JP4546398B2 - ディスクブレーキのキャリパーのためのばね部材とディスクブレーキのキャリパー - Google Patents

ディスクブレーキのキャリパーのためのばね部材とディスクブレーキのキャリパー Download PDF

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Description

本発明は、ディスクブレーキのキャリパーのためのばね部材に関する。より詳細には、本発明は、特に、ディスクブレーキのキャリパーのパッドが、ブレーキ面に係合されていないときに、パッドの振動を制限するようにパッドと協働するようになっているばね部材と、このようなばね部材を有するキャリパーとに関する。
既知のように、パッドのプレートと、ディスクブレーキのキャリパーの夫々の収容スペースとの間の公差のために、パッドは、軸方向並びに正接方向へと主に移動され、この結果、いらいらさせる騒音をもたらす振動を非常に頻繁に生じさせる。
このような課題を防止するために、パッドに弾性力を加えて、パッドの望ましくない移動を阻止するような、パッドと、キャリパーの作用ショルダー部との間に挟持されているばね部材の構造が知られている。しかし、それにも関わらず、このようなばね部材は、上述した振動を起こし得るパッドの移動を可能にし、キャリパーへのばね部材の効果的な留めは、保証されていない。
本発明の課題は、従来技術を参照して述べられた課題を克服するディスクブレーキのキャリパーのためのばね部材を提供することである。
このような課題並びに制限は、請求項1に従ったディスクブレーキのキャリパーのためのばね部材によって解決される。
本発明に従ったばね部材の更なる実施形態は、従属の請求項に説明されている。
本発明の更なる特徴並びに効果は、本発明の好ましい、非制限的な実施形態の以下の説明からより良く理解されるであろう。
後述される夫々の実施形態に共通する部材、若しくは部材の部分は、同じ参照符号で示される。
“軸方向X”という用語は、互換性の有るブレーキディスクの回転軸に対してほぼ並行な方向を意味している。
“正接方向Y”という用語は、軸方向に対してほぼ垂直し、かつ互換性の有るブレーキディスクのブレーキバンドに対してほぼ並行な方向を意味している。
“径方向Z”という用語は、ディスクブレーキのキャリパーと互換性の有るブレーキディスクの回転軸に対してほぼ直交し、かつ軸方向と正接方向とに対してほぼ直交する方向を意味している。
述べられる図面を参照すると、図示されていないブレーキディスクにブレーキをかけるためのディスクブレーキのキャリパーユニットが、4で全体的に示されている。
このキャリパーユニット4は、ディスクの少なくともブレーキバンドの領域へと延びるようにして、ブレーキディスクを挟むように配置されている。
本発明は、例えば、単一本体、若しくは2つのハーフキャリパーとして形成された、固定若しくはフローティング式のキャリパーのようなタイプのディスクブレーキのキャリパーに適用されることができる。以下の説明は、本発明の適用例の好ましい、しかし、非限定的な一例を示すフローティングキャリパーについてである。
フローティングキャリパーに関連した一実施形態において、前記キャリパーユニットは、例えばスタブ車軸のようなキャリパー支持部にしっかりと接続される固定部分、即ちヨーク8と、ブレーキがかかっている間に、このヨークに対して軸方向に摺動可能なようにヨーク8に接続されている可動部分、即ち本体12とを有している。
前記可動部分12は、例えば、図示されていない適切なロッドによって前記固定部分8に接続され、この固定部分に対して、可動部分12が摺動する。
例えば単動式のピストンのような少なくとも1つのピストンが、前記可動部分12の夫々のシリンダ10内に収容され、ブレーキディスクのブレーキ面方向に少なくとも1つのパッド16にスラスト力を与え得るような摺動に対して案内される。
前記ヨーク8は、一般的なボックス構造を有し、正接方向両端部(tangential ends)22A,22Bのところに、2つのブリッジ部分20A,20Bを有している。これらブリッジ部分20A,20Bは、実質的に正接方向Yへと延びている1対のクロスピース24によって互いに接続されている。
概して、前記ヨーク8は、ブレーキ力が加えられるブレーキディスクの一部を収容するのに適した座部28と、各クロスピース24の領域に、少なくとも1つのパッド16を収容するためのスペース32とを有している。
前記座部28は、軸方向Xに対して直交し、かつ互換性の有るブレーキディスクの対称面に重ねられることができる中央面Rを有していることが好ましい。
