアナログ信号とを並列に同時入力する
一方、これら1ビットディジタル信号及びアナログ信号
の振幅レベルを共通して同時に可変する振幅レベル可変
手段がパルス増幅する前に設けられていることを特徴と
している。
【0034】上記の発明によれば、入力信号として、例
えばパルス密度変調(PDM)信号やパルス幅変調(P
WM)信号等の1ビットディジタル信号とアナログ信号
とが並列に同時入力される。
【0035】この結果、入力信号として、1ビットディ
ジタル信号とアナログ信号とが並列に同時入力された場
合においても、予めデルタシグマ変調された1ビットデ
ィジタル信号及びアナログ信号の振幅レベルを調整する
ことができ、簡単な構成で、アンプの出力を調整するこ
とが可能となる。
【0036】また、パルス増幅する前に設けられた振幅
レベル可変手段は、入力された1ビットディジタル信号
及びアナログ信号の振幅レベルを共通して同時に可変す
る。
【0037】この結果、例えば、1軸のアナログボリュ
ームを使用することにより、1個のつまみで、1ビット
ディジタル信号とアナログ信号との両方を制御すること
ができる。
【0038】したがって、1ビットディジタル信号及び
アナログ信号が同時に入力された場合に、パルス増幅の
印加電圧値が一定であっても、入力された1ビットディ
ジタル信号及びアナログ信号に対して簡単な構成にて振
幅レベルを増減してアンプ出力を調整し得る1ビットデ
ィジタルアンプ装置を提供することができる。
【0039】また、本発明の1ビットディジタルアンプ
装置は、上記課題を解決するために、入力信号をデルタ
シグマ変調回路に通すことによりデルタシグマ変調して
1ビットの量子化出力信号を生成し、この量子化出力信
号をパルス増幅する1ビットディジタルアンプ装置にお
いて、上記入力信号として、例えばパルス密度変調(P
DM)信号やパルス幅変調(PWM)信号等の1ビット
ディジタル信号とアナログ信号とがそれぞれの第1断接
手段を介して断接可能に入力される一方、これら各第1
断接手段を介して入力された1ビットディジタル信号及
び/又はアナログ信号の振幅レベルを可変する振幅レベ
ル可変手段がパルス増幅する前に設けられていることを
特徴としている。
【0040】上記の発明によれば、例えばパルス密度変
調(PDM)信号やパルス幅変調(PWM)信号等の1
ビットディジタル信号とアナログ信号とがそれぞれの第
1断接手段を介して断接可能に入力される。
【0041】この結果、1ビットディジタル信号とアナ
ログ信号とのいずれか一方を各第1断接手段にて接続す
ることにより、両者が互いに影響しないようにして1ビ
ットディジタル信号又はアナログ信号を入力させること
ができる。
【0042】これによって、1ビットディジタル信号又
はアナログ信号を入力したときには、1ビットディジタ
ル信号とアナログ信号との混変調を防止することができ
る。
【0043】一方、1ビットディジタル信号とアナログ
信号との両方を各第1断接手段にて接続することによ
り、1ビットディジタル信号とアナログ信号とを同時に
入力させることができる。
【0044】この結果、1ビットディジタル信号及びア
ナログ信号が同時に入力された場合に、各第1断接手段
によって、両者共に入力させるか又はいずれか一方を入
力するかを選択することができる。
【0045】また、これら各第1断接手段を介して入力
された1ビットディジタル信号及び/又はアナログ信号
の振幅レベルを可変する振幅レベル可変手段がパルス増
幅する前に設けられている。
【0046】したがって、パルス増幅の印加電圧値が一
定であっても、1ビットディジタル信号とアナログ信号
とのいずれか一方を入力させたときには、両者の干渉及
び混変調を防止して、入力された1ビットディジタル信
号又はアナログ信号に対して簡単な構成にて振幅レベル
を増減してアンプ出力を調整し得る1ビットディジタル
アンプ装置を提供することができる。
【0047】また、本発明の1ビットディジタルアンプ
装置は、上記課題を解決するために、前記発明の1ビッ
トディジタルアンプ装置において、前記各第1断接手段
を介して入力された1ビットディジタル信号及び/又は
アナログ信号は、切替手段を介して振幅レベル可変手段
にいずれか一方が入力されることを特徴としている。
【0048】すなわち、入力信号として、例えばパルス
密度変調(PDM)信号やパルス幅変調(PWM)信号
等の1ビットディジタル信号とアナログ信号とがそれぞ
れの第1断接手段を介して断接可能に入力され、これら
各第1断接手段を介して入力された1ビットディジタル
信号及び/又はアナログ信号が直接振幅レベル可変手段
に入力された場合には、1ビットディジタル信号及びア
ナログ信号を断接して切り替えたときに、その切り替え
によりノイズが発生するおそれがある。
【0049】しかし、本発明によれば、各第1断接手段
を介して入力された1ビットディジタル信号及び/又は
アナログ信号は、切替手段を介して振幅レベル可変手段
に入力される。その後、1ビットディジタル信号又はア
ナログ信号のいずれかの振幅レベルが可変される。
【0050】したがって、1ビットディジタル信号とア
ナログ信号との入力を切り替えたときにおいても、その
影響は、切替手段によって遮断される。このため、確実
に1ビットディジタル信号又はアナログ信号のいずれか
に接続された状態にて切替手段をいずれかに接続状態と
することにより、1ビットディジタル信号とアナログ信
号との間の切り替え時のノイズの発生を確実に防止する
ことができる。
【0051】この結果、パルス増幅の印加電圧値が一定
であっても、1ビットディジタル信号及びアナログ信号
が同時に入力された場合に、両者の干渉及び混変調を確
実に防止して、入力された1ビットディジタル信号又は
アナログ信号に対して簡単な構成にて振幅レベルを増減
してアンプ出力を調整し得る1ビットディジタルアンプ
装置を提供することができる。
【0052】また、本発明の1ビットディジタルアンプ
装置は、上記課題を解決するために、入力信号をデルタ
シグマ変調回路に通すことによりデルタシグマ変調して
1ビットの量子化出力信号を生成し、この量子化出力信
号をパルス増幅する1ビットディジタルアンプ装置にお
いて、上記入力信号として、例えばパルス密度変調(P
DM)信号やパルス幅変調(PWM)信号等の1ビット
ディジタル信号とアナログ信号とがそれぞれの第1断接
手段を介して断接可能に入力される一方、これら各第1
断接手段を介して入力された1ビットディジタル信号又
はアナログ信号は、さらにそれぞれに設けた第2断接手
段を介して各専用の振幅レベル可変手段に入力され、か
つ振幅レベルが可変された1ビットディジタル信号及び
/又はアナログ信号は、1ビットディジタル信号専用の
入力端子又はアナログ信号専用の入力端子に入力されて
各々独自にデルタシグマ変調されることを特徴としてい
る。
【0053】上記の発明によれば、入力信号として、例
えばパルス密度変調(PDM)信号やパルス幅変調(P
WM)信号等の1ビットディジタル信号とアナログ信号
とがそれぞれの第1断接手段を介して断接可能に入力さ
れる。また、これら各第1断接手段を介して入力された
1ビットディジタル信号又はアナログ信号は、さらにそ
れぞれに設けた第2断接手段を介して各専用の振幅レベ
ル可変手段に入力される。さらに、振幅レベルが可変さ
れた1ビットディジタル信号及び/又はアナログ信号
は、1ビットディジタル信号専用の入力端子又はアナロ
グ信号専用の入力端子に入力されて各々独自にデルタシ
グマ変調される。
【0054】したがって、1ビットディジタル信号とア
ナログ信号との間の切り替え時のノイズの発生を確実に
防止することができると共に、各々独自にデルタシグマ
変調されるので、さらに1ビットディジタル信号とアナ
ログ信号との間の混変調を防止することができる。
【0055】このため、1ビットディジタル信号とアナ
ログ信号との入力信号が相互に全く影響を受けず、不純
物の混じらない純粋音を音量調節して出力することがで
きる。
【0056】この結果、パルス増幅の印加電圧値が一定
であっても、1ビットディジタル信号及びアナログ信号
が同時に入力された場合に、両者の干渉及び混変調をさ
らに確実に防止して、入力された1ビットディジタル信
号及び/又はアナログ信号に対して簡単な構成にて振幅
レベルを増減してアンプ出力を調整し得る1ビットディ
ジタルアンプ装置を提供することができる。
【0057】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1及び図2に基づいて説明すれば、以
下の通りである。
【0058】本実施の形態の1ビットディジタルアンプ
装置10は、図1に示すように、1ビットディジタル信
号入力端子11と、振幅レベル可変手段としての振幅レ
ベル可変部12と、振幅調整信号入力端子1と、差分器
2と、差分積分器3a及び1ビット量子化器3bからな
るデルタシグマ変調部3と、パルス増幅器4と、ローパ
スフィルタ8と、出力端子9とを備えている。
【0059】また、1ビットディジタルアンプ装置10
には、上記パルス増幅器4から出力されたパルス増幅信
号S4を上記差分積分器3aの入力信号として負帰還さ
せるために、減衰器5と遅延器6とクロック発振器7と
からなる帰還回路FCが設けられている。すなわち、上
記の差分積分器3a及び1ビット量子化器3bからなる
デルタシグマ変調部3が、帰還回路FCを備えることに
よってデルタシグマ変調回路が構成されている。
【0060】上記の振幅調整信号入力端子1は、入力さ
れた信号をデルタシグマ変調して出力するためにその信
号が入力される端子であり、信号をデルタシグマ変調回
路へ入力するためのものである。
【0061】上記差分器2は、振幅調整信号入力端子1
に入力された振幅レベル調整信号S1と、パルス増幅器
4から帰還回路FCによって減衰器5、遅延器6及びク
ロック発振器7を経て負帰還される帰還信号S6とを入
力信号として、これら二つの信号の差分値を求めて、差
分信号S2を差分積分器3aへ出力する。
【0062】上記の差分積分器3aは、高次の積分器群
であり、上記差分器2から出力された差分信号S2を積
分して、差分積分信号S3aを1ビット量子化器3bへ
出力する。上記1ビット量子化器3bは、差分積分器3
aから入力された差分積分信号S3aの極性を判定し
て、1ビットのディジタル信号つまり2値の量子化出力
信号S3に変換し、デルタシグマ変調部3の出力信号と
してパルス増幅器4へ出力する。なお、本実施の形態の
1ビットディジタルアンプ装置10は、1ビット量子化
器3bの代わりに3値量子化器を設けて、3値量子化を
行うように構成することも可能である。また、量子化出
力信号S3の量子化閾値は、最適に設定されている。
【0063】上記パルス増幅器4は、デルタシグマ変調
部3から出力された量子化出力信号S3をスイッチング
制御信号として高速にスイッチングすることにより、図
示しない電圧値供給部から供給される定電圧+V又は定
電圧−Vによって電力増幅する高速スイッチングパルス
増幅器である。この電圧値供給部から供給される定電圧
+V又は定電圧−Vは、一定電圧である。ただし、必ず
しもこれに限らず、電圧値供給部から供給される電圧を
可変とすることは本願発明において可能である。
【0064】次いで、得られたスイッチング信号である
パルス増幅信号S4は、上記ローパスフィルタ8に入力
されると共に、帰還回路FC上の減衰器5にも入力され
る。
【0065】なお、本実施の形態では、通常時又は無信
号時の2段階に対して定電圧+V又は定電圧−Vを設定
したが、このような2段階の設定でも十分に効率の良い
スイッチングが可能となる。尤も、定電圧Vにさらに多
くの段階を設定して、より効率の良いスイッチングを実
現することも可能である。
【0066】上記ローパスフィルタ8は、パルス増幅器
4から出力されたパルス増幅信号S4から不要な信号成
分を除去し、得られた出力信号S8を出力端子9へ出力
するフィルタである。ローパスフィルタ8は、例えばコ
イルやコンデンサ等から構成されている。また、出力端
子9から出力された出力信号S8は、図示しないスピー
カ等の音声信号出力部をさらに備えることにより、音声
を出力することができる。したがって、本実施の形態の
1ビットディジタルアンプ装置10は、このようなスピ
ーカ等の音声信号出力部をさらに備えたオーディオ信号
再生装置に適用することができる。
【0067】一方、上記減衰器5は、帰還回路FC上に
設けられ、パルス増幅器4から出力されたパルス増幅信
号S4の振幅を減衰して帰還信号S5を生成する。すな
わち、パルス増幅器4から出力されるパルス増幅信号S
4は、定電圧Vによって増幅された信号であるので、そ
のままの大きさで差分器2に戻すと、振幅レベル調整信
号S1とのバランスが合わない。そこで、減衰器5は、
差分器2における振幅レベル調整信号S1とのバランス
を合わせるためにこの帰還回路FC上に設けられてい
る。
【0068】減衰器5から出力された帰還信号S5は、
遅延器6に入力される。この遅延器6では、差分器2へ
の位相を合わせるためにクロック発振器7からのクロッ
クに基づいてパルス増幅信号S4の位相を遅延させ、遅
延信号として帰還信号S6を出力する。したがって、帰
還信号S6は差分積分器3aへの入力信号としてタイミ
ングを合わせて差分器2へ負帰還される。
【0069】ここで、本実施の形態の1ビットディジタ
ルアンプ装置10では、1ビットディジタル信号入力端
子11に入力された1ビットディジタル信号S0は、振
幅レベル可変部12にて振幅レベルが調整されるように
なっている。したがって、振幅レベルの調整された振幅
レベル調整信号S1が振幅調整信号入力端子1に入力さ
れ、デルタシグマ変調された後に出力されるようになっ
ている。
【0070】すなわち、本実施の形態では、振幅調整信
号入力端子1に入力するまでに1ビットディジタル信号
S11の振幅レベルを変更することにより、入力ボリュ
ームを変更し、その結果、再生音量を変化するものとな
っている。
【0071】上記の振幅レベル可変部12は、可変抵抗
器からなるレベルコントロール装置VR1からなってお
り、1ビットディジタル信号S0をアナログ的にその振
幅レベルを変更できるようになっている。
【0072】上記構成の1ビットディジタルアンプ装置
10について、動作を説明すると以下の通りである。
【0073】上記1ビットディジタルアンプ装置10で
は、1ビットディジタル信号が1ビットディジタル信号
入力端子11に入力される。この1ビットディジタル信
号は、例えば、アナログ信号をデルタシグマ変調して得
られたパルス密度変調(PDM:Pulse Density Modulat
ion))信号やパルス幅変調(PDM:Pulse Wide Modula
tion) )信号等である。
【0074】この1ビットディジタル信号入力端子11
に入力された1ビットディジタル信号S0は、振幅レベ
ル可変部12にて振幅レベルが調整され、振幅レベル調
整信号S1となる。
【0075】この振幅レベル調整信号S1は、振幅調整
信号入力端子1を介して差分器2に入力される。そし
て、差分器2では、この振幅レベル調整信号S1と、帰
還回路FCによって減衰器5及び遅延器6を経て負帰還
された帰還信号S5・S6との差分信号S2を生成す
る。
【0076】次いで、差分積分器3aによって差分信号
S2を積分して差分積分信号S3aを生成し、1ビット
量子化器3bによってこの差分積分信号S3aをディジ
タル信号である量子化出力信号S3に変換する。さら
に、パルス増幅器4によって、量子化出力信号S3を定
電圧+V又は定電圧−Vを用いてパルス増幅してパルス
増幅信号S4を生成する。最後に、ローパスフィルタ8
によって、パルス増幅信号S4から不要な信号成分を除
去して、出力信号S8を出力端子9へ出力する。
【0077】次に、パルス増幅器4及び減衰器5の連動
制御について説明する。
【0078】デルタシグマ変調部3から出力される量子
化出力信号S3は2値量子化又は3値量子化のいずれの
場合でも1ビット出力であるため、振幅レベル調整信号
S1の大小にかかわらず、量子化出力信号S3の振幅は
一定である。その結果、パルス増幅器4で増幅されて出
力されるパルス増幅信号S4の出力レベルは定電圧+V
又は定電圧−Vにのみ依存することになり、振幅レベル
調整信号S1の大小にかかわらず一定となる。逆に、振
幅レベル調整信号S1の入力レベルが一定であっても、
パルス増幅器4に供給する定電圧+V又は定電圧−Vの
電圧値を変えることによって、パルス増幅信号S4の出
力レベルを変化させることができる。
【0079】一方、フィードバックされる帰還信号S5
・S6の振幅は振幅レベル調整信号S1との関係で決定
されるため、帰還信号S5・S6の振幅が大きいと発振
限界値が変化する。したがって、パルス増幅4に供給す
る定電圧+V又は定電圧−Vによって量子化出力信号S
3がパルス増幅した場合には、これを元に戻すため、帰
還信号S6の振幅が振幅レベル調整信号S1との関係で
適切になるように調整する必要がある。
【0080】よって、減衰器5の減衰量を予め一定に設
定しておくことで、最も電力効率が良くS/N比のとれ
る値に制御することができる。
【0081】次に、本実施の形態の1ビットディジタル
アンプ装置10の1ビットディジタル信号入力端子11
に、何故、1ビットディジタル信号S1が入力されるか
について説明する。
【0082】先ず、上述したように、この1ビットディ
ジタル信号入力端子11に入力される1ビットディジタ
ル信号S0は、主としてPDM信号である。すなわち、
PDM信号をパルス増幅し、ローパスフィルタ8を通し
てスピーカ出力すれば音声信号として再生することがで
きる。したがって、本実施の形態のデルタシグマ変調回
路は、一見、不要ということになる。
【0083】しかしながら、それでも何故、デルタシグ
マ変調部3が存在するかというと、このデルタシグマ変
調回路を通さずに直接パルス増幅器4から出力すると、
パルス増幅器4によって生じる波形乱れつまり波形なま
りが、直接、再生されてしまうことになる。ここで上記
波形なまりとは、図2に示すように、波形の立ち上がり
及び立ち上がりが鈍化することをいう。
【0084】このため、この波形なまりを取るために、
パルス増幅器4からのパルス増幅信号S4を負帰還させ
る必要がある。すなわち、デルタシグマ変調回路を設
け、パルス増幅器4をデルタシグマ変調回路の一部と
し、パルス増幅器4の出力信号であるパルス増幅信号S
4を帰還させるものである。
【0085】この作用を、さらに詳述する。
【0086】先ず、パルス増幅器4によって生じた波形
なまりは高周波的なものが多く、デルタシグマ変調部3
の作用であるノイズシェービング作用によってノイズシ
ェープされ波形なまりは消滅するように作用する。
【0087】また、パルス増幅器4に供給する図示しな
い電源部のトランスレギュレーション特性による波高値
の変動に対しても、次のように作用する。すなわち、パ
ルス増幅器4への供給電圧が小さくなるとフィードバッ
ク量も小さくなる。したがって、PDM信号のパルス数
は増大する方向に作用する。逆に、供給電圧が大きくな
るとフィードバック量は大きくなりパルス数は減少する
方向に作用する。つまり、電源電圧の変動に対してこの
変動を打ち消すように作動する。したがって、定電圧を
強固に維持するために図示しない電源電圧部に余分なコ
ストをかける必要はなくなる。
【0088】さらに、パルス増幅器4によって生じた波
形なまりの時系列方向の成分つまりジッター的なもの
は、1ビット量子化器3bがクロックによって動作する
ので、この波形なまりがクロック範囲内にあれば吸収さ
れる。なお、最近のデルタシグマ変調部3では、1ビッ
ト量子化器3bの前段に設けられる差分積分器3aの多
くはスイッチドキャパシタによって作動されるものが多
く、これらの多くは1ビット量子化器3bのクロックと
差分積分器3aのクロックとを共有して動作させてい
る。したがって、この場合は差分積分器3aの作動時に
波形なまりを吸収することになる。
【0089】この結果、本実施の形態のデルタシグマ変
調回路は、パルス増幅器4から生じる波形なまりを減少
させ得るものとなっている。
【0090】なお、本実施の形態では、1ビットディジ
タル信号S0の振幅を可変にし、それを再生装置として
のボリューム機能とし、その振幅レベル調整信号S1を
直接デルタシグマ変調回路に入力しているが、必ずしも
これに限らず、例えば、1ビットディジタル信号S0を
ローパスフィルタに通し、そのローパスフィルタの出力
信号の振幅レベルを変化させてデルタシグマ変調部3に
入力させても良い。さらに、1ビット量子化器3bの出
力である量子化出力信号S3の振幅レベルを変化させた
後、ローパスフィルタを介してデルタシグマ変調部3に
入力させても良い。
【0091】すなわち、これらはオーディオ信号化した
