JP2003081515A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003081515A
JP2003081515A JP2001279501A JP2001279501A JP2003081515A JP 2003081515 A JP2003081515 A JP 2003081515A JP 2001279501 A JP2001279501 A JP 2001279501A JP 2001279501 A JP2001279501 A JP 2001279501A JP 2003081515 A JP2003081515 A JP 2003081515A
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Chitose Amashiro
千歳 天白
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像形成装置本体の上面に画像が
形成されたシートを排出して積載するシート排出積載部
を有し、該シート排出積載部よりも更に上方に画像読取
装置を具備する画像形成装置において、シート排出積載
部内に排出されるシートのカールをより確実にコントロ
ールしてシートの落下やジャムを防止することが出来る
画像読取装置を提供することを可能にすることを目的と
している。 【解決手段】 画像読取装置2本体の底面2aにシート
排出積載部3内に排出された転写紙Pを押さえるシート
押さえ手段4を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、マルチファンクションデバイス等の画像形成装置
に関するものであり、時に画像形成装置の上に画像読取
装置を配置した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた画像形成装
置では、転写紙上のトナーを固着させるために定着プロ
セスにおいて熱と圧力を加えるが、その熱によって紙の
温度は100℃を超えることになる。この定着プロセス
が排出紙のカールを大きくさせる大きな要因であり、電
子写真方式の画像形成装置に特に大きく現れる排出紙の
問題の原因である。
【0003】通常、紙は常に数パーセントの水分を含ん
でいる。紙中の水分は製造後、保管されている間に徐々
に増加する。つまり紙は徐々に吸湿する。特に紙束をく
るんでいる包装紙を開封した後は顕著に水分含有率が増
加する。
【0004】定着プロセスにおいて定着器で加熱、加圧
された時の紙の表面温度は100℃を超えるため紙中の
水分は急激に蒸発する。この時、紙の表裏等で部分的な
水分の含有率の差が生じる。また、定着器近辺には特に
通紙の表側近辺と裏側近辺の領域で紙から出た水蒸気が
充満した箇所とそうでない個所が生じる。定着器から出
た後の高温の紙は更にこの湿度の偏在する領域を通過し
て排出口へと搬出される。
【0005】このような、紙の含水量を偏在させる要因
が紙を複雑にカールさせ、且つ、このカールの大きさは
紙の含水率以外にも紙の繊維の方向性等に大きく依存す
る傾向がある。
【0006】電子写真方式の画像形成装置にとって紙の
カールは排紙積載性に少なからず悪影響を及ぼすもので
あるが、その画像形成プロセスにおいて加熱、加圧する
定着プロセスを必要とする以上、カール発生のメカニズ
ムは避けられないものである。
【0007】また、異なる画像形成方式の画像形成装置
においても、カールの程度や原因は異なるものの画像形
成装置内を通過してきた排出紙がカールして画像形成装
置の排紙積載性を悪化させるという共通の問題は存在し
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように特に電子
写真方式の画像形成装置で顕著に見られる排出紙のカー
ルは以下のような問題を生じさせる。
【0009】図8は上記従来例の画像形成装置の一例と
なるレーザビームプリンタの外観図である。図8におい
て、画像形成済み用紙Pは画像形成装置101の排紙口102
から排出され、画像形成装置101本体上面の凹部からな
る用紙積載部103に積み重ねられてストックされる。
【0010】この時、排出された用紙Pが例えば図9の
ように各隅部および側端部が持ち上がるようなカールを
していたとする。用紙Pは見かけ上の高さが大きくなる
ために排出済みの用紙Pの後端と、次に排出されてきた
用紙Pの先端がぶつかり、排出中の用紙Pが排出済みの
用紙Pを用紙積載部103から押し出してしまう排紙落下
