JP2880372B2 - スピーカ駆動装置 - Google Patents

スピーカ駆動装置

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JP2880372B2
JP2880372B2 JP5116193A JP11619393A JP2880372B2 JP 2880372 B2 JP2880372 B2 JP 2880372B2 JP 5116193 A JP5116193 A JP 5116193A JP 11619393 A JP11619393 A JP 11619393A JP 2880372 B2 JP2880372 B2 JP 2880372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ΔΣ変調によって得ら
れる1ビットデジタルオーディオ信号を供給することに
より音声再生を行うデジタルドライブ型のスピーカの駆
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオーディオ信号の再生は、図11
に示すように、アナログオーディオ信号源50から送ら
れてくるアナログオーディオ信号SA をアナログパワー
アンプ51によって増幅し、この増幅された信号をスピ
ーカ52に供給することによって行われている。なお、
このときの音量の調整は、アナログパワーアンプ51の
入力段に設けられた可変抵抗器を設けて成るボリューム
回路53でアナログオーディオ信号SA の波高値を調整
することによって行われる。
【0003】一方、近年では、再生音質の向上等を目的
として、デジタル信号処理技術が採用されている。その
一例として、例えば特開平3−239097号公報に
は、デジタル信号に変換してスピーカユニットへと伝送
するオーディオ再生装置が記載されている。すなわち、
その装置では、アナログオーディオ信号をA/D変換器
でディジタル化し、この信号をスピーカユニットへと伝
送する。この信号は、D/A変換器でアナログオーディ
オ信号に復調されて、スピーカに供給される。このよう
な構成により、スピーカケーブル等を通してオーディオ
信号を伝送する際の伝送損失を低減し、音質を向上する
ようになっている。
【0004】しかしながら、上記公報記載の装置におい
ても、スピーカの前段には、前記したアナログパワーア
ンプ52と同様のアンプを設けることが必要であり、こ
れらアナログパワーアンプで大きな発熱を生じるという
不具合を有している。
【0005】ところで、本願出願人等は、ΔΣ変調によ
って得られる1ビットデジタルオーディオ信号を直接供
給することによって、音声再生を行い得るデジタルドラ
イブ型のスピーカ(以下、デジタルスピーカという)の
駆動装置を先に提案した(特願平4−153630号参
照)。その装置は、図12に示すように、1ビットデジ
タルオーディオ信号源60から、アナログオーディオ信
号をΔΣ変調することによって得られる1ビットデジタ
ルオーディオ信号SDAがスイッチング回路61に、その
スイッチング動作の制御信号として入力される。スイッ
チング回路61には可変定電圧電源62とスピーカ63
とが接続されている。
【0006】上記1ビットデジタルオーディオ信号SDA
は、ΔΣ変調により、所定のサンプリング周波数のクロ
ック信号の周期を単位パルス幅として、アナログオーデ
ィオ信号の振幅に応じてパルス密度変調(PDM)され
た信号であり、この信号のH/Lの切換わりによって、
可変定電圧電源62からスイッチング回路61を介して
スピーカ63のボイスコイルに流れる電流の向きが切換
えられ、また、1ビットデジタルオーディオ信号SDA
増幅した電力が可変定電圧電源62からスピーカ63に
供給される。
【0007】このとき、スピーカ63の振動板が、音響
的なローパスフィルタ、すなわち、ディジタルオーディ
オ信号をアナログ信号に変換するためのフィルタとして
の役割を果たし、これによって、アナログ再生が行われ
る。なお、再生音量のコントロールは、可変定電圧電源
63での出力電圧を調整することにより行われる。
【0008】上記装置においては、D/A変換器と共
に、前記したアナログパワーアンプも不要にでき、これ
によって、従来よりも装置全体の発熱量を低減すること
が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たスピーカ63を1ビットデジタルオーディオ信号SDA
に基づいて駆動する装置においては、所要の最大出力を
備えると共に出力可変の定電圧電源62が、再生音量の
コントロールのために必要となっている。このような可
変型の定電圧電源62においては、所定の可変電圧範囲
の全体にわたって安定した出力電圧が得難く、また、構
成が複雑となって形状が大形化し、かつ、高価なものと
なる。このため、再生音質の向上や、装置全体のコンパ
クト化・低廉化を必ずしも充分には図れないという問題
を有している。
【0010】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
であって、可変型の定電圧電源が不要であり、これによ
って、再生音質の向上や、装置全体のコンパクト化・低
廉化を図り得ると共に、さらに、全体の構成をより簡素
なものとなし得るスピーカ駆動装置を提供することを目
的にしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載のスピーカ駆動装置は、Δ
Σ変調により1ビットデジタルオーディオ信号を得る際
のクロック信号のパルス幅を音量設定手段での設定に応
じて変化させて音量制御信号を生成し、上記1ビットデ
ジタルオーディオ信号のパルス幅を上記音量制御信号の
パルス幅と一致するように変更して切換制御信号を発生
するデューティ制御手段と、上記切換制御信号により切
換動作を生じるスイッチング手段と、このスイッチング
手段を介してスピーカに電力を供給する定電圧電源とを
備えていることを特徴としている。
【0012】また、請求項2記載のスピーカ駆動装置
は、ΔΣ変調により1ビットデジタルオーディオ信号を
得る際のクロック信号におけるHレベルの区間とLレベ
ルの区間との一方の区間に、音量設定手段での設定に応
じたパルス幅の音量制御クロック信号を重畳させて合成
クロック信号を生成するクロック信号合成手段と、上記
合成クロック信号から音量制御クロック信号とクロック
信号とを分離する分離手段と、分離された音量制御クロ
ック信号に対応する基準電圧を発生する基準電圧発生手
段と、分離されたクロック信号のパルス幅を上記基準電
圧に基づいて変化させて音量制御信号を生成し、上記1
ビットデジタルオーディオ信号のパルス幅を上記音量制
御信号のパルス幅と一致するように変更して切換制御信
号を発生するデューティ制御手段と、上記切換制御信号
により切換動作を生じるスイッチング手段と、このスイ
ッチング手段を介してスピーカに電力を供給する定電圧
電源とを備えていることを特徴としている。さらに、請
求項3記載のスピーカ駆動装置は、上記クロック信号合
成手段と上記分離手段との間に伝送手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0013】
【作用】上記請求項1記載のスピーカ駆動装置において
は、クロック信号から、音量設定手段での設定に応じて
パルス幅を変化させた音量制御信号が生成され、次い
で、上記音量制御信号のパルス幅と一致するように1ビ
ットデジタルオーディオ信号のパルス幅が変更されて、
スイッチング手段に入力される。
【0014】つまり、音量を小さくするように音量設定
手段での設定が行われるときには、1ビットデジタルオ
ーディオ信号は、パルス幅を小さくした信号に変更され
てスイッチング手段に入力され、これによって、定電圧
電源からスイッチング手段を介してスピーカへ供給され
る電力の供給期間は、上記パルス幅に応じた短い期間に
制限される。この結果、スピーカからは小さい音量での
音声再生が行われる。
【0015】一方、音量を大きくするような設定が行わ
れるときには、1ビットデジタルオーディオ信号は、上
記よりも大きなパルス幅に変更されてスイッチング手段
に入力され、これによって、定電圧電源からのスピーカ
への電力供給期間は上記よりも長くなり、この結果、ス
ピーカからは大きい音量での音声再生が行われる。
【0016】このように、上記構成では、1ビットデジ
タルオーディオ信号に、さらに、音量制御情報が付与さ
れ、これによって、スイッチング手段での切換動作が制
御されるようになっているので、スイッチング手段に接
続する定電圧電源は、出力一定の固定型のものとするこ
とができる。このため、前記した可変型の定電圧電源を
設けて構成する場合に比べ、固定型の定電圧電源ではそ
の出力電圧の安定化を図り易く、これにより、再生音質
を向上することが可能になると共に、装置全体の形状の
小形化や低廉化を図ることが可能になる。
【0017】請求項2記載のスピーカ駆動装置において
は、クロック信号合成手段にて、クロック信号に、音量
設定手段での設定に応じたパルス幅の音量制御クロック
信号を重畳させて合成クロック信号が生成され、この合
成クロック信号が分離手段に送られると、この分離手段
にて音量制御クロック信号とクロック信号とに分離され
る。そして、分離された音量制御クロック信号に対応す
る基準電圧が基準電圧発生手段で発生され、以降は請求
項1記載の装置と同様に、分離されたクロック信号を、
上記基準電圧に応じてパルス幅を変化させた音量制御信
