JP5145097B2 - 粉末成形装置及びステータの製造方法 - Google Patents

粉末成形装置及びステータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5145097B2
JP5145097B2 JP2008086124A JP2008086124A JP5145097B2 JP 5145097 B2 JP5145097 B2 JP 5145097B2 JP 2008086124 A JP2008086124 A JP 2008086124A JP 2008086124 A JP2008086124 A JP 2008086124A JP 5145097 B2 JP5145097 B2 JP 5145097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower punch
stator
punch member
die
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008086124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009233730A (ja
Inventor
久 加藤
哲広 土江
淳 枡田
正久 宮原
智宏 坂井
守 堀内
貴幸 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008086124A priority Critical patent/JP5145097B2/ja
Publication of JP2009233730A publication Critical patent/JP2009233730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5145097B2 publication Critical patent/JP5145097B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明は、ステータリングの内周部に半径内方に突出するティースが周方向に間隔をおいて複数固定されてなるステータを製造するための粉末成形装置及びその粉末成形装置を使用したステータの製造方法に係り、そのティースがステータリングの軸方向に沿って傾斜した斜面部を有するブロック状に形成されているステータを製造する技術に関する。
従来、モータのステータは、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているように、ステータリングの内周部に半径内方に突出するティースが周方向に間隔をおいて複数固定された複雑な形状とされている。このステータの製造方法として、鋼板の積層構造よりも渦電流損失を小さくすることができ、かつ形状の自由度が大きい粉末成形によって製造することが提案されている。
この場合、ティースの側面に斜面部が形成されているため、この斜面部をパンチで形成しようとすると、鋭利な先端となって破損し易い。特許文献3は、ヘリカルギヤを粉末成形で製造する技術に関するものであるが、ダイの内周面にヘリカルの溝を形成して、これを成形面にしている。そこで、ティースの斜面部を成形する方法として、この特許文献3に記載されるように、ダイの貫通孔の内周面に傾斜面を形成して、これを成形面とすることが考えられる。
特開2005−261182号公報 特開2006−54957号公報 特開平11−188448号公報
しかしながら、その斜面部を成形するときの粉末の圧縮タイミングがダイの動きに依存するため、その部分の密度調整が困難であり、斜面部の下部で密度が高くなり易い。特に、斜面部が流線形状等の複雑な曲面を有するものであると、微妙な密度調整が必要であるが、斜面部の成形面の動きに限界があって難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、斜面部の密度調整を容易にした粉末成形装置及びこの粉末成形装置を使用して斜面部の密度を上下均一に成形することができるステータの製造方法の提供を目的とする。
本発明の粉末成形装置は、ステータリングの内周部に、その半径内方に突出するティースが周方向に間隔をおいて複数固定されるとともに、該ティースがステータリングの軸方向に沿って傾斜した斜面部を有するブロック状に形成されてなるステータの少なくとも前記ティースの圧粉体を製造するための粉末成形装置であって、前記ティースの圧粉体を成形するための成形孔を有するダイの内周部に、凹溝を上下方向に沿って形成するとともに、該凹溝内に下パンチ部材を上下移動可能に設け、該下パンチ部材において前記成形孔の内周面の一部を構成する内側面に、前記斜面部を成形するための斜面成形面が上部から下方に向かうに従って漸次成形孔の内方に突出するように形成され、該下パンチ部材に、これを上下移動させる駆動手段が設けられていることを特徴とする。