が発生する。
【0011】この排紙落下は不規則に起こるのが通例で
ある。そのため、ページ順に画像形成して排出されたは
ずの用紙Pの順序がでたらめになってしまう。場合によ
っては他のジョブと混ざり合ってしまう場合があり、き
わめて不便である。
【0012】図8ではプリンタの形態の画像形成装置10
1に発生する一例として説明したが、図10に示すよう
に、プリンタからなる画像形成装置101に画像読取装置1
04等を付加した複合機や電子写真方式を用いるアナログ
の複写機においても同様な問題が発生する。
【0013】また、用紙Pのカールがジャムの原因とな
る場合もある。図10は画像形成装置101本体の上面に用
紙積載部103が設けられ、更にその上方に画像読取装置1
04を配置したデジタル複写機の外観図であり、図11は図
10のデジタル複写機の用紙積載部103において用紙Pの
カールがジャムの原因となるメカニズムを説明する図で
ある。
【0014】図10に示す用紙積載部103は画像形成装置1
01本体と画像読取装置104本体とにより閉空間として構
成されており、開放端側(図10の左側、図11の右側)で
閉空間の高さが最も低く、容積が狭い領域を持ってい
る。
【0015】先ず、図11(a)に示すように、排紙口10
2からカールした用紙Pが閉空間からなる用紙積載部103
に排出され、更に図11(b)に示すように、カールした
用紙Pが次々排出されると、後から上に積載された用紙
Pほど先端が高く持ち上がり、ついには用紙Pの先端が
画像読取装置104本体の底面104aに接触する。
【0016】画像読取装置104の底面104aに接触した用
紙Pによって作られたUターンの経路に沿って後続する
用紙Pは、図11(c)に示すように、閉空間からなる用
紙積載部103を埋めるように押し込まれ、ついには、図1
1(d)に示すように閉空間からなる用紙積載部103は排
出された用紙Pでいっぱいになり、排出不能となってジ
ャムになる。
【0017】このジャムでは単に画像形成装置101が停
止するだけでなく、閉空間からなる用紙積載部103内に
排出されて押し込められた用紙Pは変形がひどく、使用
に耐えないくらい複雑にカールしている。従って大量の
用紙Pも無駄になり、そのジャムした用紙Pを除去する
作業にかなりの手間を要する。
【0018】図10及び図11では排紙空間となる用紙積載
部103の3方向が装置壁面によって閉鎖されて1面のみ
が開放されているマルチファンクションデバイスの一例
について説明したが、このような現象は用紙積載部103
の2面、或いは3面が開放されている装置の場合でも同
様に発生し得る。
【0019】このような現象は、用紙Pのカールの大き
さや向き、或いは用紙積載部103の空間の高さ、更には
画像読取装置104本体により閉じられる画像形成装置101
本体上方の面積にも依存する。
【0020】これ等の問題を解決するために従来では図
12に示すように、画像形成装置101本体の排紙口102の上
部に該排紙口102から用紙積載部103に排出されて来る用
紙Pの後端を叩き落とす用紙叩き落とし部材105を設け
るのが一般であった。
【0021】用紙叩き落とし部材105は、用紙積載部103
に積載済みの用紙Pを後続の用紙Pが押し出さないよう
に排紙落下防止の対策としては有効である。しかしなが
ら、用紙Pの後端を押さえる働きしか出来ないため、図
11に示して前述したような用紙Pの先端が画像読取装置
113の底面104aに届いて閉鎖空間、更にはUターン経路
が形成されることに起因するジャムに対しては何ら効果
がない。
【0022】用紙Pを押さえる手段以外にもカールが発
生しないような紙パスや定着器の制御を採用する方が効
率の良い対策ではある。しかし、現状の技術においては
トナーを用紙Pに定着させるには100℃以上に加熱す
ることが必要とされ、この温度では用紙Pから蒸発する
水分の影響でカールが押さえきれない。
【0023】特に、排紙口102から排出された後、用紙
積載部103において用紙Pが急激に冷却されながらカー
ルが発生、拡大する現象に対する対策は非常に困難であ
った。
【0024】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、画像形成装置本体の上面に画
像が形成されたシートを排出して積載するシート排出積
載部を有し、該シート排出積載部よりも更に上方に画像
読取装置を具備する画像形成装置において、画像読取装
置本体の底面にシート排出積載部内に排出されたシート
