JP4528750B2 - 散布装置及びこれを搭載した散布車両 - Google Patents

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本発明は、凍結防止剤等の散布装置及びこれを搭載した散布車両に関する。
特開2001−115425号公報 特開2002−173923号公報
寒冷地域や積雪地域の道路においては、路面の凍結や積雪による車両の交通障害を極力低減する手段として、厳寒時の路面凍結の防止、降雪時の融雪、除雪トラック、ロータリー除雪車等による除雪作業後の路面の凍結防止及び融雪、解氷のために、凍結防止剤等の散布(撒布)を行っている。
上記特許文献1及び2には、撒布装置を搭載した凍結防止剤散布車が開示されている。一般的な散布装置は、ホッパ内に収納した凍結防止剤を、ホッパ底部に配設したスクリューコンベア等の搬送手段により散布手段へと搬送し、散布手段によって路面上に拡散して散布される。なお、散布剤の搬送手段としてはスクリューコンベアに限らず、ベルトコンベア等も使用可能である。
散布装置のホッパ内には、凍結防止剤としての塩化カルシウム(粒状、フレーク状)や原塩(塩化ナトリウム)あるいは粉砕塩、また、スリップ防止剤としての砂・小礫など多様な散布剤が積み込まれる。
図14は、2種類の散布剤を分離積載可能な従来の散布装置の一例を示す断面図である。この図において、散布車両50に搭載された散布装置のホッパ51は、車両進行方向の左右に2分割された剤収納室52L及び52Rを有している。ホッパ51の底部には、1対のスクリューコンベア53a,53bが左右の剤収納室52L,52Rに対応して設けられている。左側のスクリューコンベア53aは剤収納室52L内に収納された散布剤を散布手段54へと搬送する。右側のスクリューコンベア53bは剤収納室52R内に収納された散布剤を散布手段54へと搬送する。両方のスクリューコンベア53a,53bにより散布手段54へ搬送された散布剤は、シュートを介して撒布円盤55に導かれ、回転する撒布円盤55により路面上に散布される。
図14に示すような、左右2分割の剤収納室を有する散布装置において、2種類の散布剤、例えば、塩化カルシウムと砂を、左右の剤収納室52L,52Rにそれぞれ積み込んだ場合、2種類の散布剤で重量が異なるため、散布装置(散布車両)の左右で重量バランスが異なり、散布車走行時の安定性が悪く、コーナリング時に横転する危険があるという問題があった。
また、除雪トラック等に散布装置を装着した従来の散布車においては、狭い場所での散布作業が困難であり、散布ができない、あるいは、作業員が手で散布しなければならないという問題があった。
本発明は、従来の散布装置における上述の問題を解決し、2種類の散布剤を積み込んだ場合でも左右のアンバランスが無く、コーナリング時の横転危険性を解消することができるとともに、狭い場所でも効率よく散布作業を行なうことのできる散布装置および散布車両を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、2種類の乾式散布剤を分離収納可能なホッパと、該ホッパ内に収納された乾式散布剤を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送された乾式散布剤を拡散散布する散布手段とを有する散布装置を搭載する散布車両であって、前記ホッパが、車両前後方向に2分割された散布剤収納室を有し、前記搬送手段は、前記2分割された散布剤収納室の前側収納室内に収納された散布剤を搬送する第1の搬送手段と、前記2分割された散布剤収納室の後側収納室内に収納された散布剤を搬送する第2の搬送手段の、1対の搬送手段からなることにより解決される。
また、前記2分割された散布剤収納室の前側収納室内に収納された散布剤と後側収納室内に収納された散布剤の切替散布が可能であると好ましい。
また、前記2分割された散布剤収納室の前側収納室内に収納された散布剤と後側収納室内に収納された散布剤の混合散布が可能であると好ましい。
また、前記混合散布における各散布剤の混合比率が可変であると好ましい。
また、前記1対の搬送手段が、当該散布装置を車両に搭載した場合の車両前後方向に延設され、前記第1の搬送手段は前側収納室内に露出されるとともに後側収納室内でカバーされており、前記第2の搬送手段は前側収納室内でカバーされているとともに後側収納室内に露出されると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、2種類の乾式散布剤を分離収納可能なホッパと、該ホッパ内に収納された乾式散布剤を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送された乾式散布剤を拡散散布する散布手段とを有する散布装置を搭載する散布車両であって、前記ホッパが、車両前後方向に2分割された散布剤収納室を有し、前記搬送手段は、前記2分割された散布剤収納室を貫通する1つの搬送手段からなり、該搬送手段を、前記2分割された散布剤収納室の一方の収納室で露出させたときに他方の収納室でカバーし、前記一方の収納室でカバーしたときに前記他方の収納室で露出させることにより、散布される散布剤を切り替える切替散布機構を有することにより解決される。
また、前記2分割された散布剤収納室の容積が異なると好ましい。
また、水溶液収納タンクを備え、液体散布剤と乾式散布剤の混合散布が可能であると好ましい。
また、前記散布車両が屈曲操舵方式であると好ましい。
また、車両前部に除雪装置が装着されていると好ましい。
本発明の散布車両によれば、散布装置のホッパが車両前後方向に2分割された散布剤収納室を有するので、種類の異なる乾式散布剤を積み込んだ場合でも左右にアンバランスを生じることが無く、散布車両のコーナリング時の横転危険性を解消することができる。
また、搬送手段は、前側収納室内に収納された散布剤を搬送する第1の搬送手段と、後側収納室内に収納された散布剤を搬送する第2の搬送手段の1対の搬送手段からなるので、他方の収納室内の散布剤に影響されること無く、各収納室内に収納された散布剤を専用の搬送手段により確実に搬送することができる。また、各収納室内に収納された散布剤の搬送量を同じにすることが容易に実現できる。
請求項2の構成により、2分割された散布剤収納室の前側収納室内に収納された散布剤と後側収納室内に収納された散布剤の切替散布が可能なので、散布場所に応じて適切な散布剤を散布することができる。
請求項3の構成により、2分割された散布剤収納室の前側収納室内に収納された散布剤と後側収納室内に収納された散布剤の混合散布が可能なので、各散布室に収納した散布剤、例えば凍結防止剤とスリップ防止剤の混合散布を行うことができる。
請求項4の構成により、混合散布における各散布剤の混合比率が可変であるので、路面状態に応じて適切な比率で散布剤を混合させることができる。
請求項6の構成により、搬送手段が2分割された散布剤収納室を貫通する1つの搬送手段からなり、その搬送手段を一方の収納室で露出させたときに他方の収納室でカバーし、一方の収納室でカバーしたときに他方の収納室で露出させることにより、散布される散布剤を切り替える切替散布機構を有するので、1つの搬送手段で前後収納室に収納した散布剤の切替散布を行うことができる。
請求項9の構成により、屈曲操舵方式により、内輪差による散布剤の撒き残しがない。また、前後車体を屈曲させた走行時(コーナリング時)においても左右のバランスが良く、走行安定性が向上する。また、小さなカーブや曲がり角を曲がる場合でも横転危険性が無い。さらに、狭い場所での作業が可能となる。
請求項10の構成により、車両前部に除雪装置が装着されているので、1台の車両で除雪作業と散布作業を行なうことができる。また、除雪作業と散布作業とを一度に(同時に)に実施することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る散布装置を搭載した凍結防止剤散布車の一例を示す側面図である。この図に示す車両100はアーティキュレイト・ステアリング方式であり、その後部車体に散布装置10を搭載している。また、車両前部には除雪装置30Aが装着されている。除雪装置30Aはロータリ除雪装置であり、オーガ,ブロワ,シュート等からなる除雪装置31がリンク機構15により昇降可能に支持されている。ロータリ除雪装置31及びリンク機構15の構成は、従来周知のものと同様であるので、詳しい説明は省略する。
また、図2は、タイヤドーザとして構成された凍結防止剤散布車の別例を示す側面図である。この図に示す凍結防止剤散布車は、車両前部に装着された除雪装置30Bがラッセル式除雪装置であること以外は図1の凍結防止剤散布車と同一であり、重複する説明は省略する。なお、除雪装置30Bは、プラウ32をリンク機構15により昇降可能に支持したものである。
図1及び図2に示すように、散布装置10は、散布剤を収納するためのホッパ1を有しており、そのホッパ1の後方、すなわち散布車100の後端部に位置して散布手段4が設けられている。ホッパ1の底部には、図3,4のホッパ断面図から判るように、左右1対の(散布車両進行方向に向かって左右1対の)スクリューコンベア3a,3bが、ホッパ1の前後方向(散布車量の前後方向)に延設されている。ホッパ1内に収納された散布剤は、スクリューコンベア3a,3bにより散布手段4へと搬送され、シュート6を介して散布円盤5へと導かれ、回転する散布円盤5により路面上に拡散散布される。散布手段4は従来周知の機構のものと同様であり、詳しい説明は省略する。
さて、図3に示すように、本実施例の散布装置10においては、ホッパ1の散布剤収納室は、仕切り板7により前後収納室2A,2Bに分割されている。前後収納室2A,2Bの大きさ(容積)は本例ではほぼ同じになっており、収納室は等分割されていることになる。ホッパ1は、図4に示すように、車両進行方向に向かって見た場合、下部がすぼまった漏斗状形状をしており、その底部にスクリューコンベア3a,3bが配設されている。
図5は、ホッパ1の散布剤収納室を示す水平方向の断面図である。また、図6は、ホッパ1の前側収納室2Aの垂直方向の断面図であり、図7は、ホッパ1の後側収納室2Bの垂直方向の断面図である。
これらの図に示すように、ホッパ1の前後収納室2A,2Bには、それぞれ一方側のスクリューコンベアを覆うカバー8a,8bが、ホッパ底部に設けられている。カバー8a,8bは、図6,7に示されるように斜めに配設され、向かい側のホッパ底板とともに漏斗の斜辺を形成し、各収納室内に収納された散布剤をそれぞれのスクリューコンベアに導く。
車両進行方向に向かって右側のスクリューコンベア3a(第1の搬送手段)は前側収納室2A内で露出しており、カバー8bにより後側収納室2B内では覆われている。また、車両進行方向に向かって左側のスクリューコンベア3b(第2の搬送手段)は後側収納室2B内で露出しており、かばー8aにより前側収納室2A内では覆われている。これにより、前側収納室2A内に積み込まれた散布剤は、右側のスクリューコンベア3aのみによって後方の散布手段4へと搬送される。また、後側収納室2Bに積み込まれた散布剤は、左側のスクリューコンベア3bのみによって後方の散布手段4へと搬送される。
右側のスクリューコンベア3aによって搬送された前側収納室2A内の散布剤と、左側のスクリューコンベア3bによって搬送された後側収納室2B内の散布剤は、ホッパ1後方の散布手段4のシュート上部で合流して散布円盤5へ達し、回転する散布円盤5により、2種類の散布剤が混合されたものが路面上に拡散散布される。
なお、スクリューコンベア3a,3bを独自に(個別に)回転できるように構成すれば、2種類の散布剤のうちの一方だけを路面上に散布することができる。そして、回転させるスクリューコンベアを切り換えてやれば、散布する剤の切り替えが可能である。したがって、本例の散布装置10においては、2種類の散布剤の混合散布と切替散布とが可能である。
第1、第2搬送手段であるスクリューコンベア3a,3bは、本実施例では同じ長さの同じものを2本(1対)、車両幅方向に(左右に)並べて、車両の前後方向に延設しており、搬送手段の配設方法及び駆動機構を簡単な構成とすることができる。
本実施例の散布装置10においては、2種類の散布剤を分離収納可能なように、ホッパ1の収納室を分割しているが、その分割は車両の左右方向ではなく、前後に分割したものである。したがって、前後収納室2A,2Bに、重さの異なる2種類の散布剤を積み込んだ場合でも、左右方向でアンバランスになることが無く、散布車走行時の安定性を低下させることがない。そのため、散布車100の運行時におけるコーナリング時の横転危険性を解消することができる。
また、前後に分割した2つの散布剤収納室2A,2Bのそれぞれに、その収納室に専用の搬送手段(本例ではスクリューコンベア)を備えたことにより、2分割した収納室のそれぞれに積み込んだ散布剤を確実かつ均等に散布手段4へ搬送することが可能となり、2種類の散布剤の散布量を容易に同量とすることができる。
なお、後述するように、本実施例ではスクリューコンベア3a,3bの回転速度(単位時間あたりの回転数)を個別に制御可能に構成しており、スクリューコンベア3a,3bの回転速度を同じにした場合は2種類の散布剤の散布量を同量とし、スクリューコンベア3a,3bの回転速度を異ならせることにより、2種類の散布剤の散布量を異ならせることができる。
本実施例では、例えば前側収納室2Aにスリップ防止剤としての砂を収納し、後側収納室2Bに凍結防止剤としての原塩を積み込み、両者を混合散布又は切替散布することが可能であり、その場合でも左右のアンバランスがなく、走行性が安定する。なお、前後収納室2A,2Bには任意の散布剤を収納可能であり、前後収納室2A,2Bに同じ散布剤を収納することも可能である。
図8は、スクリューコンベア3a,3bの駆動機構の概略を示す模式図である。この図に示すように、本例の散布装置は、第1搬送手段であるスクリューコンベア3aを駆動する油圧モータ11aと、第2搬送手段であるスクリューコンベア3bを駆動する油圧モータ11bとを備えている。各油圧モータ11a,11bには、油圧ポンプ9から流量制御弁としての電磁比例制御弁12a,12bを介して油圧が供給される。電磁比例制御弁12a,12bは制御器14により制御され、油圧モータ11a,11bへの油圧流量がコントロールされる。これにより、各スクリューコンベア3a,3bの回転速度が制御される。そして、スクリューコンベア3a,3bには、各スクリューの回転速度を検出するためのセンサ13a,13bがそれぞれ付設され、この回転速度検出センサ13a,13bからの出力は制御器14に入力される。
制御器14は、例えば散布車両の運転席に配置することが可能であり、運転席からスクリューコンベア3a,3bの回転速度を個別に制御することができる。1対のスクリューコンベア3a,3bの回転速度を同じに制御すれば、散布剤収納室2A,2Bに積み込んだ散布剤を均等に(同量だけ)散布手段4へ搬送し、2種類の散布剤を容易に混合・均等散布することができる。
また、一方のスクリューコンベアを停止させ、他方のスクリューコンベアだけを回転駆動してやれば、散布剤収納室2A,2Bに積み込んだ散布剤のどちらか一方だけを散布することが可能である。駆動するスクリューコンベアを切り換えることによって、散布する剤を切り替えることができ、例えば散布場所に応じて2種類の散布剤を切替散布することができる。一例として、坂道ではスリップ防止剤を散布し、他の場所では凍結防止剤を散布するようにすることができる。
また、1対のスクリューコンベア3a,3bの回転速度を異ならせることにより、2種類の散布剤を散布する割合(散布剤の混合比率)を異ならせることができる。例えば、凍結防止剤を多めに散布したり、逆にスリップ防止剤を多めに散布したりすることができる。
さらに、混合散布と切替散布を組み合わせた散布作業も可能である。例えば、スリップ防止剤だけの散布と、スリップ防止剤と凍結防止剤の混合散布と、凍結防止剤だけの散布とを、組み合わせて(切り替えて)散布することができる。混合散布の場合の散布剤の混合比率を制御することも可能である。
このように、スクリューコンベア3a,3bの回転速度を個別に制御可能とすることにより、前後に分割した2つの散布剤収納室2A,2Bのそれぞれに分離収納した2種類の散布剤を用いた多様な散布作業が可能である。
なお、1つの駆動手段、例えば1つの油圧モータにより1対の搬送手段(スクリューコンベア3a,3b)を回転駆動するように構成することも可能である。その場合、駆動手段と各搬送手段の間にクラッチ機構を設けることで、各搬送手段の回転と停止を制御可能となり、2種類の散布剤の切替散布が可能となる。もちろん、両方の搬送手段を同時に駆動することで混合散布は可能である。
図9は、ホッパ1の前後収納室2A,2Bの大きさ(容積)を異ならせた散布装置の別例を示す断面構成図である。前後収納室の大きさが異なること以外は、上記説明した散布装置と同様である。
この図に示す散布装置10Bは、前側収納室2Aの容積が後側収納室2Bの容積よりも大きくなっている。1対のスクリューコンベア3a,3b(図では符号3で示す)は、図8で説明した場合と同じ構成の駆動機構により回転駆動される。本例の散布装置10Bでは、切替散布あるいは混合比率を異ならせた混合散布において消費する(散布する)割合の多い方の散布剤を前側収納室2Aに収納することで、そのような散布態様における散布距離を長くすることができる。例えば、凍結防止剤を多く(前側収納室2Aに)積み、スリップ防止剤を少なく(後側収納室2Bに)積み、切替散布を行うことにより、凍結防止剤の散布距離を長くすることができる。
ところで、散布装置10を搭載した散布車両100は、本例ではアーティキュレイト・ステアリング方式の操舵機構を備えたものである。アーティキュレイト・ステアリングは、前輪と後輪の軌跡を同じにすることができ、前輪の向きを変えて操舵を行なう通常操舵方式の散布車両(例えば散布トラック)のような内輪差による散布剤の撒き残しがない。また、アーティキュレイト・ステアリングにより前後車体を屈曲させた場合でも、本実施例の散布車両100では左右のバランスが良く、走行安定性が向上する。さらに、小回りの利くアーティキュレイト・ステアリングにより小さなカーブや曲がり角を走行する場合でも、コーナリング時の横転危険性が無い。
そして、本例の散布車両100は小型軽量タイプであり、ロータリ除雪装置31(除雪装置30A)を装着した実機では全幅1500mm,全長6910mm、また、プラウ32(除雪装置30B)を装着した実機では全幅1300mm,全長5790mmとなっている。このような小型の除雪車兼凍結防止剤散布車であり、小回りの利くアーティキュレイト・ステアリングであるため、除雪トラックに散布装置を搭載したような従来の散布車両が入っていけなかった狭い場所、例えば歩道上などでの除雪作業及び除雪後の散布剤散布作業が可能となり、効率の良い作業を行なうことができる。また、バランスが良く走行安定性に優れているため、狭い場所での安全確保に特に適したものである。
次に、搬送手段を1本のみ備える散布装置の第2実施例について、図9〜12を参照して説明する。この実施例の散布装置を搭載する車両は、前記実施例における車両100を用いることが可能である。もちろん、除雪装置としてロータリ除雪装置30A,ラッセル除雪装置30Bのどちらでも装着可能である。
図10〜13に示すように、本実施例の散布装置20は、ホッパ21の散布剤収納室が仕切り板27により前後収納室22A,22Bに分割されている。前後収納室22A,22Bの大きさ(容積)は本例ではほぼ同じになっており、収納室は等分割されていることになる。ホッパ21の底部に配設される搬送手段として、本実施例では1本のスクリューコンベア23のみが設けられている。スクリューコンベア23は、ホッパ21の前後方向(散布車両の前後方向)に延設されている。スクリューコンベア23の左右両側には斜辺カバー28,28が設けられており、ホッパ内に積み込まれた散布剤をスクリューコンベア23に導く。本実施例では、前記実施例の散布装置10とは異なり、斜辺カバー28,28は互い違いに設けられておらず、前後収納室22A,22Bの両方において、スクリューコンベア23の左右両側に(図12,13では上下両側に)設けられている。そして、散布装置の後部に位置して設けられる散布手段24は従来周知の機構のものと同様であり、詳しい説明は省略する。
スクリューコンベア23は、その全長を覆う筒状の揺動カバー25内に配設されている。揺動カバー25は、図10に示す如く、下端部がホッパ1の下方に伸ばされて略三角形の断面形状をしており、スクリューコンベア23を中心として回動(揺動)できるように支持されている。そして、揺動カバー25の下端部に油圧シリンダ29の先端が枢着され、油圧シリンダ29の基端部は散布装置または散布車両の図示しないフレームに枢着されている。油圧シリンダ29を伸縮させることにより、図10に実線と仮想線で示す如く、揺動カバー25はスクリューコンベア23を中心として所定の範囲(本例では約60度)で揺動する。説明の便宜上、揺動カバー25の仮想線で示す位置を第1位置、実線で示す位置を第2位置とする。
揺動カバー25には、図11に示すように、2つの開口部26a,26bが設けられている。2つの開口部26a,26bは、形状及び大きさが全く同じものである。スクリューコンベア23の軸方向(長手方向)に延びた2つの開口部26a,26bは、図11(a)に示すように、周方向の位置がズレて配置されており、本例では中心角にして約60度ズレて配置されている。また、2つの開口部26a,26bは、図11(b)に示すように、長手方向の位置もズレて配置されている。一方の開口部26aは前側収納室22Aに対応する位置に、他方の開口部26bは後側収納室22Bに対応する位置に設けられている。
このように構成された揺動カバー25は、油圧シリンダ29を収縮させると、図10に実線で示すように略三角形の頂点が真下を向く状態(第2位置)となり、このとき、図12に示すように、第2開口部26bが上を向いて後側収納室22B内で左右の(図面では上下の)斜辺カバー28,28の間で開口し、スクリューコンベア23が後側収納室22B内で露出される。他方、第1開口部26aは横向き状態であり、前側収納室22A内で左右の(図面では上下の)斜辺カバー28,28の間に第1開口部26aが隠れ、スクリューコンベア23は前側収納室22A内で覆われた状態となる。したがって、揺動カバー25の第2位置では、後側収納室22B内に積み込まれた散布剤のみが搬送され、散布手段24により拡散散布されることになる。
油圧シリンダ29を伸張させると、図10に仮想線で示すように略三角形の頂点が斜め下を向く状態(第1位置)となり、このとき、図13に示すように、第1開口部26aが上を向いて前側収納室22A内で左右の(図面では上下の)斜辺カバー28,28の間で開口し、スクリューコンベア23が前側収納室22A内で露出される。他方、第2開口部26bは横向き状態であり、後側収納室22B内で左右の(図面では上下の)斜辺カバー28,28の間に第2開口部26bが隠れ、スクリューコンベア23は後側収納室22B内で覆われた状態となる。したがって、揺動カバー25の第1位置では、前側収納室22A内に積み込まれた散布剤のみが搬送され、散布手段24により拡散散布されることになる。
このように、本実施例の散布装置20においては、揺動カバー25を第1位置と第2位置とに切り換えることにより、前側収納室22A内に収納した散布剤と後側収納室22B内に収納した散布剤を切り替えて散布する散布装置が、1本のみのスクリューコンベア23によって可能である。前後収納室22A,22Bに収納した種類の異なる散布剤を、散布場所に応じて切り替えて散布する作業が実現できる。ただし、前後収納室22A,22Bに同じ散布剤を収納することも可能である。
なお、本例では、前後収納室22A,22Bの容積を同じとしたが、異なる容積とすることもできる。例えば、図9に示す例のように、前側収納室22Aを後側収納室22Bより大きくしても良い。その場合、例えば凍結防止剤を前側収納室22A(容積の大きな収納室)に収納し、スリップ防止剤を後側収納室22B(容積の小さな収納室)に収納して、各剤を散布場所に応じて切替散布するような散布作業を行なうことができる。散布する割合の高い散布剤をより多く積載できるので、散布距離を長くすることが可能である。
また、スクリューコンベア23の回転速度を制御可能に構成すれば、各収納室内に積載した散布剤の、単位時間あたりの散布量を可変とすることができる。
また、本例では、搬送手段(スクリューコンベア23)を覆う揺動カバー25を切り換える油圧シリンダ29を、スクリューコンベア23の前端側に配置したが、前後収納室の中間部、スクリューコンベア23の後端側(散布手段24側)を含め、任意の位置に配置することが可能である。また、油圧シリンダに限らず、任意のアクチュエータの使用が可能である。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、散布剤の搬送手段としてはスクリューコンベアに限らず、ベルトコンベア等他の搬送手段を用いることができる。また、ホッパ底部の搬送手段上に、収納室内の散布剤が固まることを防止するために、固形化防止用カバーを設けても良い。また、ホッパとは別に水溶液収納タンクを備えて、任意の液体散布剤と固形(粒状・粉状等を含む)散布剤とを混合散布することも可能である。
また、ホッパの散布剤収納室は、等分割を含む任意の容積比で前後収納室に分割することができる。
また、2本の(1対の)搬送手段を備える構成において、一方の搬送手段のみを回転数(搬送能力)制御可能とした場合でも、2種類の散布剤の混合比率を変えて散布することが可能である。
また、1本のみの搬送手段を備える構成において、搬送手段を覆うカバー(図示例では筒状の揺動カバー25)の形状や、そのカバーの位置を切り替える機構の構成等は任意である。また、回動(揺動)式のカバーに限らず、スライド式のカバーを用いることもできる。カバーに設ける開口の形状や大きさ、開口の数なども任意である。
また、車両前部に装着する除雪装置の構成も任意である。さらに、本発明による散布装置は、アーティキュレイト・ステアリング方式の車両に限らず、前輪操舵方式、あるいは全輪操舵方式等、任意の操舵方式の車両に搭載可能であり、その場合にも、左右のアンバランスをなくし、走行時の横転危険性を解消できるものである。