各ブリッジ部分20A,20Bは、前記クロスピース24に対してほぼ垂直方向に延びている2つのポスト36を有しており、これらポストは、夫々の第1の端部37のところでクロスピースに接続されている。さらに、第1の端部37から径方向に離れた夫々の第2の端部38のところで、ポスト36は、互換性の有るブレーキディスクを挟むように配置され得る2つの夫々のアーチ40によって一緒に結合されている。
各ポスト36は、特にブレーキがかかっている間にパッド16のためのストッパーを形成するのに適した、パッド16のための作用ショルダー部44を、作用面、即ち収容スペース32に対面した面42に有している。
一実施形態において、突出部48が、前記作用面42から収容スペース32へと、正接方向Yに、好ましくは、ポスト36の第2の端部38の近くで突出している。
前記突出部48は、径方向外方に面している、即ち前記クロスピース24から離れている上面48’と、クロスピース24に対面している下面48’’とによって径方向Zが規定されていることが好ましい。また、突出部48は、これら上面48’と下面48’’とに対してほぼ垂直な垂直面48’’’によって正接方向が規定されている。これら上面48’と下面48’’とは、互いに並行で、かつ正接方向に配置されていることが好ましい。
一実施形態において、前記ポスト36は、第1の端部37の近くで、収容スペース32に対面しているほぼ凹型の構造を有している。
前記突出部48は、各作用ショルダー部44から突出している一種の支持部を構成している。このポスト36の突出部48と第1の端部37とは、パッド16のための径方向の位置付け部材を構成するのに適したC字型の部分49を一緒に規定している。
各アーチ40は、例えば、ほぼ平らで、かつ前記座部28に対面している前面50を有している。
各アーチ40と2つの夫々のポスト36との間の結合領域に、前記中央面Rに対してほぼ対称的に配置され、かつ互換性の有るブレーキディスクのための座部28に面している2つのリセス52が設けられていることが好ましい。
前記キャリパーユニット4は、少なくとも1対のパッド16を有している。これらパッドは、一実施形態において、同一、かつ軸方向で互いに対向した、即ち、夫々のピストン、即ちスラスト面に面した互換性の有るブレーキディスクの両側で、各収容スペース32内に装着されている。ここで“スラスト面”という用語は、前記シリンダから離れた側で、かつフローティングキャリパーにおいて、ブレーキバンドにパッドを押し付け得る可動部分の面を意味している。
各パッド16は、摩擦ライニング62を支持するための支持プレート60を有していることが好ましい。各支持プレート60は、パッドのためのストッパー手段を構成し、かつブレーキがかかっている間に夫々の作用ショルダー部44に当接するようになっている側方エッジ64を、正接方向Yに、両側で設けている。
前記側方エッジ64の領域において、前記パッド16は、C字型の部分49内に収容されるのに適した付属部68を有していることが好ましい。
ばね部材70が、パッド16に弾性的に作用するように、パッド16の側方エッジ64と、キャリパーの作用面42との間に効果的に挟持されることができる。
例えば、図10aないし10dに示された好ましい一実施形態において、前記ばね部材70は、2つの脚部76と、これら脚部76間の接続アーム78とを有している。
好ましくは、このばね部材70は、対称面Sを有しており、前記キャリパー中への装着状態にあるとき、この対称面Sは、前記座部28と互換性の有るブレーキディスクとの中央面Rに重ねられ、この結果、前記ばね部材70が、ブレーキディスクをまたぐように装着されている。
前記脚部76の各々は、前記ばね部材70を作用面42に固定させて、パッド16に弾性的に作用するように、パッド16の側方エッジ64、並びに固定部分8の対応する作用面42と協働することができる。
特に、各脚部76は、前記作用面42の突出部48との接続体を形成するのに適したU字型の部分80を有している。このU字型の部分80は、突出部48との結合体、即ち係合体、好ましくはスナップ結合体、即ちスナップ係合体を形成するのに適したほぼ台形形状であることが好ましい。
このU字型の部分80は、前記作用面42への前記ばね部材70の正確な位置付け並びに装着を保証にするように、対応する突出部48と装着形態をなすことができる。
一実施形態において、前記U字型の部分は、突出部48の上面48’と相互作用するのに適し、かつばね部材70が装着状態にあるときに、ほぼ正接方向に向けられている、例えば真っ直ぐな第1のセクション82を有している。
前記U字型の部分80は、前記第1のセクション82に接続されている、例えば真っ直ぐな第2のセクション84を有している。この第2のセクションは、前記収容スペース32に向けて、装着状態における垂直面48’’’に面して傾斜するように第1のセクションに対して傾斜されている。