すなわち、ダイの凹溝内に、成形孔の一部を構成するように下パンチ部材を設け、これを凹溝内でダイとは別に上下移動させるようにしたものである。したがって、粉末を充填するときの上昇位置、圧縮時の下降のタイミング、下降速度、最下点に達するタイミングなどをダイとは別に制御することができ、これにより、斜面部の上部での圧縮の比重を高めるなど、密度調整を容易にすることができる。また、その下パンチ部材は、ダイの凹溝に係合されるものであるから、その係合部分により成形面の部分の肉厚を確保することができ、粉末圧縮時の荷重に耐え得る強度を発揮することができる。
また、本発明のステータの製造方法は、その粉末成形装置を用いて前記ステータを製造する方法であって、前記ダイの成形孔内に充填した粉末を圧縮して前記ティースの圧粉体を成形する際に、下パンチ部材を前記ダイとは別個に下降させながら粉末を圧縮することを特徴とする。
つまり、下パンチ部材の斜面成形面を上下方向に沿って配置すると、粉末がその斜面成形面に沿って滑り落ちる傾向にあるので、成形された斜面部は、下部で密度が高くなり易い。そこで、下パンチ部材をダイの下降より遅くすることにより、圧縮時には、この下パンチ部材の成形面の上部で先に圧縮が始まり、この上部が若干圧縮された状態で下降するので、粉末が斜面成形面に沿って下方に移動することが少なくなる。したがって、上部の密度低下の発生が少なく、ほぼ均一な密度に製造することができる。
また、本発明の製造方法において、前記ダイが圧縮位置に到達した後に遅れて前記下パンチ部材を圧縮位置に到達させることを特徴とする。つまり、下パンチ部材の斜面成形面によってダイよりも遅いタイミングまで圧縮することにより、斜面部の密度を高めることができる。
本発明によれば、成形孔の一部を構成する下パンチ部材をダイの凹溝内でダイとは別に上下移動させるようにしたので、粉末を充填するときの上昇位置、圧縮時の下降のタイミング、下降速度、最下点に達するタイミングなどをダイとは別に制御することができ、斜面部の上部での圧縮の比重を高めるなど、密度調整を容易にすることができる。また、その下パンチ部材は、ダイの凹溝への係合部分により成形面の部分の肉厚を確保することができ、粉末圧縮時の荷重に耐え得る強度を発揮することができる。
以下、本発明に係る粉末成形装置及びその粉末成形装置を用いたステータの製造方法の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
まず、ステータについて説明しておくと、このステータ1は、図7及び図8に示すように、U相、V相、W相からなる三相モータ用であり、特許文献2に示されるものと同様、第1ステータ2、第2ステータ3、第3ステータ4の三つのステータ部材によって構成され、それぞれのステータ部材は、ステータリング5と、このステータリング5の内周部に周方向に間隔をおいて固定された半径内方に突出する複数のティース6,7とを備える構成とされている。
各ステータリング5は、いずれも内径、外径とも同じ寸法の断面長方形のリング状に形成されており、これら三つのステータリング5を厚さ方向(又は高さ方向)に積み重ねて一体化した構造となっている。
ティース6,7は、ステータリング5の内側に突出する極歯部8,9を有している。これら極歯部8,9は、ステータリング5の厚さ寸法(又は高さ寸法)よりも長く形成されており、そのうち、両側に配置される第1ステータ2及び第3ステータ4のティース6は、同一形状をなし、上下を逆にして各ステータリング5に固定されている。
図9及び図10は、この第1ステータ2及び第3ステータ4に固定されるティース6の詳細形状を示している。このティース6は、一端部を若干細幅に形成したほぼ矩形板状の極歯部8の背部に、これより若干細いブロック部11が一体に形成された構成とされている。そのブロック部11は、極歯部8の反対側でステータリング5の半径外方に向けられる裏面部12、上下方向の一方端、図9及び図10では上端を形成する端面13を有するとともに、左右両側面が端面13から図9及び図10の下方に向かうに従って漸次ブロック部11を先細りとするように傾斜した斜面部14,15とされ、その下端部が凸状面16とされている。この場合、両斜面部14,15は、若干形状が異なり、一方の斜面部14はほぼ平坦な傾斜面に形成されているが、他方の斜面部15は、流線形状に複数の曲率を連続させた形状とされている。以下の説明では、両者を区別するときは、ほぼ平坦な斜面部を平坦斜面部14、流線形状の斜面部を流線形斜面部15と称することがある。
