JP4535000B2 - 液滴吐出装置、記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法、および記録媒体搬送ローラのクリーニング方法 - Google Patents

液滴吐出装置、記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法、および記録媒体搬送ローラのクリーニング方法 Download PDF

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Description

本発明は、液滴吐出装置、記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法、および記録媒体搬送ローラのクリーニング方法に係り、特に、液滴吐出手段から吐出され、記録媒体に付着した液滴が記録媒体搬送ローラに付着するのを効果的に防止し、または前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴を効果的に除去できる液滴吐出装置、前記記録媒体搬送ローラの液滴による汚染を効果的に防止できる記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法、および前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴を直ちに除去できる記録媒体搬送ローラのクリーニング方法に関する。
インクジェットプリンタは、一定方向に搬送される用紙にインク滴を吐出して印字する1個または複数のインクジェットヘッドと、印字ヘッドで印字された用紙を印字ヘッドの外部に搬送する搬送ローラとを備えるのが一般的である。
このようなインクジェットプリンタで高速印字をおこなうと、用紙に吐出されたインクが十分に乾燥または定着する前に搬送ローラで搬送されるから、前記搬送ローラのうち、特に用紙の印字面に接する側の印字面側ローラの表面に用紙表面のインクが付着し、用紙に形成された画像を汚損するという問題や、搬送ローラに付着したインクが用紙に再転写して画像を汚損するという問題があった。
特に、印字後に用紙を反転させて反対側の面にも印字する用紙反転両面印刷機構を備えるインクジェットプリンタにおいては、搬送ローラが用紙を反転させる用紙反転ローラとしても機能するから、搬送ローラにおけるニップ圧が高くなる。したがって印字面側ローラの表面におけるインク汚染の発生および蓄積という問題が深刻である。
このような問題を解決するため、搬送ローラの表面を清掃する清掃手段を設けることが提案された(特許文献1〜5)。
特開平07−137903号公報 特開平11−208065号公報 特開2004−276436号公報 特開2004−338234号公報 特開2004−123358号公報
しかしながら、これらの清掃手段は、何れも印字後の用紙を搬送する搬送ローラや搬送ベルトに不織布やフェルト、紙鑢などのクリーニング部材を押圧して表面に付着したインクを物理的に除去するに過ぎなかった。
したがって、除去したインクが長期間の使用によってクリーニング部材に蓄積するため、クリーニング性能が長期に亘って維持できないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、インクジェットヘッドなどの液滴吐出手段から吐出され、用紙などの記録媒体に付着したインクなどの液滴が記録媒体搬送ローラに付着することを効果的に防止し、または前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴を効果的に除去できる液滴吐出装置を提供することを目的とする。
また、上記目的に加え、前記記録媒体搬送ローラに液滴が付着するのを効果的に防止できる記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法、および前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴を直ちに除去できる記録媒体搬送ローラのクリーニング方法を提供することも目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録媒体搬送ローラを備え、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出手段と、前記記録媒体搬送ローラに液滴の付着を防止する液滴付着防止液を塗布する液滴付着防止液塗布手段と、を有し、前記液滴付着防止液塗布手段は、記録媒体搬送ローラに液滴付着防止液を塗布するウェブと、前記ウェブを特定の方向に駆動するウェブ駆動機構と、前記液摘付着防止液が含浸されているとともに、前記ウェブの記録媒体搬送ローラに当接する側の面に当接するウィックと、を備える液滴吐出装置に関する。
前記液滴吐出装置においては、印字面側ローラの表面に、前記液滴付着防止液塗布手段によって液滴付着防止液が塗布されるから、液滴吐出手段から吐出された液滴が完全には乾燥または定着されていない状態の記録媒体が記録媒体搬送ローラに接触した場合においても、印字面側ローラの表面に液滴が固着することがない。
請求項2に記載の発明は、前記記録媒体搬送ローラが、記録媒体の搬送方向に対して前記液滴吐出手段の下流側に配置される請求項1に記載の液滴吐出装置に関する。
請求項3に記載の発明は、前記記録媒体搬送ローラが対を成し、前記液滴吐出手段から吐出された液滴が付着した記録媒体を両面から挟む請求項1または2に記載の液滴吐出装置に関する。