前記U字型の部分80は、前記第2のセクション84に接続され、かつ前記突出部48の下面48’’と相互作用するように、第1のセクション82に対してほぼ並行している、例えば真っ直ぐな第3のセクション86を有している。
前記第1のセクション82は、第2のセクション84から離れるように、第3のセクション86に収束していることが好ましい。
好ましくは、前記第3のセクション86は、前記下面48’’に対して並行に配置され、この下面と接触し、そして、下面48’’、即ち突出部48の正接方向の突出範囲よりも大きな正接方向の突出範囲を有している。かくして、第2のセクション84の支持部49’’は、下面48’’の延出部とパッドのための制限部とを構成するように、突出部48から前記収容スペース32中へと正接方向に突出しているのに対して、第2のセクション84の支持部分49’は、下面48’’に当接されている。
前記脚部76間の接続アーム78は、前記U字型の部分の領域、特に、近接した2つの脚部76の第1のセクション82の領域に配置されている。
前記2つの脚部76に接続されている接続アーム78の一部分の領域において、各脚部76は、接続アーム78を第1のセクション82から分離し、かつ接続アーム78と各脚部76の第1のセクション82との間の相対的な弾性曲げを可能にするように、ノッチ、即ちリセス88を有していることが好ましい。
前記接続アーム78は、夫々のアーチ40の内面、即ち互換性の有るブレーキディスクのための座部28に対面している面に当接され得る支持部の機能を備えたスラスト部分90を有していることが好ましい。
特に、このスラスト部分90は、前記ばね部材が、特にブレーキがかかっている間にパッド16によって動作されたときのばね部材70の回動に対する制限部を形成するように、アーチ40の内面に当接されることができる。
前記スラスト部分90の近くで、前記接続アーム78は、対称面Sの両側に位置され、互いに同軸に配置され、そして前記ばね部材の軸方向の位置付け、並びに/若しくは固定を保証するのに適した2つのフィンガー部92を有していることが好ましい。
特に、前記フィンガー部92は、前記ばね部材70のための両横軸方向の制限部(bilateral axial restraint)を形成するように、前記固定部分8のリセス52と協働することができる。
前記フィンガー部92は、圧力ばめ、若しくはわずかな遊びで、前記リセス52中に挿入されることができる。
前記ばね部材70の各脚部76は、第1の接続端部97から第2の接続端部98へと実質的に径方向Zに延び、かつ正接方向へと前記パッドに作用することのできる第1の弾性部分96をさらに有している。
この第1の弾性部分96の第1の接続端部97は、前記U字型の部分、特に、前記第3のセクション86に動作的に接続されている。
一実施形態において、前記第1の弾性部分96は、ほぼ真っ直ぐであり、ばね部材70が、前記作用面42に装着されている状態にあるとき、第1の接続端部97が、前記作用ショルダー部44に接し、第2の接続端部98が、正接方向の第1の接続端部よりも収容スペース32の内方へとさらに配置されるように傾斜されている。
言い換えると、前記第1の弾性部分96は、U字型の部分80の前記第3のセクション86に対して、90度(90 sexagesimal degrees)より小さい鋭角で傾斜されている。
前記ばね部材70は、実質的に正接方向Yへと延び、前記第2の接続端部98の領域で第1の弾性部分96に動作的に接続され、そして径方向Zへとパッド16に作用することができる第2の弾性部分100をさらに有している。
前記第2の弾性部分100は、前記第1の弾性部分96に接続され、この第1の弾性部分から突出している。
特に、この第2の弾性部分100は、90度より小さい角度で、前記第1の弾性部分96に対して傾斜されている。
言い換えれば、前記第2の弾性部分100の自由端部は、第1の弾性部分96に接続されている第2の弾性部分100の端部よりもさらに径方向外方に、即ち前記クロスピース24から離れるように配置されている。
前記第1の弾性部分96と第2の弾性部分100とは、第1の弾性部分96の第1の接続端部97から突出している単一本体を形成している。このため、前記ばね部材70と夫々のパッド16とが、収容スペース32中に装着された状態にあるとき、ブレーキ力が加えられても加えられなくても、パッド16は、径方向Zと正接方向Yとの両方に、ばね部材によって弾性的に作用される。
前記ばね部材70は、夫々の収容スペース32中へのパッド16の軸方向での挿入を容易にするように、複数の導入タブ112を有していることが好ましい。
特に、これら導入タブ112は、前記ばね部材70の対称面Sからほぼ軸方向に離れるように向けられている。
一実施形態において、前記導入タブ112は、前記脚部76の夫々の外側横方向エッジ、即ち、対称面Sから離れた側のエッジに沿って配置されている。
前記導入タブ112は、前記U字型の部分80の第3のセクション86と、第1の弾性部分96並びに第2の弾性部分100とに沿って配置されていることが好ましい。
本発明に従ったばね部材70とパッド16との、ディスクブレーキのキャリパーの固定部分8への装着が、以下に説明される。
パッド16なしのディスクブレーキのキャリパーにおいて、ばね部材70は、スナップ結合(snap-coupling)で、ばね部材70のU字型の部分80を突出部48に装着させ、かつ前記フィンガー部92を夫々のノッチ、即ちリセス88中に装着させるように、前記作用面42の突出部48まで移動される。
かくして、ばね部材70は、2つのブリッジ部分20A,20Bの各々の作用面42に装着される。
前記ばね部材70は、互いに対向した作用面42に夫々装着された後に、各ばね部材70が、単一本体を構成している第1の弾性部分と第2の弾性部分とを、図5に示されているように、第1の弾性部分96の第1の接続端部97に対して収容スペースへと実質的に回動させる。
次に、パッド16が、中央面Rへと軸方向に挿入されることによって、即ち、キャリパーの外部から夫々の収容スペース中へと軸方向にパッドを押すことによって装着される。この挿入工程の間に、パッド16は、前記導入タブ112によって案内される。
前記パッドが装着された後は、前記ばね部材70は、径方向と正接方向との両方に予め負荷がかけられている。特に、片持ちされた単一本体を構成している第1の弾性部分96と第2の弾性部分100とが、第1の弾性部分96の第1の接続端部97のところで、支点を中心として回動される。
この回動によって、前記片持ちされた単一本体は、図6に示されているように、前記作用ショルダー部44へと移動される。この結果、パッド16が、ばね部材70によって、径方向と正接方向との両方に予め負荷がかけられる。
ブレーキがかかっている間に、ブレーキディスクの回動方向に従って、パッド16の支持プレート60からのほぼ正接方向のスラスト力を受ける一方のばね部材70は、このばね部材が、キャリパーの作用ショルダー部44に当接されるまでさらに変形され、一方、他方のばね部材が、収容スペース32中へと正接方向に回動され、即ち正接方向への前もった負荷を減じる。
ブレーキ工程が完了すると、前記両ばね部材は、パッドを開始位置に再配置させ、径方向と正接方向との両方にパッドを予め装填させた状態に維持し、組み立て時の振動現象を防止する。
以上の説明から理解され得るように、本発明のばね部材は、従来技術のばね部材の問題を克服している。
特に、説明されたばね部材は、パッドとパッドによるキャリパーとの好ましくない振動を防止する。
実際、パッドが、パッドの座部に装着された後に、パッドには、正接方向と径方向との両方に予め負荷がかけられ、かくして、特に、ブレーキがかかっていない工程の間において、夫々の収容スペース内での自由な移動がなくなる。
さらに、前記ばね部材をキャリパーに留めるための装置が、パッドに弾性的なスラスト力を与えないので、動作部分でない、ばね部材の部分に位置される。従って、このような装置自体は、ばね部材の起こり得る摺動抜けに対して安全であり、また、キャリパー本体の夫々の固定面、若しくは部分が、ばね部材の移動可能な部分に擦られることによって傷つけられたりダメージを受けたりしない。
不測並びに特定の要求を満たすために、当業者は、上述したばね部材に多くの変更と変形とを与えることができるが、これら変更並びに変形の全ては、添付された請求項によって規定されているような本発明の範囲を含んでいる。
部品が分離した状態の本発明に従ったブレーキキャリパーの斜視図である。 図1のキャリパーのコンポーネントの全体的な斜視図である。 図2の矢印IIIによって示された側部からの図1のキャリパーの側面図である。 パッドがない図1のキャリパーを図3のIV−IV線に沿って切断した断面図である。 パッドが装着されていない状態にある図1のキャリパーの、図3にVで示された細部の拡大図である。 パッドが装着された状態にある図1のキャリパーの図5の細部Vを示した図である。 図3の矢印VIIで切断された図1のキャリパーの細部を示した図である。 図1のキャリパーの図7の細部を通るVIII-VIII線で切断された断面図である。 図1のキャリパーの図8の細部を示した斜視図である。 本発明に従ったばね部材の異なる図である。 本発明に従ったばね部材の異なる図である。 本発明に従ったばね部材の異なる図である。 本発明に従ったばね部材の異なる図である。

Claims (10)

  1. ディスクブレーキのキャリパー(4)に装着されるようになっている、ディスクブレーキのキャリパーのためのばね部材(70)であって、前記キャリパー(4)は、装着状態において、軸方向(X)を規定している軸を中心として回転可能なブレーキディスクを挟むように配置されるようになっており、また、このキャリパー(4)は、前記ブレーキディスクのブレーキバンドに対して並行で、かつ前記軸方向(X)に対して直交する正接方向(Y)へと主に延びる、少なくとも1つのパッド(16)を収容するためのスペース(32)を有しており、このばね部材(70)は、パッド(16)に弾性的に作用するように、前記キャリパー(4)の作用面(42)と、パッド(16)の側方エッジ(64)との間に挟持され、また、このばね部材(70)は、前記収容するためのスペース(32)中へと正接方向(Y)に突出している、前記作用面(42)の突出部(48)との接続体を形成するようになっているU字型の部分(80)と、軸方向(X)並びに正接方向(Y)に対して直交する実質的に径方向(Z)へと延び、正接方向(Y)へと前記パッド(16)に作用するようになっており、そして前記U字型の部分(80)に動作的に接続されている第1の弾性部分(96)と、実質的に正接方向(Y)へと延び、前記第1の弾性部分(96)に動作的に接続され、そして径方向(Z)へと前記パッド(16)に作用するようになっている第2の弾性部分(100)とを具備しており、前記第1の弾性部分(96)は、前記U字型の部分(80)に接続された、前記第1の弾性部分(96)の第1の接続端部(97)が、作用ショルダー部(44)と接触し、前記第2の弾性部分(100)に接続された第2の接続端部(98)が、前記第1の接続端部(97)よりも前記収容するためのスペース(32)のさらに内方へと正接方向(Y)に配置されるように傾斜されており、また、前記第1の弾性部分(96)と前記第2の弾性部分(100)とは、前記ばね部材(70)と夫々のパッド(16)とが、キャリパーの前記収容するためのスペース(32)中への装着状態にあるときに、ブレーキ力が加えられても加えられなくても、前記パッド(16)が、径方向(Z)と正接方向(Y)との両方に、前記ばね部材(70)によって弾性的に作用されるように、第1の弾性部分(96)の前記第1の接続端部(97)から突出している単一本体であり、
    このばね部材(70)は、2つの脚部(76)と、これら脚部間の接続アーム(78)とを具備し、このばね部材(70)が前記キャリパー(4)に対して装着状態にあるときに、各脚部(76)が、軸方向(X)で互いに対向して配置されたパッド(16)の夫々に対して弾性的に作用可能であり、
    各脚部(76)は、前記接続アーム(78)と各脚部(76)の第1のセクション(82)との間の相対的な弾性曲げを可能にするように、前記U字型の部分(80)の第1のセクション(82)から前記接続アーム(78)を分離可能なノッチ(88)を、前記接続アーム(78)に接続された部分の領域に有している、ばね部材。
  2. 前記第1の弾性部分(96)は、ほぼ真っ直ぐである請求項1のばね部材。
  3. このばね部材(70)は、前記ブレーキディスクを挟むように、前記キャリパー(4)の作用面(42)に装着可能であり、かつ、前記ブレーキディスクの両側に配置される1対のパッド(16)の側方エッジ(64)と弾性的に協働可能である、請求項1及び2のいずれか1のばね部材。
  4. 前記U字型の部分(80)は、ほぼ台形形状を有しており、かつ、作用面(42)の前記突出部(48)とのスナップ結合体を形成可能である、請求項1ないし3のいずれか1のばね部材。
  5. 前記接続アーム(78)は、軸方向両端部に配置され、かつ軸方向(X)にこのばね部材(70)を位置付け、並びに/若しくは固定可能なように、前記キャリパーの対応する凹部(52)に挿入されるようになっている2つのフィンガー部(92)を有している、請求項1ないし4のいずれか1のばね部材。
  6. 前記接続アーム(78)は、互換性の有る前記ブレーキディスクのための座部(28)に対面する夫々のアーチ(40)の面と当接可能なスラスト部分(90)を有している請求項1ないし5のいずれか1のばね部材。
  7. このばね部材は、実質的に軸方向に位置され、かつ収容するための夫々のスペース中へと前記パッドを軸方向に挿入するための導入部を構成するようになっている導入タブ(112)を具備している請求項1ないし6のいずれか1のばね部材。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1に従ったばね部材と協働するようになっている作用面(42)を具備しているディスクブレーキのキャリパー。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1に従った少なくとも1つのばね部材を具備しているディスクブレーキのキャリパー。
  10. 請求項1ないし7のいずれか1に従った少なくとも1つのばね部材を具備しているディスクブレーキ。
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