また、ブロック部11の裏面部12には、ステータリング5にインサートされる際にステータリング5に埋め込まれるインサート部17が一体に形成されている。このインサート部17は、あり溝に係合するような基端部を細くした突条に形成され、上下方向に沿ってストレートに形成されている。
なお、中央の第2ステータ3におけるティース7の極歯部9は、図7に鎖線で示したように正面視がほぼ直方体形状であり、その上下方向の中央位置がステータリング5に固定されるとともに、幅方向の一部を広げるように若干の突出部が形成されている。
そして、これらステータリング5が図7に示すように上下に重ね合わせられることにより、各ステータリング5のティース6,7が、三つのステータリング5の厚さの範囲内に配置されるとともに、周方向に順番に並べられた状態となり、これらティース6,7の間に巻線(図示略)が架け渡される構成となっている。
次に、このように構成されるステータ1における第1ステータ2及び第3ステータ4のティース6を製造するための粉末成形装置の一実施形態を説明する。
この粉末成形装置21は、図1に示すように、上下方向に貫通して成形孔22を有するダイ23と、このダイ23の成形孔22に上下方向に相対移動可能に挿入される複数の下パンチ部材24〜27と、これら下パンチ部材24〜27に対向して成形孔22内に挿入される上パンチ部材28とをプレス機(図示略)に取り付けた構成とされている。
ダイ23は、その中心位置に成形孔22が形成され、上下移動可能なダイプレート29の中央部に固定されている。
下パンチ部材24〜27は、図示例では、第1下パンチ部材24、第2下パンチ部材25、第3下パンチ部材26、第4下パンチ部材27の4組が設けられており、それぞれ上から順に配置された上下移動可能なパンチプレート30,31,32(最下段の第4下パンチ部材については省略)に固定ブロック33〜36を介してそれぞれ固定されている。
これらダイプレート29及び各パンチプレートは、それぞれ別個に上下移動できるように駆動手段(図示略)に連結されている。
この場合、下パンチ部材24〜27のうち、第1下パンチ部材24はティース6のインサート部17の下端面及びブロック部11の裏面部12のうちインサート部17の下方に配置される部分を成形するためのものであり、第2下パンチ部材25は極歯部8の下向き面を成形するためのものである。また、第3下パンチ部材26は、両斜面部14,15及び極歯部8の裏面から側面を成形するためのものであり、第4下パンチ部材27は、両斜面部14,15の下端に連続している凸状面16及び極歯部8の裏面の一部を成形するためのものである。
そして、第1下パンチ部材24を固定している第1パンチプレート30及び固定ブロック33の中心部には、これらを一体でくり抜くように下方に開口する穴部41が上下方向に沿って形成されるとともに、固定ブロック33の中心にはさらに貫通孔42が形成されている。そして、その穴部41に、その下方に配置される第2下パンチ部材25の固定ブロック34を上下移動自在に挿入するとともに、自身の固定ブロック33の貫通孔42に第2下パンチ部材25〜第4下パンチ部材27を上下移動自在に挿入した状態としている。同様に、第2下パンチ部材25及び第3下パンチ部材26を固定している各パンチプレート31,32及び固定ブロック34,35にも、これらの下方に配置される下パンチ部材の固定ブロックを上下移動自在に挿入する穴部43,44が下方に向けて開口するように形成され、各固定ブロック34,35には、下方位置の下パンチ部材を上下移動自在に挿入する貫通孔45,46が形成されている。
そして、これら下パンチ部材24〜27のうち、斜面部14,15を成形する第3下パンチ部材26は、図2及び図3に示すように、一組の棒状の第1ロッド部材47及び第2ロッド部材48を相互に平行に配置し、その基端を固定プレート49によって一体に固定した構成とされており、第1ロッド部材47の先端部には、平坦斜面部14を成形するための平坦斜面成形面50が形成され、第2ロッド部材48の先端部には、流線形斜面部15を成形するための流線形斜面成形面51が形成され、これら両成形面50,51が対向配置させられている。これら成形面50,51の表面は、硬質クロムメッキ等の耐摩耗性皮膜が形成される。そして、これら両ロッド部材47,48の成形面50,51の間には、該第3下パンチ部材26の下方から延びる第4下パンチ部材27の先端部における成形面(凸状面16を成形するための成形面)が配置される隙間52が形成されている。