を押さえるシート押さえ手段を設けたことで、シート排
出積載部内に排出されるシートのカールをより確実にコ
ントロールしてシートの落下やジャムを防止することが
出来る画像読取装置を提供せんとするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る画像読取装置は、画像形成装置本体の上
面に画像が形成されたシートを排出して積載するシート
排出積載部を有し、該シート排出積載部よりも更に上方
に画像読取装置を具備する画像形成装置において、前記
画像読取装置本体の底面に前記シート排出積載部内に排
出されたシートを押さえるシート押さえ手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0026】本発明は、上述の如く構成したので、画像
形成装置本体の上面に設けられたシート排出積載部の上
部で画像読取装置本体の底面によって形成された閉空間
のどこにでもシート押さえ手段を配置することが出来、
シート排出積載部に排出されるシートに対する所望の位
置にシート押さえ手段を配置してより効果的なカール押
さえを行なうことが出来る。
【0027】また、前記シート押さえ手段により前記シ
ート排出積載部内に排出されたシートの有無及び/また
は積載量を検知する場合には、シート排出積載部内に排
出されたシートの有無及び/または積載量の情報を同時
に取り出すことが出来、部品の削減によるコストダウン
を図ることが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る画像形成装
置の一例として電子写真方式の複写機に適用した場合の
一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る画
像形成装置の構成を示す外観斜視図、図2は画像形成装
置本体の構成を示す断面説明図、図3はシート押さえ手
段の第1実施形態の構成を示す図、図4は第1実施形態
のシート押さえ手段によりシートが押さえられる様子を
示す比較図である。
【0029】以下に本発明に係る画像形成装置の第1実
施形態について図1〜図4を用いて説明する。本発明に
係る画像形成装置は画像読取装置を具備する各種の画像
形成装置全般に適用可能であるが、以下に説明する実施
形態では、特に排出されるシートが紙でカールが問題視
される電子写真方式の画像形成装置を例として説明す
る。
【0030】先ず、図1及び図2を用いて電子写真方式
の画像形成装置1の全体構成について説明する。図1及
び図2において、画像形成装置1は電子写真プロセスを
用いたレーザビームプリンタであり、画像形成装置1本
体の上面には画像が形成されたシートとなる転写紙Pを
排出して積載するシート排出積載部3が設けられてい
る。
【0031】シート排出積載部3よりも更に上方には画
像読取装置2が取り付けられており、これによりシート
排出積載部3は閉空間として構成されている。画像読取
装置2本体の底面2aにはシート排出積載部3内に排出
された転写紙Pを押さえるためのシート押さえ手段4が
所定の位置に4箇所設けられており、シート排出積載部
3に排出される転写紙Pの略4隅をシート押さえ手段4
により押さえることが出来るようになっている。
【0032】図2において、5はシートカセット6に収
容された転写紙Pを1枚ずつ分離して取り出す給送ロー
ラであり、7は転写紙Pの搬送タイミングをコントロー
ルするレジストローラ対である。また、8は転写ローラ
である。
【0033】9はプロセスカートリッジであり、少なく
とも感光体ドラム9a、図示しない現像器、帯電器、現
像剤(トナー)収容部、更には図示しない感光体ドラム
9aのクリーニング装置が内臓されている。
【0034】10は定着器であり、板状発熱体10aと、こ
れを保持するホルダ10b、バックアップ用のステー10
c、ゴム製の加圧ローラ10d等を有して構成されてお
り、転写紙P上の現像剤は板状発熱体10a、加圧ローラ
10dから加わる熱と圧力によって溶解、定着される。
【0035】11は排出ローラ対であり、画像形成済みの
転写紙Pを定着器10から排出してフェースダウン排出ロ
ーラ対12まで搬送する働きと、定着器10の近傍にあっ
て、図示しない開口部から画像形成済み転写紙Pを画像
形成面を上にして排出するフェースアップローラ対の役
割を兼ねている。
【0036】ここで、フェースアップ排出されるのは厚
紙等の特殊紙であり、主たる排出経路はフェースダウン
排出ローラ対12を経由する方向である。
