JP4541572B2 - シート排出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートを排出積載するシート排出装置に関するもので、例えば複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等とされる電子写真方式を利用してシートに画像を形成する画像形成装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザービームプリンタ等の画像形成装置においては、レーザー光等によって感光ドラムに描かれた潜像を現像せしめる現像装置と、現像されたトナー像をシートに転写せしめる転写手段と、転写されたトナー像をシート上に定着せしめる定着器と、を備えたものが主流となっている。
【0003】
この中で転写されたトナー像をシート上に定着する定着器は、ヒーターと、温度センサによって所定の温度に保たれながら回転する定着ローラと、前記定着ローラに所定の圧力で当接され従動回転する加圧ローラと、により、熱及び圧力をもって現像剤たるトナーを溶融させ、トナー像をシートに定着する手法が主流として用いられている。
【0004】
図10には、その代表例としての従来のレーザービームプリンタが示されている。以下、このレーザービームプリンタの全体的構成および機能について説明する。
【0005】
プリンタ本体(画像形成装置本体)内には、レーザースキャナ2、感光ドラム3と、一次帯電器16と現像器17を含むプロセスユニット1、転写ローラ9、定着器4、搬送ローラ対8、給紙カセット6と給紙ローラ(ピックアップローラ)7等が設置されている。
【0006】
給紙カセット6内に積載収納されたシート状の記録材等のシート(以下、単に「シート」という)Sは、図中反時計方向に回転する給紙ローラ7により給送され、搬送ローラ対8のニップ部へ送られる。次いで、シートSは搬送ローラ対8によって感光ドラム3と転写ローラ9との間に送られる。
【0007】
感光ドラム3は図中時計方向に回転しており、一次帯電器16で均一に帯電される。そして、その外周面にレーザースキャナ2からのレーザ光により静電潜像が順次形成され、続いてその静電潜像が現像器17で現像され、トナー像が形成される。
【0008】
そして、感光ドラム3と転写ローラ9との間に送られたシートSには、感光ドラム3上のトナー像が転写ローラ9により順次転写される。
【0009】
このようにしてトナー像が転写されたシートSは定着ローラ22及び加圧ローラ23によって構成される定着器4へ送られ、ここで、加熱加圧されてトナー像がシートSに定着する。
【0010】
この後、シートSは搬送ローラ対10により排紙ローラ下24、排紙ローラ上25の間に送られ、次いで本体上面のシート排紙トレイ19上に排紙される。あるいは、搬送切換ガイド11の作用により、他の排紙ローラ14を介して、プリンタ本体側方の排紙トレイ20へ排紙することもできる。
【0011】
ここで、排紙トレイ20が取り付けられている排紙カバー12は、排紙カバー回動支点15によって回動可能で、シートのジャム処理等のために装置内部を開放可能としている。
【0012】
図11は、図10に示したレーザービームプリンタの排紙トレイ20を示す斜視図である。排紙ローラ14に排紙コロホルダ28(図12参照)で固定された排紙コロ13が、排紙コロ加圧バネ27(図12参照)により加圧されて排紙ローラ14に押し当てられている。排紙ローラ14の中央部には、蹴り出しコロ26が設けられている。
【0013】
蹴り出しコロ26の役割は、シートSの後端を押し出し排紙トレイ20にシートを積載することと、シートSの中央部を持ち上げ、シートSの搬送方向でシートSが折れ曲がりにくくする盛上りを付ける(シートに腰を付ける)ことである。この腰付けにより、紙が排紙トレイ20上で折れ曲がったりすることを防止している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来技術では、特に腰付けがし難い薄いシートを用いると、いくつかの課題があった。それら課題を以下に説明する。
【0015】
1つ目の課題としては、シートとして坪量が60g程度の薄いシートを用いた場合には、図12に示すようにシートS1が排紙トレイ20に接触した時点で、シートS1が搬送方向で折れ曲がってしまう。
【0016】
このため、シートS1が折れ曲がってしまったことにより、シートS1と、シートS1の前に既に排紙積載されたシートS0と、の接触面積が増えて摩擦抵抗が増加する。
【0017】
この摩擦抵抗により、シートS1の排紙動作と伴に排紙積載されたシートS0が押し出され、図12に示すようにシートS0が排紙トレイ20からはみ出してしまう等、排紙トレイ20の積載性が悪化してしまうことがある。
【0018】
また、2つ目の課題としては、同様にシートとして坪量が60g程度の薄いシートを高温多湿の環境で用いた場合に、シートが排紙トレイ20に接触した時点で折れ曲がり、折れ曲がったシートと既に排紙積載されたシートとの接触抵抗で、排紙中のシート先端が滑らず、なおも排紙が継続されることにより、排紙トレイ20上で丸まってしまい、排紙トレイ20の積載性が悪化してしまうことがある。
【0019】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、薄いシートでも積載性が良好なシート排出装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のシート排出装置にあっては、シートの上下に配置されてシートを搬送する一対の回転手段と、前記一対の回転手段によって搬送されたシートを積載するシート積載と、を備えたシート排出装置において、前記一対の回転手段のそれぞれには、シート幅方向で互い違いに突出するようにして配置されている複数のシート接触部が設けられており、前記複数のシート接触部によってシートを搬送することで、搬送するシートをシート幅方向で波打たせると共に、前記シート積載面には、シート幅方向において、前記一対の回転手段のうち下側の回転手段に設けられたシート接触部に対応する位置に、シートの排出方向に延びるリブが設けられていることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0029】
(参考例)図1〜図4を参照して、参考例について説明する。
【0030】
図1に示す画像形成装置は、主流となっている、レーザー光等によって感光ドラムに描かれた潜像を現像せしめる現像装置と、現像されたトナー像をシートに転写せしめる転写手段と、転写されたトナー像をシート上に定着せしめる定着器と、を備えたものである。
【0031】
この中で転写されたトナー像をシート上に定着する定着器は、主流である、ヒーターと、温度センサによって所定の温度に保たれながら回転する定着ローラと、前記定着ローラに所定の圧力で当接され従動回転する加圧ローラと、により、熱及び圧力をもって現像剤たるトナーを溶融させ、トナー像をシートに定着する手法が用いられている。
【0032】
図1は、画像形成装置の代表例としてのレーザービームプリンタである。以下、このレーザービームプリンタの全体的構成および機能について説明する。
【0033】
プリンタ本体(画像形成装置本体)内には、レーザースキャナ2、感光ドラム3と、一次帯電器16と現像器17を含むプロセスユニット1、転写ローラ9、定着器4、搬送ローラ対8、給紙カセット6と給紙ローラ(ピックアップローラ)7等が設置されている。
【0034】
給紙カセット6内に積載収納されたシート状の記録材等のシート(以下、単に「シート」という)Sは、図中反時計方向に回転する給紙ローラ7により給送され、搬送ローラ対8のニップ部へ送られる。次いで、シートSは搬送ローラ対8によって感光ドラム3と転写ローラ9との間に送られる。
【0035】
感光ドラム3は図中時計方向に回転しており、一次帯電器16で均一に帯電される。そして、その外周面にレーザースキャナ2からのレーザ光により静電潜像が順次形成され、続いてその静電潜像が現像器17で現像され、トナー像が形成される。
【0036】
そして、感光ドラム3と転写ローラ9との間に送られたシートSには、感光ドラム3上のトナー像が転写ローラ9により順次転写される。
【0037】
このようにしてトナー像が転写されたシートSは定着ローラ22及び加圧ローラ23によって構成される定着器4へ送られ、ここで、加熱加圧されてトナー像がシートSに定着する。
【0038】
ここで、画像形成手段としては、上記のシートSにトナー像を定着させるプロセスまでを行う、プロセスユニット1、レーザースキャナ2、感光ドラム3、転写ローラ9及び定着器4で構成されている。
【0039】
この後、シートSは搬送ローラ対10により排紙ローラ下24、排紙ローラ上25の間に送られ、次いで本体上面のシート排紙トレイ19上に排紙される。あるいは、搬送切換ガイド11の作用により、他の排紙ローラ14を介して、プリンタ本体側方のシート積載手段としての排紙トレイ20へ排紙することもできる。
【0040】
ここで、排紙トレイ20が取り付けられている排紙カバー12は、排紙カバー回動支点15によって回動可能で、シートのジャム処理等のために装置内部を開放可能としている。
【0041】
次に、図2〜図4を参照して、排紙トレイ20の構成についてさらに説明する。図2は、図1に示したレーザービームプリンタの排紙トレイ20を示す斜視図である。
【0042】