一方、ダイ23の内周部には、図4に示すように、第3下パンチ部材26における両ロッド部材47,48の先端部を上下移動自在に係合させる凹溝53,54が上下方向に沿って直線状に形成されており、これら凹溝53,54に両ロッド部材47,48を係合させた状態とすることにより、これらの斜面成形面50,51が一部分を形成するようにして連続した成形孔22が構築されるようになっている。なお、第1下パンチ部材24及び第2下パンチ部材25はダイ23の成形孔22の内面に接触して上下移動させられ、第4下パンチ部材27は、第3下パンチ部材26の両ロッド部材47,48及び第1、第2下パンチ部材24,25に囲まれた空間内で上下移動させられる。図4は平面図であるが、理解を容易にするために、ダイ23の上面及びこれと面一な両ロッド部材47,48の上面にハッチングを施している。
また、上パンチ部材28は、ティース6の上端面が平坦面であるので、一つの部材から構成され、プレス機の上ラムに駆動されることにより、ダイ23の内周面および第3下パンチ部材26によって形成される成形孔22に下端部が上下移動自在に挿入されるようになっている。
このように構成した粉末成形装置21は、ティース6の斜面部14,15を成形するための第3下パンチ部材26において、斜面成形面50,51をロッド部材47,48の側面に形成したことにより、鋭利な先端部とすることなく、パンチ部材としての十分な肉厚を確保することができ、成形時の圧縮荷重に耐え得る強度を発揮することができる。そして、このロッド部材47,48をダイ23の凹溝53,54内に配置して、ダイ23とは独立して上下移動できるようにしたことにより、後述するように独特の挙動をさせることができ、細かな密度調整を行うことができるものである。
次に、このように構成した粉末成形装置21によって、ティース6を成形する方法について説明する。この成形工程におけるダイ23、各下パンチ部材24〜27及び上パンチ部材28の先端部の位置関係の推移を順に図5の(a)(b)(c)で示しており、これらの移動軌跡を図6に示している。この図6中、粉末充填終了時、及び加圧圧縮終了時のキャビティの形状をモデル化してそれぞれ符号A,Bで示している。
まず、図5(a)に示すように、ダイ23の成形孔22の中に各下パンチ部材24〜27を挿入状態として、これらダイ23及び下パンチ部材24〜27により囲まれたキャビティ55を形成し、該キャビティ55内に粉末を充填する。このとき、第3パンチ部材26は、その先端部をダイ23の上面よりも若干上方に突出させた状態まで上昇させておく。そして、図6に粉末充填で囲った枠内に右上がり線で示したように、ティース6の側面を成形する下パンチ部材、つまり第1、第3下パンチ部材24,26と、ダイ23とは粉末の充填に伴って上昇させ、一方、右下がり線で示したように凸状面16を成形するための第2、第4下パンチ部材25,27は逆に下降させるようにする。これにより、キャビティ55内の各部に粉末が偏りなく充填される。充填終了後のキャビティ55の形状を図6の符号Aで示すように、上下方向に長く伸びた形状とされ、斜面成形面50,51の上方に多くの粉末が充填された状態となっている。
そして、図5(b)に示すように、上パンチ部材28を下降して、その下端部をキャビティ55内に挿入するとともに、図6に加圧・圧縮の枠内に右下がり線で示したように、ダイ23、各下パンチ部材24〜27を下降させながらキャビティ55内の粉末Fを圧縮する。このとき、各下パンチ部材24〜27の圧縮点を図6に黒丸で示したように、各下パンチ部材24〜27が圧縮点に到達するタイミングは必ずしも一致しているとは限らず、粉末Fのロットや運転状況等によって微妙にずらすなどの調整がなされる。特に、第3下パンチ部材26が負担している両斜面部14,15の成形にあっては、その斜面部14,15の角度が急俊であるとともに、複雑な流線形斜面部15を有するので、わずかな条件の変動によって影響を受け易く、運転条件の変動の都度、密度調整する必要がある。この場合、図6の加圧開始のタイミング、圧縮点の到達タイミング、下降速度等を矢印で示すようにずらしながら調整することが行われる。
そして、このようにしてキャビティ55内で粉末Fを圧縮した後、ダイ23を大きく下降することにより、第1〜第3下パンチ部材24〜26をダイ23に対して相対的に上昇した位置に配置するとともに、第4下パンチ部材27を上昇駆動させ、図5(c)に示すように、下パンチ部材24〜27で成形孔22から突き上げるようにして圧粉体Pを排出する。
このようにしてティース6となる圧粉体Pを順次成形し、ステータリング5を成形する際に、これら圧粉体Pをあらかじめ金型(図示略)内に配置しておき、インサート部17がステータリング5に埋め込まれるようにして一体成形する。その後、この一体化した圧粉体を窒素(N)焼成することにより、第1ステータ2又は第3ステータ4となる。そして、別に製作した第2ステータ3とともに組み立てることにより、ステータ1として完成する。