号が生成される。次いで、上記音量制御信号のパルス幅
と一致するように1ビットデジタルオーディオ信号のパ
ルス幅が変更されて、スイッチング手段に入力されてそ
のスイッチング動作が制御されることによって、スピー
カでの音声再生が行われる。
【0018】すなわち、上記構成では、請求項1記載の
装置と同様に、スイッチング手段に接続する定電圧電源
を、出力一定の固定型のものとすることができることに
より、再生音質の向上や、装置全体の小形化・低廉化を
図ることが可能であることに加え、音量設定手段での設
定に応じた音量制御情報がクロック信号に重畳されてス
ピーカ側へと送られるようになっているので、請求項3
記載の装置のように、音量設定手段側とスピーカ側とを
互いに離して設置し、その両者を信号伝送手段によって
接続する場合でも、両者を接続する信号伝送手段には音
量制御信号に固有の信号伝送線は不要であり、このた
め、全体の構成をより簡素なものとすることができる。
【0019】
【実施例】〔実施例1〕本発明の一実施例について図1
ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0020】本実施例のスピーカ駆動装置は、図1に示
すように、1ビットデジタルオーディオ信号源1から、
後述する1ビットデジタルオーディオ信号SDAが入力さ
れるパルスデューティコントロール回路(以下、PDC
回路という)2を備えている。このPDC回路2(デュ
ーティ制御手段)の出力は、スイッチング回路(スイッ
チング手段)3におけるスイッチング動作を制御する切
換制御信号として、このスイッチング回路3に入力され
る。スイッチング回路3には、定電圧電源4とスピーカ
5とが接続されており、定電圧電源4からスピーカ5の
ボイスコイルにスイッチング回路3を介して駆動電力の
供給が行われる。
【0021】上記1ビットデジタルオーディオ信号SDA
は、ΔΣ変調により、図2(a)に示すようなアナログ
オーディオ信号SA から、所定のサンプリング周波数の
クロック信号(以下、ビットクロックCKという)の周
期を単位パルス幅として、同図(b)に示すように、ア
ナログオーディオ信号SA の振幅に応じてパルス密度変
調(PDM)された信号である。
【0022】PDC回路2には、上記の1ビットデジタ
ルオーディオ信号SDAとビットクロックCKとが入力さ
れる。このPDC回路2は、図3に示すように、直流ノ
イズ成分を除去する第1結合コンデンサ11を通して上
記ビットクロックCKが入力される第1積分器12と、
この第1積分器12の出力が信号入力端子に入力される
第1コンパレータ13と、この第1コンパレータ13の
出力が各々一方の入力端子に入力される第1・第2のA
ND回路14・15とを備えている。
【0023】第1コンパレータ13の基準電圧入力端子
には、ボリューム回路16で可変される基準電圧VT
入力されるようになっている。一方、第1AND回路1
4における他方の入力端子には前記の1ビットデジタル
オーディオ信号SDAが、また、第2AND回路15にお
ける他方の入力端子には、1ビットデジタルオーディオ
信号SDAがNOT回路17を通して入力される。
【0024】上記構成のPDC回路2における信号の処
理について、図4に基づいて説明する。
【0025】第1積分器12に入力されるビットクロッ
クCKは、同図(a)に示すような矩形波信号であり、
このビットクロックCKが第1積分器12で積分される
ことにより、この第1積分器12から、同図(b)に示
すように、ビットクロックCKと同周期の三角波CKIT
が出力される。この三角波CKITが第1コンパレータ1
3で前記基準電圧VT と比較され、この第1コンパレー
タ13からは、ビットクロックCKにおけるパルス幅が
上記基準電圧VT に応じて変更された音量制御信号とし
てのデューティ制御クロックCKD が出力される。
【0026】すなわち、上記基準電圧VT が、同図
(b)における一点鎖線で示すように比較的高い電圧V
1 である場合には、三角波CKITの電圧レベルがこの基
準電圧V1 を超える区間に対応して、同図(c)に示す
ように、パルスデューティの小さいデューティ制御クロ
ックCKD1が第1コンパレータ13から出力される。一
方、上記基準電圧VT が、同図(b)における二点鎖線
で示すように比較的低い電圧V2 である場合には、同図
(d)に示すように、パルスデューティの大きなデュー
ティ制御クロックCKD2が出力される。これらデューテ
ィ制御クロックCKD1・CKD2が、前記第1・第2AN
D回路14・15に各々入力される。
【0027】第1AND回路14の他方の入力端子に
は、同図(e)に示す1ビットデジタルオーディオ信号
DAが入力されている。したがって、第1コンパレータ
13から、パルスデューティの小さいデューティ制御ク
ロックCKD1が出力されるときには、同図(g)に示す
ように、1ビットデジタルオーディオ信号SDAにおける
Hレベルの区間を、上記デューティ制御クロックCKD1
のパルス列に置き換えた+1ビット信号S+B1 が第1A
ND回路14から出力される。
【0028】また、第2AND回路15の他方の入力端
子には、NOT回路17を通して1ビットデジタルオー
ディオ信号SDAが反転された同図(f)に示す信号S
-DA が入力されており、したがって、この第2AND回
路15からは、同図(h)に示すように、1ビットデジ
タルオーディオ信号SDAにおけるLレベルの区間を、上
記デューティ制御クロックCKD1のパルス列に置き換え
た−1ビット信号S-B1が出力される。
【0029】一方、第1コンパレータ13から、パルス
デューティの大きいデューティ制御クロックCKD2が出
力されるときには、上記同様に、第1AND回路14か
ら、同図(i)に示すように、1ビットデジタルオーデ
ィオ信号SDAにおけるHレベルの区間を、上記デューテ
ィ制御クロックCKD2のパルス列に置き換えた+1ビッ
ト信号S+B2 が出力されると共に、第2AND回路15
から、同図(j)に示すように、1ビットデジタルオー
ディオ信号SDAにおけるLレベルの区間を、上記デュー
ティ制御クロックCKD2のパルス列に置き換えた−1ビ
ット信号S−B2が出力される。
【0030】上記のように、ボリューム回路16での設
定電圧Vに応じて、1ビットデジタルオーディオ信
号SDAからパルス幅が変更された+1ビット信号S
+B(S+B1・S+B2 )および−1ビット信号S-B(S
-B1 ・S-B2 )がPDC回路2から切換制御信号として
出力され、これらが、図1に示すように、スイッチング
回路3に供給される。
【0031】スイッチング回路3はFETやサイリスタ
等の高速のスイッチング素子から成っており、+1ビッ
ト信号S+Bが“H”のときにスピーカ5のボイスコイル
に順方向の向き(図においてA方向)で、また、−1ビ
ット信号S-Bが“H”のときにスピーカ5のボイスコイ
ルに逆方向の向き(図においてB方向)で、それぞれ定
電圧電源3からの電流が流れるように、接点の切換が制
御される。
【0032】これにより、スピーカ5で音声の再生が行
われると共に、このスピーカ5への通電時間が、前述の
ように、ボリューム回路16での設定に応じてパルス幅
の変更された+1ビット信号S+Bおよび−1ビット信号
-Bの各“H”区間に対応することによって、音量も、
前記ボリューム回路16での設定に応じて制御される。
すなわち、パルスデューティの大きい+1ビット信号S
+B2 ・−1ビット信号S-B2 でスイッチング回路3の切
換が制御されるときの方が、パルスデューティの小さい
+1ビット信号S+B1 ・−1ビット信号S-B1 で制御さ
れるときよりも、より多くの電流がスピーカ5のボイス
コイルに流れることとなり、これによって、スピーカ5
から出力されるときの音量が大きくなる。
【0033】このように、本実施例では、ビットクロッ
クCKから、ボリューム回路16での設定に応じてパル
ス幅を変化させたデューティ制御クロックCKD を生成
し、このパルス幅に1ビットデジタルオーディオ信号S
DAのパルス幅を変更して、スイッチング回路3のスイッ
チング動作を制御するようになっている。
【0034】すなわち、上記構成では、1ビットデジタ
ルオーディオ信号SDAにさらに音量制御情報を付与し、
これによって、スイッチング回路3での切換動作を制御
するようになっているので、前述の定電圧電源4は、出
力一定の固定型のもので構成することができる。このた
め、その出力電圧の安定化を図り易く、これにより、再
生音質を向上することが可能となり、また、装置全体の
形状の小形化や低廉化を図ることが可能になる。
【0035】〔実施例2〕本発明の他の実施例につい
て、図5ないし図10を参照して説明する。なお、説明
の便宜上、前記実施例の図面で示した部材と同一の機能
を有する部材には、同一の符号を付してその詳細な説明
を省略する。
【0036】本実施例においては、図5に示すように、
1ビットデジタルオーディオ信号源1側にボリュームコ
ントロール回路21を設ける一方、スピーカ5に、前記
同様のPDC回路2およびスイッチング回路3と共に、
さらに信号分離回路22を備える信号処理部23を設け
ている。つまり、音量の調整がスピーカ5側から離れた
ユニットにて行われる構成を前提とし、上記ボリューム
コントロール回路21と信号処理部23との間に、1ビ
ットデジタルオーディオ信号SDAと、ボリュームコント
ロール回路21で生成される後述する音量制御情報とを
