JP4533813B2 - 目標検出装置 - Google Patents

目標検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4533813B2
JP4533813B2 JP2005196743A JP2005196743A JP4533813B2 JP 4533813 B2 JP4533813 B2 JP 4533813B2 JP 2005196743 A JP2005196743 A JP 2005196743A JP 2005196743 A JP2005196743 A JP 2005196743A JP 4533813 B2 JP4533813 B2 JP 4533813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
signal
target
dimensional discrete
wavelet transform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005196743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007017204A (ja
Inventor
晋一 竹谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005196743A priority Critical patent/JP4533813B2/ja
Publication of JP2007017204A publication Critical patent/JP2007017204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4533813B2 publication Critical patent/JP4533813B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

本発明は、受信した信号から目標を検出する目標検出装置に関し、特に時間−周波数軸上で目標を検出する技術に関する。
従来、例えばレーダ装置に備えられ、送信したパルス信号が目標で反射されて戻ってきた反射波を受信し、受信した反射波に基づき目標を検出する目標検出装置が知られている。このような目標検出装置においては、複数の反射波(ヒット)を受信して積分し、SN比を向上させることが行われている。
しかしながら、高速で動く目標(以下、「高速目標」という)に対しては、目標のレンジ方向のずれによって積分できるヒット数に上限があるので、積分によるSN比向上にも限界があり、目標の検出性能に劣るという問題があった。
このような問題に対処するために、短時間しか出現しない高速目標を検出できる目標検出装置が開発されている。図12は、このような従来の目標検出装置の構成を示すブロック図である。この目標検出装置は、移動目標指示(以下、「MTI:Moving Target Indicator」という)部11、短時間フーリエ変換(以下、「STFT:Short Time Fourier Transform」という)部12、一定誤警報率(以下、「CFAR:Constant False Alarm Rate」という)部13、スレショルド部14および検出部15から構成されている。
この目標検出装置は、以下のように動作する。すなわち、反射波を図示しないアンテナで受信することにより得られた受信信号は、MTI部11に送られる。MTI部11は、受け取った受信信号に含まれるクラッタを抑圧し、STFT部12に送る。STFT部12は、MTI部11から送られてくるクラッタが抑圧された信号を短時間フーリエ変換により時間−周波数軸上の信号に変換し、CFAR部13に送る。なお、短時間フーリエ変換については、例えば非特許文献1に説明されている。
CFAR部13は、STFT部12から送られてくる時間−周波数軸上の信号に対し、誤警報確率を一定の低さに抑えた信号を生成し、スレショルド部14に送る。図13は、CFAR部13の一例として、相加平均で規格化を行うリニアCFAR部の構成を示すブロック図である。CFAR部13は、遅延部31、加算部32、平均化処理部33および除算部34から構成されている。
遅延部31は、入力された信号xiを遅延させた後、加算部32および除算部34に送る。加算部32は、一定期間に遅延部31から送られてくるN個のデータを加算し、平均化処理部33に送る。平均化処理部33は、加算部32から送られてくるN個のデータの平均値を算出し、除算部34に送る。除算部34は、遅延部31から送られてくるデータを平均値で除算し、この除算結果をCFAR出力としてスレショルド部4に送る。なお、CFAR部13は、相乗平均で規格化を行う対数CFAR部によって実現される場合もある。
スレショルド部14は、CFAR部13から送られてくる信号を所定のスレショルドレベルと比較し、その比較結果を表す信号を検出部15に送る。検出部15は、スレショルド部14から送られてくる比較結果を表す信号に基づいて目標を検出し、この検出結果を検出情報として出力する。