以上説明したように、この粉末成形装置21を使用したステータの製造方法では、ダイ23の成形孔22の一部を構成するように配置した第3下パンチ部材26の斜面成形面50,51を加圧時にダイ23とは別個に移動することにより、下降のタイミング、下降速度、最下点に達するタイミングなどをダイ23や他の下パンチ部材とは別に制御することができ、圧縮される粉末の流れを好適なものに調整し得て、均一な密度の圧粉体を得ることができるものである。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、一つの下パンチ部材にティースの二つの斜面部の成形面を形成したが、これら成形面を別々の下パンチ部材に形成して、別個に駆動するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、個々のティースをステータリングと分けて別個に製作しておき、これをステータリングにインサートすることにより、ステータを製造するようにしたが、1個もしくは複数のティースを備える円弧部材にステータリングを分割した状態とし、その分割された各円弧部材単位で成形して、これをリング状に結合することによりステータとする、などの製造方法としてもよい。
本発明に係る粉末成形装置の一実施形態を示す縦断面図である。 図1の粉末成形装置に使用されている第3下パンチ部材の斜視図である。 図2の第3下パンチ部材における両ロッド部材を開いた状態にして、その成形面の部分を拡大して示した斜視図である。 図1の粉末成形装置において、ダイの成形孔内に下パンチ部材を組み込んだ状態を示した上面図である。 図1の粉末成形装置を使用してティースを成形する工程中のダイ及びパンチ部材の位置関係を(a)(b)(c)の順に示した要部の縦断面図である。 図1の粉末成形装置を使用してティースを成形する工程中のダイ及びパンチ部材の移動軌跡を示す作動線図である。 図1の粉末成形装置を使用して製造されるステータの一部をステータリングの中心から見た状態を示す側面図である。 図7のステータの一部分を示す斜視図である。 図8に示されるティースの斜視図である。 図9に示されるティースの別の角度から見た斜視図である。
符号の説明
1 ステータ
2 第1ステータ
3 第2ステータ
4 第3ステータ
5 ステータリング
6,7 ティース
8, 9 極歯部
11 ブロック部
12 裏面部
13 端面
14 斜面部(平坦斜面部)
15 斜面部(流線形斜面部)
16 凸状面
17 インサート部
21 粉末成形装置
22 成形孔
23 ダイ
24〜27 下パンチ部材
28 上パンチ部材
29 ダイプレート
30〜32 パンチプレート
33〜36 固定ブロック
41,43,44 穴部
42,45,46 貫通孔
47 第1ロッド部材
48 第2ロッド部材
49 固定プレート
50 平坦斜面成形面
51 流線形斜面成形面
52 隙間
53,54 凹溝

Claims (3)

  1. ステータリングの内周部に、その半径内方に突出するティースが周方向に間隔をおいて複数固定されるとともに、該ティースがステータリングの軸方向に沿って傾斜した斜面部を有するブロック状に形成されてなるステータの少なくとも前記ティースの圧粉体を製造するための粉末成形装置であって、
    前記ティースの圧粉体を成形するための成形孔を有するダイの内周部に、凹溝を上下方向に沿って形成するとともに、該凹溝内に下パンチ部材を上下移動可能に設け、該下パンチ部材において前記成形孔の内周面の一部を構成する内側面に、前記斜面部を成形するための斜面成形面が上部から下方に向かうに従って漸次成形孔の内方に突出するように形成され、該下パンチ部材に、これを上下移動させる駆動手段が設けられていることを特徴とする粉末成形装置。
  2. 請求項1記載の粉末成形装置を用いて前記ステータを製造する方法であって、前記ダイの成形孔内に充填した粉末を圧縮して前記ティースの圧粉体を成形する際に、下パンチ部材を前記ダイとは別個に下降させながら粉末を圧縮することを特徴とするステータの製造方法。
  3. 前記ダイが圧縮位置に到達した後に遅れて前記下パンチ部材を圧縮位置に到達させることを特徴とする請求項2記載のステータの製造方法。
