JP4548788B2 - モータ用コアの金型 - Google Patents

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Description

本発明は、環状の本体部の外周部に一方の軸方向に突出する環状凸部が形成され、本体部の内周部には、径方向内側に突出する複数の歯部が周方向に等間隔をおいて形成され、さらに、これら歯部の先端に、環状凸部と同軸方向に突出する爪部が一体に形成された形状のモータ用コアを製造する技術に係り、特に、原料粉末を圧縮して圧粉磁心等のコアに成形する金型に関する。
上記のような形状のモータ用コアとしては、クローポール型モータのステータコアが挙げられる。クローポール型モータは、構造や駆動回路が比較的簡素である特長を備え、OA機器や車両用に用いられている。また、特に近年では、特許文献1等に記載されるように、ハイブリット車両のパワーユニットにおけるエンジンとトランスミッション間に配置されるものが知られている。同文献に記載のステータコアは圧粉材で形成されており、この種の圧粉材としては、絶縁性の結合樹脂を混合した鉄粉を圧縮成形し、加熱処理して作られる圧粉磁心が、高い磁束密度が得られ、かつ、鉄損が低いといった利点があることから好適に用いられている。
圧粉磁心からなる上記形状のステータコアは、原料粉末を金型内で圧縮して成形されるが、圧縮方向は、型抜きを可能とするために、コイルが巻回される爪部が突出する方向である軸方向とされる。図6は、ステータコアの一例を示しており、図7および図8は、このステータコアCを圧縮成形する従来の金型構造を示している。
図6に示すように、ステータコアCは、環状の本体部1と、本体部1の内周部から径方向内側に突出する複数の歯部2と、これら歯部2の先端から一方の軸方向に突出する爪部3とが一体に成形されたもので、爪部3の間に切欠き4が形成されている。このステータコアCの一方の面(図6(b)で右側の面)は全体が平坦な端面5とされているが、他方の面(図6(b)で左側の面)は、本体部1の外周部に環状凸部6がリブ状に形成されており、また、上記爪部3が形成されている。このステータコアCにあっては、爪部3と環状凸部6との間に形成される環状空間を周回するように各爪部3の外周部にわたってコイルが巻回され、爪部3が磁極とされる。爪部3間の切欠き4は、外周部に向かうにしたがって幅広となる台形状に形成されている。このステータコアCには、爪部3が突出する方向に型抜きが可能なように、各所(例えば歯部2や爪部3)には抜きテーパが形成されている。
このようなステータコアCを圧縮成形する金型は、図7および図8に示すように、円筒状のダイス60と、このダイス60の成形孔61の中心に挿入されるコアロッド62と、成形孔61に摺動可能に嵌入される上パンチ63および複数の下パンチ71,72,73とから構成されている。なお、図7は図8におけるA−O−B断面(図7の左側がA−O断面、右側がB−O断面)の部分の金型およびステータコアCを示しており、図8は図7のVIII−VIII断面図(ただしダイス60を省く)である。
コアロッド62の周面には、ステータコアCの切欠き4を形成するための複数の軸方向に延びる凸条62aが形成されている。上パンチ63は、ステータコアCの平坦な端面5に対応した断面形状を有する円筒状である。一方、ステータコアCの爪部3側の面を形成するための下パンチは、本体部1の環状凸部6の突出端面を形成する第1下パンチ71と、本体部1および歯部2を形成する第2下パンチ72と、爪部3を形成する第3下パンチ73を組み合わせて構成される。第1下パンチ71は円筒状であり、第2下パンチ72は、内周面にコアロッド62の凸条62aに嵌合する溝部を有する形状である。そして第3下パンチ73は、例えば、円筒状の基部の上端から突出する複数のツノ状部材からなるものである。爪部3間の切欠き4は、コアロッド62の凸条62aによって形成される。
特開2005−94876号公報
ところで、上記のようなステータコアCにあっては、コイルが巻回される爪部3の先端の密度が高ければ高いほど磁気特性が向上し、モータとして高効率化、高性能化が図られることが判っている。このため、特に爪部3は高い荷重で圧縮され、例えば真密度が7.86の材料の場合、爪部3は真密度が7.6程度まで高密度とされることが望ましいとされる。したがって、図7および図8に示した従来の金型においては、爪部3を形成する第3下パンチ73に高い強度が求められるが、この第3下パンチ73は薄肉の棒状であることから、形状的に強度が低く、高い圧縮荷重に対する耐久性には限度があり、爪部3を高密度とすることが困難であった。このため、爪部3を高い圧縮荷重で確実に成形することのできる金型の開発が求められていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、上記爪部を高い圧縮荷重で成形することができ、これによって爪部の先端が高密度化して磁気特性に優れたモータ用コアを得ることができる金型を提供することを目的としている。
本発明は、環状の本体部の外周部に、一方の軸方向に突出する環状凸部が形成され、本体部の内周部に、径方向内側に突出する複数の歯部が、切欠きを間に挟んで周方向に等間隔をおいて形成され、さらに、これら歯部の先端に、環状凸部と同方向に突出する爪部が一体に形成され、コイルが、各爪部と環状凸部との間に形成される環状空間を周回するように各爪部の外周部にわたって巻回されるモータ用コアを、原料粉末を該コアの軸方向に圧縮した圧粉体として成形するための金型であって、円筒状の成形孔を有するダイスと、このダイスの成形孔の中心に挿入されるコアロッドと、ダイスの成形孔に嵌入されて、爪部側の面を形成する下アウターパンチおよび下インナーパンチと、ダイスの成形孔に嵌入される上パンチとを備え、コアロッドは、モータ用コアの爪部の内周面を形成する円柱部と、この円柱部の一端側に連設され、その外周面に、軸方向に沿って延び、円柱部側の端部が爪部の先端を形成する段部として形成されている複数の凸条を有するスプライン状の爪部形成部とを有し、下アウターパンチは、ダイスの成形孔に摺動自在に嵌入され、モータ用コアの環状凸部の突出端面を形成する端面を有する円筒状に形成されており、下インナーパンチは、下アウターパンチ内に摺動自在に嵌入され、モータ用コアの本体部および歯部を形成する端面が形成されるとともに、環状凸部の内周面を形成する外周面が形成され、さらに、内周面にはコアロッドの凸が嵌合する溝部が形成されるとともに、これら溝部間に形成された溝部間の凸条を有する円筒部と、この円筒部の端面から溝部間の凸条より延長して上パンチ方向に延び、切欠きを該溝部間の凸条とともに形成する複数のツノ部とを有し、上パンチは、円筒状であって、モータ用コアの本体部および歯部を形成する端面を有するとともに、内周面には、下インナーパンチのツノ部が嵌入される溝部を有し、この上パンチの端面とコアロッドの爪部形成部における段部との間に、モータ用コアの爪部が形成されることを特徴とするモータ用コアの金型である。
本発明の金型によれば、モータ用コアの爪部は、上パンチの端面と、コアロッドの爪部形成部に形成されている凸条の段部との間で圧縮成形される。図7および図8に示した従来の金型では、爪部3の先端は、強度不足な薄肉棒状の第3下パンチ73で形成されていたが、本発明ではコアロッドの凸条の段部が圧縮荷重を受けて形成される。この凸条はコアロッドと一体であるから、従来の第3下パンチ73よりも強度や剛性が格段に高く、高い圧縮荷重に耐えることができ、変形するおそれがない。したがって、爪部を高い圧縮荷重で成形することができ、これによって爪部の先端が高密度化し、磁気特性に優れたモータ用コアを得ることができる。
図7および図8に示した従来の金型では、歯部2間の切欠き4がコアロッド62の凸条62aによって形成されていたため、モータ用コアを圧縮成形した場合に成形体とコアロッドとの接触面積が大きく、高い圧縮荷重で圧縮成形を行うと抜き出しの際に成形体のかじりや変形が生じやすいという問題があった。この点、本発明では歯部間の切欠きは下インナーパンチのツノ部によって形成され、このツノ部は、圧縮成形されたモータ用コアに対しては切欠きを囲む内面のみに接触し、かつ、この切欠きのみを形成するものとして独立しているため、脱型する時の摩擦抵抗が比較的小さくなり、脱型がしやすいといった利点がある。
特に、形成しようとする切欠きが、外周部に向かうにしたがって幅広となる台形状部分を有する場合には、脱型する時には切欠きが狭まるようなスプリングバックが生じて脱型しにくいが、本発明のツノ部で切欠きを形成すれば、脱型しやすくなる。そのツノ部は、外周部に向かうにしたがって幅広となる断面台形状部分を有するものとなる。なお、このツノ部は上パンチの溝部に嵌入し、切欠きを形成する中子として機能するため、図7および図8で示した従来の金型の薄肉形状の第3下パンチ73とは異なり、先端部に直接高い圧縮荷重を受けるものではない。
本発明によれば、爪部の先端が、高い強度を有するコアロッドの爪部形成部における凸条の段部で形成されるため、爪部の先端を高密度化させることができ、磁気特性に優れたモータ用コアを得ることができるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
本実施形態の金型は、図6に示したステータコア(モータ用コア)Cを圧粉磁心として成形する金型である。ステータコアCの形状については前述した通りであり、ここでは説明を省く。図1および図2は、ステータコアCを成形するための金型を構成する複数の要素を示しており、図3はこれら要素で原料粉末を圧縮してステータコアCを成形した状態を示している。また、図4および図5は、それぞれ図3のIV−IV断面およびV−V断面を示している。なお、図3は図4および図5におけるA−O−B断面(図3の左側がA−O断面、右側がB−O断面)の部分の金型およびステータコアCを示している。
図1〜図5に示すように、本実施形態の金型は、円筒状のダイス10と、コアロッド20と、ダイス10内に嵌入される上パンチ30と、2つの下パンチ40,50とを要素としている。上パンチ30はステータコアCの平坦な端面5を形成するパンチであり、下パンチ40(下アウターパンチ),50(下インナーパンチ)は、爪部3側の面を形成するパンチである。
図1および図3に示すように、ダイス10の中心には円筒状の成形孔11が形成されており、この成形孔11の中心にコアロッド20が同軸的に挿入される。コアロッド20は、図1および図2(a)に示すように、ダイス10よりも軸方向長さが長い全体が円柱状のものである。コアロッド20の軸方向の一端側(図1で上側)の半分は周面が単純な円筒面の円柱部21であり、この円柱部21の他端側の半分が、周面に軸方向に延びる複数の凸条26が等間隔をおいて形成され、これら凸条26間が溝部27とされたスプライン状の爪部形成部25とされている。凸条26はステータコアCの爪部3に対応しており、爪部形成部25と円柱部21との境目に位置する凸条26の段部28によって爪部3の先端が形成される。
上パンチ30は円筒状であって、ダイス10の成形孔11に摺動自在に嵌入される。図1および図2(b)に示すように、上パンチ30の、ダイス10の成形孔11の内周面に摺動する外周面は単純な円筒面に形成されており、一方、内周面には、軸方向に延びる複数の凸条31が周方向に等間隔をおいて全長にわたり形成されており、かつ、これら凸条31間に溝部32が形成されている。これによって上パンチ30の上下の端面は、ステータコアCの端面5に対応した形状を呈している。凸条31間の溝部32の断面形状は、ステータコアCの切欠き4に対応しており、上パンチ30の下側の端面によってステータコアCの端面5が形成される。上パンチ30は、ダイス10の成形孔11に上から嵌入され、その際には各凸条31の内面がコアロッド20の円柱部21の周面に摺動する。
下パンチ40,50は、ダイス10の成形孔11に下から嵌入されるもので、その2つは、成形孔11に摺動自在に嵌入される下アウターパンチ40と、この下アウターパンチ40と上記コアロッド20との間に挟まれた状態で成形孔11に嵌入される下インナーパンチ50である。図1および図2(c)に示すように、下アウターパンチ40は内外周面とも単純な円筒面の円筒であり、その上側の端面によって、ステータコアCの環状凸部6の突出端面が形成される。
図1および図2(d)に示すように、下インナーパンチ50は、円筒部51と、この円筒部51の上端面52から延びる複数のツノ部53とを有している。円筒部51の内周面には、図2(d)および図4に示すように、軸方向に延びる複数の溝部54が等間隔をおいて形成されており、これら溝部54間に凸条55が形成されている。溝部54の断面形状はコアロッド20の凸条26に対応しており、この凸条26が溝部54に摺動して嵌合するようになっている。また、凸条55の断面形状はコアロッド20の溝部27に対応しており、この溝部27に凸条55が摺動して嵌合するようになっている。すなわち、コアロッド20の爪部形成部25は、下インナーパンチ50内に摺動して嵌合する。
ツノ部53は周方向に等間隔をおいて円筒部51に一体に形成されており、上端面52から軸方向に沿って上方に延びている。これらツノ部53を除いた円筒部51の上端面52は、ステータコアCの爪部3側の面であって環状凸部6を除いた本体部1と歯部2とを合わせた形状に対応している。各ツノ部53は、ステータコアCの切欠き4を穿って形成するものであり、したがってその断面は切欠き4の断面に対応して、外周部に向かうにしたがって台形状に形成されている。図2()に示すように、ツノ部53は、平面視すると、円筒部51の溝部54の内周面をつないだ内周縁をまたぐような位置に形成されており、内周側は凸条55をそのまま上方に延長した形状に形成されている。各ツノ部53は、当該金型の型締めの際には、上パンチ30の溝部32に摺動自在に嵌入される。
以上の要素からなる本実施形態の金型によってステータコアCを製造するには、まず、ダイス10の成形孔11の中心にコアロッド20を同軸的に挿入し、また、成形孔11に下方から下アウターパンチ40および下インナーパンチ50を嵌入し、図4に示すように、コアロッド20の凸条26および溝部27に、下インナーパンチ50の溝部54および凸条55を、それぞれ嵌合させる。コアロッド20の軸方向の位置は、段部28とダイス10の上端面との間が、爪部3が形成され得る距離となる位置にセットされる。また、下インナーパンチ50の軸方向の位置は、ツノ部53の上端がダイス10の上端面と面一になる位置にセットされ、下アウターパンチ40は、上端が下インナーパンチ50の円筒部51の上端面52よりも下方であって、その上端とダイス10の上端面との間が、環状凸部6が形成され得る距離となる位置にセットされる。
次に、ダイス10の内周面と、2つの下パンチ40,50およびコアロッド20との間に形成され、成形孔11の上方に開口するキャビティに、原料粉末を充填する。次いで、上パンチ30を成形孔11の開口まで下降させて、溝部32を下インナーパンチ50のツノ部53に対応させ、凸条31の下端面をツノ部53の間に充填された原料粉末の上面に当接させる。この状態から上パンチ30を下降させて、図5に示すように溝部32にツノ部53を嵌入させると同時に、凸条31をツノ部53の間に押し込む。さらに、図3に示すように、ダイス10を相対的に上昇させて原料粉末をダイス10の中間部に配し、この状態から、2つの下パンチ40,50で支持された原料粉末に上パンチ30で荷重をかけ、原料粉末を圧縮し、ステータコアCに成形する。圧縮成形が終わったら、各パンチ30,40,50をダイス10から適宜に抜き出すとともにステータコアCをコアロッド20から取り外して、このステータコアCを得る。
図3に示すように、金型内で圧縮成形されたステータコアCは、本体部1の環状凸部6が上パンチ30と下アウターパンチ40の上端面との間で成形され、環状凸部6以外の本体部1および歯部2が上パンチ30と下インナーパンチ50の円筒部51の上端面52との間で成形される。また、爪部3は上パンチ30とコアロッド20の段部28との間で成形され、爪部3間の切欠き4は原料粉末を貫通する下インナーパンチ50のツノ部53によって形成される。
本実施形態によれば、ステータコアCの爪部3は、上パンチ30の下端面と、コアロッド20の爪部形成部25に形成されている凸条26の段部28との間で圧縮成形され、特に爪部3の先端は、コアロッド20の凸条26の段部28が圧縮荷重を受けて形成される。凸条26はコアロッド20と一体であるから強度や剛性が高く、高い圧縮荷重に耐えることができ、変形するおそれがない。したがって、爪部3を高い圧縮荷重で成形することができ、これによって爪部3の先端が高密度化し、ステータコアCは磁気特性に優れたものとなる。
また、ステータコアCの歯部2間の切欠き4は、下インナーパンチ50のツノ部53によって形成され、このツノ部53は、圧縮成形されたステータコアCに対しては切欠き4を囲む内面のみに接触し、かつ、この切欠き4のみを形成するものとして独立している。本実施形態の切欠き4は、外周部に向かうにしたがって幅広となる台形状であることから、通常であれば脱型する時には切欠き4が狭まるようなスプリングバックが生じて脱型しにくいが、独立しているツノ部53で切欠き4を形成することにより、摩擦抵抗が小さく、切欠き4からツノ部53を抜き出しやすい。
なお、本実施形態はクローポール型モータのステータコアを製造する金型であったが、本発明はこのモータに限られず、上記形状、すなわち環状の本体部の内周部に、径方向内側に突出する複数の歯部が、切欠きを間に挟んで周方向に等間隔をおいて形成され、歯部の先端には、一方の軸方向に突出する爪部が一体に形成された形状のモータ用コアであれば、いかなる種類のものにも適用することができる。
本発明の一実施形態の金型の分解斜視図である。 一実施形態の金型を構成する各要素の平面図であって、(a)上パンチ、(b)コアロッド、(c)下インナーパンチ、(d)下アウターパンチである。 一実施形態の金型でステータコアを圧縮成形した状態を示す断面図であって、図4および図5のA−O−B断面である。 図3のIV−IV断面図(ダイスを省く)である。 図3のV−V断面図(ダイスを省く)である。 製造対象物であるクローポール型モータのステータコアであって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−O−B断面図、(c)は裏面図である。 従来の金型でステータコアを圧縮成形した状態を示す断面図である。 図7のVIII−VIII断面図(ダイスを省く)である。
符号の説明
1…本体部、2…歯部、3…爪部、4…切欠き、5…ステータコアの端面、
6…環状凸部、10…ダイス、11…成形孔、20…コアロッド、21…円柱部、
25…爪部形成部、26…コアロッドの凸条、28…段部、30…上パンチ、
32…上パンチの溝部、50…下インナーパンチ、51…円筒部、53…ツノ部、
C…ステータコア(モータ用コア)。

Claims (2)

  1. 環状の本体部の外周部に、一方の軸方向に突出する環状凸部が形成され、前記本体部の内周部に、径方向内側に突出する複数の歯部が、切欠きを間に挟んで周方向に等間隔をおいて形成され、さらに、これら歯部の先端に、前記環状凸部と同方向に突出する爪部が一体に形成され、コイルが、各爪部と前記環状凸部との間に形成される環状空間を周回するように各爪部の外周部にわたって巻回されるモータ用コアを、原料粉末を該コアの軸方向に圧縮した圧粉体として成形するための金型であって、
    円筒状の成形孔を有するダイスと、
    このダイスの成形孔の中心に挿入されるコアロッドと、
    前記ダイスの前記成形孔に嵌入されて、前記爪部側の面を形成する下アウターパンチおよび下インナーパンチと、
    ダイスの成形孔に嵌入される上パンチとを備え、
    前記コアロッドは、前記モータ用コアの前記爪部の内周面を形成する円柱部と、この円柱部の一端側に連設され、その外周面に、軸方向に沿って延び、円柱部側の端部が前記爪部の先端を形成する段部として形成されている複数の凸条を有するスプライン状の爪部形成部とを有し、
    前記下アウターパンチは、前記ダイスの成形孔に摺動自在に嵌入され、前記モータ用コアの前記環状凸部の突出端面を形成する端面を有する円筒状に形成されており、
    前記下インナーパンチは、前記下アウターパンチ内に摺動自在に嵌入され、前記モータ用コアの前記本体部および前記歯部を形成する端面が形成されるとともに、前記環状凸部の内周面を形成する外周面が形成され、さらに、内周面には前記コアロッドの前記凸が嵌合する溝部が形成されるとともに、これら溝部間に形成された溝部間の凸条を有する円筒部と、この円筒部の端面から前記溝部間の凸条より延長して前記上パンチ方向に延び、前記切欠きを該溝部間の凸条とともに形成する複数のツノ部とを有し、
    前記上パンチは、円筒状であって、前記モータ用コアの前記本体部および前記歯部を形成する端面を有するとともに、内周面には、前記下インナーパンチの前記ツノ部が嵌入される溝部を有し、
    この上パンチの端面と前記コアロッドの前記爪部形成部における前記段部との間に、前記モータ用コアの前記爪部が形成される
    ことを特徴とするモータ用コアの金型。
  2. 前記下インナーパンチの前記ツノ部は、外周部に向かうにしたがって幅広となる断面台形状部分を有し、これに伴って、前記モータ用コアに形成される前記切欠きは、外周部に向かうにしたがって幅広となる台形状部分を有することを特徴とする請求項1に記載のモータ用コアの金型。
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