JP4539210B2 - 医用診断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、可動部分を動かして放射線を検出することで診断用の放射線画像を得る医用診断装置に係り、特に、可動部分に設けられた近接センサによって対象物の存在を非接触で検出する技術に関する。
医用診断装置としてX線診断装置を例に採って説明すると、X線診断装置では、可動部分を動かすことで、被検体や装置を操作する操作者や周辺機器(以下、これらを『対象物』と称する)へ可動部分が衝突する場合がある。この衝突防止のために、従来では静電容量式などに代表される非接触式の近接センサを備え、近接センサによって対象物の存在を非接触で検出することで、対象物に衝突する前に可動部分を停止させることができる。静電容量式では、近接センサは送信電極と受信電極とから構成され、送信電極からの電磁界に対象物のような障害物が入ると、両電極間の静電容量が大きくなって電磁界の強度が低下することを利用して、対象物を非接触で検出する(例えば、特許文献1参照)。
ところで、衝突防止の目的で可動部分が対象物に衝突する前に可動部分を停止させるので、可動部分と対象物との間には隙間ができる。対象物の形状や大きさによってセンサの感度にバラツキがでるので、この隙間については余裕をもたせて広めに設定されている。例えば数cm程度に設定される。
特開2001−208504号公報(第2−5頁、図2,4)
しかしながら、より良好な画像を得るためには被検体に可動部分の1つであるX線検出器(例えばイメージインテンシファイア)を極力接近させて撮像を行う場合がある。この場合、上述した隙間の範囲内で接近させる必要が生じても、可動部分とともに動く近接センサや可動部分の動作を無効としない限り、それ以上の接近が不可能である。
また、静電容量式の近接センサでは対象物の位置を正確に特定するのが困難であるので、対象物へ接近させて可動部分の動作を停止した後に可動部分を再度に動かす復帰動作を行う際に対象物の接近を検出した近接センサの配置された方向への動作を禁止している。したがって、配置された方向については、それが対象物から遠ざかる方向であっても動作が禁止されているので、復帰動作の方向を不必要に狭めてしまうという問題もある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、装置の可動の自由度を上げることができる医用診断装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、可動部分を動かして放射線を検出することで診断用の放射線画像を得る医用診断装置であって、この可動部分に、対象物との衝突防止のために、対象物の存在を非接触で検出する近接センサと、可動部分の駆動を制御する駆動制御手段を備え、その近接センサが可動部分の近傍に対象物を衝突しない程度の距離で検出した場合には可動部分の動作を停止し、その停止後に可動部分の動作を行う入力を行った際には可動部分の任意の方向への動作を可能にするように、駆動制御手段は可動部分の駆動を制御し、前記停止後に対象物を接近させる方向へ前記可動部分を動作させる入力を行った際には、前記停止状態における対象物と近接センサとの距離よりも短い距離で可動部分を前記接近させる方向へ動かして停止するように、前記駆動制御手段は可動部分の駆動を制御することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、対象物との衝突防止のための近接センサが可動部分の近傍に対象物を衝突しない程度の距離で検出した場合には可動部分の動作を停止し、その停止後に可動部分の動作を行う入力を行った際には可動部分の任意の方向への動作を可能にするように、駆動制御手段は可動部分の駆動を制御する。このように、停止後における可動部分の再度の動作、すなわち復帰動作を上述した入力があれば行えるようにしている。したがって、復帰動作について入力があれば可動部分の任意の方向への動作を可能にすることで、復帰動作における装置の可動の自由度を上げることができる。
さらに、上述した停止後に対象物を接近させる方向へ可動部分を動作させる入力を行った際には、その停止状態における対象物と近接センサとの距離よりも短い距離で可動部分を上述した接近させる方向へ動かして停止するように制御するこのように制御することにより、停止状態における対象物と近接センサとの距離よりも短い距離にまで可動部分を接近させて、極力に接近させて撮像を行うことができる。その結果、より良好な診断用の放射線画像を得ることができる。
この発明に係る医用診断装置によれば、対象物との衝突防止のための近接センサが可動部分の近傍に対象物を衝突しない程度の距離で検出した場合には可動部分の動作を停止し、その停止後に可動部分の動作を行う入力を行った際には可動部分の任意の方向への動作を可能にするように、駆動制御手段は可動部分の駆動を制御する。したがって、停止後における可動部分の再度の動作(復帰動作)について入力があれば可動部分の任意の方向への動作を可能にすることで、復帰動作における装置の可動の自由度を上げることができる。