JP2008086124A 2008-03-28 2008-03-28 粉末成形装置及びステータの製造方法 Expired - Fee Related JP5145097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008086124A JP5145097B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 粉末成形装置及びステータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008086124A JP5145097B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 粉末成形装置及びステータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009233730A JP2009233730A (ja) 2009-10-15
JP5145097B2 true JP5145097B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=41248356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008086124A Expired - Fee Related JP5145097B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 粉末成形装置及びステータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5145097B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146416Y2 (ja) * 1972-04-21 1976-11-10
JPS62177102A (ja) * 1986-01-29 1987-08-04 Toshiba Corp 粉末成形品の製造方法
JP2007074860A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toyota Motor Corp コアの製造方法
JP4548788B2 (ja) * 2005-10-28 2010-09-22 日立粉末冶金株式会社 モータ用コアの金型
JP2009225565A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Honda Motor Co Ltd モータのステータ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009233730A (ja) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103492097B (zh) 驱动板的制造装置和驱动板的制造方法
JP2010529292A (ja) 圧縮成形粉末金属成分の非軸方向の特徴部の形成
JP4852922B2 (ja) ラック軸の製造方法
JP5429762B1 (ja) クラウニング付きギヤ鍛造成形装置及びその鍛造成形方法
CN102421553A (zh) 大致圆柱状的粉末成形体及粉末成形模具装置
CN103998158A (zh) 用于制造具有短制齿的换档齿轮的方法和设备
JP2014500396A (ja) 成形アプリケーション用の粉末金属の軸方向及び径方向の保持部
JP2010512249A (ja) 粉末金属鍛造品とその製造方法及び製造装置
CN101362181A (zh) 离合器齿轮制造装置以及离合器齿轮制造方法
JP5145097B2 (ja) 粉末成形装置及びステータの製造方法
JP2004298917A (ja) 傘状粉末成形体の成形方法および成形装置
JP2007222879A (ja) 粉末成形用金型及び粉末成形方法
JP2005095979A (ja) 粉末成形装置および圧粉体の製造方法
JP4887178B2 (ja) 成形用金型
JP4828916B2 (ja) V型溝プレス成形方法およびその成形品
JP5573389B2 (ja) 歯車成形装置及び方法
JP2010007154A (ja) 焼結部品の圧粉体成形方法および圧粉体成形金型
JP2020507013A (ja) 変位補償を有するツールセット
JP2018028118A (ja) 複層成形品の製造装置及び製造方法
JP6537132B2 (ja) 焼結部品の製造装置および製造方法
JP2010149169A (ja) 粉末成形金型装置および粉末成形方法
CN219786563U (zh) 一种粉末冶金从动链轮的整形模具
JP5412058B2 (ja) 粉末成形装置
JP6329106B2 (ja) 軸受の製造方法
JP6732825B2 (ja) ギヤの製造方法と圧粉成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees