JP4543655B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶パネルとこの液晶パネルを背後から照明するバックライトユニットとを備えた液晶表示装置に関し、更に詳しくは、接着剤や接着シートを用いずに液晶パネルとバックライトユニットとを相互に固定させた液晶表示装置に関する。
従来、液晶表示装置において、液晶パネルとバックライトユニットとを組み合わせて互いに固定させる構造として、接着剤や、接着シート(両面に接着層を有するいわゆる両面テープ)を用いて両者を接着させる構造が多く採用されている。
例えば、特許文献1には、液晶パネルとバックライトユニットとの間に接着層を設けて両者を一体化した液晶表示装置が開示されている。
特開平5−313161号公報
しかし、液晶パネルとバックライトユニットとを接着させた構造では、例えば両者の接着一体化後にバックライトユニットからの光を液晶パネルに導いて行った検査にて液晶パネルに異物が発見された場合に液晶パネルを交換するリワーク時における取り扱いが困難であるという問題がある。
特にモバイル用の電子機器に適用される薄い液晶パネルでは、バックライトユニットから分離する際に、液晶パネルに負荷がかかり、割れ、欠けなどの破損をきたしやすく、結果として、歩留まりの悪化、コストアップの要因となってしまう。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、その目的とするところは、液晶パネルに損傷を与えることなく、液晶パネルとバックライトユニットとの容易な分離が可能な液晶表示装置を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルの背面を受ける受け部を有するバックライトユニットと、液晶パネルの表示部を露出させるようにして液晶パネルの非表示部に重ねられるフレームとを備え、受け部及びフレームは液晶パネルのガラス板より柔らかい材料からなり、バックライトユニットとフレームとは一方に形成された凸部が他方に形成された凹部に嵌合されることで互いに組み合わされ、受け部とフレームとの間に液晶パネルの非表示部が狭圧されていることを特徴としている。
液晶パネルは、その背面(表示部として機能する面の反対面)をバックライトユニットの光出射面に対向させた状態で、バックライトユニットの受け部とフレームとの間に非表示部が狭圧されることで、バックライトユニットとフレームとの間に保持されている。液晶パネルの表示部はフレームの窓孔から露出され、外部から視認可能にされる。
バックライトユニットとフレームとは、一方に形成された凸部と他方に形成された凹部の嵌合によってのみ(ねじ、接着剤、接着シートは使わずに)、互いに固定される。すなわち、バックライトユニットはフレームに対して固定され、フレームはバックライトユニットに対して固定され、これら両者の間に液晶パネルが両者に固定されて保持される。
上記凸部と凹部とは嵌脱自在であり、その嵌合状態の解除にて容易に液晶パネルとバックライトユニットとを分離でき、リワークの作業性を向上できる。
凸部と凹部としては、フレームとバックライトユニットとの合わせ面にピン状の突起として凸部を設け、凹部はその突起が嵌合可能な丸孔として設ける構成が一例として挙げられる。あるいは、凸部を上記合わせ面の長尺方向に沿ったリブ状に設け、凹部をそのリブ状の凸部が嵌合可能な長溝として設けてもよい。
また、凹部を丸孔とした場合に、その丸孔に放射方向に切り込まれたスリットを形成すれば、凸部との嵌脱に際して丸孔を拡径方向に広げることができ、無理な力をかけることなく凸部と丸孔との嵌脱を行える。これにより、組み立て作業、あるいはリワーク作業を容易に行える。また、嵌脱時の凸部と丸孔との間の摩擦力の低減も図れ、両者の接触部に生じる過剰な摩擦力に起因する材料の削れを防止できる。この結果、リワークが複数回繰り返されることがあっても凸部と丸孔の寸法変化を防止でき良好な嵌合状態を確保できる。
また、上記受け部及びフレームを液晶パネルの強度を担うガラス板よりも柔らかい材料から構成することにより、受け部とフレーム間に狭圧されても液晶パネルは割れや傷などの損傷が生じない。
特に受け部及びフレームにゴム状弾性を有する材料を用いれば、その弾性を利用して、液晶パネルと受け部との間、及び液晶パネルとフレームとの間の隙間をなくして密着させることができ、液晶パネルのガタつきを抑えることがきる。更に、ゴム状弾性を有する材料の衝撃吸収作用にて、落下衝撃などの外部から加えられる衝撃から液晶パネルを保護することもできる。この場合、受け部及びフレームに直接弾性を持たせて、これらで液晶パネルを挟み込む構成であり、別途、衝撃吸収部材を用意して液晶パネルとフレームあるいは受け部との間に介在させる必要はなく、部品点数や工数の増大をきたさない。
また、ゴム状弾性に加えて成形性にも優れた材料を用いることが好ましい。このような材料として、熱可塑性エラストマーが挙げられる。熱可塑性エラストマーは、常温付近ではゴム状弾性を有し、高温では熱可塑性プラスチックと同様、軟化して圧縮、押し出し、射出などプラスチック加工機で容易に成形することが可能である。また、架橋が不必要で成形サイクルが短く、他のエラストマー(ゴム)では、ほとんどできないリサイクルが可能なため、資源の再利用化も可能である。例えば、スチレンブタジエン系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、塩化ビニル系、ポリアミド系、フッ素ゴムなどの熱可塑性エラストマーが挙げられる。
更に、熱可塑性エラストマーの中でも比較的低温での成形性に優れたポリエチレンを用いることが好ましい。成形時の温度を低く抑えることができれば、材料の熱収縮を抑制でき、反りや歪みなどが生じずに寸法精度を高くすることができる。
なお、バックライトユニットにおいて、上記ガラス板より柔らかい材料とするのは、少なくともフレームとの間で液晶パネルを挟み込む上記受け部だけでよい。その他の部分、例えば光学部品が配設される底板部などの比較的広い面積となる部分は機械的強度確保のため金属板としてもよい。
また、受け部とフレームとは同じ材料であっても異なる材料であってもよい。例えば、フレームにポリエチレン、受け部にポリエステル、あるいはその逆などが挙げられる。
本発明の液晶表示装置によれば、液晶パネルのガラス板より柔らかい材料からなる、フレーム及びバックライトユニットの受け部間に液晶パネルを狭圧することで、液晶パネルとバックライトユニットとを一体化しているので、リワークの作業性を高めたり、リワーク時における液晶パネルの破損を防げる。この結果、歩留まりの悪化を防げ、コストダウンを図れる。また、製品としての使用時における液晶パネルを衝撃から保護することもできる。
図2は本実施形態に係る液晶表示装置1の斜視図を、図1はその分解斜視図を示す。液晶表示装置1は、液晶パネル2と、液晶パネル2を背後から照明するバックライトユニット10(図1ではバックライトユニット10のケース7のみ図示)と、液晶パネル2の非表示部4に重ねられ、バックライトユニット10と共に液晶パネル2を挟み込むフレーム5とを備えている。
液晶パネル2は、内面に透明電極が形成された1対のガラス板と、これらガラス板の間に封入された液晶と、ガラス板に張り付けられた偏光フィルタなどから構成される。液晶パネル2は四角形状の表示部3(図1において2点鎖線で囲まれた部分)を有し、その表示部3の周囲の縁部に形成された非表示部4も含めて液晶パネル2は全体として四角形状を呈している。
バックライトユニット10のケース7は、四角形状の底板部8と、液晶パネル2の背面、具体的には非表示部4の対応裏面を受ける受け部9(図3参照)を有し、全体として扁平箱状を呈している。
図3は、互いに組み合わせられる前のフレーム5及びケース7の要部(4つある角部のうちの1つの角部近傍部分)の拡大斜視図を示す。ケース7において、底板部8の周囲を囲むように形成された内壁部には段が形成されており、これにより、フレーム5との合わせ面6と底板部8との間に、底板部8に平行な平面として受け部9が形成されている。受け部9は、平面視にて、底板部8の周囲を囲む四角い枠状に形成されている。
また、ケース7の角部には凸部15が形成されている。凸部15はフレーム5との合わせ面6に形成されている。凸部15は突出高さ方向に関して外径は一様ではなく、図5の断面図に示すように、根元から先端に向かうにつれて徐々に外径が大きくされた逆円錐台状を呈している。
なお、他の3箇所の角部及び4つある各辺部の中央位置にも上記と同様な凸部15が形成されている(図1参照)。したがって、ケース7においてフレーム5との合わせ面6には全部で8個の凸部15が形成されている。
ケース7においてその底板部8は例えばステンレス材料からなる金属板である。ケース7において底板部8以外の部分、すなわち受け部9も含めた枠状部分18は、液晶パネル2のガラス板よりも柔らかい材料からなる。
具体的には、底板部8以外の枠状部分18を構成する材料は熱可塑性エラストマーである。熱可塑性エラストマーは、常温付近でゴム状弾性を有し、加熱すると塑性変形しやすくなり、熱可塑性プラスチックと同様、軟化して圧縮、押し出し、射出などプラスチック加工機で容易に成形することが可能である。
更に具体的には、熱可塑性エラストマーの中でも比較的低温での成形性に優れたポリエチレンを用いている。そのポリエチレンの常温でのゴム状弾性を特徴づける物性として、例えば、引張弾性率とデュロメータ硬さを表1に示す。
Figure 0004543655
底板部8は、例えば、金型内にセットされた後、溶融したポリエチレンがその金型内に流し込まれることで、図7に示すように枠状部分18と一体的に結合される。この金属製の底板部8によって、ケース7はたわみやねじれに対して強くされ、機械的強度が高められている。また、この金型成形により、上記凸部15も合わせて、合わせ面6上に一体的に形成される。
ケース7において、上記受け部9と、底板部8との間の凹所には、導光板、この導光板の光入射端部に配置される光源、導光板の光出射面側に配置される光学シートなどの光学部品(図示省略)が配設される。これら光学部品とケース7とから、導光板を使って光源からの光を液晶パネル2の背面側に導いて液晶パネル2を照らすようにしたバックライトユニット10が構成される。
光源としては、蛍光管や発光ダイオードなどの使用が可能であるが、特に小型の液晶表示装置の光源としては、点光源である複数の発光ダイオードが用いられることが多い。
導光板は、例えば、ポリメチルメタアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂などからなる透明樹脂板であり、底面には多数のドットが形成されている。この導光板は、光入射端部から入ってくる点光源からの線状の光を、ドットでの反射などにより、導光板に対向して配設された液晶パネル2を背面側から照らす面状の光へと変換する。
導光板に関してその光出射面側には光学シートが、導光板の底面側には反射シートが配設される。光学シートは、拡散シートやプリズムシートなどから構成され、導光板の光出射面から出た光を、反射、拡散、集光させるなどして、液晶パネル2の面方向に対して垂直に入射させる。
次に、フレーム5は、液晶パネル2の表示部3を外部に露出させるための四角い窓孔5aを有する四角い枠状を呈している。
また、フレーム5は、上記バックライトユニット10の枠状部分18と同様に、液晶パネル2のガラス板よりも柔らかい材料であるポリエチレンからなる。フレーム5はそのポリエチレンを金型成形して得られる。
また、図3に示すように、フレーム5の角部には凹部16が形成されている。凹部16は、具体的には、フレーム5の厚さ方向を貫通する丸孔である。凹部16は貫通方向に関して孔径は一様ではなく、図5の断面図に示すように、バックライトユニット10のケース7に形成された凸部15に合わせて、逆円錐台状を呈している。
凹部16は上記凸部15に対応して、フレーム5における他の3箇所の角部及び4つある各辺部の中央位置にも形成され、フレーム5には全部で8個の凹部16が形成されている(図1、2参照)。
また、各凹部16には、図3に示すように2つのスリット17が形成されている。2つのスリット17は各凹部16の中心(軸心)を挟んで対向するように放射方向に切り込まれている。また、各スリット17は凹部16の軸方向にも続いて形成されている。なお、各凹部16につきスリット17は2つに限らず、1つあるいは3つ以上であってもよい。
上述した、液晶パネル2、バックライトユニット10、フレーム5は以下のようにして互いに組み付けられる。
図5に示すように、液晶パネル2はその背面を、ケース7の凹所に配設された図示しない光学部品に対向させて、非表示部4の対応裏面をケース7の受け部9に載せ置かれる。ケース7においてフレーム5との合わせ面6と、受け部9との間には段が形成され、受け部9の方が合わせ面6よりも下がった位置にある。これにより、その段の部分で液晶パネル2の面方向に関しての位置ずれが規制され液晶パネル2をケース7に対して正確に位置決めすることができる。
液晶パネル2がケース7の受け部9に位置決めされて載せ置かれた状態で、フレーム5はケース7に組み合わせられる。このとき、ケース7においてフレーム5との合わせ面6に形成された凸部15と、フレーム5に形成された凹部16とが嵌合される。
これによって、図6に示すように、液晶パネル2の非表示部4が、受け部9とフレーム5との間に狭圧されることで、液晶パネル2はケース7とフレーム5との間で両者に対して固定されて保持される。
なお、図6に示す状態では、ケース7の合わせ面6にフレーム5の下端部が密着した状態で、凸部15の先端は凹部16の上側開口部よりもわずかに内に入った位置に位置されるが、凸部15と凹部16との嵌合状態がしっかりと確保できれば、凸部15先端と凹部16の上側開口部とは図6に示す位置関係に限らない。例えば、凸部15の先端が図6に示す位置よりも下であったり、凹部16の上側開口部と同じ高さ、あるいは突き出ていてもよい。
凸部15の外径と凹部16の孔径との寸法関係は、凹部16に凸部15が挿入された状態で、凸部15の周面が凹部16の内壁面に隙間無く密着されるいわゆる締まり嵌めとなるよう設定される。
また、凸部15と凹部16との嵌合に際しては、凸部15の先端が、この先端の外径寸法よりも小さな孔径の開口部側から凹部16に挿入されることになるので、両者の嵌合がきつくなりやすい。しかし、凹部16には図3に示すように放射方向にスリット17が切り込まれているので、凹部16は拡径方向へ広がることができ、凸部15と凹部16との嵌合を容易にする。結果として、作業者の組み付け作業を容易にする。
凸部15の挿入時に広げられた凹部16は、この凹部16が形成されたフレーム5が弾性を有する材料(ポリエチレン)からなるので、拡径方向に広げられた凹部16を縮径させるような弾性復元力が作用して、凸部15をしっかりと締め付ける。これにより、凸部15の凹部16からの抜けが確実に防がれる。
また、ケース7におけるフレーム5との合わせ面6からの液晶パネル2の突出量a(図5参照)に対し、フレーム5における下端部と、液晶パネル2の非表示部4に重なる面との間の寸法b(図5参照)との関係が、a≧bとなるよう設定される。
これにより、ケース7の受け部9と、フレーム5とにより、液晶パネル2を狭圧した際、フレーム5と、液晶パネル2の非表示部4との間に隙間が形成されることなく両者を密着させることができる。この結果、フレーム5と受け部9との間での液晶パネル2のガタつきを防止できる。本実施形態では、例えば、寸法bを寸法aより0.05mmほど小さくしている。
更に、フレーム5の内壁面(図5において寸法bで示される部分)は、液晶パネル2の側面に密着されて、液晶パネル2の面方向の位置ずれが規制される。このことによっても液晶パネル2のガタつきを防止できる。
また、フレーム5、及びケース7の受け部9は、上述したように液晶パネル2のガラス板より柔らかく、且つゴム状弾性を有するポリエチレンからなり、液晶パネル2がフレーム5と受け部9との間で狭圧されても傷ついたり、割れが生じることはない。
液晶パネル2に重ねられたフレーム5の窓孔5aからは、図2に示すように、液晶パネル2の表示部3が外部に露出され視認可能とされる。
以上のように、接着剤や接着シート、更にはねじも用いずに、バックライトユニット10と、フレーム5との間に液晶パネル2の非表示部4を挟み込むのみの簡単な構造であるため、部品点数及び組み立て工数が削減できる。
凸部15と凹部16とは嵌脱自在に嵌合しており、凸部15と凹部16との接触部に生じる摩擦力でもって両者の嵌合状態が保持され、その摩擦力に抗して両者を軸方向に引き離せば容易に嵌合状態を解除できる。このため、液晶パネル2とバックライトユニット10とを組み付けた後のリワークが容易に行え、歩留まりの悪化も防げる。あるいは、製品廃棄時においても各部品の分別が容易になり、部品のリサイクルが可能となる。
また、接着剤や接着シートを用いて液晶パネルとバックライトユニットとを組み付けた場合のような剥離応力は、リワーク時に液晶パネル2に作用しないため、液晶パネル2に負荷をかけずにバックライトユニット10と分離でき、リワーク時における割れ、欠けなどの液晶パネル2の破損を防げる。
また、凹部16の拡径方向への広がりを許容するスリット17があることによっても、凸部15と凹部16との嵌脱が容易に行え、リワークが更に容易に行える。また、嵌脱に伴う凸部15と凹部16との擦れによる材料の削れも防ぐことができる。これにより、リワークが複数回行われ、凸部15と凹部16との嵌脱が複数回行われるような場合でも、それら両者の寸法変化を防いで安定した嵌合状態を保持できる。
また、本実施形態ではゴム状弾性を有する例えばポリエチレンからなるフレーム5及び受け部9にて液晶パネル2を挟み込む構造であるため、それらフレーム5や受け部9が落下等の外部からの衝撃を吸収し液晶パネル2の破損を防止することができる。すなわち、フレーム5及び受け部9は、液晶パネル2をバックライトユニット10と一体化させる機能に加えて、液晶パネル2を外部の衝撃から保護する機能も有している。
特にモバイル用途の電子機器に適用される液晶パネルは、今後さらに薄型化が推し進められると予想され、上記構造は、製品使用時、あるいは製造工程におけるリワーク作業での液晶パネルの割れ防止に非常に有効である。
また、接着剤や接着シートは、径年変化、温度や湿度変化等に弱く、使用環境によっては品質維持が難しい。これに対して、本実施形態では、接着剤や接着シートを用いることなく液晶パネル2とバックライトユニット10との一体化構造を実現できるので、上述したような問題がない。