さらに、上述した停止後に対象物を接近させる方向へ可動部分を動作させる入力を行った際には、その停止状態における対象物と近接センサとの距離よりも短い距離で可動部分を上述した接近させる方向へ動かして停止するように制御することにより、停止状態における対象物と近接センサとの距離よりも短い距離にまで可動部分を接近させて、極力に接近させて撮像を行うことができる。その結果、より良好な診断用の放射線画像を得ることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線診断装置の概略構成を示した正面図であり、図2は、その装置における画像処理系のブロック図であり、図3は、装置のイメージインテンシファイア(以下、『I.I』と略記する)に設けられた近接センサの概略図である。本実施例では、医用診断装置としてX線診断装置を例に採って説明する。
本実施例に係るX線診断装置は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板1と、その被検体Mの撮像を行う撮像系本体2とを備えるとともに、図2に示すように、画像処理系3を備えている。天板1は、図1に示すように、昇降および水平移動可能に構成されている。
先ず、撮像系本体2について図1を参照して説明する。撮像系本体2は、床面(図中のxy平面)に設置された基台部21と、基台部21に支持されたC型アーム支持部22と、C型アーム支持部22に支持されたC型アーム23と、C型アーム23の一端に支持されたX線管24と、他端に支持されたI.I25とを備えている。
図示を省略するモータの駆動によって床面に対して基台部21が鉛直軸(図中のz軸)心周りに回転するように構成されており、図示を省略する別のモータの駆動によって基台部21に対してC型アーム支持部22が被検体Mの体軸(図中のy軸)心周りに回転するようにそれぞれが構成されている。また、図示を省略する別のモータの駆動によってC型アーム23が体軸に対して水平面で直交する軸(図中のx軸)心周りに回転するように構成されている。
C型アーム23の一端に支持されたX線管24のX線照射側にはX線の照視野を制御するコリメータ26を配設している。C型アーム23の他端に支持されたI.I25の背面(X線検出面とは逆側の面)にはテレビジョン(TV)カメラ27を配設している。図示を省略するモータの駆動によってI.I25に対してTVカメラ27が鉛直軸(図中のz軸)心周りに回転するようにそれぞれが構成されている。
なお、基台部21やC型アーム支持部22を、天板1と同様に昇降および水平移動可能に構成し、それによってC型アームを昇降および前後に進退可能にしてもよい。天板1や撮像系本体2を上述のように動かしてX線をI.I25が検出して、後述する画像処理系3で検出されたX線検出信号を処理することで診断用のX線画像を得ることができる。また、撮像系本体2の基台部21やC型アーム支持部22やC型アーム23やX線管24やI.I25などは、この発明における可動部分に相当する。
特に、これら可動部分のうち、X線管24やI.I25は、被検体Mや装置を操作する操作者(オペレータ)や周辺機器(以下、これらを『対象物』と称する)と衝突しやすい。そこで、X線管24やI.I25に近接センサを備えることで、近接センサによって対象物の存在を非接触で検出する。本実施例では、図1および図3に示すように、I.I25の側面に4つの近接センサ28を配設するとともに、各近接センサ28を90°毎に配設する。各近接センサ28が検出する領域は90°の範囲となる。近接センサ28は、図示を省略する送信電極と受信電極とから構成される。送信電極からの電磁界に対象物のような障害物が入ると、両電極間の静電容量が大きくなって電磁界の強度が低下することを利用して、対象物を非接触で検出する静電容量式の近接センサを本実施例では採用している。
次に、画像処理系3について図2を参照して説明する。画像処理系3は、天板1の昇降および水平移動を制御する天板制御部31や、撮像系本体2の駆動を制御する撮像系制御部32や、I.I25でX線検出信号として検出されて、検出されたX線検出信号がTVカメラ27でビデオ信号として取り出され、その取り出された信号について種々の処理を行う画像処理部33や、これらの各構成部を統括するコントローラ34や、処理された画像や、後述する対象物と近接センサ28との距離や可動部分であるI.I25を停止させるために予め設定された距離やI.I25を再度に停止(再停止)させるために予め設定された距離などを記憶するメモリ部35や、オペレータが入力設定を行う入力部36や、処理された画像をX線画像として表示するモニタ37などを備えている。
天板制御部31は、天板1を昇降あるいは水平移動させて被検体Mを撮像位置にまで収容したり、昇降あるいは水平移動させて被検体Mを所望の位置に設定したり、水平移動させながら撮像を行ったり、撮像終了後に水平あるいは昇降移動させて撮像位置から退避させる制御などを行う。撮像系制御部32は、図1に示すように、基台部21を鉛直軸心周りに回転させてC型アーム支持部22やC型アーム23やX線管24やI.I25などを鉛直軸心周りに回転させたり、C型アーム支持部22を被検体Mの体軸心周りや図中のx軸心周りに回転させてC型アーム23やX線管24やI.I25などを体軸心周りや図中のx軸心周りに回転させたり、TVカメラ27を鉛直軸心周りに回転させる制御などを行う。その他に、撮像系制御部32は、近接センサ28がI.I25の近傍に対象物を検出した場合にはI.I25の動作を停止し、その停止後にI.I25の動作を行う入力を行った際にはI.I25の任意の方向への動作(復帰動作)を可能にするように制御を行う。撮像系制御部32は、この発明における駆動制御手段に相当する。具体的なI.I25の駆動の制御については後述する。
コントローラ34は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されており、メモリ部35は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体などで構成されている。また、入力部36は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。
メモリ部35は、対象物と近接センサ28との距離を記憶する検出距離記憶部35aと、I.I25を停止させるために予め設定された距離を記憶する停止距離記憶部35bと、復帰動作後にI.I25を再停止させるために予め設定された距離を記憶する再停止距離記憶部35cとを備えている。近接センサ28によって検出された対象物からの距離を検出距離記憶部35aに記憶する。I.I25を停止させるための距離は、I.I25の近傍に対象物が存在する場合にはその対象物からの距離に相当し、その距離を停止距離記憶部35bに予め記憶している。また、復帰動作後にI.I25を再停止させるための距離を、再停止距離記憶部35cに予め記憶している。
検出距離記憶部35aと停止距離記憶部35bとは減算回路38に接続しているとともに、検出距離記憶部35aと再停止距離記憶部35cとは演算回路39に接続している。本明細書中では、前者の演算回路38と後者の演算回路39とを区別するために、前者を『第1演算回路』とし後者を『第2演算回路』とする。各種の距離記憶部35a〜35cや、第1、第2演算回路38,39の具体的な機能については後述する。
次に、I.I25の駆動の制御、および各種の距離記憶部35a〜35cや、第1、第2演算回路38,39の具体的な機能について、図4と図5との説明図および図6のフローチャートを参照して説明する。図4は、近接センサ28が移動したときの対象物と近接センサ28との距離について模式的に説明した説明図であり、図5は、コントローラ34および撮像系制御部32が送受信する各信号を模式的に説明した説明図であり、図6は、本実施例のイメージインテンシファイア(I.I)25の駆動について一連の制御の流れを示したフローチャートである。なお、図4〜図6は、近接センサ28が可動部分であるI.I25の近傍に対象物を検出するようにI.I25とともに近接センサ28を接近させた場合の説明図であることに留意されたい。
(ステップS1)近接センサによる検出
図4に示すように、近接センサ28は対象物Xの存在を非接触で検出する。このとき、近接センサ28は、対象物Xと近接センサ28との距離dを検出する。検出された距離dのデータをメモリ部35の検出距離記憶部35aに送り込み、検出距離記憶部35aに書き込んで記憶する。
(ステップS2)d=d1
I.I25を停止させるための距離(停止距離)を、図4(a)、図5(a)に示すようにd1とする。この距離d1は、停止距離記憶部35bに予め記憶されている。検出距離記憶部35aから、対象物Xと近接センサ28との距離dのデータを読み出すとともに、停止距離記憶部35bから、停止距離d1のデータを読み出して、両データを第1減算回路38に送り込む。停止前は、図4(a)に示すようにd>d1であるので、第1減算回路38で減算された値(d−d1)>0であれば、ステップS1に戻って値(d−d1)=0になるまで、すなわちd=d1になるまでステップS1とS2との工程を繰り返し行う。d=d1になれば、ステップS3に進む。
(ステップS3)停止
d=d1になれば、I.I25の近傍に対象物Xを検出したとして、I.I25の動作を停止する。具体的には、図5(a)に示すようにコントローラ34は停止信号S1を出力して撮像系制御部32に送り込む。撮像系制御部32は停止信号S1を受信して、I.I25を停止させるようにI.I25の駆動を制御する。
(ステップS4)入力および復帰動作
ステップS3の停止後に、入力部36から復帰動作について入力があれば、図5(b)に示すように、コントローラ34は復帰信号S2を出力して撮像系制御部32に送り込む。撮像系制御部32は復帰信号S2を受信して、I.I25の任意の方向への動作を可能にするようにI.I25の駆動を制御する。この停止後におけるI.I25の再度の動作が復帰動作である。
(ステップS5)接近させる方向へ動作?
上述した停止後に対象物Xを接近させる方向へI.I25を動作させる入力をオペレータが入力部36で行った際には、次のステップS6に進む。接近させる方向以外の任意の方向へI.I25を動作させる入力をオペレータが入力部36で行った際には、再停止することなくI.I25の移動を行う。
(ステップS6)近接センサによる検出
停止後に対象物Xを接近させる方向へI.I25を動作させる場合には、ステップS1と同様に、近接センサ28は、対象物Xと近接センサ28との距離dを検出する。ステップS1と同様に、検出された距離dのデータを検出距離記憶部35aに記憶する。
(ステップS7)d=d2
I.I25を再停止させるための距離(再停止距離)を、図4(b)、図5(c)に示すようにd2とする。この距離d2は、再停止距離記憶部35cに予め記憶されている。なお、衝突を防止するために再停止距離d2は停止距離d1よりも短い(d2<d1)。検出距離記憶部35aから、対象物Xと近接センサ28との距離dのデータを読み出すとともに、再停止距離記憶部35cから、再停止距離d2のデータを読み出して、両データを第2減算回路39に送り込む。停止前は、図4(b)に示すようにd>d2であるので、第2減算回路39で減算された値(d−d2)>0であれば、ステップS6に戻って値(d−d2)=0になるまで、すなわちd=d2になるまでステップS6とS7との工程を繰り返し行う。d=d2になれば、ステップS8に進む。
(ステップS8)再停止
d=d2になれば、ステップS3の停止状態における対象物Xと近接センサ28との距離d1、すなわち停止距離d1よりも短い再停止距離d2にまでI.I25を極力に接近できたとして、I.I25の動作を再停止する。具体的には、図5(c)に示すようにコントローラ34は再停止信号S3を出力して撮像系制御部32に送り込む。撮像系制御部32は再停止信号S3を受信して、I.I25を再停止させるようにI.I25の駆動を制御する。
以上のように構成された本実施例装置によれば、近接センサ28が可動部分であるI.I25の近傍に対象物Xを検出した場合にはI.I25の動作を停止し、その停止後にI.I25の動作を行う入力を行った際にはI.I25の任意の方向への動作を可能にするように、撮像系制御部32はI.I25の駆動を制御する。このように、停止後におけるI.I25の再度の動作、すなわち復帰動作を上述した入力があれば行えるようにしている。したがって、復帰動作について入力があればI.I25の任意の方向への動作を可能にすることで、復帰動作における装置の可動の自由度を上げることができる。
また、上述した停止後に対象物Xを接近させる方向へI.I25を動作させる入力を行った際には、その停止状態における対象物Xと近接センサ28との停止距離d1よりも短い再停止距離d2でI.I25を上述した接近させる方向へ動かして停止するように制御している。このように制御することにより、再停止距離d2にまでI.I25を接近させて、極力に接近させて撮像を行うことができる。その結果、より良好な診断用のX線画像を得ることができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、C型アームの駆動で撮像を行うX線診断装置を例に採って説明したが、この発明は、C型アーム以外の駆動機構がX線管やI.Iを支持して動かすX線診断装置に適用してもよい。
(2)上述した実施例では、X線診断装置を例に採って説明したが、ECT(Emission Computed Tomography)装置のように放射性同位元素(RI)を投与された被検体から放射されるγ線を検出する装置に適用してもよい。このように、I.I25などに代表される可動部分を動かして放射線を検出することで診断用の放射線画像を得る医用診断装置であれば、適用することができる。
(3)上述した実施例では、近接センサは静電容量式であったが、対象物が金属や導電体の場合には誘導形式を採用してもよいし、対象物が磁性体の場合には磁気形式を採用してもよい。この他に、光を検出の媒体とした光電形近接センサや、音を検出の媒体とした超音波形近接センサや、放射線を検出の媒体とした放射線近接センサや、熱エネルギを検出の媒体とした温度近接センサなど、対象物の存在を非接触で検出する近接センサであれば特に限定されない。
(4)上述した実施例では、I.Iの側面に近接センサを備えたが、I.Iの検出面に備えてもよい。実施例の近接センサは送信電極と受信電極とから構成されるので、薄い電極によってX線などの放射線の検出に妨げにならないのであれば、検出の有効領域に近接センサを備えてもよい。もちろん、検出面の有効領域以外の領域(端部)に近接センサを備えてもよい。
(5)上述した実施例では、I.Iに近接センサを備えたが、例えばX線管や上述した実施例の基台部やC型アーム支持部やC型アーム23などに代表されるように可動部分であれば、近接センサの配設箇所については特に限定されない。また、I.IとX線管との両者に近接センサをそれぞれ備えるなど、複数の可動部分に近接センサをそれぞれ備えてもよい。
(6)上述した実施例では、統括制御するコントローラ34と、撮像系本体2の動きを専ら制御する撮像系制御部32とに分けたが、1つにまとめてもよい。
(7)上述した実施例では、再停止距離d2は定数であって、再停止距離d2を再停止距離記憶部35cに予め記憶していたが、再停止距離d2は定数である必要はないし、再停止距離d2の再停止距離記憶部35cへの記憶も停止のたびに行ってもよい。
例えば、d2>d3>d4…として、ステップS3で停止すると、ステップS4で入力部36から再停止距離d2を入力して再停止距離記憶部35cに記憶し、ステップS8で再停止すると、入力部36からd3を入力して、これを再停止距離d3として再停止距離記憶部35cに記憶する。同様に、2回目に再停止距離d3で再停止すると、入力部36からd4を入力して、これを再停止距離d4として再停止距離記憶部35cに記憶する。以下、同様に繰り返せばよい。
また、例えば、0<α<1を満たす係数αをd1,d2,d3,…に乗じて、d2=α×d1,d3=α×d2,d4=α×d3,…の関係を満たすとする。このとき、d1>d2>d3>d4…を満たす。ステップS3で停止して、ステップS4で入力部36から復帰動作について入力があれば、停止距離d1に係数αを乗じて再停止距離d2を求めて再停止距離記憶部35cに記憶し、ステップS8で再停止して、入力部36から復帰動作について入力があれば、再停止距離d2に係数αを乗じて再停止距離d3を求めて再停止距離記憶部35cに記憶する。同様に、ステップS8で再停止するたびに再停止距離に係数αを順に乗じて得られた値を次回の再停止距離とすると、(N−1)回分係数αの乗算を繰り返しても、すなわち(N−1)回分の接近動作を繰り返し行っても、得られた値dNはdN>0を満たす。したがって、接近動作を繰り返し行っても可動部分と対象物とが衝突することなく接近動作を続けることができる。
なお、上述した2つの手法に限定されず、再停止距離の定め方は、停止距離よりも短ければよい。
(8)上述した実施例では、停止後における可動部分の再度の動作(復帰動作)を行う場合に、停止前と同じ近接センサを用いて再停止を行ったが、これに限定されない。例えば、復帰動作を行う場合には接触センサを用いて再停止を行ってもよい。
実施例に係るX線診断装置の概略構成を示した正面図である。 実施例装置における画像処理系のブロック図である。 実施例装置のイメージインテンシファイア(I.I)に設けられた近接センサの概略図である。 (a),(b)は、近接センサが移動したときの対象物と近接センサとの距離について模式的に説明した説明図である。 (a)〜(c)は、コントローラおよび撮像系制御部が送受信する各信号を模式的に説明した説明図である。 本実施例のイメージインテンシファイア(I.I)の駆動について一連の制御の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
25 … イメージインテンシファイア(I.I)
28 … 近接センサ
32… 撮像系制御部
d … 距離
1 … 停止距離
2 … 再停止距離
M … 被検体
X … 対象物

Claims (1)

  1. 可動部分を動かして放射線を検出することで診断用の放射線画像を得る医用診断装置であって、この可動部分に、対象物との衝突防止のために、対象物の存在を非接触で検出する近接センサと、可動部分の駆動を制御する駆動制御手段を備え、その近接センサが可動部分の近傍に対象物を衝突しない程度の距離で検出した場合には可動部分の動作を停止し、その停止後に可動部分の動作を行う入力を行った際には可動部分の任意の方向への動作を可能にするように、駆動制御手段は可動部分の駆動を制御し、前記停止後に対象物を接近させる方向へ前記可動部分を動作させる入力を行った際には、前記停止状態における対象物と近接センサとの距離よりも短い距離で可動部分を前記接近させる方向へ動かして停止するように、前記駆動制御手段は可動部分の駆動を制御することを特徴とする医用診断装置。
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