請求項4に記載の発明は、液滴付着防止液塗布手段が、記録媒体の液滴が吐出された面に接する前記記録媒体搬送ローラに前記液滴付着防止液を塗布する請求項3に記載の液滴吐出装置に関する。
請求項5に記載の発明は、前記液滴付着防止液塗布手段が、前記液滴付着防止液が含浸されるとともに、前記液滴が吐出された面側のローラの表面に接触し、含浸された液滴付着防止液を塗布する液滴付着防止液含浸塗布部材を備えてなる請求項4に記載の液滴吐出装置に関する。
前記液滴吐出装置においては、液滴付着防止液を含浸させた液滴付着防止液含浸塗布部材を接触させて前記記録媒体搬送ローラのうちの前記液滴が吐出された面側のローラの表面に液滴付着防止液を塗布している。
したがって、液滴付着防止液が飛び散って前記ローラの周囲を汚染することが防止され、印字面側ローラの表面に確実に液滴付着防止液が塗布される。
また、液滴付着防止液含浸塗布部材に供給される液滴付着防止液の量を制御することにより、前記ローラへの液滴付着防止液の塗布量を自由に制御できる。
更に、予め所定量の液滴付着防止液を含浸させた液滴付着防止液含浸塗布部材を用いれば、液滴付着防止液が使い果たされ、また除去した液滴で汚染されて十分な液滴除去効果が発揮できなくなった液滴付着防止液含浸塗布部材を新品に交換することにより、容易に液滴除去能を回復させることができる。
加えて液滴付着防止液含浸塗布部材はある程度の力でローラに押圧されるために液滴付着防止液含浸塗布部材と印字面側ローラとの間にはある程度の摩擦力が作用している。
したがって、ローラの表面の付着した液滴は、前記液滴付着防止液の作用と、前記摩擦力とによって効果的に除去される。
また、前記液滴付着防止液塗布手段は単にローラに液滴付着防止液を塗布できればよいから、ローラの表面に強く押圧する必要がない。加えて液滴付着防止液塗布手段は液滴付着防止液によって湿潤された状態にある。
したがって、液滴付着防止液塗布手段とローラとの間に過大な摩擦力が生じることがないから、前記摩擦力によって印字面側ローラの表面が損傷することが効果的に防止される。
液滴付着防止液含浸塗布部材としては、たとえば不織布、布帛、フェルト、スポンジなどの多孔質体を用いることができる。液滴付着防止液含浸塗布部材として不織布、布帛、フェルトを用いる場合には、たとえば不織布、布帛、フェルトを裁断してテープ状に形成して巻回したロールから前記テープを巻き出し、巻きだしたテープに液滴付着防止液を含浸させた後に印字面側ローラに接触させて液滴付着防止液を塗布し、塗布後のテープを巻き取る液滴付着防止液含浸塗布機構が可能である。また、前記多孔質体で表面を形成した液滴付着防止液塗布ローラの表面に液滴付着防止液を含浸させてこれを印字面側ローラに接触させることにより、液滴付着防止液を塗布してもよい。
請求項6に記載の発明は、記録媒体搬送ローラを備え、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出手段と、前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴または液滴を構成する成分を除去するためのクリーニング液を前記記録媒体搬送ローラに塗布するクリーニング液塗布手段と、前記記録媒体搬送ローラに塗布されたクリーニング液を拭き取るクリーニング液拭取り手段と、を備え、前記クリーニング液が、液滴の付着を防止する液滴付着防止液としても機能する液液滴吐出装置に関する。
前記液滴吐出装置においては、クリーニング液塗布手段によって記録媒体搬送ローラの表面にクリーニング液が塗布され、次いで前記クリーニング液がクリーニング液拭取り手段によって拭き取られることにより、記録媒体搬送ローラに付着した液滴は、次に記録媒体に接触するまでに除去される。
ここで、クリーニング液塗布手段は、記録媒体搬送ローラの表面にクリーニング液を塗布できれば十分であるから、記録媒体搬送ローラの表面に強く押圧する必要がない。また、クリーニング液塗布手段はクリーニング液によって湿潤された状態にある故に、記録媒体搬送ローラとの間に過大な摩擦力が生じることがない。
更に、クリーニング液拭取り手段もまた、記録媒体搬送ローラの表面に塗布されたクリーニング液を拭き取ることができればよいのであるから、記録媒体搬送ローラの表面に強く押圧する必要がない。
したがって、クリーニング液塗布手段およびクリーニング液拭取り手段との間の摩擦力によって記録媒体搬送ローラの表面が損傷することもまた効果的に防止される。
また、本発明の液滴吐出装置においては、記録媒体搬送ローラに塗布されたクリーニング液は、クリーニング液拭取り手段で拭き取られたあとも記録媒体搬送ローラの表面に若干両残存する。
前記液滴吐出装置において使用されているクリーニング液は液滴付着防止液も兼ねるから、前記クリーニング液が拭き取り後記録媒体搬送ローラの表面に若干両残存することにより、液滴が除去されたあとの記録媒体搬送ローラの表面に液滴が再付着することが防止される。
請求項7に記載の発明は、前記記録媒体搬送ローラは、記録媒体の搬送方向に対して前記液滴吐出手段の下流側に配置される請求項6に記載の液滴吐出装置に関する。
請求項8に記載の発明は、前記記録媒体搬送ローラが対を成し、前記液滴吐出手段から吐出された液滴が付着した記録媒体を両面から挟む請求項6または7に記載の液滴吐出装置に関する。
請求項9に記載の発明は、前記クリーニング液塗布手段が、記録媒体の液滴が吐出された面に接する前記記録媒体搬送ローラに前記クリーニング液を塗布する請求項8に記載の液滴吐出装置に関する。
請求項10に記載の発明は、前記クリーニング液塗布手段が、前記クリーニング液が含浸されるとともに、前記記録媒体の液滴が吐出された面側のローラの表面に接触し、含浸されたクリーニング液を塗布するクリーニング液含浸塗布部材を備えてなる請求項9に記載の液滴吐出装置に関する。
前記液滴吐出装置においては、クリーニング液を含浸させたクリーニング液含浸塗布部材を接触させて前記記録媒体の液滴が吐出された面側のローラの表面にクリーニング液を塗布している。
したがって、クリーニング液が飛び散ってこれによって前記ローラの近辺が汚染されることが防止される上に、前記ローラの表面にクリーニング液が確実に塗布される。
また、クリーニング液含浸塗布部材に供給されるクリーニング液の力を制御することにより、前記ローラへのクリーニング液の塗布量を自由に制御できる。
更に、予め所定量のクリーニング液を含浸させたクリーニング液含浸塗布部材を用いれば、クリーニング液が使い果たされた時点でクリーニング液含浸塗布部材を新品に交換することにより、容易に液滴除去能を回復させることができる。
クリーニング液含浸塗布部材としては、請求項2で述べたのと同様の多孔質体を用いることができる。
請求項11に記載の発明は、前記クリーニング液が少なくとも1種の界面活性剤を含有してなる請求項6〜11の何れか1項に記載の液滴吐出装置に関する。
前記液滴吐出装置で使用されるクリーニング液には界面活性剤が含有されているから、液滴吐出手段から吐出される液滴が水性であっても油性であっても容易に除去される。
請求項12に記載の発明は、記録媒体搬送ローラを備え、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、前記記録媒体搬送手段で搬送される記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出手段とを有する液滴吐出装置における記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法であって、記録媒体搬送ローラに液滴付着防止液を塗布するウェブと、前記ウェブを特定の方向に駆動するウェブ駆動機構と、前記液摘付着防止液が含浸されているとともに、前記ウェブの記録媒体搬送ローラに当接する側の面に当接するウィックと、を備える液滴付着防止液塗布手段を用い、前記液滴付着防止液塗布手段におけるウェブを前記記録媒体搬送ローラの表面に接触させて液滴付着防止液を塗布する記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法に関する。
前記液滴付着防止方法においては、表面に液滴付着防止液が塗布された後の記録媒体搬送ローラに、液滴吐出手段から液滴が吐出された記録媒体が当接するから、記録媒体上の液滴が完全には乾燥または定着されていない場合においても、記録媒体搬送ローラの表面に液滴が付着することがない。
前記液滴付着防止方法においては、液滴付着防止液を含浸させた液滴付着防止液含浸塗布部材を接触させて記録媒体搬送ローラの表面に液滴付着防止液を塗布している故に、周囲に液滴付着防止液が飛び散ることなく、印字面側ローラの表面に確実に塗布される。
また、液滴付着防止液含浸塗布部材に供給される液滴付着防止液の量を制御することにより、記録媒体搬送ローラへの液滴付着防止液の塗布量を自由に制御できる。
更に、液滴付着防止液含浸塗布部材と記録媒体搬送ローラとの間に摩擦力が作用するから、記録媒体搬送ローラに液滴が付着した場合においても前記摩擦力によって除去される。
加えて、液滴付着防止液を記録媒体搬送ローラに塗布するのに、予め所定量の液滴付着防止液を含浸させた液滴付着防止液含浸塗布部材を用いれば、含浸した液滴付着防止液が使い果たされ、または液滴付着防止液含浸塗布部材が除去した液滴で汚染されて十分な液滴除去効果が発揮できなくなった時点で新品に交換することにより、容易に液滴除去能を回復させることができる。
液滴付着防止液含浸塗布部材としては、請求項2のところで述べた多孔質体を用いることができる。
請求項13に記載の発明は、記録媒体搬送ローラを備え、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、前記記録媒体搬送手段で搬送される記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出手段とを有する液滴吐出装置における記録媒体搬送ローラのクリーニング方法であって、前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴または液滴を構成する成分を除去するためのクリーニング液を前記記録媒体搬送ローラに塗布するクリーニング液塗布工程と、前記記録媒体搬送ローラに塗布されたクリーニング液を拭き取るクリーニング液拭取り工程と、を備え、前記クリーニング液が、液滴の付着を防止する液滴付着防止液としても機能することを特徴とする記録媒体搬送ローラのクリーニング方法に関する。
前記クリーニング方法においては、クリーニング液塗布工程で記録媒体搬送ローラの表面にクリーニング液が塗布され、次いでクリーニング液拭取り工程でクリーニング液が拭き取られることにより、記録媒体搬送ローラに付着した液滴または前記液滴を構成する成分は、次に記録媒体に接触するまでに除去される。また、前記クリーニング方法において使用されるクリーニング液は液滴付着防止液も兼ねるから、前記クリーニング液が拭き取り後記録媒体搬送ローラの表面に若干両残存することにより、液低が除去されたあとの印字面側ローラの表面に液滴が再付着することが防止される。
請求項14に記載の発明は、前記クリーニング液塗布工程においては、前記クリーニング液が含浸されたクリーニング液含浸塗布部材を前記記録媒体搬送ローラの表面に接触させてクリーニング液を塗布し、前記クリーニング液拭取り工程においては、クリーニング液拭取り部材で前記印字面側ローラの表面のクリーニング液を拭き取る請求項13に記載の記録媒体搬送ローラのクリーニング方法に関する。
前記クリーニング方法においては、クリーニング液を塗布する際にクリーニング液含浸塗布部材を前記印字面側ローラの表面に接触させているから、クリーニング液が周囲に飛び散ることなく、記録媒体搬送ローラの表面に確実に付着する上に、記録媒体搬送ローラ表面の液滴または液滴を構成する成分は、前記クリーニング液の作用で除去されるだけでなく、クリーニング液含浸塗布部材と印字面側ローラとの間の摩擦力によって機械的に除去される。
クリーニング液塗布部材は、記録媒体搬送ローラの表面にクリーニング液を塗布できれば十分であるから、記録媒体搬送ローラの表面に強く押圧する必要がない。また、クリーニング液塗布手段はクリーニング液によって湿潤された状態にある。
したがって、印字面側ローラとクリーニング液塗布部材との間に過大な摩擦が生じて印字面側ローラの表面が磨耗することがない。
また、クリーニング液塗布工程で塗布されたクリーニング液と前記クリーニング液によって記録媒体搬送ローラの表面から浮き上がった液滴とは、次のクリーニング工程においてクリーニング液拭取り部材で拭き取られて除去される。
クリーニング液塗布部材およびクリーニング液拭取り部材としては、請求項2のところで述べた多孔質体が使用できる。前記多孔質体はテープまたはベルト状であってもよい。また、表面を前記多孔質体で構成したクリーニング液塗布ローラおよびクリーニング液拭取りローラを用いてもよい。
請求項15に記載の発明は、前記クリーニング液が少なくとも1種の界面活性剤を含有してなる請求項13または14に記載の記録媒体搬送ローラのクリーニング方法に関する。
前記クリーニング方法で使用されるクリーニング液には界面活性剤が含有されているから、液滴吐出手段から吐出される液滴が水性であっても油性であっても容易に除去される。
以上説明したように本発明によれば、液滴吐出手段から吐出され、記録媒体に付着した液滴が記録媒体搬送ローラに付着することを効果的に防止し、または前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴を効果的に除去できる液滴吐出装置、前記記録媒体搬送ローラの液滴による汚染を効果的に防止できる記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法、および前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴を効果的に除去できる記録媒体搬送ローラのクリーニング方法が提供される。
1.実施形態1
本発明の液滴吐出装置に包含されるインクジェット記録装置の一例について以下に説明する。
実施形態1に係るインクジェット記録装置100は、図1に示すように、用紙Pを矢印aの方向に沿って搬送する搬送コンベア2と、搬送コンベア2上を搬送される用紙Pにインク滴を吐出して画像を形成する記録ヘッドアレイ8と、用紙Pの搬送方向aに沿って搬送コンベア2の下流側に位置し、記録ヘッドアレイ8で上面に画像を形成された用紙Pを搬送方向aに沿って系外に導出する1対の用紙搬送ローラ6とを備える。記録ヘッドアレイ8と用紙搬送ローラ6と用紙Pとは、夫々本発明における液滴吐出手段と記録媒体搬送ローラと記録媒体とに相当する。
記録ヘッドアレイ8は、イエロー(Y)のインク滴を吐出するインクジェットヘッド82Yと、マゼンタ(M)のインク的を吐出するインクジェットヘッド82Mと、シアン(C)のインク滴を吐出するインクジェットヘッド82Cと、黒色(K)のインク滴を吐出するインクジェットヘッド82Kと、処理液の液滴を吐出する処理液ヘッド84とを備える。インクジェットヘッド82Y、インクジェットヘッド82M、インクジェットヘッド82C、インクジェットヘッド82K、および処理液ヘッド84は、何れも用紙Pの全幅に亘って設けられた所謂全幅ヘッドであって、用紙Pの搬送方向aに沿って上流から下流に向かって配設されている。処理液ヘッド84から吐出される処理液は、インクジェットヘッド82Y、インクジェットヘッド82M、インクジェットヘッド82C、およびインクジェットヘッド82Kから吐出されるY、M、C、Kの各色のインク中の染料や顔料を不溶化して固定する溶液であって、具体的には無機電解質、有機アミン化合物、および有機酸などを含有する溶液が使用される。
用紙搬送ローラ6は、用紙Pの上面、即ちインクジェットヘッド82Y〜82Kから吐出されたインク滴が付着する側の面に当接する印字面側ローラ6Aと、用紙Pの搬送経路を挟んで印字面側ローラ6Aの反対側に位置する裏面側ローラ6Bとを有する。印字面側ローラ6Aと裏面側ローラ6Bとは、用紙Pがスリップしないように所定の圧力でニップされ、周面の用紙Pに接する側が搬送方向aと同方向、同速で移動するように互いに反対方向に回転している。
印字面側ローラ6Aの用紙Pに接する側とは反対側には、汚染防止液が含浸されたウィック4が当接し、印字面側ローラ6Aの回転方向に沿ってウィック4の下流側には余剰汚染防止液除去ブレード5の先端が当接している。ウィック4としては、本発明の液体吐出装置における液滴付着防止液塗布手段に相当する。ウィック4は、不織布、布帛、フェルト、スポンジなどの多孔質体を直方体状の形態に形成したものが挙げられる。
ウィック4に含浸できる汚染防止液は本発明の液滴付着防止液に相当し、一般に離型材の類のものであれば使用可能であるが、たとえば分子量1000程度までのポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール共重合体、エチレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体、アルミニウム石鹸やマグネシウム石鹸、亜鉛石鹸などの金属石鹸、高級脂肪酸アミド、高級アルコール誘導体、シリコーンオイル、ポリプロピレンワックス、ポリ(メチルメタクリレート)微小球とポリフッ化ビニルとの混合物などが挙げられる。これらは、単独で使用しても水や溶媒に渡海して使用してもよい。また、固体状のものに関してはローラへの塗布性を上げるためにヒータ等で加熱して液状にして使用することが好ましい。
ウィック4は、図1に示すように予め所定量の汚染防止液を含浸させたものであってもよく、また、外部から汚染防止液を供給して汚染防止液で湿潤させるようにしてもよい。
なお、インクジェット記録装置100においてウィック4を印字面側ローラ6Aに直接当接させる代わりに、図2に示すように不織布、布帛、フェルト、スポンジなどの多孔質またはプラスチックフィルムからなるウェブを矢印bの方向に駆動して汚染防止液を塗布するウェブ駆動機構11を印字面側ローラ6Aの近傍に設けてもよい。
ウェブ駆動機構11は図2に示すように、ウェブ12を巻き出す巻出しロール14と、巻出しロールから巻き出されたウェブ12を巻き取って矢印bの方向に走行させる巻取りロール16と、ウェブ12を印字面側ローラ6Aに押圧する押圧ローラ13と、ウェブ12の走行方向bに対して印字面側ローラ6Aよりも上流側に位置し、ウェブ12の印字面側ローラ6Aに接触する側の面に当接されたウィック18とを備える。ウィック18は、ウィック4と同様の構成を有し、汚染防止液が含浸されている。なお、ウィック18は、所定量の汚染防止液を予め含浸させておき、含浸させた汚染防止液が使い尽くされたら廃棄する使い捨て型であってもよく、また、適宜の手段で汚染防止液を供給して汚染防止液で湿潤した状態に保持してもよい。
以下、インクジェット記録装置100の作用について説明する。
搬送コンベア2で搬送方向aに沿って用紙Pが搬送され、記録ヘッドアレイ8の下方を通過すると、インクジェットヘッド82Y〜82Kから吐出されたY、M、C、Kの各色のインク滴によって用紙Pの上面に所定の画像が形成される。用紙Pの上面に形成された画像は、処理液ヘッド84から吐出された処理液によって不溶化され、固定化される。
処理液ヘッド84で画像が固定化された用紙Pは、搬送ローラ6によって系外に搬送されるが、そのときに用紙Pに形成された画像が印字面側ローラ6Aに接触する。
ここで、印字面側ローラ6Aの表面にはウィック4で汚染防止液が塗布される。また、図2に示す態様においては、巻出しロールから巻き出されたウェブ12に、ウィック18に含浸された汚染防止液が付着する。そしてウェブ12の汚染防止液が付着した側の面が押圧ローラ13によって印字面側ローラ6Aの表面に押圧されてウェブ12の汚染防止液が印字面側ローラ6Aの表面に転写され、これによって汚染防止液が塗布される。汚染防止液の塗布タイミングは、所定の枚数ごとや時間ごとに行ってもよく、また画像やローラの汚染を検知する手段を用い、汚染が蓄積した時点で行ってもよい。
したがって、高速印刷を行った場合のように、用紙Pに形成された画像が完全に固定化される前に搬送ローラ6で搬送される場合においても、用紙P表面の未乾燥のインクが印字面側ローラ6Aの表面に付着して画像を汚染することが防止される。
更に、図2に示す態様においては、ウィック18は直接には印字面側ローラ6Aの表面に接触していないから、たとえ印字面側ローラ6Aの表面に未乾燥のインクが付着しても前記インクで汚染されることがない。したがって、ウィック18はウィック4に比較して寿命が長い。
2.実施形態2
本発明の液滴吐出装置に包含されるインクジェット記録装置の別の例について以下に説明する。
実施形態2に係るインクジェット記録装置102は、図3に示すように、実施形態1におけるウィック4またはウェブ駆動機構11に代えて印字面側ローラ6Aの表面をクリーニングするクリーニング機構20を設けた構成を有する。
クリーニング機構20は、図3に示すように、印字面側ローラ6Aの用紙Pに接する側とは反対側に当接し、矢印cに示すように印字面側ローラ6Aとは反対方向に回転してクリーニング液を塗布するクリーニング液塗布ローラ22と、クリーニング液塗布ローラ22の回転方向cに対して印字面側ローラ6Aよりも上流側に位置し、クリーニング液塗布ローラ22にクリーニング液を付着させるウィック24と、印字面側ローラ6Aの回転方向に対してクリーニング液塗布ローラ22の下流側に位置する拭き取りローラ26と、ウィック24にクリーニング液を供給するクリーニング液貯留層28とを備える。クリーニング液塗布ローラ22とウィック24とクリーニング液貯留層28とは、本発明の液滴吐出装置におけるクリーニング液塗布手段に、拭き取りローラ26は、前記液滴吐出装置におけるクリーニング液拭取り手段に相当する。
クリーニング液塗布ローラ22は、表面が平滑なローラであって通常の金属ローラやプラスチックローラが使用される。拭き取りローラ26は、ゴムやプラスチックなどから形成された芯26Bの表面に、実施形態1におけるウィック4やウィック18と同様の不織布、布帛、フェルト、スポンジなどの多孔質体の表層26Aを設けた構成を有する。
また、ウィック24も、実施形態1におけるウィック4やウィック18と同様のウィックである。
クリーニング液としては、陰イオン界面活性剤や陽イオン界面活性剤の水溶液のほか、分子量1000程度までのポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール共重合体、エチレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体などの非イオン性界面活性剤およびその水溶液も使用される。なお、非イオン性界面活性剤はクリーニング剤としての機能だけでなく、汚染防止液としての機能も有する。陰イオン界面活性剤水溶液の組成の例としては、たとえばプロキセル(商品名、防腐剤)0.2質量%、エタノール(水性溶媒)10質量%、ステアリン酸ナトリウム(陰イオン界面活性剤)15質量%、水残量からなる溶液などがある。
以下、インクジェット記録装置102の作用について説明する。
実施形態1のインクジェット記録装置100と同様に、用紙Pがインクジェットヘッド82Y〜82Kの下方を通過すると、インクジェットヘッド82Y〜82Kから吐出されたインク滴によって所定の画像が形成される。用紙Pの上面に形成された画像は、処理液ヘッド84から吐出された処理液によって不溶化され、固定化される。
処理液ヘッド84で画像が固定化された用紙Pは、搬送ローラ6によって系外に搬送されるが、そのときに用紙Pに形成された画像が印字面側ローラ6Aに接触する。
ここで、クリーニング機構20においては、ウィック24によってクリーニング液塗布ローラ22の表面にクリーニング液が塗布される。そして、印字面側ローラ6Aは、用紙Pに接触したあと、クリーニング液塗布ローラ22に接触してクリーニング液が塗布される。印字面側ローラ6Aに塗布されたクリーニング液は、拭き取りローラ26で拭き取られて除去される。
したがって、高速印刷を行った場合のように、用紙Pに形成された画像が完全に固定化される前に搬送ローラ6で搬送される場合において、用紙P表面の未乾燥のインクが印字面側ローラ6Aの表面に付着しても、印字面側ローラ6Aのインクが付着した部分が用紙Pに再度接触する前に前記インクはクリーニング機構20で除去されるから、前記インクが用紙Pに再付着して画像を汚染することが防止される。
特に非イオン性界面活性剤はクリーニング液としてだけでなく、汚染防止液としても作用するから、クリーニング液として非イオン性界面活性剤を用いれば、印字面側ローラ6Aの表面にインクなどの汚れが付着し難くなる。
3.実施形態3
本発明の液滴吐出装置に包含されるインクジェット記録装置であって用紙反転機構を有し、両面印字の可能なものの例について以下に説明する。
実施形態3に係るインクジェット記録装置104においては、図4および図5に示すように、用紙Pの搬送方向aに沿って搬送コンベア2の下流側に隣接して用紙反転機構30が設けられ、用紙Pの搬送方向aに沿って搬送コンベア2の上流側に隣接して用紙反転機構30で反転された用紙を受け取って搬送コンベア2に送出する搬送経路切替機構50が設けられている。
用紙反転機構30は、用紙Pの反転経路に沿って湾曲した搬送プレート34と、搬送プレート34の外側の面、即ち用紙搬送面を挟むように設けられた一群の搬送ローラ32とを備える。搬送ローラ32は、用紙搬送面の外側に位置する外側ローラ32Aと、用紙搬送面の内側に位置する内側ローラ32Bとを備える。搬送ローラ6は、用紙反転機構30の入り口の部分に設けられている。用紙Pは、外側ローラ32Aと内側ローラ32Bとに挟持されて搬送プレート34の外側の面に沿って搬送される。
搬送経路切替機構50は、図4および図5において実線で示す第1の位置と、二点鎖線で示す第2の位置とのいずれかをとる搬送プレート54と、搬送プレート54の下面を挟むように設けられた一群の搬送ローラ52とを備える。搬送ローラ52は、搬送プレート54の下側に位置する下側ローラ52と搬送プレート54の上側に位置する上側ローラ52とから構成される。
インクジェット記録装置104は、上記の点を除いては実施形態1のインクジェット記録装置100と同様の構成を有している。
以下、インクジェット記録装置104の作用について説明する。
搬送コンベア2で搬送方向aに沿って用紙Pが搬送され、記録ヘッドアレイ8の下方を通過すると、インクジェットヘッド82Y〜82Kから吐出されたY、M、C、Kの各色のインク滴によって用紙Pの上面に所定の画像が形成される。用紙Pの上面に形成された画像は、処理液ヘッド84から吐出された処理液によって不溶化され、固定化される。
処理液ヘッド84で画像が固定化された用紙Pは、搬送ローラ6によって用紙反転機構30に送り出される。
用紙反転機構30においては、用紙Pは印字面が外側になるように搬送ローラ32で保持され、搬送プレート34の外側の面、即ち用紙搬送面に沿って搬送経路切替機構50に向かって搬送される。したがって、用紙Pの印字面は、記録ヘッドアレイ8を最初に通過するときは上方を向いていたが、用紙反転機構30を搬送されるうちに下方を向く。
搬送経路切替機構50においては、用紙反転機構30において用紙Pが搬送されている間は、図4および図5において実線で示す位置にあり、搬送プレート54の下面が搬送プレート34の用紙搬送面に連続する搬送面を形成する。したがって、用紙反転機構30を搬送されてきた用紙Pは、搬送経路切替機構50において、二点鎖線で示すように、印字面を下にして搬送プレート54と下側ローラ52Aとで挟持された状態で保持される。
用紙Pが搬送経路切替機構50に搬送されたら、搬送プレート54は二点差線で示す位置に移動し、搬送プレート54の下面が搬送コンベア2の上面と連続した搬送面を形成する。この状態で搬送ローラ52が回転して、用紙Pを印字面が下方を向き、未印字面が上方を向いた状態で搬送コンベア2に向かって送り出す。
搬送コンベア2に送り出された用紙Pは、未印字面が上方を向いた状態で搬送方向aに沿って記録ヘッドアレイ8の下方を通過する。そして、インクジェットヘッド82Y〜82Kから吐出されたY、M、C、Kの各色のインク滴によって用紙Pの未印字面に所定の画像が形成される。前記画像は、処理液ヘッド84から吐出された処理液によって不溶化され、固定化される。これによって用紙Pの両面に画像が形成される。
未印字面に画像が形成された用紙は、搬送ローラ6によって系外に搬送される。
したがって、用紙Pは、用紙反転機構30に送出されるときと、両面に印字されて系外に搬送されるときの2回、新たに形成された画像が印字面側ローラ6Aに接触する。
しかし、印字面側ローラ6Aの表面にはウィック4またはウェブ駆動機構11によって汚染防止液が塗布されるから、用紙P上の未乾燥インクが印字面側ローラ6Aに付着して画像を汚染することがない。
以上、搬送ローラ6における印字面側ローラ6Aにのみウィック4またはウェブ駆動機構11を設けた例について述べたが、ウィック4またはウェブ駆動機構11を搬送ローラ32における外側ローラ32Aにも設ければ、用紙Pを用紙反転機構30で搬送するときに外側ローラ32Aが用紙Pの印字面に接触しても、未完走インクが外側ローラ32Aに付着して用紙P上の画像を汚染することがないから好ましい。なお、ウィック4またはウェブ駆動機構11は、用紙反転機構30の入り口側に位置する外側ローラ32Aのみに設けてもよい。
4.実施形態4
本発明の液滴吐出装置に包含されるインクジェット記録装置であって用紙反転機構を有し、両面印字の可能なものの別の例について以下に説明する。
実施形態4に係るインクジェット記録装置106においては、図6に示すように、用紙Pの搬送方向aに沿って搬送コンベア2の下流側に隣接して用紙反転機構30が設けられ、用紙Pの搬送方向aに沿って搬送コンベア2の上流側に隣接して用紙反転機構30で反転された用紙を受け取って搬送コンベア2に送出する搬送経路切替機構50が設けられている。
用紙反転機構30および搬送経路切替機構50の構成、作用については実施形態3のところで説明したとおりである。
インクジェット記録装置106は、上記の点を除いては実施形態2のインクジェット記録装置102と同一の構成を有している。
作用については実施形態3で述べたとおりである。但し、実施形態3のインクジェット記録装置とは異なり、印字面側ローラはクリーニング機構20によってクリーニング液が塗布され、拭き取られてクリーニングされる。
なお、クリーニング機構20は搬送ローラ6における印字面側ローラ6Aにのみ設けてもよいが、用紙反転機構30における外側ローラ32Aにも設ければ、用紙P上の未乾燥インクが外側ローラ32Aに付着して用紙P上の画像を汚染することがないから好ましい。
本発明の液滴吐出装置は、用紙にインクを吐出して印字するインクジェット記録装置だけでなく、基板上に回路を印刷する回路印刷装置も包含する。また、本発明の液滴付着防止方法およびクリーニング方法は、前記インクジェット記録装置の用紙搬送ローラや、前記回路印刷装置の基板搬送ローラの液滴付着防止やクリーニングにも適用できる。
図1は、実施形態1に係るインクジェット記録装置の構成を示す構成図である。 図2は、実施形態1に係るインクジェット記録装置の別の例について構成を示す構成図である。 図3は、実施形態2に係るインクジェット記録装置の構成を示す構成図である。 図4は、実施形態3に係るインクジェット記録装置の構成を示す構成図である。 図5は、実施形態3に係るインクジェット記録装置の別の例について構成を示す構成図である。 図6は、実施形態4に係るインクジェット記録装置の構成を示す構成図である。
符号の説明
2 搬送コンベア
4 ウィック
5 余剰汚染防止液除去ブレード
6 搬送ローラ
6A 印字面側ローラ
6B 裏面側ローラ
8 記録ヘッドアレイ
11 ウェブ駆動機構
12 ウェブ
13 押圧ローラ
14 巻出しロール
16 巻取りロール
18 ウィック
20 クリーニング機構
22 クリーニング液塗布ローラ
24 ウィック
26 拭き取りローラ
26B 芯
26A 表層
28 クリーニング液貯留層
30 用紙反転機構
32 搬送ローラ
32A 外側ローラ
32B 内側ローラ
34 搬送プレート
50 搬送経路切替機構
52 搬送ローラ
52A 下側ローラ
52B 上側ローラ
54 搬送プレート
82Y インクジェットヘッド
82M インクジェットヘッド
82C インクジェットヘッド
82K インクジェットヘッド
84 処理液ヘッド
100 インクジェット記録装置
102 インクジェット記録装置
104 インクジェット記録装置
106 インクジェット記録装置

Claims (15)

  1. 記録媒体搬送ローラを備え、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、
    記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出手段と、
    前記記録媒体搬送ローラに液滴の付着を防止する液滴付着防止液を塗布する液滴付着防止液塗布手段と、
    を有し、
    前記液滴付着防止液塗布手段は、記録媒体搬送ローラに液滴付着防止液を塗布するウェブと、前記ウェブを特定の方向に駆動するウェブ駆動機構と、前記液摘付着防止液が含浸されているとともに、前記ウェブの記録媒体搬送ローラに当接する側の面に当接するウィックと、を備える液滴吐出装置。
  2. 前記記録媒体搬送ローラは、記録媒体の搬送方向に対して前記液滴吐出手段の下流側に配置される請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記記録媒体搬送ローラは対をなし、前記液滴吐出手段から吐出された液滴が付着した記録媒体を両面から挟む請求項1または2に記載の液滴吐出装置。
  4. 液滴付着防止液塗布手段は、記録媒体の液滴が吐出された面に接する前記記録媒体搬送ローラに前記液滴付着防止液を塗布する請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記液滴付着防止液塗布手段は、前記液滴付着防止液が含浸されるとともに、前記液滴が吐出された面側のローラの表面に接触し、含浸された液滴付着防止液を塗布する液滴付着防止液含浸塗布部材を備えてなる請求項4に記載の液滴吐出装置。
  6. 記録媒体搬送ローラを備え、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、
    記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出手段と、
    前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴または液滴を構成する成分を除去するためのクリーニング液を前記記録媒体搬送ローラに塗布するクリーニング液塗布手段と、
    前記記録媒体搬送ローラに塗布されたクリーニング液を拭き取るクリーニング液拭取り手段と、
    を備え、
    前記クリーニング液は、液滴の付着を防止する液滴付着防止液としても機能する液滴吐出装置。
  7. 前記記録媒体搬送ローラは、記録媒体の搬送方向に対して前記液滴吐出手段の下流側に配置される請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記記録媒体搬送ローラは対を成し、前記液滴吐出手段から吐出された液滴が付着した記録媒体を両面から挟む請求項6または7に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記クリーニング液塗布手段は、記録媒体の液滴が吐出された面に接する前記記録媒体搬送ローラに前記クリーニング液を塗布する請求項8に記載の液滴吐出装置。
  10. 前記クリーニング液塗布手段は、前記クリーニング液が含浸されるとともに、前記記録媒体の液滴が吐出された面側のローラの表面に接触し、含浸されたクリーニング液を塗布するクリーニング液含浸塗布部材を備えてなる請求項9に記載の液滴吐出装置。
  11. 前記クリーニング液は少なくとも1種の界面活性剤を含有してなる請求項6〜10の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  12. 記録媒体搬送ローラを備え、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、前記記録媒体搬送手段で搬送される記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出手段とを有する液滴吐出装置における記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法であって、
    記録媒体搬送ローラに液滴付着防止液を塗布するウェブと、前記ウェブを特定の方向に駆動するウェブ駆動機構と、前記液摘付着防止液が含浸されているとともに、前記ウェブの記録媒体搬送ローラに当接する側の面に当接するウィックと、を備える液滴付着防止液塗布手段を用い、前記液滴付着防止液塗布手段におけるウェブを前記記録媒体搬送ローラの表面に接触させて液滴付着防止液を塗布する記録媒体搬送ローラの液滴付着防止方法
  13. 記録媒体搬送ローラを備え、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、前記記録媒体搬送手段で搬送される記録媒体に液滴を吐出する液滴吐出手段とを有する液滴吐出装置における記録媒体搬送ローラのクリーニング方法であって、
    前記記録媒体搬送ローラに付着した液滴または液滴を構成する成分を除去するためのクリーニング液を前記記録媒体搬送ローラに塗布するクリーニング液塗布工程と、
    前記記録媒体搬送ローラに塗布されたクリーニング液を拭き取るクリーニング液拭取り工程と、
    を備え、
    前記クリーニング液は、液滴の付着を防止する液滴付着防止液としても機能することを特徴とする記録媒体搬送ローラのクリーニング方法。
  14. 前記クリーニング液塗布工程においては、前記クリーニング液が含浸されたクリーニング液含浸塗布部材を前記記録媒体搬送ローラの表面に接触させてクリーニング液を塗布し、
    前記クリーニング液拭取り工程においては、クリーニング液拭取り部材で前記記録媒体搬送ローラの表面のクリーニング液を拭き取る
    請求項13に記載の記録媒体搬送ローラのクリーニング方法。
  15. 前記クリーニング液は少なくとも1種の界面活性剤を含有してなる請求項13または14に記載の記録媒体搬送ローラのクリーニング方法。
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