伝送するオーディオ信号伝送ライン24が設けられてい
る。
【0037】クロック信号合成手段としての上記ボリュ
ームコントロール回路21は、図6に示すように、第2
積分器31、この第2積分器31の出力が信号入力端子
に入力される第2コンパレータ32、この第2コンパレ
ータ32の出力が一方の入力端子に入力されるOR回路
33を備えている。第2コンパレータ32の比較電圧入
力端子には、前記実施例同様のボリューム回路16で可
変される比較電圧VRが入力される。
【0038】第2積分器31には、第7図(a)に示す
前記同様のビットクロックCKから、図示しない分周回
路によって周波数を二倍とした同図(b)に示す二逓倍
クロックCKX2が、図6の第2結合コンデンサ34を通
して入力される。この二逓倍クロックCKX2が第2積分
器31で積分されることによって、この第2積分器31
から、図7(c)に示すように、二逓倍クロックCKX2
と同周期の三角波CK2IT が出力される。
【0039】上記三角波CK2IT が第2コンパレータ3
2に入力されると、この第2コンパレータ32からは、
ボリューム回路16で設定される比較電圧VR (同図
(c)における一点鎖線で示す電圧)との比較により、
上記比較電圧VR の高低に応じてパルス幅が変化された
音量制御クロック信号としての音量制御クロックCKVD
が、同図(d)に示すように出力される。
【0040】この音量制御クロックCKVDと、同図
(a)に示すビットクロックCKとが、図6に示すよう
に、前記OR回路33に各々入力されることにより、こ
のOR回路33からは、図7(e)に示すように、ビッ
トクロックCKの“L”レベルの区間に、上記音量制御
クロックCKVDが重畳された合成クロック信号としての
音量制御情報付加クロックCCKが出力される。
【0041】ボリュームコントロール回路21から出力
される上記の音量制御情報付加クロックCCKと、前記
1ビットデジタルオーディオ信号SDAとが、オーディオ
信号伝送ライン24を通して信号処理部23へと伝送さ
れる。
【0042】信号処理部23においては、まず、分離手
段としての前記信号分離回路22にて、音量制御情報付
加クロックCCKからビットクロックCKと音量制御ク
ロックCKVDとの分離が行われる。この信号分離回路2
2は、図8に示すように、Dタイプ・フリップフロップ
を2回路内蔵するIC41と、このIC41からの出力
2 が一方の入力端子に入力される第3AND回路、お
よび、上記出力Q2 が第2NOT回路43を通して反転
された反転出力(−Q2 )が一方の端子に入力される第
4AND回路44とを備えている。
【0043】上記IC41の第1Dタイプ・フリップフ
ロップのクロック端子CLK1 に、図9(a)に示す前
記同様の1ビットデジタルオーディオ信号SDAが入力さ
れ、また、IC41の第2Dタイプ・フリップフロップ
のクロック端子CLK2 に、同図(b)に示す前記音量
制御情報付加クロックCCKが入力される。そして、I
C41における他の端子が図8に示すように各々接続さ
れていることにより、このIC41の第2Dタイプ・フ
リップフロップの出力Q2 が、図9(c)に示すよう
に、音量制御情報付加クロックCCKにおける各音量制
御クロックCKVDに対応するパルスの立上りでLレベル
からHレベルに、また、各ビットクロックCKに対応す
るパルスの立上りでHレベルからLレベルに変化するパ
ルス列信号として得られるようになっている。
【0044】上記の出力Q2 が入力される第3AND回
路42における他方の端子には、図8に示すように、遅
延回路45を通して、音量制御情報付加クロックCCK
が入力されている。この音量制御情報付加クロックCC
Kは、遅延回路45を通過することにより、図9(d)
に示すように、同図(b)の音量制御情報付加クロック
CCKよりも所定時間遅れた遅延クロックCCK’とし
て第3AND回路44に入力され、この第3AND回路
44から、出力Q2 と遅延クロックCCK’との論理積
の演算により、同図(e)に示す音量制御クロックCK
VDが分離されて出力される。
【0045】一方、第4AND回路44には、出力Q2
が第2NOT回路43で反転された図9(f)に示す反
転出力(−Q2 )と上記の遅延クロックCCK’とが入
力される結果、同図(g)に示すビットクロックCKが
分離されて出力される。
【0046】上記のように、信号分離回路22で音量制
御情報付加クロックCCKから分離された音量制御クロ
ックCKVDおよびビットクロックCKが、1ビットデジ
タルオーディオ信号SDAと共に、信号処理部23におけ
るPDC回路2に入力される。このPDC回路2は、図
10に示すように、前記実施例とほぼ同様に構成されて
おり、異なる点は、コンパレータ13の基準電圧入力端
子に、ローパスフィルタ(基準電圧発生手段)48を通
して上記音量制御クロックCKVDを入力する構成として
いる点である。
【0047】上記ローパスフィルタ48によって、音量
制御クロックCKVDのDC成分が取り出され、この電圧
T が、第1コンパレータ13の基準電圧入力端子に入
力される。この結果、前記ボリュームコントロール回路
21におけるボリューム回路16での設定に応じて、第
1コンパレータ13からは、前記実施例同様に、パルス
幅が変化されたデューティ制御クロックCKD が出力さ
れ、さらに第1AND回路14および第2AND回路1
5から、前記した+1ビット信号S+Bおよび−1ビット
信号S-Bが出力される。これらが、前記実施例同様の構
成をなす図5のスイッチング回路3に入力されることに
より、スピーカ5で、上記ボリューム回路16での設定
に応じた音量で、音声の再生が行われる。
【0048】以上のように、本実施例においては、前記
実施例同様に、スイッチング回路3の切換動作を、音量
制御情報の付加された切換制御信号である+1ビット信
号S+Bおよび−1ビット信号S-Bで制御するので、スイ
ッチング回路3に接続する定電圧電源は、その出力が一
定の固定型電源で構成することができる。
【0049】そして、本実施例では、ボリューム回路1
6での設定に応じた音量制御情報がビットクロックCK
に重畳されてスピーカ5側へと送られるようになってい
るので、ボリュームコントロール回路21とスピーカ5
側とを互いに離して設置する場合でも、両者を接続する
オーディオ信号伝送ライン24には音量制御信号に固有
の信号伝送線は不要となる。このため、全体の構成をよ
り簡素なものとすることが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
スピーカ駆動装置は、ΔΣ変調により1ビットデジタル
オーディオ信号を得る際のクロック信号のパルス幅を音
量設定手段での設定に応じて変化させて音量制御信号を
生成し、上記1ビットデジタルオーディオ信号のパルス
幅を上記音量制御信号のパルス幅と一致するように変更
して切換制御信号を発生するデューティ制御手段と、上
記切換制御信号により切換動作を生じるスイッチング手
段と、このスイッチング手段を介してスピーカに電力を
供給する定電圧電源とを備えている構成である。
【0051】これにより、音量制御情報が付与された1
ビットデジタルオーディオ信号によって、スイッチング
手段での切換動作が制御されるので、スイッチング手段
に接続する定電圧電源は、出力一定の固定型のものとす
ることができる。このような固定型の定電圧電源ではそ
の出力電圧の安定化を図り易く、これにより、再生音質
を向上することが可能になると共に、装置全体の形状の
小形化や低廉化を図ることが可能になるという効果を奏
する。
【0052】請求項2記載のスピーカ駆動装置は、ΔΣ
変調により1ビットデジタルオーディオ信号を得る際の
クロック信号におけるHレベルの区間とLレベルの区間
との一方の区間に、音量設定手段での設定に応じたパル
ス幅の音量制御クロック信号を重畳させて合成クロック
信号を生成するクロック信号合成手段と、上記合成クロ
ック信号から音量制御クロック信号とクロック信号とを
分離する分離手段と、分離された音量制御クロック信号
に対応する基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、分
離されたクロック信号のパルス幅を上記基準電圧に基づ
いて変化させて音量制御信号を生成し、上記1ビットデ
ジタルオーディオ信号のパルス幅を上記音量制御信号の
パルス幅と一致するように変更して切換制御信号を発生
するデューティ制御手段と、上記切換制御信号により切
換動作を生じるスイッチング手段と、このスイッチング
手段を介してスピーカに電力を供給する定電圧電源とを
備えている構成である。
【0053】これにより、請求項1記載の装置と同様
に、スイッチング手段に接続する定電圧電源を出力一定
の固定型のものとすることができることにより、再生音
質の向上や、装置全体の小形化・低廉化を図ることが可
能であることに加え、音量設定手段での設定に応じた音
量制御情報がクロック信号に重畳されてスピーカ側へと
送られるようになっているので、請求項3記載の装置の
ように、音量設定手段側とスピーカ側とを互いに離して
設置し、その両者を信号伝送手段によって接続する場合
でも、両者を接続する信号伝送手段には音量制御信号に
固有の信号伝送線は不要であり、このため、全体の構成
をより簡素なものとすることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスピーカ駆動装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のスピーカ駆動装置において処理される1
ビットデジタルオーディオ信号と原アナログオーディオ
信号との関係を示す波形図である。
【図3】図1のスピーカ駆動装置におけるPDC回路の
内部構成を示すブロック図である。
【図4】図3のPDC回路において処理される信号の波
形を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の他の実施例におけるスピーカ駆動装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5のスピーカ駆動装置におけるボリュームコ
ントロール回路の構成を示すブロック図である。
【図7】図6のボリュームコントロール回路で処理され
る信号の波形を示すタイミングチャートである。
【図8】図5のスピーカ駆動装置における信号分離回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図9】図8の信号分離回路で処理される信号の波形を
示すタイミングチャートである。
【図10】図5のスピーカ駆動装置におけるPDC回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図11】従来のスピーカ駆動装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図12】従来の他のスピーカ駆動装置の概略構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
2 PDC回路(デューティ制御手段) 3 スイッチング回路(スイッチング手段) 4 定電圧電源 5 スピーカ 16 ボリューム回路(音量設定手段) 21 ボリュームコントロール回路(クロック信号合
成手段) 22 信号分離回路(分離手段) 48 ローパスフィルタ(基準電圧発生手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−239097(JP,A) 特開 平6−29857(JP,A) 特開 平2−241199(JP,A) 特開 平5−145989(JP,A) 特開 平5−176387(JP,A) 実開 平4−103092(JP,U) 日本オーディオ協会 偏,「ディジタ ルオーディオ事典」,第1版,株式会社 オーム社,1989年7月25日,p.87−88 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 3/00 310

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ΔΣ変調により1ビットデジタルオーディ
    オ信号を得る際のクロック信号のパルス幅を音量設定手
    段での設定に応じて変化させて音量制御信号を生成し、
    上記1ビットデジタルオーディオ信号のパルス幅を上記
    音量制御信号のパルス幅と一致するように変更して切換
    制御信号を発生するデューティ制御手段と、 上記切換制御信号により切換動作を生じるスイッチング
    手段と、 このスイッチング手段を介してスピーカに電力を供給す
    る定電圧電源とを備えていることを特徴とするスピーカ
    駆動装置。
  2. 【請求項2】ΔΣ変調により1ビットデジタルオーディ
    オ信号を得る際のクロック信号におけるHレベルの区間
    とLレベルの区間との一方の区間に、音量設定手段での
    設定に応じたパルス幅の音量制御クロック信号を重畳さ
    せて合成クロック信号を生成するクロック信号合成手段
    と、 上記合成クロック信号から音量制御クロック信号とクロ
    ック信号とを分離する分離手段と、 分離された音量制御クロック信号に対応する基準電圧を
    発生する基準電圧発生手段と、 分離されたクロック信号のパルス幅を上記基準電圧に基
    づいて変化させて音量制御信号を生成し、上記1ビット
    デジタルオーディオ信号のパルス幅を上記音量制御信号
    のパルス幅と一致するように変更して切換制御信号を発
    生するデューティ制御手段と、 上記切換制御信号により切換動作を生じるスイッチング
    手段と、 このスイッチング手段を介してスピーカに電力を供給す
    る定電圧電源とを備えていることを特徴とするスピーカ
    駆動装置。
  3. 【請求項3】上記クロック信号合成手段と上記分離手段
    との間に伝送手段を備えていることを特徴とする請求項
    2記載のスピーカ駆動装置。
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