JP4532364B2 - 密度分析方法、コンピュータプログラムおよび密度分析システム - Google Patents

密度分析方法、コンピュータプログラムおよび密度分析システム Download PDF

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Description

本発明は、X線CT装置で得られるX線CTデータから被検体の密度分析を行う技術に関する。
X線CTは、X線源から照射されるX線が被検体を透過する際に吸収・減衰される量を検出し、その検出データ(計測データ)からコンピュータによる画像再構成演算により被検体の2次元の断層像や3次元の立体像を得る。X線CT装置で得られる画像は、画素と呼ばれる小領域(2次元像ではセル、3次元像ではボクセル)の集合として構成される。そしてその各画素は、被検体を構成する物質の密度に対応した「CT値」あるいは「セル値」と呼ばれるデジタル値を持っている。すなわちX線CT装置で得られるX線CTデータ(計測データやX線CT画像)は、被検体の密度状態を体現している。こうしたX線CTデータの特性は、被検体の密度分析に活用することができ、その密度分析により、例えば鋳造品の鋳巣、コンクリート材の内部ひび割れ、あるいは溶接部の欠陥などのような構造物の内部における欠陥を解析したり、あるいは構造体の内部構造を解析したりすることができる(例えば特許文献1〜特許文献5)。
特許第3125120号公報 特開平7−134088号公報 特開平8−327525号公報 特開2005−24444号公報 特表2002−535625号公報
X線CTデータを利用した密度分析の有用性はますます高まる方向にあり、それに伴って、より微小な密度差まで分析する高精度な密度分析に対する要求が高まってきている。しかし、X線CT装置には分解能がある。現在のX線CT装置における分解能は、被検体を構成する物質の密度の2%程度であるのが一般的であるが、その分解能の近辺ではノイズの影響が大きくなる。そのため分解能の近辺では有意な密度分析が困難になり、高精度な密度分析の要求に応えることができていないのが従来における実情であった。
こうしたことから本願の出願人は、X線CT装置における分解能の近辺でも有意な密度分析を可能とする密度分析手法を特願2004−279166号として提案している。この特願2004−279166号における密度分析では、X線CTデータに設定される密度分析対象部位を中心にして複数の画素からなる密度検査領域を設定し、この密度検査領域について求めた平均密度値を密度分析対象部位の密度値として密度分析を行うようにしている。このようにすることで、画素ごとにランダムに生じるノイズの影響をキャンセルでき、したがってノイズの影響を大幅に低減することができ、これにより密度分析の精度が大幅に高まり、X線CT装置における分解能の近辺でも有意な密度分析が可能となる。
しかしこの密度検査領域方式による密度分析は、ノイズの影響低減が密度検査領域のサイズに相関することから、以下のような密度検査領域のサイズに関する問題を抱えている。密度分析では、密度分布を求める場合、被検体を横断する密度分析層を単位とし、その密度分析層ごとに求めた密度分布を積み重ねることで被検体における3次元的な密度分布を求めるようにして行われる。この場合の密度分析層は、ある有限の厚みを有している。すなわち密度分析層は、2次元の画像つまり断層像の場合であれば、断層像のスライス層に対応し、そのスライス層がX線のビーム幅による厚みを有しているのに応じて有限の厚みを有し、3次元の画像つまり立体像の場合であれば、密度分析層の積み重ね方向に複数の画素を含むことで有限の厚みを有している。そのため密度分析層の面方向である水平方向における空間分解能と、密度分析層の面方向に垂直な方向(密度分析層の積み重ね面方向)である垂直方向における空間分解能がある。このような空間分解能について、密度分析の目的によっては、水平方向空間分解能をできるだけ高めたい場合がある。水平方向空間分解能を高くするためには、水平方向について密度検査領域のサイズを小さくするのが有効であるが、密度検査領域のサイズを小さくすると、密度検査領域を通過するX線の量が相対的に低下し、密度検査領域方式におけるノイズの影響排除効果が低下してしまう可能性がある。
ただ、これについては、密度分析層を厚くするという対応が可能である。密度分析層を厚くすることは、断層像の場合であればスライス層を厚くすることである。密度分析層を厚くすると、X線CT画像における1画素あたりのフォトン量が増加する。ノイズはこのフォトン量に相関し、フォトン量が増えるとノイズが相対的に低減することから、フォトン量の増加でノイズの影響を低減させることができる。しかし密度分析層を厚くすることは垂直方向空間分解能を低下させる。すなわち垂直方向空間分解能と水平方向空間分解能は、ノイズの影響を適切に低減するという条件の下でトレードオフの関係にある。このことから、垂直方向空間分解能をできるだけ高く保ちつつ、所望の水平方向空間分解能を実現し、なおかつノイズの影響を適切に低減することを可能とする手法が求められることになる。
本発明は、このような要求に応えるためになされたものであり、X線CTデータによる密度分析について、垂直方向空間分解能をできるだけ高く保ちつつ所望の水平方向空間分解能を実現し、なおかつノイズの影響を適切に低減できるようにすることを目的としている。
本発明では上記目的のために、X線CT装置で被検体を撮像して得られる2次元のX線CTデータに基づいて前記被検体の密度を分析する密度分析方法において、前記X線CTデータに設定される複数の密度分析対象部位ごとに、複数の画素からなる密度検査領域を前記X線CTデータに設定する処理、前記処理で設定された各密度検査領域について、それぞれにおける複数の画素の各密度値から平均値を求めるとともに、それについての分散または標準偏差を求める第1の平均密度等算出処理、前記処理で求めた分散または標準偏差に基づいて閾値を設定する処理、前記処理で設定した密度検査領域のサイズを変更する処理、前記処理でサイズ変更された密度検査領域のサイズに応じたスライス厚を実現するのに必要な使用断面数を求める処理、前記処理で求めた使用断面数に基づいて重ね合せ断面画像を作成する処理、前記重ね合せ断面画像に前記サイズ変更後の密度検査領域を設定する処理、前記処理で設定されたサイズ変更後の各密度検査領域について、それぞれにおける複数の画素の各密度値から平均値を求めるとともに、それについての分散または標準偏差を求める第2の平均密度等算出処理、前記第2の平均密度等算出処理で算出された分散または標準偏差について代表値を求める処理、および前記処理で求めた使用断面数の適否を前記代表値と前記閾値の比較で判定する処理を含んでいることを特徴としている。
また本発明では上記目的のために、X線CT装置で被検体を撮像して得られる3次元のX線CTデータに基づいて前記被検体の密度を分析する密度分析方法において、前記X線CTデータに設定される複数の密度分析対象部位ごとに、前記密度分析対象部位を中心にして複数の画素からなる3次元の密度検査領域を前記X線CTデータに設定する処理、前記処理で設定された各密度検査領域について、それぞれにおける複数の画素の各密度値から平均値を求めるとともに、それについての分散または標準偏差を求める第1の平均密度等算出処理、前記処理で求めた分散または標準偏差に基づいて閾値を設定する処理、前記処理で設定した密度検査領域のサイズを変更する処理、前記処理でサイズ変更された密度検査領域を前記X線CTデータに設定する処理、前記処理で設定されたサイズ変更後の各密度検査領域について、それぞれにおける複数の画素の各密度値から平均値を求めるとともに、それについての分散または標準偏差を求める第2の平均密度等算出処理、前記第2の平均密度等算出処理で算出された分散または標準偏差について代表値を求める処理、および前記処理における前記密度検査領域のサイズ変更の適否を前記代表値と前記閾値の比較で判定する処理を含んでいることを特徴としている。
また本発明では、上記のような密度分析方法を実行するについて、当該方法を実行するための手順が記述されているコンピュータプログラムを介在させるものとしている。
また本発明では、X線CT装置で被検体を撮像して得られる3次元のX線CTデータに基づいて前記被検体の密度を分析する密度分析システムについて、上記のような密度分析方法を実行するための手順を記述したコンピュータプログラムに基づいて密度分析処理を行う密度分析装置を備えるものとしている。
本発明では、所望の水平方向空間分解能とするために密度検査領域のサイズ変更を行えるようにするとともに、その密度検査領域のサイズ変更に応じた最適な垂直方向の空間分解能を求めることができるようにしている。このため本発明によれば、密度検査領域方式の密度分析について、水平方向の空間分解能を高めるために密度検査領域のサイズを縮小する場合でも、密度検査領域方式におけるノイズの影響排除効果を適切に維持し、なおかつ垂直方向の空間分解能を可能な限り高い状態にして密度分析を行うことが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。まず密度分析で用いるX線CTデータの取得方法について説明する。図1に、X線CT装置による2次元撮像の例を模式化して示す。X線CT装置2は、加速器やX線管などが用いられるX線源2a、X線源2aからのX線2xを検出するX線検出器2b、被検体1を載せるターンテーブル2cなどにより構成される。X線源2aは、ターンテーブル2c上の被検体1に対してファンビームのX線2xを照射する。X線2xの照射を受けながら被検体1はターンテーブル2cにより回転させられ、これにより被検体1を1つの断面について撮像した計測データ3が得られる。計測データ3は複数の断面について取得する。それには、X線源2aとX線検出器2bを同期させて上下方向に移動させるか、あるいはターンテーブル2cを上下方向に移動させることで被検体1における撮像断面位置を垂直方向で変えながら、各断面について計測データ3を取得する。撮像断面は任意に選択してもよいが、好ましくは、X線2xが被検体1を包含するように断面を決定する。そのためには、X線源2aからのX線2xが、撮像断面を中心として撮像断面に垂直な方向に有限の幅ΔZをもつことを考慮し、この幅ΔZでX線源2aとX線検出器2bの同期上下動またはターンテーブル2cの上下動を行わせつつ各断面の撮像を進めるようにする。以上のようにして複数の断面についての計測データ3、3、…が得られたら、図2に示すように、それらに画像再構成処理4を施して断面画像(断層像)5、5、…を作成する。
次に、第1の実施形態による密度分析方法について説明する。図3に、その処理の流れを示す。本実施形態では、まず計測データ取得処理1001として、以上のような計測データの取得を行う。具体的には、被検体1を複数の断面について撮像し、各断面の計測データ3、3、…を取得する。次いで、画像再構成処理1002を行う。画像再構成処理1002では、図2に示すように、計測データ3、3、…に画像再構成処理4を施して断面画像5、5、…を作成する。ここで、計測データ取得処理1001と画像再構成処理1002は、密度分析処理に先立つ別な処理として行うようにする形態とすることも可能である。
画像再構成処理1002で断面画像5、5、…が得られたら、第1の密度検査領域設定処理1003を行う。第1の密度検査領域設定処理1003では、複数の断面画像5、5、…のいずれか1つに対して密度検査領域の設定を行う。ここで、密度検査領域とは、上記特願2004−279166号で提案されている密度分析手法における「密度検査領域」と同一の概念であり、断面画像における密度分析対象部位を中心にしてその周囲に有限の面積を持つように、つまり複数の画素を含むように設定され、密度分析対象部位の密度を求めるためにCT値のサンプリング対象とする画素の範囲を定義する単位としての領域のことである。したがって密度検査領域は、ノイズの影響を有効に排除するのに必要な数の画素を含むようなサイズとされる。
図4に、密度検査領域の例とそれを断面画像に設定する例を示す。図4は、密度検査領域設定テンプレートTを用いて密度検査領域の設定を行う場合の例を示している。密度検査領域設定テンプレートTは、意図する密度分析対象部位の配列に対応させて密度検査領域6を配列して形成されるもので、これを断面画像5に適用することで、断面画像5における複数の密度分析対象部位のそれぞれに対して密度検査領域6を設定することができる。このような密度検査領域設定テンプレートTを用いた密度検査領域の設定では、密度検査領域設定テンプレートTと断面画像5との間に幾何学的なずれを生じる場合もある。そのような場合には、密度検査領域設定テンプレートTにおける密度検査領域6の配列を一次変換により座標変換することでずれを解消してから密度検査領域設定テンプレートTを断面画像5に適用する。一次変換あるいは座標変換に必要となる同時マトリックスの各要素値は、直線形状や円形状など、断面画像5が表している被検体の断面形状に基づいて決定することができる。
ここで、図4では密度検査領域6の形状を矩形とした例としてあるが、密度検査領域の形状としては、矩形の他に円形、扇形など様々に定義することができる。例えば、被検体の断面形状が円形の場合には、密度検査領域の形状も円形とするのが好ましい場合が多い。また同様に、被検体の断面形状が図5示すようなドーナツ形状の場合であれば、扇形や図5に示す例の密度検査領域6aのような形状とするのが好ましい場合が多い。また密度検査領域の設定は、図4の例のような密度検査領域設定テンプレートによる手法に限られず、表示された断面画像を見ながら密度検査領域の配列を決定するという手法で行うなど、任意の手法を採用することが可能である。
第1の密度検査領域設定処理1003に続いて、第1の平均密度等計算処理1004を行う。第1の平均密度等計算処理1004では、断面画像5に設定された複数の密度検査領域6のそれぞれについて、領域内の画素値をサンプリングして平均密度を求めるとともに分散を求め、さらに標準偏差を求める。平均密度は以下の式により計算する。
Figure 0004532364
ここで、バー(−)付きのρは1つの断面画像に設定される複数の密度検査領域それぞれにおける平均密度、i(=1、…、M)は1つの断面画像に設定される密度検査領域の数、ρijは密度検査領域に含まれる個々の画素が有するCT値を密度に変換した値、j(= 1、…、N)は1つの密度検査領域に含まれる画素の数である。CT値の密度値への変換は以下の式による。
Figure 0004532364
ここで、ρは密度、xはCT値である。また、a、bは下記の式により計算する。
Figure 0004532364
Figure 0004532364
ここで、数3式と数4式における<>で囲まれた値は平均値を表わす。
各密度検査領域における分散Sと標準偏差σは、それぞれ下記の式により計算する。
Figure 0004532364
Figure 0004532364
第1の平均密度等計算処理1004により各密度検査領域における標準偏差σが求まったら、そのσiから、後の処理で必要となる標準偏差の代表値σ0を求める(第1の代表値導出処理1005)。σ0は、標準偏差σiの平均値とするのが通常であるが、標準偏差σiの最大値や最小値としてもよい。
代表値σ0を求めたら、それに基づいて閾値σtを設定する(閾値設定処理1006)。閾値σtは、密度分析の利用目的に応じた適切な定数をσ0に乗じた値とするのが通常であるが、σ0をそのまま利用してもよい。
閾値設定処理1006に続くのは密度検査領域変更処理1007である。密度検査領域変更処理1007では、断面画像における密度検査領域のサイズを変更するとともに、そのサイズ変更に応じて密度検査領域の設定数を変更する。密度検査領域のサイズ変更には、縮小と拡大があり、縮小の場合には密度検査領域設定数を増やし、拡大の場合には密度検査領域設定数を減らす。処理1006に続いて行う処理1007では、密度検査領域の縮小だけがなされる。すなわち、処理1003で設定された密度検査領域のサイズを縮小するとともに、密度検査領域設定数を増やす場合だけである。この場合のサイズ縮小は、意図する水平方向空間分解能に応じてなされるのが通常である。一方、後述の処理1015や1017に続いて行う処理1007では、縮小の場合もあれば、一旦縮小した密度検査領域を拡大するとともに密度検査領域設定数を減らす場合もある。
図6と図7に、密度検査領域6のサイズを縮小するとともに、密度検査領域6の数を増加させる場合の例を示す。図6の例では、密度検査領域設定テンプレートTにおける複数の密度検査領域6のそれぞれを4分割することにより、密度検査領域6の1/4のサイズの縮小密度検査領域6bが密度検査領域6の数の4倍配列された密度検査領域設定テンプレートTbを作成し、この密度検査領域設定テンプレートTbを適用することで、図7に示すように、断面画像5における密度検査領域のサイズ縮小と設定数増大を行っている。なお、サイズ変更後の密度検査領域を断面画像に実際に設定する処理は、後述の第2の密度検査領域設定処理1011において行われることになる。ここで、密度検査領域のサイズ縮小と設定数の増加は、上の例のような手法に限られず、他の手法によることも可能である。例えば、既設定の各密度検査領域を縮小するとともに、その縮小で隣り合う密度検査領域同士の間に生じた隙間に新たな密度検査領域を設定するという手法も可能である。何れによるにしても、密度検査領域のサイズ変更と設定数変更は、コンピュータプログラムにより自動的に実行することが可能である。
密度検査領域変更処理1007を終えたら、使用断面数計算処理1008を行う。上述のように、密度検査領域方式の密度分析においては、密度検査領域のサイズを小さくすると、密度検査領域を通過するX線の量が相対的に低下し、統計的に確からしい密度を求められなくなる可能性があり、したがって密度検査領域方式におけるノイズの影響排除効果が低下してしまう可能性がある。そしてこの問題に対しては密度分析層を厚くする、つまり本実施形態のようにX線CTデータとして2次元の断面画像を用いる場合であれば、スライス厚を厚くすることで対応可能であるが、このことから密度検査領域方式においては、ノイズの影響を適切に低減するという条件の下で垂直方向空間分解能と水平方向空間分解能がトレードオフの関係にあり、したがって垂直方向空間分解能をできるだけ高く保ちつつ、ノイズの影響を適切に低減するスライス厚とすることで所望の水平方向空間分解能を実現することが求められる。すなわち所望の水平方向空間分解能の下でノイズの影響を適切に低減するのに必要最小限のスライス厚を求める必要がある。使用断面数計算処理1008は、このような要求において、密度検査領域のサイズに応じた最適なスライス厚を仮想的に実現するのに必要な使用断面数を求める処理である。
図8と図9に、密度検査領域を縮小した場合にそのサイズ縮小に応じた使用断面数を求めるための1つの手法についての原理を示す。密度検査領域は、そこを通過するX線が有限のビーム幅を持つことから、そのビーム幅に対応する高さを有した直方体などとなる。図8には、図1のX線2xのビーム幅ΔZに対応する高さΔZを有し、面積がSである直方体としてサイズ縮小前の密度検査領域6を示してある。この密度検査領域6の部位では、体積SΔZの直方体を透過するX線の量に基づく情報から平均密度と分散や標準偏差が計算される。この場合に、サイズ縮小で面積SがrS(r< 1)になると、密度検査領域6の直方体の体積はr倍となり、そこを透過するX線の量が相対的に低下し、その結果、ノイズの影響を受け易くなり、統計的に確からしい密度を求めることができなくなって分析精度が低下する可能性がある。そこで、面積Sの密度検査領域6の状態での分析精度を確保するために、サイズ縮小による透過X線の低下分を補う必要がある。それには、図9に示すように、高さをΔZ/rに変更し、面積がrS、高さがΔZ/rであり、したがって体積SΔZである直方体の密度検査領域6bとする。この密度検査領域6bにおける高さΔZ/rを仮想的に実現するには、密度分析対象断面を中心にした前後複数の断面(計測データを取得した断面)を重ね合わせればよく、その重ね合せ断面数(使用断面数)は1/rとして求めることができる。1/rは整数にならない場合もあるが、その場合には、複数の計測データ3から補間により求めた情報を利用して使用断面数を求めるようにする。ただ、以下の説明からわかるように、最終的な使用断面数は試行錯誤的に決められることになるので、最初に求める使用断面数は必ずしも正確なものである必要はない。
使用断面数計算処理1008を終えたら、重ね合せ処理1009を行い、続いて重ね合せ後画像再構成処理1010を行う。図10に、重ね合せ処理と重ね合せ後画像再構成処理をイメージ化して示してある。重ね合せ処理1009では、使用断面数計算処理1008で求めた使用断面数に基づいて計測データ3を重ね合わせて新たな断面の重ね合せ計測データ3´を作成する。計測データ3の重ね合せは平均処理などで行う。重ね合せ後画像再構成処理1010では、計測データ3´に画像再構成処理4を施して新たな重ね合せ断面画像5´を作成する。
重ね合せ後画像再構成処理1010を終えたら、第2の密度検査領域設定処理1011を行う。第2の密度検査領域設定処理1011では、サイズ変更後の密度検査領域を重ね合せ断面画像に設定する。その処理は図6と図7に関して上で説明したようにして行われる。
続いて第2の平均密度等計算処理1012と第2の代表値導出処理1013を行う。第2の平均密度等計算処理1012では、処理1004同様、サイズ変更後の密度検査領域のそれぞれについて、上記数1〜数6式により、平均密度を求めるとともに分散を求め、さらに標準偏差を求める。第2の代表値導出処理1013では、処理1005同様、処理1012で算出された標準偏差σに基づき、標準偏差の代表値σrを求める。
続いて使用断面数適否判断処理1014を行う。使用断面数適否判断処理1014では、処理1013で求めたσrを処理1006で設定のσtと比較して、σr ≦ σtを満たす否かを判断する。その結果が肯定的であれば、密度分布表示処理1015に進み、密度分析結果として密度の空間分布を表示する。密度の空間分布表示は等高線形式によるのが通常で、その表示例を図11に示してある。一方、使用断面数適否判断処理1014の結果が否定的の場合、つまりσr>σtであった場合には、処理1007へ戻って処理1007〜1014を繰り返す。
密度分布表示処理1015に続いて処理終了可否判断処理1016を行う。すなわち密度分布表示処理1015により密度分布表示がなされると、ユーザはそれを見て密度分析の状態を評価し、十分とする場合には処理1016の結果が肯定的になって処理終了となり、一方、不十分とする場合には閾値変更処理1017でσtにσrを代入して閾値σtを変更し、処理1007へ戻って処理1007〜1017を繰り返す。
以上のような実施形態によれば、密度検査領域方式の密度分析について、水平方向の空間分解能を高めるために密度検査領域のサイズを縮小する場合でも、密度検査領域方式におけるノイズの影響排除効果を適切に維持し、なおかつ垂直方向の空間分解能を可能な限り高い状態にして密度分析を行うことが可能となる。なお、以上の実施形態では、使用断面数算出のパラメータとして標準偏差を用いたいたが、これに代えて分散を用いる形態も可能である。
次に、第2の実施形態による密度分析方法について説明する。図12に、第2の実施形態による密度分析方法での処理の流れを示す。本実施形態の密度分析方法は、基本的には第1の実施形態のそれと同様である。すなわち本実施形態における処理1001〜1007、それに処理1011〜1017は第1の実施形態におけるそれらと同一であり、異なっているのは、第1の実施形態における処理1008と処理1009がそれぞれ処理1008´と処理1009´になり、第1の実施形態における処理1010が省略されている点だけである。より具体的にいうと、第1の実施形態における使用断面数計算処理1008では、計測データについて使用断面数を求めていたのに対し、使用断面数計算処理1008´では、断面画像について使用断面数を求めるものとしている。また第1の実施形態における重ね合せ処理1009では、計測データの重ね合わせを行っていたのに対し、重ね合せ処理1009´では、断面画像の重ね合わせを行うものとしている。
本実施形態によれば、第1の実施形態の場合と同様な効果を得られ、しかも第1の実施形態における重ね合せ後画像再構成処理1010を省略することができることで、処理の高速化を図れる。
次に、第3の実施形態による密度分析方法について説明する。第1、第2の各実施形態は、いずれも2次元のX線CTデータを用いた密度分析についてであったが、本実施形態では3次元のX線CTデータを用いる。3次元のX線CTデータは、コーンビーム式のX線CT装置で取得することができる。図14に、コーンビーム式のX線CT装置による3次元撮像の例を模式化して示す。コーンビーム式のX線CT装置2´の構成は、基本的にはファンビーム式のX線CT装置と同様であるが、X線源2aがコーンビームのX線2x´を被検体1に対して照射する。これに伴って、2次元的にX線を検出できる構造のX線検出器2b´が用いられる。こうしたX線CT装置2´で取得した計測データからは、3次元画像再構成処理により3次元の画像(立体像)7が得られる。本実施形態では、この立体像7を密度分析用のX線CTデータとして用いる。ここで、立体像7は、図1におけるファンビーム式のX線CT装置2で取得する断面画像を積み重ねることでも構築可能である。したがって本実施形態では、断面画像を積み重ねて得られる立体像を密度分析用のX線CTデータとして用いることもできる。
図14に、第3の実施形態による密度分析方法における処理の流れを示す。本実施形態は、処理2001〜2014を含んでいる。処理2001〜2006は、扱うX線CTデータが3次元データであるという点を除いて、第1の実施形態における処理1001〜1006と同一である。具体的にいうと、計測データ取得処理2001では、コーンビーム式のX線CT装置2´による3次元撮像で計測データを取得し、画像再構成処理2002では、その計測データから3次元画像再構成処理により立体像7を作成し、第1の密度検査領域設定処理2003では、立体像7に対して3次元の密度検査領域を設定し、処理2004〜2006では、3次元の密度検査領域に対して第1の実施形態における処理1004〜1006の場合と同じ処理を行う。なお、2次元の断面画像を積み重ねて得られる立体像を用いる場合には、処理2001と処理2002に代えて、ファンビーム式のX線CT装置による計測データの取得、その計測データからの断面画像の作成、およびその断面画像の積み重ねによる立体像の作成という処理を行うことになる。
図15に、立体像7に対して3次元の密度検査領域6cを設定した例を示す。3次元の密度検査領域6cは、面積成分と高さ成分を有しており、面積が水平方向空間分解能を規定し、高さが垂直方向空間分解能つまり密度分析層の厚みを規定する。こうした3次元密度検査領域の設定にも2次元密度検査領域の設定の場合と同様に、密度検査領域設定テンプレートを用いることが可能である。
閾値設定処理2006に続く密度検査領域変更処理2007では、3次元の密度検査領域6cに対してサイズ変更と設定数変更を行う。密度検査領域6cに対するサイズ変更は、密度検査領域6cにおける面積成分と高さ成分のそれぞれに対して行い、上で説明した図8と図9における原理に基づき、変更前の密度検査領域の体積を維持する関係にして行う。この場合、面積の変更は水平方向空間分解能の変更に対応し、高さの変更は、垂直方向空間分解能の変更、つまり第1の実施形態の場合における複数の断面の重ね合わせ使用に対応する。すなわちX線CTデータが3次元である場合には、密度検査領域のサイズ変更だけで、水平方向と垂直方向それぞれの空間分解能を同時に変更することができる。
密度検査領域変更処理2007を終えたら、第2の密度検査領域設定処理2008を行う。第2の密度検査領域設定処理2008では、サイズ変更後の密度検査領域を立体像7に設定する。図16に、サイズ縮小後の3次元の密度検査領域6dを立体像7に設定した例を示してある。
第2の密度検査領域設定処理2008に続く第2の平均密度等計算処理2009と第2の代表値導出処理2010は、第1の実施形態における処理1012と処理1013に同一である。第2の代表値導出処理2010に続いてはサイズ変更適否判断処理2011を行う。この処理は、第1の実施形態における使用断面数適否判断処理1014に対応している。上述のように、3次元のX線CTデータの場合には、密度検査領域のサイズ変更だけで、水平方向と垂直方向それぞれの空間分解能を同時に変更することができることから、サイズ変更適否判断処理2011では、密度検査領域変更処理2007による密度検査領域のサイズ変更の適否を直接的に判断する。サイズ変更適否判断処理2011に続く処理2013と処理2014は、第1の実施形態における処理1016と処理1017に同一である。
以上の実施形態によれば、3次元のX線CTデータを用いる密度検査領域方式の密度分析について、水平方向の空間分解能を高めるために密度検査領域のサイズを縮小する場合でも、密度検査領域方式におけるノイズの影響排除効果を適切に維持し、なおかつ垂直方向の空間分解能を可能な限り高い状態にして密度分析を行うことが可能となる。
図17〜19に、第1の実施形態による密度分析方法を実装したコンピュータプログラムの実行に際して表示される画面の例を示す。図17の画面8は、処理1003〜1006を進めている状態である。コンピュータプログラムには、密度検査領域の設定を行い易くするために密度検査領域設定ツール9が実装され、また閾値設定処理のための画面10も実装されている。図18の画面は、処理1007〜1014を進めている状態である。密度検査領域のサイズ変更は、密度検査領域設定ツール9に実装されているサイズ変更機能を利用して進める。またこの画面では、使用断面数適否判断処理1014の判定結果を表示する画面11が含まれており、続く処理への移行を促すことができるようにされている。図19の画面は、密度分布表示処理1015の結果を表示している状態である。
図20に、一実施形態による密度分析システムの構成を示す。本密度分析システムは、被検体を撮像するX線CT装置20、X線CT装置20で撮像された画像を受信する画像受信装置21、受信した画像を記憶しておく画像記憶装置22、画像記憶装置22に記憶された画像を呼び出して密度分析処理を行う密度分析装置(密度分析・表示演算装置)23、密度分析結果を記憶しておく密度分析結果記憶装置24、および密度分析結果などを表示する表示装置25を備えており、その密度分析装置23は、上述のような密度分析方法を実行するための手順が記述されたコンピュータプログラムに基づいて処理を進めるようにされている。
本発明は、X線CTデータによる密度分析について、垂直方向空間分解能をできるだけ高く保ちつつ所望の水平方向空間分解能を実現し、なおかつノイズの影響を適切に低減することを可能とするものであり、密度分析により、例えば鋳造品の鋳巣、コンクリート材の内部ひび割れ、あるいは溶接部の欠陥などのような構造物の内部における欠陥を解析したり、あるいは構造体の内部構造を解析したりする分野に広く利用することができる。
X線CT装置による2次元撮像の例を模式化して示す図である。 計測データから画像再構成処理により断面画像を作成する処理をイメージ化して示す図である。 第1の実施形態による密度分析方法における処理の流れを示す図である。 密度検査領域の例とそれを断面画像に設定する例を示す図である。 密度検査領域の他の例を示す図である。 密度検査領域のサイズを縮小する処理をイメージ化して示す図である。 サイズ変更後の密度検査領域を断面画像に設定する処理をイメージ化して示す図である。 使用断面数を求める処理の原理を図9とともに示す図である。 使用断面数を求める処理の原理を図8とともに示す図である。 複数断面の計測データの重ね合せと、その重ね合せ計測データから画像再構成処理により重ね合せ断面画像を作成する処理をイメージ化して示す図である。 等高線形式による密度の空間分布表示の例を示す図である。 第2の実施形態による密度分析方法における処理の流れを示す図である。 X線CT装置による3次元撮像の例を模式化して示す図である。 第3の実施形態による密度分析方法における処理の流れを示す図である。 立体像に密度検査領域を設定した例を示す図である。 サイズ縮小後の密度検査領域を立体像に設定した例を示す図である。 本発明による密度分析方法を実装したコンピュータプログラムの実行に際して表示される画面の例を示す図である。 本発明による密度分析方法を実装したコンピュータプログラムの実行に際して表示される画面の他の例を示す図である。 本発明による密度分析方法を実装したコンピュータプログラムの実行に際して表示される画面として、密度分布表示処理の結果を表示する例を示す図である。 一実施形態による密度分析システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 被検体
2、2´ X線CT装置
5、5´ 断面画像(X線CTデータ)
6a、6b、6c、6d 密度検査領域
23 密度分析装置

Claims (6)

  1. X線CT装置で被検体を撮像して得られる、重ね合せて垂直方向を形成する複数の使用断面たる2次元のX線CTデータに基づいて前記被検体の密度を分析する密度分析方法において、
    前記X線CTデータに設定される複数の密度分析対象部位ごとに、複数の画素からなる密度検査領域を前記X線CTデータに設定する処理、前記処理で設定された各密度検査領域について、それぞれにおける複数の画素の各密度値から平均値を求めるとともに、それについての分散または標準偏差を求める第1の平均密度等算出処理、前記処理で求めた分散または標準偏差に基づいて使用断面数の判断基準となる閾値を設定する処理、前記処理で設定した密度検査領域のサイズを変更する第1の変更処理、前記処理でサイズ変更された密度検査領域のサイズに応じたスライス厚を実現するのに必要な使用断面数を求める第2の変更処理、前記処理で求めた使用断面数に基づいて重ね合せ断面画像を作成する処理、前記重ね合せ断面画像に前記サイズ変更後の密度検査領域を設定する処理、前記処理で設定されたサイズ変更後の各密度検査領域について、それぞれにおける複数の画素の各密度値から平均値を求めるとともに、それについての分散または標準偏差を求める第2の平均密度等算出処理、前記第2の平均密度等算出処理で算出された分散または標準偏差について代表値を求める処理、および前記処理で求めた使用断面数の適否を前記代表値と前記閾値との大小比較で判定する判定処理を含み、
    上記第1、第2の変更処理での、上記スライス厚を実現するのに必要な使用断面数と変更された密度検査領域のサイズとは、両者の積で定まる体積が、変更前後で同一となるような相互の関係にあるものとした密度分析方法。
  2. X線CT装置で被検体を撮像して得られる水平方向と垂直方向とで規定される3次元のX線CTデータに基づいて前記被検体の密度を分析する密度分析方法において、
    前記X線CTデータに設定される複数の密度分析対象部位ごとに、複数の画素からなる3次元の密度検査領域を前記X線CTデータに設定する処理、前記処理で設定された各密度検査領域について、それぞれにおける複数の画素の各密度値から平均値を求めるとともに、それについての分散または標準偏差を求める第1の平均密度等算出処理、前記処理で求めた分散または標準偏差に基づいて3次元の密度検査領域の判定基準となる閾値を設定する処理、前記処理で設定した3次元の密度検査領域のサイズを変更する第1の変更処理、前記処理でサイズ変更された3次元の密度検査領域を前記X線CTデータに設定する第2の変更処理、前記処理で設定されたサイズ変更後の各密度検査領域について、それぞれにおける複数の画素の各密度値から平均値を求めるとともに、それについての分散または標準偏差を求める第2の平均密度等算出処理、前記第2の平均密度等算出処理で算出された分散または標準偏差について代表値を求める処理、および前記処理における前記密度検査領域のサイズ変更の適否を前記代表値と前記閾値との大小の比較で判定する判定処理を含み、
    上記第1、第2の変更処理での、上記3次元の密度検査領域の体積は、その水平方向の大きさと垂直方向の大きさとの積で定まる体積が、変更前後で同一となるような相互の関係にあるものとした密度分析方法。
  3. 上記両者の積で定まる体積での両者とは、直方体を形成する如き関係にあるものとする請求項1又は2記載の密度分析方法。
  4. 上記の判定処理が前記閾値よりも小さいとの判定のときには、変更したサイズが不適正と判断し、上記第1の変更処理に移りそれ以降の第2の変更処理から判定処理までを繰返し行わせ、前記閾値よりも大きいとの判定のときに変更したサイズが適正とし判断し、算出した密度の空間分布を表示するものとした請求項1又は2に記載の密度分布方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の密度分析方法を実行するための手順を記述したコンピュータプログラム。
  6. X線CT装置で被検体を撮像して得られる3次元のX線CTデータに基づいて前記被検体の密度を分析する密度分析システムにおいて、
    請求項5に記載のコンピュータプログラムに基づいて密度分析処理を行う密度分析装置を備えていることを特徴とする密度分析システム。
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