榊原、"ウェーブレットビギナーズガイド"、東京電機大学出版局、pp.23-24(1995)
しかしながら、上述した従来の短時間フーリエ変換を採用した目標検出装置では、高速目標が小目標である場合は、SN比が小さくて、目標を検出できない場合があるという問題がある。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、高速目標が小目標であっても、その小目標を確実に検出し、目標検出性能を向上させることができる目標検出装置を提供することにある。
第1の発明に係る目標検出装置は、上述した課題を達成するために、入力された信号を短時間フーリエ変換によって時間−周波数軸上の信号に変換して出力する短時間フーリエ変換部と、短時間フーリエ変換部から得られた時間−周波数軸上の信号に対して2次元離散ウェーブレット変換を施す2次元離散ウェーブレット変換部と、2次元離散ウェーブレット変換部から得られるウェーブレット展開係数に基づき目標を検出する検出部と、前記短時間フーリエ変換部から得られた時間−周波数軸上の信号に対して、複数のレンジセルの信号の中の最大値を有する信号または前記複数のレンジセルの信号を加算する合成部とを備え、前記2次元離散ウェーブレット変換部は、前記合成部から得られた信号に対して2次元離散ウェーブレット変換を施すことを特徴とする。
の発明に係る目標検出装置は、第1の発明に係る目標検出装置において、検出部は、2次元離散ウェーブレット変換部における2次元離散ウェーブレット変換によって得られる3つのウェーブレット展開係数の何れか1つに基づいて目標を検出することを特徴とする。
の発明に係る目標検出装置は、第1の発明に係る目標検出装置において、検出部は、2次元離散ウェーブレット変換部における2次元離散ウェーブレット変換によって得られる複数のウェーブレット展開係数の中の最大値を有するウェーブレット展開係数を用いて目標を検出することを特徴とする。
本発明に係る目標検出装置によれば、時間−周波数軸上に広がった信号を、2次元離散ウェーブレット変換を用いて検出するので、目標を検出する能力を高めることができる。その結果、高速目標が小目標であっても、その小目標を確実に検出できるので、目標検出性能を向上させることができる。
すなわち、第1の発明に係る目標検出装置によれば、入力された信号を短時間フーリエ変換することにより得られた時間−周波数軸上の信号に対して2次元離散ウェーブレット変換を施すことにより垂直方向、水平方向および対角方向の信号に分解し、分解された信号を用いて目標を検出するので、入力された信号に応じて最も効率のよい方向の信号をあらかじめ選定しておけば、効率よく目標を検出できる。
また、入力された信号を短時間フーリエ変換により時間−周波数軸上の信号に変換し、変換により得られた複数のレンジセルの信号の中の最大値を有する信号または複数のレンジセルの信号を加算した信号に対して、時間−周波数軸の空間で2次元離散ウェーブレット変換を施すことにより垂直方向、水平方向および対角方向の信号に分解された中の最大値が得られるので、時間−周波数軸上における信号の広がりがわからなくても、自動的に最も効率のよい方向の信号を選定することができる。
の発明に係る目標検出装置によれば、2次元離散ウェーブレット変換部における2次元離散ウェーブレット変換によって分解された複数のウェーブレット展開係数の何れか1つに基づいて目標を検出するので、2次元離散ウェーブレット変換によって分解された信号のうち、目標の検出に最も効率のよい方向の信号を用いて検出することができる。
の発明に係る目標検出装置によれば、2次元離散ウェーブレット変換によって得られる複数のウェーブレット展開係数の中の最大値を有するウェーブレット展開係数を用いて目標を検出するので、目標を表す信号が変化しても最も効率のよい信号を用いて、目標を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る目標検出装置の構成を示すブロック図である。この目標検出装置は、短時間フーリエ変換部(以下、「STFT部」という)1、離散ウェーブレット変換(以下、「DWT:Discrete Wavelet Transform」という)部2、スレショルド部4および検出部6から構成されている。
STFT部1は、外部から送られてくる受信信号(時間領域の信号)を、短時間フーリエ変換によって時間−周波数軸上の信号に変換し、DWT部2に送る。DWT部2は、STFT部1から送られてくる信号に対して離散ウェーブレット変換を施し、スレショルド部4に送る。スレショルド部4は、DWT部2から送られてくる信号を所定のスレショルドレベルと比較し、その比較結果を表す信号を検出部6に送る。検出部6は、スレショルド部4から送られてくる比較結果を表す信号に基づいて目標を検出し、この検出結果を検出情報として出力する。
次に、上記のように構成される本発明の実施例1に係る目標検出装置の動作を説明する。STFT部1へ入力される受信信号は、図2(a)に示すような、レンジセルデータから構成されている。高速目標の場合には、各レンジセルのデータを積分しようとすると、図2(a)に示すように、レンジセルから少しずつずれるため、PRI(Pulse Repetition Interval;パルス繰り返し周期)毎に得られるPRIデータは、図2(b)に示すように、短時間しか出現しないことになる。
この受信信号に基づく目標の動きをPRI−レンジ軸上で表現すると、図3(a)に示すような斜めのデータTになる。このデータTの傾きは、目標速度やPRIにより決まる。このような信号に対してレンジセル毎に短時間フーリエ変換を施すと、図3(b)〜図3(d)に示すように、時間−周波数軸上の信号に変換される。なお、周波数(速度)は、各レンジにおいて略同じである。
ここで、時間−周波数軸上に変換された信号を、一般に、複素信号f0(I+jQ)で表すと、ウェーブレット変換の対象となる信号fとしては、下式(1)〜(4)に示す4通りなどを考えることができる。
Figure 0004533813
ここで、
I:実部
Q:虚部
j:虚数単位
DWT部2は、この信号fを入力データとして、2次元離散ウェーブレット変換を実行し、複数のウェーブレット展開係数を求める。ここで、まず、1次元離散ウェーブレット変換について説明する。ウェーブレット変換は、図4(a)に示すような入出力信号(原波形)をスケーリング係数とウェーブレット展開関数で近似するものである。スケーリング係数には複数のレベル1〜jがあり、各レベルに応じて近似の程度が異なる。ウェーブレット展開係数は、スケーリング係数のレベル間における差に相当する。
このような1次元離散ウェーブレット変換はフィルタで表すことができる。図5は、1次元離散ウェーブレット変換のフィルタ特性を示す図である。レベルの順に、周波数領域は、広域から低域へ遷移する。すなわち、高域においては短時間のフィルタ特性を持ち、低域に行くほど長時間のフィルタ特性を持つようになる。このフィルタ特性は、下式(5)〜(10)で表すことができる。
Figure 0004533813
ここで、
fj:jレベルの近似関数(j=1〜J)
gj:jレベルの展開関数
sk:スケーリング展開係数(k=1〜K)
wk:ウェーブレット展開係数
φ :スケーリング関数
ψ :マザー・ウェーブレット関数
pk:マザー・ウェーブレット関数により決まる数列
* :複素共役
ここで、(9)式に示すwは、レベルjにおける近似関数と実際の波形との差分を表す成分であり、ウェーブレット展開係数を表す。ウェーブレット展開係数が算出される様子を図4に示す。
別言すれば、目標を検出する際に用いられるウェーブレット変換は、図6(a)に示すような入力データに対し、ウェーブレット変換核(例えばメキシカンハット等)のパラメータ(シフトRやスケールf)を変化させながら相関処理を行うことによりフィッティングさせ、図6(b)に示すような、高いウェーブレット変換データの出力を得る処理を実行する、と言うことができる。
次に、本発明の実施例1で使用される2次元離散ウェーブレット変換について説明する。2次元離散ウェーブレット変換は、2軸のそれぞれの軸方向に対して1次元離散ウェーブレット変換を実施するものであり、下式(11)〜(14)で表すことができる。
Figure 0004533813
ここで、添字を省略すると、
s;スケーリング展開係数
w;ウェーブレット展開係数
p;マザー・ウェーブレット関数により決まる数列
q;q=(−1)1−k(k;ウェーブレットを表す数列の番号)
j;ウェーブレット展開レベル
m、n;2次元軸の番号
*;複素共役
上添字がh、vおよびdの場合のウェーブレット展開係数をそれぞれ、wh、wvおよびwdとする。ウェーブレット展開係数のwh、wvおよびwdは、それぞれ、横軸方向に連続した信号、縦軸方向に連続した信号、および対角線方向に連続した信号がある場合に、値が大きくなる性質を持っている。この様子を図7に示す。この実施例1に係る目標検出装置では、この性質を利用して、目標を検出するように構成したので、目標を表す信号の時間−周波数軸上の広がりを効率よく検出することができ。
上述した実施例1に係る目標検出装置では、レンジセル毎の短時間フーリエ変換の結果をそのまま2次元離散ウェーブレット変換しているのに対して、この実施例2に係る目標検出装置では、図8に示すように、複数のレンジセルの信号の中の最大値を有する信号、または、複数のレンジセルの信号を加算した信号を、2次元離散ウェーブレット変換することにより、目標を検出するようにしたものである。
図9は、本発明の実施例2に係る目標検出装置の構成を示すブロック図である。この目標検出装置は、実施例1に係る目標検出装置のSTFT部1とDWT部2との間に合成部7が追加されて構成されている。合成部7は、STFT部1から送られてくる複数のレンジセルの信号の中の最大値を有する信号を選択し、または、複数のレンジセルの信号を加算し、DWT部2に送る。2次元離散ウェーブレット変換後の動作は、上述した実施例1のそれと同じである。
この実施例2に係る目標検出装置によれば、入力された信号を短時間フーリエ変換することにより得られた複数のレンジセルの信号の中の最大値を有する信号または複数のレンジセルの信号を加算した信号に対して、時間−周波数軸の空間で2次元離散ウェーブレット変換を施すことにより垂直方向、水平方向および対角方向の信号に分解された中の最大値を有する信号が得られるので、時間−周波数軸上における信号の広がりがわからなくても、自動的に最も効率のよい方向の信号を選定することができる。
本発明の実施例3に係る目標検出装置では、目標を表す信号の広がりの方向をあらかじめ予測して、2次元離散ウェーブレット変換のウェーブレット展開係数のwh、wvまたはwdのいずれかを選定しておき、その選定されたウェーブレット展開係数を用いて、CFAR等のスレショルド検出を実施し、このスレショルド検出の結果に基づき目標を検出する。
この実施例3に係る目標検出装置によれば、入力された信号を短時間フーリエ変換することにより得られた時間−周波数軸上の信号に対して2次元離散ウェーブレット変換を施すことにより垂直方向、水平方向および対角方向の信号に分解し、この分解された信号の中から、予測された広がりの方向を有する信号を用いて目標を検出するように構成したので、効率よく目標を検出できる。
本発明の実施例4に係る目標検出装置では、2次元離散ウェーブレット変換のウェーブレット展開係数のwh、wvまたはwdのうち、最大値が存在するウェーブレット展開係数を用いて、CFAR等のスレショルド検出を実施し、このスレショルド検出の結果に基づき目標を検出する。
この実施例4に係る目標検出装置によれば、2次元離散ウェーブレット変換によって得られる複数のウェーブレット展開係数の中の最大値を有するウェーブレット展開係数を用いて目標を検出するので、目標を表す信号が変化しても最も効率のよい信号を用いて、目標を検出することができる。
本発明の実施例5に係る目標検出装置の構成を示すブロック図である。この目標検出装置は、実施例1に係る目標検出装置に、判定セル範囲指定部3が追加されて構成されている。判定セル範囲指定部3は、DWT部2から送られてくる複数のウェーブレット展開係数の中の最大値を検出し、検出した最大値の周囲のN1×N2(=N,N1およびN2は正の整数)個、つまり所定範囲のセルを指定する。この判定セル範囲指定部3によって指定されたセルを表す信号は、スレショルド部4に送られる。
スレショルド部4は、判定セル範囲指定部3から送られてくる信号を所定のスレショルドレベルと比較し、その比較結果を表す信号をM/N検出部5に送る。M/N検出部5は、スレショルド部4から送られてくる比較結果を調べ、M(Mは正の整数)個以上が所定のスレショルドレベルを超えていれば、目標である旨を検出し、この検出結果を検出情報として出力する。
この実施例5に係る目標検出装置によれば、2次元離散ウェーブレット変換のウェーブレット展開係数の軸で、目標を表す信号が隣接セルにまたがる可能性が高いことを利用して、2次元離散ウェーブレット変換によって得られる複数のウェーブレット展開係数の中の最大値を検出し、この検出した最大値の周囲のN1×N2個のセルの中のM個以上がスレショルドレベルを越えた場合に目標である旨を検出するように構成したので、所望の目標以外の誤警報が生じた場合であっても、誤警報を低減して、目標のみを検出できる確率が高くなる。
本発明の実施例6に係る目標検出装置は、実施例5に係る目標検出装置において、2次元離散ウェーブレット変換のウェーブレット展開係数の極値の最大値からL(Lは正の整数)番目までの極値を抽出し、各極値の周りのN1×N2(=N)個のセルで、M個以上のセルがスレショルドを越えれば、目標である旨を検出するようにしたものである。
図11は、この実施例6に係る目標検出装置の動作を説明するための図である。まず、STFT部1は、入力された信号を短時間フーリエ変換によって、図11(a)に示すような時間−周波数軸上の信号に変換してDWT部2に送る。DWT部2は、STFT部1から送られてくる信号を、図11(b)に示すような入力データとして2次元離散ウェーブレット変換を行い、図11(c)に示すような信号を判定セル範囲指定部3に送る。
判定セル範囲指定部3は、ウェーブレット展開係数W1v、W1hおよびW1dの中から最大値を求め、複数のウェーブレット展開係数の極値の最大値からL番目までの各極値の周囲のN1×N2(=N)の範囲のセルを表す信号をスレショルド部4に送る。
スレショルド部4は、判定セル範囲指定部3から送られてくる信号を所定のスレショルドレベルと比較し、その比較結果を表す信号をM/N検出部5に送る。M/N検出部5は、スレショルド部4から送られてくる比較結果を調べ、M(Mは正の整数)個以上が所定のスレショルドレベルを超えていれば、目標である旨を検出し、この検出結果を検出情報として出力する。
この実施例6に係る目標検出装置によれば、2次元離散ウェーブレット変換のウェーブレット展開係数の軸で、目標を表す信号が隣接セルにまたがる可能性が高いことを利用して、2次元離散ウェーブレット変換によって得られる複数のウェーブレット展開係数の極値の最大値から所定番目までの各極値の周囲の所定範囲のセルの中の所定個以上がスレショルドを越えたかどうかによって目標を検出するので、所望の目標以外の誤警報が生じた場合でも、誤警報を低減して、目標のみを検出でき、かつ、複数の極値を用いるので、複数の目標を検出する確率をあげることができる。
なお、上述した実施例1〜実施例6に係る目標検出装置は、さらに、MTI装置やパルス圧縮装置等を組み合わせて構成することもできる。
また、上述した実施例1〜実施例6に係る目標検出装置においては、2次元離散ウェーブレット変換のウェーブレット展開係数は、入力された信号を1回だけウェーブレット変換して求めるように構成したが、複数回のウェーブレット変換を行うように構成することもできる。
本発明に係る目標検出装置は、レーダ装置や受信装置に利用可能である。
本発明の実施例1に係る目標検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る目標検出装置に入力されるデータを説明するための図である。 本発明の実施例1に係る目標検出装置における2次元離散ウェーブレット変換への入力データを説明するための図である。 1次元離散ウェーブレット変換の原理を説明するための図である。 1次元離散ウェーブレット変換の時間−周波数フィルタを示す図である。 1次元離散ウェーブレット変換を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る目標検出装置で行われる2次元離散ウェーブレット変換による目標検出の様子を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る目標検出装置における2次元離散ウェーブレット変換への入力信号を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る目標検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例5に係る目標検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例6に係る目標検出装置で行われる2次元離散ウェーブレット変換による目標検出を説明するための図である。 従来の目標検出装置の構成を示すブロック図である。 従来の目標検出装置におけるCFAR部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 STFT部
2 2次元離散ウェーブレット変換部
3 判定セル範囲指定部
4 スレショルド部
5 M/N検出部
6 検出部
7 合成部

Claims (3)

  1. 入力された信号を短時間フーリエ変換によって時間−周波数軸上の信号に変換して出力する短時間フーリエ変換部と、
    前記短時間フーリエ変換部から得られた時間−周波数軸上の信号に対して2次元離散ウェーブレット変換を施す2次元離散ウェーブレット変換部と、
    前記2次元離散ウェーブレット変換部から得られたウェーブレット展開係数に基づき目標を検出する検出部と
    前記短時間フーリエ変換部から得られた時間−周波数軸上の信号に対して、複数のレンジセルの信号の中の最大値を有する信号または前記複数のレンジセルの信号を加算する合成部とを備え、
    前記2次元離散ウェーブレット変換部は、前記合成部から得られた信号に対して2次元離散ウェーブレット変換を施すことを特徴とする目標検出装置。
  2. 前記検出部は、前記2次元離散ウェーブレット変換部における2次元離散ウェーブレット変換によって分解された複数のウェーブレット展開係数の何れか1つに基づいて目標を検出することを特徴とする請求項1記載の目標検出装置。
  3. 前記検出部は、前記2次元離散ウェーブレット変換部における2次元離散ウェーブレット変換によって得られる複数のウェーブレット展開係数の中の最大値を有するウェーブレット展開係数を用いて目標を検出することを特徴とする請求項1記載の目標検出装置。
JP2005196743A 2005-07-05 2005-07-05 目標検出装置 Expired - Fee Related JP4533813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196743A JP4533813B2 (ja) 2005-07-05 2005-07-05 目標検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196743A JP4533813B2 (ja) 2005-07-05 2005-07-05 目標検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007017204A JP2007017204A (ja) 2007-01-25
JP4533813B2 true JP4533813B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=37754500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005196743A Expired - Fee Related JP4533813B2 (ja) 2005-07-05 2005-07-05 目標検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4533813B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4881209B2 (ja) * 2007-04-02 2012-02-22 株式会社東芝 目標検出装置
JP4881214B2 (ja) * 2007-05-01 2012-02-22 株式会社東芝 目標検出装置
JP4881239B2 (ja) * 2007-06-29 2012-02-22 株式会社東芝 目標検出装置
JP4987613B2 (ja) * 2007-08-07 2012-07-25 株式会社東芝 目標検出装置及び目標検出方法
JP5025403B2 (ja) * 2007-09-28 2012-09-12 株式会社東芝 目標検出装置
JP5422140B2 (ja) * 2008-04-24 2014-02-19 株式会社東芝 目標検出装置
CN107450055B (zh) * 2017-07-15 2020-04-14 西安电子科技大学 基于离散线性调频傅立叶变换的高速机动目标检测方法
CN114879085B (zh) * 2022-07-12 2022-10-04 北京智芯半导体科技有限公司 单相接地故障识别方法、装置、电子设备及介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098752A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Matsushita Electric Works Ltd レーダ信号処理装置
JP2006337198A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Toshiba Corp レーダ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098752A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Matsushita Electric Works Ltd レーダ信号処理装置
JP2006337198A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Toshiba Corp レーダ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007017204A (ja) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4533813B2 (ja) 目標検出装置
KR102204839B1 (ko) 레이더를 이용한 표적 검출 장치 및 표적을 검출하는 방법
JP5411417B2 (ja) パルス信号の送受信装置および送受信方法
JP5072694B2 (ja) 目標検出装置
JP6290178B2 (ja) 探知装置、レーダ装置、探知方法、および探知プログラム
JP5424572B2 (ja) レーダ装置
JP4881209B2 (ja) 目標検出装置
JP6339446B2 (ja) 探知装置、探知方法、およびプログラム
JP5422140B2 (ja) 目標検出装置
JP6321471B2 (ja) 信号処理装置、水中探知装置、レーダ装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム
JP2008045939A (ja) 目標検出装置
JP2008216005A (ja) アクティブソーナー装置
JP2007047112A (ja) レーダ装置
JP6321472B2 (ja) 信号処理装置、水中探知装置、レーダ装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム
JP2005338004A (ja) レーダ装置
JP5618494B2 (ja) レーダ装置
JP4881214B2 (ja) 目標検出装置
KR101524550B1 (ko) 표적 속도에 따른 도플러 효과를 보상하는 고속 lfm 표적 검출 방법 및 장치
JP6147617B2 (ja) レーダ装置及びその信号処理方法
JP2015175776A (ja) 探知装置、水中探知装置、探知方法、及び探知プログラム
JP2007212234A (ja) 信号検出装置
JP4881239B2 (ja) 目標検出装置
JP2005017143A (ja) 気象レーダ信号処理装置
Czarnecki et al. Bearing estimation using double frequency reassignment for a linear passive array
WO2022195672A1 (ja) レーダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4533813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees