JP5408547B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらを備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置は、一般的には、定着ローラとこの定着ローラに当接する加圧ローラを有する定着装置と、排出ローラと、この排出ローラと協働して用紙を機器外側へ送る従動ローラを有する排紙手段と、前記排出手段によって機器外へ排出された用紙を載置する排紙トレイとを備える。
排紙トレイに排出された用紙のなかには、カールが生じているものがある。カールは、定着ローラと加圧ローラとのニップ形状に起因するカールの他、定着装置にて受ける熱ストレスによって生じるカールがある。特に後者の場合、紙質あるいは雰囲気温度によって、用紙の両サイドから、排紙方向に対して直交する方向に円弧状になるカールが生じる。そのため、次に排紙トレイに排出される用紙の先端(下流端)が、先に排出されて円弧状にカールした用紙の後端(上流端)に当接する。これによって、先の用紙が排紙トレイから押し出される、いわゆる用紙のスタック不良が発生する。この現象は、特に、図9に示すように、用紙50をそのトナー画像面20を表にして排出するフェイスアップ排出の場合で、トナーの付着量が多く高黒化率の画像を出力した場合で顕著な問題となる。この図9はベタ画像を従来の定着装置で定着した場合の用紙カールの形態を示す。定着装置で加熱された後、トナーおよび用紙50は冷やされると収縮するが、トナー樹脂の収縮が大きいため、平面状の用紙50Aが、矢印方向に円弧状にカールするカール用紙50Bとなる。
ところで、定着装置は、図8に示すように、定着ローラ31と加圧ローラ32とを備える。定着ローラ31は、芯金(鉄製)31aの上に、ゴム層31bで被覆された弾性ローラである。加圧ローラ32も芯金(鉄製)32aの上に、ゴム層32bで被覆された弾性ローラである。また、定着ローラ31には、ヒータ35が内有されている。そして、用紙50は、この定着装置よりも下流側に配設された排紙ローラ対33(排紙駆動ローラ33aと従動ローラ33bとからなる)の合流点Q(排紙駆動ローラ33aと従動ローラ33bとの接触点)に噛み込んで搬送される。また、加圧ローラ32が定着ローラ31よりも見かけ硬度が硬く設定されている。このため、加圧ローラ32の弾性層よりも定着ローラ31の弾性層が大きく弾性変形し、ニップ形状は加圧ローラ32に対して巻き付き角度θで曲率ニップとなっている。そのため、そのままでは用紙50は、加圧ローラ32側すなわち裏面側にカールすることとなる。これが前記した定着ローラと加圧ローラとのニップ形状に起因するカールである。
このため、従来には、次の特許文献1から特許文献3に示すように用紙にカールを生じさせないようにしたものがある。特許文献1では、排出ローラ近傍に設けた押え部材によって用紙後部に接触させる構成としている。また、特許文献2では、排紙トレイに可動ガイドを設け、用紙先端が可動ガイドに突入する構成としている。さらには、特許文献3では、排出ローラと従動ローラと用紙を排出ローラと従動ローラとから排出された用紙の後端をトレイ側へ押圧する押圧部材を備えたものとしている。
しかしながら、前記各特許文献1から特許文献3に記載のものでは、トナー画像面を表面に排出するフェイスアップ排出に伴う用紙両側端部が円弧状に丸まるサイドカールについては防止できなかった。すなわち、特許文献1から特許文献3に記載のものでは、定着ローラと加圧ローラとの間から排出しながらカールを抑える構成のため、用紙の排出後のトナー層の収縮により、徐々に用紙両端が画像面側にカールしてくるフェイスアップのサイドカールが防止できないからである。
本発明は、斯かる事情に鑑み、用紙両端部が円弧状に丸まるサイドカールを防止できる画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明の画像形成装置は、定着装置と、用紙を機器外側へ送る排出手段と、前記排出手段によって機器外へ排出された用紙を載置する排紙トレイとを備えた画像形成装置であって、前記定着装置は、定着回転体とこの定着回転体に当接する加圧回転体とを備え、加圧回転体の表面の見かけ硬度を定着回転体の表面の見かけ硬度よりも硬く設定するとともに、定着回転体と加圧回転体との間の入口点と加圧回転体の中心とを結ぶ線分と、定着回転体と加圧回転体との間の出口点と加圧回転体の中心とを結ぶ線分とが成す角度をθとし、前記出口点と排出手段における排出ローラと従動ローラが当接する点とを結ぶ線分と、前記出口点における加圧回転体の接線とが成す角度をβとするとき、β/θ=0〜1の範囲になるように設定し、かつ、用紙の両側端部を前記排紙トレイの用紙受面に押し付けるとともに、用紙の下流側への搬送を許容する押し付け手段を前記排紙トレイに設け、前記定着装置から前記押し付け手段までの直線状の用紙搬送経路とするものである。
本発明の画像形成装置によれば、用紙先端部(用紙下流部)に形成されるカール部によって、搬送方向と直交する方向に対する剛性(用紙の幅方向の剛性)が向上して、ベタ画像などのトナーの収縮による円弧状のカール(サイドカール)を防止することができる。また、排紙トレイにおいては、用紙の両側端部を押し付け手段にて押さえることができ、用紙の側端部におけるサイドカールを防止できる。また、β/θ=0〜1の範囲になるように設定することによって、ニップ出口点を支点にしてニップの巻き付き角度θとは反対方向に角度βで曲げられ、その結果、用紙先端(用紙下流)を除き、用紙は加圧ローラ側とは反対方向に矯正されることになる。
定着回転体と加圧回転体とが配置された部位から排出手段までの用紙の搬送を案内するガイド部材を備え、定着回転体と加圧回転体との間の出口点における加圧回転体の接線と、前記ガイド部材のガイド方向とが成す角度をαとしたときに、α=10°〜20°とするのが好ましい。このように設定することによって、用紙先端(用紙下流)に対する負荷が低減できる。
前記押し付け手段は、用紙の両側端部に、それぞれ、搬送方向に沿って所定ピッチで配設される複数個の押し付け部材を有し、各押し付け部材を、用紙の搬送方向と直交する方向に沿って配設される枢支軸廻りに揺動可能に排紙トレイに付設したものが好ましい。
このように設定することによって、押し付け部材の自重によって用紙の側端部を押さえることができ、紙の側端部におけるサイドカールを安定して防止できる。
前記各押し付け部材は用紙に対して傾斜した状態で自重で押圧し、各押し付け部材を、その傾斜角度が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置することができる。このように設定することによって、下流側に向かって用紙先端部(用紙下流部)との当接負荷を小さくできる。
各押し付け部材を、用紙への押圧力が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置することができる。このように設定することによっても、下流側に向かって用紙先端(用紙下流部)との当接負荷を小さくできる。
前記各押し付け部材は、その用紙押し付け部が用紙に対して転動するころ部材にて構成されたものが好ましい。このように、用紙押し付け部がころ部材にて構成されれば、用紙との摺動負荷を低減できる。
前記各押し付け部材の用紙押し付け部が摩擦低減材にて構成されたものであってもよい。このようなものであっても、用紙との摺動負荷を低減できる。
本発明の画像形成装置としては電子写真装置がある。
本発明の画像形成装置では、トナーの収縮による円弧状のカール(用紙先端部におけるサイドカール)を防止することができ、また、排紙トレイにおいては用紙の側端部におけるサイドカール(用紙後端部におけるサイドカール)を防止できる。このため、用紙のスタック不良等の発生を抑えることができ、用紙を安定した状態で順次排紙トレイに供給することができる。
β/θ=0〜1の範囲になるように設定することによって、用紙先端部(用紙下流部)には加圧ローラ側へのカールが形成されるとともに、用紙先端部以外の加圧ローラへ巻き付け方向のカールを除去できる。これにより、トナーの収縮による円弧状のカール(サイドカール)を有効に防止できる。
α=10°〜20°とすることによって、用紙先端部(用紙下流部)に対する負荷が低減でき、用紙の座屈や用紙ジャム(用紙が詰まってしまうこと)を防止できる。
各押し付け部材が枢支軸廻りに揺動可能に排紙トレイに付設されるものでは、紙の側端部におけるサイドカールを安定して防止できる。すなわち、べタ画像などトナーの収縮によって発生する用紙両側端の円弧状のサイドカールが排紙トレイ上で生じようとしても、押し付け部材によって妨げられ、サイドカールを安定して防止できる。
押し付け部材の傾斜角度が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置したり、用紙への押圧力が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置したりすることによって、下流側に向かって用紙先端部(用紙下流部)との当接負荷を小さくでき、用紙先端部(用紙下流部)のいわゆる耳折れや排紙ジャムを防止できる。
押し付け部材の用紙押し付け部にころ部材や摩擦低減材を用いることによって、用紙との摺動負荷を低減でき、用紙先端のいわゆる耳折れや排紙ジャムを防止できる。
本発明の電子写真装置では、定着ローラと加圧ローラの曲率ニップ形状に起因するカールを防止するとともに、ベタ画像などトナーの収縮による排紙トレイ上での用紙のサイドカールを防止することができる。
本発明の画像形成装置の定着装置の簡略図である。 前記図1に示す定着装置を用いた画像形成装置である電子写真装置の全体簡略図である。 前記図1に示す定着装置において用紙が搬送されている状態を示す要部簡略図である。 前記電子写真装置の排紙トレイの斜視図である。 押し付け部材の変形例を示す簡略図である。 カール部が形成された状態の用紙を示す斜視図である。 カール部が形成された状態であって、ベタ画像を定着した用紙を示す斜視図である。 従来の定着装置の簡略図である。 ベタ画像を従来の定着装置で定着させた場合の用紙がカールしていく状態を示す簡略斜視図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
図2は本発明の一実施形態における画像形成装置の概略構成図である。この場合の画像形成装置は、カラー電子写真装置であって、機枠体(画像形成装置本体)の内部に、プロセス手段を内蔵する画像形成部51a,51b,51c,51dが横方向に配置されている。各画像形成部51a,51b,51c,51dの下部にはベルト搬送ローラ61,62が配設され、これらのローラ61,62に無端状の転写ベルト60が掛け渡されている。転写ベルト60は、駆動モータ(図示省略)により搬送ローラを矢印A1方向に回転させることによって、駆動される。
転写ベルト60の下方には用紙カセット70が配置され、この用紙カセット70には被記録材である用紙50(図4等参照)が収納される。用紙カセット70に収納された用紙50は、給紙ローラ71によりこの用紙カセット70から搬出される。また、給紙ローラ71と転写ベルト60との間にはレジストローラ対72と、搬送ローラ対73とが配設されている。用紙カセット70から搬出された用紙は、レジストローラ対72によって斜行が補正される。搬送ローラ対73は、画像形成部51a,51b,51c,51dと同期どりを行って転写ベルト60上に搬送する。
画像形成部51a、51b、51c、51dは、像担持体である感光体ドラム52a、52b、52c、52d(矢印B方向に回転する)を有し、その周囲にプロセス手段を構成する帯電ローラ53a、53b、53c、53dと、現像ローラ54a、54b、54c、54dと、クリーニングブレード55a、55b、55c、55dとが夫々設けられている。また、感光体ドラム52a、52b、52c、52dの上方には、露光手段であるLED56a、56b、56c、56dが夫々設けられている。感光体ドラム52a、52b、52c、52dの下方には、転写ベルト60を介して用紙を各々の感光体ドラム52a、52b、52c、52dに押し当てる転写ローラ64a、64b、64c、64dが設けられている。
帯電ローラ53a、53b、53c、53dは、感光体ドラム52a、52b、52c、52dを露光するに先立って、感光体ドラム表面を均一に帯電するものであり、現像ローラ54a、54b、54c、54dは、露光されてドラム表面に形成された静電潜像にブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色トナーを付着させて可視画像化するものである。また、転写ローラ64a、64b、64c、64dは、感光体ドラム52a、52b、52c、52dに形成されたトナー像を用紙に転写させるものであり、クリーニングブレード55a、55b、55c、55dは画像転写後にドラム面に付着している残留トナーを除去するものである。
画像形成部51a、51b、51c、51dの下流側には、定着装置80が配置されている。定着装置80は、用紙50に転写された転写画像を定着させるためのものであって、定着回転体40としての定着ローラ(加熱ローラ)1と、これに圧接する加圧回転体41としての加圧ローラ2とを備える。定着ローラ1は、内部に加熱手段としてのヒータ5を有する(図1参照)。
図1と図3に示すように、定着ローラ1は、芯金(鉄製)1aの上に、ゴム層1bで被覆された弾性ローラであって、その表面にはトナーとの離型性を確保するためPFA(四弗化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等が被覆されている。なお、芯金1aは例えば厚さ0.5mmのパイプから構成され、ゴム層1bは、例えば厚さ1.5mmでJIS硬度20度のシリコーンゴムにて構成される。そして、定着ローラ1の外径としては例えば25mmとされる。PFA層は厚さが例えば30μmとされる。
定着ローラ1の表面の見せかけ硬度はアスカーC硬度計で76度としている。そして、この定着ローラ1の内部のヒータ5の熱によって、トナーを溶融する。また、この定着ローラ1が図示省略の駆動手段によってその軸心廻りに矢印A方向に回転する。
加圧ローラ2は、芯金(鉄製)2aの上にゴム層2bで被覆された弾性ローラであり、その表面にはトナーとの離型性を確保するためPFA(四弗化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等が被覆されている。芯金2aは例えば厚さ1.5mmのパイプから構成され、ゴム層2bは、例えば厚さ0.8mmでJIS硬度23度のシリコーンゴムにて構成される。加圧ローラ2の外径としては例えば20mmとされる。PFA層は厚さが例えば30μmとされる。
加圧ローラ2の表面の見かけ硬度はアスカーC硬度計で80度としている。このため、加圧ローラ2の表面の見かけ硬度を定着ローラ1の表面の見かけ硬度よりも硬くしている。
加圧ローラ2は、図示しないバネ等の弾性部材により、所定の押圧荷重(例えば荷重150N)で定着ローラ1へ押圧され、ニップ部h(例えば幅3.5mm)を形成している。また、加圧ローラ2が定着ローラ1よりも見かけ硬度が硬いため、加圧ローラ2の弾性層2bよりも定着ローラ1の弾性層1bが大きく弾性変形し、ニップ形状は加圧ローラ2に対して巻き付き角度θ(=16°)で曲率ニップ形状となる。これにより接線mの方向へ用紙を加圧ローラ側に排出させる構成となっている。なお、この接線mは、加圧ローラ2のニップ部hの剥離点(ニップ出口)Pにおける接線である。
加熱ローラ(定着ローラ)1と加圧ローラ2が配設される定着部位よりも下流側には、排出手段45を構成する排紙ローラ対82が配設されるとともに、この排紙ローラ対82と定着部位との間にガイド部材81が配設されている。
排紙ローラ対82は、排紙駆動ローラ82aと従動回転する従動ローラ82bから成り、排紙駆動ローラ82aと従動ローラ82bとの接触点Qと、ニップ部hの出口点Pすなわち用紙が加圧ローラ2と剥離する点とを結ぶ線分nとした場合、この線分nと加圧ローラ2の接線mとが成す角度βを形成するよう排紙ローラ対82を配置する構成としている。
ニップ部hの曲率θは、定着ローラ1と加圧ローラ2との間の入口点P1と加圧ローラ2の中心O2とを結ぶ線分L1と、定着ローラ1と加圧ローラ2との間の出口点Pと加圧ローラ2の中心O2とを結ぶ線分L2とが成す角度である。
ガイド部材81は、定着後の用紙を排紙ローラ対82へ案内するガイドであり、用紙が加圧ローラ2と剥離する点Pにおける加圧ローラ2の接線mに対して角度αにて配置している。この角度αが大きいと用紙先端が座屈したりあるいは用紙ジャムが発生するため、角度αは10°〜20°の範囲にする必要があり、本実施例では15°としている。
図3において、軌跡Sはニップ出口点Pから用紙先端がガイド部材81に到達した状態、軌跡Uは用紙50が排紙ローラ対82のQ点に噛みこんで搬送される状態、軌跡Tは軌跡Sと軌跡Uの中間の状態で用紙先端がガイド部材81にそって移動していく状態を示している。
加圧ローラ2が定着ローラ1よりも見かけ硬度が硬いため、加圧ローラ2の弾性層2bよりも定着ローラ1の弾性層1bが大きく弾性変形し、ニップ形状は加圧ローラ2に対して巻き付き角度θで曲率ニップとなっている。そのため、そのままでは用紙50は、加圧ローラ2側すなわち裏面側にカールすることとなる。
そこで本発明では、ニップ出口点Pにおける加圧ローラの接線mに対して、ガイド部材81を角度αで配置するとともに、ニップ部hの出口点Pと排紙ローラ対82の接触点Qを結ぶ線分nが角度βを形成するよう、排紙ローラ対82を配置している。この構成により、ニップ部hから搬送された用紙50は、ガイド部材81および排紙ローラ対82によって、ニップ出口点Pを支点にしてニップの巻き付き角度θとは反対方向に、図中矢印C方向に角度βで曲げられる。その結果、用紙は加圧ローラ2側とは反対方向に矯正されることとなり、ニップ部hで生じるカール、すなわち加圧ローラ2へ巻き付き方向のカールが除去できる構成となっている。
角度βをニップ部巻き付き角度θよりも大きくすると、用紙先端のカールがトナー面側すなわち定着ローラ側にカールすることとなり、その結果、ニップ出口近傍で溶融したトナーが定着ローラ1に付着する高温オフセットが生じる不具合が発生することとなる。そのため、角度βはニップ巻き付き角度θよりも大きくすることは好ましくなく、β/θ=0〜1の範囲に設定することが好ましい。本実施例では、ニップ巻き付き角度16°に対してβ=9.5°、β/θ=0.6としている。
ところで、ガイド部材81に用紙先端(用紙下流端)が当接する軌跡Sに対応する部分は角度β方向に矯正されないため、図6および図7に示すように用紙先端部(用紙下流部)のみ加圧ローラ2側へのカール、すなわち裏面カール(カール部50a)が範囲Hで残ることになる。しかしながら、用紙先端部のみであるため、カール量は高々5mm程度であり、ほとんど問題ないレベルである。むしろ以下に述べるベタ画像などトナーの収縮による円筒状のカール(サイドカール)を防止するために効果がある。つまり、用紙先端部(用紙下流部)に形成されるカール部50aは、用紙裏面側のカールによって用紙50の幅方向の剛性が向上するため、トナーの収縮による円弧状のカールを防止でき、図9に示すようなカール用紙50Bを形成させない効果がある。なお、図6は排紙トレイ90がある場合を示し、図7は排紙トレイ90が無い場合を示している。図7において、20はトナー画像面を示している。
排紙ローラ対82よりも下流側には、排紙トレイ90は配置される。この排紙トレイ90は、図4に示すように、底壁90aと、この底壁90aの相対向する側辺から立設される側壁90b,90bと、この底壁90aの先端(下流端)の中央に立設されるリブ(ストッパ)93とを備える。なお、この排紙トレイ90は、図1に示すように、上流側から下流側に向かって上昇するように傾斜している。
排紙トレイ90には、用紙50の両側端部50b,50bをこの排紙トレイ90の用紙受面(底壁90aの上面)95に押し付ける押し付け手段10が設けられている。押し付け手段10は、用紙50の両側端部50b,50bに、それぞれ、搬送方向に沿って所定ピッチで配設される複数個の押し付け部材91を有する。図例では、押し付け部材91は、各側壁12に沿って3個ずつ配設されている。
押し付け部材91は、図1と図4に示すように、底壁11と、一対の側壁12,12とからなる揺動ブロック13を備える。底壁11は、底壁本体11aと、この底壁本体11aの下端に連設される第1傾斜部11bと、この第1傾斜部11bの先端に連設される第2傾斜部11cとからなる断面略しの字状体にて構成される。
また、押し付け部材91は、用紙50の搬送方向X(図4参照)と直交する方向に沿って配設される枢支軸92廻りに揺動可能に排紙トレイ90の側壁12に付設される。このため、各押し付け部材91は、図1に示すように、枢支軸92を中心に矢印B1、B2のように揺動する。
したがって、押し付け部材91は、底壁11の底壁本体11aと第1傾斜部11bとのコーナ部、第1傾斜部11b、第1傾斜部11bと第2傾斜部11cとのコーナ部が用紙押し付け部15となる。すなわち、排紙ローラ対82から搬送された用紙50に対して、押し付け部材91は、その排紙トレイ90に供給された際に、その自重で用紙の側端部を排紙トレイ90の底壁側に押し付ける。
このため、排紙ローラ対82の搬送力によって排紙トレイ90に排出される用紙50は、先ず上流側の押し付け部材91aにおける底壁11に当接し、押し付け部材91aを回転させて、押し付け部材91aを矢印B1方向に押し上げる。一方、用紙50には、押し付け部材91aの自重によって排紙トレイ90の底面へ押し付ける力が生じる。この自重は用紙50の矢印X方向の搬送を許容するものである。用紙50は排紙トレイ90に搬送されるに従い、順次押し付け部材91b、91cに当接し、排紙ローラ対82から用紙後端(用紙上流端)が抜けることになり、各押し付け部材91a、91b、91cの自重により、排紙トレイ90の底壁90aに押さえつけられることとなる。
その結果、ベタ画像などトナーの収縮によって発生する用紙両側端の円弧状のサイドカールが排紙トレイ90上で生じようとしても、押し付け部材91a、91b、91cによって妨げられ、サイドカールが防止できる。一方、排紙トレイ先端部には用紙先端が当接する位置にリブ93を設けており、先に排紙されて排紙トレイ90上にある用紙50にそって、次の用紙50が搬送されてきても、用紙50と用紙50の摩擦によって、先の用紙50が連れ出されることを防止している。
ところで、本発明では、押し付け部材91を、その傾斜角度φ(排紙トレイ90の底壁90aの上面と押し付け部材91の底壁11の底壁本体11aとがなす角度)が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置している。
これは以下の理由による。上流側の押し付け部材91aは、排紙ローラ対82からの距離が近いため、用紙50の座屈剛性が高い状態で用紙と当接される。そのため、当接する角度φ(φa)を大きくしても用紙が蛇腹状に座屈することはない。むしろ、用紙50の先端(下流端)には、前述したように定着ローラ1と加圧ローラ2のニップ形状による裏面方向の微小なカールが形成されており、用紙先端が押し付け部材91aと当接する間口を広くする、すなわち当接角度φaを大きくすることで、用紙先端の微小カールによる耳折れを防止することが必要となる。これに対して、下流に行くに従い、用紙先端の微小カールは押し付け部材91aで矯正されるとともに、排紙ローラ対82と押し付け部材91b、91cの距離が長くなり、用紙の座屈剛性も低下するため、押し付け部材91b、91cの当接角度を小さくし、用紙先端の押し付け部材との当接負荷を低減する必要がある。それゆえ、押し付け部材91a、91b、91cの取り付け角度をそれぞれφa、φb、φcとしたときに、φa>φb>φcとしている。
また、用紙先端の押し付け部材91との当接負荷を低減するために、下流に行くに従い、押し付け部材91a、91b、91cによる押圧力を低下させるようにしてもよい。
押し付け部材91を、排紙トレイ90の底壁90aの上面からの枢支軸92の高さ位置を相違させることによって、その傾斜角度φを変更することができる。また、押し付け部材91の底壁11や側壁12の厚さ寸法や材質等を変更することによって、押し付け部材91による押圧力を変更することができる。
本発明では、用紙50の下流部に形成されるカール部50aによって、搬送方向と直交する方向に対する剛性(用紙50の幅方向の剛性)が向上して、トナーの収縮による円弧状のカール(用紙先端部におけるサイドカール)を防止することができる。また、排紙トレイにおいても用紙の側端部におけるサイドカール(用紙後端部におけるサイドカール)を防止できる。このため、用紙50のスタック不良等の発生を抑えることができ、用紙50を安定した状態で順次排紙トレイ90に供給することができる。
β/θ=0〜1の範囲に設定することによって、用紙先端(用紙下流部)を除き、用紙50は加圧ローラ2側とは反対方向に矯正されることになる。すなわち、用紙先端部は加圧ローラ2側へのカールが形成されるとともに、用紙先端部(用紙下流部)以外の加圧ローラ2へ巻き付け方向のカールを除去できる。これにより、トナーの収縮による円弧状のカールを有効に防止できる。
α=10°〜20°とすることによって、用紙先端部(用紙下流部)に対する負荷が低減でき、用紙50の座屈や用紙ジャム(用紙が詰まってしまうこと)を防止できる。
各押し付け部材91が枢支軸廻りに揺動可能に排紙トレイ90に付設されるものでは、用紙50の側端部におけるサイドカールを安定して防止できる。すなわち、べタ画像などトナーの収縮によって発生する用紙両側端の円弧状のサイドカールが排紙トレイ上で生じようとしても、押し付け部材91によって妨げられ、サイドカールを安定して防止できる。
押し付け部材91の傾斜角度が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置したり、用紙50への押圧力が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置したりすることによって、下流側に向かって用紙先端部(用紙下流部)との当接負荷を小さくでき、用紙先端部(用紙下流部)のいわゆる耳折れや排紙ジャムを防止できる。
このように、本発明の電子写真装置では、定着ローラ1と加圧ローラ2の曲率ニップ形状に起因するカールを防止するとともに、ベタ画像などトナーの収縮による排紙トレイ90上での用紙50のサイドカールを防止することができる。
ところで、押し付け部材91は用紙先端部(用紙下流部)と当接する一方、用紙50と常に摺動するため、用紙50との摺動負荷(摩擦力)を低減する必要がある。その負荷が大きいと用紙50が蛇腹状に座屈したり、排紙トレイ90上に用紙50が搬送されない排紙ジャムが生じてしまうからである。
そのため、用紙押し付け部15を摩擦低減材にて構成するようにしてもよい。この場合、底壁11の底壁本体11と第1傾斜部11bとのコーナ部の表面、第1傾斜部11bの表面、第1傾斜部11bと第2傾斜部11cとのコーナ部の表面に、フッ素コーティング等を施すようにすればよい。この場合、用紙押し付け部15を円弧状(アール状)とするのが好ましい。なお、摩擦低減材として、フッ素樹脂に限るものではなく、他の摩擦係数が小さい種々の樹脂を用いることができ、この際、使用する環境(温度、用紙50に対する押し付け力等)に応じて種々選択できる。
また、図5に示すように、押し付け部材91の第1傾斜部11bにころ部材94を付設するようにしてもよい。このように、ころ部材94を設けることによって、搬送される用紙50上をころ部材94が転動することになって、用紙50との摺動負荷を低減できる。
このように、押し付け部材91の用紙押し付け部15にころ部材94や摩擦低減材を用いることによって、用紙50との摺動負荷を低減でき、用紙先端(用紙下流部)のいわゆる耳折れや排紙ジャムを防止できる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。
押し付け手段10を構成する押し付け部材91の数の増減は任意であり、配設ピッチとしても任意である。すなわち、押し付け部材91を等ピッチで配設しても、ある決めたピッチ(任意の定ピッチ)で配設してもよい。
また、押し付け部材91の形状も図例のものに限らず、用紙50の両側端部50b、50bを排紙トレイ90の用紙受面95に押し付けるとともに、用紙50の下流側への搬送を許容するものであればよい。このため、自重で用紙を押さえるものではなく、弾性部材等の弾性力で押し付けるようなものであってもよい。なお、定着回転体40として前記実施例では定着ローラ1であったが、定着ベルトであってもよく、また、加圧回転体41として前記実施例では加圧ローラ2であったが、加圧ベルトであってもよい。
10 押し付け手段
40 定着回転体
41 加圧回転体
45 排出手段
50 用紙
50a カール部
81 ガイド部材
90 排紙トレイ
91 押し付け部材
92 枢支軸
94 ころ部材
特開2002−249270号公報 特開平3−182458号公報 特開平4−298450号公報

Claims (8)

  1. 定着装置と、用紙を機器外側へ送る排出手段と、前記排出手段によって機器外へ排出された用紙を載置する排紙トレイとを備えた画像形成装置であって、
    前記定着装置は、定着回転体とこの定着回転体に当接する加圧回転体とを備え、加圧回転体の表面の見かけ硬度を定着回転体の表面の見かけ硬度よりも硬く設定するとともに、定着回転体と加圧回転体との間の入口点と加圧回転体の中心とを結ぶ線分と、定着回転体と加圧回転体との間の出口点と加圧回転体の中心とを結ぶ線分とが成す角度をθとし、前記出口点と排出手段における排出ローラと従動ローラが当接する点とを結ぶ線分と、前記出口点における加圧回転体の接線とが成す角度をβとするとき、β/θ=0〜1の範囲になるように設定し、かつ、用紙の両側端部を前記排紙トレイの用紙受面に押し付けるとともに、用紙の下流側への搬送を許容する押し付け手段を前記排紙トレイに設け、前記定着装置から前記押し付け手段までの直線状の用紙搬送経路とすることを特徴とする画像形成装置
  2. 定着回転体と加圧回転体とが配置された部位から排出手段までの用紙の搬送を案内するガイド部材を備え、定着回転体と加圧回転体との間の出口点における加圧回転体の接線と、前記ガイド部材のガイド方向とが成す角度をαとしたときに、α=10°〜20°としたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記押し付け手段は、用紙の両側端部に、それぞれ、搬送方向に沿って所定ピッチで配設される複数個の押し付け部材を有し、各押し付け部材を、用紙の搬送方向と直交する方向に沿って配設される枢支軸廻りに揺動可能に排紙トレイに付設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置
  4. 前記各押し付け部材は用紙に対して傾斜した状態で自重で押圧し、各押し付け部材を、その傾斜角度が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置したことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置
  5. 各押し付け部材を、用紙への押圧力が搬送方向下流側に向かって順次小さくなるように配置したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置
  6. 前記各押し付け部材は、その用紙押し付け部が用紙に対して転動するころ部材にて構成されたことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置
  7. 前記各押し付け部材は、その用紙押し付け部が摩擦低減材にて構成されたことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 電子写真装置であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置
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