フレーム5及び受け部9の材料としては、ポリエチレン以外にも、ハイトレル(デュポン社の登録商標)、ゴムなどを用いても上記と同様な効果が得られる。なお、ポリエチレンは温度をそれほど高くしなくても所望の形状に成形でき、このようなポリエチレンを用いることにより、高温での成形に起因する寸法精度の悪化や反りを抑制できるという利点がある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
バックライトユニット10のケース7において底板部8は機械的強度を求められる場合には上記実施形態のように金属製とするのが好ましいが、機械的強度が不要な場合には、図8に示すように、底板部を枠状部分18と同材料にて一体的に成形してもよい。
また、金属製の底板部を用いる場合でも、底板部と枠状部分18とを個々に作製した後、図9、図10に示すように、枠状部分18の外側面に形成した半球状突起23aや、爪状突起23bと、金属製の底板部28に形成した係合孔との係合により両者を結合してもよい。
これに対して、上記実施形態のように、枠状部材18の成形時に合わせて、図7に示すように金属製の底板部8を組み込めば、組み立て工数を少なくできる。
また、図4に示すように、凸部15と凹部16とを上記実施形態と逆にして、凸部15をフレーム5に、凹部16をケース7に形成してもよい。ただし、型抜きの際に凸部15に作用する応力を考慮すると、フレーム5よりも厚さの厚いケース7に凸部15を形成した方が、型抜きの際に凸部15が引き剥がれにくくできる。
また、フレーム5とケース7のうち、一方に凸部15だけをあるいは凹部16だけを形成することに限らず、一方に凸部15と凹部16の両方を形成し、他方にもその凸部15と凹部16に対応して凹部16と凸部15の両方を形成するようにしてもよい。
凸部15と凹部16との嵌合箇所は8箇所に限らず、これ以下、あるいはこれい以上であってもよい。また、凸部と凹部の形状としては、フレーム5あるいはケース7の辺部に沿ってリブ状に突出した凸部と、この凸部に対応してフレーム5あるいはケース7の辺部に形成された長溝であってもよい。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。 同液晶表示装置の斜視図である。 フレームとバックライトユニットとの組み合わせ前の状態の要部斜視図である。 図3とは、凸部と凹部の形成位置を逆にした図である。 本実施形態に係る液晶表示装置の組み合わせ前の要部断面図である。 図5に示す液晶表意装置の組み合わせ後の断面図である。 本実施形態に係るバックライトユニットのケースの要部断面図である。 変形例によるバックライトユニットのケースの要部断面図である。 他変形例によるバックライトユニットのケースの要部断面図である。 更に他の変形例によるバックライトユニットのケースの要部断面図である。
符号の説明
1…液晶表示装置、2…液晶パネル、3…表示部、4…非表示部、5…フレーム、5a…窓孔、6…合わせ面、7…ケース、8…底板部、9…受け部、10…バックライトユニット、15…凸部、16…凹部(丸孔)、17…スリット、18…枠状部分。

Claims (4)

  1. 一対のガラス板と、前記ガラス板間に封入された液晶と、表示部と、非表示部とを有する液晶パネルと、
    第1の合わせ面と、前記第1の合わせ面に設けられた凸部とを有する側周壁部と、前記液晶パネルの背面を受け、前記側周壁部の内周側で前記側周壁部よりも一段低く設けられた受け部と、前記受け部の内側に設けられた溝部とを有し、前記ガラス板よりも柔らかい材料で構成されたケースと、前記溝部に設けられ、前記液晶パネルを背面側から照らす光学部品とを有するバックライトユニットと、
    前記第1の合わせ面と対向する第2の合わせ面と、前記第2の合わせ面に設けられ、前記凸部と嵌脱自在な凹部と、前記表示部を露出させるように前記非表示部に重ねられ、前記第2の合わせ面と間の高さ寸法が、前記液晶パネルの前記第1の合わせ面からの高さ寸法よりも小さい重ね面を有し、前記ガラス板よりも柔らかい材料で構成され、前記凹部が前記凸部に嵌合されることで前記ケースとの間で前記液晶パネルを挟み込むフレームと
    を具備する液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置であって、
    前記ガラス板よりも柔らかい材料は、熱可塑性エラストマーである
    液晶表示装置。
  3. 請求項に記載の液晶表示装置であって、
    前記熱可塑性エラストマーは、ポリエチレンである
    液晶表示装置。
  4. 請求項1に記載の液晶表示装置であって、
    前記凹部は、放射方向に切り込まれたスリットを有する丸穴である
    液晶表示装置。
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