ものを振幅変化させるか、PDM信号そのものを変化さ
せるかの違いがあるだけである。詳述すると、オーディ
オ信号化された信号を入力すると、従来のデルタシグマ
変調部と同じ動作をする。つまり、量子化出力信号S3
を増幅することが、従来と同じ動作ということになる。
【0092】一方、1ビットディジタル信号S0を入力
する場合、入力信号はクロックに応じてサンプリングさ
れるので、1ビットディジタル信号S0のクロックと該
サンプリング用のクロックとを合致させておくことによ
って、全ての1ビットディジタル信号S0をサンプリン
グすることができ、デルタシグマ変調部3として差動す
る。
【0093】ここで、本実施の形態において、入力信号
つまり1ビットディジタル信号S0の振幅レベルを可変
にするということは、この信号は、厳密にいうとアナロ
グ信号に他ならない。つまり、ディジタル情報を伝達す
るパルス波形状のアナログ信号である。しかしながら、
1ビットディジタル信号S0という表現をしないと、混
乱を招くおそれがある。このため、敢えて、1ビットデ
ィジタル信号S0として「ディジタル」という言葉を使
用している。また、入力信号のクロックとサンプリング
信号とを合わす点でもアナログとはいえ非常にデジタル
的な信号である。
【0094】このように、本実施の形態の1ビットディ
ジタルアンプ装置10では、入力信号はデルタシグマ変
調回路に通すことによりデルタシグマ変調され、これに
よって、1ビットの量子化出力信号S3が生成される。
次いで、この量子化出力信号S3はパルス増幅されて出
力される。
【0095】ここで、本実施の形態では、入力信号とし
て、1ビットディジタル信号S0が入力される。そし
て、この入力された1ビットディジタル信号S0は、振
幅レベル可変部12にて振幅レベルが変えられた後、デ
ルタシグマ変調部3にてデルタシグマ変調されて1ビッ
トの量子化出力信号S3が生成される。次いで、この量
子化出力信号S3は、一定電圧値+Vを印加したパルス
増幅器4によるパルス増幅によって出力される。
【0096】この結果、必要なアンプ出力を1ビットデ
ィジタル信号S0の振幅レベルを増減することにより調
整することができる。また、振幅レベル可変部12は、
パルス増幅する前に設けられるようになっている。この
ようにパルス増幅する前に設けられていれば、例えば、
パルス増幅器4の手前に設けられていても上記と同様の
作用効果を奏する。
【0097】したがって、パルス増幅の印加電圧値が一
定であっても、入力された1ビットディジタル信号に対
して簡単な構成にて振幅レベルを増減してアンプ出力を
調整し得る1ビットディジタルアンプ装置10を提供す
ることができる。
【0098】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図3に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に
示した部材と同一の機能を有する部材については、同一
の符号を付し、その説明を省略する。
【0099】本実施の形態の1ビットディジタルアンプ
装置20では、図3に示すように、例えばパルス密度変
調(PDM)信号やパルス幅変調(PWM)信号等の1
ビットディジタル信号S0とアナログ信号S21とが同
時に入力されるようになっている。
【0100】そして、これら1ビットディジタル信号S
0及びアナログ信号S21は同時に振幅レベルが調整さ
れて振幅調整信号入力端子1に入力されるようになって
いる。
【0101】すなわち、本実施の形態では、1ビットデ
ィジタル信号S0は、1ビットディジタル信号入力端子
11から入力されて、振幅レベル可変部12を介して振
幅調整信号入力端子1に入力される。一方、このとき同
時に、アナログ信号S21がアナログ信号入力端子21
から入力されて、振幅レベル可変部22を介して上記振
幅調整信号入力端子1に入力される。
【0102】また、上記振幅レベル可変部22は、レベ
ルコントロール装置VR2にて構成されている。
【0103】すなわち、本実施の形態では、予めデルタ
シグマ変調された1ビットディジタル信号S0を1ビッ
トディジタル信号入力端子11から入力するが、その1
ビットディジタル信号入力端子11と振幅調整信号入力
端子1との間に、振幅レベル可変部12を設けて入力さ
れたデルタシグマ変調された1ビットディジタル信号S
0の振幅レベルを変化させる。
【0104】一方、同時に、アナログ信号をアナログ入
力端子21から入力するが、そのアナログ入力端子21
と振幅調整信号入力端子1との間に、振幅レベル可変部
22を設けて入力されたアナログ信号のレベルを変化さ
せる。
【0105】これにより、1ビットディジタル信号S0
とアナログ信号S21とが同時に入力した場合におい
て、1ビットディジタル信号S0とアナログ信号S21
との両信号のレベルを変化させ、これによって、出力端
子9から出力される出力信号の大きさをコントロールす
ることができる。
【0106】ここで、本実施の形態では、特に、上記振
幅レベル可変部12と振幅レベル可変部22とについ
て、アナログボリュームの同軸タイプのレベルコントロ
ール装置VR1・VR2にて構成している。このため、
レベルコントロール装置VR1・VR2は連動してお
り、1ビットディジタル信号S0とアナログ信号S21
とを同時に振幅レベルコントロールできるようになって
いる。
【0107】したがって、入力されたデルタシグマ変調
された1ビットディジタル信号S0と入力されたアナロ
グ入力信号S21との両方のレベルコントロールがで
き、かつ、1個のつまみで、デルタシグマ変調された1
ビットディジタル信号S0に対する出力端子9からの出
力音量とアナログ信号S21に対する出力端子9からの
出力音量とを同時に変化させることができる。このた
め、共通化を図ることが可能となっている。
【0108】このように、本実施の形態の1ビットディ
ジタルアンプ装置20では、入力信号として、例えばパ
ルス密度変調(PDM)信号やパルス幅変調(PWM)
信号等の1ビットディジタル信号S0とアナログ信号S
21とが並列に同時入力される。
【0109】この結果、入力信号として、1ビットディ
ジタル信号S0とアナログ信号S21とが並列に同時入
力された場合においても、予めデルタシグマ変調された
1ビットディジタル信号S0及びアナログ信号S21の
振幅レベルを調整することができ、簡単な構成で、アン
プの出力を調整することが可能となる。
【0110】また、パルス増幅する前に設けられた振幅
レベル可変部12及び振幅レベル可変部22は、入力さ
れた1ビットディジタル信号S0及びアナログ信号S2
1の振幅レベルを共通して同時に可変する。
【0111】この結果、例えば、1軸のアナログボリュ
ームを使用することにより、1個のつまみで、1ビット
ディジタル信号S0とアナログ信号S21との両方を制
御することができる。
【0112】したがって、1ビットディジタル信号S0
