JP2005178251A - ローラユニット及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ローラ対6は、ローラユニットとしての駆動ローラ7と従動ローラ8とで構成され、駆動ローラ7のローラ内部には、用紙Pに湿潤を付与するための湿潤発生部20を備えている。湿潤発生部20は、水22を保持する容器21と、ヒータ25と、水位センサ26とで構成され、容器21内の水22をヒータ25により加熱することにより、水22を沸騰させて、発生した水蒸気を駆動ローラ7の本体部7aの内周面から外周面に貫通する無数の孔7cからローラの外部に発散して、駆動ローラ7と従動ローラ8との間に挟まれて紙送りされる用紙Pに湿潤を付与する。
【選択図】 図2
Description
また、カットシート形態の記録媒体の局所曲がりに対応するために、記録媒体が記録ヘッドに達する前に、記録媒体の先端が搬送ベルト側に向く様にカールを付ける先端カール発生手段を備えたライン型インクジェット記録装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
上記構成によれば、記録媒体を搬送するローラ内に湿潤発生手段を備えたことにより、記録媒体に湿潤を確実に付与することができる。また、ローラユニットを用いる記録装置などの小型化を図ることができる。
上記構成によれば、湿潤発生手段がローラの回転に付随しない状態に設けられていることにより、記録媒体に付与する液体を、回転するローラ内に容易に保持することができると共に、湿潤発生手段および湿潤のメンテナンスが容易にできる。
上記構成によれば、容器に保持する液体に加熱手段で加熱することにより、記録媒体に付与する湿潤を容易に放出することができる。
上記構成によれば、容器に保持する液体に超音波発生手段の超音波を用いることにより、記録媒体に付与する湿潤(ミスト)を容易に放出することができる。
上記構成によれば、駆動ローラに従動して回転する転写ローラを備えることにより、容器に保持する液体を転写ローラ及び駆動ローラの外周面に付着させて、記録媒体に湿潤を容易に付与することができる。また、湿潤調節手段により、転写ローラ及び駆動ローラの外周面に付着する液体量を調節することで、記録媒体に付与する湿潤量の調節ができる。
上記構成によれば、容器に保持する液体を液体吐出ヘッドから吐出することにより、記録媒体に付与する湿潤(液滴)を容易に放出することができる。
上記構成によれば、湿潤発生手段により発生する湿潤を、記録媒体との接触面に伝達する伝達手段を介して、ローラ外周面に確実に放出することができる。
上記構成によれば、湿潤発生手段により発生する湿潤を、ローラ内周面と外周面とを貫通する孔を介して、ローラ外周面に確実に放出することができる。
上記構成によれば、記録媒体を搬送するローラ対のローラ内に、記録媒体に湿潤を付与する湿潤発生手段を備えたことにより、湿潤発生手段において発生した湿潤を、短い伝達経路で効率良く記録媒体に付与することができ、記録媒体のカールや局所曲がりを確実に抑えることが可能な、ローラユニットを提供することができる。
上記構成によれば、記録媒体に湿潤を付与する液体として、クリーニング液やコーティング剤などの機能性液体を用いることにより、記録媒体の記録面のプレコート、あるいは記録媒体を搬送する搬送部のクリーニングを行うことができると共に、記録媒体に湿潤を付与することによりカールや局所曲がりの矯正が同時にできる。
上記構成によれば、記録媒体を搬送するローラ内に湿潤発生手段を備えたことにより、記録媒体に湿潤を確実に付与することで、記録媒体のカールや局所曲がりを確実に抑え、記録媒体の汚れや記録ヘッドの吐出面の損傷等がない記録装置を提供することができる。また、記録装置の小型化を図ることができる。
以下、図1〜図3に基づいて本発明を具体化したローラユニット及びこのローラユニットを用いた記録装置の実施形態を説明する。なお、本実施の形態では、本発明の記録装置の一例として、インクを吐出して記録媒体としての用紙に画像をプリントするライン型インクジェット記録装置を用いて説明する。
図1は、本実施形態のライン型インクジェット記録装置の用紙搬送部の概略構造を示す模式図。図2は、ローラユニットの概略構造を示す模式側面図。図3は、ローラユニットの取付け部の概略構造を示す模式正面図である。
給紙ローラ5は、用紙カセット4内部の用紙Pを搬送装置へ送り出すためのローラであり、制御部11により駆動制御されるモータ18により駆動する。
排出ローラ対9は、制御部11により駆動制御されるモータ17により駆動する駆動ローラ9aと、駆動ローラ9aに接触して従動する従動ローラ9bとで排出ローラ対を構成している。
本体部7aは、例えば硬質エポキシ樹脂からなり、筒型の内周面から外周面に貫通する伝達手段としての孔7cが多数形成されている。孔7cの穴の大きさは、後述する液体の湿潤な雰囲気(本例では蒸気)が通過可能な穴であれば良く、例えば1〜5mm径の略円形の穴が形成されている。支持部7bは、例えば金属のステンレスからなり、本体部7aと一体にその両側に1対が固着され、記録装置の筐体30を構成する支持フレーム30aに回転自在に支持されている。また、駆動ローラ7は、一方の支持部7bに固着された歯車31と、モータ16の駆動により回転する中間歯車32とが噛合することにより、各歯車31,32を介して伝達されるモータ16の駆動力によって回転可能となっている。
容器21の側面には、容器21内に水を給排水するための給排水パイプ21aが接続されており、容器21はこの給排水パイプ21aおよび給水ポンプ23を介して貯水タンク24と接続されている。
水位センサ26は、例えば2対の絶縁された電極を水に浸して電極間の静電容量から水位を検出する静電容量型水位センサであり、容器21の側壁に固定されている。
給水ポンプ23の駆動、およびヒータ25に入力される電圧信号は、制御部11により制御される。また、水位センサ26の検出信号は、制御部11に入力される。
ゲートローラ対6を構成する他方の従動ローラ8は、例えば金属のステンレスからなるローラ軸8aの両端部を除く外周部に、例えばウレタン樹脂からなるローラ本体部8bが一体に取付けられて構成され、ローラ本体部8bが駆動ローラ7に接触するようにローラ軸8aの両端部が筐体30に回転自在に支持されている。
ホストコンピュータなどからインタフェイス(IF)を介して入力される印刷データに基づいて、制御部11のCPUから印刷指示信号が出されると、先ず制御部11からの駆動信号によりモータ18が駆動されて給紙ローラ5が回転して、用紙カセット4内部の用紙Pをゲートローラ対6に送り出す。
用紙Pへの印刷は、制御部11において、IFを介してホストコンピュータから入手し、RAMに格納された印刷データを、CPUにおいて所定の処理を実行して、この処理データに基づいてヘッドドライバに駆動信号が出力され、ヘッドドライバを介して駆動信号がヘッドユニット2に入力され、駆動信号が入力された静電アクチュエータに対応するノズルから、用紙Pにインク滴が吐出されて印刷データに基づく画像の印刷(記録)が行われる。
用紙Pに付与される液体22の湿潤な雰囲気(本例では水蒸気)は、駆動ローラ7内に備えた湿潤発生部20において生成される。ライン型インクジェット記録装置の電源が投入されると、制御部11の制御信号によりヒータ25が作動して、容器21内の水22が所定の温度に加熱される。
(1)用紙Pを搬送するローラ対6の駆動ローラ7内に、用紙Pに湿潤を付与する湿潤発生部20を備えたことにより、湿潤発生部20において発生した湿潤を、短い伝達経路で効率良く用紙Pに付与することができ、用紙Pのカールや局所曲がりを確実に抑えることが可能な、ローラユニットを提供することができる。
(2)用紙Pを搬送する駆動ローラ7内に湿潤発生部20を備えたことにより、用紙Pに湿潤を確実に付与することで、用紙Pのカールや局所曲がりを確実に抑え、用紙Pの汚れやヘッドユニット2の吐出面の損傷等がないライン型インクジェット記録装置を提供することができる。また、記録装置の小型化を図ることができる。
(3)湿潤発生部20が駆動ローラ7の回転に付随しない状態に設けられていることにより、用紙Pに湿潤を付与するための液体を、回転する駆動ローラ7内に容易に保持することができると共に、湿潤発生部20および液体(湿潤)としての水22のメンテナンスが容易にできる。
(4)用紙Pに湿潤を付与する湿潤発生部20を備えたゲートローラ対6を、ノズルからインク滴を吐出して印刷を行うヘッドユニット2と用紙カセット4から用紙Pを給紙する給紙ローラ5との間に配置し、湿潤発生部20から湿潤を用紙Pに付与することにより、用紙Pからの紙紛を防止すると共に、静電気の発生を抑制することができ、ヘッドユニット2のインク不吐出などを防止したライン型インクジェット記録装置を提供することができる。
(5)駆動ローラ7を下側に配置したので、水22を保持する容器21の開口が上を向き、水蒸気を用紙Pのニップ箇所に向かって放出させることができる。このため、比較的水蒸気の発生量が少なくても、用紙Pを十分湿潤させることができる。また、用紙Pは、水蒸気によって湿潤されると同時に、ローラ7,8によってプレスされるので、カールや局所曲がりが矯正され易い。
次に、本発明の第2の実施形態を図4に基づいて説明する。図4は、湿潤発生手段として超音波発生手段を備えたローラユニットの概略構造を示す模式側面図ある。
容器21は、給排水パイプ21aおよび給水ポンプ23を介して貯水タンク24と接続されている。給水ポンプ23および圧電素子40は、制御部11の制御信号により駆動制御される。また、水位センサ26の検出した水位の検出信号は、制御部11に入力される。
次に、本発明の第3の実施形態を図5に基づいて説明する。図5は、湿潤発生手段として転写ローラを備えたローラユニットの概略構造を示す模式側面図ある。
容器21Cは、給排水パイプ21aおよび給水ポンプ23を介して貯水タンク24と接続されている。給水ポンプ23は、制御部11の制御信号により駆動制御される。また、水位センサ26の検出した水位の検出信号は、制御部11に入力される。
転写ローラ45は、ローラ軸の外周部に例えばウレタン樹脂からなるローラ本体部が一体に構成され、ローラ本体部の下端部が、容器21C内の水22に浸水する位置に配置されている。
(1)駆動ローラ7Bに従動して回転する転写ローラ45を備えることにより、容器に保持する液体(水)22を転写ローラ45及び駆動ローラ7Bの外周面に付着させて、用紙Pに湿潤を容易に付与することができ、用紙Pのカールや局所曲がりを確実に抑えることが可能な、ローラユニットを提供することができる。また、湿潤調節手段により、転写ローラ45及び駆動ローラ7Bの外周面に付着する液体量を調節することで、用紙Pに付与する湿潤量の調節ができる。
次に、本発明の第4の実施形態を図6に基づいて説明する。図6は、湿潤発生手段としてヘッドユニットを備えたローラユニットの概略構造を示す模式側面図ある。
駆動ローラ7Cの本体部7dは、例えば硬質エポキシ樹脂からなり、筒型の内周面から外周面に貫通する伝達手段としての孔7eが形成されている。孔7eは、後述するヘッドユニット50のヘッド(ノズル)に対応する多数の孔7eが、ローラ円周方向において、ローラ中心に一定角度で多数列形成されている。また、駆動ローラ7Cの一方の端部には、駆動ローラ7Cの回転角度を検出するためのロータリエンコーダ52(図示せず)が固着されている。
湿潤発生部20Dのヘッドユニット50は、ロータリエンコーダ52によってヘッドユニット50(ノズル)に対する駆動ローラ7Cの回転角度が検出され、孔7eがヘッドユニット50のノズルの真下に来たときに、ノズルから水滴が吐出される。吐出された水滴は、駆動ローラ7Cの本体部7dの内周面から外周面に貫通する孔7eから、駆動ローラ7Cと従動ローラ8Bとの間に挟まれて紙送りされる用紙Pに湿潤が付与される。用紙Pに湿潤が付与されることにより、用紙Pのカールや局所曲がりが矯正される。
(1)カートリッジ51に保持する液体をヘッドユニット50から吐出することにより、用紙Pに付与する湿潤(液滴)を容易に放出することができる。
図7は、別の水位調節手段の概略構造を示す模式側面図であり、図7(a)は、水位調節手段として、容器21を移動する移動手段を備えた実施形態、図7(b)は、水位調節手段として、転写ローラ45を移動する移動手段を備えた実施形態である。なお、図7(a)および図7(b)に示す実施形態は、水位調節手段以外の構成及び動作について、図5に示す実施形態と同様であり、その説明は省略する。
図7(a)に示すように、転写ローラ45の下端部外周面に付着する水分量の調節は、水位調節手段として、水22を保持する容器21Cを移動させるリニアモータ46を備え、容器21Cの位置(水22の水面位置)を、例えば深,中,浅の3水準を予め制御部11のRAMに格納しておき、3水準の内、所望の水準を選択することにより、リニアモータ46が制御部11の制御信号により稼動して、容器21Cの位置(転写ローラ45との距離)を図示するY方向に移動することにより、転写ローラ45と水の接触面積を調節する。
図7(b)に示すように、転写ローラ45の下端部外周面に付着する水分量の調節は、水位調節手段として、転写ローラ45を移動させる移動装置47を備え、転写ローラ45が駆動ローラ7Bの回転軸を中心にして図示するα方向に回転することにより、転写ローラ45と水の接触面積を調節する。転写ローラ45の位置(水22の水面との距離)を、例えば深,中,浅の3水準を予め制御部11のRAMに格納しておき、3水準の内、所望の水準を選択することにより、移動装置47が制御部11の制御信号により稼動して、転写ローラ45の位置を調節する。
記録装置の一例として、インクを吐出して記録媒体としての用紙に画像をプリントするライン型インクジェット記録装置を用いて説明したが、インクジェット方式以外の各種プリンタ、複写機、あるいはファクシミリなど、ローラユニットを用いるどんな記録装置にも適用することができる。
用紙Pに湿潤を付与する液体として水を用いた場合で説明したが、クリーニング液やコーティング剤などの機能性液体を用いてもよい。
クリーニング液としては、例えば一般に市販されているクリーニング液(界面活性剤、精製水、イソプロピル、アルコール1%未満などを含む液体)を用いることにより、搬送ベルト12のクリーニングができると共に、用紙Pに湿潤を付与することにより用紙Pのカールや局所曲がりの矯正が同時にできる。
用紙Pに湿潤を付与する液体としてコーティング剤を用いることにより、用紙Pの印刷面にインク吸収層を形成しインク滲みを防ぐプレコートを行うと共に、用紙Pに湿潤を付与することにより用紙Pのカールや局所曲がりの矯正が同時にできる。
第1〜第3の実施形態において、ゲートローラ対6は、用紙Pの印刷面側に従動ローラ8,8Bを配置した構成で説明したが、駆動ローラ7,7Bを配置しても良い。
伝達手段は、孔に限定されない。不織布、多孔質体織布でもよい。要するにローラ内部に発生した水蒸気又はミストを、ローラの外周壁を通じて外部へ放出できる構造であればよい。
湿潤発生手段が内蔵されるローラは、駆動ローラに限定されない。従動ローラであっても下側に配置すれば、容器内に液体を保持できる。
湿潤発生手段は、液体を保持する容器と、加熱手段または超音波発生手段とを備えた構成に限定されない。例えば加熱手段(ヒータ25)または超音波発生手段(圧電素子40およびレンズ41)を容器21と共にローラの外側に配置し、加熱手段または超音波発生手段により容器内の液体から放出させた蒸気またはミストをローラ内の通路(例えば管路)へ送り込み、この通路から孔等の伝達手段を介してローラの外周面側へ放出させる構成を採用してもよい。この場合、ローラ内の中空部に管路を配置してもよいし、ローラが筒状の軸部を有する場合はその軸部を管路として利用してもよい。また、管路(流路)には、送り込まれた蒸気やミストをその外側へ放出できるように孔等を設けることで通気性を持たせる。管路内では蒸気やミスト(湿潤な雰囲気)の取り込み口側ほどその濃度が濃くなるため、ローラの軸方向全域に渡って蒸気やミストをほぼ均一に放出できるように、例えばローラの軸方向において取り込み口から遠ざかるほど孔の数を減らすように孔の数に分布を持たせるとよい。
Claims (11)
- ローラを回転することにより記録媒体を搬送するローラユニットであって、
前記ローラ内に、前記記録媒体に湿潤を付与する湿潤発生手段を備えたことを特徴とするローラユニット。 - 請求項1に記載のローラユニットにおいて、
前記湿潤発生手段は、前記ローラの回転に付随しない状態に設けられていることを特徴とするローラユニット。 - 請求項1又は2に記載のローラユニットにおいて、
前記湿潤発生手段は、液体を保持する容器と、該容器内の前記液体を加熱して該液体の湿潤な雰囲気をさせる加熱手段とを備えたことを特徴とするローラユニット。 - 請求項1又は2に記載のローラユニットにおいて、
前記湿潤発生手段は、液体を保持する容器と、該容器内の前記液体に超音波振動を付与して該液体の湿潤な雰囲気をさせる超音波発生手段とを備えたことを特徴とするローラユニット。 - 請求項1又は2に記載のローラユニットにおいて、
前記湿潤発生手段は、液体を保持する容器と、前記容器内の液体に外周面を接触させた状態で前記ローラに従動して回転する転写ローラと、前記転写ローラと前記容器内の液体との接触量を増減可能に構成され前記記録媒体に対する湿潤量を調節する湿潤調節手段とを備えたことを特徴とするローラユニット。 - 請求項1又は2に記載のローラユニットにおいて、
前記湿潤発生手段は、液体を保持する容器と、該容器から供給された液体の液滴を吐出する液体吐出ヘッドを備えたことを特徴とするローラユニット。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載のローラユニットにおいて、
前記ローラは、前記湿潤発生手段により発生する湿潤を、前記記録媒体との接触面に伝達する伝達手段を備えたことを特徴とするローラユニット。 - 請求項7に記載のローラユニットにおいて、
前記伝達手段は、前記ローラ内周面と外周面とを貫通する孔を有し、前記湿潤発生手段により発生する湿潤を、前記孔を介して前記記録媒体に付与することを特徴とするローラユニット。 - 請求項1乃至8の何れか一項に記載のローラユニットにおいて、
前記ローラに従動する従動ローラを備え、前記ローラと前記従動ローラとで、記録媒体を搬送するローラ対を構成することを特徴とするローラユニット。 - 請求項1乃至9の何れか一項に記載のローラユニットにおいて、
前記液体は、機能性液体であることを特徴とするローラユニット。 - 回転することにより記録媒体を搬送するローラ内に記録用紙に湿潤を付与する湿潤発生手段を備えたローラユニットを配置した記録装置。
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2003
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