搬送切換ガイド11により定着器4からの搬送パスが排紙トレイ20へ通じており、装置側壁には、一対の回転手段としての排紙ローラ14、排紙コロ13が設けられている。
【0043】
排紙ローラ14には、排紙コロホルダ28(図3参照)で固定された排紙コロ13が、排紙コロ加圧バネ27(図3参照)により加圧されて押し当てられている。
【0044】
排紙ローラ14の長手方向(シート幅方向)中央部には、腰付け手段としての蹴り出しコロ26が設けられている。蹴り出しコロ26の外径は、排紙ローラ14の外径よりも大きく設けられており、排紙するシートSの幅方向中央部を盛上げており、蹴り出しコロ26は本発明の突起部でもある。
【0045】
蹴り出しコロ26の役割は、シートSの後端を押し出し排紙トレイ20にシートを積載することと、シートSの幅方向中央部を持ち上げ、非平面形状に変形させることによって、シートSの搬送方向でシートSが折れ曲がりにくくする盛上りを付ける(シートに腰を付ける)ことである。この腰付けにより、シートSが排紙トレイ20上で折れ曲がったりすることを防止している。
【0046】
一方、排紙トレイ20の中央部には、シートSの排出(搬送)方向にそって排紙トレイ20の他のリブより高いリブ29が設けられている。このリブ29の位置は、図4に示すように排紙ローラ14の長手方向(シート幅方向)で、シートSが最も盛上がった位置、すなわち、蹴り出しコロ26の位置と一致している。
【0047】
このため、排紙トレイ20に積載されるシートSは、幅方向中央部が盛上げられて腰付けされた形状と同様の状態で積載される。
【0048】
したがって、本参考例では、図3に示すように、シートS3は、排紙トレイ20に接触した時点でも、シートS3の先端は腰付けした状態で積載されたシートS2によって腰付けする形状に維持され、シートS3の腰付けが維持できるので、排紙途中にシートS3が折れ曲がってしまうことを防止できる。
【0049】
このように、シートS3は、たとえ坪量が60g程度の薄いシートであっても、排紙されている状態ではこのような蹴り出しコロ26とリブ29の相互作用により、シートS3の腰がなくなることがなく、排紙トレイ20上に排紙され、薄いシートでも積載性が良好である。
【0050】
よって、従来のように、シートSが折れ曲がってしまったことにより、シートSと、シートSの前に既に排紙積載されたシートSと、の接触面積が増えて摩擦抵抗が増加することが防止され、前に排紙されているシートSを押し出すことがなく、また、高温多湿の環境で、シートSが排紙トレイ20に接触した時点で折れ曲がり、折れ曲がったシートSと既に排紙積載されたシートSとの接触抵抗で、排紙中のシート先端が滑らず、なおも排紙が継続されることにより、排紙トレイ20上で丸まってしまうことがない。
【0051】
なお、本参考例では、シートSの幅方向中央部を盛上げる腰付けを行っていたが、これに限られず、シートSの幅方向の所定位置で腰付けを行ってもよいし、また所定位置を凹ます腰付けを行ってもよい。この場合には、排紙トレイ20のシート積載面には、シートの腰付け形状と同様に、所定位置にリブが設けられたり、または凹部(凹ます腰付けの場合)が形成される。
【0052】
参考例)図5、図6には、参考例が示されている。上記では、蹴り出しコロ26が排紙ローラ14の長手方向中央部に1個設けられているが、本参考例では、突起部としての蹴り出しコロ30が排紙ローラ14の長手方向中央付近に2個設けられている。
【0053】
その他の構成および作用については上記参考例と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0054】
参考例では、排紙トレイ20の設置部分の構成の特徴として、図5に示されるように、排紙ローラ14の長手方向(シート幅方向)中央付近に、蹴り出しコロ30が2個並列して設けられている。蹴り出しコロ30の外径は、排紙ローラ14の外径よりも大きく設けられている。
【0055】
一方、排紙トレイ20の中央部には、排紙トレイ20の他のリブより高いリブ29が設けられている。このリブ29の位置は、図6に示すように排紙ローラ14の長手方向で、シートSが最も盛上がった位置、すなわち、2個の並列した蹴り出しコロ30の中間位置と一致している。
【0056】
このため、排紙トレイ20に積載されるシートSは、幅方向中央部が盛上げられて腰付けされた状態で積載される。
【0057】
したがって、本参考例では、上記参考例と同様に、排紙されるシートSは、排紙トレイ20に接触した時点でも、シートSの先端は腰付けした状態で積載されたシートSによって腰付けする形状に維持され、シートSの腰付けが維持できるので、排紙途中にシートSが折れ曲がってしまうことを防止できる。
【0058】
このように、シートSは、たとえ坪量が60g程度の薄いシートであっても、排紙されている状態ではこのような蹴り出しコロ30とリブ29の相互作用により、シートSの腰がなくなることがなく、排紙トレイ20上に排紙され、薄いシートであっても積載性が良好である。
【0059】
よって、従来のように、シートSが折れ曲がってしまったことにより、シートSと、シートSの前に既に排紙積載されたシートSと、の接触面積が増えて摩擦抵抗が増加することが防止でき、前に排紙されているシートSを押し出すことがなく、また、高温多湿の環境で、シートSが排紙トレイ20に接触した時点で折れ曲がり、折れ曲がったシートSと既に排紙積載されたシートSとの接触抵抗で、排紙中のシート先端が滑らず、なおも排紙が継続されることにより、排紙トレイ20上で丸まってしまうことがない。
【0060】
また、蹴り出しコロ30を2個設けたことにより、シートSを押し出す際のシート幅方向でのバランスがよくなり、さらに排紙トレイ20上の積載性を良くすることができる。
【0061】
なお、本参考例では、蹴り出しコロ30を2個並列して設ける構成であったが、さらに3個以上で設けてもよく、上記構成に限定されるものではない。
【0062】
(第の実施の形態)図7〜図9には、第の実施の形態が示されている。本実施の形態では、上記参考例とは異なり、シートに1箇所の盛上がりを形成するのではなく、シート全体を波打たせて腰付けを行っているため、波打ったシートの盛上げられた位置全てにリブ31を配置する構成である。
【0063】
その他の構成および作用については上記参考例と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0064】
まず、図7〜図9を参照して、シート積載手段としての排紙トレイ19の構成について説明する。図7は、図1に示したレーザービームプリンタの排紙トレイ19を示す斜視図である。
【0065】
本実施の形態では、図7に示されるように一対の回転手段としての排紙ローラ上25と排紙ローラ下24が上下共に回転駆動され、その排紙ローラ上25、排紙ローラ下24のシート接触部である搬送ゴム部を互い違い突出して配置している。
【0066】
このため、排紙ローラ上25と排紙ローラ下24を通過するシートSには、シート幅方向で波打たせた腰付けがなされる。
【0067】
一方、排紙トレイ19上には、シートSの排紙方向に延びるリブ31が複数設けられている。このリブ31の位置は、図9に示すように、排紙ローラ上25、排紙ローラ下24の長手方向(シート幅方向)で、波打たせたシートSの盛上がった位置、すなわち、排紙ローラ下24の搬送ゴム部に対応している。
【0068】
このため、排紙トレイ19に積載されるシートSは、波打たせて腰付けされた状態で積載される。
【0069】
したがって、本実施の形態では、上記参考例と同様に、排紙されるシートSは、排紙トレイ19に接触した時点でも、シートSの先端は腰付けした状態で積載されたシートSによって腰付けする形状に維持され、シートSの腰付けが維持できるので、排紙途中にシートSが折れ曲がってしまうことを防止できる。
【0070】
このように、シートSは、たとえ坪量が60g程度の薄いシートであっても、排紙されている状態ではこのような排紙ローラ上25、排紙ローラ下24とリブ31の相互作用により、シートSの腰がなくなることがなく、排紙トレイ19上に排紙され、薄いシートであっても積載性が良好である。
【0071】
よって、従来のように、シートSが折れ曲がってしまったことにより、シートSと、シートSの前に既に排紙積載されたシートSと、の接触面積が増えて摩擦抵抗が増加することが防止でき、前に排紙されているシートSを押し出すことがなく、また、高温多湿の環境で、シートSが排紙トレイ19に接触した時点で折れ曲がり、折れ曲がったシートSと既に排紙積載されたシートSとの接触抵抗で、排紙中のシート先端が滑らず、なおも排紙が継続されることにより、排紙トレイ19上で丸まってしまうことがない。
【0072】
なお、本実施の形態では、排紙トレイ19にリブ31を設けた構成であるが、波打たせたシートSの凹む位置、すなわち、排紙ローラ上25の搬送ゴム部と一致させてシート積載面に凹部を形成することでも同様な効果を得ることができる。
【0073】
また、上記の実施の形態に用いた画像形成装置は電子写真方式であったが、これに限られず、本発明は静電方式やインクジェット方式等の画像形成装置にも適用できる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、搬送されるシートがシート積載手段に接触した時点でも、シート先端はシート積載面の腰付け形状と同様の形状によって腰付けする形状に維持され、搬送されるシートの腰付けが維持できるので、シートが折れ曲がってしまうことを防止できる。
【0075】
このため、従来課題となった、薄いシートを用いた場合に、シートがシート積載手段に接触した時点で折れ曲がってしまい、前に排紙積載されたシートと接触すると、接触面積の増加に伴い摩擦抵抗が増加して前に排紙されたシートを押し出してしまうことや、薄いシートを高温多湿の環境で用いた場合に、シートがシート積載手段に接触した時点で折れ曲がって、折れ曲がったシートと、前に排紙されたシートとの接触抵抗で、排紙中のシートが滑らず、シート積載手段上で丸まってしまうといったことを解決でき、シート積載手段の積載性が良好となる。
【0076】
よって、薄いシートを使用した場合でも、シート積載手段上での積載性に問題のないシート排出装置及び画像形成装置をユーザーに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るレーザービームプリンタを示す断面図である。
【図2】参考例に係る排紙トレイを示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係る排紙トレイを示す断面図である。
【図4】参考例に係る排紙トレイを排紙方向から見た図である。
【図5】参考例に係る排紙トレイを示す斜視図である。
【図6】参考例に係る排紙トレイを排紙方向から見た図である。
【図7】第の実施の形態に係る排紙トレイを示す斜視図である。
【図8】第の実施の形態に係る排紙トレイを示す断面図である。
【図9】第の実施の形態に係る排紙トレイを排紙方向から見た図である。
【図10】従来技術のレーザービームプリンタを示す断面図である。
【図11】従来技術の排紙トレイを示す斜視図である。
【図12】従来技術の排紙トレイを示す断面図である。
【符号の説明】
1 プロセスユニット
2 レーザースキャナ
3 感光ドラム
4 定着器
6 給紙カセット
7 給紙ローラ
8 搬送ローラ対
9 転写ローラ
10 搬送ローラ対
11 搬送切換ガイド
12 排紙カバー
13 排紙コロ
14 排紙ローラ
15 排紙カバー回動支点
16 一次帯電器
17 現像器
19 排紙トレイ
20 排紙トレイ
22 定着ローラ
23 加圧ローラ
24 排紙ローラ下
25 排紙ローラ上
26 蹴り出しコロ
27 排紙コロ加圧バネ
28 排紙コロホルダ
29 リブ
30 蹴り出しコロ
31 リブ

Claims (5)

  1. シートの上下に配置されてシートを搬送する一対の回転手段と、
    前記一対の回転手段によって搬送されたシートを積載するシート積載と、を備えたシート排出装置において、
    前記一対の回転手段のそれぞれには、シート幅方向で互い違いに突出するようにして配置されている複数のシート接触部が設けられており、前記複数のシート接触部によってシートを搬送することで、搬送するシートをシート幅方向で波打たせると共に、
    前記シート積載面には、シート幅方向において、前記一対の回転手段のうち下側の回転手段に設けられたシート接触部に対応する位置に、シートの排出方向に延びるリブが設けられていることを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記一対の回転手段は、共に回転駆動されていることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記シート接触部は、シートの上下にそれぞれ配置されたローラであって、前記シート積載面には、シート幅方向において、下側に配置されているローラに対応する位置に、前記リブが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート排出装置。
  4. 前記シート接触部は、ゴムによって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一つに記載のシート排出装置と、
    シートに画像を形成する画像形成手段と、を備え、
    前記画像形成手段で画像形成されたシートが、前記シート排出装置によって排出されることを特徴とする画像形成装置。
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JPH0259748A (ja) * 1988-08-25 1990-02-28 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置
JPH0930708A (ja) * 1995-07-13 1997-02-04 Canon Inc 記録材排出装置

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