及びアナログ信号S21が同時に入力された場合に、パ
ルス増幅の印加電圧値Vが一定であっても、入力された
1ビットディジタル信号S0及びアナログ信号S21に
対して簡単な構成にて振幅レベルを増減してアンプ出力
を調整し得る1ビットディジタルアンプ装置20を提供
することができる。
【0113】〔実施の形態3〕本発明の他の実施の形態
について図4に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1及び実施
の形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0114】本実施の形態の1ビットディジタルアンプ
装置30は、図4に示すように、入力信号として、例え
ばパルス密度変調(PDM)信号やパルス幅変調(PW
M)信号等の1ビットディジタル信号S0とアナログ信
号S21とがそれぞれの第1断接手段としての切り替え
スイッチSW1・SW2を介して断接可能に入力され
る。また、これら各切り替えスイッチSW1・SW2を
介して入力された1ビットディジタル信号S0及び/又
はアナログ信号S21の振幅レベルを可変する1個の振
幅レベル可変手段としての振幅レベル可変部32がパル
ス増幅する前に設けられている。
【0115】すなわち、各切り替えスイッチSW1・S
W2は、両方をONすることによって、1ビットディジ
タル信号S0とアナログ信号S21との両方を振幅レベ
ル可変部32に導くことができる。一方、各切り替えス
イッチSW1・SW2は、いずれか一方をONすること
によって、1ビットディジタル信号S0又はアナログ信
号S21とのいずれか一方を振幅レベル可変部32に導
くことができる。
【0116】上記構成の1ビットディジタルアンプ装置
30では、予めデルタシグマ変調された1ビットディジ
タル信号S0は、1ビットディジタル信号入力端子11
から入力するが、その1ビットディジタル信号入力端子
11と振幅調整信号入力端子1との間に、切り替えを行
う切り替えスイッチSW1とレベルコントロール装置V
R3からなる振幅レベル可変部32とを設ける。そし
て、1ビットディジタル信号入力端子11から入力され
た1ビットディジタル信号S0の振幅レベルを変化させ
ることにより、振幅調整信号入力端子1へ入力させる1
ビットディジタル信号S0を変化させる。
【0117】一方、アナログ信号S21の場合は、アナ
ログ信号入力端子21から入力するが、そのアナログ信
号入力端子21と1ビットディジタル信号入力端子11
との間に、切り替えを行う切り替えスイッチSW2と振
幅レベル可変手段としての振幅レベル可変部32である
レベルコントロール装置VR3を設ける。そして、アナ
ログ信号入力端子21から入力されたアナログ信号S2
1の振幅レベルを変化させることにより、振幅調整信号
入力端子1へ入力させるアナログ信号S21を変化させ
る。
【0118】これによって、出力端子9から出てくる出
力信号の大きさをコントロールすることができる。
【0119】一方、切り替えスイッチSW1・SW2の
両方をONした場合には、前記実施の形態2で示したよ
うに、振幅レベル可変部32にて1ビットディジタル信
号S0とアナログ信号S21との両方を振幅レベルコン
トロールすることにより、1ビットディジタル信号S0
とアナログ信号S21との両方を変化させることができ
る。
【0120】また、切り替えスイッチSW1・SW2を
設けることにより、デルタシグマ変調された1ビットデ
ィジタル信号S0とアナログ信号S21とが混ざること
による混変調歪の発生を防止することができる。さら
に、構成が簡単であるので、安価なレベルコントロール
回路を構成することができる。
【0121】このように、本実施の形態の1ビットディ
ジタルアンプ装置30では、例えばパルス密度変調(P
DM)信号やパルス幅変調(PWM)信号等の1ビット
ディジタル信号S0とアナログ信号S21とがそれぞれ
の切り替えスイッチSW1・SW2を介して断接可能に
入力される。
【0122】この結果、1ビットディジタル信号S0と
アナログ信号S21とのいずれか一方を各切り替えスイ
ッチSW1・SW2にて接続することにより、両者が互
いに影響しないようにして1ビットディジタル信号S0
又はアナログ信号S21を入力させることができる。
【0123】これによって、1ビットディジタル信号S
0又はアナログ信号S21を入力したときには、1ビッ
トディジタル信号S0とアナログ信号S21との混変調
を防止することができる。
【0124】一方、1ビットディジタル信号S0とアナ
ログ信号S21との両方を各切り替えスイッチSW1・
SW2にてONして接続することにより、1ビットディ
ジタル信号S0とアナログ信号S21とを同時に入力さ
せることも可能である。
【0125】この結果、1ビットディジタル信号S0及
びアナログ信号S21が同時に入力された場合に、切り
替えスイッチSW1・SW2によって、両者共に入力さ
せるか又はいずれか一方を入力するかを選択することが
できる。
【0126】また、これら各切り替えスイッチSW1・
SW2を介して入力された1ビットディジタル信号S0
及び/又はアナログ信号S21の振幅レベルを可変する
振幅レベル可変部32がパルス増幅する前に設けられて
いる。
【0127】したがって、パルス増幅の印加電圧値Vが
一定であっても、1ビットディジタル信号S0とアナロ
グ信号S21とのいずれか一方を入力させたときには、
両者の干渉及び混変調を防止して、入力された1ビット
ディジタル信号S0又はアナログ信号S21に対して簡
単な構成にて振幅レベルを増減してアンプ出力を調整し
得る1ビットディジタルアンプ装置30を提供すること
ができる。
【0128】〔実施の形態4〕本発明の他の実施の形態
について図5に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1ないし実
施の形態3の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0129】本実施の形態の1ビットディジタルアンプ
装置40では、図5に示すように、前記実施の形態3に
おける1ビットディジタルアンプ装置30に対して、各
第1断接手段としての切り替えスイッチSW1・SW2
を介して入力された1ビットディジタル信号S0及び/
又はアナログ信号S21は、切替手段としての切り分け
スイッチSW3を介して振幅レベル可変部32にいずれ
か一方が入力されるようになっている。
【0130】すなわち、前記1ビットディジタルアンプ
装置30における切り替えスイッチSW1・SW2と振
幅レベル可変部32との間に、切り分けスイッチSW3
を設けている。
【0131】すなわち、デルタシグマ変調された1ビッ
トディジタル信号S0は、1ビットディジタル信号入力
端子11から入力するが、その1ビットディジタル信号
入力端子11と振幅調整信号入力端子1との間に、切り
分けを行う切り分けスイッチSW3と振幅レベル可変部
32とを設け、入力された1ビットディジタル信号S0
の振幅レベルを変化させることにより、振幅調整信号入
力端子1へ入力させる1ビットディジタル信号S0の振
幅レベルを変化させる。
【0132】一方、アナログ信号S21はアナログ信号
入力端子21から入力するが、そのアナログ信号入力端
子21と振幅調整信号入力端子1との間に、切り分けを
行う上記切り分けスイッチSW3と振幅レベル可変部3
2とを設け、入力されたアナログ信号S21の振幅レベ
ルを変化させることにより、振幅調整信号入力端子1へ
入力させるアナログ信号S21の振幅レベルを変化させ
る。
【0133】これによって、結果的に、出力端子9から
の出力信号の大きさをコントロールすることができる。
【0134】また、1ビットディジタル信号S0とアナ
ログ信号S21とに対して同じ振幅レベル可変部32に
て1ビットディジタル信号S0とアナログ信号S21と
のレベルコントロールを行うことにより、1個又は1組
のつまみにて、入力された1ビットディジタル信号S0
1の出力音量と入力されたアナログ信号S21の出力音
量とを変化させることができる。
【0135】さらに、切り替えスイッチSW1・SW2
を設けることにより、予めデルタシグマ変調された1ビ
ットディジタル信号S0とアナログ信号S21とが、配
線路において混じることを防止することができる。
【0136】また、切り替えスイッチSW1・SW2の
各々を断接するときに、切り分けスイッチSW3を切っ
ておくことにより、つまりいずれにも接続しない状態に
しておくことにより、切り替えスイッチSW1・SW2
による切り替え時のノイズ発生を防止することができ
る。
【0137】以上のように、入力信号として、例えばパ
ルス密度変調(PDM)信号やパルス幅変調(PWM)
信号等の予めデルタシグマ変調された1ビットディジタ
ル信号S0とアナログ信号S21とがそれぞれの切り替
えスイッチSW1・SW2を介して断接可能に入力さ
れ、これら各切り替えスイッチSW1・SW2を介して
入力された1ビットディジタル信号S0及び/又はアナ
ログ信号S21が直接振幅レベル可変部32に入力され
た場合には、1ビットディジタル信号S0及びアナログ
信号S21を断接して切り替えたときに、その切り替え
によりノイズが発生するおそれがある。
【0138】しかし、本実施の形態の1ビットディジタ
ルアンプ装置40では、各切り替えスイッチSW1・S
W2を介して入力された1ビットディジタル信号S0及
び/又はアナログ信号S21は、切り分けスイッチSW
3を介して振幅レベル可変部32に入力される。その
後、1ビットディジタル信号S0又はアナログ信号S2
1のいずれかの振幅レベルが可変される。
【0139】したがって、1ビットディジタル信号S0
とアナログ信号S21との入力を切り替えたときにおい
ても、その影響は、切り分けスイッチSW3によって遮
断される。したがって、確実に1ビットディジタル信号
S0又はアナログ信号S21のいずれかに接続された状
態にて切り分けスイッチSW3をいずれかに接続状態と
することにより、1ビットディジタル信号S0とアナロ
グ信号S21との間の切り替え時のノイズの発生を確実
に防止することができる。
【0140】この結果、パルス増幅の印加電圧値Vが一
定であっても、1ビットディジタル信号S0及びアナロ
グ信号S21が同時に入力された場合に、両者の干渉及
び混変調を確実に防止して、入力された1ビットディジ
タル信号S0又はアナログ信号S21に対して簡単な構
成にて振幅レベルを増減してアンプ出力を調整し得る1
ビットディジタルアンプ装置40を提供することができ
る。
【0141】〔実施の形態5〕本発明の他の実施の形態
について図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1ないし実
施の形態4の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0142】本実施の形態の1ビットディジタルアンプ
装置50では、図6に示すように、入力信号として、例
えばパルス密度変調(PDM)信号やパルス幅変調(P
WM)信号等の予めデルタシグマ変調された1ビットデ
ィジタル信号S0とアナログ信号S21とがそれぞれの
第1断接手段としての切り替えスイッチSW1・SW2
を介して断接可能に入力される。また、これら各切り替
えスイッチSW1・SW2を介して入力された1ビット
ディジタル信号S0又はアナログ信号S21は、さらに
それぞれに設けた第2断接手段としての切り替えスイッ
チSW4・SW5を介して各専用の振幅レベル可変手段
としての振幅レベル可変部42・52に入力され、かつ
振幅レベルが可変された1ビットディジタル信号S0及
び/又はアナログ信号S21は、1ビットディジタル信
号専用の入力端子としての1ビットディジタル信号入力
端子41又はアナログ信号専用の入力端子としてのアナ
ログ信号入力端子51に入力され、さらに、それぞれ独
自の差分器43及び差分器53を介してデルタシグマ変
調部3における差分積分器3aに入力されて各々独自に
デルタシグマ変調されるようになっている。
【0143】すなわち、デルタシグマ変調された1ビッ
トディジタル信号S0とアナログ信号S21とに対して
互いの入力が影響しないように、それぞれ独自の切り替
えスイッチSW1・SW4又は切り替えスイッチSW2
・SW5と、独自の振幅レベル可変部42又は振幅レベ
ル可変部52と、独自の1ビットディジタル信号入力端
子41又はアナログ信号入力端子51と、独自の差分器
43又は差分器53とを備えている。
【0144】これにより、予めデルタシグマ変調された
1ビットディジタル信号S0とアナログ信号S21と
が、相互に全く影響無く、1個又は1組のつまみによっ
て、出力音量を調整することができる。
【0145】このように、本実施の形態の1ビットディ
ジタルアンプ装置50では、入力信号として、例えばパ
ルス密度変調(PDM)信号やパルス幅変調(PWM)
信号等の1ビットディジタル信号S0とアナログ信号S
21とがそれぞれの切り替えスイッチSW1・SW2を
介して断接可能に入力される。また、これら各切り替え
スイッチSW1・SW2を介して入力された1ビットデ
ィジタル信号S0又はアナログ信号S21は、さらにそ
れぞれに設けた切り替えスイッチSW4・SW5を介し
て各専用の振幅レベル可変部42・52に入力される。
さらに、振幅レベルが可変された1ビットディジタル信
号S0及び/又はアナログ信号S21は、1ビットディ
ジタル信号専用の1ビットディジタル信号入力端子41
又はアナログ信号専用のアナログ信号入力端子51に入
力されて各々独自にデルタシグマ変調される。
【0146】したがって、1ビットディジタル信号S0
とアナログ信号S21との間の切り替え時のノイズの発
生を確実に防止することができると共に、各々独自にデ
ルタシグマ変調されるので、さらに1ビットディジタル
信号S0とアナログ信号S21との間の混変調を防止す
ることができる。
【0147】このため、1ビットディジタル信号S0と
アナログ信号S21との入力信号が相互に全く影響を受
けず、不純物の混じらない純粋音を音量調節して出力す
ることができる。
【0148】この結果、パルス増幅の印加電圧値が一定
であっても、1ビットディジタル信号S0及びアナログ
信号S21が同時に入力された場合に、両者の干渉及び
混変調をさらに確実に防止して、入力された1ビットデ
ィジタル信号S0及び/又はアナログ信号S21に対し
て簡単な構成にて振幅レベルを増減してアンプ出力を調
整し得る1ビットディジタルアンプ装置50を提供する
ことができる。
【0149】
【発明の効果】本発明の1ビットディジタルアンプ装置
は、以上のように、入力信号として、1ビットディジタ
ル信号を入力する一方、この1ビットディジタル信号の
振幅レベルを可変する振幅レベル可変手段がパルス増幅
する前に設けられているものである。
【0150】それゆえ、振幅レベル可変手段によって、
必要なアンプ出力を入力された1ビットディジタル信号
の振幅レベルを増減することにより調整することができ
る。
【0151】したがって、パルス増幅の印加電圧値が一
定であっても、入力された1ビットディジタル信号に対
して簡単な構成にて振幅レベルを増減してアンプ出力を
調整し得る1ビットディジタルアンプ装置を提供するこ
とができるという効果を奏する。
【0152】また、本発明の1ビットディジタルアンプ
装置は、以上のように、入力信号として、1ビットディ
ジタル信号とアナログ信号とを並列に同時入力する一
方、これら1ビットディジタル信号及びアナログ信号の
振幅レベルを共通して同時に可変する振幅レベル可変手
段がパルス増幅する前に設けられているものである。
【0153】それゆえ、1ビットディジタル信号とアナ
ログ信号とを並列に同時入力するので、入力信号とし
て、1ビットディジタル信号とアナログ信号とが並列に
同時入力された場合においても、予めデルタシグマ変調
された1ビットディジタル信号及びアナログ信号の振幅
レベルを調整することができ、簡単な構成で、アンプの
出力を調整することが可能となる。
【0154】また、パルス増幅する前に設けられた振幅
レベル可変手段は、入力された1ビットディジタル信号
及びアナログ信号の振幅レベルを共通して同時に可変す
る。
【0155】この結果、例えば、1軸のアナログボリュ
ームを使用することにより、1個のつまみで、1ビット
ディジタル信号とアナログ信号との両方を制御すること
ができる。
【0156】したがって、1ビットディジタル信号及び
アナログ信号が同時に入力された場合に、パルス増幅の
印加電圧値が一定であっても、入力された1ビットディ
ジタル信号及びアナログ信号に対して簡単な構成にて振
幅レベルを増減してアンプ出力を調整し得る1ビットデ
ィジタルアンプ装置を提供することができるという効果
を奏する。
【0157】また、本発明の1ビットディジタルアンプ
装置は、以上のように、入力信号として、1ビットディ
ジタル信号とアナログ信号とがそれぞれの第1断接手段
を介して断接可能に入力される一方、これら各第1断接
手段を介して入力された1ビットディジタル信号及び/
又はアナログ信号の振幅レベルを可変する振幅レベル可
変手段がパルス増幅する前に設けられているものであ
る。
【0158】それゆえ、1ビットディジタル信号とアナ
ログ信号とのいずれか一方を各第1断接手段にて接続す
ることにより、両者が互いに影響しないようにして1ビ
ットディジタル信号又はアナログ信号を入力させること
ができる。
【0159】これによって、1ビットディジタル信号又
はアナログ信号を入力したときには、1ビットディジタ
ル信号とアナログ信号との混変調を防止することができ
る。
【0160】一方、第1断接手段は各々設けられている
ので、1ビットディジタル信号及びアナログ信号が同時
に入力された場合に、各第1断接手段によって、両者共
に入力させるか又はいずれか一方を入力するかを選択す
ることができる。
【0161】また、これら各第1断接手段を介して入力
された1ビットディジタル信号及び/又はアナログ信号
の振幅レベルを可変する振幅レベル可変手段がパルス増
幅する前に設けられている。
【0162】したがって、パルス増幅の印加電圧値が一
定であっても、1ビットディジタル信号とアナログ信号
とのいずれか一方を入力させたときには、両者の干渉及
び混変調を防止して、入力された1ビットディジタル信
号又はアナログ信号に対して簡単な構成にて振幅レベル
を増減してアンプ出力を調整し得る1ビットディジタル
アンプ装置を提供することができるという効果を奏す
る。
【0163】また、本発明の1ビットディジタルアンプ
装置は、以上のように、前記発明の1ビットディジタル
アンプ装置において、前記各第1断接手段を介して入力
された1ビットディジタル信号及び/又はアナログ信号
は、切替手段を介して振幅レベル可変手段にいずれか一
方が入力されるものである。
【0164】それゆえ、1ビットディジタル信号とアナ
ログ信号との入力を切り替えたときにおいても、その影
響は、切替手段によって遮断される。このため、確実に
1ビットディジタル信号又はアナログ信号に接続された
状態にて切替手段をいずれかに接続状態とすることによ
り、1ビットディジタル信号とアナログ信号との間の切
り替え時のノイズの発生を確実に防止することができ
る。
【0165】この結果、パルス増幅の印加電圧値が一定
であっても、1ビットディジタル信号及びアナログ信号
が同時に入力された場合に、両者の干渉及び混変調を確
実に防止して、入力された1ビットディジタル信号又は
アナログ信号に対して簡単な構成にて振幅レベルを増減
してアンプ出力を調整し得る1ビットディジタルアンプ
装置を提供することができるという効果を奏する。
【0166】また、本発明の1ビットディジタルアンプ
装置は、以上のように、入力信号として、1ビットディ
ジタル信号とアナログ信号とがそれぞれの第1断接手段
を介して断接可能に入力される一方、これら各第1断接
手段を介して入力された1ビットディジタル信号又はア
ナログ信号は、さらにそれぞれに設けた第2断接手段を
介して各専用の振幅レベル可変手段に入力され、かつ振
幅レベルが可変された1ビットディジタル信号及び/又
はアナログ信号は、1ビットディジタル信号専用の入力
端子又はアナログ信号専用の入力端子に入力されて各々
独自にデルタシグマ変調されるものである。
【0167】それゆえ、各第1断接手段、第2断接手
段、振幅レベル可変手段及び入力端子が独自に設けられ
るので、1ビットディジタル信号とアナログ信号との間
の切り替え時のノイズの発生を確実に防止することがで
きると共に、各々独自にデルタシグマ変調されるので、
さらに1ビットディジタル信号とアナログ信号との間の
混変調を防止することができる。
【0168】このため、1ビットディジタル信号とアナ
ログ信号との入力信号が相互に全く影響を受けず、不純
物の混じらない純粋音を音量調節して出力することがで
きる。
【0169】この結果、パルス増幅の印加電圧値が一定
であっても、1ビットディジタル信号及びアナログ信号
が同時に入力された場合に、両者の干渉及び混変調をさ
らに確実に防止して、入力された1ビットディジタル信
号及び/又はアナログ信号に対して簡単な構成にて振幅
レベルを増減してアンプ出力を調整し得る1ビットディ
ジタルアンプ装置を提供することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における1ビットディジタルアンプ装置
の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】上記1ビットディジタル信号を直接パルス増幅
器に入力したときに発生する波形なまりを示す説明図で
ある。
【図3】本発明における1ビットディジタルアンプ装置
の他の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】本発明における1ビットディジタルアンプ装置
のさらに他の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】本発明における1ビットディジタルアンプ装置
のさらに他の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】本発明における1ビットディジタルアンプ装置
のさらに他の実施の形態を示すブロック図である。
【図7】従来の1ビットディジタルアンプ装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 振幅調整信号入力端子 2 差分器(デルタシグマ変調回路) 3 デルタシグマ変調部(デルタシグマ変調回路) 3a 差分積分器 3b 1ビット量子化器 4 パルス増幅器(デルタシグマ変調回路) 5 減衰器(デルタシグマ変調回路) 6 遅延器(デルタシグマ変調回路) 7 クロック発振器(デルタシグマ変調回路) 8 ローパスフィルタ 9 出力端子 10 1ビットディジタルアンプ装置 12 振幅レベル可変部(振幅レベル可変手段) 22 振幅レベル可変部(振幅レベル可変手段) 32 振幅レベル可変部(振幅レベル可変手段) 41 1ビットディジタル信号入力端子(1ビットデ
ィジタル信号専用の入力端子) 42 振幅レベル可変部(専用の振幅レベル可変手
段) 43 差分器 51 アナログ信号入力端子51(アナログ信号専用
の入力端子) 52 振幅レベル可変部(専用の振幅レベル可変手
段) 53 差分器 S0 1ビットディジタル信号(入力信号) S3 量子化出力信号 S4 パルス増幅信号 S21 アナログ信号(入力信号) SW1 切り替えスイッチ(第1断接手段) SW2 切り替えスイッチ(第1断接手段) SW3 切り分けスイッチ(切替手段) SW3 切り替えスイッチ(第2断接手段) SW4 切り替えスイッチ(第2断接手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 5J064 AA01 AA04 BA03 BB02 BC07 BC08 BC10 BC11 BC16 BC19 BD03 5J091 AA01 AA24 AA66 CA22 CA98 FA01 HA26 HA38 KA00 KA15 KA23 KA26 KA31 KA32 KA42 KA53 MA11 TA01 TA06 5J100 AA09 BA10 BC06 BC07 CA00 CA06 CA11 CA24 DA06 EA02 FA00 LA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号をデルタシグマ変調回路に通すこ
    とによりデルタシグマ変調して1ビットの量子化出力信
    号を生成し、この量子化出力信号をパルス増幅する1ビ
    ットディジタルアンプ装置において、 上記入力信号として、1ビットディジタル信号を入力す
    る一方、この1ビットディジタル信号の振幅レベルを可
    変する振幅レベル可変手段がパルス増幅する前に設けら
    れていることを特徴とする1ビットディジタルアンプ装
    置。
  2. 【請求項2】入力信号をデルタシグマ変調回路に通すこ
    とによりデルタシグマ変調して1ビットの量子化出力信
    号を生成し、この量子化出力信号をパルス増幅する1ビ
    ットディジタルアンプ装置において、 上記入力信号として、1ビットディジタル信号とアナロ
    グ信号とを並列に同時入力する一方、これら1ビットデ
    ィジタル信号及びアナログ信号の振幅レベルを共通して
    同時に可変する振幅レベル可変手段がパルス増幅する前
    に設けられていることを特徴とする1ビットディジタル
    アンプ装置。
  3. 【請求項3】入力信号をデルタシグマ変調回路に通すこ
    とによりデルタシグマ変調して1ビットの量子化出力信
    号を生成し、この量子化出力信号をパルス増幅する1ビ
    ットディジタルアンプ装置において、 上記入力信号として、1ビットディジタル信号とアナロ
    グ信号とがそれぞれの第1断接手段を介して断接可能に
    入力される一方、これら各第1断接手段を介して入力さ
    れた1ビットディジタル信号及び/又はアナログ信号の
    振幅レベルを可変する振幅レベル可変手段がパルス増幅
    する前に設けられていることを特徴とする1ビットディ
    ジタルアンプ装置。
  4. 【請求項4】前記各第1断接手段を介して入力された1
    ビットディジタル信号及び/又はアナログ信号は、切替
    手段を介して振幅レベル可変手段にいずれか一方が入力
    されることを特徴とする請求項3記載の1ビットディジ
    タルアンプ装置。
  5. 【請求項5】入力信号をデルタシグマ変調回路に通すこ
    とによりデルタシグマ変調して1ビットの量子化出力信
    号を生成し、この量子化出力信号をパルス増幅する1ビ
    ットディジタルアンプ装置において、 上記入力信号として、1ビットディジタル信号とアナロ
    グ信号とがそれぞれの第1断接手段を介して断接可能に
    入力される一方、これら各第1断接手段を介して入力さ
    れた1ビットディジタル信号又はアナログ信号は、さら
    にそれぞれに設けた第2断接手段を介して各専用の振幅
    レベル可変手段に入力され、かつ振幅レベルが可変され
    た1ビットディジタル信号及び/又はアナログ信号は、
    1ビットディジタル信号専用の入力端子又はアナログ信
    号専用の入力端子に入力されて各々独自にデルタシグマ
    変調されることを特徴とする1ビットディジタルアンプ
    装置。
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