本発明に係る散布装置を搭載した凍結防止剤散布車の一例を示す側面図である。 除雪装置の構成が異なる凍結防止剤散布車の別例を示す側面図である。 散布車前後方向における散布装置の断面図である。 散布車幅方向における散布装置の断面図である。 ホッパの散布剤収納室を示す水平方向の断面図である。 前側収納室の垂直方向の断面図である。 後側収納室の垂直方向の断面図である。 1対の搬送手段を駆動する機構の概略を示す模式図である。 ホッパの前後収納室の大きさを異ならせた散布装置の別例を示す断面構成図である。 散布装置の第2実施例におけるホッパの垂直方向の断面図である。 第2実施例における、搬送手段のカバーを説明する断面図及び平面図である。 第2実施例におけるホッパの水平方向の断面図で、後側収納室内で搬送手段が露出された状態を示すものである。 第2実施例におけるホッパの水平方向の断面図で、前側収納室内で搬送手段が露出された状態を示すものである。 2種類の散布剤を分離積載可能な従来の散布装置の一例を示す断面図である。
符号の説明
1,21 ホッパ
2A,22A 前側収納室
2B,22B 後側収納室
3a スクリューコンベア(第1搬送手段)
3b スクリューコンベア(第2搬送手段)
4,24 散布手段
5 散布円盤
6 シュート
7,27 仕切り板
8a,8b カバー
9 油圧ポンプ
10,20 散布装置
11a,11b 油圧モータ
12a,12b 流量制御弁
15 昇降リンク
23 スクリューコンベア(搬送手段)
25 揺動カバー
26a,26b 開口部
29 油圧シリンダ
30A,30B 除雪装置
31 ロータリ除雪装置
32 プラウ
100 散布車両

Claims (10)

  1. 2種類の乾式散布剤を分離収納可能なホッパと、該ホッパ内に収納された乾式散布剤を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送された乾式散布剤を拡散散布する散布手段とを有する散布装置を搭載する散布車両であって、
    前記ホッパが、車両前後方向に2分割された散布剤収納室を有し、
    前記搬送手段は、前記2分割された散布剤収納室の前側収納室内に収納された散布剤を搬送する第1の搬送手段と、前記2分割された散布剤収納室の後側収納室内に収納された散布剤を搬送する第2の搬送手段の、1対の搬送手段からなることを特徴とする散布車両
  2. 前記2分割された散布剤収納室の前側収納室内に収納された散布剤と後側収納室内に収納された散布剤の切替散布が可能なことを特徴とする、請求項1に記載の散布車両
  3. 前記2分割された散布剤収納室の前側収納室内に収納された散布剤と後側収納室内に収納された散布剤の混合散布が可能なことを特徴とする、請求項1に記載の散布車両
  4. 前記混合散布における各散布剤の混合比率が可変であることを特徴とする、請求項3に記載の散布車両
  5. 前記1対の搬送手段が車両前後方向に延設され、前記第1の搬送手段は前側収納室内に露出されるとともに後側収納室内でカバーされており、前記第2の搬送手段は前側収納室内でカバーされているとともに後側収納室内に露出されることを特徴とする、請求項1に記載の散布車両
  6. 2種類の乾式散布剤を分離収納可能なホッパと、該ホッパ内に収納された乾式散布剤を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送された乾式散布剤を拡散散布する散布手段とを有する散布装置を搭載する散布車両であって、
    前記ホッパが、車両前後方向に2分割された散布剤収納室を有し、
    前記搬送手段は、前記2分割された散布剤収納室を貫通する1つの搬送手段からなり、
    該搬送手段を、前記2分割された散布剤収納室の一方の収納室で露出させたときに他方の収納室でカバーし、前記一方の収納室でカバーしたときに前記他方の収納室で露出させることにより、散布される散布剤を切り替える切替散布機構を有することを特徴とする散布車両
  7. 前記2分割された散布剤収納室の容積が異なることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の散布車両
  8. 水溶液収納タンクを備え、液体散布剤と乾式散布剤の混合散布が可能なことをことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の散布車両
  9. 屈曲操舵方式であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の散布車両。
  10. 車両前部に除雪装置が装着されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の散布車両。
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