JPH10317348A - 凍結防止剤散布車における給水装置 - Google Patents

凍結防止剤散布車における給水装置

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JPH10317348A
JPH10317348A JP15040597A JP15040597A JPH10317348A JP H10317348 A JPH10317348 A JP H10317348A JP 15040597 A JP15040597 A JP 15040597A JP 15040597 A JP15040597 A JP 15040597A JP H10317348 A JPH10317348 A JP H10317348A
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water
tank
water supply
bottomed
pipe
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Nobuyuki Hara
信幸 原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面に湿潤状態の凍結防止剤を散布する散布
車であって、出動時に凍結防止剤を湿潤させるための水
をタンク内に短時間で多量に急速供給するようにして出
動体制を迅速に行えるようにする。 【解決手段】 散布車本体1に凍結防止剤収容ホッパ2
とタンク3とを設置すると共にこのタンク3内に注水管
8と該注水管8の上端部に連結、連通した有底多孔筒体
5とを配設してあり、上記注水管8の下端部をタンク3
外に延設させて給水管9としている。この給水管9に給
水源からの水を供給することにより注水管8の上端開口
部から有底多孔筒体5内に噴出させ、その噴流の勢いを
有底多孔筒体5内の上部に設けた円錐形状のフード16に
流突させると共に四方に拡散させて減衰させ、有底多孔
筒体5の多数の小径孔6を通じてタンク3内に脈動等の
動圧を殆ど生じさせることなく滞留、充満させるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は凍結防止剤を路面に
散布する凍結防止剤散布車において、凍結防止剤を湿潤
状態にするために設置した給水装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、冬季においては路面凍結防止
のために、路面上に凍結防止剤を散布することが行われ
ている。凍結防止剤の散布方式としては、乾燥塩をその
まま散布する乾式散布と、塩水などの溶液を塩に添加し
てなる湿潤凍結防止剤を散布する湿式散布との2方式が
あっていずれも実用化されているが、乾式散布よりも湿
式散布の方が防氷効果の観点から速効性、持続性におい
て優れていると言われている。
【0003】このような湿式散布を行うには、図7に示
すように散布車本体Aに設置した凍結防止剤収容ホッパ
Bの側方に数個のポリエチレン製タンクCを積み込んで
おき、凍結防止剤収容ホッパBの開口下端からコンベア
Dによって散布装置E側に供給される乾燥した凍結防止
剤に、これらのタンクCから水を供給して湿潤した凍結
防止剤とし、これを散布装置Eによって散布するように
しているが、散布車を出動させる際に、上記数個のタン
クCのそれぞれに水を注入、充満するための準備作業に
手間を要して出動時間が遅くなり、出動効率が低下する
という問題がある。
【0004】このため、上記ポリエチレン製タンクCに
替えて、図8に示すように凍結防止剤収容ホッパBに隣
接して大型の金属製タンクFを設置しておき、この金属
製タンクFにその給水ホースGによって開口上端から給
水したり、或いは、金属製タンクFの底部に注水管(図
示せず)Gを設けておき、この注水管を通じて金属製タ
ンクFに多量の水を急速注水可能した給水手段が採用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの給水手段においても、給水ホースGや注水管から
金属製タンクF内に急激な注水が行われるためにタンク
F内で水が脈動して該タンクFの周壁内面に大きな動圧
がかかり、溶接個所等がその動圧に耐えられなくなる虞
れがあり、従って、タンクF内に邪魔板を設けたり、タ
ンクF自体の厚みを大きくして強度を増大させる必要が
あるが、そうすると、重量が増して凍結防止剤散布車の
軽量化を図る上に大きな難点となる。
【0006】さらに、タンクFの底部から該タンクF内
に給水する上記注水管にはタンクF内の大きな水圧が常
時かかっているために、タンクF内から該注水管に水が
逆流するのを防止する手段が必要となる。また、タンク
F内に給水する水源が水道管を通じて、或いは消火栓を
通じて行う場合には、その水の中に不純物が混入してい
る虞れが少ないが、多くの場合には野外水槽や屋内水槽
などの散布作業後に余った凍結防止剤の融解槽を利用し
ているので、これらの水槽には不純物が混入しており、
そのため、凍結防止剤の湿潤に悪影響を及ぼす虞れがあ
る。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところはタンク内に脈動等の
動圧を殆ど生じさせることなく急速注水を可能にすると
共に給水管に大きな水圧が作用させないようにした凍結
防止剤散布車における給水装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る凍結防止剤散布車における
給水装置は、散布車本体に設置している凍結防止剤収容
ホッパに隣接してタンクを配設し、このタンク内に有底
多孔筒体を配設して該有底多孔筒体の底部に注水管の一
端を貫通させて該注水管の開口部を有底多孔筒体内に臨
ませてあり、さらに、上記注水管の他端を上記タンク外
に配設した先端に給水口を有する一定長さの給水管に連
結、連通させた構造としている。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、上記有底多孔筒体をタンクの上端部内に配
設すると共に該有底多孔筒体の上端開口部を開閉自在な
蓋板によって閉止していることを特徴とし、請求項3に
係る発明は、上記有底多孔筒体内に設けている注水管の
上端開口部の上方に固定フードを配設していることを特
徴としている。
【0010】
【作用】タンクの底部から外部に延設している一定長さ
の給水管の給水口に水源側に連通しているホース等の配
管を接続したのち、該配管を通じて給水すると、水は給
水管を通じて水タンク内の注水管を流通し、該注水管の
一端開口部から該一端部を挿通させている有底多孔筒体
内に流出する。この時、注水管から有底多孔筒体内の空
間部に流出する際に流勢が減衰させられて拡散しながら
有底多孔筒体の多数の孔を通じてタンク内に流出し、水
面が殆ど波立つことなく水位を上昇させていく。
【0011】従って、従来のように脈動による水面の波
動力がタンクの内壁に殆ど影響することなく、有底多孔
筒体を通じてタンク内に静かに且つ急速に注水すること
ができる。また、有底多孔筒体に穿設している多数の孔
を比較的小径に形成しておくことにより、水中に混入し
ている塵埃等の不純物を捕集させることができる。
【0012】こうしてタンク内に所定量の水が充満する
と、水源から配管を通じての給水を停止し、該配管を給
水管から取り外して水タンク内への給水作業を終了す
る。この時、請求項2に係る発明によれば、有底多孔筒
体をタンクの上端部内に配設しているので、水タンク内
の給水量が万杯状態であっても、該有底多孔筒体に連
結、連通した注水管に接続している給水管にはタンク内
の水圧が殆ど作用することはないので、逆流防止手段を
設ける必要はない。
【0013】また、有底多孔筒体の上端開口部に蓋体を
設けているので、タンク内への給水は上記のように給水
管を通じて行うことなく、該蓋体を開放して有底多孔筒
体の開口端から直接この有底多孔筒体内にホース等を通
じて給水しても、有底多孔筒体内に給水した水が拡散し
てタンク内に大きな脈動などが殆ど生じさせることなく
有底多孔筒体を通じてタンク内に急速給水することがで
きる。
【0014】また、請求項3に記載したように、注水管
の上端開口部の上方に固定フードを配設しておくことに
よって、給水時に給水管から注水管を通じて上昇してき
た水流を該固定フードの下面に衝突させて減勢させなが
ら有底多孔筒体内に拡散させることができ、有底多孔筒
体を通じて脈動させることなくタンク内に急速給水する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面につい
て説明すると、図1及び図2において、1は散布車本体
で、その車台上に両側壁板が底部から上端開口部に向か
って拡開する方向に傾斜してなる断面逆台形状の凍結防
止剤収容ホッパー2を搭載、設置していると共にこの収
容ホッパー2の背面に接してタンク3を一体的に配設し
ている。収容ホッパー2とタンク3は金属板製であり、
この実施例においては収容ホッパー2とタンク3とは同
一断面形状を有している。即ち、横長矩形状の金属板か
らなる傾斜両側壁板4a、4bの前後両端間に前後壁板4c、
4dの両端縁を一体に固着することによって形成された容
器内に後部寄りの部分に仕切壁板4eを固着して前側の容
器部を収容ホッパー2に、後側の容器部をタンク3に形
成している。なお、収容ホッパ2を後側に、タンク3を
前側に設けておいてもよく、また、収容ホッパー2とタ
ンク3とは別体に形成しておいてもよいものであり、さ
らに、その容積や形状は任意に設定すればよい。
【0016】タンク3内の中央上端部には金網又は全面
に亘って多数の小径孔6を均一に穿設してなる金属板か
らなる円筒形状の有底多孔筒体5が配設されてあり、図
2〜図4に示すように、この有底多孔筒体5の底板5aに
も多数の小径孔6が全面的に穿設されていると共に有底
多孔筒体5の開口上端から下方に小間隔を存した上部内
に上記小径孔6よりも大径の多数の孔7aを全面に亘って
穿設している多孔仕切板7を固着している。この多孔仕
切板7の中心部には後述する注水管8よりも大径の中央
孔7bが穿設されている。また、該多孔仕切板7からタン
ク3の開口上端までのタンク3の外周面は短筒形状の密
閉板20によって閉止されている。
【0017】上記有底多孔筒体5の底板5aの中心部には
タンク3内の底部から立設している注水管8の上端部が
水密に貫通してあり、その貫通した注水管部分を有底多
孔筒体5の底板5aに一体に固着していると共に有底多孔
筒体5の中央部内に突出した注水管8の上端開口部8aを
有底多孔筒体5内に張設している上記多孔仕切体7の中
央孔7bの下方に近接した位置で該中央孔7bに臨ませてい
る。この注水管8の下端はタンク3の底部を水密に貫通
してタンク外に延出してあり、その延出端に給水管9を
一体に連結、連通させている。
【0018】この給水管9はタンク3から後方に向かっ
て一定長さ水平に配設され、その先端に一定長さの分岐
給水管9a、9aをT型管継手10を介して連結、連通してあ
り、これらの分岐給水管9a、9aを給水ホースを接続させ
る給水口9bとして開口させていると共に分岐給水管9a、
9aの上記給水口近傍部分にはコック等の開閉弁11を設け
ている。なお、給水管9は分岐給水管9a、9aとすること
なく、一本の給水管であってもよい。
【0019】さらに、上記有底多孔筒体5の開口上端に
はヒンジ12によって開閉自在に枢着された蓋板13が設け
られていると共にこの蓋体13により有底多孔筒体5を閉
止した状態においては該蓋体13を有底多孔筒体5の上端
部に突設した係止片14に係脱自在に係止させておくため
の係止金具15が蓋体13に設けられている。また、この有
底多孔筒体5内に突出している上記注水管8の上端開口
部8aの上方にはこの縦管8からの水流を受止して四方に
拡散させるための断面円錐形状の固定フード16が設けら
れている。この固定フード16の下端部は注水管8よりも
大径に形成されてあり、該下端部の複数個所に支持棒17
の上端を固着すると共にこれらの支持棒17の下端を縦管
8の上端部に固着して該支持棒17によりフード16を固
定、支持させている。
【0020】このように構成したので、凍結防止剤散布
車を出動させる際にタンク3内に給水するには、水道管
或いは水槽等の水源に通じているホース等の配管(図示
せず)を散布車本体1上に設置したタンク3の底部から
外部に延出している給水管9の分岐給水管9a、9aの一方
又は両方に接続し、開閉弁11を開放して水源からこの給
水管9を通じて給水すると、水は給水管9からタンク3
内の注水管8を上昇してこの注水管8の上端開口部8aか
ら有底多孔筒体5内の上端部に向かって噴出する。
【0021】この時、有底多孔筒体5内の上端部には注
水管8の上端開口部8aの上方に対向させて断面円錐形状
の固定フード16を設けいるので、注水管8から上方に向
かって噴出する水はこの固定フード16の円錐形状の下面
に流突し、その流勢が減衰して該固定フード16から斜め
下方に向かって放射状に流下しながら有底多孔筒体5内
の上部に張設している多孔仕切板7上に拡散し、この多
孔仕切板7によって流れを抑制されながら該多孔仕切板
7の孔7a及び中央孔7bから有底多孔筒体5の底板5a上に
流下する。なお、固定フード16を設けることなく、注水
管8から上方に向かって噴出する水を蓋板13の下面に流
突させてもよく、この場合も上記同様に、その噴流圧を
蓋板13によって減勢させながら下方に向かって拡散させ
ることができる。
【0022】有底多孔筒体5の底板5a上に流下した水
は、その底板5a及び有底多孔筒体5の周壁に穿設してい
る小径孔6を通じてさらにその流勢を減衰させられなが
ら有底多孔筒体5からタンク3内に流出する。この時、
有底多孔筒体5の小径孔6が濾過孔としての作用を行っ
て、水内に存在する塵埃等の不純物を捕捉し、タンク3
側に流出させることなく有底多孔筒体5内に捕集してお
く。
【0023】このように注水管8から急速供給される水
をタンク3の中央上端部内に配設した有底多孔筒体5を
介して水の勢いを弱めながらタンク3内に給水するもの
であり、水面が殆ど波立つことがなく滞留してタンク3
の内壁に大きな圧力が作用することなくタンク3内に急
速注水することができるものである。
【0024】タンク3内に所定量の水が充満すると水源
から配管を通じての給水を停止し、該配管を給水管9か
ら取り外して水タンク3内への給水作業を終了する。水
タンク3内の水位がタンク3の上端部内に配設している
上記有底多孔筒体5内に突出した注水管8の上端開口部
近傍に達している場合には給水管9にはタンク内の水圧
が作用することはなく、また、注水管8の上端が水面下
になるまで給水しても給水管9に作用する水圧は小さい
ために、逆流防止手段を設ける必要はない。
【0025】なお、タンク3内への給水は、上述したよ
うに給水管9を通じて行うことなく図5に示すように、
有底多孔筒体5の蓋対13を開いて給水源からホース等に
より有底多孔筒体5内に直接、注入してもよく、この場
合も上記同様に、その有底多孔筒体5内によって水の流
れを減勢させながらタンク3内に殆ど脈動を生じること
なく短時間で多量に急速注入することができる。
【0026】こうしてタンク3内に水を短時間で急速に
多量注水したのち、散布車本体1を出動させて路面に湿
潤した凍結防止剤を散布する。この散布手段は、図6に
示すように、収容ホッパ2内に収容されている乾燥した
粉末状の凍結防止剤を該収容ホッパ2の開口下端からそ
の下方に後方に向かって巡回運行する搬送コンベア18上
に載置させて散布車本体1の後端部下面に配設している
混合スクリューを有する混合装置19内に送り込む一方、
タンク3の底部に連結、連通している配管21を通じて水
ポンプ22を駆動することによりタンク3内の水を上記混
合装置19内に供給して該混合装置19内で凍結防止剤と水
とを所定の割合で混合させ、湿潤凍結防止剤としたの
ち、散布円盤23上に落下させて路面に散布するものであ
る。
【0027】なお、有底多孔筒体5に穿設している多数
の小径孔6により水中に混入している塵埃等の不純物を
捕集させるようにしているが、必ずしも、不純物を充分
に捕捉し得る小径孔に形成しておく必要はなく、注水管
8から有底多孔筒体5内に噴流する水流の勢いを該小径
孔6を有する有底多孔筒体5の周壁面や底面で弱めなが
らタンク3内に注入させるようにしておけばよい。ま
た、有底多孔筒体5を必ずしもタンク3の上端部内に設
けておく必要はなく、タンク3内の中央部や底部内に設
けておいてもタンク3内に波立ちが殆ど生じさせること
なく急速注水が可能となるので、本発明を満足させるこ
とができるものである。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の凍結防止剤散布車
における給水装置によれば、散布車本体に設置している
凍結防止剤収容ホッパに隣接してタンクを配設し、この
タンク内に有底多孔筒体を配設して該有底多孔筒体の底
部に注水管の一端を貫通させて該注水管の開口部を有底
多孔筒体内に臨ませてあり、さらに、上記注水管の他端
を上記タンク外に配設した先端に給水口を有する一定長
さの給水管に連結、連通させているので、凍結防止剤散
布車を出動させる際に、タンク外に配設している給水管
の給水口に水源からのホース等の配管を接続することに
よって、直ちにタンク内への給水作業が行えると共に給
水管からタンク内に配設した注水管を通じて多量の水を
急速注水することができ、タンク内への注水時間を短縮
して出動効率の向上を図ることができるものである。
【0029】さらに、タンク内への注水時においては、
供給管からの供給水を注水管を通じて有底多孔筒体内に
流出させるので、その流勢を有底多孔筒体内で急速に減
衰させることができる上に、有底多孔筒体内から更にこ
の有底多孔筒体の小径孔を通じてタンク内に流出させる
ように構成しているので、供給水が四方に拡散しながら
有底多孔筒体から流出して水面が殆ど脈動することなく
静かに注水し得るものであり、従って、タンクの壁面に
作用する動圧がきわめて小さくなってタンク内に邪魔板
等を設けたりタンクの壁面を肉厚にする必要はなく、タ
ンクの軽量化を図ることができる。
【0030】また、請求項2に係る発明によれば、有底
多孔筒体をタンクの上端部内に配設しているので、水タ
ンク内の給水量が万杯状態であっても、該有底多孔筒体
に連結、連通した注水管に接続している給水管にはタン
ク内の水圧が殆ど作用することはないので、逆流防止手
段を設ける必要はない。さらに、有底多孔筒体の上端開
口部に蓋体を設けているので、タンク内への給水は上記
のように給水管を通じて行うことなく、該蓋体を開放し
て有底多孔筒体の開口端から直接この有底多孔筒体内に
ホース等を通じて給水することができ、この場合におい
ても有底多孔筒体内に給水した水が拡散してタンク内に
大きな脈動などが殆ど生じさせることなく有底多孔筒体
を通じてタンク内に急速給水することができる。
【0031】また、請求項3に係る発明によれば、注水
管の上端開口部の上方に固定フードを配設しているの
で、給水時に給水管から注水管を通じて上昇してきた水
流を該固定フードの下面に衝突させて減勢させながら有
底多孔筒体内に拡散させることができ、有底多孔筒体を
通じて脈動させることなくタンク内に急速給水すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンクを設置した凍結防止剤散布車の斜視図、
【図2】その要部の拡大斜視図、
【図3】有底多孔筒体5の一部切欠斜視図、
【図4】水の流れを示す縦断正面図、
【図5】有底多孔筒体に水を供給している状態の縦断正
面図、
【図6】散布装置側への供給手段を示す簡略側面図、
【図7】従来例を示す簡略側面図、
【図8】別な従来例を示す簡略側面図。
【符号の説明】
1 散布車本体 2 収容ホッパー 3 タンク 5 有底多孔筒体 6 小径孔 8 注水管 9 給水管 13 蓋板 16 固定フード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散布車本体に設置している凍結防止剤収
    容ホッパに隣接してタンクを配設し、このタンク内に有
    底多孔筒体を配設して該有底多孔筒体の底部に注水管の
    一端を貫通させて該注水管の開口部を有底多孔筒体内に
    臨ませてあり、さらに、上記注水管の他端を上記タンク
    外に配設した先端に給水口を有する一定長さの給水管に
    連結、連通させていることを特徴とする凍結防止剤散布
    車における給水装置。
  2. 【請求項2】 上記有底多孔筒体をタンクの上端部内に
    配設すると共に該有底多孔筒体の上端開口部を開閉自在
    な蓋板によって閉止していることを特徴とする請求項1
    に記載の凍結防止剤散布車における給水装置。
  3. 【請求項3】 上記有底多孔筒体内に設けている注水管
    の上端開口部の上方に固定フードを配設していることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の凍結防止剤散
    布車における給水装置。
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