JP2000003083A - 電子写真式画像形成装置 - Google Patents
電子写真式画像形成装置Info
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Abstract
排紙積載部とを隣接して備える電子写真式画像形成装置
において、熱定着部と排紙積載部間を仕切る立ち壁が高
温に熱せられて変形したり立ち壁に触れてやけどしたり
することを防止する。 【解決手段】 画像転写後の用紙を定着ローラ37と加
圧ローラ38間に通して用紙上の画像を定着する熱定着
部25と、熱定着部25を収納し、画像定着後の用紙を
排紙口40から排出する排出部27を設ける。排出部2
7と隣接して上外装カバー31には、記録済用紙をスタ
ックする排紙積載部30を設ける。さらに、上外装カバ
ー31に、その一部を立ち上げて複数の通気穴35を有
する立ち壁39を設け、その立ち壁で排紙積載部30と
熱定着部25との間を仕切る。そして、立ち壁30bの
通気穴35を通して通気を行い、熱定着部25で熱せら
れた空気をプリンタ本体10の外へ排出する。
Description
を用いた複写機・プリンタ・ファクシミリやそれらの複
合機など、電子写真方式を用いて像担持体上に画像を形
成し、その画像を転写して用紙に記録を行う画像形成装
置に関する。
排紙経路を短くして記録スピードを早め、またマシン全
体を小型にすべく、図9に示すように、プリンタ本体1
上に排紙積載部2を設けるとともに、それに隣接して記
録済用紙の排出部3を上向きに突出して設け、その排出
部3内に熱定着部5を収納して備える構成としたものが
ある。
定着部5を、ヒータを内蔵した定着ローラ5aとそれに
押し当てる加圧ローラ5b等で構成し、排紙積載部2上
に画像面を下にして排出するタイプのものでは、定着ロ
ーラ5aを排紙積載部2との間を仕切る立ち壁6側に設
ける構成とする。
着部5へ搬送されると、その用紙を定着ローラ5aと加
圧ローラ5b間に通して熱と圧力を加え、記録済用紙上
の画像を定着し、その画像定着後は、すぐに用紙を複数
の排紙ローラ4で排紙口7から矢示するように排出し、
排紙積載部2のスタック面2a上に順次スタックしてい
た。
のように熱定着部5を排出部3内に収納して設けると、
熱定着部5が立ち壁6に近接することになるため、立ち
壁6が熱定着部5から発する熱で高温に熱せられて変形
してしまうことがある。また、立ち壁6が変形しないま
でも、熱い立ち壁6に触れてやけどするなど、危険であ
るという課題があった。
の発明の電子写真式画像形成装置は、たとえば以下の図
1〜図3を用いて説明する実施の形態のとおり、記録済
用紙20に熱を加えてその用紙20上の画像を定着する
熱定着部25と、該熱定着部25を収納し、その熱定着
部25で画像定着後の記録済用紙20を排出する排出部
27と、その排出部27で排出する記録済用紙を順次ス
タックする画像形成装置本体上の排紙積載部30と、そ
の排紙積載部30と前記熱定着部25との間に設け、通
気穴35を有する立ち壁39とを備える、ことを特徴と
する。
通気を行い、熱定着部25で熱せられた空気を、画像形
成装置本体の外に排出する。
の電子写真式画像形成装置において、たとえば以下の図
7を用いて説明する実施の形態のとおり、前記立ち壁3
9に前記通気穴35を複数設け、それら通気穴35の開
口面積を、排気ファン45から遠くなるに従って順次大
きく形成してなる、ことを特徴とする。
各通気穴45からほぼ均等に外気を取り入れて通気を行
う。
成装置は、たとえば以下の図4を用いて説明する実施の
形態のとおり、記録済用紙20に熱を加えてその用紙2
0上の画像を定着する熱定着部25と、該熱定着部25
を収納し、その熱定着部25で画像定着後の記録済用紙
20を排出する排出部27と、その排出部27で排出す
る記録済用紙20を順次スタックする画像形成装置本体
上の排紙積載部30と、その排紙積載部30と前記熱定
着部25との間に設け、外面を上向きに傾斜させて下部
側を前記熱定着部25から遠ざけてなる立ち壁39とを
備える、ことを特徴とする。
成装置は、たとえば以下に図5および図6を用いて説明
する実施の形態のとおり、記録済用紙20に熱を加えて
その用紙20上の画像を定着する熱定着部25と、該熱
定着部25を収納し、その熱定着部25で画像定着後の
記録済用紙20を排出する排出部27と、その排出部2
7で排出する記録済用紙20を順次スタックする画像形
成装置本体上の排紙積載部30と、その排紙積載部30
と前記熱定着部25との間に設け、外面wに複数のリブ
50をそれぞれ縦方向に設ける立ち壁39とを備える、
ことを特徴とする。
出して排紙積載部30にスタックするとき、その記録済
用紙20の排紙方向後端縁をリブ50に当てて揃える。
明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明の
一例であるレーザプリンタの全体概略構成を示す。図中
符号10は、プリンタ本体である。プリンタ本体10に
は、その内部の正面(図中左側)寄りに、感光体ドラム
12を設ける。
向(時計方向)に回転する。そして、はじめに表面をロ
ーラ状の帯電部13で一様に帯電し、次いで光書込み部
14からレーザ光Lを照射して書込みを行い、感光体ド
ラム12の表面に静電潜像を形成する。
に、現像部11に備える現像スリーブ15でトナー室1
6内のトナーtを付着して感光体ドラム12上の静電潜
像を現像する。
付勢部材でその給紙ローラ18に押し当てる給紙カセッ
ト19内の用紙20を上から順に繰り出し、分離パッド
21で分離して1枚ずつ送り出し、レジストローラ対2
2間に突き当てて止める。そして、前述した感光体ドラ
ム12上の画像にタイミングを合わせてレジストローラ
対22を回転し、感光体ドラム12の正面側に搬送し、
そこでローラ状の転写部23で感光体ドラム12上の画
像をその用紙20に転写する。
定着部25で熱と圧力を加えてトナー画像を定着して
後、その画像面を下にして図中矢印Aで示す方向に排出
してプリンタ本体10上に順次スタックする。
その回転とともにクリーニングブレード29で残留トナ
ーを除去し、再度の帯電部13による帯電に備える。
2に示すように、プリンタ本体10上に設ける上外装カ
バー31に、凹状に排紙積載部30を設ける。また、そ
の排紙積載部30の図中左の正面側に隣接して排出部2
7を設けてなる。
中央後側から正面側に向かうに従い漸次低く傾斜するス
タック斜面30aを設けてなる。
きに突出して設ける前外装カバー36で内部を被って形
成し、前外装カバー36内に排紙ローラ41・42・4
3などを備えて構成する。そして、それら排紙ローラの
排紙方向下流に、排紙口40を横長に形成してなる。
出部27の前外装カバー36内に、上述した熱定着部2
5を収納して設ける。
た定着ローラ37と、定着ローラ37に不図示の付勢手
段で付勢して押し当てる加圧ローラ38を備える。そし
て、定着ローラ37側を、上述した排紙積載部30と熱
定着部25間を仕切る立ち壁39に近接させて配してな
る。
装カバー31の正面側端部を曲げて垂直に立設する。こ
の立ち壁39には、複数の通気穴35を設ける。各通気
穴35は、たとえば縦長な楕円形状の貫通穴で形成す
る。
くても貫通した穴であればよく、複数でなくても、大き
さの貫通穴1つで形成してもよい。また、記録済用紙が
通過できない穴で、安全上、指が簡単に入らない穴形状
であることが望ましい。
搬送されると、その用紙20を定着ローラ37と加圧ロ
ーラ38間に通してそれらで熱と圧力を加え、画像転写
後の用紙20上の画像を定着し、その定着後の用紙20
を排紙ローラ41・42・43で排紙口40から排紙方
向Aへ排出し、順次スタック斜面30a上に落す。スタ
ック斜面30a上に落ちた用紙20は、その斜面30a
上を自重ですべり落ちて立ち壁39に後端縁が突き当た
り、その後端縁を揃えてスタックされる。
時、不図示の排気ファンを作動して通気穴35から空気
を取り入れて通気を行い、熱定着部25で熱せられた空
気を、プリンタ本体10の外に排出する。稼動後も、熱
定着部25の余熱で熱せられた空気を、通気穴35を通
してプリンタ本体10の外へと逃がす。こうして熱定着
部25から発する熱で立ち壁39が熱せられて変形した
り、やけどしたりするほど高温になることを防止する。
気を行うことにより、周辺の前外装カバー36や上外装
カバー31の内面に水滴が付着することも防止すること
ができる。
穴35を設けることにより、熱定着部25の熱で立ち壁
39が熱くなることを防止するが、たとえば図4に示す
ように、立ち壁39を、その外面wを上向きに傾斜させ
て設ける構成にすることもできる。そして、立ち壁39
の上縁を排紙口40位置のままとする一方、下部側を熱
定着部25から排紙積載部30側へ漸次遠ざかるように
形成する。
の定着ローラ37との間の間隔Sを広げてその間を通る
気流を流れやすくする。また、間隔Sを広くあけて空気
の断熱層を厚くし、それだけ熱定着部25から立ち壁3
9へ熱を伝わりにくくする。
る記録済用紙20は、通常、熱定着部25で定着直後の
ため、かなり熱く、そのため、後端縁が立ち壁39に当
った状態で積載されると、熱定着部25の熱に加え、そ
れら積載用紙の熱によっても立ち壁39が熱くなってし
まう。
壁39における排紙積載部30側の外面wに、複数のリ
ブ50を縦方向に設ける構成にすることもできる。
を、図4に示した例と同様に傾斜して設け、その立ち壁
39の外面wにリブ50を設ける。リブ50は、後述す
る図6で示すものと同様に、それぞれ下端側が漸次幅広
となる板片状に形成してなる。
出時、その用紙がスタック斜面30a上に落下すると、
その斜面に沿って自重ですべり落ちるが、このとき、そ
の用紙の後端縁がリブ50に突き当たり、その後端縁を
揃えて順次スタックされる。このように定着直後の熱い
スタック用紙20をリブ50に当て、立ち壁39に直接
当てないことにより、積載用紙の熱で立ち壁39が熱く
なることを防止する。
間の隙間に空気層が形成されるため、その空気層で立ち
壁39を冷却しやすくする。
に、立ち壁39は、図5に示すように傾斜させて設ける
ことが好ましいが、垂直に立てて形成してもよい。
仮に垂直に形成する場合は、たとえば図6に示すよう
に、立ち壁39には、前述のような複数の通気穴35を
設けるとよい。その場合、通気穴35をあけた立ち壁3
9の外面wにリブ50を設けることで、積載したスタッ
ク用紙20で通気穴35を塞ぐことを防止する利点もあ
る。
通気穴35を設ける場合は、次に図示する例のように、
それら通気穴35の開口面積を、排気ファンから遠くな
るに従って順次大きくする構成にすることが好ましい。
10の図中手前の側部正面寄りに排気口44をあけ、そ
の排気口44位置に排気ファン45を設ける場合、複数
の通気穴35の開口面積を、排気ファン45から遠くな
るに従って順次大きく形成する。
ファン45を作動し、各通気穴35から空気を取り入れ
て通気を行う。そのとき、排気ファン45で通気穴35
から外気を吸引する力は、排気ファン45から遠くなる
ほど弱まるが、それに従って通気穴35の開口面積を大
きくしているため、各通気穴35からは、排気ファン4
5からの距離に関係なく、等しく外気が取り入れられ
る。
排出するとき、その用紙がスタック斜面30a上に落下
すると、その斜面に沿って自重ですべり落ちるが、場合
によって、用紙20がスタック斜面30aとの間の摩擦
により途中で止まって後端縁が立ち壁39の外面wまで
達せず、そのために不揃いの状態でスタックされてしま
うことがある。
9を設ける場合、たとえば図8に示す例のように、上外
装カバー31を、記録済用紙20を排紙口40から排出
したときにその後端縁が落下する位置Bで立ち上げて、
立ち壁39を傾斜して設ける構成にするとよい。
位置Bは、たとえばユーザの使用頻度が一般的に多いA
3〜B5の用紙の平均的落下位置とする。
0を排出するとき、その用紙がスタック斜面30a上に
落下すると、ほとんどスタック斜面30a上をすべるこ
となく、そのまま立ち壁39の外面wに後端縁が当た
り、その後端縁を揃えて順次スタックされる。
を設ける場合には、同様に後端縁を揃えて記録済用紙2
0をスタックすべく、たとえば図5に示すように、記録
済用紙20を排出したとき後端縁の同様な前記落下位置
Bに、下端縁が位置するようにリブ50を立ち壁39に
設けるとよい。
れば、排紙積載部と熱定着部との間の立ち壁に通気穴を
あけ、その通気穴を通して通気を行い、熱定着部で熱せ
られた空気を画像形成装置本体の外に排出するため、従
来のように立ち壁が熱定着部からの熱で高温に熱せられ
て変形することを防止することができる。また、立ち壁
に触れてやけどなどの危害を蒙る問題もなくすことがで
きる。
複数の通気穴の開口面積を、排気ファンから遠くなるに
従って順次大きく形成するため、排気ファンからの距離
に関係なく等しく通気を行うこともできる。
を、その外面を上向きに傾斜させて下部側を熱定着部か
ら遠ざけて設けることにより、立ち壁の下部側と熱定着
部間の間隔を広げてその間を通る気流を流れやすくし、
また、その間で空気の断熱層を厚くすることにより、同
様に、従来のように立ち壁が熱定着部の熱で高温に熱せ
られて変形することを防止することができ、また、立ち
壁に触れてやけどなどの危害を蒙る問題もなくすことが
できる。さらに、立ち壁の外面を上向きに傾斜させて下
部側だけを熱定着部から遠ざける構成のため、その熱定
着部と排紙積載部間の排紙経路が長くなることがなく、
これにより、記録スピードのアップやマシン全体の小型
化を阻害することもない。
排紙積載部側の外面に複数のリブを設け、記録済用紙を
排出して排紙積載部にスタックするとき、記録済用紙を
後端縁をリブに当てて揃え、画像定着直後の熱いスタッ
ク用紙が立ち壁に直接当たらないようにするため、それ
ら積載用紙の熱で立ち壁が熱くなることを防止すること
ができ、その結果、熱定着部の熱に加えてスタック用紙
の熱で立ち壁が高温になって変形することを防止し、ま
た、その立ち壁に触れてやけどなどの危害を蒙る問題を
なくすことができる。
るレーザプリンタの全体概略構成図である。
観斜視図である。
部と排紙積載部を示す縦断面図である。
な部分の縦断面図である。
態において示す図3と同様な部分の縦断面図である。
図である。
て示す図4と同様な部分の縦断面図である。
出部と排紙積載部を示す縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 記録済用紙に熱を加えてその用紙上の画
像を定着する熱定着部と、 該熱定着部を収納し、その熱定着部で画像定着後の記録
済用紙を排出する排出部と、 その排出部で排出する記録済用紙を順次スタックする画
像形成装置本体上の排紙積載部と、 その排紙積載部と前記熱定着部との間に設け、通気穴を
有する立ち壁と、 を備える、電子写真式画像形成装置。 - 【請求項2】 前記立ち壁に前記通気穴を複数設け、そ
れら通気穴の開口面積を、排気ファンから遠くなるに従
って順次大きく形成してなる、請求項1に記載の電子写
真式画像形成装置。 - 【請求項3】 記録済用紙に熱を加えてその用紙上の画
像を定着する熱定着部と、 該熱定着部を収納し、その熱定着部で画像定着後の記録
済用紙を排出する排出部と、 その排出部で排出する記録済用紙を順次スタックする画
像形成装置本体上の排紙積載部と、 その排紙積載部と前記熱定着部との間に設け、外面を上
向きに傾斜させて下部側を前記熱定着部から遠ざけてな
る立ち壁と、 を備える、電子写真式画像形成装置。 - 【請求項4】 記録済用紙に熱を加えてその用紙上の画
像を定着する熱定着部と、 該熱定着部を収納し、その熱定着部で画像定着後の記録
済用紙を排出する排出部と、 その排出部で排出する記録済用紙を順次スタックする画
像形成装置本体上の排紙積載部と、 その排紙積載部と前記熱定着部との間に設け、外面に複
数のリブをそれぞれ縦方向に設ける立ち壁と、 を備える、電子写真式画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18560498A JP3919139B2 (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 電子写真式画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18560498A JP3919139B2 (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 電子写真式画像形成装置 |
Publications (2)
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JP3919139B2 JP3919139B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=16173716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18560498A Expired - Lifetime JP3919139B2 (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 電子写真式画像形成装置 |
Country Status (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015125230A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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JP2016177307A (ja) * | 2016-05-17 | 2016-10-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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-
1998
- 1998-06-16 JP JP18560498A patent/JP3919139B2/ja not_active Expired - Lifetime
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