【0037】13は図示しないレーザ発振器から出射され
た光を回転するミラー13aで反射することによって感光
体ドラム9aの表面上に走査するスキャナユニットであ
り、14はレーザ光Lを感光ドラム9aに導くための折り
返しミラーである。また、15は画像形成装置1本体の底
面と平行に配置された制御部となる電装基板である。
【0038】次に画像形成装置1の画像形成動作につい
て説明する。図示しないホストコンピュータからプリン
ト信号が入力されると、一様に帯電された感光体ドラム
9a表面上にスキャナユニット13から出射された画像情
報に応じたレーザ光Lが照射されて静電潜像が形成さ
れ、更に現像装置から現像剤であるトナーが供給されて
トナー画像として現像される。
【0039】一方、シートカセット6に収容された転写
紙Pが給送ローラ5により分離給送されて取り出され、
レジストローラ対7によって感光体ドラム9a表面上の
トナー画像と先端タイミングを合わされて搬送され、転
写ローラ8により感光体ドラム9a表面上に形成された
トナー画像が転写紙Pへ転写される。
【0040】そして、定着器10によって転写紙P上のト
ナー画像が定着された後、排出ローラ対11,12によって
搬送、排出され、フェースダウン排出ローラ対12により
排出された転写紙Pはシート排出積載部3に積載され
る。
【0041】図3に示すシート押さえ手段4は本発明を
実施する上での最もシンプルな形態例である。図3に示
したように、薄板で形成されたフラグ部材4aが画像読
取装置2の底面2aに設けられたフラグ支持部2bに対
して回動軸4bを中心に回動自在に軸支されており、シ
ート排出積載部3に排出されて来た転写紙Pがフラグ部
材4aを押し回して該シート排出積載部3の所定の位置
に載置され、該フラグ部材4aの自重により転写紙Pの
変形を押さえる。
【0042】図1に示すように複写機型マルチファンク
ションデバイスからなる画像形成装置1は、画像読取装
置2本体が画像形成装置1のシート排出積載部3全域を
覆っており、シート排出積載部3に排出された転写紙P
の4隅を4箇所に配置した各シート押さえ手段4のフラ
グ部材4aにより押さえるように構成している。
【0043】シート排出積載部3に排出された転写紙P
の4隅を押さえることによって、後から排出された転写
紙Pが前の転写紙Pを押し出す現象と、転写紙Pの先端
が持ち上がって画像読取装置2本体の底面2aに接触し
てしまう現象の両方を防止することが出来る。
【0044】また、図3に示すように、画像読取装置2
本体の底面2aに設けられたフラグ支持部2bにはフラ
グ部材4aの回動軸4bを受ける軸受部に連続する切り
欠き2cが形成されており、この切り欠き2cを利用し
て回動軸4bをフラグ支持部2bから脱離することが出
来るようになっている。
【0045】このように、フラグ部材4aを着脱自在な
構成としたことで、カールの大きい転写紙Pを使用する
ユーザだけがフラグ部材4aをフラグ支持部2bに装着
してシート押さえ手段4を使用するという設定も可能で
ある。
【0046】図4は画像読取装置2本体の底面2aにフ
ラグ部材4aを設けた場合と、画像形成装置1本体の転
写紙Pを排出する排出口16の近傍に同様な構成のフラグ
部材17を設けた場合の比較例である。
【0047】図4(a)に示すように、画像読取装置2
本体の底面2aにフラグ部材4aを回動自在に支持させ
た場合と、図4(b)に示すように、画像形成装置1の
排出口16近傍にフラグ部材17を回動自在に支持させた場
合との最も大きな違いは、前者が画像読取装置2がシー
ト排出積載部3の上空に形成している閉空間の所望の位
置にシート押さえ手段4を設置して転写紙Pの所望の位
置を押さえることが可能であるのに対して、後者は排出
口16近傍にしか配置出来ないため転写紙Pの先端側を押
さえることが困難であることにある。
【0048】また、更なる違いはフラグ部材4aと、フ
ラグ部材17との回転半径の大きさの違いである。図4
(a)はシート排出積載部3上空の画像読取装置2本体
の底面2aにフラグ支持部2bを設けて、該フラグ支持
部2bにフラグ部材4aを回動自在に取り付け、該フラ
グ部材4aの自重により転写紙Pの後端を押さえようと
した場合であり、図4(b)は画像形成装置1の排出口
16近傍にフラグ支持部1aを設けて、該フラグ支持部1
aにフラグ部材17を回動自在に取り付け、該フラグ部材
17の自重により転写紙Pの後端を押さえようとした場合
である。
【0049】図4(a),(b)でも明らかなように画
像読取装置2本体の底面2aに取り付けたフラグ部材4
aと、画像形成装置1本体の排出口16近傍に取り付けた
フラグ部材17とでは、その取付構造の違いから回転半径
が異なってくる。
【0050】転写紙Pによってはカールに剛性があるた
め、強い力を加えないと押さえることが出来ない場合が
ある。一方、排出されてくる転写紙Pの先端に負荷を与
えすぎると、転写紙Pが傷ついたりジャムの原因になっ
たりする。
【0051】図4(a)の場合は、フラグ部材4aの回
転中心が高い位置にあり、転写紙Pの先端がフラグ部材
4aの回転中心から遠い位置で衝突する(当たる位置が
回転半径が大きい位置)ため、フラグ部材4aがある程
度重量のある部品であっても転写紙Pの先端が受ける抵
抗は小さくて済み、軽い力で押し動かすことが出来る。
【0052】また、転写紙Pの先端がフラグ部材4aを
通り過ぎれば、フラグ部材4aはその自重により十分な
力を持って転写紙Pの端部を押さえることが出来る。
【0053】一方、図4(b)のようにフラグ部材17の
回転中心が低い位置にあると、転写紙Pの先端はフラグ
部材17の回転中心にかなり近い位置で衝突することにな
り、転写紙Pの先端が受ける抵抗は大きい。そのため、
排出されてくる転写紙Pの先端に負荷を与えすぎて転写
紙Pが傷ついたりジャムの原因になる虞がある。
【0054】従って、画像読取装置2本体の底面2aに
シート押さえ手段4を設けることで、転写紙Pの搬送に
対する負荷をより小さく抑えたまま、且つ、転写紙Pの
カールによる変形を押さえる方向には十分な押さえ力を
付与してカールを防止し、転写紙Pの落下やジャムを防
止することが出来る。
【0055】次に図5〜図7を用いて本発明に係る画像
形成装置の第2実施形態の構成について説明する。図5
はシート押さえ手段の第2実施形態の構成を示す斜視説
明図、図6は第2実施形態のシート押さえ手段によりシ
ートが押さえられる様子を示す図、図7は第2実施形態
のシート押さえ手段に設けられたフラグによりシート排
出積載部内に排出されたシートの有無及び積載量を検知
する様子を示す図である。
【0056】本実施形態では、シート押さえ手段4によ
りシート排出積載部3に排出積載された転写紙Pの有無
検知、或いは積載量検知を同時に行なうことが出来るよ
うに構成したものである。
【0057】本実施形態のシート押さえ手段4としては
図5の矢線a方向に排出されてきた転写紙Pの後端を押
さえるシート押さえ手段4として針金等をクランク状に
折り曲げて形成された押さえ部材21が画像読取装置2本
体の底面2aに設けられた図示しない軸受部により回動
自在に軸支されている。
【0058】押さえ部材21には、該押さえ部材21を中心
にして回転自在なコロ22が転写紙Pの幅方向に所定の間
隔で設けられている。このコロ22はシート排出積載部3
の積載面に形成された溝23と転写紙Pの幅方向の位置を
一致させて配置してある。
【0059】また、押さえ部材21の端部には転写紙Pの
有無検知、或いは積載量検知を行なう図示しない光セン
サの光路を遮断するセンサフラグ24が取り付けられてい
る。
【0060】そして、シート排出積載部3の積載面に転
写紙Pがない時は、コロ22は夫々溝23に落ち込み、押さ
え部材21は図6及び図7に示すAの位置にある。また、
シート排出積載部3の積載面に転写紙Pが1枚でもある
時は、コロ22は溝23に落ち込まず、押さえ部材21は図6
及び図7に示すBの位置にある。
【0061】また、シート排出積載部3の積載面に転写
紙Pが多数枚積載されると、押さえ部材21は図7に示す
Cの位置まで持ち上がる。
【0062】センサフラグ24は図7に模式的に示したよ
うに、押さえ部材21の回動位置によって共に位置が変わ
る。このセンサフラグ24の位置を画像読取装置2内の電
気基板25上に設けた図示しない光センサで検知すれば、
シート排出積載部3の積載面に転写紙Pが有り、或いは
無し、或いは転写紙Pが満載等の各種の積載状態が検知
可能である。
【0063】尚、本実施形態では、針金で形成された押
さえ部材21の一例について説明したが、樹脂製や他の種
々の材質の押さえ部材21を用いても良い。
【0064】また、前記各実施形態では、画像形成装置
1がレーザビームプリンタで構成された場合の一例につ
いて説明したが、LED(赤外線発光ダイオード)プリ
ンタを用いたマルチファンクションデバイスやアナログ
式の電子写真複写機として構成しても良い。
【0065】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、画像形成装置本体の上面に画像が形成された
シートを排出して積載するシート排出積載部を有し、該
シート排出積載部よりも更に上方に画像読取装置を具備
する画像形成装置において、画像読取装置本体の底面で
あって、シート排出積載部の上方にシート押さえ手段を
設けることにより、画像読取装置が配置されたことによ
り形成されたシート排出積載部の閉空間内でのシートの
カールを効果的に押さえることが可能になる。
【0066】また、シート押さえ手段を画像読取装置本
体の底面に設けることで、画像読取装置によって形成さ
れた閉空間のどの場所でもシート排出積載部に排出され
たシートを押さえることが出来るため、例えば、シート
後端のみならずシート先端のカールをも押さえることが
可能となる。これによって排出されたシートのカールに
起因する問題を効率よく抑制することが出来る。
【0067】また、シート押さえ手段を設けたことによ
り、これを用いて同時にシート排出積載部に排出された
シートの有無の検知や積載量の検知、或いは満杯の検知
等の機能を追加することが容易に出来、部品を削減して
コストダウンを図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成を示す外観斜
視図である。
【図2】画像形成装置本体の構成を示す断面説明図であ
る。
【図3】シート押さえ手段の第1実施形態の構成を示す
図である。
【図4】第1実施形態のシート押さえ手段によりシート
が押さえられる様子を示す比較図である。
【図5】シート押さえ手段の第2実施形態の構成を示す
斜視説明図である。
【図6】第2実施形態のシート押さえ手段によりシート
が押さえられる様子を示す図である。
【図7】第2実施形態のシート押さえ手段に設けられた
フラグによりシート排出積載部内に排出されたシートの
有無及び積載量を検知する様子を示す図である。
【図8】従来例の課題を説明する図である。
【図9】従来例の課題を説明する図である。
【図10】従来例の課題を説明する図である。
【図11】従来例の課題を説明する図である。
【図12】従来例の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、1a…フラグ支持部、2…画像読取
装置、2a…底面、2b…フラグ支持部、2c…切り欠
き、3…シート排出積載部、4…シート押さえ手段、4
a…フラグ部材、4b…回動軸、5…給送ローラ、6…
シートカセット、7…レジストローラ対、8…転写ロー
ラ、9…プロセスカートリッジ、9a…感光体ドラム、
10…定着器、10a…板状発熱体、10b…ホルダ、10c…
ステー、10d…加圧ローラ、11…排出ローラ対、12…フ
ェースダウン排出ローラ対、13…スキャナユニット、13
a…ミラー、14…折り返しミラー、15…電装基板、16…
排出口、17…フラグ部材、21…押さえ部材、22…コロ、
23…溝、24…センサフラグ、25…電気基板、L…レーザ
光、P…転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 DA01 DA05 DA18 DA24 DA32 EA04 2H072 AA09 AA17 AA26 FB01 HB05 HB07 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA04 BA23 CB03 CB04 CB12 DA09 DC09 DC13 EB40 3F054 AA01 AC02 AC03 AC05 BA02 BG02 CA08 CA10 CA11 CA23 DA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体の上面に画像が形成さ
    れたシートを排出して積載するシート排出積載部を有
    し、該シート排出積載部よりも更に上方に画像読取装置
    を具備する画像形成装置において、 前記画像読取装置本体の底面に前記シート排出積載部内
    に排出されたシートを押さえるシート押さえ手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記シート押さえ手段により前記シート
    排出積載部内に排出されたシートの有無及び/または積
    載量を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
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