JP6914413B1 - アスファルト混合物の密度推定方法、及び、密度推定システム - Google Patents

アスファルト混合物の密度推定方法、及び、密度推定システム Download PDF

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Abstract

【課題】少ない作業負担で路面を形成するアスファルト混合物の密度を推定することができるアスファルト混合物の密度推定方法、及び、アスファルト混合物の密度推定システムを提供する。【解決手段】路面30を形成するアスファルト混合物Aの密度を推定するアスファルト混合物Aの密度推定方法では、密度推定システム10は、路面30を撮像した撮像画像Gを取得し、撮像画像Gを解析し、撮像画像Gの解析結果に基づいて、路面30のアスファルト混合物Aの密度を推定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、アスファルト混合物の密度推定方法、及び、密度推定システムに関するものである。
アスファルト混合物で形成される路面は、施工時に転圧機械によって所定の密度以上になるように締固められる。従来、施工後のアスファルト混合物の密度を確認するためには、施工後のアスファルト混合物から試料を切り抜き、試験場で計測された試料の質量に基づいて、アスファルト混合物の密度が測定されていた(特許文献1)。
特開平10−010032号公報
しかしながら、既に施工されたアスファルト混合物から試料を切り抜く場合は、アスファルト混合物の密度の測定にかかる作業負担が過大になってしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、少ない作業負担で路面を形成するアスファルト混合物の密度を推定することができるアスファルト混合物の密度推定方法、及び、密度推定システムを提供することである。
[1]上記課題を解決するために、本発明に係るアスファルト混合物の密度推定方法は、路面を形成するアスファルト混合物の密度を推定する方法であって、前記路面を撮像した撮像画像を取得し、前記撮像画像を解析し、前記撮像画像に含まれる複数の画素の各々のピクセル値に基づいて、前記撮像画像の所定の解析方向に沿った前記画素の並びである少なくとも1つの解析行について、各々の前記画素と各々の前記画素に隣接する他の前記画素との間の前記ピクセル値の差分である画素間差分値を算出し、前記画素間差分値に基づいて、前記路面の前記アスファルト混合物の密度を推定する。
]上記発明において、前記解析行の前記画素間差分値の合計値である差分合計値を算出し、前記差分合計値に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定してもよい。
]上記発明において、複数の前記解析行の前記差分合計値の平均値である平均差分合計値を算出し、前記平均差分合計値に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定してもよい。
]上記発明において、前記平均差分合計値が低い程、前記アスファルト混合物の密度の推定値が高くなるように、前記アスファルト混合物の密度を推定してもよい。
]上記発明において、前記画素間差分値の各々が予め設定された閾値よりも高いか否かを判定し、前記画素間差分値が前記閾値よりも高い場合は、判定結果を示す判定値を1と算出し、前記画素間差分値が前記閾値以下である場合は、前記判定値を0と算出し、前記解析行に沿って前記判定値の合計値である判定合計値を算出し、前記判定合計値に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定してもよい。
]上記発明において、複数の前記解析行の前記判定合計値の平均値である平均判定合計値を算出し、前記平均判定合計値に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定してもよい。
]上記発明において、前記平均判定合計値が高い程、前記アスファルト混合物の密度の推定値が高くなるように、前記アスファルト混合物の密度を推定してもよい。
]上記発明において、前記アスファルト混合物は、ポーラスアスファルト混合物であってもよい。
]上記発明において、前記撮像画像から特徴量を抽出し、前記特徴量を学習済みモデルに入力することにより、前記アスファルト混合物の密度を推定し、前記学習済みモデルは、前記アスファルト混合物の密度を前記特徴量に対して関連付けた教師データを用いて機械学習されていてもよい。
[1]上記発明において、前記撮像画像を複数の解析領域に分割し、各々の前記解析領域についての解析結果に基づいて、前記路面の前記アスファルト混合物の密度を推定してもよい。
[1]上記課題を解決するために、本発明に係るアスファルト混合物の密度推定システムは、路面を形成するアスファルト混合物の密度を推定するアスファルト混合物の密度推定システムであって、前記路面を撮像した撮像画像を取得する撮像装置と、前記撮像画像を解析し、前記撮像画像に含まれる複数の画素の各々のピクセル値に基づいて、前記撮像画像の所定の解析方向に沿った前記画素の並びである少なくとも1つの解析行について、各々の前記画素と各々の前記画素に隣接する他の前記画素との間の前記ピクセル値の差分である画素間差分値を算出し、前記画素間差分値に基づいて、前記路面の前記アスファルト混合物の密度を推定する演算装置とを備える。
[1]上記発明において、前記撮像装置は、前記路面を締め固める転圧機械に取り付けられてもよい。
[1]上記発明において、前記演算装置は、前記撮像画像を、前記転圧機械の移動方向に沿って複数の解析領域に分割し、前記解析領域毎に前記撮像画像を解析してもよい。
本発明によれば、少ない作業負担で路面を形成するアスファルト混合物の密度を推定することができるという効果を奏する。
本実施形態に係るアスファルト混合物の密度推定システムの構成を示す図である。 図1に示す密度推定システムを用いたアスファルト混合物の密度推定方法の手順を示すフローチャートである。 図3(a)は、図1に示す密度推定システムの撮像装置が取得する路面の撮像画像の例であり、図3(b)は、図3(a)に示す撮像画像を分割した解析領域を示す図である。 図3(b)に示す解析領域に含まれる複数の画素の例を示す図である。 図3(b)に示す解析領域に含まれる複数の画素の各々のピクセル値の例を示す表である。 図5に示す表の各々の解析行において互いに隣り合う画素のピクセル値の差分、各々の解析行の差分合計値、及び、全ての解析行の平均差分合計値を示す表である。 図6に示す平均差分合計値とアスファルト混合物の密度との関係を示すグラフである。 路面を形成するアスファルト混合物が密粒度アスファルト混合物である場合に、図1に示す密度推定システムの撮像装置が取得した路面の撮像画像の例であり、図2(a)は、締固め度85%の路面の撮像画像であり、図2(b)は、締固め度100%の路面の撮像画像である。 図1に示す密度推定システムがアスファルト混合物の密度を推定するために用いる学習済みモデルを示す図である。 路面を形成するアスファルト混合物がポーラスアスファルト混合物である場合に、図1に示す密度推定システムの撮像装置が取得する路面の撮像画像の例であり、図10(a)は、締固め度85%の路面の撮像画像であり、図10(b)は、締固め度100%の路面の撮像画像である。 図6に示す表のピクセル値の差分が閾値30より大きくなるか否かを示す判定値、各々の解析行の合計判定値、及び、全ての解析行の平均合計判定値を示す表である。 図12(a)は、図1に示す密度推定システムの出力装置が出力する路面地図の例を示す図であり、図12(b)は、図12(a)に示す路面地図に表示された移動経路の例を示す図である。 本実施形態に係るアスファルト混合物の密度推定システムの構成の別例を示す図である。
図1〜7を用いて、本実施形態に係る密度推定システム10、及び、密度推定システム10を用いたアスファルト混合物の密度推定方法について説明する。
図1に示すように、密度推定システム10は、路面30を走行する転圧機械1に設けられている。密度推定システム10は、路面30を形成するアスファルト混合物Aの密度を推定する。アスファルト混合物Aは、例えば、細粒度アスファルト混合物、密粒度アスファルト混合物、粗粒度アスファルト混合物、又は、ポーラスアスファルト混合物である。
なお、細粒度アスファルト混合物、密粒度アスファルト混合物、及び、粗粒度アスファルト混合物は、2.36mmふるい通過百分率が、各々、50〜80%、35〜50%、20〜35%のアスファルト混合物である。また、ポーラスアスファルト混合物とは、2.36mmふるいを通過する大きさの骨材を少なくし、約20%の空隙が内部に形成されたアスファルト混合物である。また、アスファルト混合物Aは、アスファルト安定処理混合物、再生細粒度アスファルト混合物、再生密粒度アスファルト混合物、再生粗粒度アスファルト混合物、又は、再生アスファルト安定処理混合物であってもよい。
図1に示すように、密度推定システム10は、撮像装置11、演算装置12、及び、出力装置13を有している。撮像装置11と演算装置12とは、互いに有線又は無線によって接続されている。また、同様に、演算装置12と出力装置13とは、互いに有線又は無線によって接続されている。
撮像装置11は、転圧機械1の前方に、路面30に対向するように設けられている。撮像装置11は、転圧機械1の移動中に、路面30を連続して撮像し、路面30の撮像画像を複数取得する。また、演算装置12は、転圧機械1の上部に設けられている。演算装置12は、例えば、コンピュータである。演算装置12は、撮像装置11が取得した撮像画像を解析し、撮像画像の解析結果に基づいて、路面30のアスファルト混合物Aの密度を推定する。また、出力装置13は、ディスプレイを有する端末である。出力装置13は、転圧機械1の操作者席1aの前方に取り外し可能に取り付けられている。出力装置13は、転圧機械1の操作者席1aの前方に固定されたディスプレイであってもよい。出力装置13は、演算装置12が推定したアスファルト混合物Aの密度を示す密度推定情報を出力する。すなわち、出力装置13のディスプレイには、アスファルト混合物Aの密度を示す密度推定情報が画像情報又は文字情報として表示される。また、出力装置13は、スピーカを有しており、音声によって密度推定情報を出力してもよい。
また、転圧機械1は、転圧機械1の前後に回転可能に設けられた略円筒形状のローラ2を有している。アスファルト混合物Aを路面30に施工する場合、アスファルト混合物Aを敷き均して路面30を形成した後、転圧機械1が路面30を移動することにより、アスファルト混合物Aはローラ2によって締固められる。アスファルト混合物Aがローラ2によって締固められることにより、アスファルト混合物Aの密度は上昇する。
なお、転圧機械1は、例えば、タイヤローラ、又は、ロードローラ(マカダムローラ、タンデムローラ)である。また、転圧の工程の段階(初期転圧、二次転圧、仕上げ転圧)に応じて、使用する転圧機械1の種類を変えてもよい。例えば、初期転圧には、ロードローラを使用し、二次転圧、及び、仕上げ転圧には、タイヤローラを使用してもよい。
次に、図2〜12を用いて、密度推定システム10によるアスファルト混合物Aの密度推定方法の手順を説明する。なお、図2のステップS1は、路面30を撮像した撮像画像Gを取得するステップであり、ステップS2〜S6は、撮像画像Gを解析するステップであり、ステップS7は、撮像画像Gの解析結果に基づいて、路面30のアスファルト混合物Aの密度を推定するステップである。
図2に示すように、まず、ステップS1において、密度推定システム10の撮像装置11は路面30の撮像画像Gを取得する(図3(a)参照)。撮像画像Gは、ゲレースケールで表示される画像である。次に、図2のステップS2において、密度推定システム10の演算装置12は、撮像画像Gを複数の解析領域Gaに分割する(図3(b)参照)。解析領域Gaは、転圧機械1が移動する方向X1に沿って分割されている。
解析領域Gaは、図4に示すように複数の画素Pで構成されている。密度推定システム10の演算装置12は、図2のステップS3において、解析領域Gaを構成する各々の画素Pのピクセル値を算出する。ここで、図5は、解析領域Gaの画素Pの各々のピクセル値を示す表である。図5の表において縦方向の列は、転圧機械1が移動する方向X1に沿った画素Pの列であり、横方向の行は、方向X1に直交する方向X2に沿った画素Pの行である。なお、以下の説明において、方向X2を解析方向X2とし、解析方向X2に沿った画素Pの行を上から順に解析行N1,N2,N3,N4とする。
また、解析領域Gaは、例えば、400列×10行の画素Pで構成されるが、図5の表には、模式的に、19列×4行の画素Pのピクセル値を例示する。なお、ピクセル値は各々の画素Pの濃淡(明度)を示している。具体的には、画素Pのピクセル値は256諧調で表される。画素Pが黒い場合のピクセル値は0であり、画素Pが白い場合のピクセル値は255である。ピクセル値は、画素Pの色が濃い(暗い)ほど低く、薄い(明るい)ほど高くなる。また、撮像画像Gにおいて、路面30の凹部分は色が濃く(暗く)、凸部分は色が薄く(明るく)表示されるため、路面30に凹凸が多い程、解析領域Gaの画素Pのピクセル値のばらつきは大きくなる。
次に、密度推定システム10の演算装置12は、図2のステップS4において、解析方向X2の解析行N1〜N4に沿って、各々の画素Pと各々の画素Pに隣接する他の画素Pとの間のピクセル値の差分である画素間差分値Pdを算出する。図6の表の左から第1〜第18列は、図5の表のピクセル値に基づいて算出した画素間差分値Pdを示す。
次に、密度推定システム10の演算装置12は、図2のステップS5において、図6の表の最も右側の列に示すように、各々の解析行N1〜N4について画素間差分値Pdの合計値である差分合計値Psを算出する。
次に、密度推定システム10の演算装置12は、図2のステップS6において、図6の表の全ての解析行N1〜N4の差分合計値Psの平均値である平均差分合計値Paを算出する。図6に示す例において、平均差分合計値Paは、210.75である。なお、路面30に凹凸が多い程、撮像画像Gの濃淡のばらつきは大きくなるため、平均差分合計値Paは大きい。一方、路面30に凹凸が少なく、滑らかである程、撮像画像Gの濃淡のばらつきは小さくなるため、平均差分合計値Paは小さい。
さらに次に、密度推定システム10の演算装置12は、図2のステップS7において、平均差分合計値Paに基づいて、路面30を形成するアスファルト混合物Aの密度を推定する。ここで、平均差分合計値Paとアスファルト混合物Aの密度D[g/cm]との相関関係の例を図7のグラフに示す。図7の実線のグラフL1は、実験的に予め測定されたアスファルト混合物Aの密度D[g/cm]と、アスファルト混合物Aの密度に対応する平均差分合計値Paとの関係を示している。また、図7の実線のグラフL1は、図7の破線に示す直線的なグラフL2に近似している。この破線のグラフL2に基づき、平均差分合計値Paとアスファルト混合物Aの密度D[g/cm]との関係は、下記の式(1)で表すことができる。なお、α,βは、撮像画像Gの解析行N1〜N4を構成する画素数、及び、アスファルト混合物Aの種類に応じて、実験的に求められる固定値である。演算装置12は、算出した平均差分合計値Paに基づき、下記の式(1)を用いて、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]を算出する。
Figure 0006914413
図7のグラフL1,L2、及び、上記の式(1)に示すように、演算装置12は、平均差分合計値Paが低い程、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]が高くなるように、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]を算出する。具体的には、アスファルト混合物Aが密粒度アスファルト混合物である場合は、図8(a)に示す締固め度85%のアスファルト混合物Aは、図8(b)に示す締固め度100%のアスファルト混合物Aよりも密度が低く、撮像画像G1の平均差分合計値Paが高い。すなわち、アスファルト混合物Aが密粒度アスファルト混合物である場合は、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]が高くなる程、路面30は滑らかになって凹凸が少なくなり、撮像画像G1の平均差分合計値Paは低くなる。なお、締固め度とは、アスファルト混合物Aの施工時の基準密度(目標密度)を100%とした場合の密度の割合である。締固め度100%に対応する密度は、アスファルト混合物Aの種類や製造時の状況によって異なる。
また、アスファルト混合物Aが細粒度アスファルト混合物、粗粒度アスファルト混合物、アスファルト安定処理混合物、再生細粒度アスファルト混合物、再生密粒度アスファルト混合物、再生粗粒度アスファルト混合物、又は、再生アスファルト安定処理混合物である場合も、同様に、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]が高くなる程、路面30は滑らかになって凹凸が少なくなり、撮像画像Gの平均差分合計値Paは低くなる。よって、演算装置12は、平均差分合計値Paが低い程、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]が高くなるように、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]を算出する。すなわち、アスファルト混合物Aが細粒度アスファルト混合物、密粒度アスファルト混合物、粗粒度アスファルト混合物、アスファルト安定処理混合物、再生細粒度アスファルト混合物、再生密粒度アスファルト混合物、再生粗粒度アスファルト混合物、又は、再生アスファルト安定処理混合物である場合は、密度推定システム10の演算装置12は、図2に示す密度推定方法、及び、上記の式(1)を用いて、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]を推定することができる。
また、密度推定システム10の演算装置12は、図9に示すように、学習済みモデル1001を用いて、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]を推定してもよい。学習済みモデル1001は、アスファルト混合物Aの密度を差分合計値Ps、又は、平均差分合計値Paに対して関連付けた実験データを教師データ1003として機械学習されている。演算装置12は、解析行N1〜N4の差分合計値Psを特徴量1002として、学習済みモデル1001に入力することにより、ニューラルネットワークを用いて、アスファルト混合物Aの密度D[mg/cm]を算出する。
一方、アスファルト混合物Aがポーラスアスファルト混合物である場合は、図10(a)の撮像画像G3に示す締固め度85%のアスファルト混合物Aと、図10(b)の撮像画像G3に示す締固め度100%のアスファルト混合物Aとでは、図8の密粒度アスファルト混合物に比べて、路面30の凹凸に基づく差異は小さい。しかしながら、アスファルト混合物Aが締め固められることにより、アスファルト混合物Aに含まれる骨材同士の間隔(溝)が狭くなるため、密度が高い程、撮像画像Gに表れる濃淡(ピクセル値)の差が特に大きくなる箇所(例えば、骨材同士の間に形成される溝の境界部分)が多くなる。すなわち、アスファルト混合物Aの密度が高くなる程、路面30の凹部と凸部との境界がより明瞭になる頻度も高くなる。この傾向を利用して、密度推定システム10の演算装置12は、アスファルト混合物Aがポーラスアスファルト混合物である場合も、撮像画像Gの解析結果に基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
具体的には、図11に示すように、密度推定システム10の演算装置12は、図6の表の画素間差分値Pdの各々について、予め設定された閾値30よりも大きい場合を1、閾値30以下である場合を0とした判定値Jを算出する。そして、演算装置12は、各々の解析行N1〜N4について判定値Jの合計値である判定合計値Jsを算出する。さらに、演算装置12は、図11の表の全ての解析行N1〜N4の判定合計値Jsの平均値である平均判定合計値Jaを算出する。図11の例では、平均判定合計値Jaは1.25である。演算装置12は、算出した平均判定合計値Jaが高い程、アスファルト混合物Aの密度が高くなるように、アスファルト混合物Aの密度D[g/cm]を推定する。また、演算装置12は、平均差分合計値Paと平均判定合計値Jaとの組み合わせを特徴量として学習済みモデル1001に入力することにより、ニューラルネットワークを用いて、アスファルト混合物Aの密度D[mg/cm]を算出してもよい。
演算装置12は、撮像画像Gに含まれる解析領域Gaの各々について、アスファルト混合物Aの密度D[mg/cm]を推定する。演算装置12は、各々の解析領域Gaについて推定されたアスファルト混合物Aの密度D[mg/cm]の平均値を算出して、撮像画像Gに対応する路面のアスファルト混合物Aの密度D[mg/cm]を推定してもよい。また、演算装置12は、撮像装置11が連続して撮像した複数の撮像画像Gを解析して、その解析結果に基づき、路面30の締固め作業中に、転圧機械1の移動経路に沿ってアスファルト混合物Aの密度D[mg/cm]を推定する。
また、図12(a)に示すように、演算装置12は、推定したアスファルト混合物Aの密度D[mg/cm]に基づいて、路面30のアスファルト混合物Aの密度分布を示す路面地図Mを作成する。転圧機械1の出力装置13は、路面地図Mを出力する。すなわち、転圧機械1の出力装置13のディスプレイには、密度推定情報として、路面30のアスファルト混合物Aの密度分布を示す路面地図Mが表示される。例えば、図12(a)に示す領域Q1は、アスファルト混合物Aの密度が基準密度に達した領域であり、領域Q2は、アスファルト混合物Aの密度が基準密度に達していない領域である。すなわち、領域Q1では、アスファルト混合物Aが充分に締め固められており、領域Q2では、アスファルト混合物Aの締固め度が不足している。
また、図12(b)に示すように、演算装置12は、アスファルト混合物Aの密度に基づいて、路面30での転圧機械1の移動経路Rを設定する。出力装置13のディスプレイには、移動経路Rが路面地図Mに重畳して表示される。具体的には、演算装置12は、転圧機械1が領域Q2を再度締固めるように、移動経路Rを作成する。また、演算装置12は、アスファルト混合物Aの密度が低い程、転圧機械1がその領域をより多く締め固めるように、移動経路Rを作成してもよい。また、出力装置13のディスプレイには、GPS機能を利用して、路面地図Mにおける転圧機械1の現在位置が表示されてもよい。
以上より、本実施形態に係る密度推定システム10は、路面30を撮像した撮像画像Gを取得する撮像装置11と、撮像画像Gを解析し、撮像画像Gの解析結果に基づいて、路面30のアスファルト混合物Aの密度を推定する演算装置12とを備える。これにより、密度推定システム10は、路面30を撮像するだけで、短時間で簡易にアスファルト混合物Aの密度を推定することができる。また、施工後のアスファルト混合物Aから試料を切り出さずにアスファルト混合物Aの密度を推定することができるため、路面30の品質を維持することができる。また、密度推定システム10は、敷き均し直後のアスファルト混合物Aが高温の状態であっても、路面30に非接触の状態でアスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、撮像画像Gに含まれる複数の画素Pの各々のピクセル値に基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定する。これにより、密度推定システム10は、路面30の凹凸に起因する撮像画像Gの濃淡に基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、図6に示すように、撮像画像Gの解析方向X2に沿った画素Pの並びである解析行N1〜N4について、画素P同士のピクセル値の差分である画素間差分値Pdに基づいて、アスファルト混合物の密度を推定する。これにより、密度推定システム10は、路面30の凹凸に起因する画素Pのピクセル値のばらつきの度合に基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、解析方向X2の画素間差分値Pdの合計値である差分合計値Psを算出し、差分合計値Psに基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定する。これにより、密度推定システム10は、路面30の凹凸に起因する画素Pのピクセル値のばらつきの度合を、解析行N1〜N4毎に解析して、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、複数の解析行N1〜N4の差分合計値Psの平均値である平均差分合計値Paを算出し、平均差分合計値Paに基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定する。これにより、密度推定システム10は、撮像画像Gの画素Pのピクセル値のばらつきの度合を総合的に数値化することができ、より精度良くアスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、平均差分合計値Paが低い程、アスファルト混合物Aの密度の推定値が高くなるように、アスファルト混合物Aの密度を推定する。すなわち、平均差分合計値Paが低い程、路面30は凹凸が少なく、滑らかであるため、密度推定システム10は、平均差分合計値Paが低い程、アスファルト混合物Aの密度が高いと推定することができる。
また、密度推定システム10は、アスファルト混合物Aが細粒度アスファルト混合物、密粒度アスファルト混合物、又は、粗粒度アスファルト混合物である場合に、図6の差分合計値Ps、又は、平均差分合計値Paに基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定する。これにより、路面30が滑らかである程、密度が高いという、細粒度アスファルト混合物、密粒度アスファルト混合物、又は、粗粒度アスファルト混合物の特性を利用して、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。また、密度推定システム10は、アスファルト混合物Aがアスファルト安定処理混合物、再生細粒度アスファルト混合物、再生密粒度アスファルト混合物、再生粗粒度アスファルト混合物、又は、再生アスファルト安定処理混合物である場合も、同様の密度推定方法により、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、図11に示すように、画素間差分値Pdの各々が予め設定された閾値よりも高いか否かを判定し、画素間差分値Pdが閾値よりも高い場合は、判定値Jを1と算出し、画素間差分値Pdが閾値以下である場合は、判定値Jを0と算出する。また、密度推定システム10は、解析行N1〜N4に沿って判定合計値Jsを算出する。さらに、密度推定システム10は、判定合計値Jsに基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定する。これにより、密度推定システム10は、撮像画像Gにおいて、路面30に形成される凹凸の凹部と凸部との境界が特に明瞭に表れる頻度を数値化して判定することができる。従って、密度推定システム10は、アスファルト混合物Aの密度が高い程、骨材同士の間隔が狭くなり、路面30の凹部と凸部との境界がより明瞭になるという傾向に基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
さらに、密度推定システム10は、複数の解析行N1〜N4の平均判定合計値Jaを算出し、平均判定合計値Jaに基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定する。これにより、密度推定システム10は、撮像画像Gの画素Pのピクセル値の差分が特に大きくなる頻度を総合的に解析して、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、平均判定合計値Jaが高い程、アスファルト混合物Aの密度の推定値が高くなるように、アスファルト混合物の密度を推定する。これにより、密度推定システム10は、路面30の凹部と凸部との境界がより明瞭になる頻度を平均判定合計値Jaとして算出することにより、平均判定合計値Jaに基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、アスファルト混合物Aが、ポーラスアスファルト混合物である場合に、判定値Jに基づいてアスファルト混合物Aの密度を推定する。これにより、空隙率が高いポーラスアスファルト混合物によって形成された路面30であっても、密度推定システム10は、アスファルト混合物Aの骨材同士の間隔に対応する判定値Jに基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10は、撮像画像Gから抽出した特徴量を学習済みモデル1001に入力することにより、アスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。学習済みモデル1001は、アスファルト混合物Aの密度を特徴量に対して関連付けた教師データを用いて機械学習されている。このように学習済みモデル1001を利用してアスファルト混合物Aの密度を推定することにより、撮像画像G毎の骨材の位置の違いや光の反射等が解析結果に与える影響(ノイズ)を最小限にして、アスファルト混合物Aの密度をより精度よく推定することができる。
また、密度推定システム10は、撮像画像Gを複数の解析領域Gaに分割し、各々の解析領域Gaについての解析結果に基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定する。これにより、密度推定システム10は、路面30の密度の分布をより詳細に把握することができる。また、各々の解析領域Gaについて推定された密度の平均値を算出することにより、アスファルト混合物Aの密度の推定値の誤差を減らすことができる。
また、密度推定システム10の撮像装置11は、路面30を締め固める転圧機械1に取り付けられる。これにより、密度推定システム10は、転圧機械1による路面30の締固め作業中に、アスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
また、密度推定システム10の演算装置12は、撮像画像Gを、転圧機械1の移動方向に沿って複数の解析領域Gaに分割する。これにより、密度推定システム10は、転圧機械1が移動する方向X1に沿って、連続的にアスファルト混合物Aの密度を推定することができる。
なお、本実施形態において、密度推定システム10の演算装置は、図1に示す転圧機械1に搭載される演算装置12に限定されない。すなわち、図13に示すように、密度推定システム10は、転圧機械1に搭載される演算装置12の替わりに、転圧機械1から離れた場所に設置された演算装置22を備えていてもよい。演算装置22は、既知の通信手段を介して、撮像装置11、及び、出力装置13との間で情報のやり取りを行うことができる。演算装置22は、クラウドサーバであってもよい。
また、図13に示すように、密度推定システム10は、転圧機械1から離れた場所に設置された第2出力装置23を備えていてもよい。第2出力装置23は、路面30の施工現場で用いられる端末であってもよく、施工現場から離れたオペレータ室に設けられるモニターであってもよい。第2出力装置23は、既知の通信手段によって、演算装置22から密度推定情報を受信する。第2出力装置23は、ディスプレイに画像情報又は文字情報として密度推定情報を出力する。また、第2出力装置23は、スピーカを有していて、密度推定情報を音声として出力してもよい。
なお、上述の実施形態では、路面30の凹凸に着目してアスファルト混合物Aの密度を推定したが、アスファルト混合物Aの密度を推定手法は、特にこれに限定されない。また、複数の手法を組み合わせてアスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。
特に限定されないが、例えば、演算装置12が、撮像画像Gに表れたアスファルト混合物Aの骨材の輪郭から特徴量を抽出し、機械学習された学習済みモデルを用いて、アスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。また、演算装置12が、撮像画像Gからその他の特徴量を抽出し、機械学習された学習済みモデルを用いて、アスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。
或いは、演算装置12が、アスファルト混合物の密度に対して路面の画像を関連付けた教師データを用いて機械学習された学習済みモデルに、撮像画像Gを入力することで、アスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。
或いは、演算装置12が、撮像画像Gを一定サイズで区切りそこに含まれる骨材を解析したり、撮像画像Gの濃淡から路面30の三次元イメージを作成することで、アスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。
また、本実施形態において、演算装置12が撮像画像Gを解析するための解析方向は、方向X2に限定されず、方向X1を解析方向とし、図5,6の表において、方向X1に沿った画素Pの列を解析行としてもよい。また、解析領域Gaは、方向X2に沿って分割されていてもよい。
また、撮像画像Gが高解像度画像である場合は、複数の画素Pから構成されるブロック毎に算出したピクセル値の平均値、又は、ブロック毎に任意の画素Pから抽出したピクセル値に基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。
また、演算装置12は、複数の解析行N1〜N4の差分合計値Psの平均値である平均差分合計値Paに基づいてアスファルト混合物Aの密度を推定しているが、これに限定されず、差分合計値Psの標準偏差を算出した値に基づいて、アスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。
また、演算装置12は、アスファルト混合物Aの種類に関わらず、差分合計値Ps、及び、平均判定合計値Jaの両方をパラメータとして、アスファルト混合物Aの密度を推定してもよい。
1…転圧機械
10…密度推定システム
11…撮像装置
12,22…演算装置
30…路面
1001…学習済みモデル
1002…特徴量
1003…教師データ
A…アスファルト混合物
G…撮像画像
Ga…解析領域
N1,N2,N3,N4…解析行
P…画素
Pd…画素間差分値
Ps…差分合計値
Pa…平均差分合計値
J…判定値
Js…判定合計値
Ja…平均判定合計値
X1…転圧機械の移動方向
X2…解析方向

Claims (13)

  1. 路面を形成するアスファルト混合物の密度を推定するアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    前記路面を撮像した撮像画像を取得し、
    前記撮像画像を解析し、
    前記撮像画像に含まれる複数の画素の各々のピクセル値に基づいて、前記撮像画像の所定の解析方向に沿った前記画素の並びである少なくとも1つの解析行について、各々の前記画素と各々の前記画素に隣接する他の前記画素との間の前記ピクセル値の差分である画素間差分値を算出し、
    前記画素間差分値に基づいて、前記路面の前記アスファルト混合物の密度を推定する、アスファルト混合物の密度推定方法。
  2. 請求項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    前記解析行の前記画素間差分値の合計値である差分合計値を算出し、
    前記差分合計値に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定する、アスファルト混合物の密度推定方法。
  3. 請求項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    複数の前記解析行の前記差分合計値の平均値である平均差分合計値を算出し、
    前記平均差分合計値に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定する、アスファルト混合物の密度推定方法。
  4. 請求項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    前記平均差分合計値が低い程、前記アスファルト混合物の密度の推定値が高くなるように、前記アスファルト混合物の密度を推定する、アスファルト混合物の密度推定方法。
  5. 請求項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    前記画素間差分値の各々が予め設定された閾値よりも高いか否かを判定し、
    前記画素間差分値が前記閾値よりも高い場合は、判定結果を示す判定値を1と算出し、
    前記画素間差分値が前記閾値以下である場合は、前記判定値を0と算出し、
    前記解析行に沿って前記判定値の合計値である判定合計値を算出し、
    前記判定合計値に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定する、アスファルト混合物の密度推定方法。
  6. 請求項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    複数の前記解析行の前記判定合計値の平均値である平均判定合計値を算出し、
    前記平均判定合計値に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定する、アスファルト混合物の密度推定方法。
  7. 請求項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    前記平均判定合計値が高い程、前記アスファルト混合物の密度の推定値が高くなるように、前記アスファルト混合物の密度を推定する、アスファルト混合物の密度推定方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    前記アスファルト混合物は、ポーラスアスファルト混合物である、アスファルト混合物の密度推定方法。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    前記撮像画像から特徴量を抽出し、
    前記特徴量を学習済みモデルに入力することにより、前記アスファルト混合物の密度を推定し、
    前記学習済みモデルは、前記アスファルト混合物の密度を前記特徴量に対して関連付けた教師データを用いて機械学習されている、アスファルト混合物の密度推定方法。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載のアスファルト混合物の密度推定方法であって、
    前記撮像画像を複数の解析領域に分割し、
    各々の前記解析領域についての解析結果に基づいて、前記アスファルト混合物の密度を推定する、アスファルト混合物の密度推定方法。
  11. 路面を形成するアスファルト混合物の密度を推定するアスファルト混合物の密度推定システムであって、
    前記路面を撮像した撮像画像を取得する撮像装置と、
    前記撮像画像を解析し、前記撮像画像に含まれる複数の画素の各々のピクセル値に基づいて、前記撮像画像の所定の解析方向に沿った前記画素の並びである少なくとも1つの解析行について、各々の前記画素と各々の前記画素に隣接する他の前記画素との間の前記ピクセル値の差分である画素間差分値を算出し、前記画素間差分値に基づいて、前記路面の前記アスファルト混合物の密度を推定する演算装置とを備える、アスファルト混合物の密度推定システム。
  12. 請求項11に記載のアスファルト混合物の密度推定システムであって、
    前記撮像装置は、前記路面を締め固める転圧機械に取り付けられる、アスファルト混合物の密度推定システム。
  13. 請求項12に記載のアスファルト混合物の密度推定システムであって、
    前記演算装置は、前記撮像画像を、前記転圧機械の移動方向に沿って複数の解析領域に分割し、前記解析領域毎に前記撮像画像を解析する、アスファルト混合物の密度推定システム。
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